JP2015022270A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子写真方式の画像形成装置では、加圧、加熱によって定着処理を行うが、ランニングコストを抑えながらより安定した定着性を得るため、熱源の熱をより効率的にニップ部に伝達することが求められている。【解決手段】 無端状の定着ベルト510と、定着ベルト510の内周面側に配置された駆動ローラ511と、定着ベルトの内周面側に配置され、記録媒体搬送方向において駆動ローラ511の上流側に配置された従動ローラ513と、定着ベルトの内周面側に配置されたヒータ512と、ヒータ512と駆動ローラ511との間に配置された反射板515と、ヒータ512と従動ローラ513との間に配置された反射板516とを有し、反射板515と反射板516との間に延在して、ヒータ512から定着ベルト510を臨める隙間W1を設ける。【選択図】図4

Description

本発明は、定着装置、及びこの定着装置を備える複写機、ファクシミリ、プリンタ、複合機等の画像形成装置に関する。
電子写真方式の複写機、ファクシミリ、プリンタ、複合機等の画像形成装置に搭載する定着装置としては、加熱手段を配置し、この加熱手段によって加熱された部材間の定着ニップ部に未定着トナー像を担持した用紙を挿通することにより、未定着トナーを加熱、加圧して用紙表面に定着する熱定着方式が広く採用されている。このような熱定着方式が採用された定着装置は、通常、定着部材である定着ローラと加圧部材である加圧ローラとを備え、定着ローラの内部には加熱手段として、ハロゲンランプ等の熱源を配置した構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−58319号公報(第5頁、図1)
しかしながらより安定した定着性を得るため、熱源の熱をより効率的にニップ部に伝達することが求められている。
本発明による定着装置は、
無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトの内周面側に配置された第1のローラと、前記定着ベルトの内周面側に配置され、記録媒体搬送方向において前記第1のローラの上流側に配置された第2のローラと、前記定着ベルトの内周面側に配置された熱源と、前記熱源と前記第1のローラとの間に配置された第1の反射部と、前記熱源と前記第2のローラとの間に配置された第2の反射部とを有し、
前記第1の反射部と前記第2の反射部との間に延在して、前記熱源から前記定着ベルトを臨める隙間を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、第1のローラと第2のローラとの間で、記録媒体搬送方向に走行する定着ベルトの部位に熱源の熱を効率よく供給できるので、十分な加熱を伴う定着処理を実施することが可能となる。
本発明による画像形成装置の実施の形態1の要部構成を概略的に示す要部構成図である。 実施の形態1において、定着ユニットの左側端部近傍の外観斜視図である。 図2において、X軸マイナス側から見た同部分の正面図である。 図3におけるA−A断面を、同方向から見た内部の要部構成図である。 (a)は、定着ベルトの外観斜視図であり、(b)は、定着ベルトの部分拡大断面図である。 (a)は、駆動ローラの外観斜視図であり、(b)は、駆動ローラの部分拡大断面図である。 (a)は、従動ローラの外観斜視図であり、(b)は、従動ローラの部分拡大断面図である。 (a)は、反射板の外観斜視図であり、(b)は、反射板の部分拡大断面図である。 実施の形態1において、ヒータから照射される光の照射方向の説明に供する照射方向図である。 実施の形態1において、反射面の傾斜設定によって変わる光の照射方向の説明に供する説明図である。 実施の形態1において、変形例を示す定着ユニット内部の要部構成図である。 実施の形態2において、定着ユニットの左側端部近傍の外観斜視図である。 図12において、X軸マイナス側から見た同部分の正面図である。 図13おけるA−A断面を、同方向から見た内部の要部構成図である。 実施の形態2において、第2ヒータから照射される光の照射方向の説明に供する照射方向図である。 実施の形態2において、第1ヒータから照射される光の照射方向の説明に供する照射方向図である。 実施の形態3において、図13に示すA−A断面と同位置の断面を同方向から見た内部の要部構成図である。
実施の形態1.
図1は、本発明による画像形成装置の実施の形態1の要部構成を概略的に示す要部構成図である。
図1に示す画像形成装置1000は、例えばカラー電子写真プリンタとしての構成を備えている。同図中、給紙トレイ100は、画像形成装置1000本体に着脱可能に装着され、内部に重ね積みされた記録媒体としての記録用紙101を収容する。給紙トレイ100の内部には用紙載置板102が支持軸102aに回動可能に設けられ、記録用紙101がこの用紙載置板102に載置される。また、給紙トレイ100には、記録用紙101の積載位置を規制する図示せぬガイド部材が設けられ、記録用紙101の、繰出し方向及び、繰出し方向に対して直交する方向をガイドし、収容する記録用紙101の積載位置を一定に維持する。
給紙トレイ100の記録用紙繰出し側には、支持軸104aに回動可能に設けられたリフトアップレバー104が設けられ、支持軸104aはモータ105と接離可能に係合される。給紙トレイ100が画像形成装置1000本体に装着されるとリフトアップレバー104とモータ105が係合し、図示せぬ制御部がモータ105を駆動する。これによりリフトアップレバー104が回動することで、リフトアップレバー104の先端部が用紙載置板102の底部を、支持軸102aを回動中心として持上げ、用紙載置板102に積載された記録用紙101を上昇させる。記録用紙101がある高さまで上昇すると上昇検知部106が検知し、図示せぬ制御部が、上昇検知部106が検知した情報に基づいてモータ105を停止させる。
給紙トレイ100の繰出し側には、記録用紙101を1枚ずつ繰出す用紙繰出し部200が設けられている。用紙繰出し部200には、ある高さまで上昇した記録用紙101に圧接するよう設けられたピックアップローラ201、ピックアップローラ201により繰出された記録用紙101を1枚ずつに分離するフィードローラ202とリタードローラ203のローラ対が設けられている。また用紙繰出し部200には、記録用紙101の有無を検知する用紙有無検知部204、用紙残量を検知する用紙残量検知部205が設けられている。
用紙繰出し部200より1枚に捌いて繰り出された記録用紙101は、用紙搬送部300へ送られる。繰出された記録用紙101は用紙センサ301を通過し、搬送ローラ対302へ送られる。搬送ローラ対302は、図示せぬ駆動部により、記録用紙101が用紙センサ301を通過した時間から所定時間遅延したタイミングで回転開始される。これにより記録用紙101は、搬送ローラ対302の圧接部に僅かに撓んだ状態で押し込まれてその斜行が矯正される。搬送ローラ対302より送り出された記録用紙101は、用紙センサ303を通過し、搬送ローラ対304へ送られる。搬送ローラ対304は、記録用紙101が用紙センサ303を通過した時点から図示せぬ駆動部により回転され、記録用紙101を止めることなく送り出す。搬送ローラ対304により送り出された記録用紙101は、書込みセンサ305を通過して画像形成部400へと送られる。
画像形成部400は、記録用紙101の搬送方向上流側より順に直列に並べられた、ブラック(K)のトナーを収容するトナー像形成部430K、イエロー(Y)のトナーを収容するトナー像形成部430Y、マゼンタ(M)のトナーを収容するトナー像形成部430M、シアン(C)のトナーを収容するトナー像形成部430C(特に区別する必要がない場合にはトナー像形成部430と称す場合がある)と、トナー像形成部430により形成されたトナー像を、記録用紙101の上面にクーロン力により転写する転写部460からなる。
尚、直列に並べられた4つのトナー像形成部430は全て同じ構成であり、使用されるトナーの色、即ち、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のみが異なる。従って、ここでは記録用紙の搬送方向の最上流側に配置されたブラック(K)のトナー像形成部430Kを例にして、その内部構成を説明する。
トナー像形成部430は、トナー像を担持する感光ドラム431、感光ドラム431の表面を帯電させる帯電ローラ432、帯電した感光ドラム431の表面に静電潜像を形成するLEDアレイから成るLEDヘッド433、摩擦帯電により静電潜像にトナー像を形成する現像ローラ434、トナーを供給するトナー収容部436、トナー収容部436からのトナーを現像ローラ434に供給する供給ローラ437、転写後に感光ドラム431の表面に残る残トナーを掻き落とすクリーニングブレード435などを備える。
転写部460は、記録用紙101を静電吸着して搬送する無端状の転写ベルト461、図示せぬ駆動部より矢印方向に回転されて転写ベルト461を移動駆動するドライブローラ462、ドライブローラ462と対を成して転写ベルト461を張架するテンションローラ463、トナー像形成部430の感光ドラム431にそれぞれ対向して圧接するよう配置され、トナー像を記録用紙101に転写するよう電圧を印加する4つの転写ローラ464、転写ベルト461上に付着したトナーを掻き取りクリーニングするクリーニングブレード465、クリーニングブレード465により掻き落とされたトナーを堆積するトナーボックス466からなる。
トナー像形成部430と転写ベルト461は同期して駆動され、転写ベルト461に静電吸着されて搬送される記録用紙101に、各色のトナー像を順次重ね合わせて転写する。このようにして画像形成部400でトナー画像を転写された記録用紙101は、トナー画像を熱と圧力で記録用紙101に融着させる定着装置としての定着ユニット500へ送り出される。
定着ユニット500は、画像形成部400より記録用紙の搬送方向へ送り出された記録用紙101上のトナー像に熱と圧力を印加し、トナー像を融解して記録用紙101に定着させる。その後、定着が行われた記録用紙101は、排出ローラ対310によりスタッカ部311へと排出される。この定着ユニット500については、後で詳しく説明する。
尚、図1中のX、Y、Zの各軸は、記録用紙101が画像形成部400を通過する際の搬送方向にX軸をとり、感光ドラム431の回転軸方向にY軸をとり、これら両軸と直交する方向にZ軸をとっている。また、後述する他の図においてX、Y、Zの各軸が示される場合、これらの軸方向は、共通する方向を示すものとする。即ち、各図のX、Y、Z軸は、各図の描写部分が、図1に示す画像形成装置1000を構成する際の配置方向を示している。またここでは、Z軸が略鉛直方向となるように配置されるものとする。
図2は、本実施の形態の定着ユニット500の左側端部近傍の外観斜視図であり、図3はそのX軸マイナス側から見た同部分の正面図、図4は、図3に示すA−A断面を同方向から見た内部の要部構成図である。これらの図を参照しながら、定着ユニット500の構成について説明する。
図4に示すように、定着ユニット500は、エンドレス(無端状)の、定着ベルト510及び加圧ベルト520を備え、定着ベルト510の内側には、その内側面に接して定着ベルト510の直線移動路を支える第1のローラとしての駆動ローラ511、第2のローラとしての従動ローラ513が配置され、加圧ベルト520の内側には、その内側面に接して加圧ベルト520の直線移動路を支える第3のローラとしての加圧ローラ521、第4のローラとしての従動加圧ローラ523が配置されている。ここでは、駆動ローラ511の外径が従動ローラ513の外径より大きく設定され、加圧ローラ521の外径は駆動ローラ511の外径と等しく、また従動加圧ローラ523の外径は従動ローラ513の外径と等しく設定されている。
定着ベルト510及び加圧ベルト520を介して圧接する駆動ローラ511と加圧ローラ521は、記録用紙101の搬送方向(矢印B方向)の下流側に配置され、同じく定着ベルト510及び加圧ベルト520を介して圧接する従動ローラ513と従動加圧ローラ523は、記録用紙101の搬送方向の上流側に配置されている。各ローラ対の圧接部が記録用紙101の搬送経路に沿って直線上に配置されることによって、従動ローラ513と従動加圧ローラ523の圧接部から駆動ローラ511と加圧ローラ521の圧接部までの定着ニップ領域529が形成される。ここでは、駆動ローラ511及び加圧ローラ521の各外径が従動ローラ513及び従動加圧ローラ523の外径より大きく設定されている。
ここで、定着ベルト510は、駆動ローラ511と従動ローラ513に懸架されているわけではなく、また加圧ベルト520も、加圧ローラ521と従動加圧ローラ523に懸架されているわけではなく、それぞれフリーの状態で配設され、フリーニップを形成している。即ち、ここでいうフリーニップとは、定着ベルト510と加圧ベルト520とによって定着ニップ領域529を形成する定着ベルト510及び加圧ベルト520が、定着ニップ領域529以外では、張架されていないフリーの状態となっているものをいう。このため、定着ベルト510及び加圧ベルト520は、後述するように、ベルト自体が適度な剛性と可撓性を有することが好ましい。
従って、ここでの定着ニップ領域529は、駆動ローラ511及び加圧ローラ521によって構成される第1のローラ対と、従動ローラ513及び従動加圧ローラ523によって構成される第2のローラ対と、各ローラ対に狭持される定着ベルト510及び加圧ベルト520によってのみ形成される。
定着ベルト510の内側に配置された駆動ローラ511の回転軸511a(図2)は、軸受け517を介してブラケット530に回転自在に支持されている。同様に従動ローラ513の回転軸513aも、軸受け518を介してブラケット530に回転自在に支持されている。
一方、加圧ベルト520の内側に配置された加圧ローラ521の回転軸521a(図2)は、軸受け527を介して加圧ローラレバー531に回転自在に支持され、この加圧ローラレバー531は、一端側の軸部531aが軸受け524を介してブラケット530に回動自在に支持され、他端側の端部がブラケット530との間に圧縮した状態で配設されたスプリング532により矢印C方向に付勢されている。この付勢力により、加圧ローラ521が、定着ベルト510及び加圧ベルト520を挟んで駆動ローラ511に所定の押圧力で押し付けられてニップ部N3を形成している。
また加圧ベルト520の内側に配置された従動加圧ローラ523の回転軸523a(図2)は、軸受け528に回転自在に支持され、この軸受け528は、ブラケット530に摺動可能に保持されると共に、ブラケット530との間に圧縮した状態で配設されたスプリング533によりZ軸のプラス方向に付勢されている。この付勢力により、従動加圧ローラ523が、定着ベルト510及び加圧ベルト520を挟んで従動ローラ513に所定の押圧力で押し付けられてニップ部N1を形成している。
以上のように、加圧ローラ521はスプリング532によって、また従動加圧ローラ523はスプリング533によってそれぞれ押圧されているので、定着ニップ領域529は、駆動ローラ511と加圧ローラ521との第1のローラ対で形成されるニップ部N3、従動ローラ513と従動加圧ローラ523との第2のローラ対で形成されるニップ部N1、及びその中間部において適度な剛性と可撓性を有した定着ベルト510、加圧ベルト520によって形成されるニップ部N2を有する。尚、加圧ベルト520、加圧ローラ521、及び従動加圧ローラ523が、定着ベルト510、駆動ローラ511、及び従動ローラ513と共にニップ領域529を形成するニップ形成部に相当する。
また、定着ベルト510及び加圧ベルト520にストレスを与えないように定着ニップ領域529(図4)において、各ローラ対の圧接部が略同一平面上に配置され、ニップ部N1〜ニップ部N3からなる定着ニップ領域529が、記録用紙の搬送方向に対して略平行なストレートの記録用紙搬送部を形成している。
尚、ここでは、駆動ローラ511、従動ローラ513、加圧ローラ521、及び従動加圧ローラ523の各一端側が、定着ユニット500の左側に配置されたブラケット530に支持された構成を示したが、これ等の他端側も、定着ユニット500の右側に配置されたブラケット(図示せず)に同様に支持されているものとする。即ち、左右に対向して配置されたブラケット530等は、ここでは例えば駆動ローラ511の中央部で垂直に交わる仮想平面に対して、略面対称の構成によって保持しているものとする。
定着ベルト510の内側には、熱源としてのヒータ512が配設される。ここでは、ヒータ512としてハロゲンランプが使用されている。このヒータ512は、定着ニップ領域529に交わってX軸と平行なニップ基準線600と平行な駆動ローラ511の最大外径接線610よりも外側(反ニップ側)で、駆動ローラ511と従動ローラ513の間にあって、定着ベルト510の内面に、より広範囲に熱を照射できるように配設している。ヒータ512は、その両端部がブラケット530(図2)に設けられたヒータ支持部535により支持されている(図2に一端側のみ示す)。
図4に示すように、ヒータ512と駆動ローラ511の間には第1の反射部としての反射板515を配置し、ヒータ512と従動ローラ513間には第2の反射部としての反射板516を配置している。反射板515及び反射板516は、熱膨張、回転振れ等を考慮し、それぞれが駆動ローラ511及び従動ローラ513の外周に沿って、接しない位置にその面を形成し、駆動ローラ511及び従動ローラ513の表面層であるゴム部を、ヒータ512からの照射熱に直接さらさないように覆っている。
反射板515と反射板516とは、記録用紙101の搬送方向(X軸方向)において任意の隙間W1を設けて配設されている。即ち、反射板515の第1の反射面としての反射面515cと反射板516の第2の反射面としての反射面516cとは、駆動ローラ511と従動ローラ513の間において、共にニップ基準線600と垂直に、互いに対向して配置される。従って、反射面515cと反射面516cの延長線が共にヒータ512とニップ部N2に向かうため、ヒータ512の照射光は、反射板515の反射面515cと反射板516の反射面516cとの間に延在して、ヒータ512から定着ベルト510を臨める隙間W1を通って直接、或いは反射面515c、反射面516cに反射しながら定着ベルト510のニップ部N2を照射する。
反射板515は、反射面515cを、駆動ローラ511の回転軸中心に反時計回りに45°回転させた位置に連続して形成された第3の反射面としての反射面515bを有し、この反射面515bが、ヒータ512と駆動ローラ511の間に位置する。更に、反射板515は、反射面515bを、駆動ローラ511の回転軸中心に反時計回りに45°回転させた位置、即ちニップ基準線600と平行に、連続して形成された反射面515aを有し、反射面515cを同じく時計回りに45°回転させた位置に連続して形成された反射面515dを有する。
同様に反射板516は、反射面516cを、従動ローラ513の回転軸中心に時計回りに45°回転させた位置に連続して形成された第4の反射面としての反射面516bを有し、この反射面516bが、ヒータ512と従動ローラ513の間に位置する。更に、反射板516は、反射面516bを、従動ローラ513の回転軸中心に時計回りに45°回転させた位置、即ちニップ基準線600と平行に連続して形成された反射面516aを有し、反射面516cを同じく反時計回りに45°回転させた位置に連続して形成された反射面516dを有する。
更に反射板515の反射面515bが、ニップ基準線600と垂直な方向において、反射板516よりヒータ512側に突出し、反射板515の反射面515cが、記録用紙の搬送方向において、反射面516cと反射面516bとの境界部(屈曲部)に対向する(反射面515cが境界部よりもヒータ512側により延在する)ように配置されている。
但し、反射面515a,515d及び反射面516a,516dの各幅は、後述するように、適宜短く設定されている。
定着ベルト510の外周面に接する位置或いは近接する位置には、定着ベルト510の表面温度を検出するためのサーミスタ551が配設されている。
一方、加圧ベルト520の内側には、ヒータ522が配設される。ここでは、ヒータ522としてハロゲンランプが使用されている。このヒータ522は、ニップ基準線600と平行な加圧ローラ521の最大外径接線620よりも外側(反ニップ側)で、加圧ローラ521と従動加圧ローラ523の間にあって、加圧ベルト520の内面に、より広範囲に熱を照射できるように配設している。ヒータ522は、その両端部が加圧ローラレバー531(図2)に設けられたヒータ支持部536により支持されている(図2に一端側のみ示す)。
図4に示すように、ヒータ522と加圧ローラ521の間には反射板525を配置し、ヒータ522と従動加圧ローラ523間には反射板526を配置している。反射板525及び反射板526は、熱膨張、回転振れ等を考慮し、それぞれが加圧ローラ521及び従動加圧ローラ523の外周に沿って、接しない位置にその面を形成し、加圧ローラ521及び従動加圧ローラ523の表面層であるゴム部を、ヒータ522からの照射熱に直接さらさないように覆っている。
反射板525と反射板526とは、記録用紙101の搬送方向(X軸方向)において任意の隙間W1をあけて配設されている。即ち、反射板525の反射面525cと反射板526の反射面526cとは、加圧ローラ521と従動加圧ローラ523の間において、共にニップ基準線600と垂直に、互いに対向して配置される。従って、反射面525cと反射面526cの延長線が共にヒータ522とニップ部N2に向かうため、ヒータ522の照射光は、隙間W1を通って直接、或いは反射面525cと反射面526cとに反射しながら加圧ベルト520のニップ部N2を照射する。
反射板525は、反射面525cを、加圧ローラ521の回転軸中心に時計回りに45°回転させた位置に連続して形成された反射面525bを有し、この反射面525bは、ヒータ522と加圧ローラ521の間に位置する。更に、反射板525は、反射面525bを、加圧ローラ521の回転軸中心に時計回りに45°回転させた位置、即ちニップ基準線600と平行に、連続して形成された反射面525aを有し、反射面525cを同じく反時計回りに45°回転させた位置に連続して形成された反射面525dを有する。
同様に反射板526は、反射面526cを、従動加圧ローラ523の回転軸中心に反時計回りに45°回転させた位置に反射面526bを有する。反射面526bは、ヒータ522と従動加圧ローラ523の間に配設される。更に、反射板526は、反射面526bを、従動加圧ローラ523の回転軸中心に反時計回りに45°回転させた位置、即ちニップ基準線600と平行に反射面526aを有し、反射面516cを同じく時計回りに45°回転させた位置に反射面526dを有する。
更に反射板525の反射面525bが、ニップ基準線600と垂直な方向において、反射板526よりヒータ522側に突出し、反射板525の反射面525cが、記録用紙の搬送方向において、反射面526cと反射面526bとの境界部(屈曲部)に対向する(反射面525cが境界部よりもヒータ522側により延在する)ように配置されている。
但し、反射面525a,525d及び反射面526a,526dの各幅は、適宜短く設定されている。
加圧ベルト520の外周面に接する位置或いは近接する位置には、加圧ベルト520の表面温度を検出するためのサーミスタ561が配設されている。
次に、定着ユニット500を構成する本実施の形態の主要部材について説明する。
図5(a)は、定着ベルト510の外観斜視図であり、図5(b)は、定着ベルト510の部分拡大断面図である。尚、定着ベルト510と加圧ベルト520は、ここでは同様の構成を有するため、定着ベルト510を例にして説明する。
定着ベルト510は、内側に無端状(エンドレス)の基材510aを有し、その基材510aの外周には弾性層510bが形成され、その弾性層510bの外周には離型層510cが形成されている。基材510aは、SUS等の弾性を有した金属からなるエンドレスのベルトで、その厚さが40〜70μm程度で、ベルト自体が適度な剛性と可撓性を有することが好ましい。基材510a上に形成された弾性層510bは、シリコーンゴム層である。
また、弾性層510b上に形成された離型層510cは、PFA、PTFEなどのフッ素系樹脂層であり、チューブの被覆或いはコーティング等によって弾性層上に形成されている。また、定着ベルト510の内面510dは、黒色に塗装がなされ、ヒータ512の輻射熱を吸収しやすくなっている。尚、弾性層510bを形成せず、基材510a上に直接離型層510cを形成して使用することもできる。
図6(a)は、駆動ローラ511の外観斜視図であり、図6(b)は、駆動ローラ511の部分拡大断面図である。尚、駆動ローラ511と加圧ローラ521は、ここでは同様の構成を有するため、駆動ローラ511を例にして説明する。
駆動ローラ511の芯金511a(回転軸)は、パイプ状の中空部材で形成され、芯金511a上には弾性層511bが被覆形成されている。ここでは、芯金511aがSTKM材で形成され、弾性層511bが耐熱性を有するシリコーンゴムで形成されている。尚、ここでは芯金511aとして鉄を使用したが、STKMに代えてアルミパイプ、或いは無垢のSUM/SUSなどの他の金属を使用することも可能である。またここでは、弾性層511bを、ゴム硬度がASKER−C75〜85°のソリッドタイプのシリコーンで形成した。
対向する駆動ローラ511と加圧ローラ521は、上記したように同一構成で、同じ熱膨張量としている。これにより、定着ベルト510及び加圧ベルト520が、ストレートの定着ニップ領域529を形成する際にストレスが発生するのを抑制することができる。
図7(a)は、従動ローラ513の外観斜視図であり、図7(b)は、従動ローラ513の部分拡大断面図である。尚、従動ローラ513と従動加圧ローラ523は、ここでは同様の構成を有するため、従動ローラ513を例にして説明する。
従動ローラ513の芯金513a(回転軸)は、パイプ状の中空部材で形成され、芯金513a上には弾性層513bが被覆形成されている。ここでは、芯金513aがSTKMで形成され、弾性層513bが耐熱性及び断熱性を有する発泡シリコーンゴムで形成されている。対向する従動ローラ513と従動加圧ローラ523は、上記したように同一構成で、同じ熱膨張量としている。これにより、定着ベルト510及び加圧ベルト520が、ストレートの定着ニップ領域529を形成する際にストレスが発生するのを抑制することができる。
図8(a)は、反射板515の外観斜視図であり、図8(b)は、反射板515の部分拡大断面図である。尚、反射板515,525、及び反射板516,526は、ここでは使用する部材が同じであり、形状については先に説明済みであるため、反射板515を例にしてそれらの素材について説明する。
反射板515は、基材515gに反射層515hを施した構成を有し、ここでは、基材515gにアルミ板を用い、反射層515hとして高反射アルミを蒸着している。更に反射率を向上させるために、銀を蒸着させることも可能である。また、反射板515は、ハロゲンランプの高温の熱を反射させなければならないため、反射板の基材515gそのものが溶けるなどの不具合を引き起こす可能性もあるので、基材515gとして、例えば、融点の高いステンレスに光輝焼鈍を施し、きれいな光沢のある表面性を備えたSUS304BA材を使用してもよい。または、#700研磨、#800研磨クラスの鏡面研磨を施してもよい。この場合、反射層を形成する必要がないので、蒸着が不要となる。
定着ベルト510及び加圧ベルト520の両側には、定着ベルト510及び加圧ベルト520の寄りを規制し、斜行を補正するためのべルトガイド537が配設されている(図3に一端側のみ示す)。ベルトガイド537は、定着ベルト510及び加圧ベルト520との間に所定の隙間を設けて、ブラケット530に位置決めされ且つ図示せぬ方法で固定されている。また、ベルトガイド537は、定着ベルト510及び加圧ベルト520が摺擦する部分であると共に、定着部という高温になる部分で使用されることから、摺動に強く、高耐熱の性能が求められるため、PPS、LCP、PEEK、PIなどをベースとした高機能樹脂で形成されている。
以上の構成において、定着ユニット500の動作について、主に図4を参照しながら以下に説明する。
まず、定着ユニット500においては、画像形成装置1000の印刷開始に伴って、駆動ローラ511の回転が開始する。駆動ローラ511は、その回転軸511aの右側(Y軸のマイナス側)端部にギヤ(図示せず)を一体的に備え、このギヤが、装置本体に配設された定着用モータの出力軸に取り付けられた駆動ギヤと係合して回転力を受け、記録用紙を搬送するための矢印D方向(図4)に回転する。定着ベルト510は、駆動ローラ511の矢印D方向への回転に伴って、駆動ローラ511との間に発生する摩擦力によって従動し、同方向に回転走行する。尚、ここでいう定着ベルト510の回転走行とは、定着ベルト510の各部位が矢印方向に移動しながら、全体として同位置で自転している様子をいう。
その定着ベルト510の移動力が従動ローラ513に伝達され、従動ローラ513は定着ベルト510の回転走行に伴い記録用紙を搬送する矢印方向に従動回転する。また、ニップ部N3において、定着ベルト510の移動力が加圧ベルト520に伝達し、加圧ベルト520は、定着ベルト510と等速度で記録用紙を搬送する矢印方向に従動回転走行する。この加圧ベルト520の移動力が加圧ローラ521及び従動加圧ローラ523に伝達され、加圧ローラ521及び従動加圧ローラ523がそれぞれ矢印方向に従動回転する。
図4に示すように、定着ベルト510と加圧ベルト520は、非ニップ部において意図的に弛ませた状態で実装されているが、定着ベルト510及び加圧ベルト520は、それぞれ、基材が弾性を有しているため、その弛み状態を維持しながら回転する。
一方、定着ベルト510の内側に配設されたヒータ512は、図示しない給電回路から電流が供給されて発熱し、定着ベルト510を内部から加熱する。加熱された定着ベルト510の表面温度はサーミスタ551によって検出され、図示しない制御部の温調回路に入力される。この温調回路は、検出された定着ベルト510の表面温度に基づいて、給電回路によるヒータ512への電流供給を制御し、定着ベルト510の表面温度を所望の定着温度に維持する。
同様に、加圧ベルト520の内側に配設されたヒータ522も、図示されない給電回路から電流が供給されて発熱し、加圧ベルト520を内部から加熱する。加熱された加圧ベルト520の表面温度がサーミスタ561によって検出され、図示しない制御部の温調回路に入力される。この温調回路は、検出された加圧ベルト520の表面温度に基づいて、給電回路によるヒータ522への電流供給を制御し、加圧ベルト520の表面温度所望の定着温度に維持する。尚、加圧側に熱源を持たず、定着ベルト側のみで加熱することも可能である。
図9は、ヒータ512,522から照射される光の照射方向の説明に供する照射方向図であり、同図を参照しながら、ヒータ512,522による照射について説明する。
定着ベルト510の内側に配設されたヒータ512から照射された光は、放射状に広がり、同図中のクロスハッチング部(反射板に照射する領域)以外において定着ベルト510の内面に直接照射されて熱供給する。即ち、定着ベルト510の回転走行方向において、駆動ローラ511の下流側においてヒータ512を臨める位置から、従動ローラ513の上流側においてヒータ512を臨めなくなる位置までの領域と、ニップ部N2においてヒータ512を臨める領域の定着ベルト510の内側面には、ヒータ512から直接光が照射されて熱供給される。同様に、加圧ベルト520の内側に配設されたヒータ522から照射された光も放射状に広がり、同図中のクロスハッチング部以外において加圧ベルト520の内面に直接照射されて熱供給する。
次に、定着ベルト510の内側においてクロスハッチング部に照射された光、即ち、駆動ローラ511及び、従動ローラ513に直接ヒータ512の光が照射されないように、駆動ローラ511及び、従動ローラ513の周囲に配設された反射板515及び反射板516によって反射される光の反射の方向について説明する。
反射板515において、ヒータ512から反射面515aに照射され、反射した光は、入射角と反射角の関係から、矢印方向に回転走行する定着ベルト510の、回転走行方向においてヒータ512より上流側の部位を照射して熱供給する。ここで反射面515bを延在せずに45°屈曲した反射面515aを設けたのは、反射面での反射光を定着ベルト510のより広い領域に照射したい狙いがあるためである。
ヒータ512から反射面515bに照射され、反射した光は、入射角と反射角の関係から、定着ベルト510の、回転走行方向においてヒータ512より下流側で従動ローラ513より上流側の部位を照射して熱供給する。このとき、従動ローラ513に対向して配置された反射板516は、反射板515よりもニップ基準線600側に配置されているので、反射面515bによって反射された反射光は妨げられることなく、定着ベルト510を照射することができる。
ヒータ512から反射面515cに照射され、反射した光は、入射角と反射角の関係から、定着ベルト510のニップ部N2を照射して熱供給する。反射板515の反射面515dは、ヒータ512から照射された光が直接当たることはないが、後述する反射板516によって反射された光をニップ部N2へ反射させ、駆動ローラ511が照射されるのを防ぐ。
反射板516において、ヒータ512から反射面516aに照射され、反射した光は、入射角と反射角の関係から、定着ベルト510の回転走行方向において、ヒータ512より下流側の部位を照射して熱供給する。ここで反射面516bを延在せずに45°屈曲した反射面516aを設けたのは、反射面での反射光を定着ベルト510のより広い領域に照射したい狙いがあるためである。
ヒータ512から反射面516bに照射され、反射した光は、入射角と反射角の関係から、定着ベルト510の回転走行方向において、ヒータ512より上流側に反射し、一部が直接定着ベルト510を照射し、他部が、反射板516よりもニップ基準線600から離れた側に配置された反射板515の反射面515b及び反射面515cを照射し、これら反射面515b及び反射面515cで再反射した光がヒータ512より上流側或いは下流側の部位を照射し、各照射部で熱供給する。
ここで、反射面516bの傾斜設定によって変わる光の照射方向について、図10の説明図を参照しながら更に説明する。
反射面516bが、図10に点線で示すように、反射面516cに対する傾斜角を45°(実線の場合)より小さい適当な角度に設定した場合、ヒータ512から反射面516bに照射され、反射した光は、同図に点線で示すように、反射板515の反射面515cで反射し、或いは反射面515cと反射面516cとでの反射を繰り返してニップ部N2(図9)を照射して熱供給する。
以上のように、反射板515の反射面515cが、記録用紙の搬送方向において、反射板516の反射面516cと反射面516bとの境界部(屈曲部)に対向する(反射面515cが境界部よりもヒータ512側により延在する)ように配置することによって、反射面516bの傾斜角を種々設定することにより、反射面516bで反射した光を、定着ベルト510の所望の部位に照射することが可能となる。以上の作用効果は、加圧ベルト520の内部における、反射板526の反射面526bにおいても同様に得ることができる。
ヒータ512から反射面516cに照射され、反射した光は、入射角と反射角の関係から、定着ベルト510のニップ部N2を照射して熱供給する。反射板516の反射面516dには、ヒータ512から照射された光が直接当たることはないが、反射板515によって反射された光をニップ部N2へ反射させ、従動ローラ513が照射されるのを防ぐ。
反射板515は、ここでは、図9において駆動ローラ511の周りの点線で示す不可侵領域を超えて駆動ローラ511に接近しないように配置され、反射面515aは、ヒータ512からの直接光が不可侵領域を超えて駆動ローラ511に接近しないようにその幅(端部までの長さ)が設定されるものである。同様に、反射板516は、図9において従動ローラ513の周りの点線で示す不可侵領域を超えて駆動ローラ513に接近しないように配置され、反射面516aは、ヒータ512からの直接光が不可侵領域を超えて従動ローラ513に接近しないようにその幅(端部までの長さ)が設定されるものである。
本実施の形態では、加圧ベルト520、加圧ローラ521、従動加圧ローラ523、ヒータ522、反射板525及び反射板526が、ニップ基準線600が通るニップ面に対して、それぞれ対応する定着ベルト510、駆動ローラ511、従動ローラ513、ヒータ512、反射板515及び反射板516と面対称に形成されている。従って、加圧ベルト520内での光も定着ベルト510内と同様に照射されるため、加圧ベルト520内での光についての説明は省略する。
従って、トナー像が転写された記録用紙101が、ニップ部N1,N2,N3からなる定着ニップ領域529に至ると、矢印B方向に搬送されつつ、順次ニップ部N1、ニップ部N2、及びニップ部N3において加熱、加圧による定着処理が実施される。この間、定着ベルト510及び加圧ベルト520に蓄積された熱量の多くが、ニップ部N1で記録用紙101に供給されるが、ニップ部N2における照射によって補給されるため、メインの定着工程であるニップ部N3においては、補給された熱量を加えた定着処理が実施される。
図11は、本実施の形態の変形例を示す定着ユニット内部の要部構成図である。
図4に示す定着ユニット500に対してこの変形例が異なる点は、駆動ローラ611及び加圧ローラ621の外径である。ここでは、駆動ローラ611及び加圧ローラ621の各外径が、従動ローラ513及び従動加圧ローラ523の各外径と略同程度に設定されている。その他の構成は図4に示す定着ユニット500と同じに設定している。
このように、反射板515及び反射板525は、必ずしも、それぞれ対応する駆動ローラ611及び加圧ローラ621の外周に沿って形成される必要はなく、より離間して配置されてもよい。この場合も、定着ベルト510及び加圧ベルト520に対するヒータ512、522による加熱動作は、図4に示す定着ユニット500の場合と同様に行われるものである。
以上のように、本実施の形態の定着ユニット500によれば、定着ベルト510の内側においては、駆動ローラ511及び従動ローラ513に、ヒータ512の光が照射されるのを避けつつ、広い領域においてヒータの光を直接或いは間接的に定着ベルト510の内側面に照射することができ、特に駆動ローラ511と従動ローラ513との間のニップ部N2において定着ベルト510を効率的に加熱できる。以上のことは、加圧ベルト520の内側においても同様である。従って、ニップ部N1,N2,N3において、それぞれ十分な加熱を伴う定着処置を実施できるため、より安定した定着品位を確保することが可能となり、更にウォームアップ時間の短縮も期待できる。また、これらの効果は加熱効率を良くすることによって得られるので、これによってランニングコストが上がることはない。
実施の形態2.
図12は、本実施の形態の定着ユニット700の左側端部近傍の外観斜視図であり、図13はそのX軸マイナス側から見た同部分の正面図、図14は、図13に示すA−A断面を同方向から見た内部の要部構成図である。これらの図を参照しながら、定着ユニット700の構成について説明する。
この定着ユニット700を採用する画像形成装置が、前記した図4に示す実施の形態1の定着ユニット500を採用する画像形成装置1000と主に異なる点は、定着ユニット700に第1ヒータ712a,722a及び第2ヒータ712b,722bを備えた点である。従って、この定着ユニット700を採用する画像形成装置が、前記した実施の形態1の画像形成装置1000(図1)と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。尚、本実施の形態の画像形成装置の要部構成は、定着ユニット700以外において図1に示す実施の形態1の画像形成装置1000の要部構成と共通するため、必要に応じて図1を参照する。
本実施の形態では、サイズが異なる幅の記録用紙を通紙する場合、その記録用紙幅に合わせて使用される、幅広用紙に対応する第1ヒータ712a,722a及び幅狭用紙に対応する第2ヒータ712b,722bが配設されている。ここでは、定着ベルト510側の内部構成と加圧ベルト520側の内部構成とは、ニップ基準線600が通るニップ面に対して面対称に形成されているため、主に定着ベルト510側の構成について説明し、必要に応じて加圧ベルト520側に言及する。
図14に示すように、定着ベルト510の内側において、第1ヒータ712a及び第2ヒータ712bは、X軸と平行なニップ基準線600と平行な駆動ローラ511の最大外径接線610よりも外側(反ニップ側)に配置され、記録用紙の搬送方向(矢印B方向)の上流側に配置される第1ヒータ712aは、下流側に配置される第2ヒータ712bよりも更に反ニップ側に配置される。第1ヒータ712a及び第2ヒータ712bは、各照射光が、隙間W1を通って直接、或いは反射面515c、反射面516cに反射しながら定着ベルト510のニップ部N2を照射することが可能な位置に配置されている。加圧ベルト520の内側に配置された第1ヒータ722a及び第2ヒータ722bも、同様な位置に配置されている。
図12に示すように、第1ヒータ712aは、その端部がブラケット530に設けられたヒータ支持部735aにより支持され、第2ヒータ712bは、その端部がブラケット530に設けられたヒータ支持部735bにより支持され(図12に一端側のみ示す)、第1ヒータ722a及び第2ヒータ722bは、その端部が共に加圧ローラレバー531に設けられたヒータ支持部736により支持されている(図12に一端側のみ示す)。
図15は、第2ヒータ712b,722bから照射される光の照射方向の説明に供する照射方向図であり、同図を参照しながら、第2ヒータ712b,722bによる照射について説明する。
定着ベルト510の内側に配置された第2ヒータ712bから照射された光は、放射状に広がり、同図中のクロスハッチング部(反射板に照射する領域)及び第1ヒータ712aの影になるハッチング部以外において定着ベルト510の内面に直接照射されて熱供給する。即ち、定着ベルト510の回転走行方向において、駆動ローラ511の下流側において第2ヒータ712bを臨める位置から、第1ヒータ712aの上流側において第2ヒータ712bを臨めなくなる位置までの領域と、第1ヒータ712aの下流側において第2ヒータ712bを臨める位置から、従動ローラ513の上流側において第2ヒータ712bを臨めなくなる位置までの領域とニップ部N2において第2ヒータ712bを臨める領域の定着ベルト510の内側面には、第2ヒータ712bから直接光が照射されて熱供給される。その他のクロスハッチング部の照射光は、前記した実施の形態1の図9で説明した内容と略同様に、反射板515,516によって反射されるため、ここでの説明は省略する。
同様に、加圧ベルト520の内側に配設された第2ヒータ722bから照射された光も放射状に広がり、同図中のクロスハッチング部及びハッチング部以外において加圧ベルト520の内面に直接照射して熱供給する。
図16は、第1ヒータ712a,722aから照射される光の照射方向の説明に供する照射方向図であり、同図を参照しながら、第1ヒータ712a,722aによる照射について説明する。
定着ベルト510の内側に配置された第1ヒータ712aから照射された光は、放射状に広がり、同図中のクロスハッチング部(反射板に照射する領域)及び第2ヒータ712bの影になるハッチング部以外において定着ベルト510の内面に直接照射されて熱供給する。即ち、定着ベルト510の回転走行方向において、駆動ローラ511の下流側において第1ヒータ712aを臨める位置から、従動ローラ513の上流側において第1ヒータ712aを臨めなくなる位置までの領域とニップ部N2において第1ヒータ712aを臨める領域の定着ベルト510の内側面には、第1ヒータ712aから直接光が照射されて熱供給される。ここでは、クロスハッチング部にハッチング部が重なるため、第2ヒータ712bによる直接照射ロスを防ぐことができる。その他のクロスハッチング部の照射光は、前記した実施の形態1の図9で説明した内容と略同様に、反射板515,516によって反射されるため、ここでの説明は省略する。
同様に、加圧ベルト520の内側に配設された第1ヒータ722aから照射された光も放射状に広がり、同図中のクロスハッチング部及びハッチング部以外において加圧ベルト520の内面に直接照射して熱供給する。
従って、トナー像が転写された記録用紙101が、ニップ部N1,N2,N3からなる定着ニップ領域529に至ると、矢印B方向に搬送されつつ、順次ニップ部N1、ニップ部N2、及びニップ部N3において加熱、加圧による定着処理が実施される。この間、定着ベルト510及び加圧ベルト520に蓄積された熱量の多くが、ニップ部N1で記録用紙101に供給されるが、ニップ部N2における照射によって補給されるため、メインの定着工程であるニップ部N3においては、補給された熱量を加えた定着処理が実施される。
尚、前記した各実施の形態では、定着側(搬送路の上側)及び加圧側(搬送路の下側)の両方において、シームレスのベルトを使用した例を示したが、本発明は、ベルトを定着側のみに使用し加圧側をローラのみとした組合せ、或いはベルトを加圧側のみに使用し定着側をローラのみとした組合せも可能であり、1つ以上ベルトを使用している場合で、ベルトの内側にヒータを配置するタイプであれば可能である。
また、前記した各実施の形態では、熱源のヒータとしてハロゲンランプを使用した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、熱の伝達が、反射板によってハロゲンランプにおける光の場合と同様の作用を受ける熱源であれば適用可能である。
以上のように、本実施の形態の定着ユニット700によれば、サイズが異なる幅の記録用紙に合わせて、加熱源としてのヒータを2本配設した場合においても、駆動ローラ511と従動ローラ513との間のニップ部N2において定着ベルト510を効率的に加熱できる。以上のことは、加圧ベルト520の内側においても同様である。従って、ニップ部N1,N2,N3において、それぞれ十分な加熱を伴う定着処置を実施できるため、より安定した定着品位を確保することが可能となり、更にウォームアップ時間の短縮も期待できる。
実施の形態3.
図17は、本実施の形態3の定着ユニット800の内部の要部構成図であり、図13に示すA−A断面と同位置の断面を同方向から見た内部の要部構成図である。
定着ユニット800では、前記した図14に示す実施の形態2の定着ユニット700に対して、主に異なる点は、定着ベルト510の回転走行方向において、従動ローラ713の下流側に、定着ベルト510の内面温度を検出するためのサーミスタ750を追加した点であり、これに伴って、このサーミスタ750を反射板716の内側に配置するため、従動ローラ713及び従動加圧ローラ723の外径を小さくし、反射板716、726の形状が変わっている。従って、この定着ユニット800が、前記した実施の形態2の定着ユニット700(図14)と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。
図17に示すように、本実施の形態では、従動ローラ713の下流側に、定着ベルト510の内面温度を検出するための温度検出手段としてのサーミスタ750を配置している。サーミスタ750は、第1ヒータ712a及び第2ヒータ712bからの直接の照射を避けるために、反射板716の内側(覆われる側)に配置されている。
従動ローラ713と従動加圧ローラ723による第2のローラ対は、定着ユニット800において、用紙搬送方向(矢印B方向)の最上流に位置し、弾性層が耐熱性及び断熱性を有する発泡シリコーンゴムで形成されているが、完全に断熱されているわけではない。このため、従動ローラ713と従動加圧ローラ723のローラ対が回転を始めると、各ローラが飽和温度に達するまでは、定着ベルト510及び加圧ベルト520の熱を奪ってしまう。
そこで、従動ローラ713の下流側のサーミスタ750にて定着ベルト510の温度を検出し、検出した温度に基づいて温度低下を補うべく第1ヒータ712a又は第2ヒータ712bを発光制御することで、適度な剛性と可撓性を有した定着ベルト510及び加圧ベルト520から形成されるニップ部N2を直接熱照射し、再度定着ベルト510及び加圧ベルト520に熱を供給する。
尚、本実施の形態では、定着ベルト又は加圧ベルト内にヒータを2本設けた場合について記載したが、1本としても良い。また、本実施の形態では、ベルト内面温度を検出するサーミスタを定着ベルト510側に使用して同ベルト内側のヒータを制御する例を示したが、両ベルトの内側のヒータを制御する構成、また、加圧ベルト520側の従動加圧ローラ723の下流側に同サーミスタを配置してベルト内面温度を検出し、同ベルト内側のヒータを制御する構成、更には、定着側、加圧側に併用した構成としてもよい。
以上のように、本実施の形態の定着ユニット700によれば、従動ローラ713と従動加圧ローラ723が、定着ベルト510及び加圧ベルト520から奪った熱による温度低下分を検出し、ヒータを発光してニップ部N2において光を直接照射して再度定着ベルト510及び加圧ベルト520に熱供給するので、ニップ部N1,N2,N3において、熱量の不足分をより確実に補充して定着処置を実施できるため、より安定した定着品位を確保することが可能となる。
上記した実施の形態では、本発明を、カラー用電子写真プリンタを例にして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子写真方式を利用して記録材上に画像を形成する複写機、ファクシミリ、MFP等の画像形成装置にも利用可能である。またカラープリンタに関して説明したが、単色プリンタであってもよい。
100 給紙トレイ、 101 記録用紙、 102 用紙載置板、 102a 支持軸、 104 リフトアップレバー、 104a 支持軸、 105 モータ、 106 上昇検知部、 200 用紙繰出し部、 201 ピックアップローラ、 202 フィードローラ、 203 リタードローラ、 204 用紙有無検知部、 205 用紙残量検知部、 300 用紙搬送部、 301 用紙センサ、 302 搬送ローラ対、 303 用紙センサ、 304 搬送ローラ対、 305 書込みセンサ、 310 排出ローラ対、 311 スタッカ部、 400 画像形成部、 430 トナー像形成部、 431 感光ドラム、 432 帯電ローラ、 433 LEDヘッド、 434 現像ローラ、 435 クリーニングブレード、 436 トナー収容部、 437 供給ローラ、 460 転写部、 461 転写ベルト、 462 ドライブローラ、 463 テンションローラ、 464 転写ローラ、 465 クリーニングブレード、 466 トナーボックス、 500 定着ユニット、 510 定着ベルト、 510a 基材、 510b 弾性層、 510c 離型層、 510d 内面、 511 駆動ローラ、 511a 回転軸(芯金)、 511b 弾性層、 512 ヒータ、 513 従動ローラ、 513a 回転軸(芯金)、 513b 弾性層、 515 反射板、 515a 反射面、 515b 反射面、 515c 反射面、 515d 反射面、 515g 基材、 515h 反射層、 516 反射板、 516a 反射面、 516b 反射面、 516c 反射面、 516d 反射面、 517 軸受け、 518 軸受け、 520 加圧ベルト、 521 加圧ローラ、 521a 回転軸、 522 ヒータ、 523 従動加圧ローラ、 523a 回転軸、 524 軸受け、 525 反射板、 525a 反射面、 525b 反射面、 525c 反射面、 525d 反射面、 526 反射板、 526a 反射面、 526b 反射面、 526c 反射面、 526d 反射面、 527 軸受け、 528 軸受け、 529 定着ニップ領域、 530 ブラケット、 531 加圧ローラレバー、 531a 軸部、 532 スプリング、 533 スプリング、 535 ヒータ支持部、 536 ヒータ支持部、 537 ベルトガイド、 551 サーミスタ、 561 サーミスタ、 611 駆動ローラ、 621 加圧ローラ、 700 定着ユニット、 712a 第1ヒータ、 712b 第2ヒータ、 713 従動ローラ、 716 反射板、 722a 第1ヒータ、 722b 第2ヒータ、 723 従動加圧ローラ、 726 反射板、 735a ヒータ支持部、 735b ヒータ支持部、 736 ヒータ支持部、 750 サーミスタ、 800 定着ユニット、 1000 画像形成装置。

Claims (16)

  1. 無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトの内周面側に配置された第1のローラと、
    前記定着ベルトの内周面側に配置され、記録媒体搬送方向において前記第1のローラの上流側に配置された第2のローラと、
    前記定着ベルトの内周面側に配置された熱源と、
    前記熱源と前記第1のローラとの間に配置された第1の反射部と、
    前記熱源と前記第2のローラとの間に配置された第2の反射部と
    を有し、
    前記第1の反射部と前記第2の反射部との間に延在して、前記熱源から前記定着ベルトを臨める隙間を設けたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記隙間は、
    前記第1の反射部に形成された第1の反射面と、前記第2の反射部に形成された第2の反射面とが、
    前記記録媒体搬送方向において、互いに対向して配置されることによって設けられることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記定着ベルトは、前記第1のローラによって、前記第1のローラと前記第2のローラ間の部位が前記記録媒体搬送方向に走行するように回転走行し、
    前記第1の反射部は、前記熱源の反射光を、前記回転走行方向において、少なくとも前記熱源の下流側から前記第2のローラの上流側の間に照射し、前記第1の反射面に連続して形成された第3の反射面を有し、
    前記第3の反射面が、前記搬送方向と垂直な方向において、前記第2の反射部よりも前記熱源の側に突出していることを特徴とする請求項2記載の定着装置。
  4. 前記第2の反射部は、前記第2の反射面に連続して形成されて、前記第2の反射面に対して前記第1の反射部から離間する方向に傾斜した第4の反射面を有し、
    前記第1の反射面が、前記記録媒体搬送方向において、前記第2の反射面と前記第4の反射面の境界部と対向するよう配置されていることを特徴とする請求項2又は3記載の定着装置。
  5. 前記定着ベルトは、前記第1のローラによって、前記第1のローラと前記第2のローラ間の部位が前記記録媒体搬送方向に走行するように回転走行し、
    前記第4の反射面は、前記熱源の反射光を、前記回転走行方向において、少なくとも前記第1のローラの下流側から前記熱源の上流側の間に照射することを特徴とする請求項4記載の定着装置。
  6. 前記第4の反射面は、前記熱源の反射光を前記熱源から離間する方向で前記第1の反射部に照射することを特徴とする請求項4記載の定着装置。
  7. 前記定着ベルトは、前記第1のローラによって、前記第1のローラと前記第2のローラ間の部位が前記記録媒体搬送方向に走行するように回転走行し、
    前記定着ベルトが前記記録媒体搬送方向に走行する領域において、前記第1のローラ、前記第2のローラ、及び前記定着ベルトと共に定着ニップ領域を形成し、定着処理を行うニップ形成部を有することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の定着装置。
  8. 前記第1の反射面及び前記第2の反射面は、前記定着ニップ領域における前記定着ベルトの走行方向に対して略垂直に延在することを特徴とする請求項7記載の定着装置。
  9. 前記第3の反射面は前記第1の反射面に対して傾斜した面であることを特徴とする請求項8記載の定着装置。
  10. 前記定着ベルトは、剛性及び可撓性を有することを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の定着装置。
  11. 前記熱源が複数設けられたことを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の定着装置。
  12. 前記定着ベルトは、前記第1のローラによって、前記第1のローラと前記第2のローラ間の部位が前記記録媒体搬送方向に走行するように回転走行し、
    前記回転走行方向における前記第2のローラの下流側の前記定着ベルトの温度を検出し、検出した温度に基づいて前記熱源を駆動制御するための温度検出手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の定着装置。
  13. 前記ニップ形成部は、
    無端状の加圧ベルトと、
    前記加圧ベルトの内周面側に配置され、前記定着ベルト及び前記加圧ベルトを介して前記第1のローラに圧接する第3のローラと、
    前記加圧ベルトの内周面側に配置され、前記定着ベルト及び前記加圧ベルトを介して前記第2のローラに圧接する第4のローラと
    を備えたことを特徴とする請求項7記載の定着装置。
  14. 前記加圧ベルトの内周面側に配置された第2の熱源と、
    前記第2の熱源と前記第3のローラとの間に配置された第3の反射部と、
    前記第2の熱源と前記第4のローラとの間に配置された第4の反射部と
    を有し、
    前記第3の反射部と前記第4の反射部との間に延在して、前記第2の熱源から前記加圧ベルトを臨める隙間を設けたことを特徴とする請求項13記載の定着装置。
  15. 前記第1のローラと前記第3のローラ、前記第2のローラと前記第4のローラ、及び前記定着ベルトと前記加圧ベルトは、それぞれ同一構成であることを特徴とする請求項13又は14記載の定着装置。
  16. 請求項1乃至15の何れかの定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。



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