JP2022178521A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】露光ヘッドと感光体の周囲の部材との干渉を避けつつ、露光ヘッドをコンパクトに配置することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、円筒状の感光体51と、感光体51の回転軸線方向に並んだ複数の発光部112、発光部112からの光を感光体51の表面に結像させる光学部材120、および、発光部112と光学部材120を支持する第1フレーム130を有する露光ヘッド100と、第1フレーム130を支持する第2フレーム200と、第2フレーム200を感光体51に向けて押圧する押圧部材とを備える。露光ヘッド100は、露光ヘッド100の光軸方向が押圧部材の押圧方向に対して所定角度傾いた姿勢で第2フレーム200に支持されている。【選択図】図7

Description

本発明は、複数の発光部を有する露光ヘッドを備えた画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置として、感光体を露光するように構成された複数の明滅部、および、複数の明滅部を保持する保持ケースを有する露光ヘッドと、露光ヘッドを支持する支持フレームとを備えるものが知られている(特許文献1)。この技術では、支持フレームは、コイルバネによって感光体に向けて付勢されている。そして、露光ヘッドの光軸方向は、コイルバネによる押圧方向と一致している。
特開2013-203039号公報
ところで、感光体の周囲には、露光ヘッドの他に、例えば、現像器や帯電器などが配置されるが、画像形成装置のさらなる小型化を図るためには、露光ヘッドと感光体の周囲の部材との干渉を避けつつ、露光ヘッドをコンパクトに配置できる構成が望まれる。
そこで、本発明は、露光ヘッドと感光体の周囲の部材との干渉を避けつつ、露光ヘッドをコンパクトに配置することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するための画像形成装置は、円筒状の感光体と、感光体の回転軸線方向に並んだ複数の発光部、発光部からの光を感光体の表面に結像させる光学部材、および、発光部と光学部材を支持する第1フレームを有する露光ヘッドと、第1フレームを支持する第2フレームと、第2フレームを感光体に向けて押圧する押圧部材と、を備える。
露光ヘッドは、露光ヘッドの光軸方向が押圧部材の押圧方向に対して所定角度傾いた姿勢で第2フレームに支持されている。
このような構成によれば、露光ヘッドと感光体の周囲の部材との干渉を避けつつ、露光ヘッドをコンパクトに配置することができる。
また、画像形成装置は、感光体にトナーを供給する現像ローラを備え、露光ヘッドは、光学部材の光の出射面が現像ローラに近づくように傾いている構成とすることができる。
これによれば、露光ヘッドと現像ローラの周囲の部材との干渉を避けつつ、露光ヘッドをコンパクトに配置することができる。また、露光ヘッドによって感光体の表面の現像ローラに近い位置を露光することができる。
また、画像形成装置は、第2フレームを感光体に近接または離間する方向にガイドするガイド部を備え、ガイド部によってガイドされる第2フレームの移動方向は、押圧方向と同じ方向である構成とすることができる。
これによれば、押圧部材の押圧力を感光体に向けて効率良く発揮させることができる。
また、回転軸線方向から見て、感光体の回転中心と、感光体の表面の露光ヘッドによって露光される位置とを通る直線を第1直線として、第1直線と光軸方向とがなす角度は、第1直線と押圧方向とがなす角度よりも小さい構成とすることができる。
これによれば、第1直線と光軸方向とがなす角度が小さいことで、露光ヘッドから感光体の表面に向けて第1直線に沿うように光を出射することができるので、感光体を良好に露光することができる。
また、画像形成装置は、感光体に形成されたトナー像をシートに転写する無端状のベルトであって、感光体と接触するベルトを備え、回転軸線方向から見て、ベルトの感光体と接触する位置と、感光体の回転中心とを通る直線を第2直線として、第2直線と光軸方向とがなす角度は、第2直線と押圧方向とがなす角度よりも大きい構成とすることができる。
また、画像形成装置は、開口を有する筐体と、第2フレームを支持する第3フレームと、第3フレームを支持するカバーであって、筐体に対して開口を閉じる閉位置と開口を開く開位置との間で移動可能なカバーと、を備える構成とすることができる。
これによれば、カバーを開くことで、露光ヘッドを、感光体に近接する位置から、感光体から離間する位置に移動させることができる。
また、カバーは、筐体に対して閉位置と開位置との間で回動可能であり、第2フレームは、第3フレームに対して揺動可能に支持されている構成とすることができる。
これによれば、カバーの開閉に伴って第2フレームと露光ヘッドが移動するときに他の部材に接触した場合でも、第2フレームが第3フレームに対して揺動することで、第2フレームや露光ヘッドが他の部材に干渉するのを抑制することができる。そして、これにより、筐体内の、第2フレームや露光ヘッドを移動させるためのスペースを小さくできるので、第2フレームや露光ヘッドを含む、感光体の周囲に配置される部材をコンパクトに配置することができる。
また、第2フレームは、第1フレームを支持する支持面と、支持面と対向する対向面であって、支持面との間に第1フレームが配置される対向面とを有し、画像形成装置は、第1フレームを支持面に押圧する弾性部であって、第1フレームと対向面との間に挿入された弾性部を有する弾性部材を備え、支持面は、弾性部の挿入方向の上流にいくほど対向面との間隔が大きくなるように傾いている構成とすることができる。
これによれば、支持面と対向面との間隔が大きい側から弾性部材の弾性部を挿入することができるので、組み立て性を向上させることができる。
また、露光ヘッドは、回転軸線方向から見て、第2フレームの輪郭内に配置されている構成とすることができる。
これによれば、第2フレームによって露光ヘッドを保護することができる。また、カバーの開閉に伴って第2フレームと露光ヘッドが移動する場合には、他の部材に接触したとしても第2フレームが接触することになるので、露光ヘッドが他の部材に接触するのを抑制することができる。
本発明によれば、露光ヘッドと感光体の周囲の部材との干渉を避けつつ、露光ヘッドをコンパクトに配置することができる。
実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 カバーが開位置にある状態の画像形成装置を示す図である。 露光ユニット、第3フレームおよび押圧部材を示す斜視図である。 露光ユニットと第3フレームを示す断面図である。 露光位置にある露光ユニットと、感光体および感光体の周囲の部材を示す断面図である。 ガイド部を示す図である。 露光ヘッドの姿勢を説明する図である。 露光ヘッドの支持構造と弾性部材を示す図(a),(b)である。
次に、画像形成装置の一実施形態について説明する。なお、以下の説明において、方向は、図1における左側を「前」、右側を「後」、奥側を「左」、手前側を「右」とする。また、図1における上側を「上」、下側を「下」とする。
図1に示すように、画像形成装置1は、カラープリンタであり、筐体10と、カバー11と、シート供給部20と、画像形成部30と、シート排出部90とを備えている。
筐体10は、上部に形成された開口10Aを有している。
カバー11は、筐体10の上部に配置され、開口10Aを開閉する。詳しくは、カバー11は、筐体10に対して、開口10Aを閉じる閉位置と、開口10Aを開く開位置との間で移動可能となっている。具体的には、カバー11は、筐体10の後部に設けられた回動軸11Aを中心として筐体10に対して図1に示す閉位置と図2に示す開位置との間で回動可能である。カバー11は、第3フレーム300を支持している。
図1に戻り、シート供給部20は、シートSを収容するシートトレイ21と、シートトレイ21内のシートSを1枚ずつ分離して画像形成部30に供給するシート供給機構22とを備えている。シートトレイ21は、筐体10に対して着脱可能であり、筐体10に装着された状態で筐体10内の下部に配置される。
画像形成部30は、4つの露光ユニット40と、4つのプロセスカートリッジPCと、転写ユニット70と、定着ユニット80とを備えている。
露光ユニット40は、カバー11から吊り下げられるように、第3フレーム300を介してカバー11に支持されている。露光ユニット40は、カバー11が図1に示す閉位置にあるときに露光位置に位置し、感光体51の上方で感光体51に近接して配置される。露光ユニット40は、露光位置にあるときに感光体51の表面を露光可能である。露光ユニット40は、カバー11が図2に示す開位置にあるときに、露光位置よりも感光体51から離間する退避位置に位置する。すなわち、露光ユニット40は、カバー11の開閉に伴って図2に示す退避位置と図1に示す露光位置との間で移動可能となっている。
4つのプロセスカートリッジPCは、シートトレイ21と閉位置にあるカバー11との間で前後方向に並んだ状態で配置されている。図2に示すように、各プロセスカートリッジPCは、カバー11が開位置にあるときに、筐体10に対し開口10Aを通して着脱可能となっている。各プロセスカートリッジPCは、感光体ユニット50と、感光体ユニット50に対して着脱可能な現像カートリッジ60とを備えている。
図1に示すように、感光体ユニット50は、円筒状の感光体51と、感光体51を帯電する帯電器52と、クリーニングローラ54と、感光体51などを支持する感光体フレーム55とを備えている。感光体51は、感光体ドラムである。クリーニングローラ54は、感光体51の表面に残ったトナーなどを回収するローラである。
現像カートリッジ60は、感光体51にトナーを供給する現像ローラ61と、現像ローラ61にトナーを供給する供給ローラ62と、層厚規制ブレード63(図5参照)と、トナーを収容するトナー収容部64と、トナー収容部64内のトナーを攪拌するアジテータ65とを備えている。図5に示すように、層厚規制ブレード63は、現像ローラ61に接触するゴムなどからなる接触部63Aと、現像ローラ61から離れて露光ユニット40の後述する露光ヘッド100に向けて延びるブレード板金63Bとを有している。
図1に戻り、転写ユニット70は、シートトレイ21とプロセスカートリッジPCとの間に配置されている。転写ユニット70は、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、無端状のベルト73と、4つの転写ローラ74とを備え、感光体51に形成されたトナー像をシートSに転写するように構成されている。ベルト73は、駆動ローラ71と従動ローラ72の間に架け渡されており、上側の面が感光体51と接触している。4つの転写ローラ74は、ベルト73の内側において、対応する感光体51との間でベルト73を挟むように配置されている。
定着ユニット80は、プロセスカートリッジPCおよび転写ユニット70の後方に配置されている。定着ユニット80は、加熱ローラ81と、加圧ローラ82とを備え、シートSに転写されたトナー像をシートSに定着するように構成されている。
画像形成部30は、帯電器52によって感光体51の表面を一様に帯電し、露光ユニット40によって感光体51の表面を画像データに基づいて露光することで、感光体51の表面に静電潜像を形成する。また、画像形成部30は、トナー収容部64内のトナーをアジテータ65によって攪拌しながら供給ローラ62に供給し、供給ローラ62から現像ローラ61に供給する。現像ローラ61に供給されたトナーは、現像ローラ61の回転に伴って現像ローラ61と層厚規制ブレード63との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ61上に担持される。
画像形成部30は、現像ローラ61上に担持されたトナーを感光体51上に形成された静電潜像に供給することで、感光体51の表面にトナー像を形成する。その後、画像形成部30は、シート供給部20から供給されたシートSを感光体51とベルト73との間で搬送することで感光体51上のトナー像をシートSに転写する。その後、画像形成部30は、シートSを加熱ローラ81と加圧ローラ82との間で搬送することでシートSに転写されたトナー像をシートSに定着してシートSに画像を形成する。
シート排出部90は、搬送ローラ91と、排出ローラ92とを備えている。シート排出部90は、画像形成部30で画像が形成されたシートSを搬送ローラ91および排出ローラ92によって搬送し、閉位置にある状態のカバー11の上面に設けられた排出トレイ12に排出する。
図3に示すように、露光ユニット40は、感光体51を露光する露光ヘッド100と、露光ヘッド100を支持する第2フレーム200とを備えている。また、画像形成装置1は、露光ユニット40を支持する第3フレーム300と、2つの押圧部材400とを備えている。
図4に示すように、露光ヘッド100は、LEDアレイ110と、光学部材120と、LEDアレイ110と光学部材120を支持する第1フレーム130とを有している。
LEDアレイ110は、基板111と、複数の発光部112とを有する。各発光部112は、LED(発光ダイオード)である。複数の発光部112は、感光体51の回転軸線方向に並んだ状態で配置されている。なお、以下では、感光体51の回転軸線方向を単に「回転軸線方向」ともいう。
露光ヘッド100は、回転軸線方向に並んだ複数の発光部112によって感光体51の表面を回転軸線方向に沿って走査露光する。露光ヘッド100が感光体51を走査露光する方向は、露光ヘッド100の主走査方向である。また、発光部112から出射される光の光軸方向は、露光ヘッド100の光軸方向である。さらに、光軸方向および主走査方向の両方に直交する方向は、露光ヘッド100の副走査方向である。本実施形態において、主走査方向および回転軸線方向は、左右方向と略一致する。
光学部材120は、発光部112からの光を感光体51の表面に結像させるレンズアレイである。光学部材120は、発光部112からの光が入射される入射面121と、光軸方向において入射面121とは反対側に位置する、光の出射面122とを有している。
第1フレーム130は、樹脂などからなる。第1フレーム130は、基板111を介して複数の発光部112を支持している。
図3に示すように、第2フレーム200は、露光ヘッド100の第1フレーム130を支持している。第2フレーム200は、左右方向に長い第2ベース部210と、2つのヘッド支持部220と、2つの当接部230と、付勢部240と、リブ250とを有している。
第2ベース部210は、樹脂などからなる。第2ベース部210は、押圧部材400が配置される2つの凹部211と、第3フレーム300に保持される2つの被保持部212(図4も参照)とを有している。凹部211は、第3フレーム300側に向けて開口する凹部である。凹部211は、回転軸線方向における第2ベース部210の両端部に1つずつ設けられている。被保持部212は、左右に延びる板形状を有している。2つの被保持部212は、回転軸線方向における第2ベース部210の中央に対して対称に設けられている。
ヘッド支持部220は、回転軸線方向における第1フレーム130の両端部を支持する部分であり、第2ベース部210の下部から下方に突出するように設けられている。図4に示すように、ヘッド支持部220は、光軸方向において露光ヘッド100よりも下側の感光体51側に突出している。また、ヘッド支持部220の副走査方向の大きさは、露光ヘッド100の副走査方向の大きさよりも大きい。露光ヘッド100は、回転軸線方向から見て、ヘッド支持部220の輪郭の内側に収まるように配置されている。すなわち、露光ヘッド100は、回転軸線方向から見て、第2フレーム200の輪郭内に配置されている。
図3に戻り、当接部230は、露光ヘッド100と感光体51との間隔を規定する部分であり、各ヘッド支持部220の左右方向における外側に1つずつ設けられている。図5に示すように、各感光体ユニット50の感光体フレーム55は、左右の側壁部にそれぞれ当接面55Aを有し、当接部230は、露光ユニット40が露光位置にあるときに当接面55Aに当接することで、露光ヘッド100と感光体51との間隔を規定する。
図3に示すように、付勢部240およびリブ250は、筐体10に対する露光ユニット40の副走査方向の位置を決める部分である。付勢部240は、回転軸線方向における第2フレーム200の一方側に設けられており、リブ250は、回転軸線方向における第2フレーム200の他方側に設けられている。具体的に、本実施形態では、付勢部240は、第2フレーム200の右側に設けられており、リブ250は、第2フレーム200の左側に設けられている。
付勢部240は、第2ベース部210の右端から右に突出するように設けられた突出部241と、突出部241に対して副走査方向に移動可能に支持された当接部材242と、当接部材242を副走査方向に押圧する図示しないバネとを有している。付勢部240は、露光ユニット40が退避位置から露光位置に移動するときに筐体10が有する図示しない溝に挿入されることで、筐体10に対する露光ユニット40の副走査方向の位置を決める。また、付勢部240は、バネの付勢力によって当接部材242が筐体10の溝の内面を副走査方向に付勢することで、露光位置にある露光ユニット40を副走査方向に付勢する。
リブ250は、第2ベース部210の左端から左に突出するように設けられている。リブ250は、上下に延びる板形状を有している。リブ250は、露光ユニット40が退避位置から露光位置に移動するときに筐体10の後述するガイド部15(図6参照)の第1ボス15Aと第2ボス15Bとの間に挿入されることで、筐体10に対する露光ユニット40の副走査方向の位置を決める。
第3フレーム300は、樹脂などからなり、露光ユニット40の第2フレーム200を支持している。第3フレーム300は、軸部300Aを中心としてカバー11に対して回動可能に支持されている(図1および図2参照)。第2フレーム200は、第3フレーム300に吊り下げられた状態で第3フレーム300に対して揺動可能に支持されている。
詳しくは、図4に示すように、第3フレーム300は、第1保持アーム310と、第2保持アーム320とを有し、第2フレーム200は、被保持部212が2つの保持アーム310,320によって挟み込まれるように保持されている。第2フレーム200は、被保持部212の下端部である軸部212Aを中心として第3フレーム300に対して前後に揺動可能である。なお、露光ユニット40が図5に示す露光位置にある状態では、当接部230が当接面55Aに当接することで、図7に示すように、第2フレーム200が第3フレーム300に対して相対的に押し上げられ、これによって、被保持部212は、保持アーム310,320から離間している。
図3に示すように、押圧部材400は、露光ユニット40を感光体51に向けて押圧する圧縮コイルバネである。詳しくは、押圧部材400は、露光ユニット40の第2フレーム200を感光体51に向けて押圧している。押圧部材400は、第2フレーム200の凹部211の下側の面と第3フレーム300との間において圧縮された状態で配置され、これによって、第2フレーム200を感光体51に向けて押圧している。本実施形態において、押圧部材400の押圧方向は、上下方向と略一致する。また、押圧部材400の押圧方向は、感光体ユニット50の当接面55A(図5参照)と直交する方向である。
図6に示すように、筐体10は、カバー11を閉めるときに退避位置から露光位置に向けて移動する露光ユニット40をガイドするガイド部15を備えている。ガイド部15は、露光ユニット40の第2フレーム200を感光体51に近接または離間する方向にガイドするとともに、露光ユニット40の副走査方向の位置を決める部分である。
詳しくは、ガイド部15は、露光ユニット40が露光位置にある状態において、第2フレーム200のリブ250の上部に後側から係合する第1ボス15Aと、リブ250の下部に前側から係合する第2ボス15Bとを有している。
ガイド部15は、第1ボス15Aおよび第2ボス15Bの両方がリブ250に係合した場合に、リブ250(第2フレーム200)を上下方向と略一致する方向にガイドする。本実施形態において、ガイド部15によってガイドされる第2フレーム200(露光ユニット40)の移動方向は、押圧部材400の押圧方向と同じ方向である。リブ250は、押圧部材400の押圧方向と同じ方向に延びている。
また、ガイド部15は、第2フレーム200のリブ250が第1ボス15Aおよび第2ボス15Bの両方に係合した場合に、第2フレーム200(露光ユニット40)の副走査方向の位置を決める。
図7に示すように、露光ヘッド100は、露光ヘッド100の光軸方向が押圧部材400(図3参照)の押圧方向に対して所定角度傾いた姿勢で第2フレーム200に支持されている。詳しくは、露光ヘッド100の第1フレーム130は、LEDアレイ110と光学部材120を支持する左右方向に長い第1ベース部131と、第1ベース部131の左右両端から左右方向外側に突出する2つの被支持部132(図8参照)とを有している。
また、図8(a)に示すように、第2フレーム200のヘッド支持部220は、支持面としての第1支持面221と、第2支持面222と、対向面223とを有している。第1支持面221は、第1フレーム130の被支持部132を下側から支持する面である。第1支持面221は、押圧部材400の押圧方向に対して所定角度傾斜した面となっており、これによって、被支持部132(露光ヘッド100)は、光軸方向が押圧部材400の押圧方向に対して所定角度傾いた姿勢で第2フレーム200に支持されている。
また、第1支持面221は、前方にいくにつれて上に位置するように傾斜している。これにより、光軸方向は、下方にいくにつれて前に位置するように傾いている。これにより、図5に示すように、露光ヘッド100は、光学部材120の出射面122が入射面121に対して前側に位置するように傾いている。
露光ヘッド100の前方には、対応する現像ローラ61、詳しくは、当該露光ヘッド100が露光する感光体51にトナーを供給する現像ローラ61(61A)が配置されている。このため、露光ヘッド100は、光学部材120の出射面122が入射面121に対して対応する現像ローラ61(61A)に近づくように傾いている。
本実施形態において、所定角度、すなわち、露光ヘッド100の光軸方向と押圧部材400の押圧方向とがなす角度は、一例として、2.8°である。なお、画像形成装置において、所定角度は、露光ヘッドを含む、感光体の周囲に配置される部材の配置に応じて適宜設定することができ、例えば、1.0°~5.7°の範囲に設定することができる。露光ヘッドの光軸方向と押圧部材の押圧方向とがなす角度を5.7°とした場合であっても、当接部の高さ位置を調整することで露光ヘッドと感光体との距離を調整する感度は、角度が0°の場合と略同等である。
図8(a)に戻り、第2支持面222は、被支持部132を前側から支持する面である。被支持部132は、第1支持面221と第2支持面222とによって支持されている。
対向面223は、上下方向において第1支持面221と対向するように設けられた面である。第1支持面221と対向面223との間には、第1フレーム130の被支持部132が配置される。対向面223は、押圧部材400の押圧方向に直交する面である。
画像形成装置1は、第1フレーム130を第1支持面221に向けて押圧する弾性部材500をさらに備えている。弾性部材500は、樹脂などからなり、弾性部510を有している。図8(b)に示すように、弾性部510は、第1フレーム130の被支持部132と対向面223との間に挿入されたときに弾性変形することで、第1フレーム130の被支持部132を第1支持面221に押圧する。また、弾性部510は、被支持部132を第2支持面222にも押圧する。
第1支持面221、第2支持面222および対向面223によって形成される凹部は、後側に向けて開口しており、弾性部材500の弾性部510は、被支持部132と対向面223との間に、後ろから前に向けて挿入される。第1支持面221は、後方にいくほど対向面223との間隔が大きくなるように傾いている。すなわち、第1支持面221は、弾性部510の挿入方向の上流にいくほど対向面223との間隔が大きくなるように傾いている。
図7に示すように、回転軸線方向から見て、感光体51の回転中心51Cと、感光体51の表面の露光ヘッド100によって露光される位置51Pとを通る直線を第1直線L1として、第1直線L1と光軸方向とがなす角度は、第1直線L1と押圧部材400の押圧方向とがなす角度よりも小さい。本実施形態において、第1直線L1と光軸方向とがなす角度は、略0°である。すなわち、第1直線L1が延びる方向と光軸方向とは、略平行である。
また、回転軸線方向から見て、ベルト73の感光体51と接触する位置73Pと、感光体51の回転中心51Cとを通る直線を第2直線L2として、第2直線L2と光軸方向とがなす角度は、第2直線L2と押圧部材400の押圧方向とがなす角度よりも大きい。本実施形態において、第2直線L2と押圧方向とがなす角度は、略0°である。すなわち、第2直線L2と押圧方向とは、略平行である。なお、本実施形態において、第2直線L2が延びる方向は、上下方向と略一致する。
以上説明した本実施形態によれば、露光ヘッド100の光軸方向が押圧部材400の押圧方向に対して所定角度傾いた姿勢で露光ヘッド100が第2フレーム200に支持されていることで、露光ヘッド100と感光体51の周囲の部材との干渉を避けつつ、露光ヘッド100をコンパクトに配置することができる。これにより、画像形成装置1のさらなる小型化を図ることができる。
また、露光ユニット全体を傾いた姿勢で配置する場合と比較して、露光ユニット40と他の部材、例えば、現像カートリッジ60などとの干渉を避けつつ、露光ユニット40をコンパクトに配置することができる。
また、光学部材120の出射面122が入射面121よりも現像ローラ61に近づくように露光ヘッド100が傾いていることで、露光ヘッド100と現像ローラ61の周囲の部材との干渉を避けつつ、露光ヘッド100をコンパクトに配置することができる。例えば、露光ヘッド100と層厚規制ブレード63のブレード板金63Bとの干渉を避けつつ、露光ヘッド100をコンパクトに配置することができる。また、別の見方をすれば、層厚規制ブレード63のブレード板金63Bや接触部63Aのサイズを確保しながら、ブレード板金63Bと露光ヘッド100との干渉を避け、層厚規制ブレード63と露光ヘッド100をコンパクトに配置することができる。
また、光学部材120の出射面122が入射面121よりも現像ローラ61に近づくように露光ヘッド100が傾いていることで、露光ヘッド100によって感光体51の表面の現像ローラ61に近い位置を露光することができる。
また、ガイド部15によってガイドされる第2フレーム200の移動方向が押圧部材400の押圧方向と同じ方向であるので、押圧部材400の押圧力を感光体51に向けて効率良く発揮させることができる。
また、第1直線L1と露光ヘッド100の光軸方向とがなす角度が小さいことで、露光ヘッド100から感光体51の表面に向けて第1直線L1に沿うように光を出射することができる。これにより、感光体51を良好に露光することができる。
また、第2直線L2と押圧部材400の押圧方向とがなす角度が小さいことで、第2直線L2が延びる方向において、露光ユニット40を、全体としては第2直線L2が延びる方向に沿うように、かつ、感光体51に対してベルト73の反対の位置に配置することができる。これにより、露光ユニット40が露光位置から退避位置に移動する構成において、露光ユニット40を第2直線L2が延びる方向に沿うように、かつ、ベルト73が配置される側とは反対側に向けて移動させることができる。これにより、筐体10内の、露光ユニット40を移動させるためのスペースを小さくできるので、露光ユニット40を含む、感光体51の周囲に配置される部材をコンパクトに配置することができる。
また、カバー11を開くことで、露光ヘッド100を、感光体51に近接する位置から、感光体51から離間する位置に移動させることができる。
また、カバー11の開閉に伴って第2フレーム200と露光ヘッド100が移動するときに他の部材に接触した場合でも、第2フレーム200が第3フレーム300に対して揺動することで、第2フレーム200や露光ヘッド100が他の部材に干渉するのを抑制することができる。そして、これにより、筐体10内の、第2フレーム200や露光ヘッド100を移動させるためのスペースを小さくできるので、第2フレーム200や露光ヘッド100を含む、感光体51の周囲に配置される部材をコンパクトに配置することができる。
また、第1支持面221と対向面223との間隔が大きい側から弾性部材500の弾性部510を挿入することができるので、露光ユニット40の組み立て性を向上させることができる。
また、露光ヘッド100が回転軸線方向から見て第2フレーム200の輪郭内に配置されていることで、第2フレーム200によって露光ヘッド100を保護することができる。また、カバー11の開閉に伴って第2フレーム200と露光ヘッド100が移動する場合には、他の部材に接触したとしても第2フレーム200が接触することになるので、露光ヘッド100が他の部材に接触するのを抑制することができる。
以上、実施形態について説明したが、画像形成装置は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように適宜変形して実施することができる。
前記実施形態では、露光ヘッド100が回転軸線方向から見て第2フレーム200の輪郭内に配置されていたが、これに限定されない。例えば、露光ヘッドは、回転軸線方向から見て、一部が第2フレームの輪郭よりも外側に突出するように配置されていてもよい。なお、この場合でも、露光ヘッドは、カバーの開閉の際に他の部材に接触しないように配置されていることが望ましい。
前記実施形態では、カバー11は、筐体10に対して閉位置と開位置との間で回動する構成であったが、これに限定されない。例えば、カバーは、筐体に対して閉位置と開位置との間で上下や左右にスライド移動する構成であってもよい。
前記実施形態では、第2フレーム200が第3フレーム300に対して揺動可能であったが、これに限定されず、例えば、第2フレームは、第3フレームに対して動かないように支持されていてもよい。また、画像形成装置は、第3フレームを備えず、第2フレームが直接カバーに支持されている構成であってもよい。
前記実施形態では、無端状のベルトとして、感光体51との間でシートSを搬送しながら感光体51に形成されたトナー像をシートSに転写するベルト73を例示したが、これに限定されない。例えば、ベルトは、感光体に形成されたトナー像が転写される、いわゆる中間転写ベルトなどであってもよい。
前記実施形態では、発光部112がLEDであったが、これに限定されない。例えば、発光部は、EL(エレクトロルミネッセンス)素子、蛍光体などであってもよい。
前記実施形態では、画像形成装置1がカラープリンタであったが、これに限定されない。例えば、画像形成装置は、モノクロプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、プリンタに限定されず、例えば、複写機や複合機などであってもよい。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素は、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 画像形成装置
51 感光体
100 露光ヘッド
112 発光部
120 光学部材
130 第1フレーム
200 第2フレーム
400 押圧部材

Claims (9)

  1. 円筒状の感光体と、
    前記感光体の回転軸線方向に並んだ複数の発光部と、前記発光部からの光を前記感光体の表面に結像させる光学部材と、前記発光部と前記光学部材を支持する第1フレームとを有する露光ヘッドと、
    前記第1フレームを支持する第2フレームと、
    前記第2フレームを前記感光体に向けて押圧する押圧部材と、を備え、
    前記露光ヘッドは、前記露光ヘッドの光軸方向が前記押圧部材の押圧方向に対して所定角度傾いた姿勢で前記第2フレームに支持されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記感光体にトナーを供給する現像ローラを備え、
    前記露光ヘッドは、前記光学部材の光の出射面が前記現像ローラに近づくように傾いていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2フレームを前記感光体に近接または離間する方向にガイドするガイド部を備え、
    前記ガイド部によってガイドされる前記第2フレームの移動方向は、前記押圧方向と同じ方向であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記回転軸線方向から見て、
    前記感光体の回転中心と、前記感光体の表面の前記露光ヘッドによって露光される位置とを通る直線を第1直線として、
    前記第1直線と前記光軸方向とがなす角度は、前記第1直線と前記押圧方向とがなす角度よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記感光体に形成されたトナー像をシートに転写する無端状のベルトであって、前記感光体と接触するベルトを備え、
    前記回転軸線方向から見て、
    前記ベルトの前記感光体と接触する位置と、前記感光体の回転中心とを通る直線を第2直線として、
    前記第2直線と前記光軸方向とがなす角度は、前記第2直線と前記押圧方向とがなす角度よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 開口を有する筐体と、
    前記第2フレームを支持する第3フレームと、
    前記第3フレームを支持するカバーであって、前記筐体に対して前記開口を閉じる閉位置と前記開口を開く開位置との間で移動可能なカバーと、を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記カバーは、前記筐体に対して前記閉位置と前記開位置との間で回動可能であり、
    前記第2フレームは、前記第3フレームに対して揺動可能に支持されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第2フレームは、前記第1フレームを支持する支持面と、前記支持面と対向する対向面であって、前記支持面との間に前記第1フレームが配置される対向面とを有し、
    画像形成装置は、前記第1フレームを前記支持面に押圧する弾性部であって、前記第1フレームと前記対向面との間に挿入された弾性部を有する弾性部材を備え、
    前記支持面は、前記弾性部の挿入方向の上流にいくほど前記対向面との間隔が大きくなるように傾いていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記露光ヘッドは、前記回転軸線方向から見て、前記第2フレームの輪郭内に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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