JP2006301014A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙にトナー像を定着するための定着装置において、定着動作が可能となるまでの時間(立ち上がり時間)を短くすること。
【解決手段】定着装置4は、加圧ローラ5と、無端状の加熱ベルト6と、2つのガイドローラ7と、加熱ベルト6を加熱するためのハロゲンヒータ8とを有している。加熱ベルト6のうち、2つのガイドローラ7間に張られた部分の一方は、加圧ローラ5との間にニップNを形成している。ハロゲンヒータ8は、加熱ベルト6の内周面側に設けられ、加熱ベルト6のうち、2つのガイドローラ7間にあるニップNを形成している部分に直接放熱を行う。
【選択図】 図3

Description

この発明は、画像形成装置に備えられる定着装置に関する。
プリンタや複写機やファクシミリなどの画像形成装置には、トナー像を用紙に転写することができるものがある。このような画像形成装置には、トナー像が転写された用紙を加圧および加熱して、用紙にトナー像を定着させるための定着装置が備えられている(たとえば、特許文献1,2参照)。
具体的には、上記の定着装置は、薄い環状の加熱フィルムと、加熱フィルムに対して平行な加圧ローラと、加熱フィルムの内側に配置された金属製の保持部材とを有しており、保持部材と加圧ローラとで加熱フィルムを挟んでいる。これにより、加熱フィルムと加圧ローラとを圧接してニップを形成している。
また、加熱フィルムの内側には、ハロゲンランプが配置されており、ハロゲンランプの輻射熱が、保持部材を介してニップを形成している部分の加熱フィルムに伝わるようになっている。
上記の構成により、ニップを通過する用紙を加圧および加熱して、トナーを用紙に定着させている。
特開2004−94146号公報 特開2004−62053号公報
ところで、画像形成動作のオンデマンド化などに対応すべく、ウォームアップ時間(電源がオフの状態や、省電力モードの状態から、画像形成動作が可能な状態となるまでの時間)を短縮することが求められている。そのため、定着装置については、用紙へのトナーの定着が可能となるまでの時間(立ち上がり時間)を短くする必要がある。具体的には、ニップを形成している部分の加熱フィルムを、トナーの定着が可能な温度にまで速やかに昇温できるようにする必要がある。
しかしながら、特許文献1,2の場合、ニップを形成している部分の加熱フィルムと、ハロゲンランプとの間に保持部材が配置されているため、ニップを形成している部分の加熱フィルムを直接加熱して速やかに昇温することができず、立ち上がり時間が長くなってしまう。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、立ち上がり時間を短くすることのできる定着装置を提供することを目的とする。
また、この発明の別の目的は、省エネルギ化を達成することのできる定着装置を提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、トナー像が転写された用紙(P)を加圧および加熱して用紙にトナー像を定着させるための定着装置(4)において、加圧ローラ(5)と、無端状の加熱ベルト(6)と、加熱ベルトの内周面と回転接触して加熱ベルトを案内する2つのガイドローラ(7;7A)であって、当該ガイドローラ間に張られた加熱ベルト部分が加圧ローラとの間にニップ(N)を形成するように配置されている2つのガイドローラと、加熱ベルトの内周面側に設けられ、少なくとも上記2つのガイドローラ間にあるニップを形成している加熱ベルト部分に直接放熱を行うことのできる熱源(8)と、を有することを特徴とする定着装置である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素などを表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、加熱ベルトのうちニップを形成している部分と、熱源とは、ガイドローラを介さずに直接対向している。これにより、加熱ベルトのうちニップを形成している部分を、熱源によって直接加熱することができる。したがって、加熱ベルトのうちニップを形成している部分を、トナーの定着に必要な温度にまで速やか昇温することができる。その結果、定着装置の立ち上がり時間を短くすることができる。
また、加熱ベルトを熱源によって直接加熱できるので、加熱ベルトを効率よく加熱できる。したがって、定着装置の立ち上がりに必要なエネルギを少なくでき、省エネルギ化を達成することができる。
請求項2記載の発明は、上記一方のガイドローラは、加圧ローラと加熱ベルトとのニップ入口側に、加熱ベルトを挟んで加圧ローラと接するように設けられていることを特徴とする請求項1記載の定着装置である。
この構成によれば、ニップ入口側で用紙をしっかり挟み込むことができるので、用紙がニップ通過時にずれたりしわ寄ったりすることを防止できる。
特に、2つのガイドローラのうちの上記一方のガイドローラのみが加熱ベルトを挟んで加圧ローラと接している場合には、ニップ入口側で用紙を強い力でしっかりと挟みこんで、主に当該一方のガイドローラで用紙を搬送するので、用紙がニップ通過時にずれたりしわ寄ったりすることを、より確実に防止できる。
請求項3記載の発明は、上記他方のガイドローラは、加圧ローラと加熱ベルトとのニップ出口側に、加熱ベルトを挟んで加圧ローラと接するように設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の定着装置である。
この構成によれば、ニップ出口側で用紙を強く加圧することができるので、ニップを通って高温に加熱された用紙をその幅方向において確実に加圧できる。その結果、用紙にベタ画像を形成したときの当該ベタ画像の光沢を、用紙の幅方向において一定にすることができる。トナー量の多いカラーのトナー像を定着させてベタ画像を形成したときに、その効果が顕著である。
特に、2つのガイドローラのうちの上記他方のガイドローラのみが加熱ベルトを挟んで加圧ローラと接している場合には、ニップ出口側で用紙を可及的に強く加圧することができるので、ベタ画像の光沢を用紙の幅方向においてより一定にすることができる。
一方、2つのガイドローラのうち、上記一方のガイドローラも、加圧ローラと加熱ベルトとのニップ入口側に、加熱ベルトを挟んで加圧ローラと接するように設けられている場合には、ニップの入口側と出口側の双方において、加熱ベルトを加圧ローラと対応するガイドローラとで挟むこととなる。このため、加熱ベルトのうちニップを形成している部分が、加圧ローラから浮き上がってしまうことを防止できる。これにより、ニップの入口側と出口側との間の距離を、確実に一定以上に維持しておくことができる。したがって、ニップに挟まれた用紙を確実に加圧および加熱することができ、低温時でもトナー像を用紙に確実に定着することができる。
請求項4記載の発明は、上記熱源は、ハロゲンヒータであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置である。
この構成によれば、熱容量の小さなフィラメントを用いて加熱ベルトの加熱を行うため、加熱ベルトを迅速に加熱することができる。
請求項5記載の発明は、上記加熱ベルトは、薄い金属材料の基材で形成され、内周面は黒色に塗られ、外周面はフッ素コーティングされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の定着装置である。
この構成によれば、加熱ベルトの基材を薄い金属材料で形成していることにより、加熱ベルトに十分な可撓性を持たせることができる。これにより、加熱ベルトを加圧ローラに沿う形状に弾性変形させて、十分なニップ幅を確保することができる。また、加熱ベルトの内周面を黒色に塗ることにより、熱源からの熱を効率よく受けることができ、加熱ベルトをより速やかに昇温することができる。さらに、加熱ベルトの外周面を、フッ素コーティングによって滑らかにしているので、トナーが加熱ベルトに付着することを良好に防止できる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態にかかる定着装置を備える画像形成装置としてのプリンタの概略構成を示す図解的な縦断面図である。なお、本発明は、プリンタに備えられる定着装置に限らず、複写機やファクシミリなどの他の画像形成装置に備えられる定着装置に適用することができる。
図1を参照して、プリンタ1は、画像データに基づく画像を用紙に形成するためのものであり、ハウジング2と、ハウジング2内に収容された感光体ドラム3と、ハウジング2内に収容された定着装置4とを有している。
このプリンタ1における画像形成動作は、以下のようにして行われる。すなわち、まず、ハウジング2内に収容されている1枚の用紙Pが、搬送方向Dに沿って搬送されて、感光体ドラム3と接触する転写位置Tに到達する。
感光体ドラム3には、電子写真方式によって画像データに基づくトナー像が形成されており、感光体ドラム3のトナー像は、転写位置Tで用紙Pに転写される。転写位置Tでトナー像を転写された用紙Pは、定着装置4に搬送されて当該定着装置4で加圧および加熱され、トナー像が定着される。トナー像が定着された用紙Pは、機外へ排出される。
図2は、図1の定着装置4を搬送方向Dの上流側からみた側面図であり、図3は、図2のA−A線に沿う要部の断面図である。
図2および図3を参照して、定着装置4は、加圧ローラ5と、加熱ベルト6と、ガイドローラ7と、ハロゲンヒータ8(光源)とを含んでいる。
加圧ローラ5は、支軸51とロール体52とを含んでいる。
支軸51は、用紙Pの搬送方向Dと直交する幅方向Wに細長く形成された棒状の部材である。支軸51の両端部は、定着装置4のフレーム9に形成された長孔からなるガイド用の挿通孔10,11を挿通しているとともに、それぞれの端部に設けられた付勢機構12によって、加熱ベルト6側に付勢されている。
各付勢機構12は、レバー121と、レバー121を回動自在に支持するピン122と、レバー121に付勢力を与えるばね123とを含んでいる。レバー121は、搬送方向Dに長い小片によって形成されている。レバー121の一端部に、フレーム9に支持されたピン122が連結されている。レバー121の他端部に、ばね123の一端が取り付けられている。ばね123の他端は、フレーム9に取り付けられている。
一方のレバー121aは、支軸51の一端部を受けており、対応するばね123の付勢力によって、支軸51の一端部を加熱ベルト6側に付勢している。同様に、他方のレバー121bは、支軸51の他端部を受けており。対応するばね123の付勢力によって、支軸51の他端部を加熱ベルト6側に付勢している。
また、支軸51には、モータ13の駆動力が与えられるようになっており、これにより、加圧ローラ5が駆動ローラとして所定の回転方向R1に回転駆動するようになっている。具体的には、モータ13の出力軸と支軸51の一端部にギヤ14,15が取り付けられており、モータ13の出力軸の駆動力が、ギヤ14,15を介して支軸51の一端部に伝わるようになっている。
ロール体52は、スポンジなどの弾性を有する部材によって筒状に形成されており、支軸51の中間部に一体回転可能に外嵌されている。ロール体52の幅は、定着装置4に送られる用紙Pの幅よりも広くされている。
加熱ベルト6は、可撓性(弾性)を有する無端環状の部材であり、定着装置4に送られる用紙Pよりも幅方向Wに長く延びている。この加熱ベルト6は、数10〜100μm程度の厚みを有する薄い金属材料の基材を用いて形成されている。当該金属材料として、ステンレス材(SUS材)や、アルミニウム材を例示することができる。なお、加熱ベルト6の基材として、ポリイミドなどの樹脂材料を用いてもよい。
加熱ベルト6の内周面の全面には、熱吸収塗料として黒色の塗料が塗られている。また、加熱ベルト6の外周面のうち、少なくとも用紙Pと対向し得る部分(この実施形態において、加熱ベルト6の外周面の全面)には、フッ素コーティングが施されている。
なお、上記の熱吸収塗料として、黒色の塗料を用いることが好ましいが、白色または赤色の塗料を用いてもよい。
加熱ベルト6と、加圧ローラ5とは、平行に並んでおり、上下に対向している。
ガイドローラ7は、加熱ベルト6の内周面と回転接触して加熱ベルト6の回転(従動回転)を案内するためのものであり、加熱ベルト6よりも幅方向Wに長い棒状に形成され、かつ、加熱ベルト6よりも小径に形成されている。
ガイドローラ7を構成する部材としては、金属材料などの、熱伝導率の高い材料が用いられている。これにより、ガイドローラ7を介したハロゲンヒータ8から加熱ベルト6への伝熱を速やかに行うことができる。
ガイドローラ7は、加熱ベルト6の周方向に間隔をあけて2つ設けられており、それぞれ、加熱ベルト6を挟んで加圧ローラ5と接するように配置されている。これにより、加熱ベルト6のうち、2つのガイドローラ7間に張られた部分の一方が、加圧ローラ5との間にニップNを形成している。すなわち、加熱ベルト6の外周面と加圧ローラ5のロール体52の外周面との圧接部分がニップNを形成している。
一方のガイドローラ7は、加圧ローラ5と加熱ベルト6とのニップ入口側部分C1に、加熱ベルト6を挟んで加圧ローラ5と接するように配置されている。また、他方のガイドローラ7は、加圧ローラ5と加熱ベルト6とのニップ出口側部分C2に、加熱ベルト6を挟んで加圧ローラ5と接するように配置されている。
各ガイドローラ7の中間部は、加熱ベルト6の内周面を受けている。各ガイドローラ7の両端部は、定着装置4のフレーム9に回転自在に支持されている。加圧ローラ5に付勢されている加熱ベルト6は、これらのガイドローラ7によって受けられている。
上記の構成により、加熱ベルト6の内周面は、2つのガイドローラ7にのみ接している。また、加熱ベルト6のうち、2つのガイドローラ7で挟まれた部分の一方は、加圧ローラ5のロール体52の外周面に沿う形状とされ、加熱ベルト6のうち、2つのガイドローラ7で挟まれた部分の他方は、他の部材に接触することなく、円弧状をしている。さらに、加圧ローラ5の回転駆動に伴い、加熱ベルト6が回転方向R1と反対の回転方向R2に連動して回転するようになっている。
ハロゲンヒータ8は、加熱ベルト6のうち、少なくとも2つのガイドローラ7間でニップNを形成している部分に、直接放熱を行って、当該加熱ベルト6を加熱するためのものである。この実施形態では、加熱ベルト6のうち、2つのガイドローラ7間にある部分の双方に直接放熱を行うようになっている。
具体的には、ハロゲンヒータ8は、加熱ベルト6よりも小径の細長い筒状に形成されて、加熱ベルト6の内周面側(径方向内方)に配置されている。ハロゲンヒータ8の両端部は、定着装置4のフレーム9に固定されている。ハロゲンヒータ8のフィラメント(発光体)は、幅方向Wに関して加熱ベルト6の内側に配置されており、かつ、加熱ベルト6のうち、ニップNを形成している部分に直接対向している。
また、加熱ベルト6の近傍には、サーミスタ(図示せず)が配置されており、画像形成時における加熱ベルト6の温度は、所定の温度(たとえば、180℃程度)に維持されるようになっている。
搬送方向Dに関して、定着装置4の上流側には、感光体ドラムから搬送されてきた用紙PをニップNに案内するためのガイド板16が配置されている。
以上の概略構成を有するプリンタ1において、定着装置4は、画像形成時、以下のように駆動する。すなわち、画像形成動作が開始されると、定着装置4のモータ13の駆動によって、加圧ローラ5が回転駆動され、これに伴い、加熱ベルト6が従動回転する。このとき、ハロゲンヒータ8によって加熱ベルト6は加熱されている。
そして、感光体ドラムを通過してトナー像が転写された用紙Pは、ガイド板16を通ってニップNに通されて、当該ニップNで加圧および加熱されて、トナー像が用紙Pに定着される。
以上説明したように、この実施形態によれば、加熱ベルト6のうち、ニップNを形成している部分と、ハロゲンヒータ8とは、ガイドローラ7を介さずに直接対向している。これにより、加熱ベルト6のうちニップNを形成している部分を、ハロゲンヒータ8によって直接加熱することができる。したがって、加熱ベルト6のうちニップNを形成している部分を、トナーの用紙Pへの定着に必要な温度にまで速やか昇温することができる。その結果、用紙Pへのトナーの定着が可能となるまでの時間(定着装置4の立ち上がり時間)を短くすることができる。
また、加熱ベルト6をハロゲンヒータ8によって直接加熱できるので、加熱ベルト6を効率よく加熱できる。したがって、定着装置4の立ち上がりに必要なエネルギを少なくでき、省エネルギ化を達成することができる。
さらに、一方のガイドローラ7は、加圧ローラ5と加熱ベルト6とのニップ入口側部分C1に、加熱ベルト6を挟んで加圧ローラ5と接するように設けられている。これにより、ニップNの入口側で用紙Pをしっかり挟み込むことができるので、用紙PがニップNの通過時にずれたりしわ寄ったりすることを防止できる。
また、他方のガイドローラ7は、加圧ローラ5と加熱ベルト6とのニップ出口側部分C2に、加熱ベルト6を挟んで加圧ローラ5と接するように設けられている。これにより、ニップNの出口側で用紙Pを強く加圧することができるので、ニップNを通って高温に加熱された用紙Pをその幅方向において確実に加圧できる。
その結果、用紙Pにベタ画像を形成したときの当該ベタ画像の光沢を、用紙Pの幅方向において一定にすることができる。特に、トナー量の多いカラーのトナー像を定着させてベタ画像を形成したときに、その効果が顕著である。
さらに、ニップNの入口側と出口側の双方において、加熱ベルト6を、加圧ローラ5と対応するガイドローラ7とで挟んでいる。このため、加熱ベルト6のうちニップNを形成している部分が、加圧ローラ5から浮き上がってしまうことを防止できる。これにより、加熱ベルト6の周方向に関して、ニップNの入口側と出口側との間の距離を、確実に一定以上に維持しておくことができる。したがって、ニップNに挟まれた用紙Pを確実に加圧および加熱することができ、低温時でもトナー像を用紙Pに確実に定着することができる。
また、ハロゲンヒータ8を用いて加熱ベルト6の加熱を行うため、すなわち、熱容量の小さなフィラメントを用いて加熱ベルト6の加熱を行うため、加熱ベルト6を迅速に加熱することができる。
さらに、加熱ベルト6の基材を薄い金属材料で形成していることにより、加熱ベルト6に十分な可撓性を持たせることができる。これにより、加熱ベルト6を加圧ローラ5に沿う形状に弾性変形させて、十分なニップ幅(加熱ベルト6の周方向に関するニップNの長さ)を確保することができる。
また、加熱ベルト6の内周面を黒色に塗ることにより、ハロゲンヒータ8からの熱を効率よく受けることができ、加熱ベルト6をより速やかに昇温することができる。さらに、加熱ベルト6の外周面を、フッ素コーティングによって滑らかにしているので、トナーが加熱ベルト6に付着することを良好に防止できる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、図4(a)および図4(b)に示すように、幅方向Wに間隔をあけて配置された2つのガイドローラ7Aを用いてもよい。2つのガイドローラ7Aは、加熱ベルト6の周方向に関する位置が揃えられている。一方のガイドローラ7Aは、加熱ベルト6の内周面の一端側に回転接触しており、他方のガイドローラ7Aは、加熱ベルト6の内周面の他端側に回転接触している。各ガイドローラ7Aは、フレーム9に回転自在に支持されている。
また、図5に示すように、2つのガイドローラ7のうち、ニップ入口側部分C1にある一方のガイドローラ7のみが、加熱ベルト6を挟んで加圧ローラ5と接するようにしてもよい。この場合、ニップ入口側部分C1で用紙Pを強い力でしっかりと挟みこんで、主に当該一方のガイドローラ7で用紙Pを搬送するので、用紙PがニップNの通過時にずれたりしわ寄ったりすることを、より確実に防止できる。
さらに、図6に示すように、2つのガイドローラ7のうち、ニップ出口側部分C2にある他方のガイドローラ7のみが、加熱ベルト6を挟んで加圧ローラ5と接するようにしてもよい。この場合、ニップ出口側部分C2で用紙Pを可及的に強く加圧することができる。
その結果、用紙Pにベタ画像を形成したときの当該ベタ画像の光沢を、用紙Pの幅方向においてより一定にすることができる。
また、ハロゲンヒータ8に代えて、キセノンライトを備えるヒータや、セラミックヒータなどの抵抗発熱体ヒータを用いてもよい。さらに、加熱ベルト6をモータによって回転駆動させることにより、加熱ベルト6を駆動ベルトとし、加熱ベルト6の回転駆動によって加圧ローラ5が従動して回転するように(従動ローラとなるように)してもよい。
また、加熱ベルト6の回転方向R2に関して、一方のガイドローラ7を、ニップNの入口側よりも上流側に配置してもよい。さらに、加熱ベルト6の回転方向R2に関して、他方のガイドローラ7を、ニップNの出口側よりも下流側に配置してもよい。
この発明の一実施形態にかかる定着装置を備える画像形成装置としてのプリンタの概略構成を示す図解的な縦断面図である。 図1の定着装置を搬送方向の上流側からみた側面図である。 図2のA−A線に沿う要部の断面図である。 この発明の別の実施形態を示す図であり、(a)は、定着装置の側面図を、(b)は、(a)のB−B線に沿う縦断面図を、それぞれ示している。 この発明のさらに別の実施形態の要部の断面図である。 この発明のさらに別の実施形態の要部の断面図である。
符号の説明
4 定着装置
5 加圧ローラ
6 加熱ベルト
7,7A ガイドローラ
8 ハロゲンヒータ(熱源)
N ニップ
P 用紙

Claims (5)

  1. トナー像が転写された用紙を加圧および加熱して用紙にトナー像を定着させるための定着装置において、
    加圧ローラと、
    無端状の加熱ベルトと、
    加熱ベルトの内周面と回転接触して加熱ベルトを案内する2つのガイドローラであって、当該ガイドローラ間に張られた加熱ベルト部分が加圧ローラとの間にニップを形成するように配置されている2つのガイドローラと、
    加熱ベルトの内周面側に設けられ、少なくとも上記2つのガイドローラ間にあるニップを形成している加熱ベルト部分に直接放熱を行うことのできる熱源と、
    を有することを特徴とする定着装置。
  2. 上記一方のガイドローラは、加圧ローラと加熱ベルトとのニップ入口側に、加熱ベルトを挟んで加圧ローラと接するように設けられていることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 上記他方のガイドローラは、加圧ローラと加熱ベルトとのニップ出口側に、加熱ベルトを挟んで加圧ローラと接するように設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の定着装置。
  4. 上記熱源は、ハロゲンヒータであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 上記加熱ベルトは、薄い金属材料の基材で形成され、内周面は黒色に塗られ、外周面はフッ素コーティングされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の定着装置。
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