JP6222199B2 - 給油装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給油装置に関し、特に、自動車等へ燃料油を供給する給油所に設置され、給油中に自動車等の燃料タンクから流出する燃料油ベーパを回収するベーパ液化回収系統を備えた給油装置に関する。
従来、自動車等の燃料タンクにガソリン等の揮発性の高い燃料油を供給する給油装置において、燃料タンクから給油量に応じた燃料油ベーパが流出する。この燃料油ベーパが大気中に放出されると、資源が無駄になるだけでなく、引火による火災の危険性や環境汚染を引き起こす虞もあった。
そこで、本出願人は、特許文献1において、ベーパ液化回収系統を備えた給油装置を提案した。図6に示すように、このベーパ液化回収系統61は、一端が給油ノズル近傍に開口するベーパ戻り管62と、このベーパ戻り管62に介装された圧縮ポンプ63、凝縮器64及び気液分離計測槽65と、気液分離計測槽65からの燃料油ベーパの吸着等を行う2つの吸着塔66a、66bを備え、凝縮器64において燃料油ベーパを液化して気液分離計測槽65にて回収し、回収した燃料油を給油系統へ戻す。
上記気液分離計測槽65は、凝縮器64より供給される、燃料油ベーパが凝縮した燃料油と、ベーパ戻り管に侵入した空気が凝縮した水と、凝縮しなかった燃料油ベーパ及び空気とを、水、燃料油及び気体に各々分離するために設けられる。
この気液分離計測槽65は、図7に示すように、主に燃料油及び水を貯留する槽71と、槽71の上方に流入口72及び気体排出口73と、槽71の底部に水排出口74と、槽71の下部に燃料油排出口75と、槽71内に配置され、燃料油及び水の液位を各々監視する2つの液面センサ76、77と、液面センサ76、77と電気的に接続され、槽71の上部開口を塞ぐ制御部78と、制御部78からの信号によって水排出口74及び燃料油排出口75を各々開閉する水戻し弁79及びガソリン戻し弁80等で構成される。尚、燃料油は、水よりも比重が小さいため自然に水の上方に分離し、流入口72から流入した気体は気体排出口73から排出される。
液面センサ76は、水に対して浮力を生じ、磁性材料を含むフロート76aと、フロート76aの上下動を規制するストッパ76b、76cと、フロート76aが上限位置まで移動したことを検知して検知信号を出力する磁気センサ76dとで構成される。
液面センサ77は、液面センサ76の上方に配置され、油に対して浮力を生じ、磁性材料を含むフロート77aと、フロート77aの上下動を規制するストッパ77b、77c(77cはストッパ76bと兼用)と、フロート77aが上限位置まで移動したことを検知して検知信号を出力する磁気センサ77dとで構成される。
各磁気センサ76d、77dの検知信号が制御部78に入力されると、制御部78は、水戻し弁79及びガソリン戻し弁80が別々のタイミングで開くように制御して燃料油及び水を各々排出する。
特許第5598682号公報
上記気液分離計測槽65において、フロート77aが上限位置まで移動したことを磁気センサ77dが検知すると、制御部78が所定時間(例えば4秒)ガソリン戻し弁80を全開し、この開弁時間と燃料油排出口75の径に基づいて燃料油の回収量を算出していた。しかし、燃料油排出口75の加工精度や、気液分離計測槽65の前後の圧力の変化等により、燃料油回収量の算出値と実際の回収量の間に誤差が生じる虞があった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、燃料油ベーパからの燃料油回収量の算出値と実際の回収量の間の誤差を低減し、燃料油回収量の計測精度を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、給油装置であって、一端が貯油タンクに接続され、他端が給油ノズルを有する給油ホースに接続される給油管と、該給油管に介装された給油ポンプ及び流量計とを有する給油系統と、一端が給油ノズル近傍に開口するベーパ戻り管と、該ベーパ戻り管に介装された圧縮ポンプ、凝縮器及び気液分離計測槽と、該気液分離計測槽からの燃料油ベーパを吸着する吸着塔とを有するベーパ液化回収系統とを備える給油装置において、前記気液分離計測槽は、該気液分離計測槽内の燃料油を前記給油系統へ戻すための燃料油戻し弁と、該気液分離計測槽内の燃料油が上限レベルに達したことを検知する燃料油上限センサと、該気液分離計測槽内の燃料油が下限レベルに達したことを検知する燃料油下限センサと、該燃料油上限センサ及び燃料油下限センサを配置した基板と、該基板を収容するケースとを備え、該ケースは、上部に開口を有し、前記基板が前記開口から前記ケースに収容されると、該基板の下端が前記ケースの底面に当接し、前記ケースに対して前記基板が位置決めされ、前記燃料油戻し弁は、燃料油が前記上限レベルに達したことを前記燃料油上限センサが検知した際に検知信号を受信して全開となり、燃料油が前記下限レベルに達したことを前記燃料油下限センサが検知した際に検知信号を受信して全閉となることを特徴とする。
本発明によれば、燃料油下限センサを設けたため、従来のような開弁してからの時間に
よる閉弁制御ではなく、気液分離計測槽の容量、すなわち燃料油の体積に基づく閉弁制御
を行うことができ、燃料油回収量の算出値と実際の回収量の間の誤差を低減し、燃料油回
収量の計測精度を向上させることができる。また、両センサの相対位置の調整が不要となり、製造コストを低減することができる。
上記給油装置において、前記燃料油上限センサ及び前記燃料油下限センサの各々を、燃料油に対して浮力を生じ、磁性材料を含むフロートと、該フロートの近接を検知する磁気センサとで構成することができる。
前記気液分離計測槽は、前記燃料油戻し弁を有する槽本体と、前記ケースの開口を塞ぐ蓋とを備え、該蓋が前記槽本体の端部に当接することで、槽本体に対する基板の位置決め、すなわち両センサの位置決めを容易に行うことができる。
以上のように、本発明によれば、燃料油回収量の計測精度を向上させることなどが可能となる。
本発明に係る給油装置の一実施の形態を示す一部破断斜視図である。 図1に示す給油装置の構成を示すブロック図である。 図2に示す気液分離計測槽を含む分離ユニットの一部破断正面図である。 図3のA部拡大図であって基板及びケースのみを示す。 ガソリン回収量の算出値と実際の回収量の間に生じる誤差を従来例と比較したグラフである。 従来のベーパ液化回収系統の一例を示すブロック図である。 図6に示す気液分離計測槽の縦断面図である。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明に係る給油装置の一実施の形態を示し、この給油装置1は、本発明の特徴部分であるベーパ液化回収系統2と、給油系統3と、給油量等を表示する表示部5と、給油ノズルを掛けるためのノズル掛け6等を備える。
給油系統3は、一端が貯油タンクTに接続される給油管31と、給油管31に介装される給油ポンプ32、電磁弁33及び流量計34と、給油管31の他端に安全継手35を介して接続される給油ホース36と、給油ホース36の先端に設けられ、ノズル掛け6(図1参照)に掛けられる給油ノズル37等を備える。給油ポンプ32以外の各構成要素は、複数油種に対応するために各々6つ(3油種×2セット)ずつ設けられ、給油装置1の両側で2台の自動車に同時に給油を行うことができる。
ベーパ液化回収系統2は、一端が給油ノズル37の近傍に開口するベーパ戻り管21と、ベーパ戻り管21に介装された圧縮ポンプ22及び分離ユニット23と、圧縮ポンプ22を駆動するモータ24等を備える。
分離ユニット23は、ガソリンベーパ(以下「ベーパ」という)を凝縮させる凝縮器23aと、凝縮器23aから排出されるベーパ、空気、ガソリン及び水の混合物を、気体、ガソリン及び水に各々分離する気液分離計測槽23bと、気液分離計測槽23bから排出される気体からベーパを吸着した後、脱着して凝縮器23aに戻すための2つの吸着塔23c、23dと、凝縮器23a及び2つの吸着塔23c、23dを後述するガソリンで冷却するための冷却部23eとを備える。
気液分離計測槽23bは、図3に示すように、ガソリン及び水を貯留する槽本体41と、槽本体41の上端部に流入口42及び気体排出口43と、槽本体41の底部に水排出口44と、槽の下部にガソリン排出口45とを備える。槽本体41内には、水の液位を監視する液面センサ46と、ガソリンの液位を監視する液面センサ47が配置され、両センサ46、47と電気的に接続される制御部48が槽本体41の上部開口を塞ぐ。制御部48からの信号によってガソリン排出口45及び水排出口44を各々開閉するガソリン戻し弁25及び水戻し弁49が設けられる。
液面センサ46は、水に対して浮力を生じ、磁性材料を含むフロート46aと、フロート46aの上下動を規制するストッパ46b、46cと、フロート46aが上限位置まで移動したことを検知して検知信号を出力する磁気センサ46dとで構成される。
一方、液面センサ47は、液面センサ46の上方に配置され、ガソリンに対して浮力を生じ、磁性材料を含むフロート47aと、フロート47aの上下動を規制するストッパ47b、47cと、フロート47aが上限位置まで移動したことを検知して検知信号を出力する磁気センサ47dと、フロート47aが下限位置まで移動したことを検知して検知信号を出力する磁気センサ47eとで構成される。
磁気センサ46d、47d、47eを1つの基板50上に配設する。これにより、組立作業によって各磁気センサ46d、47d、47eの相対位置にばらつきが生じることを防止することができ、分離ユニット23を量産しても品質保持が容易になる。
基板50をケース51に収容すると、図4に示すように、基板50の下端50aがケース51の底面51aに当接し、ケース51に対する基板50の上下方向の位置決めを行うことができる。また、図3に示すように、このケース51の上部開口を塞ぐためにケース51に一体化された蓋52を、気液分離計測槽23bの槽本体41の端部41aに当接させることで、槽本体41に対してケース51を位置決めすることができる。これによって、槽本体41に対する基板50の位置が決定し、槽本体41に対する磁気センサ46d、47d、47eの位置が決定する。ここで、槽本体41は鋳物であって抜き勾配を有するが、槽本体41に対する磁気センサ47d(上限センサ)、47e(下限センサ)の位置が同じであれば、抜き勾配に応じた容積(回収量)が等しくなり、回収量を高精度に安定させることができると共に、量産時の品質保持が可能となる。
一方、この気液分離計測槽23bには、図2に示すように、吸着塔23c、23dのいずれか一方に気体を供給し、吸着塔23c、23dのいずれか他方からベーパの脱着を行うように流路の切替を行う切替弁26が付設される。
各吸着塔23c、23dには、吸着塔23c、23d内に外気を導入してベーパを搬送するための逆止弁27と、吸着塔23c、23d内の圧力を所定値以下にするためのリリーフ弁28とが各々付設される。
次に、上記構成を有する給油装置1のベーパ回収動作について、図2及び図3を参照しながら説明する。
給油ポンプ32がオンになり、給油が開始されると、地下タンクTから分離ユニット23の冷却部23eへガソリンG1が供給され、冷却部23e内の凝縮器23a及び2つの吸着塔23c、23dを冷却する。冷却後のガソリンG2は、後述する気液分離計測槽23bからガソリン戻し弁25を介して回収したガソリンと混合され、ガソリンG3として給油ポンプ32へ戻される。その後、ガソリンG4として給油ノズル37等を介して実際に車両へ供給される。尚、給油ポンプ32による給油量は、流量計34によって計測される。
給油ノズル37からガソリンの供給を開始すると、圧縮ポンプ22がオンになり、給油に伴って発生したベーパと、車両の燃料タンク内の空気が、ベーパ戻り管21を介して圧縮ポンプ22の圧縮側22aへ流れて凝縮器23a内に導入される。
凝縮器23aに導入された気体は、上述のように冷却部23eを流れるガソリンによって均一に冷却されながら気液分離計測槽23bへ送られる。ここで、ベーパは圧縮・冷却され、ベーパの一部がガソリンへ、またベーパと共に搬送された空気の一部が水へと状態変化する。
凝縮器23aから流入口42を介して気液分離計測槽23bへ供給された水、ガソリン、空気及びベーパのうち、水及びガソリンは槽本体41内に沈降し、水より比重の小さいガソリンは水の上方に移動する。一方、空気及びベーパは槽本体41の上部に滞留する。
そして、槽本体41に沈降するガソリンの液面が上限位置まで達すると、すなわちフロート47aが上昇して磁気センサ47dがこのフロート47の近接を検知すると、磁気センサ47dから制御部48に対して検知信号が送信され、制御部48はガソリン戻し弁25を全開にする。
ガソリン戻し弁25を全開にした後、ガソリンの液面が下限位置まで達すると、すなわちフロート47aが上限位置から下降して磁気センサ47eがこのフロート47aの近接を検知すると、磁気センサ47eから制御部48に対して検知信号が送信され、制御部48はガソリン戻し弁25を全閉にし、ガソリン排出口45から給油ポンプ32へガソリンを戻す。
この磁気センサ47eによる閉弁制御が本願発明の特徴の一つであって、この閉弁制御は、従来のようなガソリン戻し弁25が開いてからの時間によるものではなく、槽本体41の容量、すなわちガソリンの体積に基づくものであるため、ガソリン回収量の算出値と実際の回収量の間の誤差を低減することができる。
尚、槽本体41に沈降する水の液面が上限位置まで達すると、すなわちフロート46aが上昇して磁気センサ46dがこのフロート46aの近接を検知すると、水戻し弁49を全開にして水排出口44から水を排出する。
一方、槽本体41の上部に滞留するベーパと空気は、流出口43から切替弁26へ搬送される。ここで、切替弁26によってベーパ等の流路を図2の実線で示す状態とすることで、ベーパと空気は、吸着塔23cに導入されてベーパが吸着される。尚、ベーパと共に吸着塔23cの内部に導入された空気は、リリーフ弁28を介して外部へ排出される。これと同時に、吸着塔23dに吸着されたベーパの脱着が行われる。脱着されたベーパは、切替弁26を介して圧縮ポンプ22の真空側22bへ供給されて再度ベーパ戻り管21へ戻される。
ガソリンの給油量が所定値(例えば、50L)に達すると、切替弁26によってベーパ等の流路を図2の破線で示す状態に切り替える。これによって、ベーパと空気は、吸着塔23dに導入されてベーパが吸着される。尚、ベーパと共に吸着塔23dの内部に導入された空気は、リリーフ弁28を介して外部へ排出される。これと同時に、吸着塔23cに吸着されたベーパの脱着が行われる。脱着されたベーパは、切替弁26を介して圧縮ポンプ22の真空側22bへ供給されて再度ベーパ戻り管21へ戻される。
上記切替弁26によってベーパ等の流路を切り替えることで、上記動作を繰り返し、2つの吸着塔23c、23dでベーパの吸着を交互に行う。これによって、吸着塔23c、23dが飽和状態となるのを防止し、給油時に発生するベーパを確実に回収することができる。
上記本実施の形態における気液分離計測槽23bを用いた場合を実施例とし、上記従来の気液分離計測槽65を用いた場合を比較例として、ガソリン回収量の算出値と、実際の回収量の誤差を測定したところ、図5に示すような結果となった。尚、実施例を実線で、比較例を一点鎖線で各々示す。
同図において、縦軸は、一回の回収動作における計量器カウント量(ベーパからのガソリン回収量の算出値)と実際の回収量との差(mL)を示し、横軸は、気液分離計測槽23b前後の圧力差(kPa)を示す。
同図より、比較例は、気液分離計測槽23b前後の圧力差に比例して誤差が大きくなり、極差E2は27.6mLにも達する。この値は実際の回収量の±9.2%に上る。一方、実施例は、圧力差に比例して誤差が大きくなるものの、極差E1は0.1mLに過ぎず、この値は実際の回収量の僅か±0.2%であり、比較例よりも格段に誤差が低下している。
尚、上記説明においては、ガソリンベーパを液化回収する場合について説明したが、これに限らず、本発明は揮発性の高い様々な燃料油を供給する装置に適用可能である。
また、液面センサとして磁気センサを採用したが、上述のように燃料油や水の液位を検知することができればこれに限定されない。
さらに、磁気センサ46d、47d、47eを1つの基板50上に配設し、基板50をケース51に収容し、ケース51の開口を塞ぐ蓋52を気液分離計測槽23bの槽本体41の端部41aに当接させることで上記効果を奏して好ましいが、本発明は、これらの構成に限定されず、磁気センサ46d等を2つの基板に設けることも可能である。
1 給油装置
2 ベーパ液化回収系統
3 給油系統
5 表示部
6 ノズル掛け
21 ベーパ戻り管
22 圧縮ポンプ
22a 圧縮側
22b 真空側
23 分離ユニット
23a 凝縮器
23b 気液分離計測槽
23c、23d 吸着塔
23e 冷却部
24 モータ
25 ガソリン戻し弁
26 切替弁
27 逆止弁
28 リリーフ弁
31 給油管
32 給油ポンプ
33 電磁弁
34 流量計
35 安全継手
36 給油ホース
37 給油ノズル
41 槽本体
41a 端部
42 流入口
43 気体排出口
44 水排出口
45 ガソリン排出口
46 液面センサ
46a フロート
46b、46c ストッパ
46d 磁気センサ
47 液面センサ
47a フロート
47b、47c ストッパ
47d、47e 磁気センサ
48 制御部
49 水戻し弁
50 基板
50a 下端
51 ケース
51a 底面
52 蓋

Claims (3)

  1. 一端が貯油タンクに接続され、他端が給油ノズルを有する給油ホースに接続される給油管と、該給油管に介装された給油ポンプ及び流量計とを有する給油系統と、
    一端が給油ノズル近傍に開口するベーパ戻り管と、該ベーパ戻り管に介装された圧縮ポンプ、凝縮器及び気液分離計測槽と、該気液分離計測槽からの燃料油ベーパを吸着する吸着塔とを有するベーパ液化回収系統とを備える給油装置において、
    前記気液分離計測槽は、該気液分離計測槽内の燃料油を前記給油系統へ戻すための燃料油戻し弁と、該気液分離計測槽内の燃料油が上限レベルに達したことを検知する燃料油上限センサと、該気液分離計測槽内の燃料油が下限レベルに達したことを検知する燃料油下限センサと、該燃料油上限センサ及び燃料油下限センサを配置した基板と、該基板を収容するケースとを備え、
    該ケースは、上部に開口を有し、
    前記基板が前記開口から前記ケースに収容されると、該基板の下端が前記ケースの底面に当接し、前記ケースに対して前記基板が位置決めされ、
    前記燃料油戻し弁は、燃料油が前記上限レベルに達したことを前記燃料油上限センサが検知した際に検知信号を受信して全開となり、燃料油が前記下限レベルに達したことを前記燃料油下限センサが検知した際に検知信号を受信して全閉となることを特徴とする給油装置。
  2. 前記燃料油上限センサ及び前記燃料油下限センサの各々は、燃料油に対して浮力を生じ、磁性材料を含むフロートと、該フロートの近接を検知する磁気センサとで構成されることを特徴とする請求項1に記載の給油装置。
  3. 前記気液分離計測槽は、前記燃料油戻し弁を有する槽本体と、前記ケースの開口を塞ぐ蓋とを備え、
    該蓋が前記槽本体の端部に当接することを特徴とする請求項1又は2に記載の給油装置。
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