JP4763456B2 - 可変指向性アンテナ及びこのアンテナを用いた可変指向性アンテナシステム - Google Patents

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Description

本発明は、可変指向性アンテナと、この可変指向性アンテナを用いた可変指向性アンテナシステムとに関する。
指向性アンテナは、特定の方向から到来する電波を他の方向からの電波よりもより良好に受信するために使用されることがある。八木形アンテナは指向性アンテナとして周知である。また、様々な方向から到来する電波を選択的に受信する場合には、可変指向性アンテナが使用されている。この可変指向性アンテナの例が、特許文献1に開示されている。
実公昭63−38574号公報
この可変指向性アンテナでは、同一水平面内で直交するように、第1及び第2のアンテナが配置されている。第1及び第2のアンテナとしては、ダイポールアンテナまたは折り返しダイポールアンテナが使用されている。第1のアンテナによって受信された信号が第1の可変減衰器を介して合成器に供給され、第2のアンテナによって受信された信号が第2の可変減衰器を介して合成器に供給されている。第1及び第2の可変減衰器によって与えられる減衰量を調整することによって、可変指向性アンテナの指向性が変更される。
八木形アンテナは、固定された特定の方向からの電波を良好に受信することができるが、他の方向から到来する電波を良好に受信することはできない。上記可変指向性アンテナでは、指向性が回転するので、様々な方向から到来する電波のうち、所望の方向からの電波のみを受信することができる。しかし、この実公昭63−38574号公報に開示されている可変指向性アンテナは、8の字形指向性パタンを備えているので、所望の方向と反対の方向から到来する電波も同時に受信する。即ち、実公昭63−38574号公報に開示されている可変指向性アンテナは、F/B比が悪い。
本発明は、F/B比が改善され、異なる2つの方向から到来する電波を選択的に良好に受信することができる小型のアンテナを提供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、可変指向性アンテナを用いて、様々な方向から到来する電波を選択的に良好に受信することができるアンテナシステムを提供することである。
本発明の一態様の可変指向性アンテナは、アンテナ群を有している。このアンテナ群は第1及び第2のアンテナを備えている。第1及び第2のアンテナは、第1周波数帯の電波を受信するダイポールアンテナであって、それの長さ方向に直交する直線方向に沿って8の字指向性を有している。第1及び第2のアンテナは、第1周波数帯の波長の1/2未満の間隔を隔てて平行に配置されている。第1及び第2アンテナの受信信号は前記間隔に基づく位相差を有している。前記第1アンテナの両端外方に第1アンテナと同一直線上に位置するようにそれぞれ第1延長素子が設けられ、第2アンテナの両端外方に第2アンテナと同一直線上に位置するようにそれぞれ第2延長素子が設けられている。第1延長素子と第1アンテナの全長及び第2延長素子と第2アンテナの全長は、第1周波数帯よりも低い第2周波数帯の電波を受信するように選択されている。第1アンテナと第1延長素子との間に第1開閉手段が設けられている。第1開閉手段は、第1周波数帯の電波を受信するとき開放され、第2周波数帯の電波を受信するとき閉成される。第2アンテナと第2延長素子との間に第2開閉手段が設けられている。第2開閉手段は、第1周波数帯の電波を受信するとき開放され、第2周波数帯の電波を受信するとき閉成される。第1及び第2開閉手段が開放されているとき、第1移相手段が、第1及び第2アンテナの受信信号の位相を調整して合成し、その合成信号が第1アンテナから第2アンテナに向かう第1方向に指向性を持つ第1指向性状態と、前記合成信号が第2アンテナから第1アンテナに向かう第2方向に指向性を持つ第2指向性状態とのうち選択されたものとする。第1及び第2開閉手段が開放されているとき、第2移相手段が、第1及び第2アンテナの第1及び第2アンテナの受信信号の位相を調整して合成し、その合成信号が第1アンテナから第2アンテナに向かう第1方向に指向性を持つ第1指向性状態と、前記合成信号が第2アンテナから第1アンテナに向かう第2方向に指向性を持つ第2指向性状態とのうち選択されたものとする。
前記移相手段は、合成手段を有している。この合成手段と第1アンテナとの間に第1固定移相器が設けられている。第2アンテナと前記合成手段との間に直列に第2固定移相器と可変移相手段が設けられている。前記可変移相手段は、第1指向性状態において、第2アンテナの受信信号をそのまま前記合成手段に供給し、第2指向性状態において第3固定位相器を第2固定移相器と前記合成手段との間に接続する。第1及び第2固定移相器は、第1指向性状態において、第2の方向から到来し、第1及び第2アンテナによって受信された各信号の位相をほぼ逆相とするように移相量が決定されている。第3固定位相器は、第2指向性状態において、第1の方向から到来し、第1及び第2アンテナによって受信され、第1及び第2固定移相器を介して出力された信号をほぼ逆相とする移相量とされている。
第1及び第2アンテナの受信信号は、第1及び第2増幅器によって増幅されて、前記移相手段に供給される。第1及び第2アンテナを、1つのプリント基板によって形成することができる。第1及び第2アンテナは、第1周波数帯の電波を受信するように、それぞれの全長が選択された第1及び第2ダイポールアンテナとすることができる。この場合、これらダイポールアンテナの両端の外方に、これらダイポールアンテナと同一直線状に位置するように延長素子がそれぞれ設けられている。第1ダイポールアンテナと、それの両外方にある延長素子との全長は、第1周波数帯よりも低い第2周波数帯の電波を受信するように選択されている。第2ダイポールアンテナと、それの両外方にある延長素子との全長は、第2周波数帯の電波を受信するように選択されている。第1ダイポールアンテナとそれの両外方にある延長素子との間、及び第2ダイポールアンテナとそれの両外方にある延長素子との間に、それぞれ開閉手段が設けられている。
本発明の他の態様の可変指向性アンテナは、第1及び第2のアンテナ群を有している。第1のアンテナ群は、第1周波数帯の電波を受信するアンテナであって、それの長さ方向に直交する直線方向に沿って8の字指向性を有する第1及び第2アンテナを、第1周波数帯の波長の1/2未満の間隔を隔てて平行に配置している。第2のアンテナ群は、第1周波数帯の電波を受信するアンテナであって、それの長さ方向に直交する直線方向に沿って8の字指向性を有する第3及び第4アンテナを、前記間隔を隔てて平行に、かつ第1及び第2アンテナと直交して配置している。第1移相手段が、第1及び第2アンテナの受信信号の位相を調整して合成し、その合成信号が第1アンテナから第2アンテナに向かう第1方向に指向性を持つ第1指向性状態と、前記合成信号が第2アンテナから第1アンテナに向かう第2方向に指向性を持つ第2指向性状態とのうち選択されたものとする。第2移相手段は、第3及び第4アンテナの受信信号の位相を調整して合成し、その合成信号が第3アンテナから第4アンテナに向かう第3の方向に指向性を持つ第3指向性状態と、前記合成信号が第4アンテナから第3アンテナに向かう第4方向に指向性を持つ第4指向性状態とのうち選択されたものとする。信号合成手段は、第1または第2指向性状態の第1移相手段の出力信号の値と第3または第4指向性状態の第2移相手段の出力信号の値とを調整して合成し、第1乃至第4の方向及びこれら方向の間の方向のうち選択されたものに指向性を持つ出力信号を生成する。
前記信号合成手段は、第1レベル調整手段を備えている。第1レベル調整手段には、第1の移相手段の出力信号が供給される。この場合、第2の移相手段の出力信号が第2レベル調整手段に供給される。第1及び第2レベル調整手段の出力信号が合成手段によって合成される。第1及び第2レベル調整手段は、複数のダイオードを有し、これらダイオードのオン、オフ制御により、入力された信号を第1係数に比例したレベルとして出力する第1係数状態、第1係数よりも小さい第2係数に比例したレベルとして出力する第2係数状態、及び入力された信号を遮断する遮断状態のうち選択されたもので、出力可能に形成されている。更に、レベル制御信号生成手段が、第1及び第2レベル制御信号を第1及び第2レベル調整手段のダイオードに供給する。第1及び第2レベル制御信号は、第1レベル調整手段が第1係数状態で第2レベル調整手段が遮断状態である第1段階と、第1レベル調整手段が第1係数状態で第2レベル調整手段が第2係数状態である第2段階と、第1及び第2レベル調整手段が第1係数状態である第3段階と、第1レベル調整手段が第2係数状態で第2レベル調整手段が第1係数状態である第4段階と、第1レベル調整手段が遮断状態で第2レベル調整手段が第1係数状態である第5段階と、第1レベル調整手段が第2係数状態で第2レベル調整手段が第1係数状態である第6段階と、第1及び第2レベル調整手段が第1係数状態である第7段階と、第1レベル調整手段が第1係数状態で第2レベル調整手段が第2係数状態である第8段階とに順に切り換えられる。第1移相手段は、第1合成手段と、第1合成手段と第1アンテナとの間に設けられた第1固定移相器と、第1合成手段と第2アンテナとの間に直列に設けられた第2固定移相器と第1可変移相手段とを、具備している。第1可変移相手段は、第1指向性状態において、第2固定移相器の信号をそのまま第1合成手段に供給し、第2指向性状態において第3固定位相器を第2固定移相器と第1合成手段との間に接続する。第1及び第2固定移相器は、第1指向性状態において、第2の方向から到来し、第1及び第2アンテナによって受信された各信号の位相をほぼ逆相とするように移相量が決定され、第3固定位相器は、第2指向性状態において、第1の方向から到来し、第1及び第2アンテナによって受信され、第1及び第2固定移相器を介して出力された信号をほぼ逆相とするように移相量が決定されている。第2移相手段は、第2合成手段と、第2合成手段と第3アンテナとの間に設けられた第4固定移相器と、第2合成手段と第4アンテナとの間に直列に設けられた第5固定移相器と第2可変移相手段とを、具備している。第2可変移相手段は、第3指向性状態において、第5固定移相器の信号をそのまま第2合成手段に供給し、第4指向性状態において第6固定位相器を第5固定移相器と第2合成手段との間に接続している。第4及び第5固定移相器は、第3指向性状態において、第4の方向から到来し、第3及び第4アンテナによって受信された各信号の位相をほぼ逆相とするように移相量が決定され、第6固定位相器は、第4指向性状態において、第3の方向から到来し、第3及び第4アンテナによって受信され、第4及び第5固定移相器を介して出力された信号をほぼ逆相とするように移相量が決定されている。
更に、指向性制御信号生成手段が、第1及び第2のアンテナ群に指向性制御信号を供給して、第1及び第2のアンテナ群の指向性を変化させる。指向性制御信号は、第1乃至第4段階において、第1及び第2のアンテナ群の指向性を、第1アンテナ群の指向性が第1指向性状態であって第2アンテナ群の指向性が第3指向性状態とである状態と、第1アンテナ群の指向性が第2指向性状態であって、第2アンテナ群の指向性が第4指向性状態である状態の一方に選択する。また、指向性制御信号は、第1及び第2のアンテナ群の指向性を、第5乃至第8段階において、第1アンテナ群の指向性が第2指向性状態であって、第2アンテナ群の指向性が第3指向性状態である状態と、第1アンテナ群の指向性が第1指向性状態であって第2アンテナ群の指向性が第4指向性状態である状態の一方に選択する。
第1乃至第4アンテナは、第1周波数帯の電波を受信するように、それぞれの全長が選択された第1及び第4ダイポールアンテナとすることができる。これらダイポールアンテナの両端の外方に、これらダイポールアンテナと同一直線状に位置するように延長素子がそれぞれ設けられている。第1乃至第4ダイポールアンテナと、それらの両外方にある延長素子との全長は、第1周波数帯よりも低い第2周波数帯の電波を受信するように選択されている。第1ダイポールアンテナとそれの両外方にある延長素子との間、第2ダイポールアンテナとそれの両外方にある延長素子との間、第3ダイポールアンテナとそれの両外方にある延長素子との間及び第4ダイポールアンテナとそれの両外方にある延長素子との間に、それぞれ開閉手段が設けられている。開閉制御手段が、第1周波数帯の電波を受信するとき前記開閉手段を開放し、第2周波数帯の電波を受信するとき前記開閉手段を閉成する。
さらに、可変フィルタ手段を設けることもできる。可変フィルタ手段は、前記第1のアンテナ群からの受信信号が供給され、第1の通過帯域変更信号に応じて通過帯域が第1及び第2の周波数帯のうち選択されたものに変更される第1の可変フィルタと、前記第2のアンテナ群からの受信信号が供給され、第2の通過帯域変更信号に応じて通過帯域が変更される第2の可変フィルタとを、有している。通過帯域変更信号生成手段が、前記第1及び第2の通過帯域変更信号を前記第1及び第2の可変フィルタに供給する。
前記レベル制御信号生成手段及び指向性制御信号生成手段が、前記アンテナシステムに、受信しようとする所望の電波をうけるような指向性を与える第1及び第2のレベル制御信号及び指向性制御信号を生成しているとき、前記通過帯域変更信号生成手段が、第1及び第2の可変フィルタに前記所望の電波を通過させるように第1及び第2の通過帯域変更信号を供給する。
さらに、このアンテナシステムからの受信信号が伝送線路を介して供給される受信装置を有することがある。この受信装置は、前記伝送線路を介して受信すべき信号が伝送されているチャンネルに対応するアンテナ制御データを伝送する。
前記受信装置は、前記アンテナ制御データと前記チャンネルに関するデータとを互いに関連させて記憶する記憶手段を有することがある。この所望チャンネルに対応する第1及び第2のレベル制御信号、指向性制御信号及び第1及び第2の通過帯域変更信号が前記アンテナ制御データに従って生成されるようにされている。前記受信装置が前記所望のチャンネルを受信している状態において、前記所望のチャンネルに対する前記アンテナ制御データが前記記憶手段から読み出され、前記伝送線路を介して、前記レベル制御信号生成手段、前記指向性制御信号生成手段及び前記通過帯域変更信号生成手段に伝送される。
前記受信装置を前記所望のチャンネルを受信可能な状態に設定した後、前記第1及び第2の可変フィルタ手段が前記所望のチャンネルの信号を通過させるように、前記第1及び第2の通過帯域変更信号を前記第1及び第2の可変フィルタ手段に供給している状態において、前記受信装置での受信状態をモニタしながら、前記第1及び第2のレベル制御信号及び前記指向性制御信号を変更して、許容可能な受信状態のときの第1及び第2のレベル制御信号及び指向性制御信号が求められる。求められた第1及び第2のレベル制御信号及び前記指向性制御信号に関するデータと、許容可能な受信状態のときに前記通過帯域変更信号生成手段に供給される第1及び第2の通過帯域変更信号に関連するデータとが、前記アンテナ制御データとして前記記憶手段に記憶される。
前記所望のチャンネルの信号の前記受信装置での受信状態が非許容状態になったとき、前記第1及び第2の可変フィルタ手段が前記所望のチャンネルの信号を通過させるように、第1及び第2の通過帯域変更信号を前記第1及び第2の可変フィルタ手段に供給した状態で、第1及び第2のレベル制御信号及び前記指向性制御信号を順次変更し、前記受信装置での受信状態をモニタして許容可能な受信状態のときの第1及び第2レベル制御信号と前記指向性制御信号とが決定される。前記許容可能な受信状態のときの第1及び第2レベル制御信号及び前記指向性制御信号が、前記アンテナ制御データ中の第1及び第2レベル制御信号及び前記指向性制御信号に関する前のデータに置換される。
前記第1乃至第4アンテナ素子からの受信信号がそれぞれの増幅手段によって増幅されることがある。
前記第1及び第2のアンテナ素子が、第1のプリント基板上に形成され、第3及び第4のアンテナ素子が第2のプリント基板上に形成されることがある。
本発明の第1の実施形態の可変指向性アンテナ1は、第1の周波数帯、例えばテレビジョン放送が行われているUHF帯(470MHz乃至890MHz)の電波を受信するために使用できる。このアンテナ1は、図1に示すように、複数、例えば2本のアンテナ素子2、4を有している。これらアンテナ素子2、4は、例えば全長が約20cm、即ち、UHF帯の中心周波数、620MHzにおける波長λの約1/2の長さ、とされた折り返しダイポールアンテナである。これらアンテナ素子2、4は、予め定めた間隔dを隔てて互いに平行に配置されている。この間隔dは、例えば20mm(約λ/20)とすることができる。これらアンテナ素子2、4は、プリント基板6の金属フィルムをエッチングすることによって形成した平面型のものである。
アンテナ素子2の中央にある給電点2a、2bは、整合器、例えばバラン8に入力されている。同様にアンテナ素子4の中央にある給電点4a、4bも、バラン10に接続されている。これらバラン8、10も、アンテナ素子2、4と同様に、プリント基板6上に形成することもできる。バラン8、10の出力は増幅器11、13によって増幅される。これら増幅器11、13もプリント基板6上に構成することができる。これら増幅器11、13の出力は給電線路12、14を介して合成手段、例えば合成器16の入力16a、16bに接続されている。増幅器11、13によってアンテナ素子2、4からの受信信号を増幅した後に合成しているので、合成器出力を増幅する場合よりもC/N比が良好になる。給電線路12、14の長さは異なっており、例えば給電線路12はL+ΔLの長さを有し、給電線路14はLの長さを持っている。即ち、給電線路12は、給電線路14よりもΔLだけ長くされている。
このΔLは、次のように決定されている。アンテナ1の、アンテナ素子2が配置されている側を前方、アンテナ素子4側を後方とする。第2の方向、即ち、後方から、プリント基板6の面に平行に、かつアンテナ素子2、4の長さ方向に垂直に到来する電波は、アンテナ素子2、4によってそれぞれ受信され、給電線路12、14を伝播して合成器16の入力16a、16bに到達する。ここで、アンテナ素子2で受信された第2の方向からの電波に基づく信号は、アンテナ素子4で受信された第2の方向からの同じ電波に基づく信号よりも、両者の間隔dに相当する分だけ位相が遅れており、給電線路12、14の長さの差ΔLに相当する量だけ遅れて合成器16の入力16aに到達する。即ち、合成器16の入力16a、16bに達したとき、アンテナ素子2で受信された第2の方向からの電波に基づく信号は、アンテナ素子4で受信された第2の方向からの同じ電波に基づく信号よりもΔL+dに相当する分だけ、位相が遅れている。そこで、合成器16の入力における両信号が互いにほぼ逆相となるようにも、ΔLは選択されている。
一方、プリント基板6の面に平行に、かつアンテナ素子2、4の長さ方向に垂直な第1の方向、即ち、前方から到来する電波は、アンテナ素子2、4によってそれぞれ受信され、給電線路12、14を伝播して合成器16の入力16a、16bに到達する。ここで、アンテナ素子4で受信された第1の方向からの電波に基づく信号は、アンテナ素子2で受信された第1の方向からの同じ電波に基づく信号よりも、アンテナ素子2、4の間の間隔dに相当する分だけ位相が遅れている。この遅れはΔLによって減少させられる。
例えば、ΔLは、約0.37λに相当する遅延を生じる長さに選択される。これによって、アンテナ素子2によって受信された前方からの電波に対して、アンテナ素子4によって受信された同じ電波は+λ/20(0.05λ)の位相差があるが、伝送線路12、14を介して合成器16の入力16a、16bに到達することによって、両信号は、0.32λ(=0.37λ−0.05λ)の位相差で合成される。また、アンテナ素子2によって受信された後方からの電波に対して、アンテナ素子4によって受信された後方からの同じ電波は−0.05λの位相差があるが、アンテナ素子2によって受信された電波は給電線路12を伝送されることによって−0.37λの遅れを生じ、合成器16の入力16aでは、アンテナ素子4による電波に対して−0.42λ(=−0.05λ−0.37λ)の位相差を生じる。この位相差はほぼλ/2であるので、後方からの電波はほぼ打ち消される。
これによって、このアンテナ1では、アンテナ素子2、4で受信された前方からの電波に基づく信号は、位相差が小さくされて合成され、アンテナ素子2、4で受信された後方からの電波に基づく信号は、ほぼ逆相で合成される。その結果、アンテナ1は、後方にメインローブを持たない指向性アンテナとなる。一般に、アンテナ素子2、4から合成器16までの給電線路の長さを等しくしている場合、アンテナ素子2、4でそれぞれ受信された前方からの電波に基づく信号を合成器16の入力16a、16bで同相にし、アンテナ素子2、4でそれぞれ受信された後方からの電波に基づく信号を合成器16の入力16a、16bで逆相にするためには、アンテナ素子2、4の間隔dをλ/2とする必要があり、アンテナが大型になる。しかし、このアンテナ1では、給電線路12、14の長さにΔLの差を設けているので、アンテナ素子2、4の間隔dはλ/4よりも短い例えばλ/20に設定することができる。従って、アンテナ1を小型なアンテナとすることができる。
このアンテナ1の470MHzにおける水平指向性パタンを図3に示す。このパタンからも明らかなように、アンテナ1は、大きなF/B比、例えば8.1dBのF/B比を示し、従って、前方からの電波を後方からの電波よりも良好に受信することができる。また、このアンテナ1の半値幅は約82度である。図4は、このアンテナ1におけるF/B比対周波数特性及び半値幅対周波数特性を示したもので、実線がF/B比を、破線が半値幅を示している。F/B比は、約7.5dBから11dBの範囲に収まっており、充分にUHF帯全域において実用になるレベルである。同様に、半値幅も、約68度から約82度の範囲に収まっており、これもUHF帯全域において実用になるレベルである。図5はアンテナ1のC/N比対周波数特性を示したもので、アンテナ1から増幅器11、13を除去したアンテナを基準としたものである。図5から明らかなように、増幅器11、13を設けたことにより最悪でも約2.8dBのC/N比が改善されている。図4及び図5に示すUHF帯の最高周波数は約800MHzであるが、米国においては、実際に使用されているUHF帯の最高周波数は806MHzであるので、図4及び図5は、アンテナ1がUHF帯の電波を受信するのに使用出来ることを示している。
上記のアンテナ1では、前方から到来する電波のみを良好に受信することになる。ところが、逆に、後方から到来する電波を良好に受信する必要が生じることもある。これに備えて、図2に示すように、合成器16の入力側16bには、可変位相手段、例えば可変位相器18が設けられている。この可変位相器18は、アンテナ素子4で受信され、給電線路14を伝送された信号をそのまま合成器16の入力側16bに供給する第1の状態と、この信号の位相をアンテナ素子2で受信され伝送線路12を伝送されて合成器16の入力端子16aに供給された信号に対して180度の位相差を持って合成器16の入力側16bに供給する第2の状態とのうち、いずれか望む方を選択できるように構成されている。第2の状態では、可変位相器18は、給電線路12における遅延量の2倍の遅延量を持っている。第2の状態では、合成器16の入力側16aの信号は、アンテナ2で受信され、伝送線路12でΔL遅延された信号である。同じく合成器16の入力側16bの信号はアンテナ4で受信され、アンテナ2で受信信号に対して間隔dに基づいて遅延し、更に可変位相器18において2ΔL遅延されている。従って、合成器16において合成された2つの信号の位相差は、ΔL+dであり、前方からの電波は、ほぼ打ち消される。従って、アンテナ1は、後方に指向性を持つようになる。
この可変位相器18は、選択手段、例えば切換スイッチ20を有している。この切換スイッチ20は、接点20a、20bを有し、これら接点20a、20bのうち選択されたものに接触する接触子20cを有している。接触子20cは、給電線路14に接続され、接点20aは合成器16の入力側16bに接続されている。接点20aと接点20bとの間には、遅延素子、例えば遅延線路22が接続されている。接点20aと接触子20cとが接触している状態では、給電線路14を伝送された信号は遅延せずに、合成器16の入力側16bに供給される。接点20bと接触子20cとが接触している状態では、給電線路14を伝送された信号は、遅延線路22によって遅延され、合成器16の入力側16bに供給される。なお、切換スイッチ20は、例えばPINダイオードのような半導体スイッチング素子を使用した電子切換スイッチとすることもでき、この場合、遠隔制御が可能となる。また、可変位相器18は、伝送線路12側に設けることもできる。可変位相器18もプリント基板6上に配置することができる。
このように、アンテナ1は、前方及び後方のうち任意に選択した方向に指向性を持つアンテナであり、しかもプリント基板6上に形成されているので、小型化を図ることができる。
上記のアンテナ1は、UHF帯において使用するものであったが、図6に示す第2の実施形態のアンテナ30は、第2の周波数帯、例えばVHF帯のテレビジョン放送の電波(周波数、54MHz乃至88MHz、174MHz乃至216MHz)も受信可能としたものである。UHF帯及びVHF帯の双方において使用可能とするため、アンテナ素子32、34には、ダイポールアンテナを使用している。ダイポールアンテナ32、34の長さは、約250mmであり、互いに平行に配置されている。両者の間隔dは、約30mmである。第1の実施形態のアンテナ1と同様に、これらアンテナ素子32、34はプリント基板上に形成されている。
アンテナ素子32の両外端の外側には、それに近接して、アンテナ素子32と同一直線上に位置するように延長素子36、38が設けられている。同様に、アンテナ素子34の両外端の外側にも、それに近接して、アンテナ素子34と同一直線上に位置するように延長素子40、42が設けられている。これら延長素子36、38、40、42も、プリント基板の金属層をエッチングすることによって形成されている。これら延長素子36、38、40、42の各々は、約100mmの長さを有している。従って、アンテナ素子32、延長素子36、38の合計の長さは約450mm、アンテナ素子34、延長素子40、42の合計の長さも約450mmとなる。
アンテナ素子32の両端と、延長素子36、38との間には、スイッチング手段、これは半導体スイッチング素子、例えば、PINダイオード44、46が接続されている。PINダイオード44、46は、そのアノードがアンテナ素子32に、カソードが延長素子36、38に接続されている。同様にアンテナ素子34の両端と、延長素子40、42との間にも、PINダイオード48、50が接続されている。PINダイオード44、46は、そのアノードがアンテナ素子34に、カソードが延長素子40、42に接続されている。これらPINダイオード44、46、48、50が導通しているとき、アンテナ素子32と延長素子36、38とが接続され、かつアンテナ素子34と延長素子40、42とが接続されるので、アンテナ素子32と34は、VHF帯用のアンテナとして動作する。一方、PINダイオード44、46、48、50が非導通のとき、アンテナ素子32、34のみが動作して、UHF帯のアンテナとして働く。
これらPINダイオード44、46、48、50を導通、非導通にするために、延長素子36、38、40、42は、電流供給経路、例えば高周波阻止コイル52、54、56、58を介して、基準電位点、例えば接地電位に接続されている。また、アンテナ素子32からPINダイオード44、46、高周波阻止コイル52、54を通して直流電流を流すために、アンテナ素子32の中央給電点が接続されているバラン60に、開閉スイッチ64と直流電源68とが設けられており、同様に、アンテナ素子34からPINダイオード48、50、高周波阻止コイル56、58を通して直流電流を流すために、アンテナ素子34の中央給電点が接続されているバラン62に、開閉スイッチ66と直流電源70とが設けられている。なお、開閉スイッチ64、66に対応させて直流電源68、70を設けたが、1台の直流電源を開閉スイッチ64、66に接続することもできる。
バラン60、62は同一構成であるので、バラン62についてのみ詳細に説明する。アンテナ素子34の2つの給電点にインダクタ72、74のそれぞれの一端が接続されている。インダクタ72の他端はコンデンサ76を介して接地されている。インダクタ74の他端はバラン62の出力端子78に接続されている。また、インダクタ80が、インダクタ72と相互誘導結合するように配置され、インダクタ82が、インダクタ74と相互誘導結合するように配置されている。インダクタ80、82の一端は相互に結合されている。インダクタ80の他端はインダクタ74の他端と結合され、インダクタ82の他端はインダクタ72の他端と結合されている。インダクタ74、80の相互接続点に、ローパスフィルタ84を介してスイッチ66と直流電源70の直列回路が接続されている。ローパスフィルタ84は高周波阻止コイル84aとコンデンサ84bとからなる。
スイッチ66が閉成されているとき、直流電源70からの電流は、インダクタ74、アンテナ素子34、PINダイオード50を通って高周波阻止コイル58へと流れると共に、インダクタ80、82、72、アンテナ素子34、PINダイオード48を通って高周波阻止コイル56に流れる。これによって、PINダイオード48、50が導通し、VHF帯の受信状態となる。スイッチ66が開放されると、直流電源70から電流は流れず、PINダイオード48、50は非導通となり、UHF帯の受信状態となる。
同様に、バラン60においても、スイッチ64の開閉によって、UHF帯またはVHF帯の受信モードを選択することができる。スイッチ64、66は、同期して開閉することが望ましい。また、スイッチ64、66として半導体スイッチング素子を用い、外部からスイッチング制御信号をスイッチ64、66に供給することによって、遠隔制御が可能となる。
なお、アンテナ30の他の部分は、図1のアンテナ1と同様であるので、同等部分には、同一符号を付して、その説明を省略する。但し、可変位相器18の代わりに、可変位相器18aが使用されている。可変位相器18aは、VHF帯用とUHF帯受信用の2つの可変位相器18b、18cを有し、これらの可変位相器18b、18cは、スイッチ18dによって選択されて、選択的に使用される。スイッチ64、66が開放されているときには、UHF帯用の可変位相器18bが使用され、スイッチ64、66が閉じられているときには、VHF帯用の可変位相器18cが使用される。このスイッチ18dとして半導体スイッチング素子を使用することによって、可変位相器18aの遠隔制御が行える。
上述の構成によって、アンテナ30にその前後から到来するUHF帯及びVHF帯の電波を選択的に受信することができる。
図7乃至図11は、本発明の第3の実施形態による可変指向性アンテナシステム90を示す。この可変指向性アンテナシステム90は、図6に示す第2の実施形態のアンテナ30と同一構成のアンテナ30a、30bからなるアンテナ群を使用している。このシステム90は、様々な方向から到来するUHF帯及びVHF帯電波のうち任意所望のものを良好に受信することができる。
このアンテナシステム90は、その入力端子90aに、衛星放送受信用アンテナ、例えば衛星放送受信用パラボラアンテナ92で受信された衛星放送信号を、このパラボラアンテナ92に付属するコンバータ94で周波数変換して得た衛星放送中間周波信号が供給されている。この衛星放送中間周波信号は、このアンテナシステム90において受信されたUHF帯またはVHF帯のテレビジョン放送信号と混合されて、混合信号がアンテナシステム90の出力端子90bから出力される。出力端子90bにおける混合信号は、伝送線路96を介してスプリッタ98に供給され、ここで衛星放送中間周波信号と、VHFまたはUHF帯のテレビジョン放送信号とに分離される。衛星放送中間周波信号は、受信装置100の衛星放送中間周波入力端子100aに供給され、VHFまたはUHF帯のテレビジョン放送信号は、受信装置100のUHF/VHF帯テレビジョン放送信号入力端子100bに供給される。
このアンテナシステム90では、アンテナ30a、30bが、図8に示すように、直交するように配置されている。即ち、アンテナ30a、30bは、別々のプリント基板上にエッチングによって形成され、互いに交差するように、異なる高さ位置に配置されている。なお、アンテナ30a、30bは1枚のプリント基板上に形成することもできる。
アンテナ30a、30bからの信号は、可変フィルタ手段、例えば可変フィルタ102、104に供給されている。可変フィルタ102、104は、通過帯域が例えばUHF帯及びVHF帯のうち所望のものに変更可能なバンドパスフィルタであって、通過帯域は、通過帯域変更制御手段、例えば制御部106から供給される通過帯域変更信号に基づいて変更される。このアンテナシステム90において受信しようとする電波の周波数が、この通過帯域内に存在するように、通過帯域は変更される。なお、バンドパスフィルタに代えて、遮断周波数可変ハイパスフィルタまたはローパスフィルタを使用し、これらの通過帯域内に受信しようとする電波の周波数が存在するように、遮断周波数を変更することもできる。
これら可変フィルタ102、104の出力信号は、増幅器108、110によって増幅された後、レベル調整手段、例えば可変減衰器112、114に供給される。可変減衰器112、114には、レベル制御信号発生手段、例えば制御部106から供給されるレベル制御信号に応じて導電度が変化する半導体装置、例えばPINダイオードを備えたものを使用できる。なお、可変減衰器112、114に代えて、可変利得増幅器を使用することもできる。
可変減衰器112の出力は、増幅器108の出力信号に係数K1を乗算したものとなり、可変減衰器114の出力は増幅器110の出力信号に係数K2を乗算したものとなる。係数K1は、可変減衰器112用レベル制御信号によって変化し、係数K2は、可変減衰器114用レベル制御信号によって変化する。図9に示すように、可変減衰器112用レベル制御信号は、係数K1を、第1の値、例えば1から0を経て、第1の値と絶対値が等しく符号が異なる第2の値、例えば−1まで、変化させる。その変化は、余弦波状に行われる。可変減衰器114用レベル制御信号は、係数K2を、0から第1の値、例えば1を経て、再び0まで変化させるもので、その変化は正弦波状で、かつ、係数K1と同期している。従って、K1+K2の値は、常に第1の値、例えば1となる。なお、上記の正弦波状及び余弦波状の同期した関係を維持して変化する限り、K1+K2の値は、図9に示すように1以外の値となるように構成することもできる。
なお、制御部106は、アンテナ30a、30bをUHF帯受信モード及びVHF帯受信モードの間で切換える、即ち、図6に示すスイッチ64、66を選択的に開閉すると共に、可変位相器18aのスイッチ18dを切り換える為の周波数帯切換信号をアンテナ30a、30bに供給する。さらに、UHF帯及びVHF帯用可変位相器18b、18cにおいて、信号位相を180度反転させるための指向性反転信号もアンテナ30a、30bに供給する。
これら可変減衰器112、114の出力信号は、合成手段、例えば合成器116によって合成される。従って、合成器116によって合成されたアンテナ30a、30bの合成信号の指向性は、公知のように係数K1、K2の値を変更することによって任意の方向に変更することができる。例えばアンテナ30aの指向性が図8の紙面における上方を向き、アンテナ30bの指向性が図8の左方を向くように、可変位相器18b、18cが調整されているとする。この状態において、可変減衰器112における係数K1が1で、可変減衰器114における係数K2が0であると、合成器116の出力側に生じた信号の指向性は、図10Aに示すようになる。そして、係数K1がcos30度で、係数K2がsin30度であるとき、図10Bに示すように図10Aの状態から30度指向性が回転する。K1がsin45度、K2がcos45度であるとき、図10Cに示すように図10Aの状態から45度指向性が回転する。K1がcos60度、K2がsin60度であるとき、図10Dに示すように図10Aの状態から60度指向性が回転する。K1がcos90度で、K2がsin90度のとき、図10Eに示すように図10Aの状態から90度指向性が回転する。同様にして、K1をcos180度に、K2をsin180度に変化させることにより、図10Eに示す状態から図10Fに示す状態まで指向性を変化させることができる。勿論、K1とK2を適切に選択することにより、図10A〜図10Fに示す状態の相互間の任意の状態に指向性を変化させることができる。図10Fの状態から図10Aの状態までの任意の状態に指向性を変化させるためには、アンテナ30a、30bが備えている可変位相器18b、18cを調整して、アンテナ30a、30b本来の指向性を180度反転させた後、上記と同様にしてK1、K2の値を徐々に変化させればよい。
このように360度いずれの方向にも指向性を変化させることができるので、様々な方向から到来する電波のうち、所望のものを良好に受信することができる。この所望の電波を受信しているとき、可変フィルタ102、104の通過帯域を所望の電波の周波数を通過させるように、制御部106が制御している。これによって、不所望の電波を受信することを防止でき、D/U比を改善することができる。
合成器116の出力信号は、増幅器118によって増幅された後、直流阻止コンデンサ120を介して混合器122に供給される。混合器122には、このアンテナシステム90の入力端子90aからの衛星放送中間周波信号も供給されている。合成器116の出力信号及び衛星放送中間周波信号が混合器122において混合され、このアンテナシステム90の出力端子90bに現れる混合信号が、伝送線路96を介してスプリッタ98に供給され、上述したように混合器116の出力信号と、衛星放送中間周波信号とに分離され、受信装置100の衛星放送中間周波入力端子100aとテレビジョン放送信号入力端子100bとに供給される。
受信装置100のテレビジョン放送信号の処理部は、図11に示すように、テレビジョン放送信号(混合器116の出力信号)が直流阻止ブロック124を介して供給されるチューナ126を有し、チューナ126は受信したテレビジョン信号を復調する。受信装置100には、アンテナシステム90を駆動するための電源部、例えば直流電源部128が設けられている。この直流電源部128からの直流電圧は、入力端子100b、スプリッタ98、伝送線路96、アンテナシステム90の出力端子90b、混合器122を介して直流電源部130(図8)に供給される。ここで、直流電源部130は電圧の調整を行って、各部に動作電圧が供給される。なお、この直流電源部130からアンテナ30a、30bのPINダイオードへの直流電源も供給される。
また受信装置100は、記憶手段、例えばメモリ131も有している。このメモリ131には、アンテナシステム90が所望の電波(例えば受信しようとするテレビジョン放送チャンネル)を受信するために必要なアンテナ制御データが記憶されている。このデータは、それぞれの所望のテレビジョン放送チャンネルを指示する対応するチャンネルデータと相関させて記憶されており、受信すべき帯域、即ち、UHF帯かVHF帯か、所望の指向性の方向、可変帯域通過フィルタの通過帯域、及び可変位相器18b、18cの位相状態を指示する。チューナ126がメモリ131から或るチャンネルデータを読み出すと、対応するアンテナ制御データがアンテナ制御指令器132に供給される。アンテナ制御指令器132は、このアンテナ制御データをFSK信号またはASK信号に変換する。得られたFSKまたはASK信号は、入力端子100b、スプリッタ98、伝送線路96、アンテナシステム90の出力端子90b、混合器122を介して制御部106に供給される。制御部106は、このFSKまたはASK信号を受けると、このFSKまたはASK信号をアンテナ制御データに復調し、この復調されたアンテナ制御データに従って、各アンテナ30a、30bにおけるスイッチ66、68がON−OFF制御され、可変フィルタ102、104の通過帯域が変更され、さらに、可変減衰器112、114に関する係数K1、K2が変更され、各アンテナ30a、30bの可変位相器18b、18cが同相または180度反転位相状態を生じさせる。
このような制御を行うためには、メモリ131に、受信チャンネルデータとアンテナ制御データとを対応させて記憶しておく必要がある。そのため、チューナ126では、図12、図13に示すような処理を行う。このチューナ126は、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送双方を受信可能なものである。
まず、自動チャンネルモードが選択される(ステップS2)、これによって、チャンネルカウンタnの値が初期値に設定される。チャンネルカウンタnは、受信すべきチャンネルを指定するためのものである。次に、或る受信チャンネルを指定するためにチャンネルカウンタnの値が1つ大きくされる(ステップS4)。これによって、チューナ126においてこのチャンネルが選択され、同時に、可変フィルタ102、104の通過帯域がこのチャンネルを受信するための通過帯域となるようにするデータが、アンテナ制御指令器132から制御部106に伝送される。次に、チューナ126が、この選択されたチャンネルがアナログテレビジョン放送のチャンネルであるか否か判断する(ステップS6)。
選択されたチャンネルがアナログテレビジョン放送の場合、アンテナ制御指令器132から制御部106に、K1、K2を順に変更し、かつ、可変位相器18b、18cを調整して、同相状態又は180度位相反転状態を生じさせるようにする指令が与えられ、アンテナの指向性の方向が順次切り換えられる。チューナ126において、各方向について受信レベルが測定され、記憶される(ステップS8)。そして、ステップS10において、指向性が360度の角度範囲内の予め定められた方向のすべてについて測定されたか否かが判断される。この判断の答えがノーであると、ステップS10における判断の答えがイエスになるまで、ステップS8、S10のループが繰り返される。ステップS10の判断の答えがイエスになると、これら測定されたレベルのうち値が最大のものが予め定められた基準レベル値以上であるか否かが判断される(ステップS12)。即ち、受信許容状態となる指向性があるかどうか判断される。ステップS12の判断の答えがイエスであると、その最大受信レベルを生じる指向性の方向とその最大レベルとがメモリ131に記憶される(ステップS14)。このとき同時に、最大受信レベルが得られた時の、可変フィルタ102、104の通過帯域を表すデータと、可変位相器18b、18cが同相状態及び180度位相反転状態のいずれを生じさせていたかを表すデータとを、最大指向性方向と最大受信レベルとに対応させて、メモリ131に記憶させる。その後、チャンネルカウンタnの値が最後の受信チャンネルの値を表しているか判断する(ステップS16)。この判断の答えがノーの場合、それは、指向性の方向が決定されていない受信チャンネルがまだ存在することを意味するので、ステップS4以降をステップS16の判断の結果がイエスになるまで繰り返す。
なお、ステップS12の判断の結果がノーの場合、その受信チャンネルでは送信が行われていない可能性があるので、次の受信チャンネルを指定するために、ステップS4を実行する。
ステップS6において選択されたチャンネルがデジタルテレビジョン放送のチャンネルであると判定されると、図13に示すように、アンテナシステム90の指向性の方向を変更し、そのときのビットエラーレート(BER)を測定し、記憶する(ステップS18)。そして、360度の角度範囲内の予め定められた方向の全てについてビットエラーレートが測定されたかどうか判断する(ステップS20)。測定と記憶が完了していない場合、ステップS20判断の答えがイエスになるまで、ステップS18、S20のループを繰り返す。ステップS20の判断の結果がイエスになると、測定したビットエラーレートの中の最小のものが、予め定めた値以下であるか判断する(ステップS22)。最小のビットエラーレートが基準値以下であるということは、デジタルテレビジョン放送信号を許容レベルで受信することができることを意味するので、このときのアンテナ指向性の方向とその最小ビットエラーレートをメモリ131に記憶させる(ステップS24)。同時に、可変フィルタ102、104の通過帯域を指定するデータと、可変位相器18b、18cが同相状態を生じさせているか180度位相反転状態かを示すデータとを、最小ビットエラーレートが生じたアンテナ指向性の方向とその最小ビットエラーレートとに関連させて、メモリ131に記憶させる。その後、チャンネルカウンタnの値が最大チャンネルに対応するの値であるか否かを判断し(ステップS26)、最大チャンネルに対する値でないと、符号Bで示すように、ステップS4以降が再び実行される。
なお、ステップS22の答えがノーであると、この受信チャンネルでは放送が行われていない可能性があるので、ステップS4から再び実行する。
このようにして、所望の電波をアンテナシステム90で受信するのに必要なアンテナ制御データのメモリ131への記憶が完了する。
或るチャンネルをチューナ126において受信しているときに、放送信号状態が許容できない状態まで悪化してしまうこともある。そのような場合、そのチャンネルについて、図14、図15に示すような処理が行われる。
図14を参照すると、或る所望のチャンネルが選択され設定される(ステップS28)。この所望チャンネルがアナログテレビジョン放送チャンネルであるか、デジタルテレビジョン放送チャンネルであるかの判断が行われる(ステップS30)。選択されたチャンネルがアナログ放送であると判断されると、メモリ131から、その所望チャンネル用の指向性の方向に関係するデータが読み出されて、設定される(ステップS32)。そして、設定された指向性での受信信号レベルが測定される(ステップS34)。この測定された受信レベルが基準レベル以上であるか判断され(ステップS36)、受信レベルが基準レベル以上であると、これは、信号が良好な状態で受信されていることを意味するので、このチャンネルの電波の受信が継続され、ステップS34、S36のループが繰り返される。
ステップS36において、受信信号レベルが基準レベルよりも低いと判断されると、アンテナの指向性の方向を順次変更し、各方向における信号レベルを測定して記憶する(ステップS38)。次いで、360度の角度範囲内の予め定められた方向の全てにおいて信号レベルが測定されたか否かを判断し(ステップS40)、この判断の答えがノーの場合、ステップS40の答えがイエスになるまでステップS38、S40のループが繰り返される。ステップS40において、予め定められた方向の全てにおいて信号レベルが測定され記憶されたと判断されると、測定した各受信レベルのうち最大のものが基準レベル以上であるか判断する(ステップS42)。この判断の答えがイエスであると、その最大の受信レベルを生じている方向とそのときの受信レベルとをメモリ131に記憶し(ステップS44)、その方向に指向性が向くようにアンテナの指向性を設定し(ステップS46)、ステップS34から再び処理を実行する。
ステップS42における判断の答えがノーであることは、そのチャンネルの信号がどの指向性を用いても許容状態で受信できないか、あるいは、そのチャンネルの信号が最早存在しないと考えられるので、そのチャンネルの信号の受信を断念する。
ステップS30において、所望の信号が、デジタルテレビジョン放送チャンネル信号であると判断されると、図15に示す処理が行われる。即ち、アンテナシステムは、メモリ131から読み出したデータを用いて、ステップS28において設定したチャンネル用のアンテナ指向性が得られるように設定される(ステップS48)。そして、その指向性でのBERの値が測定される(ステップS50)。この測定されたBERが基準BER以下であるか判断される(ステップS52)。この測定されたBERが基準BER以下であるということは、設定されたデジタル放送チャンネルの信号が許容レベルで受信されていることを意味するので、受信が継続され、ステップS50、S52のループが繰り返される。ステップS52の判断の答えがノーになると、アンテナの指向性を360度の角度範囲にわたって順次変更し、各指向性についてのBERを記憶する(ステップS54)。そして、指向性が360度回転したか判断し(ステップS56)、この判断の答えがノーの場合、答えがイエスになるまでステップS54、S56が繰り返される。ステップS56の判断の答えがイエスになると、記憶したBERのうちの最小のものが基準BER以下であるか判断し(ステップS58)、この判断の答えがイエスであると、その最小のBERを生じている方向即ち指向性が、BERと共にメモリ131に記憶される(ステップS60)。アンテナ指向性が記憶された方向に向くように調整され(ステップS62)、ステップS50から再び処理が実行される。
ステップS58における判断の答えがノーであることは、そのチャンネルの信号がどの指向性を用いても許容状態で受信できないか、あるいは、そのチャンネルの信号が最早存在しないと考えられるので、そのチャンネルの信号の受信を断念する。
第4の実施の形態の可変指向性アンテナは、図16に示すように、レベル調整手段の構成が第3の実施の形態の可変指向性アンテナと異なる。レベル調整手段は、例えば可変減衰器1136a、1136bによって構成されている。可変減衰器1136a、1136bでは、減衰量を例えば0dB、7dB及び∞の3つのうち選択されたものに調整可能に構成されている。そして、この可変減衰器1136a、1136bの減衰量の調整と、アンテナ素子30a、30bの指向性の可変位相器18aとによる調整との組合せによって、指向性が前方を向いているときを0度とし、所定角度間隔、例えば22.5度間隔に時計回りに合計16段階に指向性を調整できる。
そのため、可変減衰器1136aは、増幅器108と合成器116との間に直列に接続された開閉素子、例えばPINダイオード1140a、1142aを有している。PINダイオード1140aのカソードが増幅器108の出力に接続され、PINダイオード1140a、1142aのアノードが相互に接続され、PINダイオード1142aのカソードが合成器116の入力に接続されている。PINダイオード1140a、1142aのアノードは、抵抗器1144aを介して電圧供給部1146aに接続され、PINダイオード1140a、1142aのカソードは高周波阻止コイル1148a、1150aを介して基準電位点に接続されている。従って、電圧供給部1146aに正の電圧が供給されたとき、PINダイオード1140a、1142aが導通し、増幅器108からの信号は減衰されずに、合成器116に供給される。
可変減衰器1136aは、固定減衰器、例えばT型減衰器1154aを有している。この減衰器1154aは、3本の抵抗器1152aからなり、減衰量が7dBである。この減衰器1154aの入力側に開閉素子、例えばPINダイオード1156aのアノードが接続され、カソードはPINダイオード1140aのカソードに接続されている。同様に可変減衰器1154aの出力側に、開閉素子、例えばPINダイオード1158aのアノードが接続され、カソードは、PINダイオード1142aのカソードに接続されている。T型減衰器1154aの3本の抵抗器の相互接続点は、抵抗器1160aを介して電圧供給部1162aに接続されている。従って、電圧供給部1162aに正の電圧を供給すると、PINダイオード1156a、1158aが導通し、T型減衰器1154aが増幅器108aと合成器116との間に接続され、増幅器108からの信号は、7dBの減衰を受ける。
可変減衰器1136aは、更に、アンテナ30aのインピーダンスに等しいインピーダンスを持つ整合用抵抗器1164aを有し、その一端は基準電位点に接続され、その他端は、開閉素子、例えばPINダイオード1166aのアノードに直流阻止コンデンサ1170aを介して接続されている。このPINダイオード1166aのカソードは、PINダイオード1140aのカソードに接続されている。また、このPINダイオード1166aのアノードは、抵抗器1172aを介して電圧供給部1174aに接続されている。従って、電圧供給部1174aに正の電圧を供給すると、PINダイオード1166aが導通し、増幅器108aの出力側は整合用抵抗器1164aを介して基準電位点に接続され、無限大に減衰される。
可変減衰器1136bも、可変減衰器1136aと同様に構成されているので、同等部分には、符号の添え字をaからbに変更した符号を付して、その説明を省略する。
上記のように指向性を可変するために、この多周波数帯アンテナでは、方位角が0度から67.5度までアンテナ30aが前側の指向性とされ、アンテナ30bが右向きの指向性とされる。方位角90度から157.5度までアンテナ素子30aが後ろ向きの指向性とされ、アンテナ30bが右向きの指向性とされる。方位角180度から247.5度までアンテナ30aが後ろ向きの指向性とされ、アンテナ30bが左向きの指向性とされる。方位角が270度から387.5度までアンテナ30aが前向きの指向性とされ、アンテナ30bが左向きの指向性とされる。
方位角が0度から45度までの間では、可変減衰器1154aは、減衰が0であるが、67.5度から90度までは7dB、無限大と減衰量が増加し、112.5度から135度までは7dB、0と減衰量が減少し、157.5度から225度までは減衰量は0を維持する。247.5度から270度までは、7dB、無限大と減衰量が増加し、292.5度から315度まで減衰量は7dB、0と減少し、337.5度では減衰量を0とする。
一方、可変減衰器1154bでは、方位角が0度から45度までは減衰量が無限大から7dB、0と減少し、67.5度から135度までは減衰量0を維持する。方位角157.5度から180度までは減衰量が7dB、無限大と増加し、202.5度から225度までは減衰量が7dB、0と減少する。247.5度から315度までは減衰量0を維持し、337.5度では7dBの減衰量となる。このように一方の減衰量が0であるとき、他方の減衰量は増加または減少する。
この実施の形態の可変減衰器1154a、1154bでは、変化させる減衰量の1つとして7dBを使用している。7dBという値にしたのは、アンテナシステム90の合成指向性の半値幅が75度乃至80度であったからである。もし、アンテナシステム90の合成指向性の半値幅が75度乃至80度と異なる値であれば、7dB以外の減衰量が使用される。例えばアンテナシステム90の合成指向性の半値幅が75度乃至80度よりも広ければ、減衰量は7dBよりも大きくされる。アンテナシステム90の合成指向性の半値幅が75度乃至80度よりも狭ければ、減衰量は7dBよりも小さくされる。
図1に示すアンテナ1においては、アンテナ素子2、4からの受信信号を、互いに同相でバラン8、10に供給し、遅延が与えられるように給電線路12の長さをΔLだけ給電線路14よりも長くし、更に可変位相器18を設けた。アンテナ素子2からの受信信号のバラン8への供給を、アンテナ素子4からの受信信号のバラン10への供給と逆相で行うこともできる。但し、ΔLの長さを変更する必要がある。図17に示すように、アンテナ素子2からの受信信号のバラン8への供給を、アンテナ4からの受信信号のバラン10への供給と逆相で行い、給電線路14の長さをΔLだけ給電線路12よりも長くすることによって給電線路14に遅延素子150で表した遅延を与え、この遅延素子150の後段に可変位相器18を設けることもできる。図6に示す第2の実施形態による可変指向性アンテナについても同じ変更が可能である。
図1に示すアンテナ1では、給電点2a、2b、4a、4bが設けられているアンテナ素子2、4の部分が、アンテナ素子2、4の図1における上側の部分に位置している。即ち、アンテナ素子2、4は、これらの間にプリント基板6の長さ方向に沿って仮想した対称軸に対して線対称には配置されていない。しかし、この仮想した対称軸に線対称にアンテナ素子2、4を配置することもできる。例えば、アンテナ素子4の配置は図1に示したままとして、給電点2a、2bが設けられているアンテナ素子2の部分がアンテナ素子2の図1における下側部分に位置するようにアンテナ素子2を配置することもできる。或いは、アンテナ素子2の配置は図1のままとして、給電点4a、4bが設けられているアンテナ素子4の部分がアンテナ素子4の図1における下側部分に位置するようにアンテナ素子4を配置することもできる。
上記の第3の実施形態のアンテナシステムでは、2つのアンテナ30a、30bを使用したが、これに限ったものではなく、さらに多くのアンテナを使用することもできる。また、アンテナ30a、30bとしてダイポールアンテナを使う代わりに、図1に示すアンテナ1で使用したような折り返しダイポールアンテナを使用することもできる。
本発明の第1の実施形態による可変指向性アンテナの平面図である。 図1に示すアンテナの一部の回路図である。 図1のアンテナの水平指向性パタンを示す図である。 図1のアンテナにおけるF/B比対周波数特性及び半値幅対周波数特性を示す図である。 図1のアンテナのC/N比対周波数特性図である。 本発明の第2の実施形態の可変指向性アンテナの概略構成図である。 本発明の第3の実施形態の可変指向性アンテナシステムを使用した受信システムのブロック回路図である。 本発明の第3の実施形態の可変指向性アンテナシステムのブロック回路図である。 図8のアンテナシステムにおける可変減衰器で使用する2つの係数の変化を示す図である。 図8のアンテナシステムにおける指向性の変化を示す図である。 図7に示す受信システムにおける受信装置のブロック図である。 図11の受信装置のチューナのメモリにアンテナ指向性を記憶する動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。 図11の受信装置のチューナのメモリにアンテナ指向性を記憶する動作を説明するためのフローチャートの残りの部分を示す図である。 アンテナ指向性が許容状態からずれた場合の、図11の受信装置のチューナにおける処理を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。 アンテナ指向性が許容状態からずれた場合の、図11の受信装置のチューナにおける処理を説明するためのフローチャートの残りの部分を示す図である。 本発明の第4の実施形態の可変指向性アンテナシステムにおいて使用するレベル調整器の回路図である。 図1に示すアンテナの変形例のブロック図である。
符号の説明
2 4 32 34 アンテナ素子
12 14 給電線路
16 合成器
18 可変減衰器

Claims (14)

  1. 第1周波数帯の電波を受信するダイポールアンテナであって、それの長さ方向に直交する直線方向に沿って8の字指向性を有する第1及び第2アンテナを、第1周波数帯の波長の1/2未満の間隔を隔てて平行に配置し、第1及び第2アンテナの受信信号は前記間隔に基づく位相差を有するアンテナ群と、
    前記第1アンテナの両端外方に第1アンテナと同一直線上に位置するようにそれぞれ設けられた第1延長素子と、第2アンテナの両端外方に第2アンテナと同一直線上に位置するようにそれぞれ設けられた第2延長素子とを、有し、第1延長素子と第1アンテナの全長及び第2延長素子と第2アンテナの全長は、第1周波数帯よりも低い第2周波数帯の電波を受信するように選択されている延長素子群と、
    第1アンテナと第1延長素子との間に設けられ、第1周波数帯の電波を受信するとき開放され、第2周波数帯の電波を受信するとき閉成される第1開閉手段と、
    第2アンテナと第2延長素子との間に設けられ、第1周波数帯の電波を受信するとき開放され、第2周波数帯の電波を受信するとき閉成される第2開閉手段と、
    第1及び第2開閉手段が開放されているとき、第1及び第2アンテナの受信信号の位相を調整して合成し、その合成信号が第1アンテナから第2アンテナに向かう第1方向に指向性を持つ第1指向性状態と、前記合成信号が第2アンテナから第1アンテナに向かう第2方向に指向性を持つ第2指向性状態とのうち、選択されたものとする第1移相手段と、
    第1及び第2開閉手段が開放されているとき、第1及び第2アンテナの第1及び第2アンテナの受信信号の位相を調整して合成し、その合成信号が第1アンテナから第2アンテナに向かう第1方向に指向性を持つ第1指向性状態と、前記合成信号が第2アンテナから第1アンテナに向かう第2方向に指向性を持つ第2指向性状態とのうち選択されたものとする第2移相手段とを、
    具備し、第1及び第2移相手段は、
    合成手段と、
    この合成手段と第1アンテナとの間に設けられた第1固定移相器と、
    前記合成手段と第2アンテナとの間に直列に設けられた第2固定移相器と可変移相手段とを、
    具備し、前記可変移相手段は、第1指向性状態において、第2固定移相器の信号をそのまま前記合成手段に供給し、第2指向性状態において第3固定位相器を第2固定移相器と前記合成手段との間に接続し、
    第1及び第2固定移相器は、第1指向性状態において、第2の方向から到来し、第1及び第2アンテナによって受信された各信号の位相をほぼ逆相とするように移相量が決定され、第3固定位相器は、第2指向性状態において、第1の方向から到来し、第1及び第2アンテナによって受信され、第1及び第2固定移相器を介して出力された信号をほぼ逆相とするように移相量が決定されている
    可変指向性アンテナ。
  2. 請求項1記載の可変指向性アンテナにおいて、第1及び第2アンテナの受信信号は、第1及び第2増幅器によって増幅されて、第1及び第2移相手段に供給される可変指向性アンテナ。
  3. 請求項1記載の可変指向性アンテナにおいて、前記第1及び第2アンテナが、1つのプリント基板によって形成されている可変指向性アンテナ。
  4. 第1周波数帯の電波を受信するアンテナであって、それの長さ方向に直交する直線方向に沿って8の字指向性を有する第1及び第2アンテナを、第1周波数帯の波長の1/2未満の間隔を隔てて平行に配置した第1のアンテナ群と、
    第1周波数帯の電波を受信するアンテナであって、それの長さ方向に直交する直線方向に沿って8の字指向性を有する第3及び第4アンテナを、前記間隔を隔てて平行に、かつ第1及び第2アンテナと直交して配置した第2のアンテナ群と、
    第1及び第2アンテナの受信信号の位相を調整して合成し、その合成信号が第1アンテナから第2アンテナに向かう第1方向に指向性を持つ第1指向性状態と、前記合成信号が 第2アンテナから第1アンテナに向かう第2方向に指向性を持つ第2指向性状態とのうち選択されたものとする第1移相手段と、
    第3及び第4アンテナの受信信号の位相を調整して合成し、その合成信号が第3アンテナから第4アンテナに向かう第3の方向に指向性を持つ第3指向性状態と、前記合成信号が第4アンテナから第3アンテナに向かう第4方向に指向性を持つ第4指向性状態とのうち選択されたものとする第2移相手段と、
    第1または第2指向性状態の第1移相手段の出力信号の値と第3または第4指向性状態の第2移相手段の出力信号の値とを調整して合成し、第1乃至第4の方向及びこれら方向の間の方向のうち選択されたものに指向性を持つ出力信号を生成する信号合成手段とを、
    具備し、前記信号合成手段は、
    第1の移相手段の出力信号が供給される第1レベル調整手段と、
    第2の移相手段の出力信号が供給される第2レベル調整手段と、
    第1及び第2レベル調整手段の出力信号を合成する合成手段とを、
    具備し、第1及び第2レベル調整手段は、複数のダイオードを有し、これらダイオードをオン、オフ制御することによって、入力された信号を第1係数に比例したレベルとして出力する第1係数状態、第1係数よりも小さい第2係数に比例したレベルとして出力する第2係数状態、及び入力された信号を遮断する遮断状態のうち、選択されたもので出力可能に形成され、
    更に、第1レベル調整手段が第1係数状態で第2レベル調整手段が遮断状態である第1段階と、第1レベル調整手段が第1係数状態で第2レベル調整手段が第2係数状態である第2段階と、第1及び第2レベル調整手段が第1係数状態である第3段階と、第1レベル調整手段が第2係数状態で第2レベル調整手段が第1係数状態である第4段階と、第1レベル調整手段が遮断状態で第2レベル調整手段が第1係数状態である第5段階と、第1レベル調整手段が第2係数状態で第2レベル調整手段が第1係数状態である第6段階と、第1及び第2レベル調整手段が第1係数状態である第7段階と、第1レベル調整手段が第1係数状態で第2レベル調整手段が第2係数状態である第8段階とに順に切り換える第1及び第2レベル制御信号を第1及び第2レベル調整手段のダイオードに供給するレベル制御信号生成手段を、具備し、第1移相手段は、
    第1合成手段と、
    第1合成手段と第1アンテナとの間に設けられた第1固定移相器と、
    第1合成手段と第2アンテナとの間に直列に設けられた第2固定移相器と第1可変移相手段とを、
    具備し、第1可変移相手段は、第1指向性状態において、第2固定移相器の信号をそのまま第1合成手段に供給し、第2指向性状態において第3固定位相器を第2固定移相器と第1合成手段との間に接続し、
    第1及び第2固定移相器は、第1指向性状態において、第2の方向から到来し、第1及び第2アンテナによって受信された各信号の位相をほぼ逆相とするように移相量が決定され、第3固定位相器は、第2指向性状態において、第1の方向から到来し、第1及び第2アンテナによって受信され、第1及び第2固定移相器を介して出力された信号をほぼ逆相とするように移相量が決定され、
    第2移相手段は、
    第2合成手段と、
    第2合成手段と第3アンテナとの間に設けられた第4固定移相器と、
    第2合成手段と第4アンテナとの間に直列に設けられた第5固定移相器と第2可変移相手段とを、
    具備し、第2可変移相手段は、第3指向性状態において、第5固定移相器の信号をそのまま第2合成手段に供給し、第4指向性状態において第6固定位相器を第5固定移相器と第2合成手段との間に接続し、
    第4及び第5固定移相器は、第3指向性状態において、第4の方向から到来し、第3及び第4アンテナによって受信された各信号の位相をほぼ逆相とするように移相量が決定され、第6固定位相器は、第4指向性状態において、第3の方向から到来し、第3及び第4アンテナによって受信され、第4及び第5固定移相器を介して出力された信号をほぼ逆相とするように移相量が決定された
    可変指向性アンテナ。
  5. 請求項4記載の可変指向性アンテナにおいて、第1乃至第4段階において、第1及び第2のアンテナ群の指向性を、第1アンテナ群の指向性が第1指向性状態であって第2アンテナ群の指向性が第3指向性状態とである状態と、第1アンテナ群の指向性が第2指向性状態であって、第2アンテナ群の指向性が第4指向性状態である状態の一方に選択し、第1及び第2のアンテナ群の指向性を、第5乃至第8段階において、第1アンテナ群の指向性が第2指向性状態であって、第2アンテナ群の指向性が第3指向性状態である状態と、第1アンテナ群の指向性が第1指向性状態であって第2アンテナ群の指向性が第4指向性状態である状態の一方に選択する指向性制御信号を第1及び第2アンテナ群に供給する指向性制御信号生成手段を具備する可変指向性アンテナ。
  6. 請求項4記載の可変指向性アンテナにおいて、第1乃至第4アンテナは、第1周波数帯の電波を受信するように、それぞれの全長が選択された第1及び第4ダイポールアンテナであって、これらダイポールアンテナの両端の外方に、これらダイポールアンテナと同一直線状に位置するように延長素子がそれぞれ設けられ、第1乃至第4ダイポールアンテナと、それらの両外方にある延長素子との全長は、第1周波数帯よりも低い第2周波数帯の電波を受信するように選択され、第1ダイポールアンテナとそれの両外方にある延長素子との間、第2ダイポールアンテナとそれの両外方にある延長素子との間、第3ダイポールアンテナとそれの両外方にある延長素子との間及び第4ダイポールアンテナとそれの両外方にある延長素子との間に、それぞれ開閉手段を設け、
    第1周波数帯の電波を受信するとき前記開閉手段を開放し、第2周波数帯の電波を受信するとき前記開閉手段を閉成する開閉制御手段が設けられている可変指向性アンテナ。
  7. 請求項6記載の可変指向性アンテナにおいて、さらに、前記第1のアンテナ群からの受信信号が供給され、第1の通過帯域変更信号に応じて通過帯域が第1及び第2の周波数帯のうち選択されたものに変更される第1の可変フィルタと、前記第2のアンテナ群からの受信信号が供給され、第2の通過帯域変更信号に応じて通過帯域が変更される第2の可変フィルタとを、有する可変フィルタ手段と、
    前記第1及び第2の通過帯域変更信号を前記第1及び第2の可変フィルタに供給する通過帯域変更信号生成手段とを、
    有する可変指向性アンテナシステム。
  8. 請求項7記載の可変指向性アンテナシステムであって、前記レベル制御信号生成手段及び指向性制御信号生成手段が、前記アンテナシステムに、受信しようとする所望の電波をうけるような指向性を与える第1及び第2のレベル制御信号及び指向性制御信号を生成しているとき、前記通過帯域変更信号生成手段が、第1及び第2の可変フィルタに前記所望の電波を通過させるように第1及び第2の通過帯域変更信号を供給する可変指向性アンテナシステム。
  9. 請求項8記載の可変指向性アンテナシステムであって、さらに、このアンテナシステムからの受信信号が伝送線路を介して供給される受信装置を有し、この受信装置は、前記伝送線路を介して受信すべき信号が伝送されているチャンネルに対応するアンテナ制御データを伝送する可変指向性アンテナシステム。
  10. 請求項9記載の可変指向性アンテナシステムであって、前記受信装置は、前記アンテナ制御データと前記チャンネルに関するデータとを互いに関連させて記憶する記憶手段を有し、この所望チャンネルに対応する第1及び第2のレベル制御信号、指向性制御信号及び第1及び第2の通過帯域変更信号が前記アンテナ制御データに従って生成されるようにされており、
    前記受信装置が前記所望のチャンネルを受信している状態において、前記所望のチャンネルに対する前記アンテナ制御データが前記記憶手段から読み出され、前記伝送線路を介して、前記レベル制御信号生成手段、前記指向性制御信号生成手段及び前記通過帯域変更信号生成手段に伝送される可変指向性アンテナシステム。
  11. 請求項10記載の可変指向性アンテナシステムにおいて、
    前記受信装置を前記所望のチャンネルを受信可能な状態に設定した後、前記第1及び第2の可変フィルタ手段が前記所望のチャンネルの信号を通過させるように、前記第1及び第2の通過帯域変更信号を前記第1及び第2の可変フィルタ手段に供給している状態において、前記受信装置での受信状態をモニタしながら、前記第1及び第2のレベル制御信号及び前記指向性制御信号を変更して、許容可能な受信状態のときの第1及び第2のレベル制御信号及び指向性制御信号を求め、
    求めた第1及び第2のレベル制御信号及び前記指向性制御信号に関するデータと、許容可能な受信状態のときに前記通過帯域変更信号生成手段に供給される第1及び第2の通過帯域変更信号に関連するデータとを、前記アンテナ制御データとして前記記憶手段に記憶させる、可変指向性アンテナシステム。
  12. 請求項10記載の可変指向性アンテナシステムにおいて、
    前記所望のチャンネルの信号の前記受信装置での受信状態が非許容状態になったとき、前記第1及び第2の可変フィルタ手段が前記所望のチャンネルの信号を通過させるように、第1及び第2の通過帯域変更信号を前記第1及び第2の可変フィルタ手段に供給した状態で、第1及び第2のレベル制御信号及び前記指向性制御信号を順次変更し、前記受信装置での受信状態をモニタして許容可能な受信状態のときの第1及び第2レベル制御信号及び前記指向性制御信号を決定し、
    前記許容可能な受信状態のときの第1及び第2レベル制御信号及び前記指向性制御信号を、前記アンテナ制御データ中の第1及び第2レベル制御信号及び前記指向性制御信号に関する前のデータに置換する、可変指向性アンテナシステム。
  13. 請求項4記載の可変指向性アンテナシステムにおいて、前記第1乃至第4アンテナ素子からの受信信号がそれぞれの増幅手段によって増幅される可変指向性アンテナシステム。
  14. 請求項4記載の可変指向性アンテナシステムにおいて、前記第1及び第2のアンテナ素子が、第1のプリント基板上に形成され、第3及び第4のアンテナ素子が第2のプリント基板上に形成されている可変指向性アンテナシステム。
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