JP4728690B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電写真式の複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に装着される定着装置、更に詳しくは、定着ローラと、定着ローラの接線方向に間隔をおいて配置されかつ無端状のベルトが巻き掛けられた2個の支持ローラとを備え、支持ローラの各々は該ベルトを介して定着ローラに圧接される定着装置に関する。
画像形成装置に装着される定着装置は、未定着トナーを用紙に定着させるため、高い温度と一定時間の圧力を必要としている。特に近年、ニーズが多くなってきているカラー画像形成装置においては、多色のトナーを重ねて印字するため、モノクロ機よりも高い熱量と圧力が必要とされる。このような要求に応えるためには、ニップ幅の大きな上記ベルト式の定着装置が有利である。この定着装置の一つの典型例としては、定着ローラ(熱ローラ)と、無端状のベルトが巻き掛けられた2個の支持ローラであって該ベルトを介して定着ローラに圧接された2個の支持ローラとを備えた定着装置を挙げることができる(特許文献1参照)。
上記定着装置において、片方の支持ローラは加圧ローラからなり、他方の支持ローラはテンションローラからなる。加圧ローラは軸まわりに回動可能な加圧ローラ支持部材に支持され、加圧ローラ支持部材は、引張コイルばねによって軸まわりに一方に回転モーメントが付与され、加圧ローラはべルトを介して定着ローラに圧接させられる。テンションローラは、加圧ローラ支持部材に軸を介して回動可能に支持されたテンションローラ支持部材に支持されている。テンションローラ支持部材は、圧縮コイルばねによって軸まわりに一方に回転モーメントが付与され、テンションローラはべルトを介して定着ローラに圧接させられる。
上記定着装置においては、引張コイルばねを含む加圧機構と、圧縮コイルばねを含む加圧機構とによって、べルトに張力を付与すると共に、加圧ローラ及びテンションローラを、べルトを介して定着ローラに圧接させるよう構成されている。このため、全体の構成が複雑となり、また、べルトの張力と、加圧ローラ及びテンションローラをベルトを介して定着ローラに圧接させる力との配分(比率)を容易に設定できない、との問題を有している。
特開2004−212844号公報
本発明の目的は、簡単な構成により、べルトの張力と、2個の支持ローラをべルトを介して定着ローラに圧接させる力との配分を容易に設定することを可能にする、新規な定着装置を提供することである。
本発明によれば、
定着ローラと、定着ローラの接線方向に間隔をおいて配置されかつ無端状のベルトが巻き掛けられた2個の支持ローラとを備え、支持ローラの各々は該ベルトを介して定着ローラに圧接される定着装置において、支持ローラの各々における軸の両端部に配設されかつ円形外周面を有する支持部材と、該両端部において支持部材の各々間に配置されかつ各々の該外周面に接触する一対の加圧傾斜面を備えた加圧部材と、加圧部材の各々に対応して配設されかつ加圧部材の各々を定着ローラの中心方向に解除自在に加圧する加圧手段とを備え、加圧部材の各々は、対応する加圧手段により加圧されると、一対の加圧傾斜面及び支持部材の各々の外周面を介して、支持ローラの各々を定着ローラの中心方向に加圧して該ベルトの周方向の一部領域を定着ローラの外周面の一部領域に圧接させると共に、支持ローラの各々を相互に離隔する方向に加圧して該ベルトに張力を付与する、ことを特徴とする定着装置、が提供される。
定着ローラの軸の両端部は、それぞれ、一対の側板に軸受を介して回転自在に支持され、支持部材の各々は軸受から構成され、加圧部材の各々は平板形状を有する加圧板から形成され、支持ローラの各々における軸の両端部は、該軸受を介して軸受ホルダに支持され、軸受ホルダの各々は、片方の支持ローラの軸受を嵌合支持する支持円筒部と、他方の支持ローラの軸受を片方の支持ローラに対し接近及び離隔する方向に移動可能に嵌合支持する支持長穴とが並列して形成された板状本体であって、ほぼ一定の厚さを有する板状本体を有し、支持円筒部は、板状本体の片面から延び出しており、軸受ホルダの各々における板状本体内の、支持円筒部と支持長穴との間には、対応する加圧板が離脱自在に挿入される空間部であって、支持円筒部と支持長穴が並列する方向に延在する一側面に開口する空間部が形成され、該一側面の該開口は、一定の幅をもって直線状に該一側面に沿って延在し、軸受ホルダの各々における該一側面の該開口からそれぞれ加圧板を挿入すると、加圧板の各々における一対の加圧傾斜面が、それぞれ、支持円筒部及び支持長穴に支持された軸受の外周面に当接させられる、ことが好ましい。
加圧板の各々は、平面から見て、縦方向に延在する中心線に対し幅方向に対称の形状を有すると共に、幅方向両側に形成されかつ縦方向の一方に該中心線に向って直線状に傾斜する該一対の加圧傾斜面と、該加圧傾斜面の各々の一端間における中央領域から縦方向の一方に延び出す矩形状の舌片と、該加圧傾斜面の各々の該一端と舌片の幅方向両側の基端との間をそれぞれ幅方向に延在する一対の段部と、該加圧傾斜面の各々の他端から縦方向の他方に該中心線に向って直線状に傾斜する一対の他端傾斜面とを備え、該一対の他端傾斜面が幅方向の中央において交わる角は、曲面から形成されかつ、加圧板の各々における他端突起部を規定し、軸受ホルダの各々における該一側面の該開口からそれぞれ加圧板を挿入すると、加圧板の各々における該他端突起部が軸受ホルダの各々における該一側面の該開口から突出して位置付けられる、ことが好ましい。
側板の各々には、定着ローラの軸受が支持される支持穴の外周面の一部領域から一定の幅で定着ローラの半径方向外方に直線状に延在する切欠きが形成され、軸受ホルダの各々は、対応する側板の内側に配置されかつ、支持円筒部の外周面が切欠きにスライド可能にかつ回動可能に嵌合されることにより、対応する側板に支持される、ことが好ましい。
定着ローラに対し半径方向外方位置であって、軸受ホルダの各々の、半径方向外方位置における、側板の各々間には連結部材が配設され、加圧手段は、側板の各々の内側における、軸受ホルダの、該半径方向外方位置に配置されて、一端部が連結部材の係止部に回動可能に係止・支持された加圧アーム部材と、それぞれ一端部が加圧アーム部材の他端部に係止されたばね部材と、側板の各々の内側に軸を介して回動可能に支持された加圧レバー部材であって、一端部がばね部材の他端部に係止された加圧レバー部材とを備え、加圧レバー部材の各々の他端部に回転モーメントを作用させて、加圧レバー部材の各々をばね部材のばね力に抗して軸まわりに一方向に回動させると、加圧アーム部材の各々が、ばね部材のばね力によって、連結部材の係止部を支点として回動させられ、対応する加圧板の該他端突起部を加圧して加圧板を定着ローラの中心方向に加圧する、ことが好ましい。
以下、本発明に従って構成された定着装置の好適な実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、図1〜図8において、実質的に同一部分は同一符号で示されている。
図1〜図3を参照して、定着装置2は、定着ローラ(熱ローラ)4と、定着ローラ4の接線方向に間隔をおいて配置されかつ無端状のベルト6が巻き掛けられた2個の支持ローラ8及び10とを備えている。支持ローラ8及び10は、ベルト6を介して定着ローラ4に圧接されている。定着ローラ4の中心部には熱源であるハロゲンヒータ(不図示)が配設されている。ベルト6の幅方向両側部の内周面には蛇行防止用のリブ7(図7参照)が全周にわたって延在するよう配設されている。実施形態において、リブ7の各々は矩形横断面を有している。支持ローラ8及び10の各々の両端部には、外径の相違により形成される環状の段差が、対応するリブ7の該幅方向における内側に位置するよう配設されている。
定着装置2は、相互に間隔をおいて対向するよう配置された一対の側板12(図2において片方の側板12のみが図示されている)を備えている。定着ローラ4の軸4Sの両端部は、それぞれ、一対の側板12に軸受14を介して回転自在に支持されている。側板12の各々には、定着ローラ4の軸受14が支持される支持穴16の外周面の一部領域から一定の幅で定着ローラ4に対し半径方向外方に直線状に延在する切欠き18が形成されている。
支持ローラ8及び10の各々における軸8S及び10Sの両端部には、円形外周面を有する支持部材、実施形態においては軸受20及び22が配設されている。支持ローラ8及び10の各々における軸8S及び10Sの両端部は、それぞれ軸受20及び22を介して軸受ホルダ24に支持される。図1、図3〜図5を参照して、相互に実質的に同じ構成を有する軸受ホルダ24の各々は、片方の支持ローラ8の軸受20を嵌合支持する支持円筒部26と、他方の支持ローラ10の軸受22を、片方の支持ローラ8に対し接近及び離隔する方向に移動可能に嵌合支持する支持長穴28とが並列して形成された板状本体30を有している。板状本体30は、板部材32と、樹脂部材34とを離脱自在に重合することにより構成され、ほぼ一定の厚さを有している。支持円筒部26は、板状本体30の片面から所定の長さだけ延び出している。
支持ローラ8及び10の各々における軸8S及び10Sの両端部における軸受20及び22の各々間には、それぞれ、相互に実質的に同じ構成を有する加圧部材である加圧板40が配置される。図6に示されているように、平板形状を有する加圧板40の各々は、軸受20及び22の各々の外周面に接触する一対の加圧傾斜面42を備えている。更に具体的に説明すると、軸受ホルダ24の各々における板状本体30内の、支持円筒部26と支持長穴28との間には、加圧板40が離脱自在に挿入される空間部Sであって、支持円筒部26と支持長穴28が並列する方向に延在する一側面に開口する空間部Sが形成されている。該一側面の開口36は、一定の幅をもって直線状に該一側面に沿って延在する。軸受ホルダ24の各々における板状本体30の空間部S及び開口36は、板部材32と樹脂部材34との間に形成される。空間部Sは、開口36の幅と同じ一定の隙間をもって平板状に延在する。
図6に示されているように、加圧板40の各々は、平面から見て、縦方向(図6において上下方向)に延在する中心線Lに対し幅方向(図6において左右方向)に対称の形状を有しており、一対の加圧傾斜面42と、矩形状の舌片44と、一対の段部46と、一対の他端傾斜面48とを備えている。一対の加圧傾斜面42は、幅方向両側に形成されかつ縦方向の一方(図6において上方)に中心線Lに向って直線状に傾斜している。舌片44は、加圧傾斜面42の各々の一端間における中央領域から縦方向の一方に延び出している。一対の段部46は、加圧傾斜面42の各々の一端と舌片44の幅方向両側の基端との間をそれぞれ幅方向に延在する。一対の他端傾斜面48は、加圧傾斜面42の各々の他端から縦方向の他方(図6において下方)に中心線Lに向って直線状に傾斜している。一対の他端傾斜面48が幅方向の中央において交わる角は、曲面から形成されかつ、加圧板40の各々における他端突起部49を規定している。
軸受ホルダ24の各々における該一側面の開口36から空間部S内にそれぞれ加圧板40を挿入すると、加圧板40の各々における一対の加圧傾斜面42が、それぞれ、支持円筒部26及び支持長穴28に支持された軸受20及び22の外周面に当接させられると共に、加圧板40の各々における他端突起部49が軸受ホルダ24の各々における該一側面の開口36から突出して位置付けられる(図4及び図5参照)。
図1〜図3を参照して、軸受ホルダ24の各々は、対応する側板12の内側に配置されかつ、支持円筒部26の外周面が切欠き18にスライド可能にかつ回動可能に嵌合されることにより、対応する側板12の内側に支持される。これにより、軸受ホルダ24の各々及び支持円筒部26に嵌合・支持された支持ローラ8の軸受20の、定着ローラ4の接線方向への移動は、実質的に規制される。
定着装置2は、加圧板40の各々に対応して配設されかつ加圧板40の各々を定着ローラ4の中心方向に解除自在に加圧する加圧手段50を備えている。加圧板40の各々は、対応する加圧手段50により加圧されると、一対の加圧傾斜面42及び軸受20及び22の各々の外周面を介して、支持ローラ8及び10の各々を定着ローラ4の中心方向に加圧してベルト6の周方向の一部領域を定着ローラ4の外周面の一部領域に圧接させると共に、支持ローラ8及び10の各々を相互に離隔する方向に加圧してベルト6に張力を付与する。
更に具体的に説明すると、定着ローラ4に対し半径方向外方位置であって、軸受ホルダ24の各々の、半径方向外方位置(定着ローラ4に対する半径方向外方位置)における、側板12の各々間には、連結部材である連結板13が配設されている。連結板13は、図1に示されているように鉛直に延びる上端部13Aを備え、上端部13Aの上端であって、側板12の内側位置には、それぞれ係止部13Bが形成されている。係止部13Bの各々はチャンネル形の溝から形成されている。加圧手段50は、一対の加圧アーム部材52と、一対のばね部材である一対の引張コイルばね54と、一対の加圧レバー部材56とを備えている。
相互に実質的に同一の構成を有する一対の加圧アーム部材52は、それぞれ側板12の各々の内側における、軸受ホルダ24の、該半径方向外方位置に配置されて、一端部52Aが連結板13の係止部13Bに回動可能に係止・支持される。加圧アーム部材52の各々はチャンネル形の横断面を有する細長い板金から構成され、一端部52A及び他端部52Bは、それぞれL形に折り曲げられている。一対の引張コイルばね54は相互に実質的に同一の構成を有しており、それぞれ一端部が加圧アーム部材52の他端部52Bに係止されている。相互に実質的に同一の構成を有する一対の加圧レバー部材56は、中間部がそれぞれ側板12の各々の内側に軸58を介して回動可能に支持されかつ、フック形状をなす一端部が引張コイルばね54の他端部に係止されている。
図7に示されているように、加圧レバー部材56の各々に外力が作用しない状態において、加圧レバー部材56の各々の、フック形状をなす一端部は、ほぼ水平に延在するよう位置付けられている(図7参照)。加圧アーム部材52の各々は、一端部52Aが連結板13の係止部13Bに係止・支持された状態で、全体がほぼ定着ローラ4の接線方向に延在するよう位置付けられる。加圧アーム部材52の各々の他端部52Bは、一端部52Aよりも下方に位置している。軸受ホルダ24の各々の下方へ移動しようとする力、更に具体的には、支持ローラ8及び10、ベルト6、軸受20及び22の各々、軸受ホルダ24の各々、及び加圧板40の各々、からなるユニットの下方へ移動しようとする力は、加圧板40、加圧アーム部材52、引張コイルばね54の各々を介して加圧レバー部材56の各々に伝達され、加圧レバー部材56の各々を軸58まわりに図1及び図7において反時計方向に回動させようとするが、側板12に設けた図示しないストッパにより該回動は規制される。したがって、該ユニットには、加圧手段50による加圧力が作用することはない。
加圧レバー部材56の各々の他端部に回転モーメントを作用させて、加圧レバー部材56の各々を引張コイルばね54のばね力に抗して軸58まわりに一方向(図1及び図7において時計方向)に回動させると、加圧アーム部材52の各々が、引張コイルばね54のばね力によって、連結板13の係止部13Bを支点として図1及び図7において反時計方向に回動させられ、対応する加圧板40の他端突起部49を加圧して加圧板40を定着ローラ4の中心方向に加圧する。加圧板40の各々は、一対の加圧傾斜面42及び軸受20及び22の各々の外周面を介して、支持ローラ8及び10の各々を定着ローラ4の中心方向に加圧してベルト6の周方向の一部領域を定着ローラ4の外周面の一部領域に圧接させると共に、支持ローラ8及び10の各々を相互に離隔する方向に加圧してベルト6に張力を付与する(図8参照)。加圧板40の各々における一対の加圧傾斜面42が、支持ローラ8及び10の各々の軸受20及び22の外周面を加圧して、定着ローラ4の接線方向に離隔させようとしたとき、軸受ホルダ24の各々及び支持円筒部26に嵌合・支持された支持ローラ8の軸受20の、定着ローラ4の接線方向への移動は、実質的に規制されるので、支持ローラ10の軸受22の各々のみが、支持長穴28に沿って、支持ローラ8の軸受20の各々に対し離隔する該接線方向に移動させられて、ベルト6に張力が付与されるのである。
本発明の定着装置2によれば、簡単な構成により、べルト6の張力と、2個の支持ローラ8及び10をべルト6を介して定着ローラ4に圧接させる力との配分(比率)を容易に設定することを可能にする。すなわち、加圧板40の各々における一対の加圧傾斜面42の傾斜角度θ(図6参照)を大きくすると、べルト6の張力が低下させられかつ、定着ローラ4に対する支持ローラ8及び10とべルト6の圧接力が増加させられる。他方、傾斜角度θを小さくすると、べルト6の張力が増加させられかつ、定着ローラ4に対する支持ローラ8及び10とべルト6の圧接力が低下させられる。このように、本発明の定着装置2によれば、加圧板40の各々における一対の加圧傾斜面42の各々の傾斜角度θを所望のとおりに設定することにより、べルト6の張力と、定着ローラ4に対する支持ローラ8及び10とべルト6の圧接力のバランスを所望のとおりに容易に設定することが可能になる。
図7及び図8には、本発明の他の実施形態である定着装置100が図示されている。図7及び図8に示されている本発明の定着装置100が、図1〜図6を参照して説明した定着装置2と相違するところは、加圧板40の各々における一対の加圧傾斜面42の傾斜角度θが、定着装置2におけるよりも大きく設定されている構成のみであって、その他の構成は実質的に同じである。ちなみに、定着装置2の加圧板40の各々における一対の加圧傾斜面42の傾斜角度θは50度、定着装置100の加圧板40の各々における一対の加圧傾斜面42の傾斜角度θは90度である。なお、図7に示す定着装置100は、加圧板40の各々が加圧手段50により加圧されていない状態を示し、図8に示す定着装置100は、加圧板40の各々が加圧手段50により加圧されている状態を示している。
本発明による定着装置2及び100において、加圧レバー部材56の各々の他端部に回転モーメントを作用させて、加圧レバー部材56の各々を引張コイルばね54のばね力に抗して軸58まわりに一方向(図1及び図7において時計方向)に回動させる動作は、定着装置2及び100が装着される、図示しない画像形成装置に離脱自在に配設されるユニット、例えば、用紙の搬送ユニットを画像形成装置に装着する動作に連動させることにより遂行することができる。図7及び図8を参照して説明すると、例えばジャム処理などのために、搬送ユニットを画像形成装置から引き出すと、加圧レバー部材56の各々は、引張コイルばね54のばね力により、図8において反時計方向に軸58まわりに回動させられ、加圧板40の各々に対する加圧が解除される(図7参照)。他方、画像形成装置から引き出された搬送ユニットを再び画像形成装置に装着すると、加圧レバー部材56の各々の他端部に回転モーメントを作用させて、加圧レバー部材56の各々を引張コイルばね54のばね力に抗して軸58まわりに一方向(図7において時計方向)に回動させ、加圧板40の各々に対する加圧が遂行される(図8参照)。
なお、定着ローラ4は、ギヤなどの動力伝達機構を介して、例えば駆動原である電動モータに駆動連結されている(いずれも図示せず)。支持ローラ8及び10と、ベルト6のユニットが、上記したとおりにしてべルト6に張力が付与された状態で定着ローラ4に向けて付勢されると、支持ローラ8及び10が、ベルト6を介して定着ローラ4に圧接させられると共に。ベルト6の外周面の、支持ローラ8及び10間の領域も、定着ローラ4に圧接させられる。定着ローラ4が電動モータにより図1及び図8において時計方向に回転駆動されると、支持ローラ8及び10は、ベルト6と共に反時計方向に従動回転させられる。定着ローラ4内のハロゲンヒータが通電され、発熱が開始されると、定着ローラ4の昇温が開始される。定着ローラ4に伝達された熱は、ベルト6及び、ベルト6を介して支持ローラ8及び10にも伝達される。定着ローラ4の表面温度が常温から所定の温度に達した後、片面(上面)にトナーが転写された図示しない用紙が図1及び図8においてほぼ右から左に向かって搬送され、定着ローラ4と、ベルト6、支持ローラ8及び10とのニップ部を通過すると、用紙の片面に転写された未定着トナーは、定着ローラ4によって用紙の片面に溶融定着される。
本発明に従って構成された定着装置の実施形態の要部を示す構成概略図であって、各ローラの軸方向に見た構成概略図である。 図1に示す定着装置の1部を示す斜視概略図である。 図1に示す定着装置の構成部材の1部を分解して示す斜視概略図である。 図3に示す軸受ホルダを、図3において矢印A方向に見た図である。 図4に示す軸受ホルダを、図4において矢印B方向に見た図である。 図3に示す加圧部材の正面図である。 本発明に従って構成された定着装置の他の実施形態の要部を示す構成概略図であって、各ローラの軸方向に見た構成概略図である。 図7に示す定着装置の他の作動態様を示す構成概略図である。
符号の説明
2、100:定着装置
4:定着ローラ(熱ローラ)
6:ベルト
8、10:支持ローラ
12:側板
13:連結部材(連結板)
13B:係止部
18:切欠き
20、22:支持部材(軸受)
24:軸受ホルダ
26:支持円筒部
28:支持長穴
30:板状本体
36:開口
40:加圧部材(加圧板)
42:加圧傾斜面
50:加圧手段
52:加圧アーム部材
54:引張コイルばね
56:加圧レバー部材
S:空間部

Claims (5)

  1. 定着ローラと、定着ローラの接線方向に間隔をおいて配置されかつ無端状のベルトが巻き掛けられた2個の支持ローラとを備え、支持ローラの各々は該ベルトを介して定着ローラに圧接される定着装置において、
    支持ローラの各々における軸の両端部に配設されかつ円形外周面を有する支持部材と、該両端部において支持部材の各々間に配置されかつ各々の該外周面に接触する一対の加圧傾斜面を備えた加圧部材と、加圧部材の各々に対応して配設されかつ加圧部材の各々を定着ローラの中心方向に解除自在に加圧する加圧手段とを備え、加圧部材の各々は、対応する加圧手段により加圧されると、一対の加圧傾斜面及び支持部材の各々の外周面を介して、支持ローラの各々を定着ローラの中心方向に加圧して該ベルトの周方向の一部領域を定着ローラの外周面の一部領域に圧接させると共に、支持ローラの各々を相互に離隔する方向に加圧して該ベルトに張力を付与する、
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 定着ローラの軸の両端部は、それぞれ、一対の側板に軸受を介して回転自在に支持され、支持部材の各々は軸受から構成され、加圧部材の各々は平板形状を有する加圧板から形成され、支持ローラの各々における軸の両端部は、該軸受を介して軸受ホルダに支持され、軸受ホルダの各々は、片方の支持ローラの軸受を嵌合支持する支持円筒部と、他方の支持ローラの軸受を片方の支持ローラに対し接近及び離隔する方向に移動可能に嵌合支持する支持長穴とが並列して形成された板状本体であって、ほぼ一定の厚さを有する板状本体を有し、支持円筒部は、板状本体の片面から延び出しており、軸受ホルダの各々における板状本体内の、支持円筒部と支持長穴との間には、対応する加圧板が離脱自在に挿入される空間部であって、支持円筒部と支持長穴が並列する方向に延在する一側面に開口する空間部が形成され、該一側面の該開口は、一定の幅をもって直線状に該一側面に沿って延在し、軸受ホルダの各々における該一側面の該開口からそれぞれ加圧板を挿入すると、加圧板の各々における一対の加圧傾斜面が、それぞれ、支持円筒部及び支持長穴に支持された軸受の外周面に当接させられる、請求項1記載の定着装置。
  3. 加圧板の各々は、平面から見て、縦方向に延在する中心線に対し幅方向に対称の形状を有すると共に、幅方向両側に形成されかつ縦方向の一方に該中心線に向って直線状に傾斜する該一対の加圧傾斜面と、該加圧傾斜面の各々の一端間における中央領域から縦方向の一方に延び出す矩形状の舌片と、該加圧傾斜面の各々の該一端と舌片の幅方向両側の基端との間をそれぞれ幅方向に延在する一対の段部と、該加圧傾斜面の各々の他端から縦方向の他方に該中心線に向って直線状に傾斜する一対の他端傾斜面とを備え、該一対の他端傾斜面が幅方向の中央において交わる角は、曲面から形成されかつ、加圧板の各々における他端突起部を規定し、軸受ホルダの各々における該一側面の該開口からそれぞれ加圧板を挿入すると、加圧板の各々における該他端突起部が軸受ホルダの各々における該一側面の該開口から突出して位置付けられる、請求項2記載の定着装置。
  4. 側板の各々には、定着ローラの軸受が支持される支持穴の外周面の一部領域から一定の幅で定着ローラの半径方向外方に直線状に延在する切欠きが形成され、軸受ホルダの各々は、対応する側板の内側に配置されかつ、支持円筒部の外周面が切欠きにスライド可能にかつ回動可能に嵌合されることにより、対応する側板に支持される、請求項3記載の定着装置。
  5. 定着ローラに対し半径方向外方位置であって、軸受ホルダの各々の、半径方向外方位置における、側板の各々間には連結部材が配設され、加圧手段は、側板の各々の内側における、軸受ホルダの、該半径方向外方位置に配置されて、一端部が連結部材の係止部に回動可能に係止・支持された加圧アーム部材と、それぞれ一端部が加圧アーム部材の他端部に係止されたばね部材と、側板の各々の内側に軸を介して回動可能に支持された加圧レバー部材であって、一端部がばね部材の他端部に係止された加圧レバー部材とを備え、加圧レバー部材の各々の他端部に回転モーメントを作用させて、加圧レバー部材の各々をばね部材のばね力に抗して軸まわりに一方向に回動させると、加圧アーム部材の各々が、ばね部材のばね力によって、連結部材の係止部を支点として回動させられ、対応する加圧板の該他端突起部を加圧して加圧板を定着ローラの中心方向に加圧する、請求項4記載の定着装置。
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