JP3664749B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、転写材として複数のロール紙を使用し、このロール紙を適宜に選択的に引き出して切断した後、画像形成部へと搬送して転写画像を得る構成の複写機、プリンター等の画像形成装置に関する。特には、限られた小さなスペース内で複数のロール紙を選択的に引き出し且つ効率良く画像形成部へと搬送することが可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
機能・構成的に上下に位置区分され、本体上部に配置された画像形成部に対し、本体下部に配置された複数のロール紙のいずれか一つを選択的に引き出して搬送し転写画像を形成する装置が知られる。それぞれのロール紙は、例えば図2に示すように、上下に並んで位置しており、それぞれ水平方向Aに向かって引き出し(スライド)可能としたロール紙ユニット45、46に装填されている。給紙時には、いずれかの選択されたロール紙が引き出され、ロール紙の前方位置に形成された搬送路47、48を通ってロール紙部の斜め上方に位置する画像形成部40に搬送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成にあっては、図2に示すようにロール紙部の上方、画像形成部の下方にそれぞれ大きなスペースが形成され、これらスペース内にその他の機器やPC基板等の幾つかの構成部品を配置させるように効率的に設計されているが、幾らかの不要なスペースの発生は避けられず、結果として、装置全体をコンパクト化する上での解決すべき課題の一つとして残っている。
【0004】
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、複数のロール紙の搬送ルートを簡単且つ効率的な構成とし、装置本体のスペースを最小とする画像形成装置を提供することを課題する。更には、搬送途中においてロール紙の巻癖を矯正することができる画像形成装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明による少なくとも第1および第2のロール紙を上下に装填して有し、選択されたいずれかのロール紙を引き出して共通の搬送ローラにより画像形成部へと供給する画像形成装置において、各ロール紙は、それぞれ装置本体に対して開閉可能に装置の手前側に枢動する、独立した上下のユニット内に装填されており、上記共通の搬送ローラ、第1のロール紙および第2のロール紙は上下に順に並んで位置し、第1のロール紙はその上部の共通の搬送ローラに直線的に、第2のロール紙は第1のロール紙の奥側の位置に配した大径のローラによりその巻癖を矯正しながら且つ第1のロール紙を迂回して前記共通の搬送ローラへ搬送されることを特徴とする。
【0006】
【作用】
このような構成において、ロール紙給紙部の上段に設けられた第1のロール紙はその上部に位置する共通の給紙ローラまでほぼ直線的に引き出され搬送される。ロール紙給紙部の下段に設けられた第2のロール紙は第1のロール紙を迂回するように設けられた大径のローラを介して、共通の搬送ローラに送り込まれる。このようなロール紙の搬送経路により、装置の省スペース化を実現する。また、ロール紙の交換やメンテナンス時には、当該ロール紙を装填するユニットを装置前面側に枢動させて開放し、それらを行う。
【0007】
【実施例】
本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明による画像形成装置の一例を示す図であり、装置本体2の上部には周知の例えばゼログラフィ法による画像形成部3が配置され、装置本体2の下部には上記画像形成部3にロール紙を搬送するためのロール紙給紙部1が配置されている。
【0008】
画像形成部3は、像担持体4を中心に像担持体4表面を一様に帯電させるコロナ帯電器5、原画光像を投射して像担持体4上に静電潜像を形成させる光学装置6、この潜像を現像してトナー像を形成する現像装置7、ロール紙給紙部1から送られる転写材上にトナー像を転写する転写装置8、像担持体4表面上に転写後の残留した現像剤を除去するクリーナー9、像担持体4表面の表面電位を均一に除電するためのイレーサランプ10とを有し、これらが順次に像担持体4に作用するように配置されている。また、トナー像を転写された転写材を定着して永久画像を形成する定着装置11が配置されている。
【0009】
ロール紙給紙部1は上下に位置する第1および第2のユニット14aおよび14bを有しており、それぞれのユニットの装着板13a、13bにはロール紙12a、12bが装填される。各ロール紙は装填時には上下に並ぶ位置関係となる。ユニット14a、14bは、それぞれその下方手前側(図で見て左下)を枢軸15a、15bにより装置本体2に対して上下方向に枢動自在に軸支され、ユニットの外方に設けられた把手を持って反時計方向に枢動させることにより装置本体の手前側、即ち図で見て左側に向かって開くことができる。この開放によりロール紙の交換、あるいは給紙部のメンテナンスを行うことができる。
なお、適当なクランプ装置がユニットを閉じたときにそれを係止し、また、適当なストッパがユニットの開放角度を制限する。
【0010】
装置本体2の第1のロール紙12aの奥側の位置に、ロール紙の巻癖を矯正するのに十分な大きさの(例えばロール紙の巻芯よりも)大径のローラ18が設けられている。大径ローラ18は中空アルミパイプの両端を絞り込んで軸を形成した構造またはプラスチックによる成形品であっても良い。第2のロール紙12bは、後述するように、その上方に位置する給紙ローラ23b、24bにより引き出され、第1のロール紙12aの下方に位置する搬送路27に沿ってローラ18に送られ、ローラ18を半回して第1のロール紙12aの上方に位置する共通の搬送ローラ(例えばタイミングローラ)22に送られる。図より明らかなようにローラ18はロール紙12bをその巻癖とは反対方向に湾曲させて巻癖を矯正させながら搬送する。
【0011】
各ロール紙12a、12bをユニット14a、14b内に交換可能に且つ回転可能に保持させるため、ロール紙12a、12bの巻心19内を貫通してホルダー20が挿入される。ホルダー20は、ロール紙の巻芯19を内面側から押さえて保持し、その両端の軸部が、ユニットの装着板13a、13bに上方から切り欠かれた溝21内に紙面の上方側から案内されて回転自在に載置される。
【0012】
ロール紙給紙部1から画像形成部3へと至る紙搬送路の部分として、第1のロー紙12aの上方位置に、第1および第2のロール紙に共通な搬送ローラ22が装置本体の比較的前方側位置に設けられている。共通の搬送ローラ22は、紙供給部から搬送されたロール紙を、画像形成部3内の像担持体4と転写装置8との間(転写部)に送り込むためのものであり、搬送経路を短縮する目的から、転写部の近傍に設けることが好ましい。このようにロール紙給紙部1の少なくとも2つのロール紙の位置は、図示するように共通の搬送ローラ22と、第1のロール紙12a、第2のロール紙12bが上下方向に直線的に並び、その周辺のスペースを最小とすることができる。
【0013】
上記したロール紙の配置に伴うロール紙の搬送経路について更に説明すると、第1のロール紙12aから共通の搬送ローラ22までの搬送は、給紙ローラ25aを介して直線的に(最短距離で)搬送される。給紙ローラ25aは、駆動ローラ23aとこれに圧接ローラ24aとを有する。
【0014】
一方、第2のユニット14bに装填された第2のロール紙12bは、給紙ローラ25bにより引き出され、大径ローラ18を半回して方向転換し、搬送ローラ24c、25cを介して共通の搬送ローラ22に送られる。図中、符号26は大径のローラ18に圧接してこれに従動するカウンタローラであり、ローラ18との間でロール紙を挟んでこれを搬送する。また、符号24c、25cは搬送ローラを示す。ユニット14a、14bの装着板13a、13bの一部はロール紙を所定方向に案内するためのガイドの働きをする。
【0015】
次に各ロール紙の搬送動作について説明する。ロール紙給紙部1の上段に位置する第1のロール紙12aの先端はユニット14aの前面側に位置する給紙ローラ25aにより引き出され、共通の搬送ローラ22に搬送される。
【0016】
ロール紙給紙部1の下段に位置する第2のロール紙12bの先端は、ユニット14bの前面側に位置する搬送ローラ25bにより引き出され、次いで第1のロール紙12aを迂回するように、装着板13aの下面とガイド27との間に形成される搬送路を通って大径のローラ18に到達する。ロール紙は大径ローラ18を半回して進路変更を行う。この時、ロール紙12bはその巻癖方向に対して逆方向に湾曲することにより巻癖が矯正される。ロール紙12bの先端は更に搬送され、搬送ローラ25cを通過して共通の搬送ローラ22に到達する。
【0017】
使用するロール紙はオペレータが装置本体の上部に形成された操作パネルにおいて任意に選択することができる。ロール紙の選択・切り替えを迅速に行うために、例えば、選択したロール紙12の先端を共通の搬送ローラ22の位置にさせ、選択されないロール紙12に対しては、給紙ローラ25、大径のローラ18および/またはロール紙を逆回転させてロール紙先端を共通の搬送ローラ22から退避させる。
【0018】
上記ロール紙に対して転写画像を形成する画像形成部について簡単に説明すると、原稿を原稿搬送装置28により像担持体4の回転と同期した速度で搬送させる。均一に帯電された像担持体4上に光学装置6を通過する原稿の原稿画像を投射し、像担持体4上に静電潜像を形成させる。この静電潜像を現像装置7内のトナーによって可視像化させ、像担持体4上にトナー像を形成させる。上記したトナー像形成までの動作に連動してロール紙12(転写材)が転写装置8と像担持体4との間に搬送され、トナー像をロール紙12に転写する。その後、ロール紙12は、転写材搬送装置29により定着装置11へと搬送され、定着装置11によりトナー像を定着させて装置外へと搬送される。この間、カッター30が原稿のサイズを検知して転写材を所望のサイズに切断する。転写が終了した像担持体4は、クリーナー9により像担持体4表面の残存したトナーをクリーニングし、イレーサランプ10によって像担持体4表面を除電して次の画像形成のために準備される。
【0019】
上記した例においては、2つのロール紙を配置した例を挙げているが2以上の更に多数のロール紙を配置した装置であっても本発明は適用できる。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、共通の搬送ローラ(例えばタイミングローラ)、第1のロール紙、第2のロール紙をそれぞれ順に上下方向に並べて配置し、更にロール紙を装填するユニットを枢動して開閉する構成にしたことにより省スペース化を実現でき、且つ搬送路中に大径の反転用ローラを用いることによりロール紙の巻癖を無理なく矯正することができるものであり、更に装置のメンテナンス用のスペースを効率的に広く得ることができる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による実施例を示す側断面図。
【図2】 従来例を示す側断面図。
【符号の説明】
1 ロール紙給紙部
3 画像形成部
4 像担持体
12a、b ロール紙
13a、b 装着板
14a、b ユニット
18 ローラ
22 共通搬送ローラ
Claims (1)
- 少なくとも第1および第2のロール紙を上下に装填して有し、選択されたいずれかのロール紙を引き出して共通の搬送ローラにより画像形成部へと供給する画像形成装置において、各ロール紙は、それぞれ装置本体に対して開閉可能に装置の手前側に枢動する、独立した上下のユニット内に装填されており、上記共通の搬送ローラ、第1のロール紙および第2のロール紙は上下に順に並んで位置し、第1のロール紙はその上部の共通の搬送ローラに直線的に、第2のロール紙は第1のロール紙の奥側の位置に配した大径のローラによりその巻癖を矯正しながら且つ第1のロール紙を迂回して前記共通の搬送ローラへ搬送されることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11382294A JP3664749B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP11382294A JP3664749B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 画像形成装置 |
Publications (2)
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JPH07300262A JPH07300262A (ja) | 1995-11-14 |
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ID=14621921
Family Applications (1)
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JP11382294A Expired - Fee Related JP3664749B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3664749B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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JP6700210B2 (ja) * | 2017-03-13 | 2020-05-27 | 株式会社Soken | 巻き込みロールからのカーボンペーパー搬送装置 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP11382294A patent/JP3664749B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07300262A (ja) | 1995-11-14 |
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