JP6724965B2 - 定着装置 - Google Patents
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(2)また、エンドレスベルトの内側に配置され、第1方向に延びるニップ部材と、ニップ部材との間でエンドレスベルトを挟むように、エンドレスベルトの外周面に接触する接触部材を備え、付勢部材は、ベルトガイドをニップ部材と接触部材との並び方向に沿って、接触部材から離れる方向に向けて付勢してもよい。
(3)また、第1方向に延び、エンドレスベルトの内側に配置され、ニップ部材を支持するフレームを備え、フレームは、ベルトガイドが付勢された際のベルトガイドの移動をガイドするガイド部を備え、ベルトガイドは、ガイド部にガイドされる被ガイド部を備えていてもよい。
(4)また、ガイド部は、溝であり、被ガイド部は、溝に嵌まる突起であってもよい。
(5)また、突起は、ベルトガイドの内面ガイドからフレームに向けて突出し、第1方向に延びるリブであってもよい。
(6)また、突起は、2つ備えられていてもよい。
(7)また、付勢部材は、2つの突起の間に配置されていてもよい。
(8)また、フレーム内に配置され、金属材料からなり、ニップ部材を支持するステイをさらに備え、ベルトガイドは、突起がステイに当接する第1位置と、突起がステイから離間する第2位置との間を移動可能であってもよい。
(9)また、付勢部材は、フレームと、内面ガイドとの間に配置されていてもよい。
(10)また、付勢部材は、第1方向から見て、内面ガイドの略中央に対応する位置に配置されていてもよい。
(11)また、付勢部材は、第1方向から見て、内面ガイドの略中央に対応する位置よりも、エンドレスベルトの周回方向の下流側および上流側にそれぞれ配置されていてもよい。
(12)また、付勢部材は、ばねであってもよい。
プリンタ1は、電子写真方式のモノクロプリンタである。
2.定着装置の詳細
定着装置5は、上記し、図1および図6Aに示すように、加熱ユニット20と、エンドレスベルト21と、加圧ローラ22とを備えている。
(1)加熱ユニット
加熱ユニット20は、図2および図6Aに示すように、ステイ25と、反射板26と、ハロゲンヒータ27と、ニップ部材の一例としてのニップ板28と、第1フレームの一例としてのステイカバー29と、第2フレームの一例としての押えカバー32と、第1ベルトガイドの一例としての2つのベルトガイド30と、2つの付勢部材31と、2つの対向部材34と、配線35とを備えている。
(2)エンドレスベルト
エンドレスベルト21は、図3Bおよび図6Aに示すように、耐熱性と可撓性とを有するフィルムであり、左右方向に延びる筒形状を有している。エンドレスベルト21は、その内面がニップ板28の下面に接触するように、加熱ユニット20の周囲に巻回されており、右側面視反時計回りに周回移動するように構成されている。
(3)加圧ローラ
加圧ローラ22は、図1に示すように、ゴムなどの弾性を有する材料からなり、左右方向に延びる略円柱形状を有している。加圧ローラ22は、加熱ユニット20のニップ板28との間で、エンドレスベルト21を挟むように、エンドレスベルト21の外周面に接触している。加圧ローラ22は、図示しない駆動源からの駆動力が入力されることにより、右側面視時計回りに回転するように、装置本体2に支持されている。
3.加熱ユニットおよびエンドレスベルトの組み立て
このような加熱ユニット20、およびエンドレスベルト21を組み立てるには、まず、図6Aに示すように、ステイ25の内部に、反射板26、および、ハロゲンヒータ27を配置する。
4.定着装置の動作
上記した画像形成動作において、ハロゲンヒータ27の輻射熱により高温となるニップ板28によって、ニップ板28と加圧ローラ22との間のエンドレスベルト21が加熱される。
5.作用効果
(1)この定着装置5によれば、図6Aに示すように、ベルトガイド30の内面ガイド62が、付勢部材31によって、エンドレスベルト21の内周面へ向かうように付勢されているので、エンドレスベルト21に張力を付与することができ、エンドレスベルト21が撓むことを抑制することができる。
(2)また、この定着装置5によれば、図6Aに示すように、付勢部材31によって、内面ガイド62が、ニップ板28と加圧ローラ22との並び方向に沿って、加圧ローラ22から離れるように付勢されることで、エンドレスベルト21に張力が付与される。
(3)また、この定着装置5によれば、図6Aに示すように、ステイカバー29が、ベルトガイド30が付勢された際にベルトガイド30の移動をガイドするガイド溝55を備えているので、ベルトガイド30のガイド突起64がガイド溝55にガイドされることで、ベルトガイド30を上下方向に移動させることができる。
(4)また、この定着装置5によれば、図2および図6Aに示すように、ガイド溝55にガイド突起64を嵌めるという簡易な構成により、ベルトガイド30を、ステイカバー29に対して、確実にガイドすることができる。
(5)また、この定着装置5によれば、図2および図6Aに示すように、ガイド突起64が左右方向に延びるリブであるので、ベルトガイド30が付勢された際に、ベルトガイド30の姿勢を安定させることができる。
(6)また、この定着装置5によれば、図6Aに示すように、ガイド突起64が2つ備えられていることにより、ベルトガイド30が付勢された際のベルトガイド30の姿勢をより安定させることができる。
(7)また、この定着装置5によれば、図6Aに示すように、2つのガイド突起64の間に付勢部材31が配置されているので、ベルトガイド30を安定して付勢することができる。
(8)また、この定着装置5によれば、図2および図6Bに示すように、ステイ25は、金属材料からなるために、高い剛性を有している。
(9)また、この定着装置5によれば、図6Aに示すように、ステイ25と内面ガイド62との間に付勢部材31を配置するという簡易な構成により、内面ガイド62を付勢して、エンドレスベルト21に張力を付与することができる。
(10)また、この定着装置5によれば、図6Aに示すように、付勢部材31によって、内面ガイド62の略中央を付勢することで、効率良くエンドレスベルト21に張力を付与することができる。
(11)また、この定着装置5によれば、図2および図6Aに示すように、付勢部材31がばねであるので、簡易な構成により、内面ガイド62を付勢し、エンドレスベルト21に張力を付与することができる。
(12)また、この定着装置5によれば、図2および図6Aに示すように、ニップ板28自体に伝熱線などの構成を備えることなく、ハロゲンヒータ27によって、ニップ板28を間接的に加熱することができる。
6.第2実施形態
図7を参照して、本発明の定着装置5の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には同様の符号を付し、その説明を省略する。
21 エンドレスベルト
22 加圧ローラ
25 ステイ
27 ハロゲンヒータ
28 ニップ板
29 ステイカバー
30 ベルトガイド
31 付勢部材
32 押えカバー
34 対向部材
35 配線
52 第1摺擦部
52A 第1ガイドリブ
53 第2摺擦部
53A 第2ガイドリブ
55 ガイド溝
61 規制部
62 内面ガイド
62A 内端面
62B 外周面
63 突出部
64 ガイド突起
64A 下面
64B 前面
64C 後面
66 開放部
67A 内端面
68 係合部
73 押え部
82 受部
C 湾曲面
S 当接面
Claims (23)
- 第1方向に延びるエンドレスベルトと、
前記エンドレスベルトの前記第1方向外方に位置し、前記エンドレスベルトの前記第1方向への移動を規制する規制部と、前記規制部と接続され、前記規制部から前記エンドレスベルトの前記第1方向内側に突出し、前記エンドレスベルトの内周面に沿って延びる内面ガイドとを有し、前記エンドレスベルトの前記第1方向端部のみをガイドするベルトガイドと、
前記第1方向において前記内面ガイドと重なる位置に配置され、前記ベルトガイドを、前記内面ガイドが前記エンドレスベルトの内周面へ向かうように付勢する付勢部材と
を備え、
前記内面ガイドは、前記付勢部材に付勢されることによって、前記エンドレスベルトの前記第1方向端部における内周面と常時接触することを特徴とする、定着装置。 - 前記エンドレスベルトの内側に配置され、前記第1方向に延びるニップ部材と、
前記ニップ部材との間で前記エンドレスベルトを挟むように、前記エンドレスベルトの外周面に接触する接触部材を備え、
前記付勢部材は、前記ベルトガイドを前記ニップ部材と前記接触部材との並び方向に沿って、前記接触部材から離れる方向に向けて付勢する
ことを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。 - 前記第1方向に延び、前記エンドレスベルトの内側に配置され、前記ニップ部材を支持するフレームを備え、
前記フレームは、前記ベルトガイドが付勢された際の前記ベルトガイドの移動をガイドするガイド部を備え、
前記ベルトガイドは、前記ガイド部にガイドされる被ガイド部を備えている
ことを特徴とする、請求項2に記載の定着装置。 - 前記ガイド部は、溝であり、
前記被ガイド部は、前記溝に嵌まる突起である
ことを特徴とする、請求項3に記載の定着装置。 - 前記突起は、前記ベルトガイドの前記内面ガイドから前記フレームに向けて突出し、前記第1方向に延びるリブであることを特徴とする、請求項4に記載の定着装置。
- 前記突起は、2つ備えられていることを特徴とする、請求項4または5に記載の定着装置。
- 前記付勢部材は、2つの前記突起の間に配置されることを特徴とする、請求項6に記載の定着装置。
- 前記フレーム内に配置され、金属材料からなり、前記ニップ部材を支持するステイをさらに備え、
前記ベルトガイドは、前記突起が前記ステイに当接する第1位置と、前記突起が前記ステイから離間する第2位置との間を移動可能である
ことを特徴とする、請求項4〜7のいずれか一項に記載の定着装置。 - 前記付勢部材は、前記フレームと、前記内面ガイドとの間に配置されていることを特徴とする、請求項3〜8のいずれか一項に記載の定着装置。
- 前記付勢部材は、前記第1方向から見て、前記内面ガイドの略中央に対応する位置に配置されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の定着装置。
- 前記付勢部材は、前記第1方向から見て、前記内面ガイドの略中央に対応する位置よりも、前記エンドレスベルトの周回方向の下流側および上流側にそれぞれ配置されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の定着装置。
- 前記付勢部材は、ばねであることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の定着装置。
- 第1方向に延びるエンドレスベルトと、
前記エンドレスベルトの内側に配置され、前記第1方向に延びるニップ部材と、
前記第1方向に延び、前記エンドレスベルトの内側に配置され、前記ニップ部材を支持するフレームと、
前記エンドレスベルトの前記第1方向外方に位置し、前記エンドレスベルトの前記第1方向への移動を規制する規制部と、前記規制部と接続され、前記規制部から前記エンドレスベルトの前記第1方向内側に突出し、前記エンドレスベルトの内周面に沿って延びる内面ガイドとを有し、前記エンドレスベルトの前記第1方向端部をガイドするベルトガイドと、
前記ベルトガイドを、前記内面ガイドが前記エンドレスベルトの内周面へ向かうように付勢する付勢部材と、を備え、
前記フレームは、前記ベルトガイドが付勢された際の前記ベルトガイドの移動をガイドするガイド部を備え、
前記ベルトガイドは、前記ガイド部にガイドされる被ガイド部を備えていることを特徴とする、定着装置。 - 前記ニップ部材との間で前記エンドレスベルトを挟むように、前記エンドレスベルトの外周面に接触する接触部材を備え、
前記付勢部材は、前記ベルトガイドを前記ニップ部材と前記接触部材との並び方向に沿って、前記接触部材から離れる方向に向けて付勢する
ことを特徴とする、請求項13に記載の定着装置。 - 前記ガイド部は、溝であり、
前記被ガイド部は、前記溝に嵌まる突起である
ことを特徴とする、請求項13または14に記載の定着装置。 - 前記突起は、前記ベルトガイドの前記内面ガイドから前記フレームに向けて突出し、前記第1方向に延びるリブであることを特徴とする、請求項15に記載の定着装置。
- 前記突起は、2つ備えられていることを特徴とする、請求項15または16に記載の定着装置。
- 前記付勢部材は、2つの前記突起の間に配置されることを特徴とする、請求項17に記載の定着装置。
- 前記フレーム内に配置され、金属材料からなり、前記ニップ部材を支持するステイをさらに備え、
前記ベルトガイドは、前記突起が前記ステイに当接する第1位置と、前記突起が前記ステイから離間する第2位置との間を移動可能である
ことを特徴とする、請求項15〜18のいずれか一項に記載の定着装置。 - 前記付勢部材は、前記フレームと、前記内面ガイドとの間に配置されていることを特徴とする、請求項13〜19のいずれか一項に記載の定着装置。
- 前記付勢部材は、前記第1方向から見て、前記内面ガイドの略中央に対応する位置に配置されていることを特徴とする、請求項13〜20のいずれか一項に記載の定着装置。
- 前記付勢部材は、前記第1方向から見て、前記内面ガイドの略中央に対応する位置よりも、前記エンドレスベルトの周回方向の下流側および上流側にそれぞれ配置されていることを特徴とする、請求項13〜20のいずれか一項に記載の定着装置。
- 前記付勢部材は、ばねであることを特徴とする、請求項13〜22のいずれか一項に記載の定着装置。
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