JP4312526B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタおよびファクシミリなどの電子写真方式の画像形成装置に適用される定着装置に関し、詳しくは、定着装置本体に対して加熱ローラを回転自在に支持する軸受け部の位置決め精度の向上を図る対策に係わる。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複写機、プリンタおよびファクシミリなどの電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置においては、その定着装置本体に対し加熱ローラが回転自在に取り付けられている。そして、加熱ローラの定着装置本体に対する位置決めは、加熱ローラの肉厚が厚いものの場合、加熱ローラの外周面に周方向の溝を形成し、その溝内にCリングを嵌め込むことによって、加圧ローラと対をなす加圧ローラを連れ回りさせるためのギヤとベアリングとを加熱ローラに固定し、そのベアリングを定着装置本体に対し取り付けることによって行われるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−338291号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年省電力化を図ることを目的として加熱ローラの薄肉化が開発・商品化されている。その場合、加熱ローラの省電力化を図る上で、肉厚が概ね0.1mm〜2.0mm程度に形成された薄肉の加熱ローラが用いられている。その場合、ベアリングなどの軸受けを取り付ける上で薄肉の加熱ローラにCリングを嵌め込むための溝を形成すると、肉厚がさらに薄くなり、加熱ローラの回転負荷、熱履歴による変形などによって加熱ローラの耐久性を保証することができない。
【0005】
また、定着の際に加熱ローラを加熱した際の熱によって加熱ローラが熱膨張することになるが、ギヤおよび軸受け(ベアリング)が加熱ローラに固定されていると、軸受けにより加熱ローラの軸方向への熱膨張が規制されて、加熱ローラの軸方向への熱膨張を吸収することができないために反りを生じ、加熱ローラの回転に伴う偏心が発生する。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、薄肉の加熱ローラの耐久性の向上を図りかつ加熱ローラの回転に伴う偏心の発生を確実に防止することができる定着装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、加熱ローラと、加圧ローラとを備え、用紙上に転写された未定着トナーで表現される画像情報を上記加熱ローラと上記加圧ローラとの間のニップ部を通して定着する定着装置を前提とする。そして、上記加熱ローラを収容する定着装置本体と、上記加熱ローラを周方向に回転自在にかつ軸線方向に摺動自在に支持する円環形状の軸受け部とを備え、上記定着装置本体の軸線方向両端部に上記加熱ローラの軸線方向への動きを許容範囲内で規制するストッパを設け、上記加熱ローラを、上記定着装置本体における上記ストッパに対し軸線方向への動きが許容範囲内で規制された状態で上記定着装置本体に収容し、その加熱ローラの両端に上記軸受け部を挿通し、上記定着装置本体の内周面に上記軸受け部を支持する支持部を設け、上記支持部の内周面に凹部を設け、上記各軸受け部に、上記定着装置本体における上記支持部内周面に設けられた上記凹部に脱着自在に嵌合して上記加熱ローラを上記支持部に対し位置決めする凸部を設けている。
【0008】
この特定事項により、上記定着装置本体における上記ストッパに対し軸線方向への動きが許容範囲内で規制された状態で上記定着装置本体に収容されている上記加熱ローラを周方向に回転自在にかつ軸線方向に摺動自在に支持する上記軸受け部の上記凸部を上記定着装置本体における上記支持部内周面上記凹部に脱着自在に嵌合することによって、上記加熱ローラが上記支持部に対し位置決めされるので、省電力化を図る上で薄肉の加熱ローラが用いられていても、このような加熱ローラに軸受けを取り付ける上で必要なCリングを嵌め込むための溝を形成する必要がなく、上記定着装置本体内において軸線方向への動きが許容範囲内で規制された状態で上記加熱ローラが上記支持部に対して円滑に位置決めされることになる。そのため、上記加熱ローラの回転負荷、熱履歴によって上記加熱ローラが変形することが確実に防止され、上記加熱ローラの耐久性を図ることが可能となる。
【0009】
しかも、上記定着装置本体における上記ストッパに対し軸線方向への動きが許容範囲内で規制された状態で収容されている上記加熱ローラが上記各軸受けに対し軸線方向に摺動自在に支持されていることにより、定着時に上記加熱ローラを加熱した際の熱によって上記加熱ローラが熱膨張しても、その熱膨張が上記軸受けによって規制されることなく軸線方向で吸収され、反りによる上記加熱ローラの回転に伴う偏心の発生が確実に防止される。
【0010】
さらに、上記定着装置本体における上記支持部の上記凹部を、この凹部内に挿入された上記各軸受け部の上記凸部を上記加熱ローラの回転方向に所定量回転させる長穴に形成し、上記各軸受け部の上記凸部に、上記加熱ローラの回転方向に突出する突出部を設ける一方、上記定着装置本体における上記支持部の上記凹部に、上記各軸受け部の上記凸部を上記加熱ローラの回転方向に所定量回転させた際に上記突出部を反嵌合方向に離脱不能に係合する係合部を設けていることで、上記定着装置本体の上記支持部の上記凹部に対する上記各軸受け部の上記凸部の嵌合は、その凹部内に挿入された上記各軸受け部の上記凸部を上記加熱ローラの回転方向に所定量回転させた際に上記凸部の上記加熱ローラ回転方向に突出する上記突出部が上記凹部の上記係合部に係合して、上記突出部を反嵌合方向に離脱不能にするので、定着時に上記加熱ローラに対する連れ回り方向に回動付勢された上記各軸受け部が上記定着装置本体から離脱することが確実に防止され、上記定着装置本体の上記支持部に対する上記加熱ローラの経時的な位置ズレを確実に防止することが可能となる。
【0011】
特に、上記軸受け部を支持する上記定着装置本体における上記支持部を特定するものとして、以下の構成が掲げられる。
つまり、上記定着装置本体における上記支持部に、上記各軸受け部の外周部分を包囲するように設けられた包囲部と、この包囲部の端部に連続して設けられ、上記凹部に対する上記凸部の嵌合方向から上記各軸受け部の外周部分を上記包囲部へ案内する案内部とを設ける。そして、上記包囲部を、上記各軸受け部の外周部分の略半円弧分に相当する略半円弧状に形成している。
【0012】
この特定事項により、上記各軸受け部は、上記定着装置本体の上記支持部上記凹部に対する上記凸部の嵌合方向から上記案内部によって外周部分が上記包囲部へ案内されて上記包囲部に包囲されるので、上記支持部に対する上記各軸受け部の嵌合をよりスムーズに行うことが可能となる。しかも、上記包囲部が上記各軸受け部の外周部分の略半円弧分に相当する略半円弧状に形成されているので、上記各軸受け部の外周部分が上記支持部上記包囲部によって確実に保持され、上記加熱ローラの支持性能を高めることが可能となる。
【0014】
更に、頭部を有するピンが挿通される丸穴を上記加熱ローラの一端部に開口させ、この加熱ローラの一端部に対し回転一体に連結される駆動ギヤの内周部の一部に上記加熱ローラの外表面に対し所定の間隙を存して外方に開口する切欠部を設け、上記駆動ギヤを、上記加熱ローラの上記丸穴に上記ピンを挿通させていない状態で、上記加熱ローラの一端側から挿通した後、上記加熱ローラの上記丸穴に上記ピンを挿通させた状態で、上記加熱ローラの一端側へ戻すことによって、外方に開口する上記切欠部を上記ピンの頭部に対し嵌合させて取り付けている場合には、上記加熱ローラの一端部において開口する上記丸穴に挿通させた上記ピンの上記頭部に対し内周部の一部に設けられた上記切欠部を嵌合させて上記駆動ギヤが上記加熱ローラの一端部に固定されるので、上記駆動ギヤを上記加熱ローラに対して確実に取り付けることが可能となる。しかも、上記加熱ローラの一端部に開口する上記丸穴に上記ピンが挿通されることにより、上記加熱ローラの一端部での上記丸穴による強度低下が可及的に抑制され、上記加熱ローラの剛性を効果的に確保することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
本形態では、コピー機能、プリント機能、ファクシミリ機能を兼ね備えた複合機に本発明を適用した場合について説明する。
【0017】
−複合機の全体構成の説明−
図1は本形態に係る複合機1(画像形成装置)の内部構成の概略を示している。この図1のように、本複合機1は、スキャナ部2、プリント部3及び原稿自動給紙部4を備えている。以下、各部について説明する。
【0018】
−スキャナ部2の説明−
スキャナ部2は、透明なガラス等で成る原稿台41上に載置された原稿の画像や原稿自動給紙部4により1枚ずつ給紙される原稿の画像を読み取って画像データを作成する部分である。このスキャナ部2は、露光光源21、複数の反射鏡22,23,24、結像レンズ25、光電変換素子(CCD:Charge Coupled Device)26を備えている。
【0019】
上記露光光源21は、原稿自動給紙部4の原稿台41上に載置された原稿や原稿自動給紙部4を搬送される原稿に対して光を照射するものである。各反射鏡22,23,24は、図1に一点鎖線Aで光路を示すように、原稿からの反射光を一旦図中左方向に反射させた後、下方に反射させ、その後、結像レンズ25に向かうように図中右方向に反射させるようになっている。
【0020】
原稿の画像読取動作として、上記原稿台41上に原稿が載置された場合(「シート固定方式」として使用する場合)には、露光光源21及び各反射鏡22,23,24が原稿台41に沿って水平方向に走査して、原稿全体の画像を読み取ることになる。一方、原稿自動給紙部4を搬送される原稿を読み取る場合(「シート移動方式」として使用する場合)には、露光光源21及び各反射鏡22,23,24が図1に示す位置に固定され、後述する原稿自動給紙部4の原稿読取部42を原稿が通過する際にその画像を読み取ることになる。
【0021】
上記各反射鏡22,23,24で反射されて結像レンズ25を通過した光は光電変換素子26に導かれ、この光電変換素子26において反射光が電気信号(原稿画像データ)に変換されるようになっている。
【0022】
−プリント部3の説明−
プリント部3は、画像形成系31と用紙搬送系32とを備えている。
【0023】
画像形成系31は、露光手段としてのレーザスキャニングユニット31a及びドラム型の静電潜像担持体としての感光体ドラム31bを備えている。レーザスキャニングユニット31aは、上記光電変換素子26において変換された原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム31bの表面に照射するものである。感光体ドラム31bは、図1中に矢印で示す方向に回転し、レーザスキャニングユニット31aからのレーザ光が照射されることによってその表面に静電潜像が形成されるようになっている。
【0024】
また、感光体ドラム31bの外周囲には、上記レーザスキャニングユニット31aの他に、現像手段としての現像装置31c、転写手段としての転写ローラ31d、クリーニング装置31e、図示しない除電器、帯電手段としての帯電ローラ31fが周方向に亘って順に配設されている。現像装置31cは、感光体ドラム31bの表面に形成された静電潜像をトナー(顕像化物質)により可視像に現像するものである。転写ローラ31dは、感光体ドラム31bの表面に形成されたトナー像を用紙としての画像形成用紙P(図2参照)に転写するものである。クリーニング装置31eは、トナー転写後において感光体ドラム31bの表面に残留したトナーを除去するようになっている。除電器は、感光体ドラム31bの表面の残留電荷を除去するものである。帯電ローラ31fとしては、静電潜像が形成される前の感光体ドラム31bの表面に対し電源(図示せず)からの直流電圧を接触帯電により印加して帯電させる接触帯電方式のものが適用されている。
【0025】
このため、画像形成用紙Pに画像を形成する際には、帯電ローラ31fの接触によって感光体ドラム31bの表面が所定の電位に帯電され、レーザスキャニングユニット31aが原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム31bの表面に照射する。その後、現像装置31cが感光体ドラム31bの表面にトナーによる可視像を現像し、転写ローラ31dによって、トナー像が画像形成用紙Pに転写される。更に、その後、感光体ドラム31bの表面に残留したトナーはクリーニング装置31eによって除去されると共に、感光体ドラム31bの表面の残留電荷が除電器によって除去される。これにより、画像形成用紙Pへの画像形成動作(印刷動作)の1サイクルが終了する。このサイクルが繰り返されることにより、複数枚の画像形成用紙Pに対して連続的に画像形成を行うことができるようになっている。
【0026】
一方、用紙搬送系32は、用紙カセット33に収容された画像形成用紙Pを1枚ずつ搬送して上記画像形成系31による画像形成を行わせると共に、画像形成された画像形成用紙Pを排紙トレイ35へ排出するものである。
【0027】
また、上記用紙搬送系32は、主搬送路36と反転搬送路37とを備えている。主搬送路36は用紙カセット33の排出側に対向していると共に他端が排紙トレイ35に対向している。反転搬送路37は、一端が転写ローラ31dの配設位置よりも上流側(図中下側)で主搬送路36に繋がっていると共に、他端が転写ローラ31dの配設位置よりも下流側(図中上側)で主搬送路36に繋がっている。
【0028】
主搬送路36の上流端(用紙カセット33の排出側に対向する部分)には断面が半円状のピックアップローラ36aが配設されている。このピックアップローラ36aの回転により、用紙カセット33に収容されている画像形成用紙Pを1枚ずつ間欠的に主搬送路36に給紙できるようになっている。
【0029】
この主搬送路36における転写ローラ31dの配設位置よりも上流側には、レジストローラ36d,36dが配設されている。このレジストローラ36d,36dは、感光体ドラム31b表面のトナー像と画像形成用紙Pとの位置合わせを行いながら画像形成用紙Pを搬送するものである。主搬送路36における転写ローラ31dの配設位置よりも下流側には、画像形成用紙Pに転写されたトナー像を加熱ローラ391と加圧ローラ390との間のニップ部を通して定着させる定着装置39が配設されている。更に、主搬送路36の下流端には、画像形成用紙Pを排紙トレイ35に排紙するための排出ローラ36eが配設されている。
【0030】
主搬送路36に対する反転搬送路37の上流端の接続位置には分岐爪38が配設されている。この分岐爪38は、図1に実線で示す第1位置とこの第1位置から図中反時計回り方向に回動して反転搬送路37を開放する第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この分岐爪38が第1位置にあるときには画像形成用紙Pが排紙トレイ35に向けて搬送され、第2位置にあるときには画像形成用紙Pが反転搬送路37へ供給可能となっている。反転搬送路37には搬送ローラ37aが配設されており、画像形成用紙Pが反転搬送路37に供給された場合(所謂スイッチバック搬送により画像形成用紙Pが反転搬送路37に供給された場合)には、この搬送ローラ37aによって画像形成用紙Pが搬送され、レジストローラ36dの上流側で画像形成用紙Pが反転されて再び転写ローラ31dに向かって主搬送路36を搬送されるようになっている。つまり、画像形成用紙Pの裏面に対して画像形成が行えるようになっている。
【0031】
−原稿自動給紙部4の説明−
次に、原稿自動給紙部4について説明する。この原稿自動給紙部4は、所謂自動両面原稿搬送装置として構成されている。この原稿自動給紙部4は、シート移動式として使用可能であって、原稿載置部としての原稿トレイ43、中間トレイ44、原稿排出部としての原稿排紙トレイ45及び各トレイ43,44,45間で原稿を搬送する原稿搬送系46を備えている。
【0032】
上記原稿搬送系46は、原稿トレイ43に載置された原稿を、原稿読取部42を経て中間トレイ44または原稿排紙トレイ45へ搬送するための主搬送路47と、中間トレイ44上の原稿を主搬送路47に供給するための副搬送路48とを備えている。
【0033】
主搬送路47の上流端(原稿トレイ43の排出側に対向する部分)には原稿ピックアップローラ47a及び捌きローラ47bが配設されている。捌きローラ47bの下側には捌き板47cが配設されており、原稿ピックアップローラ47aの回転に伴って原稿トレイ43上の原稿のうちの1枚がこの捌きローラ47bと捌き板47cとの間を通過して主搬送路47に給紙されるようになっている。主搬送路47と副搬送路48との合流部分(図中B部分)よりも下流側にはPSローラ47e,47eが配設されている。このPSローラ47e,47eは、原稿の先端とスキャナ部2の画像読取タイミングとを調整して原稿を原稿読取部42に供給するものである。つまり、このPSローラ47e,47eは原稿が供給された状態でその原稿の搬送を一旦停止し、上記タイミングを調整して原稿を原稿読取部42に供給するようになっている。
【0034】
原稿読取部42は、プラテンガラス42aと原稿押え板42bとを備え、PSローラ47e,47eから供給された原稿がプラテンガラス42aと原稿押え板42bとの間を通過する際に、上記露光光源21からの光がプラテンガラス42aを通過して原稿に照射されるようになっている。この際、上記スキャナ部2による原稿画像データの取得が行われる。上記原稿押え板42bの背面(上面)には図示しないコイルスプリングによる付勢力が付与されている。これにより、原稿押え板42bがプラテンガラス42aに対して所定の押圧力をもって接触しており、原稿が原稿読取部42を通過する際にプラテンガラス42aから浮き上がることを阻止している。
【0035】
プラテンガラス42aの下流側には、搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gが備えられている。プラテンガラス42a上を通過した原稿が搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gを経て中間トレイ44または原稿排紙トレイ45へ排紙される構成となっている。
【0036】
原稿排紙ローラ47gと中間トレイ44との間には中間トレイ揺動板44aが配設されている。この中間トレイ揺動板44aは、中間トレイ44側の端部が揺動中心とされて、図中実線で示すポジション1とこのポジション1から上方へ跳ね上げられたポジション2との間で揺動可能となっている。中間トレイ揺動板44aがポジション2にある場合には原稿排紙ローラ47gから排紙された原稿は原稿排紙トレイ45へ回収される。一方、中間トレイ揺動板44aがポジション1にある場合には原稿排紙ローラ47gから排紙された原稿は中間トレイ44へ排出されるようになっている。この中間トレイ44への排紙時には、原稿の端縁が原稿排紙ローラ47g,47g間に挟持された状態となっており、この状態から原稿排紙ローラ47gが逆回転することによって原稿が副搬送路48に供給され、この副搬送路48を経て再び主搬送路47に送り出されるようになっている。この原稿排紙ローラ47gの逆回転動作は、主搬送路47への原稿の送り出しと画像読取タイミングとを調整して行われる。これにより、原稿の裏面の画像が原稿読取部42によって読み取られるようになっている。
【0037】
−複合機の基本動作説明−
以上の如く構成された複合機1の動作として、先ず、本複合機1が、プリンタとして機能する場合には、パーソナルコンピュータ等のホスト装置から送信された印刷データ(イメージデータやテキストデータ)を受信し、この受信した印刷データ(プリントデータ)を図示しないバッファ(メモリ)に一旦格納していく。このバッファへのプリントデータの格納と共に、バッファからのプリントデータの読み出しを順次行って、この読み出したプリントデータに基づき、上述したプリント部3の画像形成動作により画像形成用紙Pに画像形成が行われる。
【0038】
また、本複合機1がスキャナとして機能する場合には、上記スキャナ部2によって読み取った原稿のスキャン画像データをバッファに一旦格納していく。このバッファへのスキャン画像データの格納と共に、バッファからホスト装置へのスキャン画像データの送信を順次行って、このホスト装置のディスプレイ等に画像表示する。
【0039】
更に、本複合機1がコピー機として機能する場合には、上記スキャナ機能によって読み取った原稿画像データに基づきプリント部3の画像形成動作によって画像形成用紙Pに画像形成が行われることになる。
【0040】
そして、本発明の特徴部分として、図2に示すように、定着装置39は、加熱ローラ391および加圧ローラ392を収容する定着ユニット390を備えている。この定着ユニット390は、加熱ローラ391を収容する定着装置本体としての定着上フレーム390aと、加圧ローラ392を収容する定着下フレーム390bとを備え、この各フレーム390a,390bがヒンジ(図示せず)を介して開閉可能に構成され、両フレーム390a,390bを閉塞させたときに加熱ローラ391と加圧ローラ392とが接触するように対向配置されてなる。この場合、両フレーム390a,390bの閉塞状態は、その軸線方向両端部に設けられたロックレバー(図示せず)によって保持されるようになっている。
【0041】
上記加熱ローラ391の内部には、軸線方向中央部において画像形成用紙Pのセンタ基準に合わせてランプを配置してなるメインヒータ391aと、このメインヒータ391aの軸線方向両側にそれぞれランプを配置してなるサブヒータ291bとが収容されてなる。このメインヒータ391aおよびサブヒータ391bは、図示しない制御回路から通電されることによって、所定の発熱分布(中央部および左右両側部)で発光し、赤外線が放射され、加熱ローラ391の内周面を加熱するようになっている。そして、メインヒータ391aとサブヒータ391bは、制御回路によってそれぞれ独立に温度制御される。また、図3に示すように、加熱ローラ391の軸線方向両端は、半径方向中心向きに略直角に折り返された、いわゆる面落とし加工が施されている。尚、メインヒータ391aとサブヒータ391bの分割方法は、上記構成に限定されるものではなく、一方を基準とした分割方法など多数の分割方法が考えられる。
【0042】
加熱ローラ391は、メインヒータ391aおよびサブヒータ391bにより所定の温度(ここでは200℃)に加熱されて、定着装置39のニップ部(加熱ローラ391と加圧ローラ392との間のニップ部)を通過する画像形成用紙Pを加熱するためのものである。また、図2に示すように、加熱ローラ391は、その本体である芯金391cと、画像形成用紙P上のトナーTがオフセットするのを防止するために芯金391cの外周表面に形成された離型層391dとを備えている。
【0043】
芯金391cには、たとえば、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム、銅等の金属あるいはそれらの合金等が用いられる。尚、本実施例の芯金391cとしては、直径40mm、肉厚0.25mmの鉄(STKM)よりなる薄肉のものを使用している。
【0044】
離型層391dには、PFA(テトラフルオロエチレンとペルフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂、シリコーンゴム、フッ素ゴム等が適している。尚、本実施例の離型層391dとしては、フッ素樹脂が適用されている。
【0045】
加圧ローラ392は、鉄鋼、ステンレス鋼、アルミニウム等の芯金392aの外周表面にシリコーンゴム等の耐熱弾性材層392bを有するように構成されている。加圧ローラ392の耐熱弾性材層392bの表面には、加熱ローラ391の場合と同様のフッ素樹脂による離型層が形成されてもよい。尚、本実施例における加圧ローラ392としては、直径40mmで、シリコーンゴムからなる耐熱弾性体層392bと、PFAチューブからなる離型層392cが設けられており、図示しないばね等の弾性部材により加熱ローラ391に200Nの力で圧接され、これにより、加熱ローラ391との間に幅が約6mmのニップ部が形成されるよう構成されている。
【0046】
そして、図4に示すように、上記定着上フレーム390aの軸線方向両端部には、この定着上フレーム390a内に収容された加熱ローラ391の軸線方向両端に対し所定量(例えば数ミリ程度)隔てて対峙するストッパ399(図では一端部側のもののみ示す)が設けられ、このストッパ399に対し加熱ローラ391の軸線方向両端が当接することによって、定着上フレーム390a内での加熱ローラ391の軸線方向への動きが許容範囲内で規制された状態で収容されるようになっている。また、上記加熱ローラ391の両端には、この加熱ローラ391を周方向に回転自在にかつ軸線方向に摺動自在に支持する円環形状の軸受け部393,393が挿通されている。この各軸受け部393は、図3にも示すように、定着上フレーム390aの内周面(上面)に設けられた断面略凹字状の支持部394に対し外周面が周方向に摺動自在に支持される環状突起395を外周部に有している。この環状突起395の周方向一箇所には、上記支持部394の底部に設けられた凹部394aに脱着自在に嵌合して加熱ローラ391を定着上フレーム390aに対し位置決めする凸部395aが設けられている。また、図5および図6の(a)〜(c)にも示すように、上記支持部394は、各軸受け部393の外周部分(環状突起395を含む)を包囲するように支持部394(凹部394a上)に設けられた包囲部394bと、この包囲部394bの一端部{図5および図6の(a)〜(c)では右側}に連続して設けられ、凹部394に対する凸部395の嵌合方向(図5に示す矢印方向)から上記各軸受け部393の外周部分を案内する案内部394cとを備えている。上記包囲部394bは、各軸受け部393の外周部分の略半円弧分に相当する略半円弧状に形成されている。
【0047】
また、上記定着上フレーム390aの凹部394aは、この凹部394a内に嵌合された各軸受け部393の凸部395aを加熱ローラ391の回転方向{図6の(c)に示す矢印方向}に所定量回転させる長穴に形成されている。そして、上記各軸受け部393の凸部395aの先端には、加熱ローラ391の回転方向および反回転方向にそれぞれ突出する突出部395b,395bが設けられている。一方、上記定着上フレーム390aの凹部394aには、各軸受け部393の凸部395aを加熱ローラ391の回転方向に所定量回転させた際に一方の突出部395bを反嵌合方向に離脱不能に係合する係合部396が設けられている。
【0048】
そして、図7に示すように、上記加熱ローラ391の一端部(図3および図4では右側)には、頭部397aを有するピン397が挿通される丸穴391eが開設されている。また、上記加熱ローラ391の一端部外周面上に対し回転一体に連結される駆動ギヤ398の内周部の一部には、加熱ローラ391の外表面に対し所定の間隙を存して外方(図3および図4では右側)に開口する切欠部398aが設けられている。そして、図8の(a)に示すように、上記駆動ギヤ398は、加熱ローラ391の一端側(図8では右側)から挿通され、図8の(b)に示すように、丸穴391eに対しピン397を挿通させた状態で、図8の(c)に示すように、加熱ローラ391の一端側へ戻すことによって、切欠部398aが上記ピン397の頭部397aに対し嵌合されて取り付けられている。
【0049】
この場合、加圧ローラ392は、厚肉に形成されている関係上、定着下ケース390bに対し図示しない軸受け部および駆動ギヤ398と噛合する従動ギヤが従来公知のCリングなどによって取り付けられている。
【0050】
したがって、上記実施形態では、定着上フレーム390aに対し軸線方向への動きが許容範囲内で規制された状態で収容されている加熱ローラ391を周方向に回転自在にかつ軸線方向に摺動自在に支持する軸受け部393の環状突起395の凸部395aを定着上フレーム390aの支持部394の凹部394aに脱着自在に嵌合することによって、加熱ローラ391が定着上フレーム390aに対し位置決めされるので、省電力化を図る上で肉厚0.25mmの鉄よりなる薄肉の加熱ローラ391が用いられていても、このような加熱ローラ391に軸受け部393を取り付ける上で必要なCリングを嵌め込むための溝を形成する必要がなく、定着上フレーム390a内において軸線方向への動きがストッパ399によって許容範囲内で規制された状態で加熱ローラ391が定着上フレーム390aに対して円滑に位置決めされることになる。そのため、加熱ローラ391の回転負荷、熱履歴によって加熱ローラ391が変形することが確実に防止され、加熱ローラ391の耐久性を図ることができる。
【0051】
しかも、定着上フレーム390aに対し軸線方向への動きが許容範囲内で規制された状態で収容されている加熱ローラ391が各軸受け部393に対し軸線方向に摺動自在に支持されていることにより、定着の際に加熱ローラ391を加熱した際の熱によって加熱ローラ391が熱膨張しても、その熱膨張が軸受け部393によって規制されることなく軸線方向で吸収され、反りによる加熱ローラ391の回転に伴う偏心の発生を確実に防止することができる。
【0052】
また、定着上フレーム390aの支持部394は、各軸受け部393の外周部分を包囲するように支持部394(凹部394a上)に設けられた略半円弧状の包囲部394bと、この包囲部394bの一端部に連続して設けられ、凹部394に対する凸部395の嵌合方向から上記各軸受け部393の外周部分を案内する案内部394cとで構成されているので、各軸受け部393の外周部分が、定着上フレーム390aの支持部394の凹部394aに対する環状突起395の凸部395aの嵌合方向から案内部394cによって案内されて包囲部394bに包囲されるので、定着上フレーム390aに対する各軸受け部393の嵌合をよりスムーズに行うことができる。しかも、包囲部394bが各軸受け部393の外周部分の略半円弧分に相当する略半円弧状に形成されているので、各軸受け部393の外周部分が定着上フレーム390aの支持部394の包囲部394bによって確実に保持され、加熱ローラ391の支持性能を高めることができる。
【0053】
そして、定着上フレーム390aの凹部394aが各軸受け部393の凸部395aを加熱ローラ391の回転方向に所定量回転させる長穴に形成され、各軸受け部393の凸部395a先端より加熱ローラ391の回転方向に突出する一方の突出部395bを加熱ローラ391の回転方向に所定量回転させた際に反嵌合方向に離脱不能に係合する係合部396が定着上フレーム390aの凹部394aに設けられているので、定着時に加熱ローラ391に対する連れ回り方向に回動付勢された各軸受け部393が定着上フレーム390aから離脱することが確実に防止され、定着上フレーム390aに対する加熱ローラ391の経時的な位置ズレを確実に防止することができる。
【0054】
更に、駆動ギヤ398は、加熱ローラ391の一端側から挿通され、加熱ローラ391一端部の丸穴391eに対しピン397を挿通させた状態で、加熱ローラ391を一端側へ戻すことによって、駆動ギヤ398の内周部の一部に加熱ローラ391の外表面に対し所定の間隙を存して外方に開口する切欠部398aが上記ピン397の頭部397aに対し嵌合されて取り付けられているので、駆動ギヤ398を加熱ローラ391の一端部に対して確実に取り付けることができる。しかも、加熱ローラ391の一端部に開口する丸穴391eにピン397が挿通されることにより、加熱ローラ391の一端部での丸穴391eによる強度低下が可及的に抑制され、加熱ローラ391の剛性を効果的に確保することができる。
【0055】
なお、上記実施形態では、複合機の定着装置に本発明を適用した場合について説明したが、コピー機能、プリント機能、またはファクシミリ機能を備えた画像形成装置の定着装置に本発明が適用されていても良いのはもちろんである。
【0056】
【発明の効果】
以上のように、定着装置本体に対し軸線方向への動きを許容範囲内で規制した状態で収容する加熱ローラを周方向に回転自在にかつ軸線方向に摺動自在に支持する軸受け部の凸部を定着装置本体上面の凹部に脱着自在に嵌合することによって、加熱ローラを定着装置本体に対し位置決めすることで、省電力化を図る上で用いた薄肉の加熱ローラにCリングを嵌め込むための溝を形成しなくとも、加熱ローラを定着装置本体に対して円滑に位置決めでき、加熱ローラの回転負荷、熱履歴による加熱ローラの変形を確実に防止して加熱ローラの耐久性を図ることができる。しかも、定着時に加熱ローラを加熱した際の熱による加熱ローラの熱膨張を軸受けによって規制することなく軸線方向で吸収し、反りによる加熱ローラの回転に伴う偏心の発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる定着装置を備えた複合機の概略構成を示す模式図である。
【図2】定着装置を側方から見た断面図である。
【図3】定着装置の一端部付近の断面図である。
【図4】定着装置の全体構成を示す断面図である。
【図5】軸受け部を定着上フレームの支持部に嵌合する前の状態を示す斜視図である。
【図6】(a)は軸受け部を定着上フレームの支持部に嵌合する前の状態を軸線方向から見た側面図である。
(b)は軸受け部を定着上フレームの支持部に嵌合した状態を軸線方向から見た側面図である。
(c)は軸受け部の一方の突出部を定着上フレームの支持部の係合部に係合した状態を軸線方向から見た側面図である。
【図7】駆動ギヤを加熱ローラに取り付けた状態を示す丸穴付近の断面図である。
【図8】(a)は駆動ギヤを一端部側から挿通させた状態を示す加熱ローラの正面図である。
(b)は丸穴にピンを挿通させた状態を示す加熱ローラの正面図である。
(c)は駆動ギヤを外方に移動させて切欠部内にピンの頭部を嵌合させた嵌合状態を示す加熱ローラの正面図である。
【符号の説明】
39 定着装置
390a 定着上フレーム(定着装置本体)
391 加熱ローラ
391e 丸穴
392 加圧ローラ
393 軸受け部
394a 凹部
394b 包囲部
394c 案内部
395a 凸部
395b 突出部
396 係合部
397 ピン
397a 頭部
398 駆動ギヤ
P 画像形成用紙(用紙)

Claims (3)

  1. 加熱ローラと、加圧ローラとを備え、用紙上に転写された未定着トナーで表現される画像情報を上記加熱ローラと上記加圧ローラとの間のニップ部を通して定着する定着装置において、
    上記加熱ローラを収容する定着装置本体と、上記加熱ローラを周方向に回転自在にかつ軸線方向に摺動自在に支持する円環形状の軸受け部とを備え、
    上記定着装置本体の軸線方向両端部には、上記加熱ローラの軸線方向への動きを許容範囲内で規制するストッパが設けられており、
    上記加熱ローラは、上記定着装置本体における上記ストッパに対し軸線方向への動きが許容範囲内で規制された状態で収容されており、
    その加熱ローラの両端には、上記軸受け部が挿通されており、
    上記定着装置本体の内周面には、上記軸受け部を支持する支持部が設けられており、
    上記支持部の内周面には、凹部が設けられており、
    上記各軸受け部は、上記定着装置本体における上記支持部内周面に設けられた上記凹部に脱着自在に嵌合して上記加熱ローラを上記支持部に対し位置決めする凸部を備えており、
    上記定着装置本体における上記支持部の上記凹部は、この凹部内に挿入された上記各軸受け部の上記凸部を上記加熱ローラの回転方向に所定量回転させる長穴に形成されており、
    上記各軸受け部の上記凸部には、上記加熱ローラの回転方向に突出する突出部が設けられている一方、
    上記定着装置本体における上記支持部の上記凹部には、上記各軸受け部の上記凸部を上記加熱ローラの回転方向に所定量回転させた際に上記突出部を反嵌合方向に離脱不能に係合する係合部が設けられていることを特徴とする定着装置。
  2. 上記請求項1に記載の定着装置において、
    上記定着装置本体における上記支持部は、上記各軸受け部の外周部分を包囲するように設けられた包囲部と、この包囲部の端部に連続して設けられ、上記凹部に対する上記凸部の嵌合方向から上記各軸受け部の外周部分を上記包囲部へ案内する案内部とを備え、
    上記包囲部は、上記各軸受け部の外周部分の略半円弧分に相当する略半円弧状に形成されていることを特徴とする定着装置。
  3. 上記請求項1または請求項に記載の定着装置において、
    上記加熱ローラの一端部には、頭部を有するピンが挿通される丸穴が開口しており、
    この加熱ローラの一端部に対し回転一体に連結される駆動ギヤの内周部の一部には、上記加熱ローラの外表面に対し所定の間隙を存して外方に開口する切欠部が設けられており、
    上記駆動ギヤは、上記加熱ローラの上記丸穴に上記ピンを挿通させていない状態で、上記加熱ローラの一端側から挿通された後、上記加熱ローラの上記丸穴に上記ピンを挿通させた状態で、上記加熱ローラの一端側へ戻すことによって、外方に開口する上記切欠部が上記ピンの頭部に対し嵌合されて取り付けられていることを特徴とする定着装置。
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