JP2004036801A - 加熱ロールユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

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Koichi Kimura
木村 晃一
Masataka Konishi
小西 正孝
Keiichiro Sato
佐藤 啓一郎
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Abstract

【課題】加熱ロールユニットを水平な平面上に置いたときに、加熱ロールの表面が床に接触しないようにして、加熱ロールの損傷を防止すること。加熱ロールの交換およびヒータの交換作業を容易に行えるようにすること。
【解決手段】内部に直線状のヒータh1,h2を収容する円筒状の加熱ロールFhの軸方向両端部にそれぞれ連結された円筒状の一対のベアリング11F,11Rと、前記一対のベアリング11F,11Rの前記各アウタレースにそれぞれ装着されるとともに前記ヒータh1,h2の端部を支持するヒータ支持部41d,43dを有する一対の装着部材MF,MRとを有し、前記一対の装着部材MF,MRは水平な平面上に安定した状態で載置される被載置部材41c,43cを有し、前記被載置部材41c,43cが平面上に支持された状態では前記加熱ロールFh表面が前記平面から離れた状態に保持されるように構成された加熱ロールユニット。
【選択図】  図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真式の画像形成装置の加熱ロールユニットおよび定着装置に関し、特に、加熱ロールやその内部に配置されるヒータの交換を容易に行える加熱ロールユニットおよび前記加熱ロールユニットを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置の定着装置の加熱ロールやその内部に配置されるヒータ等を、安全且つ容易に交換できる技術としては、次の技術が従来公知である。
(J01)特開平6−11984号公報記載の技術
この公報に記載された画像形成装置の定着装置では、定着装置の加熱ロールをV字型のガイド溝に沿って上方から下方の加圧ロールに向けて挿入して、所定の位置にセットしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(前記(J01)記載の技術の問題点)
加熱ロールの梱包を開封した後等に加熱ロールを取り扱う作業を行う場合、加熱ロールを床に一時的に置くような時に、加熱ロール表面が床に接触して傷がつく懸念がある。
本発明は、前述の事情に鑑み、画像形成装置の加熱ロールユニットおよび定着装置において、次の記載内容(O01),(O02)を課題とする。
(O01)加熱ロールユニットを水平な平面上に置いたときに、加熱ロールの表面が床に接触しないようにして、加熱ロールの損傷を防止すること。
(O02)加熱ロールの交換およびヒータの交換作業を容易に行えるようにすること。
【0004】
【課題を解決するための手段】
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
【0005】
(本発明)
前記課題を解決するために、本発明の加熱ロールユニットは、次の構成要件(A01)〜(A04)を備えたことを特徴とする。
(A01)内部にヒータ(h1,h2)を収容する円筒状の加熱ロール(Fh)、(A02)前記加熱ロール(Fh)の軸方向両端部にそれぞれ連結された円筒状の一対のベアリング(11F,11R)であって、インナレースおよびアウタレースを有し、前記インナレースが前記加熱ロール(Fh)の端部に連結された前記一対のベアリング(11F,11R)、
(A03)前記一対のベアリング(11F,11R)の前記各アウタレースにそれぞれ装着されるとともに前記ヒータ(h1,h2)の端部を支持するヒータ支持部(41d,42d,43d,44d)を有する一対の装着部材(MF,MR)、
(A04)水平な平面上に安定した状態で載置される被載置部材(41c,43c)を有し、前記被載置部材(41c,43c)が前記水平な平面上に支持された状態では前記加熱ロール(Fh)表面が前記平面から離れた状態に保持されるように構成された前記一対の装着部材(MF,MR)。
【0006】
前記構成要件(A01)〜(A04)を備えた本発明の加熱ロールユニットでは、円筒状の加熱ロール(Fh)は、内部にヒータ(h1,h2)を収容する。インナレースおよびアウタレースを有する円筒状の一対のベアリング(11F,11R)は、前記インナレースが加熱ロール(Fh)の両端部に連結される。前記一対のベアリング(11F,11R)の前記各アウタレースにそれぞれ装着される一対の装着部材(MF,MR)は、ヒータ支持部(41d,42d,43d,44d)を有し、前記ヒータ(h1,h2)の端部を支持する。
前記加熱ロールユニット(UF)は、それを床に載置したときに、加熱ロール(Fh)表面が床に接触しないので、加熱ロール(Fh)表面の損傷を防止することができる。したがって、加熱ロールユニット(UF)の取扱作業が容易になるので、加熱ロール(Fh)の交換や、ヒータ(h1,h2)の交換作業も容易になる。
【0007】
本発明の加熱ロールユニットは、次の構成要件(A05)を備えることができる。
(A05)作業者が手でつかむことが可能な取っ手(42c,44c)を有する前記装着部材(MF,MR)。
前記構成要件(A05)を備えた本発明の加熱ロールユニットでは、前記取っ手(42c,44c)を利用することにより、加熱ロールユニット(UF)の取扱作業が容易になるので、加熱ロール(Fh)の交換や、ヒータ(h1,h2)の交換作業も容易になる。
【0008】
本発明の加熱ロールユニットは、次の構成要件(A06)を備えることができる。
(A06)前記ベアリング(11F,11R)の軸に対して互いに反対側に配置された被載置部材(41c,43c)と取っ手(42c,44c)とを有する前記装着部材(MF,MR)。
前記構成要件(A06)を備えた本発明の加熱ロールユニットでは、装着部材(MF,MR)に互いに反対側に配置された被載置部材(41c,43c)と取っ手(42c,44c)が設けられているので、加熱ロールユニット(UF)の取扱作業が容易である。
【0009】
本発明の加熱ロールユニットは、次の構成要件(A07)を備えることができる。
(A07)加熱ロール支持フレーム(10F,10R)に対する位置決めを行うための装着部材側係合部(41b,43b)を有し、前記装着部材側係合部(41b,43b)が前記加熱ロール支持フレーム(10F,10R)に設けたフレーム側係合部(10Fb,10Rb)に係合した状態で前記加熱ロール支持フレーム(10F,10R)に連結される前記一対の装着部材(MF,MR)。
前記構成要件(A07)を備えた本発明の加熱ロールユニットでは、前記装着部材側係合部(41b,43b)とフレーム側係合部(10Fb,10Rb)とを係合させることにより、加熱ロールユニットUFと加熱ロール支持フレーム(10F,10R)との位置決めを容易に行うことができる。
【0010】
本発明の画像形成装置は前記本発明の加熱ロールユニット(UF)を有する定着装置(F)を備えているので、加熱ロールユニット(UF)の取扱作業が容易であり、加熱ロール(Fh)の交換やヒータ(h1,h2)の交換作業を容易に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例)
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、左方、右方、上方、下方、または、前側、後側、左側、右側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
【0012】
(実施の形態1)
図1は本発明の加熱ロールユニットの実施の形態1を備えた画像形成装置の縦断面図である。
図1において、画像形成装置Uは、上面にプラテンガラス(透明な原稿台)PGを有する画像形成装置本体としてのデジタル式の複写機U1と、前記プラテンガラスPG上に着脱自在に装着される自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダ、ADF)U2とを備えている。
前記自動原稿搬送装置U2は、複写しようとする複数の原稿Gが重ねて載置される原稿給紙トレイTG1を有している。前記原稿給紙トレイTG1に載置された複数の各原稿Gは順次プラテンガラスPG上の複写位置を通過して原稿排紙トレイTG2に排出されるように構成されている。
【0013】
前記複写機U1は、UI(ユーザインタフェース)と、前記プラテンガラスPGの下方に順次配置された画像読取部としてのIIT(イメージインプットターミナル)および画像記録用作動部としてのIOT(イメージアウトプットターミナル)と、前記IITまたはIOTに設けられたIPS(イメージプロセッシングシステム)とを有している。
複写機本体U1上面の透明なプラテンガラスPGの下方に配置された原稿読取装置としてのIITは、プラテンレジ位置(OPT位置)に配置された露光系レジセンサ(プラテンレジセンサ)Sp、および露光光学系Aを有している。
【0014】
前記露光光学系Aは、その移動および停止が露光系レジセンサSpの検出信号により制御され、常時はホーム位置に停止している。
前記自動原稿搬送装置(オートドキュメントフィーダ)U2を使用して複写を行うADFモードの場合は、前記露光光学系Aはホーム位置に停止した状態で、プラテンガラスPG上の複写位置を順次通過する各原稿Gを露光する。
原稿Gを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行うプラテンモードの場合、露光光学系Aは移動しながらプラテンガラスPG上の原稿を露光走査する。
露光された前記原稿Gからの反射光は、前記露光光学系Aを通ってCRD(固体撮像素子)上に収束される。前記CRDは、その撮像面上に収束された原稿反射光を電気信号に変換する。
【0015】
また、IPSは、前記CRDから入力された読取画像信号をデジタルの画像書込信号に変換してIOTのレーザ駆動信号出力装置DLに出力する。
前記レーザ駆動信号出力装置DLは、入力された画像データに応じたレーザ駆動信号をROS(光書込走査装置、または画像書込装置)に出力する。
【0016】
前記ROSの下方に配置された感光体ドラム(本実施例のトナー像担持体)PRは、矢印Ya方向に回転する。前記感光体ドラムPR表面は、帯電領域Q0において帯電器(チャージロール)CRにより例えば−(マイナス)700Vに帯電された後、潜像書込位置Q1において前記ROS(画像書込装置)のレーザビームLにより露光走査されて例えば−300Vの静電潜像が形成される。前記感光体ドラムPRへのレーザビームLによる潜像形成は、用紙センサ(図示せず)が用紙先端を検知してから所定の時間経時後に開始される。前記静電潜像が形成された感光体ドラムPR表面は回転移動して現像領域Q2、転写領域Q4を順次通過する。
【0017】
前記現像領域Q2において前記静電潜像を現像する現像器Dは、−(マイナス)帯電極性のトナーおよびプラス帯電極性のキャリアを含む現像剤を現像ロールR0により現像領域Q2に搬送し、前記現像領域Q2を通過する静電潜像をトナー像Tnに現像する。
前記転写領域Q4において前記感光体ドラムPRに対向する転写ロールTRは、感光体ドラムPR表面のトナー像を用紙Sに転写する部材であり、現像器Dで使用される現像用のトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧が電源回路Eから供給される。前記電源回路EはコントローラCにより制御される。
【0018】
給紙トレイTR1〜TR3に収容された用紙S、または両面記録の場合に使用される反転トレイTR0に一時的に収容された用紙Sは、シート供給路SH1により前記転写領域Q4に搬送される。すなわち、前記各トレイTR0〜TR3の用紙Sは、所定のタイミングでピックアップロールRpにより取り出され、さばきロールRsで1枚づつ分離されて、複数の搬送ロールRaによりレジロールRrに搬送される。
前記レジロールRrに搬送された用紙Sは、前記感光体ドラムPR上のトナー像が転写領域Q4に移動するのにタイミングを合わせて、転写前シートガイドSG1から転写領域Q4に搬送される。
【0019】
前記感光体ドラムPR表面に現像されたトナー像Tnは、前記転写領域Q4において、転写ロールTRにより用紙Sに転写される。転写後、感光体ドラムPR表面は、感光体クリーナCL1によりクリーニングされて残留トナーが除去され、次に感光体除電器JLにより除電されてから前記帯電ロールCRにより再帯電される。
【0020】
転写領域Q4において転写ロールTRによりトナー像が転写された前記用紙Sは、感光体ドラムPR表面から剥離され、シートガイドSG2、シート搬送ベルトBHにより定着領域Q5に搬送される。定着領域Q5を通過する用紙Sは、定着装置Fにより加熱定着される。
【0021】
定着装置Fの下流側に配置された切替ゲートGT1は、前記定着装置Fを通過した用紙Sの搬送方向を用紙排出路SH2または用紙反転路SH3のいずれかの方向に切り替える。前記用紙排出路SH2に搬送された用紙Sは複数の搬送ロールRaにより排紙トレイTRhに排出される。両面複写の場合、1面目のトナー像が転写された用紙Sは、用紙反転路SH3で反転された後、用紙循環路SH4を通って前記転写領域Q4に再送され、2面目にトナー像が転写される。
なお、前記符号SH1〜SH4,Rp,Rs,Rr,Ra,GT1等で示す構成要素から用紙搬送装置SHが構成される。
【0022】
(定着装置)
図2は前記図1の定着装置を斜め前方から見た斜視図である。
図3は前記図2のIII−III線断面図である。
図4は前記図1の定着装置のケースの一部および加熱ロール前後両端部に装着する装着部材を外した正面図で、加熱ロールと加圧ロールとの圧接状態を示す図である。
図5は前記図4に示す回動可能な前側回動基板(前側加熱ロール支持フレーム)を太い実線で示した図である。
図6は前記図5に示す回動基板を上方に回動させた状態を示す図である。
図7は定着装置の前側および後側の回動基板(加熱ロール支持フレーム)に加熱ロールユニットを装着する方法の説明図で、J型プレート2F,2Rとそれに支持される前側および後側の回動基板を上方に回動させた状態を示す図である。
【0023】
図2〜図4において、定着装置Fは水平なベース1を有しており、ベース1の前後両端部(図2参照)に鉛直なJ型プレート2F,2R(図6、図7参照)が設けられている。
図6、図7において前側のJ型プレート2Fは、それぞれ右側部分2Faと左側部分2Fbとを有しており、右側部分2Faは左側部分2Fbよりも上方に延びている。前記右側部分2Faと左側部分2Fbとの間にはベアリング収容溝2Fcが形成されている。後側のJ型プレート2Rは、前記前側のJ型プレート2Fと同様に構成されている。すなわち、右側部分2Raは左側部分2Rbよりも上方に延びており、前記右側部分2Raと左側部分2Rbとの間にはベアリング収容溝2Rc(図7参照)が形成されている。
【0024】
図2〜図6において、前記前側および後側のJ型プレート2F,2Rの下部外側面には、U字型のガイド基板3F,3Rが接合されている。前記ガイド基板3F,3Rには、軸受支持部3Fa(図2、図4参照),3Ra(図3参照)が上方に開いてそれぞれ形成されている。前記ガイド溝3Faおよび3Raは、加圧ロールFpの外端部に装着されるベアリング4F,4R(図2参照)をガイドする溝である。
前記J型プレート2F,2Rおよびガイド基板3F,3Rには回動軸5F(図2,図4参照),5R(図3参照)が支持されており、前記回動軸5F,5Rには、昇降レバー6F(図2参照),6R(図3参照)がその右端部(Y端部)で回動可能に支持されており、昇降レバー6F,6Rの自由端にはカムフォロア7F(図2参照),7R(図3参照)が回転可能に支持されている。
【0025】
前後一対の軸受支持部3Fa(図4参照),3Ra(図3参照)にガイドされるベアリング4F,4R(図2参照)の下端は前記昇降レバー6F,6Rに支持されている。
前記J型プレート2F,2RにはX軸方向(前後方向)に延びるカムシャフト8(図2参照)が回転可能に支持されおり、カムシャフト8にはカム8F(図2参照),8R(図3参照)が装着されている。前記後部のJ型プレート2Rの後側に支持された図示しないモータおよび減速機構を有する昇降モータユニットは、カムシャフト8およびカム8F,8Rを回転させて、カムフォロア7F,7Rを上下方向に移動させる。
【0026】
前記カム8F,8Rが回転して、前記カムフォロア7F,7Rおよび昇降レバー6F,6Rが上昇した位置に移動すると、加圧ロールFpは加熱ロールFhに圧接する位置に移動する。なお、カム8F,8Rが回転して、カムフォロア7F,7Rが下降すると、加圧ロールFpが下降し、加圧ロールFpと加熱ロールFhとの間には1mm程度の隙間が形成されるように構成されている。
【0027】
図7において、前記J型プレート2F,2Rの左側部分2Fb,2Rbには支持軸9F,9Rにより回動基板(加熱ロール支持フレーム)10F,10Rが回動可能に支持されている。前記回動基板10F,10Rは上部連結板T(図2、図3参照)により連結されているので、前記回動基板10F,10Rおよび上部連結板T等は、前記支持軸9F,9R回りに一体的に回転するように構成されている。
回動基板10F、10Rには、前後一対のベアリング支持溝10Fa,10Ra(図2、図4に10Faのみ図示)が下方に開いて形成されており、ベアリング支持溝10Fa,10Raには、凹部(フレーム側係合部)10Fb,10Rb(図2、図4に10Fbのみ図示)が形成されている。前後一対のベアリング支持溝10Fa,10Raには、加熱ロールFhに装着されたベアリング11F,11Rが嵌合している。
【0028】
前記回動基板10Fには軸10Fc(図4参照)回りに回動可能な回動レバー12Fが装着されている。回動レバー12Fと同様の回動レバー12R(図示せず)が回動基板10Rに支持されている。
前記加熱ロールFh両端のベアリング11F,11Rが前記ベアリング支持溝10Fa,10Raに嵌合した状態を保持する部材である。ベアリング11F,11Rが前記ベアリング支持溝10Fa,10Raに装着された状態で、回動レバー12F,12Rの自由端部はネジ13F,13R(図4〜図6に13Fのみ図示)により回動基板10F,10R(図7参照)に固定される。
【0029】
図2〜図4において、J型プレート2F,2Rにはオイル塗布ロール21が回転可能に支持されている。オイル塗布ロール21は、多数の孔を有する金属ロール22とその外周面にオイル含浸層23とを有しており、このオイル含浸層23にオイル供給量制御層24が被覆されている。オイル塗布ロール21は加熱ロールFhに当接しており、オイル塗布ロール21内部に収容(充填)されたオイルがオイル塗布量制御層24を介して加熱ロールFhに塗布されるようになっている。
【0030】
図3〜図4において、回動基板10F、10Rには、ウエブ供給ロール25、ウエブ巻取ロール26、ウエブ支持ロール27が回転可能に支持されており、ウエブ巻取ロール26は回動基板10Rの後側面に支持されたウエブ巻取用モータユニット(図示せず)の駆動で回転するように構成されている。
ウエブ供給ロール25には加熱ロールFh表面のオイルを拭き取るウエブ29が巻かれており、ウエブ29はウエブ支持ロール27によりガイドされてウエブ巻取ロール26に巻き取られて、加熱ロールFh表面に残留したオイル等をクリーニングする。
【0031】
なお、図2〜図4において、前記J型プレート2F,2R(図2、図3参照)には定着領域Q5のシート搬送方向上流側に配置された定着前用紙ガイド30,31と、定着領域Q5の下流側のシート剥離部材32,33とが固定支持されている。
【0032】
(加熱ロールユニット)
図8は床面上に載置された状態の加熱ロールユニットの斜視図である。
図9は加熱ロールユニットの説明図で、図9Aは右側面図、図9Bは右側断面図、図9Cは前面図、図9Dは後面図、図9Eは前記図9AのIXE−IXE線断面図である。
図10は加熱ロールユニットの平断面図で、前記図9BのX−X線断面図である。
【0033】
図8、図9、図10において、加熱ロールユニットUFは、加熱ロールFhを有している。加熱ロールFhは、円筒状の加熱ロール本体36を有している。加熱ロール本体36は、軸方向中央部の大径中央部36aと、小径前端部36bと、小径後端部36cとを有している。前記大径中央部36aの外周面には耐熱性ゴム層37が形成されている。前記加熱ロール本体36および耐熱性ゴム層37により加熱ロールFhが構成されている。
前記小径前端部36bおよび小径後端部36cにはそれぞれベアリング(ボールベアリング)11F,11Rが装着されている。ベアリング11F,11Rは内側のインナーレースおよび外側のアウターレースを有しており、前記小径前端部36b,36cはインナーレースに挿入されている。前記アウターレースの外周面にはリング状のフランジ11Fa,11Raが突出して形成されている。
前記小径後端部36cの外端部にはギヤ38が装着されている。ギヤ38は、図示しないギヤと噛み合っており、その図示しないギヤから回転力が伝達されたときに加熱ロールFhと一体的に回転する。
【0034】
図10において、前記加熱ロールFh内部には消費電力の異なる2本の直線状のヒータ(ハロゲンヒータ)h1,h2が配置されており、ヒータh1およびh2の両端部にはヒータ端子h1a,h1aおよびh2a,h2aが設けられている。前記ヒータ端子h1a,h2aには柔軟な外部リード線L1,L2が接続されている。外部リード線L1,L2の先端部には接続用端子L1a,L2a(図11参照)が設けられており、この接続用端子L1a,L2aは画像形成装置Uまたは定着装置Fのフレーム(図示せず)に設けた給電用端子に着脱可能に連結されるように構成されている。
【0035】
(前端装着部材(第1装着部材)MF)
図8、図9において、加熱ロールFhの軸方向の前端部には前端装着部材MFが装着されており、後端部には後端装着部材MRが装着されている。前端装着部材MFは前端下側装着部材41および前端上側装着部材42を有している。後端装着部材MRは後端下側装着部材43および後端上側装着部材44を有している。
図11は加熱ロールユニットの前端上側装着部材を省略して加熱ロールユニットの前端部を前方上方から見た斜視図である。
図12は加熱ロールユニットの前端上側装着部材を省略して加熱ロールユニットの前端部を前方右側上方から見た斜視図である。
図13は加熱ロールユニットの前端部を右側上方から見た図である。
【0036】
(前端下側装着部材41)
図8〜図13において、前端下側装着部材41は、前記ベアリング11Fの下部外周面の前端縁に沿って当接する前端当接部41aと、ベアリング11Fの下部外周面の後端縁に当接する後端当接部(装着部材側係合部)41bとを有している。前記後端当接部41bは外周被覆部41b1(図9A参照)を有している。後端当接部41bの外周被覆部41b1は、前端当接部41aから後方(−X方向)に突出し且つ前記ベアリング11Fの外周面を被覆している。
この外周被覆部41b1を有する後端当接部41bと前端当接部41aとは、前記ベアリング11Fの外周の前端縁および後端縁を挟んだ状態で、ベアリング11Fに連結されている。
前記外周被覆部41b1を有する後端当接部41bは、加熱ロールユニットUFを前記回動基板(加熱ロール支持フレーム)10Fに装着した際に、前記凹部(フレーム側係合部)10Fb(図5、図6参照)に嵌合する部材(装着部材側係合部)である。前記後端当接部(装着部材側係合部)41bと前記凹部(フレーム側係合部)10Fbとの嵌合により、前記回動基板(加熱ロール支持フレーム)10Fに対する加熱ロールユニットUFの位置決めが行われる。
【0037】
また、前記前端下側装着部材41は下方に延びるスタンド(被載置部材)41cを有しており、スタンド41c先端を床に置いたときには加熱ロールFhの外周面は床から離れた状態となるように構成されている。前端下側装着部材41のスタンド41cの上端部にはヒータ支持部41dが設けられている。ヒータ支持部41dは前記ヒータh1,h2のヒータ端子h1a,h2aを加熱ロール軸方向にスライド可能に収容している。
前記スタンド41cの上端部には左右に突出する連結部41e,41eが設けられており、連結部41eにはネジ孔41f(図11参照)が形成されている。
【0038】
(前端上側装着部材42)
図8〜図13において、前端上側装着部材42は、前記ベアリング11Fの上部外周面の前端縁に沿って当接する前端当接部42aと、ベアリング11Fの上部外周面の後端縁に当接する後端当接部42bとを有している。図13において、前記後端当接部42bは、前端当接部42aから後方に突出し且つ前記ベアリング11Fの外周面を被覆する外周被覆部42b1を有している。
前記前端当接部42aおよび後端当接部42bは、前記ベアリング11Fの外周の前端縁および後端縁を挟んだ状態で、ベアリング11Fに連結されている。
【0039】
また、前記前端上側装着部材42は上方に延びる半円状取っ手42cを有している。前端上側装着部材42の半円状取っ手42cの下端部には端子収容部42dが設けられている。端子収容部42dは前記前端下側装着部材41のヒータ支持部41dの上端に重なって、ヒータh1,h2のヒータ端子h1a,h2aを加熱ロール軸方向にスライド可能に収容する。
前記半円状取っ手42cの下端部には左右に突出する連結部42e,42eが設けられており、連結部42eのネジ貫通孔を貫通するネジN(図13参照)を前記ネジ孔41f(図11参照)にネジ込むことにより、前端下側装着部材41および前端上側装着部材42は連結される。
前記前端下側装着部材41および前端上側装着部材42を連結することにより、ベアリング11Fのアウタレースを挟み込み、前端装着部材MFとアウタレースとの回転を不可能にしている。
【0040】
(後端装着部材MR)
図14は後端装着部材とヒータとの連結構造の説明図であり、図14Aは加熱ロールユニットの後端上側装着部材を省略して加熱ロールユニットの後端部を後方右側上方から見た斜視図、図14Bは図14Aの板バネの斜視図である。
図15は加熱ロールユニットの下面図である。
【0041】
(後端下側装着部材43)
図8〜図10および図14、図15において、後端装着部材MRの後端下側装着部材43は、前記ベアリング11Rの下部外周面の後端縁に沿って当接する後端当接部43aと、ベアリング11Rの下部外周面の前端縁に当接する前端当接部43bとを有している。後端当接部(装着部材側係合部)43bは、前端当接部43aから後方に突出し且つ前記ベアリング11Fの外周面を被覆する外周被覆部43b1(図15参照)を有している。
前端当接部43aおよび後端当接部(装着部材側係合部)43bは、前記ベアリング11Rの外周の前端縁および後端縁を挟んだ状態で、ベアリング11Fに連結されている。
【0042】
前記前端当接部(装着部材側係合部)43bの外周被覆部43b1はベアリング11Rの外周面を被覆した状態で設けられており、加熱ロールユニットUFを前記回動基板(加熱ロール支持フレーム)10Rに装着した際に、前記凹部(フレーム側係合部)10Rb(図示しないが、凹部10Fb(図7参照)と同様の部材)に嵌合する部材である。前記前端当接部(装着部材側係合部)43bと前記凹部(フレーム側係合部)10Rb(図示せず)との嵌合により、前記回動基板(加熱ロール支持フレーム)10Rに対する加熱ロールユニットUFの位置決めが行われる。
また、前記後端下側装着部材43は下方に延びるスタンド(被載置部材)43cを有しており、スタンド43c先端を床に置いたときには加熱ロールFhの外周面は床から離れた状態となるように構成されている。後端下側装着部材43のスタンド43cの内側には前記ギヤ38が収容されている。
【0043】
前記スタンド43c上端部後側には端子収容部43dが設けられている。端子収容部43dは前記ヒータh1,h2のヒータ端子h1a,h2aを加熱ロール軸方向にスライド可能に収容している。
図14において、前記端子収容部43dには、ヒータ端子h1a,h2aを常時前方(X方向)に押圧する押圧部材(板バネ)45が設けられている。前記スプリングによりヒータh1,h2の後端部のヒータ端子h1a,h2aは前方に押圧される。したがって、ヒータh1,h2の前端部のヒータ端子h1a,h2aは図12に示すヒータ支持部41dの前端壁に押圧された状態(当接した状態)で保持される。したがって、前記前端壁を有するヒータ支持部41dは本実施の形態1のヒータ位置決め部材41dとして構成されている。本実施の形態1では、加熱ロールFhに対するヒータh1,h2の長手方向の位置が常に一定に保持される。
【0044】
図14において、前記端子収容部43dの上端部には左方(−Y方向)に突出する連結部43eが設けられており、連結部43eにはネジ孔43f(図14参照)が形成されている。また、前記端子収容部43dの下部右側面には係止部43g(図14A参照)が設けられている。係止部43gは後述の後端上側装着部材44の爪状の被係止部44g(図15参照)が上方から接近した時に前記被係止部を係止する部分である。
【0045】
(後端上側装着部材44)
図8〜図10および図14、図15において、後端上側装着部材44は、前記ベアリング11Rの上部外周面の後端(−X端)縁に沿って当接する後端当接部44aと、ベアリング11Rの上部外周面の前端(X端)縁に当接する前端当接部44bとを有している。前記後端当接部44aおよび前端当接部44bは、前記ベアリング11Rの外周の後端縁および前端縁を挟んだ状態で、ベアリング11Rに連結されている。
【0046】
また、前記後端上側装着部材44は後方に延びる取っ手44c(図9B参照)を有している。後端上側装着部材44の取っ手44cの下方には端子収容部44d(図9参照)が設けられている。端子収容部44dは前記後端下側装着部材43の端子収容孔43dの上端に重なって、ヒータh1,h2のヒータ端子h1a,h2aを加熱ロール軸方向にスライド可能に収容する。
前記取っ手44cの下端部には左方に突出する連結部44e(図9D参照)が設けられている。後端上側装着部材44には前記端子収容部44dの右側に爪(被係止部)44g(図15参照)が設けられている。前記後端下側装着部材43の上側に後端上側装着部材44を重ねると、前記爪(被係止部)44gが前記係止部43g(図14A参照)に係止されることにより、後端下側装着部材43および後端上側装着部材44の右側部分は連結される。その状態で、連結部44eのネジ貫通孔を貫通するネジNを前記ネジ孔43f(図15参照)にネジ込むことにより、後端下側装着部材43および後端上側装着部材44の左側部分は連結される。
後端下側装着部材43および後端上側装着部材44を連結することにより、ベアリング11Rのアウタレースを挟み込み、後端装着部材MRとアウタレースの回転を不可能としている。
【0047】
前記各装着部材41,42,43,44は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂の成形品を使用し、必要な耐熱性および剛性を有している。
【0048】
(実施の形態1の作用)
前記構成を備えた本発明の実施の形態1の画像形成装置では、円筒状の加熱ロールFhと、その軸方向両端部に装着された円筒状の一対のベアリング11F,11Rと、前記一対のベアリング11F,11Rのアウタレースに装着された装着部材MF,MRと、前記加熱Fh内部に配置され且つ両端部が前記装着部材MF,MRに支持されたヒータh1,h2により加熱ロールユニットUFが構成されている。
【0049】
前記ヒータh1,h2の両端部は、一対の装着部材MF,MRのヒータ支持部41d,43dにより加熱ロールFhの軸方向にスライド可能に支持されており、前記ヒータh1,h2の後端部は、前記後側の第2装着部材MRのヒータ支持部43dに支持された板バネ45(図14参照)により、前方に押圧される。そして、前記ヒータh1,h2の前端部は、前記前側の第1装着部材MFのヒータ支持部41dのヒータ位置決部材41dに当接した状態で保持される。
したがって、加熱ロールFh内部のヒータh1,h2は加熱ロール軸方向の位置が前記ヒータ位置決め部材41dにより定まるので、各加熱ロールFh毎に一定の位置に保持される。このため、軸方向の発熱量分布が均一な加熱ロールFhを製造することができる。
【0050】
前記一対の装着部材MF,MRをそれぞれ、下側装着部材41,43と上側装着部材42,44とに2分割した状態では、ヒータ支持部41d,42d,43d,44dが、下側ヒータ支持部41d,43dと上側ヒータ支持部42d,44dとに2分割される。このため、一対の装着部材MF,MRに対するヒータ端部の取付作業が容易であり、また、ヒータの交換作業も容易である。
【0051】
前記加熱ロールユニットUFを床に載置する際に、上下方向の形状が異なる前記一対の装着部材MF,MRを使用しているので、加熱ロールユニットUFを取り扱う作業者は、加熱ロールFhの両端部の一対の装着部材MF,MRの回転角度が一見して認識できる。このため、前記一対の装着部材MF,MRを、それらの相対的な回転角度が大きくならないように取り扱うことができる。この場合、前記一対の装着部材MF,MRを相対的に大きな回転角度で回転させることを防止することができるので、ヒータh1,h2の端部が前記装着部材MF,MRに固定されていても、ヒータh1,h2が大きく捩じられることを防止することができる。したがって、ヒータh1,h2の破損を防止することができる。
【0052】
前記ヒータh1,h2の端部を加熱ロールFhの回転軸中心に回転可能に支持する必要が無いので、ヒータh1,h2端部の支持構造が簡単になる。また、市販のヒータh1,h2をそのまま使用することができるので、ヒータh1,h2の端部を加熱ロールFhの回転中心線回りに回転可能に支持する場合に比較して製造コストを低減することができる。
【0053】
加熱ロールユニットUFを床に載置したときに、加熱ロールFh表面が床に接触しないので、加熱ロールFh表面の損傷を防止することができる。また、被載置部材41c,43cと反対側に配置された取っ手42c,44cを持って作業を行うことにより、加熱ロールユニットUFの取扱作業が容易になるので、加熱ロールFhの交換や、ヒータh1,h2の交換作業も容易になる。
また、前記装着部材側係合部41b,43bとフレーム側係合部10Fb,10Rbとを係合させることにより、加熱ロールユニットUFと加熱ロール支持フレーム10F,10Rとの位置決めを容易に行うことができる。
【0054】
(実施の形態2)
図16は本発明の加熱ロールユニットの実施の形態2の説明図である。
図16の加熱ロールユニットUFの実施の形態2の説明において、前記実施の形態1の加熱ロールユニットUFの構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して重複する詳細な説明は省略する。
図16において、この実施の形態2の加熱ロールユニットUFは、前端装着部材MFの前端上側装着部42と後端装着部材MRの後端上側装着部材44とを連結シャフト(装着部材連結部材)51により連結している。連結シャフト51の両端部と、前記前端上側装着部42および後端上側装着部材44との連結構造は従来公知の種々の連結構造(接着剤による連結、ネジにより連結等)を採用することが可能である。
この実施の形態2の加熱ロールユニットUFのその他の構成は、前記実施の形態1の加熱ロールユニットと同一である。
【0055】
(実施の形態2の作用)
前記実施の形態2の加熱ロールユニットUFでは、前端装着部材MFと後端装着部材MRとが連結シャフトにより連結されているので、前端装着部材MFおよび後端装着部材MRが互いに自由に回転することがない。このため、前端装着部材MFおよび後端装着部材MRに保持されたヒータh1,h2に過大な捩じり力が作用するのを防止して、ヒータh1,h2捩じれて破損することを防止することができる。したがって、取扱に注意を払うことなく、市販のヒータを使用することができる。
【0056】
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記に例示する。
(H01)押圧部材(板バネ)45は後端装着部材MRに設けずに前端装着部材MFに設けることが可能であり、その場合はヒータ位置決め部材を前端装着部材MFに設けずに、後端装着部材MRに設けることができる。
【0057】
【発明の効果】
前述の本発明の加熱ロールユニットおよび画像形成装置は、下記の効果(E01),(E02)を奏することができる。
(E01)加熱ロールユニットを水平な平面上に置いたときに、加熱ロールの表面が床に接触しないので、加熱ロールの損傷を防止することができる。
(E02)加熱ロールの交換およびヒータの交換作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の加熱ロールユニットの実施の形態1を備えた画像形成装置の縦断面図である。
【図2】図2は前記図1の定着装置を斜め前方から見た斜視図である。
【図3】図3は前記図2のIII−III線断面図である。
【図4】図4は前記図1の定着装置のケースの一部および加熱ロール前後両端部に装着する装着部材を外した正面図で、加熱ロールと加圧ロールとの圧接状態を示す図である。
【図5】図5は前記図4に示す回動可能な前側回動基板(前側加熱ロール支持フレーム)を太い実線で示した図である。
【図6】図6は前記図5に示す回動基板を上方に回動させた状態を示す図である。
【図7】図7は定着装置の前側および後側の回動基板(加熱ロール支持フレーム)に加熱ロールユニットを装着する方法の説明図で、J型プレート2F,2Rとそれに支持される前側および後側の回動基板を上方に回動させた状態を示す図である。
【図8】図8は床面上に載置された状態の加熱ロールユニットの斜視図である。
【図9】図9は加熱ロールユニットの説明図で、図9Aは右側面図、図9Bは右側断面図、図9Cは前面図、図9Dは後面図、図9Eは前記図9AのIXE−IXE線断面図である。
【図10】図10は加熱ロールユニットの平断面図で、前記図9BのX−X線断面図である。
【図11】図11は加熱ロールユニットの前端上側装着部材を省略して加熱ロールユニットの前端部を前方上方から見た斜視図である。
【図12】図12は加熱ロールユニットの前端上側装着部材を省略して加熱ロールユニットの前端部を前方右側上方から見た斜視図である。
【図13】図13は加熱ロールユニットの前端部を右側上方から見た図である。
【図14】図14は後端装着部材とヒータとの連結構造の説明図であり、図14Aは加熱ロールユニットの後端上側装着部材を省略して加熱ロールユニットの後端部を後方右側上方から見た斜視図、図14Bは図14Aの板バネの斜視図である。
【図15】図15は加熱ロールユニットの下面図である。
【図16】図16は本発明の加熱ロールユニットの実施の形態2の説明図である。
【符号の説明】
Fh…加熱ロール、
h1,h2…ヒータ、
MF,MR…装着部材、
MF…第1装着部材、
MR…第2装着部材、
UF…加熱ロールユニット、
10F,10R…加熱ロール支持フレーム、
10Fb,10Rb…フレーム側係合部、
11F,11R…ベアリング、
41,43…下側装着部材、
41b,43b…装着部材側係合部、
41c,43c…被載置部材、
41d…ヒータ支持部(下側ヒータ支持部、ヒータ位置決め部材)
41d,42d,43d,44d…ヒータ支持部、
41d,43d…下側ヒータ支持部、
41d1…ヒータ位置決め部材、
42,44…上側装着部材、
42,44…上側装着部材、
42c,44c…取っ手、
45…位置決め用押圧部材(板バネ)

Claims (5)

  1. 次の構成要件(A01)〜(A04)を備えたことを特徴とする加熱ロールユニット、
    (A01)内部にヒータを収容する円筒状の加熱ロール、
    (A02)前記加熱ロールの軸方向両端部にそれぞれ連結された円筒状の一対のベアリングであって、インナレースおよびアウタレースを有し、前記インナレースが前記加熱ロールの端部に連結された前記一対のベアリング、
    (A03)前記一対のベアリングの前記各アウタレースにそれぞれ装着されるとともに前記ヒータの端部を支持するヒータ支持部を有する一対の装着部材、
    (A04)水平な平面上に安定した状態で載置される被載置部材を有し、前記被載置部材が前記水平な平面上に支持された状態では前記加熱ロール表面が前記平面から離れた状態に保持されるように構成された前記一対の装着部材。
  2. 次の構成要件(A05)を備えたことを特徴とする請求項1記載の加熱ロールユニット、
    (A05)作業者が手でつかむことが可能な取っ手を有する前記装着部材。
  3. 次の構成要件(A06)を備えたことを特徴とする請求項2記載の加熱ロールユニット、
    (A06)前記ベアリングの軸に対して互いに反対側に配置された前記被載置部材と前記取っ手とを有する前記装着部材。
  4. 次の構成要件(A07)を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の加熱ロールユニット、
    (A07)加熱ロール支持フレームに対する位置決めを行うための装着部材側係合部を有し、前記装着部材側係合部が前記加熱ロール支持フレームに設けたフレーム側係合部に係合した状態で前記加熱ロール支持フレームに連結される前記一対の装着部材。
  5. 前記請求項1ないし4のいずれかの加熱ロールユニットを有する定着装置を備えた画像形成装置。
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