JP7305177B2 - 加熱装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示される加熱装置は、輻射ヒータが平面状に並ぶものである。シート部材が平面状であれば、輻射ヒータとシート部材との距離を均一に保つことができ、シート部材を均一に加熱することが可能である。
しかし、近年、熱成形前に予め所定の形に賦形されたシート部材を加熱する必要があるなど、シート部材が平面状でなく、例えば凸面部を有する場合がある。この場合、特許文献1に開示される加熱装置のように輻射ヒータが平面状に並んでいては、シート部材の凸面部は、輻射ヒータとの距離が近くなる一方で、シート部材の凸面部以外の箇所は、輻射ヒータとの距離が離れてしまうため、輻射ヒータとシート部材の距離が不均一となる。すると、シート部材の凸面部は輻射ヒータにより非常に高温に加熱される一方で、シート部材の凸面部以外の箇所は、凸面部に比べて温度が低くなるなど、シート部材を均一に加熱することができないおそれがある。
(1)熱成形を行うシート部材を、加熱し、軟化させる加熱装置であって、シート部材に対向してマトリックス状に配列される輻射ヒータと、輻射ヒータを支持部材を介して保持する矩形状のフレーム体と、を備える加熱装置において、支持部材は、矩形状のフレーム体の、所定の一辺と、所定の一辺に対向する辺と、を横架すること、複数の輻射ヒータが 支持部材に対して、支持部材が横架する方向と平行な方向に、一列に取り付けられ、複数の支持部材が、横架する方向と直角な方向に並列することで、輻射ヒータがマトリックス状に配列されること、支持部材は、フレーム体に、シート部材に対する距離を調整可能に結合されており、シート部材と、輻射ヒータとの距離を調整可能であること、支持部材は、支持部材の横架する方向と平行な方向に回転軸を備え、回転軸を中心に回動し、任意の角度で固定可能であり、シート部材の形状に合わせて、輻射ヒータを対向させることが可能であること、シート部材は、熱板により、輻射ヒータ側とは反対の側から、保持されるとともに加熱されていること、熱板は、支持部材の横架する方向と直角な方向の断面視において、熱成形前に予め賦形するための、輻射ヒータの側に突出した凸部を有し、前記シート部材を前記凸部に沿った形状に成形すること、を特徴とする。
(1)に記載の加熱装置によれば、輻射ヒータが取り付けられた支持部材が、フレーム体に、シート部材に対する距離を調整可能に結合されているため、シート部材と、輻射ヒータとの距離を調整可能である。よって、シート部材と輻射ヒータとの距離を均一に保つことが可能であり、シート部材が凸面部を有するような形状であったとしても、均一に加熱することが可能である。
さらに、支持部材が、支持部材の横架する方向と平行な方向に回転軸を備え、回転軸を中心に回動し、任意の角度で固定可能であるため、シート部材の形状に合わせて、輻射ヒータの角度を調整し、対向させることが可能である。よって、シート部材に傾斜している部分があったとしも、輻射ヒータの角度を調整し、シート部材と輻射ヒータとをおおよそ平行に保つことができ、シート部材を均一に加熱することが可能である。
加熱装置の中央部付近は熱がこもり、温度が高くなりやすいため、シート部材全体が均一に加熱されないおそれがある。また、支持部材の角度調整により、輻射ヒータが中央部を向いている場合も、中央部付近に熱がこもり、温度が高くなるおそれがある。しかし、マトリックス状に配列された輻射ヒータのそれぞれにおいて出力調整が可能であるため、加熱装置の中央部付近に配列された輻射ヒータの出力を弱めることで、加熱装置内部の温度を均一に調整可能であり、シート部材全体を均一に加熱することが可能である。
本実施形態に係る加熱装置1は、図1乃至図3に示すように、略正方形平板状をなす輻射ヒータ10と、輻射ヒータ10が一列に並べて取り付けられる支持部材20と、複数の支持部材20が並列して結合される矩形状のフレーム体30とを備えている。
また、接続端子13は、支持板11を貫通し、支持板11のヒータエレメント12が配設される側とは反対の面に、電源ケーブル(不図示)が接続される接続部14を有している(図4,図7参照)。
ただし、回動に支障がない程度の隙間を持たせて支持部材20を並列することとしても良い。
詳しく説明すると、図8に示すように、加熱装置1に対向するように、熱板40が配置される。熱板40は、図中上方に突出した凸部40aを備えており、凸部40aにより加熱対象物であるシート部材50を、図中の下方から保持するとともに加熱を行う。
輻射ヒータ10が取り付けられた支持部材20が、フレーム体30に、シート部材50に対する距離を調整可能に結合されているため、シート部材50と、輻射ヒータ10との距離Wを調整可能である。よって、シート部材50と輻射ヒータ10との距離Wを均一に保つことが可能であり、シート部材50が凸部40aに沿った形状であったとしても、均一に加熱することが可能である。
さらに、支持部材20が、支持部材20の横架する方向と平行な方向に回転軸(回転軸ボルト24)を備え、回転軸(回転軸ボルト24)を中心に回動し、任意の角度で固定可能であるため、シート部材50の形状に合わせて、輻射ヒータ10の角度を調整し、対向させることが可能である。よって、シート部材50の傾斜している部分に合わせて、輻射ヒータ10の角度を調整し、シート部材50と輻射ヒータ10とをおおよそ平行に保つことができ、シート部材50を均一に加熱することが可能である。
なお、シート部材50は、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂からなり、厚みは1mm程度である。しかし、材質、厚みともにこれに限定されるものではない。
(1)熱成形を行うシート部材50を、加熱し、軟化させる加熱装置1であって、シート部材50に対向してマトリックス状に配列される輻射ヒータ10と、輻射ヒータ10を支持部材20を介して保持する矩形状のフレーム体30と、を備える加熱装置1において、支持部材20は、矩形状のフレーム体30の、所定の一辺(梁部材31)と、所定の一辺に対向する辺(梁部材31)と、を横架すること、複数の輻射ヒータ10が 支持部材20に対して、支持部材20が横架する方向と平行な方向に、一列に取り付けられ、複数の支持部材20が、横架する方向と直角な方向に並列することで、輻射ヒータ10がマトリックス状に配列されること、支持部材20は、フレーム体30に、シート部材50に対する距離を調整可能に結合されており、シート部材50と、輻射ヒータ10との距離を調整可能であること、支持部材20は、支持部材20の横架する方向と平行な方向に回転軸(回転軸ボルト24)を備え、回転軸を中心に回動し、任意の角度で固定可能であり、シート部材50の形状に合わせて、輻射ヒータ10を対向させることが可能であること、を特徴とする。
さらに、支持部材20が、支持部材20の横架する方向と平行な方向に回転軸(回転軸ボルト24)を備え、回転軸(回転軸ボルト24)を中心に回動し、任意の角度で固定可能であるため、シート部材50の形状に合わせて、輻射ヒータ10の角度を調整し、対向させることが可能である。よって、シート部材50に傾斜している部分があったとしも、輻射ヒータ10の角度を調整し、シート部材50と輻射ヒータ10とをおおよそ平行に保つことができ、シート部材50を均一に加熱することが可能である。
加熱装置1の中央部付近は熱がこもり、温度が高くなりやすいため、シート部材50全体が均一に加熱されないおそれがある。また、支持部材20の角度調整により、輻射ヒータ10が加熱装置1中央部を向いている場合も、中央部付近に熱がこもり、温度が高くなるおそれがある。しかし、マトリックス状に配列された輻射ヒータ10のそれぞれにおいて出力調整が可能であるため、加熱装置1の中央部付近に配列された輻射ヒータ10の出力を弱めることで、加熱装置1内部の温度を均一に調整可能であり、シート部材50全体を均一に加熱することが可能である。
例えば、本実施形態において、凸部40aは、熱板40から上方へ膨出するような形状としているが、形状はこれに限らず、角状の突起としても良い。また、凸部40aが熱板40の上面に複数設けられることとしてもよい。
10 輻射ヒータ
20 支持部材
24 回転軸ボルト
30 フレーム体
31 梁部材
50 シート部材
Claims (2)
- 熱成形を行うシート部材を、加熱し、軟化させる加熱装置であって、前記シート部材に対向してマトリックス状に配列される輻射ヒータと、前記輻射ヒータを支持部材を介して保持する矩形状のフレーム体と、を備える加熱装置において、
前記支持部材は、前記矩形状のフレーム体の、所定の一辺と、前記所定の一辺に対向する辺と、を横架すること、
複数の前記輻射ヒータが 前記支持部材に対して、前記支持部材が横架する方向と平行な方向に、一列に取り付けられ、複数の前記支持部材が、横架する方向と直角な方向に並列することで、前記輻射ヒータがマトリックス状に配列されること、
前記支持部材は、前記フレーム体に、前記シート部材に対する距離を調整可能に結合されており、前記シート部材と、前記輻射ヒータとの距離を調整可能であること、
前記支持部材は、前記支持部材の横架する方向と平行な方向に回転軸を備え、前記回転軸を中心に回動し、任意の角度で固定可能であり、前記シート部材の形状に合わせて、前記輻射ヒータを対向させることが可能であること、
前記シート部材は、熱板により、前記輻射ヒータ側とは反対の側から、保持されるとともに加熱されていること、
前記熱板は、前記支持部材の横架する方向と直角な方向の断面視において、前記熱成形前に予め賦形するための、前記輻射ヒータの側に突出した凸部を有し、前記シート部材を前記凸部に沿った形状に成形すること、
を特徴とする加熱装置。 - 請求項1に記載の加熱装置において、
前記輻射ヒータは、個別に出力調整が可能であること、
を特徴とする加熱装置。
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JP2019166775A JP7305177B2 (ja) | 2019-09-13 | 2019-09-13 | 加熱装置 |
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