JP2007293082A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別な昇降装置等を設けることなく、加熱開始時には狭いニップ幅で加熱時間の短縮化に貢献することができ、定着時には広いニップ幅を確保することができる定着装置並びに画像形成装置を提供することができる。
【解決手段】加熱ベルト18と加圧ローラ19との圧接によりニップ部17が形成され、加熱ベルト18の内部に加熱ベルト18を加熱する熱源20が設けられ、ニップ部17における加熱ベルト18の回転方向に沿うニップ幅H1を広げるように加熱ベルト18の内面に摺接する押圧支持体21が設けられると共に、押圧支持体21を熱膨張係数の異なる2種類の熱変形部材22,23の重合体から構成することによってその熱膨張係数の差に起因して熱源20で加熱した際にはニップ部17のニップ幅H1が広がるように変形する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等、或いはこれらを組み合わせた複合機といった画像形成装置に設けられて、転写紙等の搬送シートに形成された未定着トナー画像を搬送シートに定着させる定着装置及び画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等、或いはこれらを組み合わせた複合機といった画像形成装置においては、転写紙等の搬送シート上へのトナー定着には、加熱ベルト(又は加熱ローラ)と加圧ローラとを当接させた定着装置を用いたものが周知である。
そして、この加熱ベルト等と加圧ローラとが当接することによって形成されるニップ部に未定着トナー画像を表面に形成した搬送シートを挿通することによって、加熱ベルト等の熱と加圧ローラからの圧力とによって搬送シート上のトナーが溶融・定着される。
加熱ベルト等は、内部にハロゲンヒータ等の熱源を有する金属製コアの外周に弾性層や離型層を設けており、内部から加熱ベルト等の表面を加熱している。
また、このような内部加熱方式に拘わらず、定着装置においては、省エネルギー化の観点から常時は非加熱状態とすると共に、使用時にはウォームアップ時間をできるだけ早くしてユーザーを待たせないようにするために加熱ベルト等を瞬時に加熱することが望ましい。
このような加熱ベルト等を瞬時に加熱する手段としては、加熱開始時に加圧ローラを加熱ベルト等から離反させる技術が知られている。
これは、加熱ベルト等と加圧ローラとのニップ部における接触面積を極力小さくすることによって、加熱中の加熱ベルト等から加圧ローラへの熱移動を減らすことを目的としているものである。
しかしながら、このような加熱開始時に加圧ローラを加熱ベルト等から離反させるものにあっては、加熱ベルト等の加熱完了後(又は完了直前)には再び加熱ベルト等に加圧ローラを接近(接触)させる必要があり、そのためのタイミング制御が必要となる。また、搬送シートを搬送するための回転機構に連携された加圧ローラを加熱ベルト等から接近・離反させるためには、モータやカムといった複雑な昇降装置等を設ける必要があり、定着装置の大型化並びに価格高騰化の要因ともなってしまう。
一方、画像形成装置に用いられる定着装置において、無端ベルト状の加熱ベルトを用いた場合、加熱ローラの表面に比べてある程度の変形が許容されることから、加圧ローラからの加圧力によって加熱ベルトを変形させることでシート搬送方向(無端ベルトの回転方向)に沿うニップ幅を確保すると共に、加熱ベルトの裏面側に、その変形に伴うニップ幅分の加熱帯域を確保する押圧支持体を設けたものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
この際、加熱ベルトは、その内部に設けられた熱源によって直接加熱されると同時に、その熱源によって押圧支持体を介して熱伝導により加熱される。
また、押圧支持体は、ニップ部の形状を略平面形状とすることを目的として、押圧支持体の加熱ベルト接触部は平面形状をなしている。
特開2004−062053号公報 特開2005−338724号公報
ところで、上記の如く構成された押圧支持体を備えた定着装置にあっては、常に広いニップ幅を確保することができるといった利点を有するものの、加熱ベルトの加熱開始時においては加熱ベルトから加圧ローラへの熱移動量がニップ幅を広げた分だけ多くなる。
このため、定着装置全体を所定の温度まで温度上昇させるのに時間がかかり、ウォームアップ時間を短縮させることができず、エネルギー消費量も多くなってしまうという問題が生じていた。
また、このような加熱ベルトを採用した定着装置にあっても、加熱ベルトの加熱開始時に加圧ローラを加熱ベルトに対して接近・離反させる構成を採用することは定着装置の大型化並びに価格高騰化を解決することはできないものであった。
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、特別な昇降装置等を設けることなく、加熱開始時には狭いニップ幅で加熱時間の短縮化に貢献することができ、定着時には広いニップ幅を確保することができる定着装置を提供することを目的とする。
本発明の定着装置は、互いに圧接してニップ部を形成する一対の回転体と、該回転体の一方の内部に設けられて前記回転体を加熱する熱源と、前記ニップ部における前記回転体の回転方向に沿うニップ幅を広げるように前記一方の回転体の内面に摺接する押圧支持体とを備えた定着装置において、前記押圧支持体は、熱膨張係数の異なる2種類の熱変形部材の重合体から構成されていると共に、その熱膨張係数の差に起因して前記熱源で加熱した際には前記ニップ部のニップ幅が広がるように変形することを特徴とする。
本発明の定着装置によれば、熱源による一方の回転体への加熱開始時には狭いニップ幅でニップ部を形成して一方の回転体の昇温を促進し、定着時等の加熱時には広いニップ幅でニップ部を形成することができる。
本発明の定着装置は、前記2種類の熱変形部材は、前記一方の回転体の内面が摺接すると共に熱膨張係数が小さい材料から板状とされた第1熱変形部材と、該第1熱変形部材の前記熱源側に設けられると共に熱膨張係数の大きい材料から前記ニップ幅と直交する方向に複数に分割配置された第2熱変形部材とを備えていることが望ましい。このような構成によれば、ニップ幅を変更するための押圧支持体の変形を確実且つ安定して行うことができる。
本発明の定着装置は、前記第1熱変形部材には、前記ニップ幅と直交する方向に延びる補強部を備えていることが望ましい。このような構成によれば、ニップ幅を変更するための押圧支持体の変形を、より一層確実且つ安定して行うことができる。
また、本発明は上記した何れかの構成からなる定着装置を採用した画像形成装置とすることができる。このような構成によれば、ウォームアップ時間の短縮化を実現すると共に安定したトナー定着画像を提供することができる。
本発明の定着装置は、特別な昇降装置等を設けることなく、加熱開始時には狭いニップ幅で加熱時間の短縮化に貢献することができ、定着時には広いニップ幅を確保することができる。
次に、本発明の一実施形態に係る定着装置について、画像形成装置としてのタンデム方式のフルカラープリンタに適用し、図面を参照して説明する。
(画像形成装置の全体構成)
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の模式図である。
図1において、画像形成装置としてのフルカラープリンタ1は、外部コンピュータからの原稿画像データの色情報に応じてフルカラー画像出力とモノクロ画像出力の何れかが選択される。フルカラープリンタ1の本体2の内部には、図示を略する転写紙等の搬送シートが収納される給紙カセット3と、この給紙カセット3に収納された搬送シートを取り出す給紙部4と、駆動プーリ5と従動プーリ6との間に巻き掛けられていると共にテンションローラ7によって緊張状態が維持される無端ベルト状の搬送ベルト8と、この搬送ベルト8の上方に位置されると共にシート搬送方向(図示右方から左方)に沿って配置された画像形成部としての4つの画像形成ユニット9B,9Y,9C,9Mと、搬送ベルト8のシート搬送方向終端部に隣接して設けられた定着装置10と、定着装置10に隣接する搬送経路11の終端部に設けられた排出口12から搬送シートを排出する排出部13とを備えている。
画像形成ユニット9B,9Y,9C,9Mは、この実施の形態においては、シート搬送方向上流側から順に、ブラック用の画像形成ユニット9B、イエロー用の画像形成ユニット9Y、シアン用の画像形成ユニット9C、マゼンタ用の画像形成ユニット9Mの順で配置されている。また、画像形成ユニット9B,9Y,9C,9Mは、上述した各色毎のトナーを収納するトナー収納部14B,14Y,14C,14Mと、感光体ドラムユニット15B,15Y,15C,15Mとを備えている。
この感光体ドラムユニット15B,15Y,15C,15Mは、トナー収納部14B,14Y,14C,14Mに収納されたトナーを必要に応じてアモルファスシリコン等を感光体とする感光体ドラム16B,16Y,16C,16Mに担持させ、搬送ベルト8によって搬送されてきた搬送シート上に未定着トナー画像を形成(静電潜像を可視化)する。
その画像形成済みの搬送シートは、定着装置10によってトナー定着がなされた後、排出口12からフェイスダウン状態で排出される。
(定着装置10の構成)
図2乃至図4は本発明の一実施の形態に係る定着装置を示し、図2は定着装置の横断面図、図3は定着装置の加熱前の縦断面図、図4は定着装置の加熱後の縦断面図である。
図において、定着装置10は、互いに圧接することでニップ部17を形成する一対の回転体としての加熱ベルト18と加圧ローラ19とを備えている。
加熱ベルト18は、この実施の形態では、外径約40mmとなるように無端ベルト状のものから略円筒形とされている。また、加熱ベルト18は、厚さは約30μmのニッケル等から形成されており、その表面にはトナーの溶融に伴う搬送シートとの密着を防止するためにPFA(パーフロロアロキルビニルエーテル共重合体)を主成分とするコーティング膜等からなる表面離型層(図示せず)が形成されている。尚、この表面離型層は、例えば、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)を主成分とするフッ素系樹脂でも良い。また、加熱ベルト18は、図3,4の時計回り方向に回動移動可能(例えば、外周速度:320mm/sec)とされている。さらに、加熱ベルト18の内部には、ハロゲンヒータ(例えば、消費電力800W)等の加熱体からなる熱源20が設けられ、これにより加熱ベルト18の表面が加熱(例えば、設定温度:180℃)される。この熱源20の両端には電源供給用の配線(図示せず)が接続される。また、加熱ベルト18の内部には、ニップ部17を形成する内面に摺接可能な押圧支持体21が設けられている。
押圧支持体21は、熱膨張係数の異なる2種類の熱変形部材22,23の重合体から構成されている。また、押圧支持体21の加熱ベルト18との接触面側には、加熱ベルト18の内面との断熱性及び摺動性を上げるため、PFA樹脂コート処理が施されている。
一方の熱変形部材22は、その表面側が加熱ベルト18の内面に摺接する板状とされている。また、一方の熱変形部材22は、加熱ベルト18の回動移動方向(搬送シートの搬送方向)に沿う方向をニップ部17のニップ幅H1,H2としたとき、このニップ幅H1,H2とは直交する熱変形部材22の長手方向に沿って立ち上がるフランジ状の補強部22aが一体に形成されている。
尚、この補強部22aは、熱変形部材22の長手方向に沿う両縁部を立ち上げたものの他、図5に示すように、その立ち上げた上縁部をさらに折り返し(又は折り曲げ)たものや、図6に示すように、熱変形部材22とは全く別の部材(例えば、パイプ22’等)を接続しても良い。ただし、この補強部22aは熱変形部材22の変形をニップ幅H2に沿う方向での断面形状に反りを発生させ、熱変形部材22の長手方向に沿う断面形状に反りを発生させない効果を奏する程度の強度や熱膨張係数を備えたものを使用する必要がある。
また、加熱ベルト18は可動フレーム24に軸受25を介して保持され、熱変形部材22と熱源20とは可動フレーム24の両端に位置する側板部24aに支持されている。この際、熱変形部材22の両端22bはニップ幅方向の略中央に位置し且つニップ幅H1と略同幅若しくはそれ以下の幅で側板部24aに支持されており、これにより可動フレーム24に両端が保持された状態での熱変形部材22の変形(反り)が許容されている。また、可動フレーム24は、本体2に設けられた固定部2a(詳細構造は省略する)に一端が固定されたスプリング等の付勢部材26の他端に支持されており、常時はこの付勢部材26の付勢によって加熱ベルト18が加圧ローラ19側に付勢されている。
他方の熱変形部材23は、熱変形部材22の裏面側に位置し、ニップ幅H1,H2と直交する方向、即ち、熱変形部材22の長手方向に沿って複数に分割配置されている。
ここで、一方の熱変形部材22と他方の熱変形部材23とは、両者間において熱膨張係数の異なる材料が使用されている。図7は主だった金属の熱膨張係数の一覧を示す図表、図8は一方の熱変形部材22と他方の熱変形部材23との材料の組み合わせ例を示す図表である。
図8に示すように、一方の熱変形部材22は他方の熱変形部材23よりも熱膨張係数の小さい材料が選択されている。この実施の形態では、熱変形部材23にはアルミやマグネシウムを主たる材料とする金属からなり、熱変形部材23にアルミニウムを使用した場合には熱変形部材22にはステンレスやチタンが用いられる。また、熱変形部材23にマグネシウムを使用した場合には熱変形部材22には鉄が用いられる。
何れの場合においても、単純な熱膨張係数の差は10.0〜15.0の範囲にあるように材料選択をするのが好ましいが、実装状態の押圧支持体21の厚さ(本実施の形態では0.5mm)や長手方向の長さ(印刷可能な用紙サイズ、例えば、A4対応かA3対応か)等によって適宜熱膨張係数のものを材料選択することができる。
また、熱変形部材23は、熱変形部材22の変形方向を規定することができるように分割されているため、その分割数や熱変形部材23の単体の大きさや厚さ等においても上記熱変形部材22の材料や大きさ、厚さ、補強部22aの強度等によって適宜設計変更可能であり、結果的に、所定以上の温度にて熱変形部材22,23の熱膨張係数の差により、押圧支持体21の全体が一様な曲率で湾曲するように設定される。
加圧ローラ19は、鉄等を芯金19aとすると共にその外層19bをシリコーンゴム等からなる弾性層(図示せず)と厚さ約50μmのPFAチューブ等からなる表面離型層とで多層構造とされ、その外径は約30mmである。また、加圧ローラ19は、芯金19aの軸部19cが軸受27を介して固定フレーム28に支持されている。また、軸部19cの一方にはギヤ29が設けられている。このギヤ29は、駆動モータ30の出力ギヤ31と噛み合っており、駆動モータ30の駆動によって加圧ローラ19が回転すると共に、この加圧ローラ19と圧接する加熱ベルト18が従動回転する。
上記の構成において、押圧支持体21は、冷温時(加熱開始時)には、図3に示すように、押圧支持体21は平面形状をなしており、加熱ベルト18と加圧ローラ19とで形成されるニップ部17のニップ幅H1は1mm以下の接触範囲となる。また、押圧支持体21は、加熱時(印字可能状態)には、図4に示すように、押圧支持体21は加圧ローラ19の外周形状に沿うように変形し、ニップ幅H2は8mm前後の接触範囲となる。
従って、画像形成装置としてのフルカラープリンタ1のメイン電源が投入されていない時やメイン電源が投入された直後、省エネモード等の待機時、パーソナルコンピュータから印刷指令信号が入力された直後、等にあっては、熱源20は加熱を停止若しくは冷温時にあるため、ニップ部17は狭いニップ幅H1となる。
一方、熱源20が加熱を開始して押圧支持体21がその材料特性に応じた熱膨張温度に達すると、ニップ部17は広いニップ幅H2となる。
この状態で、画像形成ユニット9B,9Y,9C,9Mによって表面にトナー画像が形成された搬送シートがニップ部17にニップされると、加熱ベルト18の回動移動(図4の時計回り方向)と加圧ローラ19の回転(図4の反時計回り方向)とによって搬送シートが搬送経路11の搬送方向下流側へと搬送される。
また、このニップ部17での搬送中に、熱源20からの直接輻射熱と押圧支持体21を介しての伝導熱とによって未定着トナーが定着される。
このように、本発明の定着装置10にあっては、加熱ベルト18の内部に、この加熱ベルト18を介して加圧ローラ19と対向する位置に熱変形する押圧支持体21を設けると共に、この押圧支持体21を熱膨張係数の異なる2つの熱変形部材22,23から構成し、特に熱膨張係数の大きい材料からなる熱変形部材23をニップ幅H1,H2と直交する方向に複数に分割配置することで押圧支持体21の変形方向を安定させたうえで、昇温時は接触ニップ幅H1を小さくすることができ、加圧ローラ19を余分に暖めることなく加熱ベルト18を瞬時に温めることができる。また、印字可能状態では定着可能なニップ幅H2とすることができ、良好な定着を得ることができる。そのため、ウォームアップタイムの短縮が実現でき、印字時においてもエネルギーの消費量を抑えることができる。
また、ニップ後の用紙搬送方向を加圧ローラ19側にすることができるため、トナー量の多いカラー画像においても良好な分離性を得ることができる。
ところで、上記実施の形態では、本発明の定着装置を画像形成装置としてのタンデム方式のフルカラープリンタ1に適用して説明したが、複写機やファクシミリ、或いはこれらを組み合わせた複合機のように、画像形成装置全般に適用することができることは勿論である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の模式図である。 本発明の一実施の形態に係る定着装置の横断面図である。 本発明の一実施の形態に係る定着装置の加熱前の縦断面図である。 本発明の一実施の形態に係る定着装置の加熱後の縦断面図である。 本発明の一実施の形態に係る定着装置に使用される熱変形部材の変形例1の縦断面図である。 本発明の一実施の形態に係る定着装置に使用される熱変形部材の変形例2の縦断面図である。 主だった金属の熱膨張係数の一覧を示す図表である。 本発明の一実施の形態に係る定着装置に使用される熱変形部材の組み合わせの図表である。
符号の説明
17…ニップ部
18…加熱ベルト
19…加圧ローラ
20…熱源
21…押圧支持体
22…熱変形部材
23…熱変形部材

Claims (4)

  1. 互いに圧接してニップ部を形成する一対の回転体と、該回転体の一方の内部に設けられて前記回転体を加熱する熱源と、前記ニップ部における前記回転体の回転方向に沿うニップ幅を広げるように前記一方の回転体の内面に摺接する押圧支持体とを備えた定着装置において、
    前記押圧支持体は、熱膨張係数の異なる2種類の熱変形部材の重合体から構成されていると共に、その熱膨張係数の差に起因して前記熱源で加熱した際には前記ニップ部のニップ幅が広がるように変形することを特徴とする定着装置。
  2. 前記2種類の熱変形部材は、前記一方の回転体の内面が摺接すると共に熱膨張係数が小さい材料から板状とされた第1熱変形部材と、該第1熱変形部材の前記熱源側に設けられると共に熱膨張係数の大きい材料から前記ニップ幅と直交する方向に複数に分割配置された第2熱変形部材とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第1熱変形部材には、前記ニップ幅と直交する方向に延びる補強部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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