JP6120599B2 - 画像加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録材に当接して回転する回転体の外周面に当接して、回転体を加熱する無端状のベルト部材を備えた画像加熱装置に関する。
像担持体に担持させたトナー像を記録材に転写し、トナー像が転写された記録材を画像加熱装置の一例である定着装置で加熱加圧して画像を記録材に定着させる画像形成装置が広く用いられている。画像加熱装置は、回転体(ローラ部材又はベルト部材)のニップ部で記録材を搬送しつつ加熱加圧する。
近年、画像形成装置の高速化、画像形成に用いる記録材の多様化に伴って記録材に当接する回転体の表面温度の低下が問題となっている。そのため、ベルト部材を加熱して回転体の表面に当接させて、温度低下した表面を直接加熱する外部加熱ベルト方式の定着装置が提案されている(特許文献1、2)。
特許文献1では、外部加熱ベルトを張架する第一ローラ部材及び第二ローラ部材の軸間距離が固定されており、定着ローラの円周部に外部加熱ベルトを当接させることによって、外部加熱ベルトに必要な張力が付与されている。特許文献2では、軸間距離が固定された第一ローラ部材及び第二ローラ部材と、外側に向かってバネ付勢されたテンションローラとで外部加熱ベルトを張架することによって、外部加熱ベルトに必要な張力が付与されている。
特開2007−212896号公報 特開2004−198659号公報
外部加熱ベルトは、定着ローラに比較して寿命が短いため、定着ローラに常時当接させていると頻繁に新品交換する結果となる。また、普通紙の画像形成等では外部加熱ベルトによる加熱補助が無くても加熱処理に不都合を生じないことも多い。そこで、接離機構を設けて、外部加熱ベルトを通常は定着ローラから離間させておき、厚紙印刷や高速印刷等の補助加熱が必要な場合に、外部加熱ベルトを定着ローラに当接させることが提案された。
しかし、この場合、特許文献1に記載された外部加熱ベルトでは、定着ローラから離間させると外部加熱ベルトの張力が失われて外部加熱ベルトが垂れ下がってしまう。そこで、特許文献2に記載されるようなバネ付勢されたテンションローラで特許文献1の第一ローラ部材もしくは第二ローラ部材を置き換えることが提案された。
発明は、組み付け作業が容易な画像加熱装置を提供することを目的としている。
本発明の画像加熱装置は、記録材に当接して回転する回転体と、前記回転体の外周面に当接して、前記回転体を加熱する無端状のベルト部材と、前記ベルト部材の内側に配置され、前記ベルト部材を回転可能に支持する第一ローラ部材及び第二ローラ部材と、前記第一ローラ部材の端部を回転自在に支持する第一軸受部材と、前記第二ローラ部材の端部を回転自在に支持する第二軸受部材と、前記第一軸受部材と前記第二軸受部材とに当接可能で、前記第一軸受部材と前記第二軸受部材とを、前記第一ローラ部材と前記第二ローラ部材の軸間距離を拡大する方向に付勢する弾性部材と、前記弾性部材が前記第一軸受部材及び前記第二軸受部材に当接していない時に、前記弾性部材の付勢方向に前記弾性部材が移動することを規制する規制部と、を備えるものである。
本発明によれば、組み付け作業が容易な画像加熱装置を提供できる。
画像形成装置の構成の説明図である。 実施例1の定着装置の構成の説明図である。 外部加熱ベルトの接離機構の説明図である。 外部加熱ユニットの平面図である。 保持部材の構成の説明図である。 加圧部材の配置の説明図である。 外部加熱ベルトのたるみの説明図である。 第一加熱ローラの移動の説明図である。 加圧部材の取り付け工程の説明図である。 弾性部材の取り付け工程の説明図である。 外部加熱ベルトの取り付け工程の説明図である。 実施例2の弾性部材の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<画像形成装置>
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置100は、中間転写ベルト130に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。
画像形成部Paでは、感光ドラム3aにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト130に一次転写される。画像形成部Pbでは、感光ドラム3bにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト130に一次転写される。画像形成部Pc、Pdでは、感光ドラム3c、3dにそれぞれシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて、中間転写ベルト130に順次一次転写される。
記録材Pは、記録材カセット10から1枚ずつ取り出されてレジストローラ12で待機する。レジストローラ12は、中間転写ベルト130上のトナー像にタイミングを合わせて記録材Pを二次転写部T2へ給送する。二次転写部T2を搬送されて中間転写ベルト130から四色のトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置9へ搬送され、定着装置9で加熱加圧を受けてトナー像を定着された後に、機体外部のトレイ7へ排出される。
画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、現像装置1a、1b、1c、1dで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、実質的に同一に構成される。以下では、画像形成部Paについて説明し、画像形成部Pb、Pc、Pdに関する重複した説明を省略する。
画像形成部Paは、感光ドラム3aの周囲に、帯電ローラ2a、露光装置5a、現像装置1a、一次転写ローラ6a、及びドラムクリーニング装置4aを配置している。感光ドラム3aは、アルミニウムの円筒材料の表面に感光層が形成されている。
帯電ローラ2aは、感光ドラム3aの表面を一様な電位に帯電させる。露光装置5aは、レーザービームを走査して感光ドラム3aに画像の静電像を書き込む。現像装置1aは、静電像を現像して感光ドラム3aにトナー像を形成する。一次転写ローラ6aは、電圧を印加されて感光ドラム3aのトナー像を中間転写ベルト130へ一次転写させる。
ドラムクリーニング装置4aは、感光ドラム3aにクリーニングブレードを摺擦させて、中間転写ベルト130への転写を逃れて感光ドラム3aに付着した転写残トナーを回収する。ベルトクリーニング装置15は、二次転写部T2で記録材への転写を逃れて中間転写ベルト130に付着した転写残トナーを回収する。
<実施例1>
図2に示すように、回転体の一例である定着ローラ101は、記録材に当接して回転する。定着ローラ101は、金属ローラ部材の一例である芯金101aと、芯金101aの外側に配置された弾性層101bと、芯金101aを加熱する加熱手段の一例であるハロゲンヒータ111とを有する。ベルト部材の一例である外部加熱ベルト105は、定着ローラ101の熱的な調整を行うために定着ローラ101に当接して回転する。図3に示すように、接離機構の一例である接離機構200は、軸受保持部材206を接離方向に移動させて定着ローラ101に対して外部加熱ベルト105を接離させる。
第一ローラ部材の一例である第一加熱ローラ103は、外部加熱ベルト105を張架する。第一ローラ加熱手段の一例であるハロゲンヒータ113は、第一加熱ローラ103を加熱する。第二ローラ部材の一例である第二加熱ローラ104は、定着ローラ101の回転方向における第一加熱ローラ103よりも下流側で外部加熱ベルト105を張架する。第二ローラ加熱手段の一例であるハロゲンヒータ114は、第二加熱ローラ104を加熱する。
図5に示すように、第一軸受部材の一例であるベアリング133は、第一加熱ローラ103の端部を回転自在に支持する。第二軸受部材の一例であるベアリング134は、第二加熱ローラ104の端部を回転自在に支持する。軸受保持部材の一例である軸受保持部材206は、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104の軸間距離を変化可能に、ベアリング133とベアリング134とを一体に保持する。枠部材の一例である軸受保持部材206は、ベアリング133及びベアリング134を取り出し可能に収容する凹所を形成してある。保持部材の一例である加熱ローラ固定部材207は、軸受保持部材206に固定されて凹所にベアリング133及びベアリング134を保持させる。軸受保持部材206の第一凹部は、ベアリング133を収容する。軸受保持部材206の第二凹部は、ベアリング134を収容する。第一凹部におけるベアリング133が軸間距離を変化させる方向へ移動可能な距離は、第二凹部におけるベアリング134が軸間距離を変化させる方向へ移動可能な距離よりも大きい。
弾性部材の一例である加圧部材301は、ベアリング133とベアリング134の間に配置されて、ベアリング133とベアリング134とを、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104の軸間距離を拡大する方向に付勢する。加圧部材301は、軸受保持部材206に取り付けられているので、ベアリング133及びベアリング134を取り出した後の軸受保持部材206に加圧部材301が残る。
保持部の一例である円筒壁302は、軸受保持部材206に取り付けられて加圧部材301を伸縮方向に移動可能に保持する。加圧部材301は、コイルばねで構成され、コイルばねの一端部をベアリング133に当接させ、他端部をベアリング134に当接させている。規制部の一例である弾性部材303は、加圧部材301の伸縮方向の中間部を円筒壁302に拘束させて筒状部材内の一例である筒壁302内での移動を規制する。円筒壁302と弾性部材303とで、後述するように、ベアリング133、134を取り外した状態で加圧部材301が脱落しないように、加圧部材301を保持する保持手段を構成する。
(定着装置)
図2は実施例1の定着装置の構成の説明図である。図2に示すように、定着装置9は、定着ローラ101に加圧ローラ102を圧接して、記録材のニップ部Nを形成する。ニップ部Nは、未定着トナーKを担持した記録材Pを挟持搬送して、トナーを融解して記録材P上に画像を定着させる。
秤量が大きい記録材(厚紙)の定着に要する熱量は、秤量が小さい記録材(薄紙)に比べて大幅に多いため、定着時に定着ローラ101の熱量が多く奪われてその表面温度が低下し、定着不良が生じる。そのため、画像形成装置100において、特に秤量の大きい記録材での生産性を上げるためには、定着装置9の加熱性能を向上させる必要がある。定着ローラ101の表面温度低下は、定着ローラ101として金属製のパイプ状の芯金上にシリコンゴムやフッ素ゴム等の耐熱性の弾性層を形成している場合、芯金や弾性層の熱伝導率が低いことが原因の一つである。定着ローラ101の芯金内に設けられたハロゲンヒータ111の熱が、芯金や弾性層に遮られて、定着ローラ101表面に伝わりににくくなる。
定着ローラ101に弾性層を設けない場合、弾性層が無い分表面温度低下は小さいが、芯金の厚みが大きくなるほど熱を遮るので、同様に表面温度低下が発生する。又、定着ローラ101に弾性層が無い場合、凹凸の大きい記録材において、凹部のトナーと定着ローラが接触しにくく、凹部のトナーが定着不良となり易い。カラー画像においては、画像の表面を均一に溶融することができないので、定着ムラ、光沢ムラ及び色ムラが発生して、画像品質が低下してしまう問題もある。このため、様々な記録材への対応性、画像品質から定着ローラ101に弾性層を設けることが好適である。
定着ローラ101は、芯金101aの外周面にシリコンゴムの弾性層101bを配置し、弾性層101bの表面を離型層101cで被覆している。定着ローラ101は、不図示のギア列を含む駆動機構141に駆動されて、矢印A方向に300mm/secのプロセススピードで回転する。
加圧ローラ102は、芯金102aの外周面にシリコンゴムの弾性層102bを配置し、弾性層102bの表面を離型層102cで被覆している。加圧ローラ102は、駆動機構141に駆動されて矢印B方向に回転する。加圧ローラ102は、偏心カムを用いた不図示の加圧機構に駆動されて、定着ローラ101に対して接離する。不図示の加圧機構は、加圧ローラ102を所定の加圧力で定着ローラ101に加圧して、定着ローラ101と加圧ローラ102の間にニップ部Nを形成する。
ハロゲンヒータ111は、定着ローラ101の芯金101aの内部に非回転に配置される。サーミスタ121は、定着ローラ101に接触して配置されて定着ローラ101の表面温度を検出する。制御部140は、サーミスタ121の検出温度に応じてハロゲンヒータ111をON/OFF制御して、定着ローラ101の表面温度を記録材の種類に応じた所定の目標温度に維持する。
ハロゲンヒータ112は、加圧ローラ102の芯金102aの内部に非回転に配置される。サーミスタ122は、加圧ローラ102に接触して配置されて加圧ローラ102の表面温度を検出する。制御部140は、サーミスタ122の検出温度に応じてハロゲンヒータ112をON/OFF制御して、加圧ローラ102の表面温度を所定の目標温度に維持する。
(外部加熱ベルト)
図2に示すように、外部加熱ベルト105は、定着ローラ101の外周面に当接してニップ部Neを形成して、定着ローラ101を外部加熱する。外部加熱ベルト105は、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104から定着ローラ101へ熱伝導を行う接触面積を増やして、定着ローラ101の加熱効率を高める。外部加熱ベルト105は、ステンレス、ニッケル等の金属製の基層又はポリイミド等の樹脂製の基層を有する。基層の表面は、トナーの付着を防止するために、フッ素系樹脂を用いた耐熱性の摺動層で被覆されている。外部加熱ベルト105は、定着ローラ101の回転に伴って摩擦駆動されて、矢印C方向に従動回転する。
第一加熱ローラ103は、熱伝導率の高いアルミニウム、鉄、ステンレス等の金属で形成される。第一加熱ローラ103の中心を貫通させてハロゲンヒータ113が非回転に配置される。サーミスタ123は、第一加熱ローラ103に支持された外部加熱ベルト105に接触して温度を検出する。制御部140は、サーミスタ123の検出温度に応じてハロゲンヒータ113をON/OFF制御して、第一加熱ローラ103の温度を所定の目標温度に維持する。
第二加熱ローラ104は、熱伝導率の高いアルミニウム、鉄、ステンレス等の金属で形成される。第二加熱ローラ104の中心を貫通させてハロゲンヒータ114が非回転に配置される。サーミスタ124は、第二加熱ローラ104に支持された外部加熱ベルト105に接触して温度を検出する。制御部140は、サーミスタ124の検出温度に応じてハロゲンヒータ114をON/OFF制御して、第二加熱ローラ104の温度を所定の目標温度に維持する。
第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104の温度調整の目標温度は、定着ローラ101の温度調整の目標温度よりも高く設定される。第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104の表面温度が定着ローラ101の表面温度よりも高温に保たれているので、定着ローラ101の表面温度の降下に対して効率的に熱供給できる。厚紙の連続画像形成時、定着ローラ101の目標温度165℃に対して、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104の目標温度は230℃に設定される。第一加熱ローラ103と下流ローラ104の表面温度は、定着ローラ101の表面温度よりも75℃高く保たれる。
外部加熱ベルト105の表層は、記録材から移転(オフセット)したトナーや紙粉等の異物の付着によって汚れる。クリーニングローラ108は、表面に設けたシリコンゴム層にトナーや紙粉等の異物を吸着する。クリーニングローラ108は、所定の圧力で外部加熱ベルト105に押圧されて従動回転して外部加熱ベルト105の表面をクリーニングする。
(ローラ支持機構)
図3は外部加熱ベルトの接離機構の説明図である。図4は外部加熱ユニットの平面図である。
図3に示すように、外部加熱ユニット150は、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104に外部加熱ベルト105を掛け渡して張架する。外部加熱ベルト105は、定着ローラ101の回転に従動回転するように、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104によって回転自在に支持される。
外部加熱ベルト105は、接離機構200によって、定着ローラ101に対して当接/離間が可能である。接離機構200は、外部加熱ベルト105を介して第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104を定着ローラ101に圧接させる圧接機構を兼ねている。加圧アーム117は、支持軸203を中心にして、定着装置9の筐体フレーム9fに対して回動自在である。
加圧アーム117の回動端と定着装置9の筐体フレーム9fとの間に加圧ばね204が配置される。加圧ばね204は、加圧アーム117の回動端を押し下げて、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104を定着ローラ101に向かって付勢する。外部加熱ベルト105を介して第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104が定着ローラ101に圧接した状態で、加圧ばね204は、上流ローラ103と第二加熱ローラ104を総圧力392N(約40kgf)にて加圧する。
圧力解除カム205は、加圧アーム117の回動端の下面に当接している。制御部140は、モータ210を制御して圧力解除カム205を回動させて、加圧アーム117の回動端を昇降させる。圧力解除カム205が加圧アーム117から離間しているとき、加圧ばね204が加圧アーム117の回動端を押し下げて、外部加熱ベルト105を定着ローラ101に圧接させる。圧力解除カム205が加圧ばね204を縮めて加圧アーム117を押し上げるとき、外部加熱ベルト105が定着ローラ101から離間する。
(接離機構)
図2に示すように、外部加熱ベルト105は、通紙前のスタンバイ時には定着ローラ101から離間していることが好ましい。通紙前のスタンバイ時に定着ローラ101に外部加熱ベルト105が当接していると、定着ローラ101の外周面が外部加熱ベルト105によって偏って加熱されて定着ローラ101の外周面が所定の目標温度に達する。その結果、ハロゲンランプ111がOFFして定着ローラ101内部の温度が低下する。この状態で通紙が開始されると、通紙初期において定着ローラ101の表面温度が急激に低下して、定着不良が発生し易くなる。このため、外部加熱ベルト105を定着ローラ101に対して、着脱する接離機構200が必要となる。
図3に示すように、定着装置9は、定着ローラ101に対して外部加熱ベルト105を当接/離間可能に配置している。定着ローラ101の外周面には、外部加熱ユニット150が配置されている。外部加熱ユニット150は、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104とに外部加熱ベルト105を張架している。加圧ばね204a、204bは、外部加熱ユニット150を定着ローラ101に向かって所定の加圧力で押圧して、外部加熱ベルト105を定着ローラ101に当接させる。接離機構200は、外部加熱ユニット150を下降/上昇させて、外部加熱ベルト105を定着ローラ101に対して当接/退避させる。
図4に示すように、軸受保持部材206aは、第一加熱ローラ103及び第二加熱ローラ104の奥側の端部を回転自在に保持する。軸受保持部材206aは、回転軸207aによって加圧アーム117aに対して回転自在に支持される。軸受保持部材206bは、第一加熱ローラ103及び第二加熱ローラ104の手前側の端部を回転自在に保持する。軸受保持部材206bは、回転軸207bによって加圧アーム117bに対して回転自在に支持される。
本体側板202の間にシャフト203が配置される。加圧アーム117aは、シャフト203を中心にして回転自在に支持され、加圧ばね204aによる加圧力を受けて定着ローラ101の方向に付勢される。加圧アーム117bは、シャフト203を中心にして回転自在に支持され、加圧ばね204bによる加圧力を受けて定着ローラ101の方向に付勢される。
(接離機構の制御)
画像形成装置は、厚紙など坪量(単位面積当たり重量)の大きな記録材でも、高い生産性(単位時間当たりのプリント枚数)を求められる。坪量の大きな記録材で生産性を上げるためには、定着装置9における加熱処理を高速化する必要がある。しかし、坪量の大きな記録材は、熱を多く奪うため、定着に要する熱量が、普通紙等に比べて大きくなる。
図3に示すように、定着装置9は、外部加熱ベルト105を定着ローラ101から離間させた状態で、次の画像形成ジョブを待機する。画像形成装置(100)に画像形成ジョブが送信されると、画像形成装置(100)内の各装置で準備動作が開始され、定着装置9で加熱動作が開始される。加熱動作において定着ローラ101、加圧ローラ102、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104がそれぞれの目標温度に達すると、外部加熱ベルト105を定着ローラ101に加圧当接させて画像形成ジョブが開始される。その後、画像形成ジョブが終了すると、定着ローラ101から外部加熱ベルト105を離間して、次の画像形成の開始時まで保持する。
制御部140は、モータ210を制御して圧力解除カム205を回転させる。圧力解除カム205の回転に伴って加圧アーム117a、117bが昇降して、外部加熱ベルト105が定着ローラ101に対して当接/退避する。
(保持部材)
図5は保持部材の構成の説明図である。図2に示すように、実施例1では、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104との間に加圧部材301を配置している。加圧部材301は、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104の間隔を広げる方向に力を付与する。
図5に示すように、第一加熱ローラ103の軸端を回転自在に支持するベアリング133は、軸受保持部材206に緩く保持された状態で、軸受保持部材206へベアリング133を拘束させるためのベアリングカバー209に挟まれている。第二加熱ローラ104の軸端を回転自在に支持するベアリング134は、軸受保持部材206にがたつきなく保持された状態で、軸受保持部材206へベアリング133を拘束させためのベアリングカバー209に挟まれている。
軸受保持部材206の長円凹部206hは、ベアリング133の直径よりも長く形成されているので、定着ローラ101に当接した際の第一加熱ローラ103と軸受保持部材206の間には水平方向の隙間303a、303bが形成されている。第二加熱ローラ104のベアリング134は、軸受保持部材206に対して隙間無く固定されている。
ベアリングカバー209は、一端が回動軸209aで軸受保持部材206に軸支されて軸受保持部材206との間隔を開閉可能である。ベアリングカバー209の他端は、ピン209bを挿入して軸受保持部材206に係合している。ピン209bを抜くことで、ベアリングカバー209を下方へ開いてベアリング133、134を下方へ取り出し可能である。
このような構成とすることで、第二加熱ローラ104を固定側として、第一加熱ローラ103を従動させている。これにより、定着ローラ101に当接した際は外部加熱ベルト105と定着ローラ101の密着性を向上し、定着ローラ101から退避した際は大きな離間量を必要とせずに、外部加熱ベルト105を退避することが可能になる。
(加圧部材)
図6は加圧部材の配置の説明図である。図5に示すように、加圧部材301は、軸受保持部材206に形成された略円筒状の円筒壁302の内部に配置されることにより、加圧部材301の加圧方向に対する垂直方向への移動を規制されている。円筒壁302は、加圧部材301を、第一加熱ローラ103のベアリング133と第二加熱ローラ104のベアリング134の間に位置決めて保持している。
図6に示すように、加圧部材301は、バネ鋼材をω形状に成型した固定手段でもある弾性部材303を用いて、円筒壁302内に位置決め固定されている。即ち、コイルばねである加圧部材301は、弾性部材303により、一端部と他端部との間が円筒壁302を介して軸受保持部材206に対して固定される。弾性部材303の中央の突起部が、円筒壁302の穴302hを通じて、加圧部材301のコイル隙間に差し込まれることにより、加圧部材301の伸縮方向の移動が規制されている。弾性部材303の両端の脚部は、円筒壁302の外周面に巻き付いて、円筒壁302上に弾性部材303を保持している。加圧部材301は、圧縮バネである。弾性部材303は、この圧縮バネの伸縮を妨げないように、作動時の圧縮バネのコイルの間隔より弾性部材303の線径が太くならないように設計している。
(実施例1の効果1)
図7は外部加熱ベルトのたるみの説明図である。図7中、(a)は実施例1、(b)は比較例1である。
図7の(a)に示すように、実施例1では、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104の間を広げる方向に力をかけて外部加熱ベルト105に張力を付与する構成がある。このため、外部加熱ベルト105が定着ローラ101から退避したとき、外部加熱ベルト105の張力が保たれて外部加熱ベルト105はたるまない。
実施例1では、外部加熱ベルト105が定着ローラ101から退避した際に、加圧部材301が第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104の軸間距離を広げる。加圧部材301が、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104の接線方向に外部加熱ベルト105を引っ張って、外部加熱ベルト105に張りが付与される。よって、実施例1では、定着ローラ101から外部加熱ベルト105を完全に離間させるための、外部加熱ユニット150の退避量が小さくて済む。
図7の(b)に示すように、比較例1では、外部加熱ベルト105を懸架する第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104の間を広げる方向に力をかけて外部加熱ベルト105に張力を付与する構成がない。このため、外部加熱ベルト105が定着ローラ101から退避したとき、外部加熱ベルト105が張力を失って外部加熱ベルト105が垂れ下がる。
比較例1では、定着ローラ101に当接した際に、定着ローラ101表面に外部加熱ベルト105を密着させるために、定着ローラ101から退避させた時に定着ローラ101の曲率の分だけ外部加熱ベルト105がゆるむ。離間時に定着ローラ101から外部加熱ベルト105を完全に退避させるためには、外部加熱ベルト105の退避量を非常に大きくする必要がある。比較例1では、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104の軸間距離が一定に保たれている。このため、外部加熱ベルト105が定着ローラ101から退避したとき、外部加熱ベルト105にゆるみが生じ、定着ローラ101に近づく方向に外部加熱ベルト105が垂れ下がる。
よって、比較例1では、定着ローラ101から外部加熱ベルト105を完全に離間させるためには、外部加熱ユニット150の退避量を大きくする必要がある。外部加熱ユニット150の退避量を大きくすると、定着ローラ101を設置するスペースを広く取らなければならない。定着装置9の構成が大きくなり、定着装置9自体のサイズが大きくなる。
(実施例1の効果2)
図8は第一加熱ローラの移動の説明図である。
図8に示すように、実施例1では、定着ローラ101に対する外部加熱ベルト105の当接/退避に伴う軸間距離の変動において、第二加熱ローラ104を固定側にして、第一加熱ローラ103を移動側にしている。定着ローラ101に外部加熱ベルト105を当接させたときに、第二加熱ローラ104は、軸受保持部材206によって位置を固定されているために動かない。しかし、第一加熱ローラ103は、軸受保持部材206との間に軸間距離方向の隙間があるため、定着ローラ101に当接した際に、第一加熱ローラ103は、外部加熱ベルト105に引っ張られて第二加熱ローラ104に近づく方向に移動する。第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104の間の外部加熱ベルト105が定着ローラ101に密着する位置に第一加熱ローラ103が移動して、所望のニップ長さの全体で密着性を得ることができる。よって、実施例1では、定着ローラ101へ当接させた際の外部加熱ベルト105の密着性を向上することが可能になる。
比較例2では、定着ローラ101に対する外部加熱ベルト105の当接/退避に伴う軸間距離の変動において、第一加熱ローラ103を固定側にして、第二加熱ローラ104を移動側にしている。定着ローラ101に外部加熱ベルト105を当接させたときに、第二加熱ローラ104が第一加熱ローラ103に近づく方向に移動する。この場合、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104の間の外部加熱ベルト105の張力が実施例1に比較して大きく変動するため、所望のニップ長さの全体で密着性を得ることができない。よって、比較例2では、定着ローラ101へ当接させた際の外部加熱ベルト105の密着性が低くなる。
実施例1では、通紙スタンバイ時に定着ローラ101から外部加熱ベルト105を完全に離間しても、外部加熱ベルト105が弛んでしまわない。外部加熱ベルト105の離間量を小さくして、外部加熱ベルト105の設置スペースを小さくまとめることができる。
外部加熱ベルト105を含む交換ユニットの組立性及び外部加熱ベルト105の交換性の向上が実現される。
(組み立て手順)
図9は加圧部材の取り付け工程の説明図である。図10は弾性部材の取り付け工程の説明図である。図11は外部加熱ベルトの取り付け工程の説明図である。図5に示すように、実施例1の構成では、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104の軸間距離を広げる方向に加圧する加圧部材301が非常に重要な役割を果たしている。実施例1では、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104の両端部において、ベアリング133とベアリング134との間に、加圧部材301を押し縮めつつ容易に配置できる。
図9に示すように、軸受保持部材206に固定された円筒壁302の内部に加圧部材301を配置する。軸受保持部材206に固定された円筒壁302によって加圧部材301が保持されるので、コイルばねの加圧部材301は伸縮が自在である。軸受保持部材206の上下を反転させても加圧部材301が円筒壁302から脱落せずに、加圧部材301の両端部が一定の位置に位置決められる。即ち、加圧部材301は、円筒壁302により、ベアリング133、134を取り出した状態で脱落しないように保持される。
図10に示すように、加圧部材301を伸縮方向の中央位置に位置決めて、円筒壁302に形成された穴302hに弾性部材303の中央の突起部を差し込んで円筒壁302の外周面に弾性部材303の両端の脚部を嵌め込む。このとき、弾性部材303の中央の突起部は、加圧部材301のコイル隙間に挿入されて、加圧部材301の伸縮方向の移動を規制する。即ち、加圧部材301は、弾性部材303により、ベアリング133、134に当接していない時に、加圧部材301が付勢する方向(伸縮方向)の移動が規制される。
図11の(a)に示すように、外部加熱ベルト105を第一加熱ローラ103及び第二加熱ローラ104に通し、第一加熱ローラ103及び第二加熱ローラ104の両端部にベアリング133、134を装着する。外部加熱ベルト105、第一加熱ローラ103、第二加熱ローラ104、及びベアリング133、134を組み立てた状態で、軸受保持部材206の上方から軸受保持部材206に取り付ける。
実施例1では、加圧部材301が軸受保持部材206に形成された円筒壁302に配置され、弾性部材303によって位置を規制される。このため、外部加熱ベルト105を挿入した第一加熱ローラ103及び第二加熱ローラ104を軸受保持部材206に組み付ける際にベアリング133、134が加圧部材301に接触しても、大きく加圧部材301の位置がずれることがない。よって、実施例1の構成によれば、外部加熱ベルト105を挿入した第一加熱ローラ103及び第二加熱ローラ104を軸受保持部材206に組み付ける作業が容易になる。
実施例1では、加圧部材301及び弾性部材303は円筒壁302に常時取り付けておくことで、外部加熱ベルト105を交換する作業が極めて容易になる。ただし、弾性部材303は、組立後に取り外して保管し、次回の交換時に再度、弾性部材303を取り付けて交換作業を実施してもよい。
図11の(b)に示すように、比較例3では、加圧部材301の伸縮方向の位置が規制されていない。このため、軸受保持部材206の上方から外部加熱ベルト105を軸受保持部材206に組み付ける際に、ベアリング133、134が加圧部材301に接触した瞬間に加圧部材301の伸縮方向の位置が大きくずれることがある。円筒壁302から加圧部材301が抜け落ちて、第一加熱ローラ103又は、第二加熱ローラ104の下側に潜り込んで見失う可能性がある。このため、非常に組み立てることが困難である。
(実施例1の効果3)
実施例1では、加圧部材301を設けて第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104とを軸間距離が広がる方向に加圧するとともに、上流側の第一加熱ローラ103を移動可能に配置している。これにより、外部加熱ベルト105が定着ローラ101から退避した際に、第一加熱ローラ103の移動によって外部加熱ベルト105に張りが付与されて外部加熱ベルト105のたるみが防止される。外部加熱ベルト105が定着ローラ101から退避した際に、外部加熱ベルト105のたるみが防止されるために、外部加熱ベルト105の退避量を小さくできる。
実施例1では、第一加熱ローラ103と第二加熱ローラ104の間に加圧部材301を伸縮自在に保持するための円筒壁302を設け、且つ、加圧部材301の伸縮方向の位置ずれを防止するための弾性部材303を設けている。外部加熱ベルト105に張力を付与するための圧縮バネの固定を加圧する方向と垂直となる方向への脱落を防止するために円筒壁302を設け、且つ、圧縮バネの抜け落ちを防止するために、ω形状のばねを設けている。これにより、加圧部材301が第一加熱ローラ103を正常に加圧できるように、加圧部材301の位置が自動調整されるため、定着装置9の組立性および部品交換性を向上することが可能になる。
実施例1では、複写機、プリンタ、複合機等の画像形成装置に対して、高速化、高画質化、カラー化、省エネルギー化等を実現できる。また、厚紙やラフ紙、エンボス紙、コート紙等の様々な記録材に対応できるマルチメディア対応性、及び高い生産性(単位時間当たりのプリント枚数)を実現できる。
実施例1では、外部加熱ベルト105を用いて補助加熱するため、厚紙を定着する際に、記録材が定着装置を通過する速度を低くして定着処理を行わなくても、定着性(トナーと記録材との接着力)を確保できる。実施例1では、定着ローラ101への熱量の供給を向上するために挙げた従来技術の問題点を解決できる。
実施例1では、外部加熱ベルト105で定着ローラ101に熱量を供給する構成において、外部加熱ベルト105を張架する加熱ローラ間にテンションをかけ、どちらか一方の加熱ローラを移動可能にする。このため、外部加熱ベルト105が定着ローラ101から退避している際の外部加熱ベルト105のゆるみを防止できる。
外部加熱ベルト105の離間量を小さくするとともに、定着ローラ101に外部加熱ベルト105が当接した際の密着性が高められる。定着装置9の構成を組み立てる際の組立性および交換性が向上する。
<実施例2>
図12は実施例2の弾性部材の説明図である。図12に示すように、円筒壁302に加圧部材301を位置決めする弾性部材303は、実施例1のωリングには限らず、ピン、ねじ、Cリング等に置き換え可能である。
本発明は、第一ローラ部材の軸受部材と第二ローラ部材の軸受部材との間に弾性部材を配置してベルト部材に必要な張力を付与している限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
したがって、回転体(ローラ部材又はベルト部材)の加熱手段は、ハロゲンヒータには限らない。回転体及びベルト部材に誘導加熱層を設けて交番磁束により誘導加熱してもよい。本発明におけるベルト部材は、回転体の加熱用途には限らない。回転体の回転軸線方向の温度分布を平均化する均熱用途、回転体の冷却を促進する冷却用途でも実施できる。回転体は定着ローラには限らず、記録材の画像面の裏面を加熱する加圧ローラでもよい。
像加熱装置は、定着装置の他に、半定着又は定着済画像の光沢や表面性を調整する表面加熱装置を含む。定着済画像が形成された記録材のカール除去装置も含む。画像加熱装置は、画像形成装置に組み込む以外に、単独で設置、操作される1台の装置又はコンポーネントユニットとして実施できる。画像形成装置は、モノクロ/フルカラー、枚葉型/記録材搬送型/中間転写型、トナー像形成方式、転写方式の区別無く実施できる。本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途の画像形成装置で実施できる。
9 定着装置、11 二次転写ローラ
101 定着ローラ、102 加圧ローラ
103 第一加熱ローラ、104 第二加熱ローラ
105 外部加熱ベルト、108 クリーニングローラ
111、112、113、114 ハロゲンヒータ
130 中間転写ベルト、150 外部加熱ユニット
204 加圧ばね、205 圧力解除カム、206 軸受保持部材
207 回転軸、209 加熱ローラ固定部材
301 加圧部材、302 円筒壁、303 弾性部材
K トナー、P 記録材、Pa、Pb、Pc、Pd 画像形成部

Claims (9)

  1. 記録材に当接して回転する回転体と、
    前記回転体の外周面に当接して、前記回転体を加熱する無端状のベルト部材と、
    前記ベルト部材の内側に配置され、前記ベルト部材を回転可能に支持する第一ローラ部材及び第二ローラ部材と、
    前記第一ローラ部材の端部を回転自在に支持する第一軸受部材と、
    前記第二ローラ部材の端部を回転自在に支持する第二軸受部材と
    前記第一軸受部材と前記第二軸受部材とに当接可能で、前記第一軸受部材と前記第二軸受部材とを、前記第一ローラ部材と前記第二ローラ部材の軸間距離を拡大する方向に付勢する弾性部材と
    前記弾性部材が前記第一軸受部材及び前記第二軸受部材に当接していない時に、前記弾性部材の付勢方向に前記弾性部材が移動することを規制する規制部と、を備えることを特徴とする画像加熱装置。
  2. 前記第一軸受部材及び前記第二軸受部材を取り出し可能に保持する軸受保持部材と、
    第一軸受部材及び前記第二軸受部材を取り出した状態で前記弾性部材が脱落しないように、前記弾性部材を保持する保持手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像加熱装置。
  3. 前記保持手段は、前記規制部と、前記弾性部材を保持する保持部とを有することを特徴とする請求項2に記載の画像加熱装置。
  4. 前記弾性部材は、コイルばねで構成され
    前記規制部は、前記コイルばねの伸縮方向の中間部の位置を拘束することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像加熱装置。
  5. 記録材に当接して回転する回転体と、
    前記回転体の外周面に当接して、前記回転体を加熱する無端状のベルト部材と、
    前記ベルト部材の内側に配置され、前記ベルト部材を回転可能に支持する第一ローラ部材及び第二ローラ部材と、
    前記第一ローラ部材の端部を回転自在に支持する第一軸受部材と、
    前記第二ローラ部材の端部を回転自在に支持する第二軸受部材と、
    前記第一軸受部材及び前記第二軸受部材を保持する軸受保持部材と、
    伸縮する方向の一端部を前記第一軸受部材に、他端部を前記第二軸受部材にそれぞれ当接可能で、前記第一軸受部材と前記第二軸受部材とを、前記第一ローラ部材と前記第二ローラ部材の軸間距離を拡大する方向に付勢するコイルばねと、
    前記コイルばねの一端部と他端部との間を前記軸受保持部材に対して固定する固定手段と、を備えることを特徴とする画像加熱装置。
  6. 記録材に当接して回転する回転体と、
    前記回転体の外周面に当接して、前記回転体を加熱する無端状のベルト部材と、
    前記ベルト部材の内側に配置され、前記ベルト部材を回転可能に支持する第一ローラ部材及び第二ローラ部材と、
    前記第一ローラ部材の端部を回転自在に支持する第一軸受部材と、
    前記第二ローラ部材の端部を回転自在に支持する第二軸受部材と、
    前記第一軸受部材及び前記第二軸受部材を取り出し可能に保持する軸受保持部材と、
    前記第一軸受部材と前記第二軸受部材とに当接可能で、前記第一軸受部材と前記第二軸受部材とを、前記第一ローラ部材と前記第二ローラ部材の軸間距離を拡大する方向に付勢する弾性部材と、
    第一軸受部材及び前記第二軸受部材を取り出した状態で前記弾性部材が脱落しないように、前記弾性部材を保持する保持手段と、を備えることを特徴とする画像加熱装置。
  7. 前記回転体は、金属ローラ部材と、前記金属ローラ部材の外側に配置された弾性層と、前記金属ローラ部材を加熱する加熱手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  8. 前記第一ローラ部材を加熱する第一ローラ加熱手段と、前記第二ローラ部材を加熱する第二ローラ加熱手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  9. 前記ベルト部材を移動させて前記回転体に対して前記ベルト部材を接離させる接離機構を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
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