JPS60247273A - 加熱処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば電子写真複写機の加熱定着部、あるい
は刷版自動現像機の乾燥部等に適用することができる加
熱処理装置に関し、さらに詳細には、複写紙、刷版等の
シート部材を搬送する方向と略直交する方向（以下横断
方向と称する）に熱源体を配した加熱器を、シート部材
の搬送手段に対向して設け、シート部材の横断方向の温
度分布を略均−にするようにした加熱処理装置に関する
。

（従来技術） −に記構造を有する加熱処理装置においでは、搬送途−
にのシート部材を横断方向に配した熱源体によって加熱
するようになっているため、シート部材の中央部の温度
が、両側端部の温度より高温になり、そのためシート部
材にはこの不均一な加熱により、定着ムラが生じたり、
しわが発生し、このしわによってジャムを生じる等の不
都合があった。このため従来より例えば、ニクロム線を
巻いた直管型熱源体を用いる場合には、ニクロム線の巻
数を中央部は新に、両端部は漸次密にして、シート部材
の横断方向における加熱分布を略均−にする手段が採ら
れていた。

また、直管型の光源を用いる場合には、中央部をフィル
タ等により遮光することにより、シート部材の横断方向
における加熱分布を略均−にする手段が採用されている
。

（発明が解決しよとする問題点） しかるに、上記のような加熱処理装置においては、いっ
たん加熱分布状態を決定すると変更が困難であり、例え
ば電子写真複写機の加熱定着部に採用した場合、複写紙
のサイズに応じて加熱分布状態を調整し、常に均一な加
熱定着を行なうことは困難であるとともに、仮に加熱分
布状態を調整することができたとしても、常に熱エネル
ギーを損失する方向での調整であるため、熱源体の使用
効率も悪いという難点があった。

本発明は、これらの難点を解消し、シート部材のサイズ
が変った場合でも、シート部材の横断方向における加熱
分布の調節が容易で、しかも熱源体の使用効率が良い加
熱処理装置を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上記目的を達成するために、例えば第１図な
いし第４図に示すように、シート部材１に対して熱源体
３の中央部を遠ざけ、両端部を近３− づけるべく、その熱源体３を湾曲させて形成するととも
に、当該中央部におけるシート部材との離間距離と側端
部におけるシート部材との離間距離とを相対的に可変調
節する手段５を介しで、その熱源体３を加熱器４の機枠
６に保持したことを特徴とする加熱処理装置である。

（作　用） 本発明は、熱源体３とシート部材１との離間距離を、そ
の横断方向に沿って中央部が側端部に対してより大きく
離間するよう、可変調節手段５を介して自在に調節し得
る構成としたか呟熱源体３によるシート部材１の加熱分
布状態は、当該離間距離を調筋することにより、自在に
制御される。

以下、本発明による実施例を図面に基いて説明する。

（第１実施例） 第１図は本発明に係る加熱処理装置の第１の実施例を示
す正面図で、第２図はその■−■矢視断面図である。

これらの図面において、２は駆動ローラ１１及４− び従動ローラ１２に無端ベルト１３を張設した搬送手段
であり、この搬送手段２に対向して加熱器４が設置され
ている。この加熱器４の機枠６には熱源体として、例え
ば複数の可撓性パネルヒータ３が所定の間隔で配設され
ている。なお、これらのパネルヒータ３は細長い短冊状
で、シート部材１の搬送方向（矢印Ａで示す）に対し、
これと直交する横断方向に配設されている。

当該パネルヒータ３の両端は、機枠６の天井にヒンジ状
の保持部材７によって回動自在に保持され、かつその中
央部は当該中央部に一端を固設したネジ８によって、当
該機枠６にナツト９止めされている。この第１実施例で
は、上記ヒンジ状の保持部材７、ネジ８及びナツト９で
もって熱源体３の可変調節手段５を構成する。

このネジ８もしくはナツト９の調節によって、パネルヒ
ータ３の中央部をシート部材１に対して遠ざけたり、近
づけたりすることによりシート部材１の横断方向におけ
る加熱分布状態を適宜調節することができる。

第１図および第２図においては、中央部のみを接離調節
し得るようにしたが、適宜パネルヒータ３の横断方向に
おける複数個所に可変調節手段５を設けるようにしても
よい。

また、可撓性熱源体３としては、パネルヒータに限らず
、ニクロム線で形成したヒータを用いることもできる。

この実施例のように可撓性熱源体３を用いた場合には、
シート部材１と熱源体３との離間距離を比較的自由に調
節することができるから、加熱分布を均一にするのが容
易となる。

（第２実施例） 第３図は本発明に係る加熱処理装置の第２の実施例を示
す正面図で、第４図はその■−■矢視断面図である。

これらの面図においては、前記第１実施例と同様、搬送
手段２に対向して加熱器４を設置するが、ここでは熱源
体３として複数の湾曲形成された長管ランプ等の棒状ヒ
ータ３ａが所定間隔で配設されている。これらの棒状ヒ
ータ３ａは第１の実施例と同様シート部材１が搬送され
る矢印方向Ａに対し、これと直交する横断方向に配設さ
れる。

この第２の実施例においては、湾曲形成した棒状ヒータ
３ａの両端部をソケット１４によって保持し、該ソケッ
ト１４にその一端が固設されたネジ１５を加熱器４の機
枠６に回動自在にナツト９を介して保持するように構成
されている。

したがって、シート部材１の横断方向における加熱分布
状態を略均−にするには、　第４図のように棒状ヒータ
３ａの両端部を支点にして、棒状３ａを矢印Ｃ方向に回
動調節すれば、第３図矢印Ｂで示すように、棒状ヒータ
３ａの中央部をシート部材１に対して接離調節可能とな
り、加熱分布状態の調節が可能となる。

（発明の効果） 本発明は、搬送装置２に載置したシート部材１に対して
、その横断方向に配した熱源体３を湾曲形成するととも
に、その中央部を遠ざけたり、近づけたりすることによ
り、シート部材１に対するその中央部の離間距離と両端
部の離間距離とを可７− 変調節手段５により、相対的に可変するように構成した
か呟次のような効果を奏する。

（イ）搬送途上にあるシート部材を該シート部材の横断
方向に略均−な加熱分布状態を得ることができるととも
に、これによってシート部材のしわ、ジャムを生ずるこ
ともない。

（ロ）　シート部材のサイズが変わった場合でも、シー
ト部材の最大サイズに対応する熱源体さえ配設されてい
れば容易に均一な加熱分軸状態を得ることかでト、従来
のように熱エネルギーを損失する方向での調整でないた
め、熱源体の使用効率も良い。

なお、本発明は、以上の記述においては加熱処理装置と
して説明しであるが、熱源体を照明ランプと置換するこ
とによって、原画を走査照明する複写機にも適用するこ
とができ、この場合には、横断方向の照射照度を略均−
にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る加熱処理装置の第１の実施例を示
す縦断正面図、第２図はそのＩＩ−Ｉ矢視８− 断面図、第３図は第２の実施例を示す縦断正面図、第４
図はその■−■矢視断面図である。 １・・・シート部材、２・・・搬送手段、３・・・熱源
体、３ａ・・・棒状の熱源体、４・・・加熱器、５・・
・調筋手段、６・・・加熱器の機枠。 第３邑 ＠４目 躬１図 ら 第２ｔ２１ １Ｉ　１３　１２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、シート部材を載置して搬送する搬送手段を有し、そ
   の搬送方向と略直交する方向に熱源体を配した加熱器を
   、前記搬送手段に対向しで設けた加熱処理装置において
   、シート部材に対して熱源体の中央部を遠ざけ、両端部
   を近づけてその熱源体を湾曲形成したことを特徴とする
   加熱処理装置 ２、熱源体を、該熱源体の中央部における離間距離と両
   端部における離間距離とを相対的に可変し得る調節手段
   を介して、加熱器の機枠に保持した特許請求の範囲第１
   項記載の加熱処理装置 ３、熱源体が可撓性熱源体である特許請求の範囲第１項
   もしくは第２項に記載の加熱処理装置 ４、熱源体がパネルヒータである特許請求の範囲第１項
   乃至第３項のうち、いずれかに記載の加熱処理装置 ５、調節手段が可撓性熱源体の両端部を回動自在に保持
   する保持部材と、当該熱源体の中央部を上下自在に保持
   するネジ及びナツトからなる特許請求の範囲第２項に記
   載の加熱処理装 ６、熱源体が湾曲形状された棒状の熱源体である特許請
   求の範囲第１項もしくは第２項に記載の加熱処理装置 ７、調節手段が湾曲形状された棒状の熱源体の両端部を
   機枠の所定位置に回動自在に軸支するネジ及びナツトか
   らなる特許請求の範囲第２項に記載の加熱処理装置