JP4752539B2 - 風向変更装置 - Google Patents

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Description

本発明は、除湿機などの空調装置の吹出口に使用される風向変更装置に関する。
従来、この種の風向変更装置は、回転可能に設けられた軸に複数枚の風向変更板を同一傾斜方向に取付けたものを回転させることによって、多方向に風向を変更して衣類を乾燥するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その風向変更装置について図13、図14を参照しながら説明する。
図に示すように、本体104の吹出口105内側に乾燥空気を多方向に吹き出させるための風向板101をモーター103により回転自在に設け、風向板101は回転軸102に対して同一の傾斜を設けている。
そして、乾燥空気をシロッコファン106により吹出口105から室内に吹き出すときに、モーター103により風向板101を回転駆動して、乾燥空気を多方向に吹き出すようにしている。
特開平7−139759号公報(第1頁、図1、図2)
このような風向変更装置では、送風方向の変更は可能であるが、乾燥すべき衣類の量や質、配置などに合わせて、送風範囲を拡大または集中するような調整をしようとすれば、部品点数の多い複雑な構造になり、操作性も悪くなるという課題があり、簡単な構造で送風方向の変更だけでなく送風範囲を調整できることが要求されている。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、簡単な構造でありながら、乾燥すべき衣類の量や質、配置などに合わせて、送風方向の変更だけでなく送風範囲の拡大または集中が可能な風向変更装置を提供することを目的としている。
本発明の風向変更装置は上記目的を達成するために、除湿手段を内蔵した本体と、この本体に設けた吹出口と、この吹出口の近傍に設けた左右方向に風向を変更する一対の風向変更ユニットと、この風向変更ユニットを回転可能に支持する回転軸と、この回転軸を回転駆動する駆動手段を有し、前記風向変更ユニットは前記回転軸に固定される風向変更板を有し、この風向変更板は吹出口の中央付近では前記回転軸に略直角に固定され、端部に向かうほど取り付けの傾斜角度を大とし、一対の前記風向変更ユニットの前記回転軸を同一直線上に設け、一対の前記風向変更ユニットは前記吹出口の中央付近で分離して配設し、前記駆動手段を複数の基準位置で停止する停止手段を設け、前記風向変更ユニットは基準位置を含めて少なくとも3カ所の停止位置で停止可能とし、前記駆動手段および前記停止手段を吹出口の両端位置に設け、前記風向変更板はそれぞれ長円の平板形状をなし、前記吹出口の中央付近では前記回転軸に略直角に固定され、端部に向かうほど垂直面に対して取り付けの傾斜角度を大とするとともに、長円形状の長径寸法も大として配置し、前記回転軸の回動角度を変えることにより通過する風向が変わり、操作部の操作により、一対の前記風向変更ユニットを個別または連動して、制御可能としたものであり、一対の前記風向変更ユニットを連動する場合は、風向変更時は右向き、平行、左向き、平行、右向き・・を繰り返し、送風範囲変更時は拡大、標準、集中、標準、拡大、・・を繰り返す動きをし、前記風向変更ユニットを個別に動かす場合は、一方の風向変更ユニットを停止し、他方を回転するような変則的な設定を行い、乾燥すべき衣類の量や質、配置に合わせて乾燥空気の風向や送風範囲を最適に設定できることを特徴とするものである。
また他の手段は、風向変更装置の後流側に、俯仰方向に風向変更可能な風向ルーバーを設けたものである。
これらの手段により、簡単な構造でありながら、乾燥すべき衣類の量や質、配置などに合わせて、送風方向の変更だけでなく送風範囲の拡大または集中が可能な風向変更装置が得られる。
本発明によれば、風向変更ユニットを所定の位置で停止させるために、設定変更の度に基準位置を再設定することで、小型モーターの現在開度や風向変更ユニットの現在位置等を把握するためのセンサー等が必要なく、簡単な構造と簡易な制御により、安価ではあるが正確に制御できる風向変更装置を提供できる。
また、風向変更ユニットを連続的に回転させた場合には、送風範囲を拡大、平行、集中、平行、拡大、・・の繰り返し、あるいは送風方向を右方行、平行、左方向、平行、右方向、・・と順次変化する繰り返しの運転を行うことで、乾燥ムラのない乾燥運転ができるという効果のある風向変更装置を提供できる。
また、操作部にて風向変更ユニットによる複数の送風方法から選択して操作できるので、被乾燥物の種類や配置に合わせた乾燥運転が可能となり、とくに送風の方向変更と送風範囲の変更を操作部のスイッチ操作のみで行うことができ、風向変更ユニットを直接触れて調整する手間もいらず、簡単な操作で便利に使用することができる。
また、家具の配置などで本体の吹出口が乾燥させる衣類に直面できない場合でも、乾燥させる衣類の方向に合わせて風向変更ユニットの設定が操作部で可能であり、乾燥風を本体の斜め方向の衣類に向けて供給するようにして、本体と衣類の変則的な配置にも対応することができる。
本発明の請求項1記載の発明は、除湿手段を内蔵した本体と、この本体に設けた吹出口と、この吹出口の近傍に設けた左右方向に風向を変更する一対の風向変更ユニットと、この風向変更ユニットを回転可能に支持する回転軸と、この回転軸を回転駆動する駆動手段を有し、前記風向変更ユニットは前記回転軸に固定される風向変更板を有し、この風向変更板は吹出口の中央付近では前記回転軸に略直角に固定され、端部に向かうほど取り付けの傾斜角度を大とし、一対の前記風向変更ユニットの前記回転軸を同一直線上に設け、一対の前記風向変更ユニットは前記吹出口の中央付近で分離して配設し、前記駆動手段を複数の基準位置で停止する停止手段を設け、前記風向変更ユニットは基準位置を含めて少なくとも3カ所の停止位置で停止可能とし、前記駆動手段および前記停止手段を吹出口の両端位置に設け、前記風向変更板はそれぞれ長円の平板形状をなし、前記吹出口の中央付近では前記回転軸に略直角に固定され、端部に向かうほど垂直面に対して取り付けの傾斜角度を大とするとともに、長円形状の長径寸法も大として配置し、前記回転軸の回動角度を変えることにより通過する風向が変わり、操作部の操作により、一対の前記風向変更ユニットを個別または連動して、制御可能としたものであり、一対の前記風向変更ユニットを連動する場合は、風向変更時は右向き、平行、左向き、平行、右向き・・を繰り返し、送風範囲変更時は拡大、標準、集中、標準、拡大、・・を繰り返す動きをし、前記風向変更ユニットを個別に動かす場合は、一方の風向変更ユニットを停止し、他方を回転するような変則的な設定を行い、乾燥すべき衣類の量や質、配置に合わせて乾燥空気の風向や送風範囲を最適に設定できることを特徴とするものであり、一対の風向変更ユニットの風向を同一方向で回転させた場合は、左右方向に風向を変更できるとともに、一対の風向変更ユニットの風向を対象となる方向で回転させた場合は、送風範囲を集中および拡散することができ、送風範囲を拡散する場合は中央付近の送風の空白領域をなくし、送風範囲を集中する場合は中央付近の送風の衝突を防止して、均等に吹き出すことができ、送風範囲を拡大するときの開口角度を大きく取れるとともに、吹出口の中央付近では直進風を供給することで、最も乾燥効果を高めることができ、1つの風向変更ユニットが停止する基準位置では、異なる風向または送風範囲とすることができ、もう1つの風向変更ユニットの風向または送風範囲の変化と組み合わせることで、風向変更の種類を増やすことができ、乾燥すべき衣類の量や質、配置に合うように、少なくとも9種類の風向または送風範囲の組み合わせから選択でき、吹出口に通風抵抗になるものがないため、送風手段の小型化と低騒音化ができるとともに、停止手段を駆動手段に近接しているので基準位置のずれが少なくなり、風向変更ユニットを正確な回動位置で停止でき、一対の風向変更ユニットを連動する場合は、風向変更時は右向き、平行、左向き、平行、右向き・・を繰り返し、送風範囲変更時は拡大、標準、集中、標準、拡大、・・を繰り返す動きをし、風向変更ユニットを個別に動かす場合は、一方の風向変更ユニットを停止し、他方を回転するような変則的な設定を行い、左右に交互に風向変更するだけでなく、拡大と集中を繰り返す風向変更運転も可能であり、さらに変則的な風向の組み合わせの連続運転もできるので、被乾燥物の種類や配置に合わせた運転パターンを選択することができ、乾燥すべき衣類の量や質、配置に合わせて乾燥空気の風向や送風範囲を最適に設定できるという作用を有する。
また、風向変更ユニットの後流側に、俯仰方向に風向変更可能な風向ルーバーを設けたものであり、乾燥させる衣類の量や範囲に対応して、送風方向、送風範囲および俯仰方向の組み合わせを設定して、最適な範囲に乾燥空気を吹き出すことで、乾燥効率を向上できるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図9に示すように、本体1は冷凍サイクルまたは除湿素子からなる除湿手段10と、除湿手段10で除湿された乾燥空気を搬送する送風手段3を有し、本体1の表面に設けた操作部11の入力操作により、制御部12を介して運転制御される。
本体1の上部に乾燥空気を吹き出す吹出口2が開口されており、吹出口2の近傍に設けた左右方向に風向を変更する一対の風向変更ユニット4a、4bが吹出口2の上流側を横断するように、送風手段3の吐出側に近接して配置されている。風向変更ユニット4a、4bは駆動手段となる小型モーター6a、6bにより回転可能に設けられ、小型モーター6a、6bは制御部12により駆動制御される。
風向変更ユニット4a、4bは小型モーター6a、6bに連結される回転軸7a、7bと、回転軸7a、7bに中心を貫通されて傾斜して固定される複数枚の風向変更板5a、5bにて構成され、風向変更板5a、5bはそれぞれ長円の平板形状をなし、吹出口の中央付近では回転軸7a、7bに略直角に固定され、端部に向かうほど垂直面に対して取り付けの傾斜角度を大とするとともに、長円形状の長径寸法も大として配置されているので、回転軸7a、7bの回動角度を変えることにより通過する風向が変わり、吹出口2の中央を中心として送風範囲を拡大、標準、集中などに変更できるとともに、送風方向を右側、中央、左側などに変更できるようになっている。なお操作部11の操作により、小型モーター6a、6bの一方のみを駆動制御できるようになっている。
操作部11の操作により送風の種類が選択されると、小型モーター6a、6bが選択された指示にしたがって駆動制御され、風向変更ユニット4a、4bは後述する基準位置まで移動して停止し、またはさらに所定角度だけ回動し、新しい停止位置で風向変更できるようになっている。基準位置から所定角度だけ回動させるときは、小型モーター6a、6bが回動するときの通電1パルス当りの回動角度を基準にして、定められた整数倍のパル
スを連続して通電することにより、正確な停止位置まで回動できるようになっている。
小型モーター6aの回転軸7aの端部には、図3で示すように一対の突起部8a、8bを回転軸7a外周の相対する位置に設け、突起部8a、8bのいずれかが本体1に設けた基準リブ9aに当接する位置を基準位置として、風向変更ユニット4aが基準位置で停止できるようにしている。このとき回転軸7aに設けられた突起部8aが基準リブ9aに当接する位置を第1の基準位置として、風向変更ユニット4aが送風範囲を拡大する位置となるように設定し、突起部8bが基準リブ9aに当接する位置を第2の基準位置として、風向変更ユニット4aが送風範囲を集中する位置となるように設定している。
小型モーター6b、回転軸7bに関しても、図4で示すように一対の突起部8c、8dと本体1側に基準リブ9bを設け、風向変更ユニット4bが第1、第2の基準位置で停止して、同様に送風範囲を変更できるようにしている。
また、一対の風向変更ユニット4a、4bは、図5(イ)に示すように吹出口2の中央付近で分離して配設され、小型モーター6aを駆動手段とした場合は、停止手段としての突起部8a、8bおよび基準リブ9aを、吹出口2の両端位置に設けている。また、小型モーター6bを駆動手段とした場合は、停止手段としての突起部8c、8dおよび基準リブ9bを吹き出し口2の両端位置に設けている。回転軸7a、7bは同一直線上に配置され、吹出口2の中央付近で軸受け部13により回動可能に支持され、風向変更ユニット4a、4bが個別または連動してスムーズに回動できる構成としている。
なお軸受け部13は図5(ロ)に示すように、回転軸7a、7bの先端が嵌合する円筒形状をなし、脚部13aにて本体1に固定されている。
上記構成において、本体を運転するときは、操作部11を操作して制御部12に入力信号を送り、制御部12により除湿手段10と送風手段3が駆動される。
送風手段3の起動で、本体1の背面より吸込まれた室内空気は除湿手段10で除湿され、乾燥空気となって風向変更ユニット4a、4bを通過して吹出口2より室内に放出される。
このとき操作部11にて送風範囲を拡大の選択とした場合は、風向変更ユニット4aは図3に示すように、回転軸7aを反時計方向に回転させ、回転軸7aに設けられた突起部8aが基準リブ9aに当接する位置まで回転し、その位置を第1の基準位置として停止する。同時に風向変更ユニット4bは図4に示すように、回転軸7bを時計方向に回転させ、回転軸7bに設けられた突起部8cが基準リブ9bに当接する位置まで回転し、その位置を第1の基準位置として停止する。これにより図5(イ)に示すように、風向変更ユニット4aは左方向に風向変更を行い、風向変更ユニット4bは右方向に風向変更を行い、全体として送風範囲を拡大することができる。
また操作部11にて送風範囲を集中の選択とした場合は、風向変更ユニット4aは図3に示すように、回転軸7aを時計方向に回転させ、回転軸7aに設けられた突起部8bが基準リブ9aに当接する位置まで回転し、その位置を第2の基準位置として停止する。同時に風向変更ユニット4bは、回転軸7bを反時計方向に回転させ、回転軸7bに設けられた突起部8dが基準リブ9bに当接する位置まで回転し、その位置を第2の基準位置として停止する。これにより図6に示すように、風向変更ユニット4aは右方向に風向変更を行い、風向変更ユニット4bは左方向に風向変更を行い、全体として送風範囲を集中することができる。
また操作部11にて風向を正面から見て左方向の選択とした場合は、風向変更ユニット4aは第1の基準位置に停止し、風向変更ユニット4bは第2の基準位置に停止して、図7に示すように、風向変更ユニット4a、4bはともに左方向に風向変更を行うことができる。
また操作部11にて風向を正面から見て右方向の選択とした場合は、風向変更ユニット4aは第2の基準位置に停止し、風向変更ユニット4bは第1の基準位置に停止して、図8に示すように、風向変更ユニット4a、4bはともに右方向に風向変更を行うことができる。
また操作部11にて送風範囲または送風方向の選択がない場合は、標準位置に停止するのであるが、このとき風向変更ユニット4aは、回転軸7aを時計方向に回転させ、回転軸7aに設けられた突起部8bが基準リブ9aに当接する第2の基準位置まで回転し、次に反転して所定角度90度分だけ反時計方向に回転し、風向が平行となる標準位置に設定されて停止する。同時に風向変更ユニット4bは、回転軸7bを反時計方向に回転させ、回転軸7bに設けられた突起部8dが基準リブ9bに当接する第2の基準位置まで回転し、次に反転して所定角度90度分だけ時計方向に回転し、風向が平行となる標準位置に設定されて停止する。これにより図9に示すように、風向変更ユニット4a、4bはともに正面側に向かう平行な風向が設定される。
また操作部11にて風向変更ユニット4a、4bを個別に制御する選択をした場合には、一例として図10に示すように、風向変更ユニット4aを送風範囲を拡大する第1の基準位置に停止させ、風向変更ユニット4bを風向が平行となる標準の基準位置に停止させるような設定も可能であり、この場合は平行な標準送風に対して左方向のみ拡大した風向変更を行うものである。このように風向変更ユニット4a、4bの一方を平行、他方を拡大の位置に設定する以外にも、一方を平行、他方を集中の位置に設定することもできる。
また操作部11にて送風範囲の拡大と縮小を繰り返すように設定されたAパターン運転を選択した場合は、まず小型モーター6a、6bで風向変更ユニット4a、4aを回動して、スタート地点として送風範囲の拡大位置(図5(イ))に合わせる。次に風向変更ユニット4a、4aを風向が平行となる標準位置(図9)まで回動し、さらに次の基準位置となる送風範囲の集中位置(図6)まで回動させる。ここで、この基準位置から反転させて、逆方向の回転を行うことにより、送風範囲を拡大、平行、集中、平行、拡大、・・と連続して変更する往復運動を行うことができるので、吹出口2の中央付近に乾燥し難い衣類を配置することにより、乾燥ムラのない衣類乾燥ができるものである。
また操作部11にて送風の向きを左右に連続して変更するように設定されたBパターン運転を選択した場合は、まず小型モーター6a、6bで風向変更ユニット4a、4aを回動して、スタート地点として送風の向きを正面から見て左方向(図7)に合わせる。次に風向変更ユニット4a、4bを風向が平行となる標準位置(図9)まで回動し、さらに次の基準位置となる送風の向きを右方向となる位置(図8)まで回動させる。ここで、この基準位置から反転させて、逆方向の回転を行うことにより、送風方向を左方向、平行、右方向、平行、左方向、・・と連続して変更する往復運動を行うことができるので、本体の前面に幅広く配置された衣類に、満遍なく均等に乾燥風を供給することが可能となり、長尺の衣類や横長に吊り下げられた衣類を均等に乾燥することができる。
このように、操作部11にて複数の風向、送風範囲、運転パターンから選択して乾燥運転することにより、被乾燥物の種類や配置に合わせた多様な乾燥運転が可能となり、とくに送風の方向変更と送風範囲の変更を操作部11のスイッチ操作のみで行うことができ、使用者は風向変更ユニット4a、4bを直接触れて調整することなく便利に使用できるものである。
また、家具の配置などで本体1の吹出口2が乾燥させる衣類に直面できない場合や、衣類を全体に均一に乾燥させたい場合や、一部の衣類に乾燥風を集中させたい場合など、種々の異なる乾燥シーンに対応した風向変更が可能であり、使い勝手のよい風向変更装置を提供できるものである。
(実施の形態2)
図11および図12に示すように、風向変更ユニット4a、4bの後流側に保護金網として吹出格子14を設け、その後流側に俯仰方向に風向変更可能な風向ルーバー15を設けている。風向ルーバー15の吹き出し方向は、操作部11にて制御可能に設けられ、俯仰方向の所定角度内をスイングできるものであり、またスイング範囲内の任意の角度で停止可能に設けられている。
上記構成において、本体を運転するときは、操作部11を操作すると、除湿手段10と送風手段3が駆動され、本体1の背面より送風手段3により吸込まれた室内空気は除湿手段10で除湿され、風向変更ユニット4と吹出格子14を通過した乾燥空気は、風向ルーバー15により俯仰方向の風向変更がなされ、乾燥すべき衣類に向けて放出される。
このとき、乾燥すべき衣類を幅広く、かつ上下に干した場合は、操作部11でAパターン運転または送風範囲の拡大を選択し、スイング範囲を衣類に一番風があたる俯仰範囲に設定することにより、上下左右に均等に乾燥風が供給され乾燥時間を短縮することができる。
さらに、乾燥させる衣類の中でジーンズなどの厚手の衣類がある場合は、厚手の衣類を吹出口中央に配置し、操作部11でBパターン運転を選択し、スイング範囲を衣類に一番風があたる俯仰範囲に設定することにより、厚手の衣類に乾燥風を重点的に供給しながら左右範囲にも広く吹き出されるので、効率よく乾燥することができ、乾燥時間を短縮することができる。
また、家具の配置などで本体1の吹出口2が乾燥させる衣類の正面に配置できない場合には、乾燥させる衣類の方向に合わせて、操作部11で右方向または左方向の送風方向を選択し、スイング範囲を衣類に一番風があたる俯仰範囲に設定することにより、乾燥風を本体1の斜め方向の衣類に向けて供給することができ、本体1の正面から少し外れた方向に衣類を配置するような制約された条件であっても、乾燥させる衣類に乾燥風を供給することができ、便利に使用することができる。
このように、乾燥すべき衣類の量、質および本体との配置関係などに対応して、左右方向の送風範囲と上下方向の送風範囲を組み合わせ、さらに固定またはスイングを組み合わせて、最適な送風範囲の設定を行い乾燥空気を吹き出すことにより、衣類の乾燥効率を大幅に向上させて、衣類の乾燥時間の短縮ができるとともに、あらゆる衣類の乾燥シーンに対応できる使い勝手のよい風向変更装置を実現することができる。
本発明は乾燥空気を広範囲に拡大または集中して吹き出し、また左右方向のいずれにも吹き出すことで、広範囲の衣類乾燥や衣類乾燥時間の低減ができるものであり、用途に応じて加湿空気や冷温風の送風範囲や送風角度を変えて吹き出す加湿器、エアコンなどの空調機器の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1の風向変更装置の透視図 同、ブロック回路図 同、風向変更装置の右側面透視図 同、風向変更装置の左側面透視図 (イ)同、拡大吹き出し時の正面透視図(ロ)同、回転軸と軸受け部の拡大断面図 同、集中吹き出し時の正面透視図 同、左方向吹き出し時の正面透視図 同、右方向吹き出し時の正面透視図 同、標準位置での吹き出し時の正面透視図 同、一対の風向変更ユニットを個別に制御した場合の正面透視図 本発明の実施の形態2の風向変更装置の外観斜視図 同、風向ルーバー使用時の衣類乾燥運転の説明図 従来の除湿機の風向変更装置の概略断面図 同、風向変更装置の主要部の外観斜視図
符号の説明
1 本体
2 吹出口
4a 風向変更ユニット
4b 風向変更ユニット
5a 風向変更板
5b 風向変更板
6a 小型モーター(駆動手段)
6b 小型モーター(駆動手段)
7a 回転軸
7b 回転軸
8a 突起部(停止手段)
8b 突起部(停止手段)
8c 突起部(停止手段)
8d 突起部(停止手段)
9a 基準リブ(停止手段)
9b 基準リブ(停止手段)
10 除湿手段
11 操作部
15 風向ルーバー

Claims (2)

  1. 除湿手段を内蔵した本体と、この本体に設けた吹出口と、この吹出口の近傍に設けた左右方向に風向を変更する一対の風向変更ユニットと、この風向変更ユニットを回転可能に支持する回転軸と、この回転軸を回転駆動する駆動手段を有し、前記風向変更ユニットは前記回転軸に固定される風向変更板を有し、この風向変更板は吹出口の中央付近では前記回転軸に略直角に固定され、端部に向かうほど取り付けの傾斜角度を大とし、一対の前記風向変更ユニットの前記回転軸を同一直線上に設け、一対の前記風向変更ユニットは前記吹出口の中央付近で分離して配設し、前記駆動手段を複数の基準位置で停止する停止手段を設け、前記風向変更ユニットは基準位置を含めて少なくとも3カ所の停止位置で停止可能とし、前記駆動手段および前記停止手段を吹出口の両端位置に設け、前記風向変更板はそれぞれ長円の平板形状をなし、前記吹出口の中央付近では前記回転軸に略直角に固定され、端部に向かうほど垂直面に対して取り付けの傾斜角度を大とするとともに、長円形状の長径寸法も大として配置し、前記回転軸の回動角度を変えることにより通過する風向が変わり、操作部の操作により、一対の前記風向変更ユニットを個別または連動して、制御可能としたものであり、一対の前記風向変更ユニットを連動する場合は、風向変更時は右向き、平行、左向き、平行、右向き・・を繰り返し、送風範囲変更時は拡大、標準、集中、標準、拡大、・・を繰り返す動きをし、前記風向変更ユニットを個別に動かす場合は、一方の風向変更ユニットを停止し、他方を回転するような変則的な設定を行い、乾燥すべき衣類の量や質、配置に合わせて乾燥空気の風向や送風範囲を最適に設定できることを特徴とする風向変更装置。
  2. 風向変更装置の後流側に、俯仰方向に風向変更可能な風向ルーバーを設けてなる請求項1に記載の風向変更装置。
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