JP2007156275A - 定着装置およびこれを備える画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被転写体の分離性が良好でかつ耐久性を向上することのできる定着装置およびこれを備える画像形成装置を提供すること。
【解決手段】定着装置4は、加熱ベルト6、加熱ベルト6の外周面と回転接触する加圧ローラ5、加熱ベルト6の内周面6aと摺接するように設けられ、加圧ローラ5と協同して加熱ベルト6を挟持し、加熱ベルト6と加圧ローラ5との間にニップNを形成させるニップ形成部71およびそれに隣接して設けられた分離案内部72を有するパッド7、ならびに、加熱ベルト6に外周面側から接触して、加熱ベルト6が分離案内部72に摺接する状態と、しない状態とに切り換える切り換え機構20と、を有している。
【選択図】図3

Description

この発明は、定着装置およびこれを備える画像形成装置に関する。
プリンタや複写機やファクシミリなどの画像形成装置には、トナーなどの現像剤を用紙に転写するものがある。このような画像形成装置には、現像剤を用紙に定着するための定着装置が備えられている(たとえば、特許文献1〜3参照)。
上記の定着装置は、薄い環状の加熱フィルムと、加熱フィルムの外周面に回転接触する加圧ローラと、加熱フィルムの内周面に摺接する押圧部材とを有しており、加圧ローラと押圧部材とで加熱フィルムを挟んでいる。加熱フィルムと加圧ローラとの接触部分がニップとなっている。上記の構成により、用紙をニップに通過させて、当該用紙を加熱・加圧し、現像剤を定着させる。
特許第2637559号明細書 特開2004−184446号公報 特開2003−5566号公報
上記加熱フィルムは、ニップよりも下流側の部分が、張力を受けて引っ張られており、押圧部材の端縁(エッジ)に沿わされている。これにより、ニップの出口における加熱フィルムの曲率半径を小さくして、用紙を加熱フィルムから分離し易くしている。
しかしながら、加熱フィルムは、常時張力を与えられて押圧部材のエッジに沿わされているため、大きな負担が生じて劣化し易く、耐久性を向上し難い。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、分離性が良好でかつ耐久性を向上することのできる定着装置およびこれを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、熱源(8)により加熱される無端状の加熱ベルト(6)、加熱ベルト(6)の外周面と回転接触する加圧ローラ(5)、加熱ベルト(6)の内周面(6a)と摺接するように設けられ、加圧ローラ(5)と協同して加熱ベルト(6)を挟持し、加熱ベルト(6)と加圧ローラ(5)との間にニップ(N)を形成させるニップ形成部(71)およびそれに隣接して設けられた分離案内部(72)を有するパッド(7)、ならびに、加熱ベルト(6)に外周面側から接触して、加熱ベルト(6)が分離案内部(72)に摺接する状態と、しない状態とに切り換える切り換え手段(20)、を有していることを特徴とする定着装置(4)である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、加熱ベルトが分離案内部に摺接する状態にすることで、ニップを通過した用紙などの被転写体を、加熱ベルトから確実に分離させることができ、優れた分離性を発揮できる。また、加熱ベルトが分離案内部に摺接しない状態に切り換えることにより、加熱ベルトにかかる負荷(力)を小さくすることができる。これにより、加熱フィルムの劣化を抑制でき、加熱フィルムの耐久性の向上を通じて定着装置の耐久性の向上を達成することができる。
請求項2記載の発明は、上記分離案内部(72)は、加熱ベルト移動方向下流側に配置され、曲率半径(A2)がニップ形成部(71)よりも小さな小R部(72a)を含んでいることを特徴とする請求項1記載の定着装置(4)である。この構成によれば、小R部の曲率半径を小さくしていることにより、移動方向下流側において、分離案内部に摺接した加熱ベルトの曲率半径を小さくできる。これにより、ニップを通過した被転写体を加熱ベルトからより確実に分離することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の定着装置(4)と、現像剤が転写された被転写体(P)の先端を検知する先端検知手段(26)と、先端検知手段(26)が被転写体(P)の先端を検知したことに基づいて、上記切り換え手段(20)を上記摺接しない状態からする状態に切り換える制御手段(27)と、を有していることを特徴とする画像形成装置(1)である。
この構成によれば、被転写体が定着装置に送られるときにのみ、加熱ベルトが分離案内部に摺接する状態に切り換えることができる。これにより、加熱ベルトが分離案内部に摺接している時間を極力少なくして加熱ベルトにかかる負荷を小さくでき、加熱ベルトの耐久性をより向上することができる。
請求項4記載の発明は、上記制御手段(27)は、切り換え手段(20)を上記摺接する状態に切り換えてから所定時間の経過後、摺接しない状態に切り換えることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置(1)である。この構成によれば、たとえば、被転写材の先端を検知して加熱ベルトが分離案内部に摺接する状態にしてから所定時間経過し、被転写体の先端がニップを通過してから、加熱ベルトが分離案内部に摺接しない状態にすることができる。これにより、ニップを通過した被転写体を確実に加熱ベルトから分離させつつ、加熱ベルトが分離案内部に摺接している時間を極力短くでき、良好な分離性と優れた耐久性とを両立することができる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態にかかる定着装置を備える画像形成装置としてのプリンタの概略構成を示す図解的な縦断面図である。なお、この発明は、プリンタに限らず、複写機やファクシミリなどの他の画像形成装置に適用することができる。
図1を参照して、プリンタ1は、トナー(現像剤)を用いて画像データに基づく画像を用紙P(被転写体)に形成するためのものであり、ハウジング2と、ハウジング2内に収容された感光体ドラム3と、ハウジング2内に収容された定着装置4とを有している。
このプリンタ1における画像形成動作は、以下のようにして行われる。すなわち、まず、ハウジング2内に収容されている1枚の用紙Pが、搬送方向Dに沿って搬送されて、感光体ドラム3と接触する転写位置Tに到達する。
感光体ドラム3には、電子写真方式によって画像データに基づくトナー像が形成されており、感光体ドラム3のトナー像は、転写位置Tで用紙Pに転写される。転写位置Tでトナー像が転写された用紙Pは、定着装置4に搬送されて当該定着装置4で加圧および加熱され、トナー像が定着される。トナー像が定着された用紙Pは、機外へ排出される。
図2は、図1の定着装置4を搬送方向Dの下流側からみた側面図である。図3は、図2のIII−III線に沿う要部の断面図である。
図2および図3を参照して、定着装置4は、加圧ローラ5と、加熱ベルト6と、パッド7と、ヒータ8(熱源)とを含んでいる。
加圧ローラ5は、支軸51とロール体52とを含んでいる。
支軸51は、用紙Pの搬送方向Dと直交する幅方向Wに細長く形成された棒状の部材である。支軸51の一端部および他端部は、定着装置4のフレーム9の一対の側板91,92に形成された長孔からなるガイド用の挿通孔10,11を挿通しているとともに、それぞれの端部に設けられた付勢機構12によって、加熱ベルト6側に付勢されている。
各付勢機構12は、レバー121と、レバー121を回動自在に支持するピン122と、レバー121に付勢力を与えるばね123とを含んでいる。レバー121は、搬送方向Dに長い小片によって形成されている。各レバー121の一端部に、対応するピン122が連結されている。各ピン122は、フレーム9の対応する側板91,92に支持されている。各レバー121の他端部に、対応するばね123の一端が取り付けられている。各ばね123の他端は、フレーム9に取り付けられている。
一方のレバー121aは、支軸51の一端部を受けており、対応するばね123の付勢力によって、支軸51の一端部を加熱ベルト6側に付勢している。同様に、他方のレバー121bは、支軸51の他端部を受けており。対応するばね123の付勢力によって、支軸51の他端部を加熱ベルト6側に付勢している。
また、支軸51には、モータ13の駆動力が与えられるようになっており、これにより、加圧ローラ5が駆動ローラとして所定の回転方向R1に回転駆動するようになっている。具体的には、モータ13の出力軸13aにギヤ14が取り付けられるとともに、支軸51の他端部にギヤ15が取り付けられており、モータ13の出力軸13aの駆動力が、ギヤ14,15を介して支軸51の他端部に伝わるようになっている。モータ13のハウジング13bは、フレーム9に固定されている。
ロール体52は、スポンジなどの弾性を有する部材によって筒状に形成されており、支軸51の中間部に一体回転可能に外嵌されている。ロール体52の幅は、定着装置4に送られる用紙Pの幅よりも広くされている。
加熱ベルト6は、可撓性(弾力性)を有する無端環状の部材であって、自由状態(外力を受けていない状態)において円筒状をしており、定着装置4に送られる用紙Pよりも幅方向Wに長く延びている。この加熱ベルト6は、数10〜100μm程度の厚みを有する薄い金属材料の基材を用いて形成されている。当該金属材料として、ステンレス材(SUS材)や、アルミニウム材を例示することができる。なお、加熱ベルト6の基材として、ポリイミドなどの樹脂材料を用いてもよい。
加熱ベルト6の内周面6aの全面には、熱吸収塗料として黒色の塗料が塗られている。また、加熱ベルト6の外周面のうち、少なくとも用紙Pと対向し得る部分(この実施形態において、加熱ベルト6の外周面の全面)には、フッ素コーティングが施されている。
なお、上記の熱吸収塗料として黒色の塗料を用いることが好ましいが、白色または赤色の塗料を用いてもよい。
加熱ベルト6と加圧ローラ5とは、平行に並んで上下に対向しており、加熱ベルト6の外周面と加圧ローラ5のロール体52の外周面との互いの接触部分が、ニップNを形成している。加熱ベルト6と加圧ローラ5とは、回転接触するようになっており、加圧ローラ5の回転駆動に伴い、加熱ベルト6は、回転方向R1と反対の回転方向R2に従動回転する。
パッド7は、加熱ベルト6の径方向内方に配置されて加熱ベルト6の軸方向に延びており、加圧ローラ5と対向している。パッド7は、熱伝導性を有する肉薄の部材であり、長手方向の一端部および他端部が、対応する側板91,92にそれぞれ固定されている。
パッド7は、ニップ形成部71と、分離案内部72とを有している。
ニップ形成部71は、加圧ローラ5と協同して加熱ベルト6を挟持し、加熱ベルト6と加圧ローラ5との間にニップNを形成させるものであり、幅方向Wにみた断面の形状が、円弧状をしている。
ニップ形成部71の外周面71aは、自由状態における加熱ベルト6の内周面6aに沿う形状をしており、当該内周面6aに摺接している。ニップ形成部71は、加熱ベルト6を挟んで加圧ローラ5のロール体52の対向部分を押圧しており、当該対向部分の一部が窪んでいる。
分離案内部72は、ニップNを通過した用紙Pを加熱ベルト6から分離させるためのものである。この分離案内部72は、ニップ形成部71に対して搬送方向Dの下流側に隣接して設けられており、ニップNに対して搬送方向Dの下流に位置している。分離案内部72は、ニップ形成部71に対して径方向の内側に折り曲げられるようにして形成されている。搬送方向D(加熱ベルト移動方向)において、分離案内部72の下流側の端部の外周面には、小R部72aが設けられている。
小R部72aは、ニップ形成部71の外周面71aに接続されており、当該外周面71aの曲率半径A1よりも小さい曲率半径A2を有している。曲率半径A2は、たとえば、10mm以下とされている。
ヒータ8は、たとえば、ハロゲンランプを備えており、加熱ベルト6を加熱するためのものである。このヒータ8は、加熱ベルト6よりも小径の細長い筒状に形成されて、加熱ベルト6の内周面6a側(径方向内方)に配置されている。ヒータ8の一端部および他端部は、フレーム9の対応する側板91,92にそれぞれ固定されている。ヒータ8は、加熱ベルト6に直接的に熱を与えるとともに、パッド7を介して加熱ベルト6のニップ部分に熱を与える。
また、加熱ベルト6の近傍には、サーミスタ(図示せず)が配置されており、画像形成時における加熱ベルト6の温度は、所定の温度(たとえば、180℃程度)に維持されるようになっている。
この実施形態の特徴の1つは、定着装置4に切り換え機構20(切り換え手段)を設けており、切り換え機構20によって、加熱ベルト6が分離案内部72に摺接する状態と、加熱ベルト6が分離案内部72に摺接しない状態とを切り換えるようになっている点にある。
切り換え機構20は、ニップNの下流側に設けられており、ソレノイド21と、レバー22と、ローラ23とを有している。
ソレノイド21のハウジング21aは、フレーム9に固定されている。ソレノイド21のロッド21bは、搬送方向Dに延びて、その軸方向(搬送方向D)に移動可能になっており、ハウジング21aから相対的に大きく突出した状態と、ハウジング21aから相対的に小さく突出した状態とに切り換わることができる(図3において、相対的に大きく突出した状態を図示)。
レバー22は、全体が一体的に形成された部材であり、幅方向Wに長い支軸22aと、支軸22aから延びる連結部22bと、支軸22aから連結部22bと反対側に延びるステー22cとを有している。支軸22aは、幅方向Wの一端部および他端部が、対応する側板91,92にそれぞれ回転自在に支持されている。
連結部22bは、支軸22aとソレノイド21のロッド21bとの間を連結するためのものであり、棒状をしている。連結部22bの一端部は、ピン24を介してロッド21bに回動自在に連結されている。
ステー22cは、支軸22aから1または複数(この実施形態では、3つ)設けられている。ステー22cは、幅方向Wに略等間隔に設けられており、それぞれの一端部が、分離案内部72と搬送方向Dに対向している。各ステー22cには、幅方向Wに延びる軸受部25が延設されており、それぞれの軸受部25にローラ23が回転自在に支持されている。幅方向Wにおいて、ローラ23は、加熱ベルト6の対応する一端部、中央部および他端部のそれぞれに対向しており、加熱ベルト6に外周面側から回転接触可能となっている。
搬送方向Dに関して、定着装置4の上流側には、感光体ドラム3(図1参照)から搬送されてきた用紙PをニップNに案内するためのガイド板16が配置されている。
ガイド板16の上流側には、トナー像が転写された用紙Pの先端を検知するためのスイッチ26(先端検知手段)が配置されている。スイッチ26は、CPU,RAMおよびROMを含む制御部27(制御手段)に接続されている。制御部27は、スイッチ26の出力信号に基づいて、ソレノイド21の駆動を制御する。
以上の概略構成を有するプリンタ1は、画像形成時、以下のように駆動する。すなわち、感光体ドラムで用紙Pにトナー像が転写されて、当該用紙Pが定着装置4側へ送られると、用紙Pの先端がスイッチ26に接触してスイッチ26がオンにされる。
スイッチ26がオンにされて、すなわち、当該スイッチ26が用紙Pの先端を検知したことに基づいて、制御部27は、ソレノイド21を駆動する。具体的には、ロッド21bがハウジング21aから相対的に大きく突出して各ローラ23が加熱ベルト6に接触していない図3の状態から、図4に示すように、当該ロッド21bをハウジング21aから相対的に小さく突出した状態にさせる。
これにより、レバー22は、支軸22a回りに回動してステー22cが加熱ベルト6側に移動され、各ローラ23が、加熱ベルト6の外周面の対向部分に回転接触する。これにより、加熱ベルト6は、各ローラ23とパッド7の分離案内部72とに挟持され、小R部72aに摺接する。これにより、ニップNの出口における加熱ベルト6の曲率半径が小さくされ、ニップNを出た用紙Pが加熱ベルト6から良好に分離される。ニップNから出た用紙Pは、機外に排出される。
すなわち、制御部27は、スイッチ26が用紙Pの先端を検知したことに基づいて、加熱ベルト6が分離案内部72に摺接しない状態からする状態に、切り換え機構20を切り換える。
スイッチ26がオンにされてから所定時間(たとえば、数秒)経過し、用紙Pの先端がニップNを通過し終わると、ソレノイド21のロッド21bは、図3に示すように、ハウジング21aから相対的に大きく突出した状態に戻され、各ローラ23が加熱ベルト6から離れる。これにより、加熱ベルト6は、自由状態における形状に近い形状に戻る。すなわち、制御部27は、加熱ベルト6が分離案内部72に摺接する状態に切り換え機構20を切り換えてから所定時間の経過後、加熱ベルト6が分離案内部72に摺接しない状態に切り換え機構20を切り換える。
以上説明したように、この実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。すなわち、加熱ベルト6が分離案内部72に摺接する状態にすることで、ニップNを通過した用紙Pを、加熱ベルト6から確実に分離させることができ、優れた分離性を発揮できる。
また、加熱ベルト6が分離案内部72に摺接しない状態に切り換えることにより、加熱ベルト6にかかる負荷(力)を小さくすることができる。これにより、加熱フィルム6の劣化を抑制でき、加熱フィルム6の耐久性の向上を通じて定着装置4の耐久性の向上を達成することができる。
さらに、分離案内部72の小R部72aの曲率半径A2を小さくしていることにより、ニップNの下流側(加熱ベルト6の移動方向下流側)において、分離案内部72に摺接した加熱ベルト6の曲率半径を小さくできる。これにより、ニップNを通過した用紙Pを加熱ベルト6からより確実に分離することができる。
また、スイッチ26が用紙Pの先端を検知したことに基づいて、加熱ベルト6が分離案内部72に摺接しない状態からする状態に切り換えるようにしている。これにより、用紙Pが定着装置4に送られるときにのみ、加熱ベルト6が分離案内部72に摺接する状態に切り換えることができる。これにより、加熱ベルト6が分離案内部72に摺接している時間を極力少なくして加熱ベルト6にかかる負荷を小さくでき、加熱ベルト6の耐久性をより向上することができる。
さらに、加熱ベルト6が分離案内部72に摺接する状態に切り換わってから所定時間の経過後、摺接しない状態に切り換わるようになっている。これにより、用紙Pの先端を検知して、加熱ベルト6が分離案内部72に摺接する状態にしてから所定時間経過し、用紙Pの先端がニップNを通過してから、加熱ベルト6が分離案内部72に摺接しない状態にすることができる。これにより、ニップNを通過した用紙Pを確実に加熱ベルト6から分離させつつ、加熱ベルト6が分離案内部72に摺接している時間を極力短くでき、良好な分離性と優れた耐久性とを両立することができる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。たとえば、ローラ23の数は、1つでもよいし、2つでもよいし、4つ以上でもよい。ローラ23が1つのとき、ローラ23を加熱ベルト6の軸方向の全域に接触できるようにしてもよい。
この発明の一実施形態にかかる定着装置を備える画像形成装置としてのプリンタの概略構成を示す図解的な縦断面図である。 図1の定着装置を搬送方向の下流側からみた側面図である。 図2のIII−III線に沿う要部の断面図である。 プリンタの動作について説明するための図である。
符号の説明
1 プリンタ(画像形成装置)
4 定着装置
5 加圧ローラ
6 加熱ベルト
6a (加熱ベルトの)内周面
7 パッド
8 ヒータ(熱源)
20 切り換え機構(切り換え手段)
26 スイッチ(先端検知手段)
27 制御部(制御手段)
71 ニップ形成部
72 分離案内部
72a 小R部
A2 (小R部の)曲率半径
N ニップ
P 用紙(被転写体)

Claims (4)

  1. 熱源により加熱される無端状の加熱ベルト、
    加熱ベルトの外周面と回転接触する加圧ローラ、
    加熱ベルトの内周面と摺接するように設けられ、加圧ローラと協同して加熱ベルトを挟持し、加熱ベルトと加圧ローラとの間にニップを形成させるニップ形成部およびそれに隣接して設けられた分離案内部を有するパッド、ならびに、
    加熱ベルトに外周面側から接触して、加熱ベルトが分離案内部に摺接する状態と、しない状態とに切り換える切り換え手段、
    を有していることを特徴とする定着装置。
  2. 上記分離案内部は、加熱ベルト移動方向下流側に配置され、曲率半径がニップ形成部よりも小さな小R部を含んでいることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 請求項1または2記載の定着装置と、
    現像剤が転写された被転写体の先端を検知する先端検知手段と、
    先端検知手段が被転写体の先端を検知したことに基づいて、上記切り換え手段を上記摺接しない状態からする状態に切り換える制御手段と、
    を有していることを特徴とする画像形成装置。
  4. 上記制御手段は、切り換え手段を上記摺接する状態に切り換えてから所定時間の経過後、摺接しない状態に切り換えることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。


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