JP6565279B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に採用される定着装置に関する。
従来、加圧ローラを回転可能に支持し、かつ、定着ベルトを備える加熱ユニットをスライド可能に支持するフレームと、フレームに備えられ、加熱ユニットを加圧ローラに向けて付勢するアーム部材とを備える定着装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。アーム部材は、フレームの側壁に回転可能に支持される縦壁部と、縦壁部から直交するように延び、加熱ユニットの端部を押圧する横壁部とを備える。
特開2013−68660号公報
しかるに、上記特許文献1に記載の定着装置では、縦壁部は、フレームの側壁の溝にはまっている。そして、加圧ローラの軸方向において、溝の寸法は、縦壁部の寸法(厚み)よりも大きい。そのため、加圧ローラの軸方向において、縦壁部と溝の内面との間に隙間が生じており、縦壁部が意図しない方向に傾くおそれがある。その結果、縦壁部が傾くと、横壁部の加熱ユニットに対する押圧状態が変わり、横壁部から加熱ユニットに対して加わる力が、加圧ローラの軸方向で不均一になる可能性がある。
そこで、本発明の目的は、押圧部材によって、ヒートユニットを、第1方向において均一に押圧できる定着装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明の定着装置は、第1方向に延びるエンドレスベルトと、エンドレスベルトの内側に配置され、第1方向に延びる加熱板と、エンドレスベルトに対して第1方向の外側に配置される受け部とを備えるヒートユニットと、第1方向に延び、第1方向と直交する第2方向において、加熱板との間でエンドレスベルトを挟む定着ローラと、ヒートユニットと定着ローラとを支持するフレームと、フレームの第1方向の端部に配置され、ヒートユニットを定着ローラに向かって押圧する押圧部材と、押圧部材を付勢する付勢部材と、を備える。押圧部材は、第1方向と直交し、第2方向と交差する第3方向に延びる延部であって、フレームに回転可能に支持される第1端部と、第3方向において、第1端部と反対側の第2端部とを備える延部と、第2端部に配置され、付勢部材によって定着ローラに向かって付勢される被付勢部と、延部から第1方向に突出し、受け部と接触する接触部と、を備える。接触部は、延部から第1方向の外側に向かって突出している。延部と接触部とによって形成される角度であって、延部に対して接触部の突出方向に形成される角度は、90°以上である。
このような構成によれば、押圧部材の接触部がヒートユニットの受け部に接触する場合に、押圧部材が、必ず第1方向の内側に傾く。すなわち、押圧部材の接触部がヒートユニットの受け部に接触する場合に、押圧部材を、必ず意図する方向に倒せる。
そのため、押圧部材が意図しない方向に傾いて、ヒートユニットに対する押圧部材の押圧力が第1方向において不均一になることを抑制できる。
その結果、押圧部材によって、ヒートユニットを第1方向に均一に押圧できる。
(2)また、押圧部材は、フレームの第1方向の一端部に配置される第1押圧部材と、フレームの第1方向の他端部に配置される第2押圧部材と、を備えてもよい。第1押圧部材と第2押圧部材とは、第1方向と直交する対称面について面対称であってもよい。
このような構成によれば、第1押圧部材および第2押圧部材の両方を第1方向の内側に倒せる。
そのため、第1押圧部材の押圧力と、第2押圧部材の押圧力とを均一化できる。
その結果、押圧部材によって、ヒートユニットを第1方向に均一に押圧できる。
(3)また、接触部は、受け部に接触する面を備えてもよい。
このような構成によれば、面で受け部を押圧するので、接触部によって、受け部を安定的に押圧できる。
(4)また、押圧部材は、第3方向において接触部と異なる位置に配置され、延部から第1方向に突出する突出部をさらに備えてもよい。第1方向に延び、フレームに回転可能に支持されるシャフトと、シャフトの第1方向の端部に配置され、突出部を付勢部材の付勢方向と反対方向に向かって押圧する押圧位置と、突出部に対する押圧を解除する解除位置との間を移動可能なカムと、をさらに備えてもよい。突出部は、第1方向において、延部から接触部と同じ方向に突出していてもよい。
このような構成によれば、突出部がカムと接触することにより、押圧部材がカムから受ける力の向きと、接触部が受け部と接触することにより、押圧部材が受け部から受ける力の向きとを揃えることができる。
そのため、カムと突出部とが接触することにより押圧部材の傾きが阻害されることを抑制できる。
(5)また、延部と突出部とによって形成される角度であって、延部に対して突出部の突出方向に形成される角度は、延部と接触部とによって形成される角度であって、延部に対して接触部の突出方向に形成される角度と同一であってもよい。
このような構成によれば、カムが押圧位置に配置されると、カムが突出部を押圧することにより、押圧部材を、第1方向の内側に倒せる。また、カムが解除位置に配置される場合には、接触部が受け部を押圧することにより、押圧部材を、第1方向の内側に倒せる。
そのため、押圧部材を、常に第1方向の内側に倒せる。
その結果、押圧部材によって、ヒートユニットを第1方向に均一に押圧できる。
(6)また、受け部の第3方向の寸法は、接触部の第3方向の寸法よりも小さくてもよい。
このような構成によれば、受け部を、接触部に対して確実に接触させることができる。
(7)また、接触部は、被付勢部よりも延部の第1端部の近くに配置されてもよい。
このような構成によれば、被付勢部に付勢力が加わることにより、接触部から受け部に対して効率よく力を加えることができる。
そのため、接触部によって、受け部を安定的に押圧できる。
(8)また、受け部は、接触部と接触する球面を備えてもよい。
このような構成によれば、接触部を、受け部の球面に対して常に1点で接触させることができる。
そのため、接触部によって、受け部を一層安定的に押圧できる。
本発明の定着装置では、押圧部材によって、ヒートユニットを、第1方向において均一に押圧できる。
図1は、本発明の第1実施形態の定着装置が搭載されるプリンタの中央断面図である。 図2は、図1に示す定着装置を右上方から見た斜視図である。 図3は、図1に示す定着装置の正面図である。 図4は、図3に示す定着装置の分解正面図である。 図5は、図2に示す定着装置において、上フレームを取り外した状態を示す斜視図である。 図6は、図3のA−A断面図である。 図7Aは、図2に示す第1押圧部材の左側面図である。図7Bは、図2に示す第1押圧部材の平面図である。図7Cは、図2に示す第1押圧部材の正面図である。 図8は、本発明の第2実施形態の定着装置における第1押圧部材の正面図である。 図9Aは、本発明の第3実施形態の定着装置において、上フレームを取り外した状態を右後方から見た斜視図である。図9Bは、図9Aに示す定着装置において、押圧部材を取り外した状態を右後方から見た斜視図である。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、プリンタ1は、電子写真方式のモノクロプリンタである。プリンタ1は、開口部6を有する装置本体2と、プロセスカートリッジ3と、スキャナユニット4と、定着装置5とを備えている。
装置本体2は、略ボックス形状を有している。装置本体2は、フロントカバー7と、給紙トレイ8と、排紙トレイ9とを備えている。
開口部6は、装置本体2の前端部に配置されている。開口部6は、プロセスカートリッジ3の通過を許容するように、装置本体2の内外を前後方向に連通している。
フロントカバー7は、装置本体2の前端部に配置されている。フロントカバー7は、側断面視略L字状の略板状を有している。フロントカバー7は、その下端部を支点として装置本体2の前壁に揺動可能に支持されている。フロントカバー7は、開口部6を開放または閉鎖するように構成されている。
給紙トレイ8は、装置本体2の底部に配置されている。給紙トレイ8は、用紙Pを収容するように構成されている。
排紙トレイ9は、装置本体2の上壁に配置されている。排紙トレイ9は、用紙Pが載置されるように、装置本体2の上面から下方へ凹んでいる。
プロセスカートリッジ3は、装置本体2の上下方向略中央部に収容されている。プロセスカートリッジ3は、開口部6を介して装置本体2に対して装着または離脱するように構成されている。プロセスカートリッジ3は、ドラムカートリッジ10と、現像カートリッジ11とを備えている。
ドラムカートリッジ10は、感光ドラム12と、スコロトロン型帯電器13と、転写ローラ14とを備えている。
感光ドラム12は、ドラムカートリッジ10の後端部に回転可能に支持されている。感光ドラム12は、左右方向に延びる略円筒形状を有している。
スコロトロン型帯電器13は、感光ドラム12の後方において、感光ドラム12と間隔を隔てて配置されている。
転写ローラ14は、感光ドラム12の下方に配置されている。転写ローラ14は、感光ドラム12の下端部と接触している。
現像カートリッジ11は、感光ドラム12の前方において、ドラムカートリッジ10に装着されている。現像カートリッジ11は、現像ローラ15と、供給ローラ16と、層厚規制ブレード17と、トナー収容部18と、アジテータ19とを備えている。
現像ローラ15は、現像カートリッジ11の後端部に回転可能に支持されている。現像ローラ15は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。現像ローラ15は、感光ドラム12の前端部に接触している。
供給ローラ16は、現像ローラ15の前下方に配置されている。供給ローラ16は、現像カートリッジ11に回転可能に支持されている。供給ローラ16は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。供給ローラ16は、現像ローラ15の前下端部に接触している。
層厚規制ブレード17は、現像ローラ15の前上方に配置されている。層厚規制ブレード17は、現像ローラ15の前端部に接触している。
トナー収容部18は、供給ローラ16および層厚規制ブレード17の前方に配置されている。トナー収容部18は、トナーを収容するように構成されている。
アジテータ19は、トナー収容部18内において、回転可能に支持されている。
スキャナユニット4は、プロセスカートリッジ3の上方に配置されている。スキャナユニット4は、感光ドラム12に向けて画像データに基づくレーザービームを出射するように構成されている。
定着装置5は、プロセスカートリッジ3の後方に配置されている。定着装置5は、ヒートユニット22と、定着ローラ21とを備えている。
ヒートユニット22は、左右方向に延びている。
定着ローラ21は、ヒートユニット22の下方に配置されている。定着ローラ21は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。
プリンタ1が画像形成動作を開始すると、スコロトロン型帯電器13は、感光ドラム12の表面を一様に帯電する。スキャナユニット4は、画像データに基づいて感光ドラム12の表面を露光する。これにより、画像データに基づく静電潜像が、感光ドラム12の表面に形成される。
また、アジテータ19は、トナー収容部18内のトナーを撹拌して、供給ローラ16に供給する。供給ローラ16は、アジテータ19によって供給されたトナーを現像ローラ15に供給する。このとき、トナーは、現像ローラ15と供給ローラ16との間で正極性に摩擦帯電され、現像ローラ15に担持される。層厚規制ブレード17は、現像ローラ15に担持されたトナーの層厚を一定厚さに規制する。
そして、現像ローラ15に担持されたトナーは、感光ドラム12表面の静電潜像に供給される。これにより、トナー像が、感光ドラム12の表面に担持される。
用紙Pは、給紙トレイ8から、各種ローラの回転により、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム12と転写ローラ14との間に給紙される。感光ドラム12表面のトナー像は、用紙Pが感光ドラム12と転写ローラ14との間を通過するときに、用紙Pに転写される。
次いで、用紙Pは、定着ローラ21とヒートユニット22との間を通過するときに、加熱および加圧される。これにより、用紙P上のトナー像は、用紙Pに熱定着される。
その後、用紙Pは、排紙トレイ9に配置される。
2.定着装置の詳細
定着装置5は、図2および図3に示すように、フレーム31と、ヒートユニット22(図5参照)と、第1押圧部材33Rと、第2押圧部材33Lと、シャフト34と、第1カム35Rと、第2カム35Lとを備えている。
(1)フレーム
フレーム31は、樹脂材料からなり、左右方向に延びる略ボックス形状を有している。フレーム31は、下フレーム37と、上フレーム38とを備えている。
下フレーム37は、フレーム31の下半分を構成している。図5および図6に示すように、下フレーム37は、凹部40を有する第1側壁41Rと、凹部40を有する第2側壁41Lと、底壁43と、前壁44と、後壁45とを備えている。
図4および図5に示すように、第1側壁41Rは、下フレーム37の右端部に配置されている。第1側壁41Rは、上下方向に延びる板形状を有している。第1側壁41Rは、溝47と、支持軸46(図6参照)とを備えている。
溝47は、第1側壁41Rの前上端部に配置されている。溝47は、第1側壁41Rの上端から下方に向かって切欠かれている。
図6に示すように、支持軸46は、溝47内に配置されている。支持軸46は、左右方向に延びる棒形状を有している。支持軸46の上面は、前後方向中央が上方に向かって膨らむように湾曲している。支持軸46の下面は、前後方向中央が下方に向かって膨らむように湾曲している。
図5および図6に示すように、凹部40は、第1側壁41Rの前後方向中央部に配置されている。凹部40は、第1側壁41Rの上端から下方に向かって窪んでいる。凹部40は、上方が開放された側面視略U字状を有している。凹部40の下端は、第1側壁41Rの上下方向中央部に配置されている。
図4および図5に示すように、第2側壁41Lは、下フレーム37の左端部に配置されている。第2側壁41Lは、下フレーム37の左端部に配置される以外は、第1側壁41Rと同様の構造である。
図5に示すように、底壁43は、第1側壁41Rの下端部と、第2側壁41Lの下端部との間に架設されている。底壁43は、左右方向に延びる板形状を有している。
図3に示すように、前壁44は、第1側壁41Rの前下端部と、第2側壁41Lの前下端部との間に架設されている。前壁44は、底壁43の前端部から上方に延びる板形状を有している。
図5に示すように、後壁45は、第1側壁41Rの後下端部と、第2側壁41Lの後下端部との間に架設されている。後壁45は、底壁43の後端部から上方に延びる板形状を有している。
定着ローラ21は、その右端部が第1側壁41Rの下端部に回転可能に支持され、その左端部が第2側壁41Lの下端部に回転可能に支持されることにより、左右方向に延びる回転軸線について回転可能である。
図2に示すように、上フレーム38は、下方が開口された略ボックス形状を有している。上フレーム38は、下フレーム37の上方に配置されている。
(2)ヒートユニット
図1に示すように、ヒートユニット22は、定着ローラ21の上方に配置されている。ヒートユニット22は、ステイカバー51と、ステイ52と、反射板53と、ヒータ54と、加熱板55と、エンドレスベルト56と、第1係合部57R(図5参照)と、第2係合部57L(図5参照)とを備えている。
ステイカバー51は、耐熱性の樹脂材料からなり、左右方向に延びている。ステイカバー51は、下端部が開放された略ボックス形状を有している。
ステイ52は、ステイカバー51の内方に配置されている。ステイ52は、金属材料からなる。ステイ52は、左右方向に延びており、下端部が開放された略角筒形状を有している。
反射板53は、ステイ52の内方に配置されている。反射板53は、金属材料からなる。反射板53は、左右方向に延びており、下端部が開放された略角筒形状を有している。反射板53の内面は、鏡面加工されている。
ヒータ54は、反射板53の内方に配置されている。ヒータ54は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。
加熱板55は、ヒータ54の下方に配置されている。加熱板55は、金属材料からなる。加熱板55は、左右方向に延びる略平板形状を有している。加熱板55は、ステイ52に支持されている。
エンドレスベルト56は、耐熱性と可撓性とを有するフィルムであり、左右方向に延びる略円筒形状を有している。エンドレスベルト56は、その内周面が加熱板55の下面に接触するように、ステイカバー51、ステイ52、反射板53、ヒータ54および加熱板55の周囲に巻かれている。エンドレスベルト56の下端部は、定着ローラ21の上端部に接触している。エンドレスベルト56の下端部は、加熱板55と定着ローラ21との間で挟まれている。
図5に示すように、第1係合部57Rは、ヒートユニット22の右端部に配置されている。第1係合部57Rは、エンドレスベルト56の右方に配置されている。第1係合部57Rは、側面視略矩形状の板形状を有している。第1係合部57Rは、本体部61と、受け部62とを備えている。
本体部61は、側面視略矩形状の板形状を有している。本体部61の前後方向の長さは、第1側壁41Rの凹部40の前後方向の長さと略同一である。本体部61は、第1側壁41Rの凹部40に嵌っている。本体部61は、第1側壁41Rにおける凹部40内において、上下方向にスライド移動可能な状態で支持されている。
受け部62は、本体部61の上端部に配置されている。受け部62は、本体部61の上面から上方に延びる角柱形状を有している。受け部62は、リブ63と、リブ64とを備えている。
リブ63は、受け部62の上面の前端部から上方に向かって突出している。リブ63は、受け部62の右端と左端とを結ぶように、左右方向に延びている。リブ63の上面は、前後方向中央が上方に向かって膨らむように湾曲している。
リブ64は、受け部62の上面の後端部から上方に向かって突出している。リブ64は、受け部62の右端と左端とを結ぶように、左右方向に延びている。リブ64の上面は、前後方向中央が上方に向かって膨らむように湾曲している。
図6に示すように、受け部62の前後方向の寸法は、L3である。また、リブ63の前後方向の寸法と、リブ64の前後方向の寸法とは同一である。具体的には、リブ63の前後方向の寸法、および、リブ64の前後方向の寸法は、L1である。
図4に示すように、第2係合部57Lは、ヒートユニット22の左端部に配置され、エンドレスベルト56の左方に配置されている。第2係合部57Lは、ヒートユニット22の左端部に配置され、エンドレスベルト56の左方に配置される以外は、第1係合部57Rと同様の構造である。第2係合部52Lでは、本体部61は、第2側壁41Lの凹部40(図5参照)に嵌っている。本体部61は、第2側壁41Lの凹部40(図5参照)内において、上下方向にスライド移動可能な状態で支持されている。
これにより、ヒートユニット22は、下フレーム37に、上下方向にスライド移動可能な状態で支持されている。
(3)第1押圧部材および第2押圧部材
図5に示すように、第1押圧部材33Rは、ヒートユニット22の右端部の上方に配置されている。第1押圧部材33Rは、金属材料からなる。図7Aおよび図7Bに示すように、第1押圧部材33Rは、延部71と、接触部72と、被付勢部73と、突出部74とを備えている。
延部71は、前後方向および上下方向に延びる板形状を有している。延部71は、凹部78を有する第1端部75と、凹部70を有する第2端部77とを備えている。
第1端部75は、延部71の前端部に配置されている。第1端部75は、側面視略円形状の板形状を有している。
凹部78は、第1端部75の前端縁から後方に向かって窪んでいる。
第2端部77は、延部71の後端部に配置されている。
凹部70は、第2端部77の下端縁から上方に向かって凹んでいる。
接触部72は、前後方向において、凹部70と凹部78との間に配置されている。接触部72は、平面視略矩形状の平板形状を有している。接触部72は、延部71の下端部から右方(左右方向外方)に突出している。接触部72は、図7Aに示すように、前後方向に対して傾斜しており、具体的には、後方に向かうにつれて、下方に向かうように延びている。
図7Cに示すように、接触部72と延部71とによって形成される角度であって、延部71に対して右方に形成される角度θ1は、90°以上である。角度θ1は、換言すれば、接触部72と延部71とによって形成される角度であって、延部71に対して接触部72の突出方向に形成される角度である。角度θ1は、具体的には、略100°である。すなわち、接触部72の下面72Aは、図7Aに示すように、前上方と後下方とを結ぶ方向に延びており、かつ、図7Cに示すように、上下方向との間のなす角度が90°以上となるように、延部71に対して傾いている。なお、接触部72の下面72Aが面の一例である。
また、図6に示すように、接触部72の前後方向の寸法L2は、受け部62の前後方向の寸法L3、および、リブ63およびリブ64の前後方向の寸法L1よりも大きい。
図7Aに示すように、被付勢部73は、第2端部77における凹部70の前端縁から後方に向かって突出している。被付勢部73は、接触部72よりも第1端部75から離れて配置されている。
図7Aおよび図7Bに示すように、突出部74は、第2端部77の右方(左右方向外方)に配置されている。突出部74は、平面視略矩形状の平板形状を有している。突出部74は、第2端部77の下端部から右方に突出している。第2端部77は、前後方向に延びている。第2端部77は、接触部42の後方に配置されており、延部71から接触部42と同じ方向に突出している。図7Cに示すように、突出部74と第2端部77とによって形成される角度であって、突出部74に対して右方に形成される角度θ2は、略90°である。角度θ2は、換言すれば、突出部74と第2端部77とによって形成される角度であって、第2端部77に対して突出部74の突出方向に形成される角度である。
図5および図6に示すように、第1押圧部材33Rの第1端部75は、第1側壁41Rの支持軸46に回転可能に支持されている。これにより、第1押圧部材33Rは、左右方向に延びる回転軸線について回転可能である。第1押圧部材33Rは、第1付勢部材81によって付勢されている。
第1付勢部材81は、引張りコイルばねである。第1付勢部材81は、上下方向に延びている。第1付勢部材81は、その上端部が、第1押圧部材33Rの被付勢部73に係合されており、その下端部が、第1側壁41Rの後下端部に係合されている。これにより、被付勢部73は、常には、下方に向かう付勢力が付与されている。すなわち、第1押圧部材33Rは、常には、第1端部75を中心として、第2端部77を下方に向かって回転させる方向に付勢されている。
第2押圧部材33Lは、ヒートユニット22の左端部の上方に配置される以外は、第1押圧部材33Rと同様の構造である。
具体的には、図4に示すように、第1押圧部材33Rと第2押圧部材33Lとは、上下方向に延びる対称面の一例である仮想面Bについて面対称である。
すなわち、左右方向に見たときに、第1押圧部材33Rの延部71、および、第2押圧部材33Lの延部71は、同一の形状を有している。また、第1押圧部材33Rの接触部72および突出部74は、延部71から右方に突出している。第2押圧部材33Lの接触部72および突出部74は、延部71から左方に突出している。すなわち、左右方向において、第1押圧部材33Rの接触部72および突出部74と、第2押圧部材33Lの接触部72および突出部74とは、逆方向に突出している。
また、第2押圧部材33Lは、第2付勢部材82によって付勢されている。
第2付勢部材82は、引張りコイルばねである。第2付勢部材82は、上下方向に延びている。第2付勢部材82は、その上端部が、第2押圧部材33Lの被付勢部73に係合されており、その下端部が、第2側壁41Lの後下端部に係合されている。これにより、第2押圧部材33Lの被付勢部73は、常には、下方に向かう付勢力が付与されている。すなわち、第2押圧部材33Lは、常には、第1端部75を中心として、第2端部77を下方に向かって回転させる方向に付勢されている。
(4)シャフト、第1カムおよび第2カム
図2に示すように、シャフト34は、下フレーム37の後上端部に配置されている。図4に示すように、シャフト34は、金属材料からなり、左右方向に延びる略円柱形状を有している。シャフト34の右端部は、第1側壁41Rの後上端部に回転可能に支持されている。シャフト34の左端部は、第2側壁41Lの後上端部に回転可能に支持されている。これにより、シャフト34は、左右方向に延びる回転軸線について回転可能である。
図2および図4に示すように、第1カム35Rは、シャフト34の右端部に配置されている。第1カム35Rは、側面視略矩形の平板形状を有しており、前後方向に延びている。第1カム35Rは、その前端部が、シャフト34の右端部に相対回転不能に取り付けられている。第1カム35Rは、押圧面85を備えている。
図2に示すように、押圧面85は、第1カム35Rの周面の一部であって、左右方向に見たときに、前上方と後下方とを結ぶ方向に延びている。
図7に示すように、第2カム35Lは、シャフト34の左端部に配置されている。第2カム35Lは、シャフト34の左端部に配置される以外は、第1カム35Rと同様の構造である。また、第1カム35Rの右方には、操作部88が配置されている。
図2に示すように、操作部88は、側面視略L字状の略板形状を有している。操作部88は、その中央部が、シャフト34の右端部に相対回転不能に取り付けられている。
3.押圧部材によるヒートユニットの押圧
図5に示すように、第1押圧部材33Rの接触部72の下面72A(図7C参照)は、第1係合部57Rの受け部62のリブ63およびリブ64と接触している。同様に、第2押圧部材33Lの接触部72の下面72A(図7C参照)は、第2係合部57Lの受け部62のリブ63およびリブ64(図4参照)と接触している。そして、上記したように、第1押圧部材33Rは、第1付勢部材81によって、常には、下方に向かう付勢力が付与されている。また、第2押圧部材33Lは、第2付勢部材82によって、常には、下方に向かう付勢力が付与されている。
これにより、図6に示すように、第1押圧部材33Rの接触部72の下面72A(図7C参照)が、第1係合部57Rの受け部62のリブ63およびリブ64を下方に向かって押圧する。同様に、第2押圧部材33Lの接触部72の下面72A(図7C参照)が、第2係合部57Lの受け部62のリブ63およびリブ64を下方に向かって押圧する。これにより、ヒートユニット22は、定着ローラ21に向かって押圧される。
すると、1係合部57Rの受け部62から第1押圧部材33Rの接触部72に対して力が加わり、第1押圧部材33Rが左方に傾く。また、第2係合部57Lの受け部62から第2押圧部材33Lの接触部72に対して力が加わり、第2押圧部材33Lが右方に傾く。
そのため、第1押圧部材33Rの押圧力と、第2押圧部材33Lの押圧力とを左右方向で均一化できる。
その結果、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lによって、ヒートユニット22を左右方向に均一に押圧できる。
4.カムおよび押圧部材の動作
プリンタ1において画像形成動作が行われる場合には、図2に示すように、第1カム35Rおよび第2カム35Lは、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lから離間している。
この状態における第1カム35Rおよび第2カム35Lの位置が解除位置である。
また、上記したように、ヒートユニット22は、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lによって、定着ローラ21(図1参照)に向かって押圧されている。
この状態から、ヒートユニット22が定着ローラ21を押圧する状態を解除する場合には、作業者は、操作部88を上方に持ち上げる。
すると、シャフト34が、第1カム35Rおよび第2カム35Lとともに、右側面視反時計回り方向に回転する。
そして、第1カム35Rの押圧面85が、第1押圧部材33Rの突出部74の下面に係合して、第1押圧部材33Rを、第1付勢部材81の付勢力に抗して上方に向かって押圧する。また、第2カム35Lの押圧面85が、第2押圧部材33Lの突出部74の下面に係合して、第2押圧部材33Lを、第2付勢部材82の付勢力に抗して上方に向かって押圧する。
すると、第1押圧部材33Rが、右側面視反時計回り方向に回転する。そして、第1押圧部材33Rの接触部72の下面72A(図7C参照)が、第1係合部57Rの受け部62のリブ63およびリブ64から離間する。また、第2押圧部材33Lが、右側面視反時計回り方向に回転する。そして、第2押圧部材33Lの接触部72の下面72A(図7C参照)が、第2係合部57Lの受け部62のリブ63およびリブ64から離間する。
これにより、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lのヒートユニット22に対する押圧力が解除される。
定着ローラ21とヒートユニット22との間に用紙Pが挟まった場合には、このようにして、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lの押圧力を解除することにより、用紙Pを、定着ローラ21とヒートユニット22との間から円滑に取り出すことができる。
なお、図6において仮想線で示すように、第1カム35Rの押圧面85が第1押圧部材33Rの突出部74に係合する第1カム35Rの位置が押圧位置である。同様に、第2カム35Lの押圧面85が第2押圧部材33Lの突出部74に係合する第2カム35Lの位置が押圧位置である。
5.作用効果
(1)この定着装置5によれば、図7Cに示すように、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lにおいて、接触部72と延部71とによって形成される角度であって、延部71に対して左右方向外方に形成される角度θ1は、90°以上である。具体的には、角度θ1は、略100°である。
そのため、第1押圧部材33Rの接触部72の下面72Aが第1係合部57Rの受け部62のリブ63およびリブ64に接触する場合に、第1押圧部材33Rが、必ず、左方に傾く。また、第2押圧部材33Lの接触部72の下面72Aが第2係合部57Lの受け部62のリブ63およびリブ64に接触する場合に、第2押圧部材33Lが、必ず、右方に傾く。すなわち、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lを、必ず意図する方向に倒せる。
その結果、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lが意図しない方向に傾いて、ヒートユニット22に対する第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lの押圧力が左右方向において不均一になることを抑制できる。
よって、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lによって、ヒートユニット22を左右方向に均一に押圧できる。
(2)また、この定着装置5によれば、図4に示すように、第1押圧部材33Rと第2押圧部材33Lとは、仮想面Bについて面対称である。
そのため、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lの両方を左右方向の内側に倒せる。
その結果、1押圧部材33Rの押圧力と、第2押圧部材33Lの押圧力とを均一化できる。
よって、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lによって、ヒートユニット22を左右方向に均一に押圧できる。
(3)また、この定着装置5によれば、図7Cに示すように、第1押圧部材33Rの接触部72は、第1係合部57Rの受け部62と接触する下面72Aを備える。同様に、第2押圧部材33Lの接触部72は、第2係合部57Lの受け部62と接触する下面72Aを備える。
そのため、第1押圧部材33Rの接触部72の下面72Aで受け部62を押圧するので、接触部72によって、受け部62を安定的に押圧できる。同様に、第2押圧部材33Lの接触部72の下面72Aで受け部62を押圧するので、接触部72によって、受け部62を安定的に押圧できる。
(4)また、この定着装置5によれば、図7Cに示すように、第1押圧部材33Rにおいて、突出部74は、延部71から接触部72と同じ方向に突出している。同様に、第2押圧部材33Lにおいて、突出部74は、延部71から接触部72と同じ方向に突出している。
そのため、第1押圧部材33Rの突出部74が第1カム35Rと接触することにより、第1押圧部材33Rが第1カム35Rから受ける力の向きと、第1押圧部材33Rの接触部72が第1係合部57Rの受け部62と接触することにより、第1押圧部材33Rが受け部62から受ける力の向きとを揃えることができる。同様に、第2押圧部材33Lの突出部74が第2カム35Lと接触することにより、第2押圧部材33Lが第2カム35Lから受ける力の向きと、第2押圧部材33Lの接触部72が第2係合部57Lの受け部62と接触することにより、第2押圧部材33Lが受け部62から受ける力の向きとを揃えることができる。
その結果、第1カム35Rと第1押圧部材33Rの突出部74とが接触することにより第1押圧部材33Rの傾きが阻害されることを抑制できる。同様に、第2カム35Lと第2押圧部材33Lの突出部74とが接触することにより第2押圧部材33Lの傾きが阻害されることを抑制できる。
(5)また、この定着装置5によれば、図6に示すように、第1係合部57Rの受け部62の前後方向の寸法L3は、第1押圧部材33Rの接触部72の前後方向の寸法L2よりも小さい。また、第1係合部57Rのリブ63およびリブ64の前後方向の寸法L1は、第1押圧部材33Rの接触部72の前後方向の寸法L2よりも小さい。同様に、第2係合部57Lの受け部62の前後方向の寸法L3は、第2押圧部材33Lの接触部72の前後方向の寸法L2よりも小さい。また、第2係合部57Lのリブ63およびリブ64の前後方向の寸法L1は、第2押圧部材33Lの接触部72の前後方向の寸法L2よりも小さい。
そのため、第1係合部57Rの受け部62を、第1押圧部材33Rの接触部72に対して確実に接触させることができる。具体的には、第1係合部57Rのリブ63およびリブ64を、第1押圧部材33Rの接触部72に対して確実に接触させることができる。同様に、第2係合部57Lの受け部62を、第2押圧部材33Lの接触部72に対して確実に接触させることができる。具体的には、第2係合部57Lのリブ63およびリブ64を、第2押圧部材33Lの接触部72に対して確実に接触させることができる。
(6)また、この定着装置5によれば、図7Aに示すように、第1押圧部材33Rにおいて、接触部72は、被付勢部73よりも第1端部75の近くに配置されている。同様に、第2押圧部材33Lにおいて、接触部72は、被付勢部73よりも第1端部75の近くに配置されている。
そのため、第1付勢部材81から第1押圧部材33Rの被付勢部73に付勢力が加わることにより、接触部72から受け部62に対して効率よく力を加えることができる。同様に、第2付勢部材82から第2押圧部材33Lの被付勢部73に付勢力が加わることにより、接触部72から受け部62に対して効率よく力を加えることができる。
その結果、第1押圧部材33Rの接触部72によって、受け部62を安定的に押圧できる。同様に、第2押圧部材33Lの接触部72によって、受け部62を安定的に押圧できる。
6.第2実施形態および第3実施形態
図8〜図9Bを参照して、定着装置5の第2実施形態および第3実施形態を説明する。なお、以下において、上記第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
(1)第2実施形態
上記した第1実施形態では、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lにおいて、接触部72と延部71とによって形成される角度θ1と、突出部74と第2端部77とによって形成される角度θ2とは異なっている。
対して、第2実施形態では、図8に示すように、突出部74と第2端部77とによって形成される角度θ3と、角度θ1とは同一である。
具体的には、突出部74と第2端部77とによって形成される角度であって、第2端部77に対して左右方向外方に形成される角度θ3は、90°以上である。角度θ3は、具体的には、略100°である。角度θ3は、角度θ1(図7C参照)と同一である。角度θ3は、換言すれば、突出部74と第2端部77とによって形成される角度であって、第2端部77に対して突出部74の突出方向に形成される角度である。
第2実施形態の定着装置5によれば、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、第2実施形態の定着装置5によれば、図8に示すように、突出部74と第2端部77とによって形成される角度θ3は、90°以上であって、具体的には、略100°である。そして、角度θ2は、角度θ1(図7C参照)と同一である。
そのため、第1カム35Rが押圧位置に配置されると、第1カム35Rが第1押圧部材33Rの突出部74を押圧することにより、第1押圧部材33Rを、左方に倒せる。また、第1カム35Rが解除位置に配置される場合には、第1押圧部材33Rの接触部72が第1係合部57Rの受け部62を押圧することにより、第1押圧部材33Rを、左方に倒せる。同様に、第2カム35Lが押圧位置に配置されると、第2カム35Lが第2押圧部材33Lの突出部74を押圧することにより、第2押圧部材33Lを、右方に倒せる。また、第2カム35Lが解除位置に配置される場合には、第2押圧部材33Lの接触部72が第2係合部57Lの受け部62を押圧することにより、第2押圧部材33Lを、右方に倒せる。
その結果、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lを、常に左右方向の内側に倒せる。
よって、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lによって、ヒートユニット22を左右方向に均一に押圧できる。
(2)第3実施形態
上記した第1実施形態では、受け部62は、リブ63およびリブ64を備えている。そして、リブ63およびリブ64が、接触部72と接触する。
対して、第3実施形態では、図9Aに示すように、受け部62は、球状部100を備えている。そして。球状部100が、接触部72と接触する。
詳しくは、第3実施形態では、図9Bに示すように、受け部62は、第1実施形態におけるリブ63およびリブ64(図5参照)に代えて、球状部100を備えている。
球状部100は、受け部62の上面の前後方向中央部から上方に向かって突出している。球状部100は、略半球形状を有しており、上方に向かって膨らむように湾曲している。球状部100の上面が球面100Aである。
そして、図9Aに示すように、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lの接触部72の下面(図7C参照)は、球状部100の球面100Aに接触し、球状部100の球面100Aを下方に向かって押圧する。
第3実施形態の定着装置5によれば、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、第3実施形態の定着装置5によれば、図9Bに示すように、受け部62は、球状部100を備えている。また、球状部100は、球面100Aを備えている。そして、図9Aに示すように、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lの接触部72の下面(図7C参照)は、球状部100の球面100Aに接触し、球状部100の球面100Aを下方に向かって押圧する。
そのため、第1押圧部材33Rおよび第2押圧部材33Lの接触部72の下面(図7C参照)を、球状部100の球面100Aに対して常に1点で接触させることができる。
その結果、接触部72によって、受け部62を一層安定的に押圧できる。
5 定着装置
21 定着ローラ
22 ヒートユニット
31 フレーム
33R 第1押圧部材
33L 第2押圧部材
34 シャフト
35R 第1カム
35L 第2カム
55 加熱板
56 エンドレスベルト
62 受け部
71 延部
72 接触部
72A 下面
73 被付勢部
74 突出部
75 支持部
77 回転部
81 第1付勢部材
82 第2付勢部材
100A 球面

Claims (9)

  1. 第1方向に延びるエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトの内側に配置され、前記第1方向に延びる加熱板と、前記エンドレスベルトに対して前記第1方向の外側に配置される受け部とを備えるヒートユニットと、
    前記第1方向に延び、前記第1方向と直交する第2方向において、前記加熱板との間で前記エンドレスベルトを挟む定着ローラと、
    前記ヒートユニットと前記定着ローラとを支持するフレームと、
    前記フレームの前記第1方向の端部に配置され、前記ヒートユニットを前記定着ローラに向かって押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材を付勢する付勢部材と、を備え、
    前記押圧部材は、
    前記第1方向と直交し、前記第2方向と交差する第3方向に延びる延部であって、前記フレームに回転可能に支持される第1端部と、前記第3方向において、前記第1端部と反対側の第2端部とを備える延部と、
    前記第2端部に配置され、前記付勢部材によって前記定着ローラに向かって付勢される被付勢部と、
    前記延部から前記第1方向に突出し、前記受け部と接触する接触部と、を備え、
    前記接触部は、前記延部から前記第1方向の外側に向かって突出しており、
    前記延部と前記接触部とによって形成される角度であって、前記延部に対して前記接触部の突出方向に形成される角度は、90°よりも大きいことを特徴とする、定着装置。
  2. 前記押圧部材は、
    前記フレームの前記第1方向の一端部に配置される第1押圧部材と、
    前記フレームの前記第1方向の他端部に配置される第2押圧部材と、を備え、
    前記第1押圧部材と前記第2押圧部材とは、前記第1方向と直交する対称面について面対称であることを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記接触部は、前記受け部に接触する面を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記押圧部材は、前記第3方向において前記接触部と異なる位置に配置され、前記延部から前記第1方向に突出する突出部をさらに備え、
    前記第1方向に延び、前記フレームに回転可能に支持されるシャフトと、
    前記シャフトの前記第1方向の端部に配置され、前記突出部を前記付勢部材の付勢方向と反対方向に向かって押圧する押圧位置と、前記突出部に対する押圧を解除する解除位置との間を移動可能なカムと、をさらに備え、
    前記突出部は、前記第1方向において、前記延部から前記接触部と同じ方向に突出していることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の定着装置。
  5. 前記延部と前記突出部とによって形成される角度であって、前記延部に対して前記突出部の突出方向に形成される角度は、90°よりも大きいことを特徴とする、請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記延部と前記突出部とによって形成される角度であって、前記延部に対して前記突出部の突出方向に形成される角度は、前記延部と前記接触部とによって形成される角度であって、前記延部に対して前記接触部の突出方向に形成される角度と同一であることを特徴とする、請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記受け部の前記第3方向の寸法は、前記接触部の前記第3方向の寸法よりも小さいことを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の定着装置。
  8. 前記接触部は、前記被付勢部よりも前記延部の前記第1端部の近くに配置されることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の定着装置。
  9. 前記受け部は、前記接触部と接触する球面を備えることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の定着装置。
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