JP5141879B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置とそこに設置される定着装置とに関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、立ち上がり時間が短いオンデマンド方式の定着装置が広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
オンデマンド方式の定着装置は、定着部材としての定着フィルム(エンドレスフィルム)、加圧ローラ(加圧部材)、セラミックヒータ等のヒータ(加熱手段)、等で構成されている。ヒータは、定着フィルムの内部に設置され、定着フィルムを介して加圧ローラに当接してニップ部を形成するとともに、定着フィルムを加熱する。そして、ニップ部に向けて搬送された記録媒体上のトナー像は、ニップ部にて熱と圧力とを受けて記録媒体上に定着される。
一方、特許文献2〜4等には、オンデマンド方式の定着装置であって、小サイズ紙を連続通紙したときに定着部材の両端部が過昇温して定着部材が熱劣化してしまう不具合を防止すること等を目的として、複数のヒータ(加熱手段)を配設する技術が開示されている。詳しくは、ニップ部に搬送される記録媒体の幅方向のサイズに対応して定着フィルム(定着部材)に対する幅方向の加熱範囲を可変できるように、幅方向に対して直列又は並列に複数のヒータが配設されている。
特開2002−6656号公報 特開平11−133800号公報 特開2000−162907号公報 特開平5−53461号公報
上述した従来のオンデマンド方式の定着装置は、ヒータ等の加熱手段の交換性(メンテナンス性)が悪かった。
以下に詳しく説明する。
ヒータの寿命は有限であるために、定着装置においてしばしばヒータの交換メンテナンスがおこなわれる。しかし、ヒータは定着フィルムを介して加圧ローラに圧接しているために、圧力がかかった状態のヒータをそのまま幅方向(長手方向)に引き抜くことが難しかった。
このような不具合を解決するために、ヒータ(定着フィルム)と加圧ローラとの圧力を解除する機構を設ける方策も考えられる。すなわち、圧力解除機構を操作してヒータと加圧ローラとの圧力を解除した後に、装置からヒータを取出することができる。しかし、その場合には、圧力解除機構を設置するためのコストやスペースが余計に必要になってしまうことになる。
特に、従来のオンデマンド方式の定着装置は、ヒータに対して加圧部材による圧力が常にかかっている状態であって、ジャム処理時や輸送時等にヒータが破損しやすい構成となっているために、上述の問題は無視できないものになっている。
また、上述した特許文献2〜4等のオンデマンド方式の定着装置は、ヒータが複数設置されているために、上述の問題は特に無視できないものになっている。また、複数のヒータの大きさが異なる場合には、ヒータと加圧ローラとの圧接によって形成されるニップ部のニップ幅が幅方向にわたって不均一になってしまい、出力画像上に定着ムラが生じてしまうことになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置の立ち上げ時間が短く、定着ムラや定着部材の局所的な過昇温が生じることがなく、比較的簡易な構成で、加熱手段の交換性が高い、定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる定着装置は、トナー像を加熱して溶融するとともに、可撓性を有する定着部材と、前記定着部材を介して加圧部材に当接してニップ部を形成するために前記定着部材の内部に固設された当接部材と、前記定着部材の内周面に対向して前記定着部材をガイドするとともに、前記当接部材を保持する保持部材と、前記当接部材を加熱する複数の加熱手段と、前記複数の加熱手段が前記当接部材に対してギャップをあけて設置されるように前記複数の加熱手段を保持するとともに、前記保持部材にネジによって締結されたホルダと、を備え、前記当接部材が前記定着部材を介して前記加圧部材に当接した状態を解除する機構が設置されていなくて、前記複数の加熱手段は、前記ネジの締結を解除して前記保持部材から前記ホルダを取出することで前記当接部材が前記定着部材を介して前記加圧部材に当接した状態で装置に対して挿脱できるように設置されたものである。
また、請求項2記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記複数の加熱手段は、前記ニップ部に搬送される記録媒体の幅方向のサイズ又は画像範囲に対応して前記当接部材に対する幅方向の加熱範囲を可変できるように構成されたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項2に記載の発明において、前記複数の加熱手段は、幅方向中央部に配設された加熱手段とその幅方向両端に配設された少なくとも1対の加熱手段とであって、幅方向に対して直列に配設されたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項2に記載の発明において、前記複数の加熱手段は、幅方向中央部に配設された加熱手段とその幅方向両端に配設された少なくとも1対の加熱手段とであって、幅方向に対して並列に配設されたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項3又は請求項4に記載の発明において、前記当接部材に対向する前記1対の加熱手段の角度を可変する可変手段を備えたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項5に記載の発明において、前記可変手段は、前記ニップ部に搬送される記録媒体の幅方向のサイズ又は画像範囲に基づいて前記当接部材に対向する前記1対の加熱手段の角度を可変するものである。
また、請求項7記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項2に記載の発明において、前記複数の加熱手段は、幅方向の長さが異なり幅方向に対して並列に配設されたものである。
また、請求項8記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記加熱手段を、赤外線ヒータとしたものである。
また、請求項9記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記定着部材を、定着フィルムとしたものである。
また、請求項10記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項9のいずれかに記載の発明において、前記加圧部材は、装置における固定位置に回転自在に設置され、前記当接部材は、前記加圧部材に向けて付勢されたものである。
また、この発明の請求項11記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の定着装置を備えたものである。
本発明は、複数の加熱手段により加熱されニップ部を形成する当接部材が定着部材を介して加圧部材に当接した状態で、装置に対して複数の加熱手段を挿脱できるように構成しているために、装置の立ち上げ時間が短く、定着ムラや定着部材の局所的な過昇温が生じることがなく、比較的簡易な構成で、複数の加熱手段の交換性が高い、定着装置及び画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図5にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としての複写機の装置本体、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部、4は感光体ドラム5上にトナー像(画像)を形成する作像部、7は感光体ドラム5上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写部、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部、12〜14は転写紙等の記録媒体Pが収納された給紙部、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着部材としての定着フィルム、31は定着装置20に設置された加圧部材としての加圧ローラ、を示す。
図1を参照して、画像形成装置における、通常の画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部10の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部2上を通過する。このとき、原稿読込部2では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部2で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部3(書込部)に送信される。そして、露光部3からは、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、作像部4の感光体ドラム5上に向けて発せられる。
一方、作像部4において、感光体ドラム5は図中の時計方向に回転しており、所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム5上に画像情報に対応した画像(トナー像)が形成される。
その後、感光体ドラム5上に形成された画像は、転写部7で、レジストローラにより搬送された記録媒体P上に転写される。
一方、転写部7に搬送される記録媒体Pは、次のように動作する。
まず、画像形成装置本体1の複数の給紙部12、13、14のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される(例えば、最上段の給紙部12が選択されたものとする。)。
そして、給紙部12に収納された記録媒体Pの最上方の1枚が、搬送経路Kの位置に向けて搬送される。
その後、記録媒体Pは、搬送経路Kを通過してレジストローラの位置に達する。そして、レジストローラの位置に達した記録媒体Pは、感光体ドラム5上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写部7に向けて搬送される。
そして、転写工程後の記録媒体Pは、転写部7の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。定着装置20に達した記録媒体Pは、定着フィルム21と加圧ローラ31との間に送入されて、定着フィルム21から受ける熱と双方の部材21、31から受ける圧力とによって画像が定着される。画像が定着された記録媒体Pは、定着フィルム21と加圧ローラ31との間(ニップ部である。)から送出された後に、画像形成装置本体1から排出される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2〜図5にて、画像形成装置本体1に設置される定着装置20の構成・動作について詳述する。
図2は、定着装置20を示す構成図である。図3は、定着装置20の一部を幅方向にみた図である。図4は、複数の加熱手段としてのヒータ群25が定着装置20から挿脱される状態を示す図である。図5は、定着装置20のニップ部近傍を示す部分拡大図である。
図2に示すように、定着装置20は、定着部材としての定着フィルム21、当接部材としての加熱板22、反射部材としての反射板23、保持部材24、複数の加熱手段としてのヒータ群25、加圧部材としての加圧ローラ31、ガイド板35、37、等で構成される。図3を参照して、ヒータ群25は、第1の赤外線ヒータ25a(加熱手段)と、第2の赤外線ヒータ25b(加熱手段)と、で構成されている。
ここで、定着部材としての定着フィルム21は、薄肉で可撓性を有するエンドレスフィルムであって、図2中の矢印方向(時計方向)に回転する。定着フィルム21の材料としては、ポリイミド、ポリアミド、フッ素樹脂、金属等を用いることができる。なお、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)を担保するために、定着フィルム21の表層に、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等からなる離型層を形成することもできる。定着部材として熱容量の低い定着フィルム21を用いることで、立ち上がり時間が極めて短いオンデマンドの定着装置を提供することができる。
定着フィルム21の内部(内周面側)には、ヒータ群25(複数の加熱手段)、加熱板22、反射板23、保持部材24、等が固設されている。定着フィルム21は、加熱板22に押圧されて、加圧ローラ31との間にニップ部を形成する。
当接部材としての加熱板22は、板厚が0.1mm程度の金属板(又は、セラミックやポリイミド樹脂からなる板材)であって、ヒータ群25によって加熱(輻射熱による加熱である。)されるとともに、定着フィルム21を介して加圧ローラ31に当接して所望のニップ部を形成する。
なお、本実施の形態1では、加熱板22の対向面(加圧ローラ31に対向する面である。)が平面形状になるように形成している。これにより、ニップ部の形状が記録媒体Pの画像面に対して略平行になって、定着フィルム21と記録媒体Pとの密着性が高まるために定着性が向上するとともに、ニップ部を通過する記録媒体Pにカールやシワが発生する不具合も低減する。さらに、ニップ部の出口側における定着フィルム21の曲率が大きくなるために、ニップ部から送出された記録媒体Pを定着フィルム21から容易に分離することができる。
また、本実施の形態1における加熱板22は、定着フィルム21が摺接する面にフッ素樹脂がコーティングされている。これにより、定着装置20に固定支持された加熱板22に摺接する定着フィルム21の内周面の磨耗を軽減することができる。
図3を参照して、ヒータ群25は、幅方向中央部に配設された赤外線ヒータ25a(加熱手段)と、その幅方向両端に配設された1対の赤外線ヒータ25b(加熱手段)と、で構成される。複数の赤外線ヒータ25a、25bは、カーボンヒータやハロゲンヒータであって、幅方向に対して直列に配設されている。ヒータ群25は、その両端部が保持部材24を介して定着装置20の側板に固定されている。そして、装置本体1の電源部により出力制御された赤外線ヒータ25a、25bによって加熱板22が加熱されて、さらに加熱板22によって定着フィルム21が加熱されてその表面から記録媒体P上のトナー像Tに熱が加えられる。なお、赤外線ヒータ25a、25bの出力制御は、定着フィルム21表面に対向する温度センサ(不図示である。)によるフィルム表面温度の検知結果に基いておこなわれる。また、このような赤外線ヒータ25a、25bの出力制御によって、定着フィルム21の温度(定着温度)を所望の温度に設定することができる。
ここで、赤外線ヒータ25a、25b(複数の加熱手段)は、加熱板22が定着フィルム21を介して加圧ローラ31に当接した状態で、定着装置20に対して挿脱できるように設置されている。これについては、後で図4にて詳しく説明する。
なお、赤外線ヒータ25a、25bとして、カーボンヒータを用いた場合には、ハロゲンヒータを用いたときと比較して、オンオフ制御の自由度が高まる。具体的に、ヒータ25a、25bのデューティが100%に達する前に通電をオフする制御を繰り返しても断線することなく、経時における出力低下も軽減される。
また、カーボンヒータを用いる場合には、その形状を最適化して、加熱板22に対向する方向(図2の上下方向である。)に発せられる輻射熱の熱量がその方向に直交する方向(図2の左右方向である。)に発せられる輻射熱の熱量よりも大きくなるように形成することが好ましい。これにより、ヒータ25a、25bから発せられる熱を加熱板22に集中的に向けることができるため、加熱板22の加熱効率が高められる。
反射板23は、赤外線ヒータ25a、25bに対して加熱板22に対向する側の反対側(図2において赤外線ヒータ25a、25bの上方である。)に配設されている。反射板23は、アルミニウムに鏡面仕上げを施したものであって、赤外線ヒータから発せられた赤外線を反射する。反射板23で反射した赤外線の多くは加熱板22に入射するために、加熱板22の加熱効率が高められる。
なお、本実施の形態1では、赤外線ヒータ25a、25bから離間した位置に反射板23を設置したが、赤外線ヒータ25a、25bのガラス管の一部(加熱板22に対向する側の反対側である。)に金メッキやアルミニウム蒸着を施してもよい。この場合にも、ガラスに施した金メッキやアルミニウム蒸着が反射部材として機能するために、加熱板22の加熱効率が高められる。
また、加熱板22における対向面(赤外線ヒータ25a、25bに対向する側である。)に赤外線を吸収する吸収部材を設けることもできる。具体的には、加熱板22の対向面に黒色塗装を施すことができる。これにより、加熱板22における赤外線の吸収率が向上して、加熱板22の加熱効率が高められる。
図3を参照して、保持部材24は、加熱板22、ヒータ群25、反射板23を一体的に保持する。保持部材24は、耐熱性樹脂材料からなり、その両端が定着装置20の側板にそれぞれ支持されている。
特に、ヒータ群25は、第2保持部材としてのホルダ27を介して保持部材24に保持されている。詳しくは、保持部材24の幅方向両端にはそれぞれホルダ27がネジ締結されている。ホルダ27には、ヒータ群25の端部に係合する穴が設けられている。そして、保持部材24からホルダ27を取出することで、保持部材24(定着装置20)からヒータ群25(複数の赤外線ヒータ25a、25b)のみを脱離することができる。
また、保持部材24の幅方向両端には、それぞれ、圧縮スプリング28が設置されている。これにより、当接部材としての加熱板22が加圧ローラ31に向けて付勢されて、所望のニップ部を形成することになる。なお、加圧ローラ31は、定着装置20の側板(固定位置)に軸受を介して回転自在に設置されている。そして、加圧ローラ31は不図示の駆動モータによって所定方向に回転駆動されて、定着フィルム21は加圧ローラ31との摩擦力によって図2の矢印方向に駆動されることになる。
以上述べた構成により、定着装置20における駆動機構及び加圧機構を簡素化することができる。
さらに、図2を参照して、保持部材24は、定着フィルム21をガイドするように形成されている。すなわち、保持部材24は、可撓性を有する定着フィルム21の円形姿勢をある程度維持できるように、円形に形成されている。これにより、定着フィルム21の変形による劣化・破損を軽減することができる。
図2を参照して、加圧部材としての加圧ローラ31は、芯金32上に弾性層33を形成したものである。加圧ローラ31の弾性層33は、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の材料で形成されている。なお、弾性層33の表層にPFA等からなる薄肉の離型層(チューブ)を設けることもできる。加圧ローラ31は定着フィルム21に圧接して、双方の部材間に所望のニップ部を形成する。また、加圧ローラ31は、不図示の駆動機構によって、図2中の矢印方向(反時計方向)に回転駆動される。
定着フィルム21と加圧ローラ31との当接部(ニップ部である。)の入口側には、ニップ部に向けて搬送される記録媒体Pを案内するガイド板35(入口ガイド板)が配設されている。また、ニップ部の出口側には、ニップ部から送出される記録媒体Pを案内するガイド板37(出口ガイド板)が配設されている。双方のガイド板35、37は、いずれも、定着装置20のフレーム(筐体)に固設されている。
上述のように構成された定着装置20は、次のように動作する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、赤外線ヒータ25a、25bに電力が供給されるとともに、加圧ローラ31の図2中の矢印方向の回転駆動が開始される。これにより、加圧ローラ31との摩擦力によって、定着フィルム21も図2中の矢印方向に従動(回転)する。
その後、給紙部12〜14から記録媒体Pが給送されて、作像部4にて記録媒体P上に未定着画像が担持される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、ガイド板35に案内されながら図2の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着フィルム21及び加圧ローラ31のニップ部に送入される。
そして、加熱板22によって加熱された定着フィルム21による加熱と、加熱板22(定着フィルム21)及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、ニップ部から送出された記録媒体Pは、矢印Y11方向に搬送される。
ここで、本実施の形態1では、ヒータ群25(複数の赤外線ヒータ25a、25b)は、ニップ部に搬送される記録媒体Pの幅方向のサイズに対応して加熱板22に対する幅方向の加熱範囲を可変できるように構成されている。
具体的に、図3を参照して、最大通紙幅L1の記録媒体P(本実施の形態1の画像形成装置1で通紙可能な最大サイズの記録媒体であって、例えば、A4サイズの記録媒体である。)が通紙されるときには、すべての赤外線ヒータ25a、25bに電力が供給されて、加熱板22の幅方向全域(L1の範囲である。)が均一に加熱される。これに対して、最大通紙幅L1よりも小さなサイズL2の記録媒体P(例えば、A5サイズの記録媒体である。)が通紙されるときには、中央部の赤外線ヒータ25aのみに電力が供給されて、加熱板22の幅方向中央部(L2の範囲である。)のみが加熱される。これにより、加熱板22の幅方向全域を加熱して幅方向のサイズが小さな小サイズ紙を連続的に通紙した場合に生じる、定着フィルム21の両端部(非通紙領域)が過昇温してしまう不具合を確実に抑止することができる。
なお、上述したヒータ群25の加熱範囲の切り替えは、記録媒体のサイズの検知情報に基いておこなわれる。記録媒体のサイズの検知は、装置本体1の操作部の入力情報に基いておこなうこともできるし、給紙部にサイズ検知センサを設置してその情報に基いておこなうこともできる。
また、本実施の形態1では、最大通紙幅L1の記録媒体Pと、それよりも小さい通紙幅L2の記録媒体Pと、に対応するために、第1の赤外線ヒータ25aの両端に設置する赤外線ヒータ25bを1対のみとした。これに対して、複数種の小サイズ紙に対応させる場合には、第1の赤外線ヒータ25aの両端に設置する赤外線ヒータ25bを複数対設置することもできる。
さらに、本実施の形態1では、記録媒体Pの幅方向のサイズに応じて、複数の赤外線ヒータ25a、25bの切り替えをおこない、加熱板22に対する幅方向の加熱範囲を可変するように構成した。これに対して、記録媒体Pの幅方向の画像範囲に応じて、複数の赤外線ヒータの切り替えをおこない、加熱板22に対する幅方向の加熱範囲を可変するように構成することもできる。例えば、最大通紙幅L1の記録媒体Pが通紙された場合であっても、その幅方向の画像範囲が中央部(L2の範囲である。)のみであるときに、その画像情報を露光部3等から取得して、その画像情報に基いて第1赤外線ヒータ25aのみに電力を供給して、加熱板22の幅方向中央部(L2の範囲である。)のみを加熱する。これにより、定着フィルム21の両端部(非画像領域)が過昇温してしまう不具合が抑止されるとともに、ヒータ群25の加熱効率を高めることができる。
以下、図4を参照して、本実施の形態1における定着装置20において、特徴的な構成・動作について詳述する。
本実施の形態1では、加熱板22が定着フィルム21を介して加圧ローラ31に当接した状態で、それらの部材21、22、31の圧力解除をおこなうことなく、定着装置20に対してヒータ群25(複数の赤外線ヒータ25a、25b)を挿脱できるように構成している。詳しくは、保持部材24に対するホルダ27(第2保持部材)の着脱とともに、定着装置20に対して赤外線ヒータ25a、25bが挿脱される。
さらに具体的に、ヒータ群25のメンテナンスをおこなうために定着装置20からヒータ群25を取出する場合には、まず、ネジ締結を解除して一方のホルダ27を保持部材24から取出する(図4の破線両矢印方向の移動である。)。その後、ホルダ27を取出した側から、ヒータ群25を引き出す(図4の白矢印方向の移動であって、図4右側への移動である。)。そして、新品のヒータ群25(又は修理後のヒータ群25)を定着装置20に装着する場合には、上述した取出動作と逆の動作をおこなう。
このように、本実施の形態1における定着装置20は、立ち上がり時間が極めて高い構成であって、加熱板22(定着フィルム21)と加圧ローラ31との圧力を解除する機構を設けることなく、比較的簡易な構成で、交換頻度が比較的高い複数の赤外線ヒータ25a、25bの交換性・メンテナンス性を向上させることができる。
また、本実施の形態1では、図2を参照して、加熱手段としての赤外線ヒータ25a、25bが、加熱板22(当接部材)に対して離間して設置されている。すなわち、赤外線ヒータ25a、25bが、加熱板22からある程度ギャップをあけて設置されている。これにより、加熱板22が定着フィルム21を介して加圧ローラ31に圧接した状態で定着装置20が輸送された場合等であっても、赤外線ヒータ25a、25bが加熱板22等から直接的に受ける振動を軽減することができるために、赤外線ヒータ25a、25bの破損を抑止することができる。さらに、加熱板22が定着フィルム21を介して加圧ローラ31に圧接した状態で、定着装置20の位置でジャムした記録媒体Pが取出された場合(ジャム処理された場合)等であっても、ジャム処理動作によって赤外線ヒータ25a、25bがニップ部から直接的に受ける衝撃を軽減することができるために、赤外線ヒータ25a、25bの破損を抑止することができる。
また、本実施の形態1では、図5を参照して、加熱板22(当接部材)の記録媒体の搬送方向の長さMが、ニップ部のニップ量Nよりも長くなるように設定している(M>Nである。)。
これにより、ニップ部の出口側(図5中の領域Aである。)では、定着フィルム21が加圧ローラ31の形状にならって加圧ローラ31側に凸状に変形することになる。したがって、定着工程後の記録媒体Pは、定着フィルム21から分離する方向(図5の矢印Y11方向である。)に送出されることになる。すなわち、ニップ部送出時の搬送分離性を高めることができる。
以上説明したように、本実施の形態1においては、ヒータ群25(複数の加熱手段)により加熱されニップ部を形成する加熱板22(当接部材)が定着フィルム21(定着部材)を介して加圧ローラ31(加圧部材)に当接した状態で、定着装置20に対してヒータ群25を挿脱できるように構成しているために、定着装置20の立ち上げ時間が短く、定着ムラや定着フィルム21の局所的な過昇温が生じることがなく、比較的簡易な構成で、ヒータ群25の交換性を高めることができる。
なお、本実施の形態1では、加圧部材として加圧ローラを用いた定着装置に対して本発明を適用したが、加圧部材として加圧ベルトや加圧パッドを用いた定着装置に対しても本発明を適用することができる。そして、その場合にも、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1では、モノクロ画像形成装置1に設置される定着装置に対して本発明を適用したが、カラー画像形成装置に設置される定着装置に対しても当然に本発明を適用することができる。そして、その場合にも、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図6にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図6は、実施の形態2における定着装置の一部を幅方向にみた図であって、前記実施の形態1における図3に相当する図である。本実施の形態2における定着装置は、複数の加熱手段25a、25bが幅方向に対して並列に配設されている点が、複数の加熱手段25a、25bが幅方向に対して直列に配設されている前記実施の形態1のものとは相違する。
図6を参照して、本実施の形態2における定着装置20も、前記実施の形態1のものと同様に、定着フィルム21、加熱板22、保持部材24、ヒータ群25、加圧ローラ31、等で構成される。また、ヒータ群25は、幅方向中央部に配設された赤外線ヒータ25aと、その幅方向両端に配設された1対の赤外線ヒータ25b(加熱手段)と、で構成される。
そして、本実施の形態2においても、最大通紙幅L1の記録媒体Pが通紙されるときには、すべての赤外線ヒータ25a、25bに電力が供給されて、加熱板22の幅方向全域(L1の範囲である。)が均一に加熱される。これに対して、最大通紙幅L1よりも小さなサイズL2の記録媒体Pが通紙されるときには、中央部の赤外線ヒータ25aのみに電力が供給されて、加熱板22の幅方向中央部(L2の範囲である。)のみが加熱される。
ここで、本実施の形態2では、複数の赤外線ヒータ25a、25bが、幅方向に対して並列に配設されている。
そして、本実施の形態2における定着装置20も、前記実施の形態1のものと同様に、加熱板22が定着フィルム21を介して加圧ローラ31に当接した状態で、それらの部材21、22、31の圧力解除をおこなうことなく、定着装置20に対してヒータ群25(複数の赤外線ヒータ25a、25b)を挿脱できるように構成している。詳しくは、保持部材24に対するホルダ27(第2保持部材)の着脱とともに、定着装置20に対してヒータ群25が挿脱される。
以上説明したように、本実施の形態2においても、前記実施の形態1と同様に、ヒータ群25(複数の加熱手段)により加熱されニップ部を形成する加熱板22(当接部材)が定着フィルム21(定着部材)を介して加圧ローラ31(加圧部材)に当接した状態で、定着装置20に対してヒータ群25を挿脱できるように構成しているために、定着装置20の立ち上げ時間が短く、定着ムラや定着フィルム21の局所的な過昇温が生じることがなく、比較的簡易な構成で、ヒータ群25の交換性を高めることができる。
実施の形態3.
図7にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図7は、実施の形態3における定着装置の一部を幅方向にみた図であって、前記実施の形態1における図3に相当する図である。本実施の形態3における定着装置は、当接部材22に対向する1対の加熱手段25bの角度を可変できるように構成している点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図7を参照して、本実施の形態3における定着装置20も、前記実施の形態1のものと同様に、定着フィルム21、加熱板22、保持部材24、ヒータ群25、加圧ローラ31、等で構成される。また、ヒータ群25は、幅方向中央部に配設された赤外線ヒータ25aと、その幅方向両端に配設された1対の赤外線ヒータ25b(加熱手段)と、で構成され、それらの赤外線ヒータ25a、25bは幅方向に対して直列に配設されている。
そして、本実施の形態2における定着装置20も、前記実施の形態1のものと同様に、加熱板22が定着フィルム21を介して加圧ローラ31に当接した状態で、それらの部材21、22、31の圧力解除をおこなうことなく、定着装置20に対してヒータ群25(複数の赤外線ヒータ25a、25b)を挿脱できるように構成している。詳しくは、保持部材24に対するホルダ27(第2保持部材)の着脱とともに、定着装置20に対してヒータ群25が挿脱される。
ここで、本実施の形態3では、幅方向両端部に配設された1対の赤外線ヒータ25bが、不図示の可変手段によって加熱板22に対向する角度(幅方向に対する傾斜角度である。)を可変できるように構成されている。そして、ニップ部に搬送される記録媒体Pの幅方向のサイズ(又は画像範囲)に基づいて、第2の赤外線ヒータ25bの角度が可変制御される。
具体的に、最大通紙幅L1の記録媒体P1が通紙されるときには、第2の赤外線ヒータ25bが加熱板2に対して正対するように制御されて、すべての赤外線ヒータ25a、25bに電力が供給されて、加熱板22の幅方向全域(L1の範囲である。)が均一に加熱される。
これに対して、最大通紙幅L1よりも小さなサイズL2の記録媒体P2が通紙されるときには、第2の赤外線ヒータ25bが加熱板2に対して傾斜するように制御されて(図7の状態である。)、すべての赤外線ヒータ25a、25bに電力が供給される。このとき、第2の赤外線ヒータ25bは、幅方向中央部に向けて傾斜しているために、熱放射の方向が幅方向中央部に向くことになり、加熱板22の幅方向中央部(L2の範囲である。)が中心的に加熱される。これにより、小サイズ紙P2を連続通紙したときの、定着フィルム21の両端部の過昇温を抑止することができる。
なお、第2の赤外線ヒータ25bの角度を可変する可変手段は、赤外線ヒータ25bの一端(第1赤外線ヒータ25a側の端部である。)に設置されて赤外線ヒータ25bを回転自在に支持する支持部材、赤外線ヒータ25bの他端に係合するカム、カムを所定角度回転させる駆動モータ、等で構成することができる。
以上説明したように、本実施の形態3においても、前記各実施の形態と同様に、ヒータ群25(複数の加熱手段)により加熱されニップ部を形成する加熱板22(当接部材)が定着フィルム21(定着部材)を介して加圧ローラ31(加圧部材)に当接した状態で、定着装置20に対してヒータ群25を挿脱できるように構成しているために、定着装置20の立ち上げ時間が短く、定着ムラや定着フィルム21の局所的な過昇温が生じることがなく、比較的簡易な構成で、ヒータ群25の交換性を高めることができる。
実施の形態4.
図8にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図8は、実施の形態4における定着装置の一部を幅方向にみた図であって、前記実施の形態1における図3に相当する図である。本実施の形態4における定着装置は、幅方向の長さが異なる加熱手段25A、25Bが幅方向に対して並列に配設されている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
図8を参照して、本実施の形態4における定着装置20も、前記各実施の形態のものと同様に、定着フィルム21、加熱板22、保持部材24、ヒータ群25(複数の加熱手段)、加圧ローラ31、等で構成される。
ここで、本実施の形態4では、ヒータ群25が、幅方向の長さが異なり幅方向に対して並列に配設された2つの赤外線ヒータ25A、25Bで構成されている。具体的に、第1の赤外線ヒータ25Aは、その幅方向の長さがL1に設定されている。これに対して、第2の赤外線ヒータ25Bは、その幅方向の長さがL2に設定されている。
そして、最大通紙幅L1の記録媒体Pが通紙されるときには、第1の赤外線ヒータ25Aのみに電力が供給されて、加熱板22の幅方向全域(L1の範囲である。)が均一に加熱される。これに対して、最大通紙幅L1よりも小さなサイズL2の記録媒体Pが通紙されるときには、第2の赤外線ヒータ25Bのみに電力が供給されて、加熱板22の幅方向中央部(L2の範囲である。)のみが加熱される。
そして、本実施の形態4における定着装置20も、前記各実施の形態のものと同様に、加熱板22が定着フィルム21を介して加圧ローラ31に当接した状態で、それらの部材21、22、31の圧力解除をおこなうことなく、定着装置20に対してヒータ群25(複数の赤外線ヒータ25A、25B)を挿脱できるように構成している。詳しくは、保持部材24に対するホルダ27(第2保持部材)の着脱とともに、定着装置20に対してヒータ群25が挿脱される。
以上説明したように、本実施の形態4においても、前記各実施の形態と同様に、ヒータ群25(複数の加熱手段)により加熱されニップ部を形成する加熱板22(当接部材)が定着フィルム21(定着部材)を介して加圧ローラ31(加圧部材)に当接した状態で、定着装置20に対してヒータ群25を挿脱できるように構成しているために、定着装置20の立ち上げ時間が短く、定着ムラや定着フィルム21の局所的な過昇温が生じることがなく、比較的簡易な構成で、ヒータ群25の交換性を高めることができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 定着装置を示す構成図である。 定着装置の一部を幅方向にみた図である。 複数の加熱手段が挿脱される状態を示す図である。 定着装置のニップ部近傍を示す部分拡大図である。 この発明の実施の形態2における定着装置の一部を幅方向にみた図である。 この発明の実施の形態3における定着装置の一部を幅方向にみた図である。 この発明の実施の形態4における定着装置の一部を幅方向にみた図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、
20 定着装置、
21 定着フィルム(定着部材)、
22 加熱板(当接部材)、
23 反射板(反射部材)、
24 保持部材、
25 ヒータ群(複数の加熱手段)、
25a、25b、25A、25B 赤外線ヒータ(加熱手段)、
27 ホルダ、
28 圧縮スプリング、
31 加圧ローラ(加圧部材)、 P 記録媒体。

Claims (11)

  1. トナー像を加熱して溶融するとともに、可撓性を有する定着部材と、
    前記定着部材を介して加圧部材に当接してニップ部を形成するために前記定着部材の内部に固設された当接部材と、
    前記定着部材の内周面に対向して前記定着部材をガイドするとともに、前記当接部材を保持する保持部材と、
    前記当接部材を加熱する複数の加熱手段と、
    前記複数の加熱手段が前記当接部材に対してギャップをあけて設置されるように前記複数の加熱手段を保持するとともに、前記保持部材にネジによって締結されたホルダと、
    を備え、
    前記当接部材が前記定着部材を介して前記加圧部材に当接した状態を解除する機構が設置されていなくて、
    前記複数の加熱手段は、前記ネジの締結を解除して前記保持部材から前記ホルダを取出することで前記当接部材が前記定着部材を介して前記加圧部材に当接した状態で装置に対して挿脱できるように設置されたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記複数の加熱手段は、前記ニップ部に搬送される記録媒体の幅方向のサイズ又は画像範囲に対応して前記当接部材に対する幅方向の加熱範囲を可変できるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記複数の加熱手段は、幅方向中央部に配設された加熱手段とその幅方向両端に配設された少なくとも1対の加熱手段とであって、幅方向に対して直列に配設されたことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記複数の加熱手段は、幅方向中央部に配設された加熱手段とその幅方向両端に配設された少なくとも1対の加熱手段とであって、幅方向に対して並列に配設されたことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  5. 前記当接部材に対向する前記1対の加熱手段の角度を可変する可変手段を備えたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記可変手段は、前記ニップ部に搬送される記録媒体の幅方向のサイズ又は画像範囲に基づいて前記当接部材に対向する前記1対の加熱手段の角度を可変することを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記複数の加熱手段は、幅方向の長さが異なり幅方向に対して並列に配設されたことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  8. 前記加熱手段は、赤外線ヒータであることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の定着装置。
  9. 前記定着部材は、定着フィルムであることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の定着装置。
  10. 前記加圧部材は、装置における固定位置に回転自在に設置され、
    前記当接部材は、前記加圧部材に向けて付勢されたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の定着装置。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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