JP4423108B2

JP4423108B2 - 画像読取記録装置

Info

Publication number: JP4423108B2
Application number: JP2004158762A
Authority: JP
Inventors: 片山　　貴文; 中村　　文彦; 龍志山本
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2004-05-28
Filing date: 2004-05-28
Publication date: 2010-03-03
Anticipated expiration: 2024-05-28
Also published as: US7693444B2; CN1702570A; JP2005341342A; KR20060049469A; EP1601175A1; CN100504650C; KR100694718B1; US20050264853A1

Description

本発明は原稿から情報を読み取るための読取手段を有し、且つプロセスカートリッジを装着して記録媒体に画像を記録する画像を形成して記録媒体に記録する複写機、ファクシミリ、多機能プリンタ等の画像読取記録装置に関する。

今日、複写機やファクシミリ装置等にあってはその高画質な記録が可能であることから電子写真方式の装置が広く使用されるようになり、パーソナルユースにおいても用いられるようになっている。

そして、上記電子写真画像読取記録装置はメンテナンスを容易にするとともに、トナーの補給を簡単に行えるようにするために、感光体ドラムや現像器を一体化したプロセスカートリッジを装着して記録媒体に画像を形成するものがある。

例えば、図４に示すように、感光体ドラムや現像器を一体化したプロセスカートリッジ50を装置本体に装着して画像形成する装置である。画像形成に際しては、装置下部に形成された搬送路51に沿って記録媒体を搬送する。これと同時にプロセスカートリッジ50の上方に配置したスキャナユニット52からプロセスカートリッジ50内の感光体ドラムにレーザ光を照射してトナー像を形成し、そのトナー像を搬送される記録媒体に転写して画像を形成する。さらに、トナー像が転写された記録媒体を定着器53に搬送して該トナー像を熱定着した後に排出する。

なお、上記装置は原稿を読み取るための読取ユニット54を備えており、この読取ユニット54で読み取った情報に基づき、複写機能として画像形成したり、ファクシミリ機能として他の機器へ送信するもことを可能としている（特許文献１参照）。

実開平５−５４６４号公報

しかしながら、上記のような読取ユニット54やスキャナユニット52、更にはプロセスカートリッジ50等を有する装置の場合、プロセスカートリッジ50を装置本体から着脱する場合、スキャナユニット52か、或いは読取ユニット54を回動する等して退避させた後に行わなければならなかった。そのため、プロセスカートリッジの着脱操作性が悪いという問題があった。

また、定着器53が装置下方に位置しているため、その定着熱が装置内部に籠もり易く、装置内部温度が上昇し易いという問題があった。

本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像形成を行うプロセスカートリッジの着脱操作性を向上し、さらに定着熱による装置内部温度上昇を抑える画像読取記録装置を提供するものである。

上記課題を解決するための本発明における代表的な手段は、像担持体を有するプロセスカートリッジを装置本体に装着し、記録媒体に画像を形成して装置本体の手前側に排出する画像読取記録装置において、前記像担持体に画信号に応じた露光を行うための露光手段と、装置本体の背面側に配置され、前記記録媒体に形成したトナー像を定着するための定着手段と、前記露光手段よりも装置本体の手前側に配置され、装置本体の手前側からセットした原稿をＵターン搬送して読み取り、装置本体の手前側に排出するための読取手段と、を有し、前記定着手段を前記プロセスカートリッジの上方へ配置し、且つ前記プロセスカートリッジを着脱するためのカートリッジ着脱スペースを前記定着手段と前記露光手段との間に配置し、前記読取手段と、前記プロセスカートリッジと、前記露光手段とを略同じ高さに配置したことを特徴とする。

本発明はカートリッジ着脱スペースを定着手段と露光手段の間に配置したために、プロセスカートリッジの着脱が容易となる。また定着手段をプロセスカートリッジの上方へ配置配置したために、定着熱による装置内部温度上昇を抑えることが可能となる。また、定着手段と露光手段との間にプロセスカートリッジを着脱するためのスペースがあるので定着手段の熱の影響を露光手段が受けづらい。

次に本発明の一実施形態に係る画像読取記録装置について、図面を参照して説明する。なお、図１は画像読取記録装置の断面模式説明図であり、図２は画像読取記録装置の外観説明図、図３はプロセスカートリッジの着脱状態説明図である。

｛画像読取記録装置の全体構成｝
まず画像読取記録装置の全体構成について説明する。本実施形態では画像読取記録装置はコピー及びプリンタ機能を備えたファクシミリを例示する。

本実施形態の画像読取記録装置は装置本体１の上面に各種操作を行うための操作パネル２（図２参照）が設けられ、使用者は装置手前側（図１の左側）から操作パネル２を操作し、また原稿のセット、記録後の記録媒体（以下「記録シート」という）の取り出しができるようになっている。

図１に示すように、装置手前側には原稿読取手段としての読取ユニット３が配置されている。この読取ユニット３は、装置本体手前側に突出した原稿トレイ４上に画像面を上にしてセットした原稿Ｄを分離ローラ５で１枚ずつ分離給送するとともに、搬送ローラ６によってＵターン搬送する。そして、搬送される原稿Ｄに記載された画像を密着型イメージセンサ７によって読み取り、読み取りデータとして複写モードの場合は自己の露光手段へ、ファクシミリモードの場合は他機の露光手段へと伝送する。

また、装置本体１の下部にはシート積載台８が設けられており、記録シートＳがシート積載台８から装置上部へと搬送可能となっている。すなわち、装置奥側（図１の右側）下部には分離ローラ９及び分離パッド10が設けられており、装置が記録開始信号を受けると、分離ローラ９が駆動して記録シートＳを１枚ずつ分離給送し、装置奥側側面に沿って設けられた搬送ガイド11によりガイドして装置上方へと搬送する。

上記記録シートの搬送と同期して、画像形成部を構成するプロセスカートリッジ12によりトナー像を形成し、該トナー像を搬送される記録シートＳに転写して画像記録を行う。プロセスカートリッジ12内には像担持体としての感光体ドラム12ａや図示しない現像器等が一体的にカートリッジ化されており、これを装着することで電子写真方式によって画像形成するものである。すなわち、回転する感光体ドラム12ａに対して露光手段となるスキャナユニット13から画信号に応じたレーザ光を照射して感光体ドラム12ａに静電潜像を形成し、該潜像を現像器によってトナー現像して可視像化し、そのトナー像を転写ローラ14へのバイアス印加によって搬送される記録シートへ転写するものである。

上記トナー像が転写された記録シートＳは上方の定着手段を構成する熱ローラ対15で搬送される間に加熱されてトナー像が定着された後、装置上部の排出部16へと排出される。

なお、感光体ドラム12ａに露光を行うスキャナユニット13は、内部に発光手段であるレーザダイオード13ｃ、ポリゴンミラー13ａ、結像レンズ13ｂ等が設けられており、画信号に応じて発光するレーザダイオード13ｃの光をポリゴンミラー13ａで偏向した後に結像レンズ13ｂによって結像して感光体ドラム12ａへ照射する。

｛各部材の配置｝
次にスキャナユニット13や定着手段を構成する熱ローラ対15等の各部材の配置について説明する。

装置本体１内の装置奥側略中央部にはカートリッジ装着スペース17が設けられ、該スペース17にプロセスカートリッジ12が装着可能となっている。このプロセスカートリッジ12の着脱は装置上部に設けた開閉部材18を上方へ開くことによって行う。なお、カートリッジ装着手段の構成としては、カートリッジ装着スペース17の両内壁面にはカートリッジ挿入ガイドが設けられており、カートリッジの長手方向両側面に形成されたガイド凸部を前記挿入ガイドに沿わせて挿入することでプロセスカートリッジ12をカートリッジ装着スペース17に装着することができるようになっている。

そして、前記カートリッジ装着スペース17の上方に定着手段である熱ローラ対15が配置されている。すなわち、熱ローラ対15が装置上部に配置されているために、該熱ローラ対15によって発生した熱は上方へ逃げて装置外への排熱が促進され、且つ熱ローラ対15の下方に装着されるプロセスカートリッジ12等が熱の影響を受け難くなっている。

また、熱ローラ対15は装置本体の奥側に配置され、熱ローラ対15からの排熱を装置奥側へ行えるようにしている。そして、記録シートの搬送パスを短くするために、前記プロセスカートリッジ12も装置奥側に装着されるようにカートリッジ装着スペース17が配置されている。

さらに、前記プロセスカートリッジ12が装着される位置に対し、これと略同一高さとなるようにスキャナユニット13及び読取ユニット３が配置されている。これにより、スキャナユニット13や読取ユニット３も定着手段による熱の影響を受け難くなっている。

スキャナユニット13やプロセスカートリッジ12を装置上下方向にわたって配置した場合、装置が大型化し易くなるが、本実施形態にあっては、これらを横方向に略同じ高さに配置したために装置が大型化することなく、装置構成も複雑にならない。

そして、カートリッジ装着スペース17は前述のように装置奥側に配置されているのに対し、読取ユニット３は装置手前側に配置されている。このため、装置手前側にいる使用者は読取ユニット３に対して原稿のセットが容易である。それのみならず、本実施形態の読取ユニット３は原稿をＵターン搬送して読み取るために、読み取られた原稿は装置手前側に排出され、その処理も装置手前側から容易になし得るようになっている。熱ローラ対15が装置本体の奥側に配置されているのに対して読取ユニット３が前側に配置されているために読取ユニット３が熱ローラ対15の熱の影響を受けづらい。

装着されたプロセスカートリッジ12の感光体ドラムに対してレーザ光を照射するスキャナユニット13は前記読取ユニット３とカートリッジ装着スペース17の間に配置されている。そして、該スキャナユニット13と、カートリッジ装着スペース17や熱ローラ対15との間にカートリッジ着脱スペース19が設けられている。このように、装着したプロセスカートリッジ12とスキャナユニット13との間にカートリッジ着脱スペース19を設けることにより、図３に示すように、開閉部材18を開いて装置上部からプロセスカートリッジ12を矢印Ｘ方向に着脱することが可能となる。

スキャナユニット13よりも装置の前側に読取ユニット３が配置されているためにプロセスカートリッジ12の着脱の際に読取ユニット３が邪魔になることがない。即ち、横方向に配置されたスキャナユニット13や読取ユニット３を移動させることなく、プロセスカートリッジ12の着脱操作を容易に行うことができる。また、スキャナユニット13と熱ローラ対15とはカートリッジ着脱空間の分だけ離間して配置されているためにスキャナユニット13が熱ローラ対15の熱の影響を受けずらい。

画像読取記録装置の断面模式説明図である。画像読取記録装置の外観説明図である。プロセスカートリッジの着脱状態説明図である。従来の画像読取記録装置の断面模式説明図である。

符号の説明

Ｄ …原稿
Ｓ …記録シート
１ …装置本体
２ …操作パネル
３ …読取ユニット
４ …原稿トレイ
５ …分離ローラ
６ …搬送ローラ
７ …密着型イメージセンサ
８ …シート積載台
９ …分離ローラ
10 …分離パッド
11 …搬送ガイド
12 …プロセスカートリッジ
12ａ …感光体ドラム
13 …スキャナユニット
13ａ …ポリゴンミラー
13ｂ …結像レンズ
14 …転写ローラ
15 …熱ローラ対
16 …排出部
17 …カートリッジ装着スペース
18 …開閉部材
19 …カートリッジ着脱スペース

Claims

像担持体を有するプロセスカートリッジを装置本体に装着し、記録媒体に画像を形成して装置本体の手前側に排出する画像読取記録装置において、
前記像担持体に画信号に応じた露光を行うための露光手段と、
装置本体の背面側に配置され、前記記録媒体に形成したトナー像を定着するための定着手段と、
前記露光手段よりも装置本体の手前側に配置され、装置本体の手前側からセットした原稿をＵターン搬送して読み取り、装置本体の手前側に排出するための読取手段と、
を有し、
前記定着手段を前記プロセスカートリッジの上方へ配置し、且つ前記プロセスカートリッジを着脱するためのカートリッジ着脱スペースを前記定着手段と前記露光手段との間に配置し、前記読取手段と、前記プロセスカートリッジと、前記露光手段とを略同じ高さに配置したことを特徴とする画像読取記録装置。
前記プロセスカートリッジは前記カートリッジ着脱スペースを介して上方に取り出すことが可能であることを特徴とする請求項１に記載の画像読取記録装置。
前記露光手段は、画信号に応じて発光する発光手段と、前記発光手段からの光を偏向するためのポリゴンミラーと、前記ポリゴンミラーで偏向した光を結像するための結像レンズとを備えていることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の画像読取記録装置。
前記読取手段に設けられ、搬送される原稿の画像を読み取るセンサを備え、
前記センサは、前記定着手段よりも下方に設けられていることを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれかに記載の画像読取記録装置。