JP5266905B2 - 風向変更装置およびそれを用いた乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、送風する気流の方向を変更させる風向変更装置およびそれを用いた乾燥機に関するものである。
家庭用の除湿機や浴室乾燥機等で見られるように、小型モーターで風向変更板を回転させたり、短冊片を揺動させたりして、送風する気流の方向を変更する風向変更装置が広く実用化されている(例えば特許文献1参照)。
以下、その風向変更装置について図12、図13を参照しながら説明する。
図12、図13に示すように、本体104の吹出口105内側に気流を多方向に吹き出させるための風向板101をモーター102により回転自在に設け、風向板101は回転軸103に対して同一の傾斜を設けている。そして、シロッコファン106により吹出口105から室内に気流を吹き出すときに、モーター102により風向板101を回転駆動して、気流を多方向に吹き出すようにしている。
特開平7−139759号公報
このような風向変更装置では、幅広く大量に干された衣類に対して、最も乾きにくい端側の衣類に間欠的に気流を当てることができるものの、連続して幅広く気流を当て続けることができないという課題があった。
また、ジーンズ1本などといった少量または厚手の衣類を短時間で乾燥したい場合には、送風範囲が広いと無駄が多くなり、結果としてエネルギーを浪費するだけでなく、乾燥時間が長くなるという課題があった。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、幅広く大量に干された衣類に対して、最も乾きにくい端部の衣類に気流を集中することができ、また連続して幅広く気流を当て続けることができ、また少量あるいは厚手の洗濯物に対しても、気流を集中的に供給でき、乾燥時間を短縮することができる風向変更装置を提供することを目的としている。
本発明の風向変更装置は、上記目的を達成するために、複数の風向変更板と、前記風向変更板を貫通し、かつ固定する第1の回転軸と、前記第1の回転軸の両端に設置され、前記第1の回転軸を回転可能に保持する第1の保持部とを備え、前記第1の回転軸を同方向に90°ずつ回転する毎に、気流の方向を左方向あるいは拡大方向あるいは右方向あるいは縮小方向へと切換可能としたものである。
この手段により、幅広く大量に干された衣類に対して、左方向あるいは右方向に風向を変更すると、最も乾きにくい端部の衣類に気流を集中することができ、また拡大方向に風向を変更すると、連続して幅広く気流を当て続けることができ、また縮小方向に風向を変更すると、少量あるいは厚手の洗濯物に対しても気流を集中的に供給でき、乾燥時間を短縮することができる風向変更装置が得られる。
本発明によれば、幅広く大量に干された衣類に対して、左方向あるいは右方向に風向を変更すると、最も乾きにくい端部の衣類に気流を集中することができ、また拡大方向に風向を変更すると、連続して幅広く気流を当て続けることができ、また縮小方向に風向を変更すると、少量あるいは厚手の洗濯物に対しても気流を集中的に供給でき、乾燥時間を短縮することができる風向変更装置を提供することができる。
また、本発明の請求項1記載の発明は、複数の風向変更板と、前記風向変更板を貫通し、かつ固定する第1の回転軸と、前記第1の回転軸の両端に設置され、前記第1の回転軸を回転可能に保持する第1の保持部とを備え、前記風向変更板における前記第1の回転軸に貫通される点の中心を原点として、前記第1の回転軸の軸方向に伸びる軸をX軸とし、X軸に直交する軸をY軸とし、X軸と直交し、かつY軸と直交する軸をZ軸とした場合、前記風向変更板の少なくとも2つは、前記風向変更板をXY平面で切断した時の断面が略ハの字型であり、前記風向変更板をXZ平面で切断した時の断面が前記X軸に対して略平行の傾斜を備え、第1の回転軸の回転角度を固定する回転固定手段を備え、第1の保持部の一方に第1の回転軸を駆動させる第1の駆動手段と、前記第1の駆動手段を制御する制御部とを有し、回転固定手段は、前記第1の回転軸に突起部と、前記突起部の回転を固定することが可能な受持部とを備え、第2の制御部と、風向変更板の風路上の下流に、貫通された開口部を風路とする案内翼とを備え、前記案内翼は、前記案内翼を回転可能に支持する第2の回転軸と、前記第2の回転軸の両端に、前記第2の回転軸を回転可能に保持する第2の保持部と、前記第2の保持部の一方に前記第2の回転軸を駆動させる第2の駆動手段とを有し、前記風向変更板によって第1の回転軸のX軸方向に変更された風向を、前記案内翼により前記第2の回転軸の回転方向に変更するよう配置し、気流が停止した場合、前記第2の制御部により前記第2の駆動手段を動作させて、前記案内翼で前記風向変更板の風路を塞ぐようにしたものであり、風向変更板によって第1の回転軸のX軸方向に変更された風向を、案内翼により第2の回転軸の回転方向に変更することができ、また、気流が停止している場合は、案内翼の開口部ではない面が吹出口側に向くよう、案内翼を回転させることによって、風向変更板の風路を塞ぐことができるという作用を有する。
また、本発明の請求項記載の発明は、第2の駆動手段の駆動力を第1の回転軸に伝える動力伝達手段を設け、前記動力伝達手段は、第2の回転軸に配置され、前記第2の回転軸の半径方向に向かって突出する回転入力部材と、第1の回転軸に配置され、前記第2の回転軸が1回転する毎に前記回転入力部材と接触する回転出力部材とを備え、前記第2の回転軸が1回転する毎に前記第1の回転軸が90°回転するよう、前記回転出力部材を90°間隔で配置したものであり、第2の駆動手段によって第2の回転軸を回転させることで、第2の回転軸の回転方向に風向を変更しつつ、第2の回転軸を1回転させると、回転入力部材が回転出力部材に接触し、第2の駆動手段の駆動力を第1の回転軸に伝達することによって、第1の回転軸が90°回転して、第1の回転軸上に配置された風向変更板の傾きを変更することができるという作用を有する。
また、本発明の請求項3記載の発明は、送風手段を備えた本体と、前記本体に送風方向の物体温度を検知する赤外線センサとを有し、前記赤外線センサは、前記赤外線センサの検出可能領域を所定の部分領域に分割し、その部分領域に存在する物体の表面温度を検知対象とし、送風前の物体温度を基準温度とし、送風を開始した後、風の当たっている物体の表面温度を測定値として、基準温度よりも測定値の方が低い領域を送風方向とするよう、風向変更板と補助翼の角度を制御したものであり、送風目的が衣類乾燥および浴室に付着した水分等である場合、送風手段によって送られた風が水分に当たると、気化熱によって物体表面の温度が下がることを利用し、送風によって温度が低下した位置を赤外線センサで認識することで、送風が必要とされる場所に風向を変更することができるという作用を有する。
また、本発明の請求項記載の発明は、送風手段を備えた本体と、前記本体に送風方向の物体温度を検知する赤外線センサとを有し、送風を開始してから所定の時間を経過した後、基準温度と赤外線センサの測定値の差があらかじめ設定した設定値よりも小さい場合、送風手段を停止するとしたものであり、送風を開始した後、温度の低下がみられない場合、送風対象の水分の蒸発が完了したと判断することによって、送風手段を停止することができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
前提の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の本体1の模式図であり、図1(a)は本体1の正面図、図1(b)は本体1の断面図を示したものである。
図2は本発明の前提の形態1の風向変更板8の模式図であり、図2(a)は風向変更板8が拡大方向への傾きを有した場合の正面図、図2(b)は同断面図、図2(c)は風向変更板が左方向への傾きを有した場合の正面図、図2(d)は同断面図を示したものである。
図3は本発明の前提の形態1の風向変更板8の第2の模式図であり、図3(a)は、風向変更板8が拡大方向への傾きを有した場合の正面図、および第1の回転軸をX軸方向からみた図、図3(b)は、風向変更板8が左方向への傾きを有した場合の正面図、および第1の回転軸をX軸方向からみた図、図3(c)は、風向変更板8が縮小方向への傾きを有した場合の正面図、および第1の回転軸をX軸方向からみた図、図3(d)は、風向変更板8が右方向への傾きを有した場合の正面図、および第1の回転軸をX軸方向からみた図を示したものである。
まず前提の形態1の構成について説明する。
図1(b)に示すように、本体1には送風手段2が設置されており、送風手段の上流側には室内の空気を取り込む吸込口3と、送風手段の下流側には吹出口4が設けられ、吸込口3と吹出口4までは風路によって繋がっている。また、本体1は吹出口近傍に風向変更装置5を備えた構成となっている。
また、図1(a)に示すように、風向変更装置5には、第1の回転軸6と、第1の回転軸6の両端に設置され、第1の回転軸6を回転可能に保持する第1の保持部7と、第1の回転軸6に貫通され、かつ固定される風向変更板8を有した構成となっている。
また、図2に示すように、風向変更板8における第1の回転軸6に貫通される点の中心を原点として、第1の回転軸6の軸方向に伸びる軸をX軸とし、X軸に直交する軸をY軸とし、X軸と直交し、かつY軸と直交する軸をZ軸と定義する。
この場合、図2(a)、図2(b)に示すように、風向変更板8は、風向変更板8をXY平面で切断した時の断面は、略ハの字型である構成とする。また、図2(c)、図2(d)に示すように、風向変更板8をXZ平面で切断した時の断面がX軸に対して略平行の傾斜を備える構成とする。
また、図3に示すように、風向変更板8を第1の回転軸6の端からX軸方向に投影した形状が円形である構成とする。
また、図3に示すように、風向変更板8の傾きは、第1の回転軸6の端ほど傾斜角度を大きくした構成とする。
次に前提の形態1の動作について説明する。
図3(a)に示すように、Y軸方向に風向を送風して、風向変更装置5により風向が拡大するような位置で風向変更板8の傾きを固定し、第1の回転軸6を中心として、Y軸をZ軸方向に90°回転させると、図3(b)のように左方向の傾きに変更することができる。さらに、第1の回転軸6を中心として同方向に90°回転させると、図3(c)のように左方向から縮小方向へとその傾きを変更することができる。さらに、第1の回転軸6を中心として同方向に90°回転させると、図3(d)のように縮小方向から右方向へとその傾きを変更することができる。
また、X軸方向から投影した形状が円形とすると、風向変更板8の風路面積を最大にしつつ、緩衝することなく第1の回転軸6の回転を行うことができる。
また、第1の回転軸6の端ほど傾斜角度を大きくすることによって、第1の回転軸6の中心部は送風方向に対して直下方向に送風することができ、第1の回転軸6の端に近づくにつれ、送風方向を徐々に風向変更板8の傾き方向に送風することができる。
このように本発明の前提の形態1の風向変更装置5およびそれを用いた乾燥機によれば、例えば本体1が衣類乾燥機である場合、幅広く大量に干された衣類に対して、左方向あるいは右方向に風向を変更すると、最も乾きにくい端部の衣類に気流を集中することができ、また拡大方向に風向を変更すると、連続して幅広く気流を当て続けることができ、また縮小方向に風向を変更すると、少量あるいは厚手の洗濯物に対しても気流を集中的に供給でき、乾燥時間を短縮することができる。
また、風向変更板8の風路面積を最大にすることで、風向変更装置5の圧力損失を低減するとともに、吹出口と風向変更装置5との隙間からの風漏れを防ぐことができ、風向変更装置5によって変更した風向きの風量を大きくすることができ、乾燥時間を短縮することができる。
また、風向変更板8が第1の回転軸に固定された構成とすることによって、風向変更装置5を一体成形品とすることができ、部品点数が少なく、製造工数を減らすことができる。
前提の形態2)
図4は本発明の前提の形態2の風向変更装置5の模式図であり、図4(a)は風向変更装置5の正面図、図4(b)は図4(a)の断面で切断した場合の第1の回転軸6をX軸方向から見た図、図4(c)は図4(a)の断面で切断した場合の第1の保持部7をX軸方向から見た図、図4(d)は回転固定手段9の動作の模式図である。
まず前提の形態2の構成について説明する。
図4(a)に示すように、第1の回転軸6の一方に回転固定手段9を設置する。図4(b)において、第1の回転軸6の外周に突出する凸部10を第1の回転軸6の端に1つ有し、図4(c)において、第1の保持部7の第1の回転軸を保持する部位に、凸部10を嵌合する4つの凹部11を備える。送風手段2から送風を行う場合は、凸部10が凹部11に嵌合されるように、第1の回転軸6は第1の保持部7に差し込まれている。
次に前提の形態2の動作について説明する。
図4(d)に示すように、変形自在な凸部10が第1の回転軸6の回転によって収縮しながら凹部11から外れ、収縮したまま次の凹部11に向けて移動している(S0)。凸部10が凹部11に達すると、凸部10が凹部11の形状に合うように伸長し、再び凹部11に嵌合され、風向変更板8の角度が固定される(S1)。送風方向を切り換える場合は(S0)および(S1)を繰り返す。また、変形自在な凸部としては、凸部の内部にバネを有し、伸縮自在としたものや、凸部の材質をシリコンゴム等の変形自在なものがあげられる。
このように本発明の前提の形態2の風向変更装置5およびそれを用いた乾燥機によれば、凸部10が凹部11に嵌合されることによって、第1の回転軸6の回転を固定して、風向変更板8の4種類の傾きを一時的に最適な気流方向が得られる位置で固定することができ、例えば、手動によって風向変更板8の傾きを調整する場合、風向変更板8の4種類の傾きの最適な気流方向が得られる位置を認識することができる。
参考の形態
図5は本発明の参考の形態における構成部品の模式図であり、図5(a)は本体1の正面図、図5(b)は風向変更装置5の正面図、図5(c)は第1の回転軸6をX軸方向からみた図である。
まず実施の形態3の構成について説明する。
図5(a)に示すように、風向変更装置5には、第1の保持部7の一方に第1の回転軸6を駆動させる第1の駆動手段12と、第1の駆動手段12を制御し、本体内部に設置された制御部13とを有し、制御部13と第1の駆動手段12は信号線16で接続されている。
また、図5(b)と図5(c)に示すように、回転固定手段9は、第1の回転軸6に突起部14と、本体1に突起部14の回転を固定することが可能な受持部15とを備えている。
次に参考の形態の動作について説明する。
第1の駆動手段12によって第1の回転軸6を回転させると、突起部14が受持部15に接触し、第1の回転軸6の回転が固定される。制御部13は、この第1の回転軸6の回転が固定された場所を始点と認識し、その始点から第1の駆動手段12を受持部の反対方向に90°ずつ動作させ、始点から270°回転させることによって、風向変更板の4種類の傾きを自在に変化させることができる。
このように本発明の参考の形態の風向変更装置5およびそれを用いた乾燥機によれば、制御部13が原点を認識可能とすることによって、第1の駆動手段12の回転を正確に制御し、風向変更板8の4種類の傾きの最適な気流方向が得られる位置を特定することができる。
(実施の形態
図6は、本発明の実施の形態における構成部品の模式図であり、図6(a)は本体1の断面図、図6(b)は風向変更装置5および案内翼17と、それらを動作させる動力伝達手段21の模式図である。
まず実施の形態の構成について説明する。
図6(a)、図6(b)に示すように、風向変更装置5の風路上の下流に、貫通された開口部を風路とする案内翼17を備え、案内翼17は、案内翼17を回転可能に支持する第2の回転軸18と、第2の回転軸18の両端に、第2の回転軸18を回転可能に保持する第2の保持部19と、第2の保持部19の一方に、第2の回転軸18を駆動させる第2の駆動手段20とを有し、動力伝達手段21は、第2の回転軸18に配置され、第2の回転軸18の半径方向に向かって突出する回転入力部材22と、第1の回転軸6に配置され、第2の回転軸18が1回転する毎に回転入力部材22と接する回転出力部材23とを備え、第2の回転軸18が1回転する毎に第1の回転軸6が90°回転するよう、回転出力部材23を90°間隔で配置している。また、本体1の内部には、送風手段2と第1の駆動手段12と信号線16で接続されている第2の制御部24を備えている。
次に実施の形態の動作について説明する。
風向変更板8の傾きによってX軸方向に変更された風向を、さらに下流の案内翼17を第2の駆動手段20によって回転させることにより、第2の回転軸18の回転方向に風向を変更することができる。また、第2の駆動手段20の駆動力は、回転入力部材22を通じて回転出力部材23に伝わり、案内翼17が1回転する毎に、回転出力部材23が第1の回転軸6を中心に90°回転し、風向変更板8の傾きを変更することができる。
また、送風手段2からの気流を停止した場合、第2の制御部24によって第2の駆動手段20を動作させ、案内翼17の開口部ではない側面を本体1正面に向けることにより、風向変更板8の風路を塞ぐことができる。
このように本発明の実施の形態の風向変更装置5およびそれを用いた乾燥機によれば、X軸方向に加えて、第1の回転軸6の回転方向にも風向を変更することができ、風向変更装置5の送風可能な風向領域を飛躍的に拡大することができ、例えばこの風向変更装置5が衣類乾燥機に使用される場合、幅広く大量に干された衣類に対して、満遍なく気流を当てることによって、乾燥ムラを防止し、乾燥時間を短縮することができる。
また、送風手段2が停止している場合に案内翼17で風向変更板8の風路に蓋をすることによって、景観を向上させるとともに、本体内部の汚れを防ぐことができる。
また、第2の駆動手段20のみで第1の回転軸6および第2の回転軸18を動作させることが可能となり、部品点数の少ない構成にして製造工数を減らすことができ、省エネとすることができる。
参考の形態
図7は、本発明の参考の形態における風向変更装置5の模式図であり、図7(a)は補助翼25と風向変更板制御手段26を備えた風向変更装置5の正面図、図7(b)は風向変更装置5をX軸方向からみた図であり、風向変更板制御手段26の動作図である。
まず参考の形態の構成について説明する。
図7(a)および図7(b)に示すように、風向変更装置5は、第1の回転軸6に保持され、かつ風向変更板8に正接するよう配置され、貫通された開口部を風路とする補助翼25と、第1の回転軸6のX軸方向に対して垂直となるよう第1の回転軸6に配置した円板形の風向変更板制御手段26と、風向変更板制御手段26の円周上に配置された変形自在な突出部27と、補助翼25に配置し、突出部27を収納する少なくとも4つの収納部28と、本体1に配置し、補助翼25における第1の回転軸6の回転方向への回転を停止する回転停止手段29とから構成されている。
次に参考の形態の動作について説明する。
図7(b)に示すように、補助翼25と回転停止手段29が接しない場合は、突出部27が収納部28に収納されることにより、補助翼25と風向変更板制御手段26が拘束され、第1の駆動手段12により第1の回転軸6の回転方向に風向を変更することができる。一方、補助翼25が回転停止手段29に接している場合は、停止した位置を基準としてさらに第1の駆動手段12を一定角度駆動させることで、変形自在な突出部27が収納部28から外れ、収縮しながら次の収納部28に向けて移動している(S0)。突出部27が収納部28に達すると、突出部27が収納部28の形状に合うように伸長し、再び収納部28に収納され、風向変更板制御手段26の角度が固定される(S1)。
このように本発明の参考の形態の風向変更装置5およびそれを用いた乾燥機によれば、風向変更装置5によってX軸方向に風向を変更した気流を補助翼25によって整えることで、風速を向上させることができ、例えばこの風向変更装置5が衣類乾燥機に用いられる場合は、乾燥時間を短縮することができる。
また、補助翼25によって第2の回転軸18の回転方向に風向を変更することによって、風向変更装置5の送風可能な風向領域を飛躍的に拡大させることができ、乾燥時間を短縮することができる。
また第1の駆動手段12のみで、補助翼の第1の回転軸6の回転方向への移動と、風向変更板8の傾きの変更を行うことができるため、部品点数の少ない構成にして製造工数を減らすことができ、省エネとすることができる。
参考の形態
図8は、本発明の参考の形態の風向変更装置5の模式図である。
まず参考の形態の構成について説明する。
図8に示すように、風向変更装置5は、補助翼25と、補助翼25の一方に補助翼回転軸30と、補助翼回転軸30に補助翼駆動手段31が設置されている。
次に参考の形態の動作について説明する。
補助翼駆動手段31によって、補助翼25を補助翼回転軸30の回転方向に駆動して、補助翼回転軸30の回転方向に風向を変更しつつ、第1の駆動手段12によって、X軸方向への風向変更を同時に行うことができる。
このように本発明の参考の形態の風向変更装置5およびそれを用いた乾燥機によれば、風向変更装置5の風向方向の設定時間を短縮し、速やかに送風を必要とする場所に風向を合わせることができる。
(実施の形態
図9は、本体1が洗濯物の乾燥を目的とした衣類乾燥機である場合の模式図である。
まず実施の形態7の構成について説明する。
図9に示すように、赤外線センサ32は本体1の吹出口4近傍に設置されており、送風方向に存在する物体の温度を検知している。また、本体1内部には熱源33が設置されている。
次に実施の形態の動作について説明する。
図9に示すように、例えば本体1が衣類乾燥機などの洗濯物の乾燥を目的とした装置であり、水分を含んだ洗濯物に常温の空気を送風した場合、水分が蒸発する際に物体表面の熱を奪う性質によって、洗濯物の水分を含んだ箇所の温度が低下する。これを利用し、赤外線センサ32によって温度の低下を検知し、洗濯物の中で水分を含む場所を特定して、その方向に風向変更装置5を制御する。また、水分を含む場所を特定した後、熱源33を作動させて、温風を送風する。一方、洗濯物に送風を行っても、温度の低下が見られない場合は、洗濯物の乾燥が終了していると判断されるため、送風手段2を停止する。
このように本発明の実施の形態の風向変更装置5およびそれを用いた乾燥機によれば、洗濯物の乾燥ムラをなくし、洗濯物の乾燥時間を短縮することができる。
また、送風エネルギーを無駄なく乾燥に使用できるため、省エネとすることができる。
また、温風を送風することによって、乾燥時間をさらに短縮することができる。
また、洗濯物の乾燥終了を検知することによって、無駄な送風を行わないため、省エネとすることができる。
参考の形態
図10は、本体1が浴室内の空気温度を調和する浴室乾燥機である場合の模式図であり、図11は、本発明の参考の形態の風向変更装置5の模式図である。まず参考の形態の構成について説明する。
図10に示すように、本体1に熱源33と、冷房手段34と、空気温度検知手段35と、人体を検知する人体検知手段36とを備えている。
また、図11に示すように、風向変更装置5には、風向変更板8の端部を連結する連結リブ37を設置している。
次に参考の形態の動作について説明する。
空気温度検知手段35の測定値があらかじめ設定した設定値と同じになるよう、熱源33または冷房手段34のいずれかを動作させ、送風方向が人体方向となるよう、風向変更板8と補助翼25の角度を制御する。また、空気温度検知手段35の測定値と、あらかじめ設定した設定値との差が、所定の範囲よりも大きい場合は、送風方向を人体の周辺方向となるよう、風向変更板8と補助翼25の角度を制御する。
このように本発明の参考の形態の風向変更装置5およびそれを用いた乾燥機によれば、人体方向を特定し、必要とする場所に集中的に送風を行うことによって、省エネを実現することができる。
また、設定値との温度差が高い場合、人体に直接送風を行うと、急激な温度変化により、人体に対してストレスを与えることとなる。従って、送風方向を人体の周辺方向とし、風向変更装置5により送風を必要とする位置に送風を行うことによって、人体にストレスを与えない空気調和を実現することができる。
また、風向変更板8の外側に連結リブ37を設けることで、風向変更板8同士の強度が向上し、耐久性を高めることができる。
以上のように、本発明の風向変更装置は、吹出口から送風される風量を回転軸の軸方向に対して拡大、縮小、左、右の四方向に集中させ、送風が必要とされる場所に風向を変更することができ、なおかつ部品点数の少ない構成で、製造工数を減らすことができるものであり、送風手段を備えた空気調和装置や除湿機、衣類乾燥機等に適用することができる。
(a)は本発明の前提の形態1の本体の正面図、(b)は同本体の断面図 (a)は本発明の前提の形態1の風向変更板が拡大方向への傾きを有した場合の正面図、(b)は同風向変更板が拡大方向への傾きを有した場合の断面図、(c)は風向変更板が左方向への傾きを有した場合の正面図、(d)は風向変更板が左方向への傾きを有した場合の断面図 (a)は風向変更板が拡大方向への傾きを有した場合の正面図および第1の回転軸をX軸方向からみた模式図、(b)は風向変更板が左方向への傾きを有した場合の正面図および第1の回転軸をX軸方向からみた模式図、(c)は風向変更板が縮小方向への傾きを有した場合の正面図および第1の回転軸をX軸方向からみた模式図、(d)は風向変更板が右方向への傾きを有した場合の正面図および第1の回転軸をX軸方向からみた模式図 (a)は本発明の前提の形態2の風向変更装置の模式図、(b)は第1の回転軸の断面をX軸方向から見た模式図、(c)は第1の保持部の断面をX軸方向から見た模式図、(d)は回転固定手段の動作の模式図 (a)は本体の正面図、(b)は風向変更装置の正面図、(c)は第1の回転軸をX軸方向からみた模式図 (a)は本体の断面図、(b)は風向変更装置および案内翼とそれらを動作させる動力伝達手段の模式図 (a)は補助翼と風向変更板制御手段を備えた風向変更装置の正面図、(b)は風向変更板制御手段の動作図 本発明の参考の形態の風向変更装置の模式図 本体が洗濯物の乾燥を目的とした衣類乾燥機である場合の模式図 本体が室内の空気温度を調和する空気調和機である場合の模式図 本発明の参考の形態の風向変更装置の模式図 従来の風向変更装置の構成図 従来の風向変更装置を搭載した除湿機の構成図
符号の説明
1 本体
2 送風手段
3 吸込口
4 吹出口
5 風向変更装置
6 第1の回転軸
7 第1の保持部
8 風向変更板
9 回転固定手段
10 凸部
11 凹部
12 第1の駆動手段
13 制御部
14 突起部
15 受持部
16 信号線
17 案内翼
18 第2の回転軸
19 第2の保持部
20 第2の駆動手段
21 動力伝達手段
22 回転入力部材
23 回転出力部材
24 第2の制御部
25 補助翼
26 風向変更板制御手段
27 突出部
28 収納部
29 回転停止手段
30 補助翼回転軸
31 補助翼駆動手段
32 赤外線センサ
33 熱源
34 冷房手段
35 空気温度検知手段
36 人体検知手段
37 連結リブ

Claims (4)

  1. 複数の風向変更板と、前記風向変更板を貫通し、かつ固定する第1の回転軸と、前記第1の回転軸の両端に設置され、前記第1の回転軸を回転可能に保持する第1の保持部とを備え、前記風向変更板における前記第1の回転軸に貫通される点の中心を原点として、前記第1の回転軸の軸方向に伸びる軸をX軸とし、X軸に直交する軸をY軸とし、X軸と直交し、かつY軸と直交する軸をZ軸とした場合、前記風向変更板の少なくとも2つは、前記風向変更板をXY平面で切断した時の断面が略ハの字型であり、前記風向変更板をXZ平面で切断した時の断面が前記X軸に対して略平行の傾斜を備え、
    第1の回転軸の回転角度を固定する回転固定手段を備え、
    第1の保持部の一方に第1の回転軸を駆動させる第1の駆動手段と、前記第1の駆動手段を制御する制御部とを有し、回転固定手段は、前記第1の回転軸に突起部と、前記突起部の回転を固定することが可能な受持部とを備え、
    第2の制御部と、風向変更板の風路上の下流に、貫通された開口部を風路とする案内翼とを備え、前記案内翼は、前記案内翼を回転可能に支持する第2の回転軸と、前記第2の回転軸の両端に、前記第2の回転軸を回転可能に保持する第2の保持部と、前記第2の保持部の一方に前記第2の回転軸を駆動させる第2の駆動手段とを有し、前記風向変更板によって第1の回転軸のX軸方向に変更された風向を、前記案内翼により前記第2の回転軸の回転方向に変更するよう配置し、気流が停止した場合、前記第2の制御部により前記第2の駆動手段を動作させ、前記案内翼で前記風向変更板の風路を塞ぐことを特徴とする風向変更装置。
  2. 第2の駆動手段の駆動力を第1の回転軸に伝える動力伝達手段を設け、前記動力伝達手段は、第2の回転軸に配置され、前記第2の回転軸の半径方向に向かって突出する回転入力部材と、第1の回転軸に配置され、前記第2の回転軸が1回転する毎に前記回転入力部材と接触する回転出力部材とを備え、前記第2の回転軸が1回転する毎に前記第1の回転軸が90°回転するよう、前記回転出力部材を90°間隔で配置することを特徴とする請求項に記載の風向変更装置。
  3. 送風手段を備えた本体と、前記本体に送風方向の物体温度を検知する赤外線センサとを有し、前記赤外線センサは、前記赤外線センサの検出可能領域を所定の部分領域に分割し、その部分領域に存在する物体の表面温度を検知対象とし、送風前の物体温度を基準温度とし、送風を開始した後、風の当たっている物体の表面温度を測定値として、基準温度よりも測定値の方が低い領域を送風方向とするよう、風向変更板と補助翼の角度を制御することを特徴とする請求項1または2記載の風向変更装置を備えた乾燥機。
  4. 送風手段を備えた本体と、前記本体に送風方向の物体温度を検知する赤外線センサとを有し、送風を開始してから所定の時間を経過した後、基準温度と赤外線センサの測定値の差があらかじめ設定した設定値よりも小さい場合、送風手段を停止することを特徴とする請求項1または2記載の風向変更装置を備えた乾燥機。
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