JP2007010999A - 定着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】用紙及びベルトの搬送性を向上させ、用紙のしわ及び定着不良(したがって画像不良)を防止すること。
【解決手段】定着装置2は、熱ローラ4と、上流側支持ローラ6と、下流側支持ローラ8と、上流側及び下流側支持ローラ6及び8に巻き掛けられた無端状のベルト10とを備えている。下流側支持ローラ8がベルト10を介して熱ローラ4に圧接され、ベルト10の周方向における一部領域が熱ローラ4にニップされる。熱ローラ4及び下流側支持ローラ8のうちの片方がクラウン形状をなしかつ、他方が逆クラウン形状をなしている。
【選択図】 図2
【解決手段】定着装置2は、熱ローラ4と、上流側支持ローラ6と、下流側支持ローラ8と、上流側及び下流側支持ローラ6及び8に巻き掛けられた無端状のベルト10とを備えている。下流側支持ローラ8がベルト10を介して熱ローラ4に圧接され、ベルト10の周方向における一部領域が熱ローラ4にニップされる。熱ローラ4及び下流側支持ローラ8のうちの片方がクラウン形状をなしかつ、他方が逆クラウン形状をなしている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、静電写真式の複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に装着される定着装置、更に詳しくは、熱ローラと、熱ローラの回転方向上流側に配置された上流側支持ローラと、該回転方向下流側に配置された下流側支持ローラと、上流側支持ローラ及び下流側支持ローラに巻き掛けられた無端状のベルトとを備え、少なくとも下流側支持ローラが該ベルトを介して熱ローラに圧接され、該ベルトの周方向における一部領域が熱ローラにニップされる形態の定着装置に関する。
画像形成装置に装着される定着装置は、未定着トナーを用紙に定着させるため、高い温度と一定時間の圧力を必要としている。特に近年、ニーズが多くなってきているカラー画像形成装置においては、多色のトナーを重ねて印字するため、モノクロ機よりも高い熱量と圧力が必要とされる。この要求に応えるためには、熱ローラと圧ローラとのニップ幅が大きい定着装置が有利である。そしてこのような定着装置の一つの典型例としては、熱ローラと、熱ローラの回転方向上流側に配置された上流側支持ローラと、該回転方向下流側に配置された下流側支持ローラと、両ローラ間に巻き掛けられた無端状のベルトとを備え、少なくとも下流側支持ローラが該ベルトを介して熱ローラに圧接され、該ベルトの周方向における一部領域が熱ローラにニップされる定着装置を挙げることができる(特許文献1参照)。
上記定着装置において、熱ローラと、熱ローラに該ベルトを介して圧接される下流側支持ローラとは、それぞれ、直径が軸方向の一端から他端にわたって実質的に一定であるストレート形状をなしている。その結果、熱ローラと、該ベルトを介して圧接される下流側支持ローラとのニップ部には、該ベルト及び搬送される用紙を軸方向外方に広げる機能がないので、用紙の搬送性及び該ベルト自身の搬送性に問題がある。すなわち、該ニップ部に、用紙が軸方向に波打った状態で搬送されてくると、用紙を軸方向外方に広げる機能がないので、用紙にしわが発生するおそれがある。また、該ニップ部の直前において、該ベルトにたるみが生じやすく、部分的な定着不良、したがって画像不良が発生するおそれがある。
特開2004−212844号公報
本発明の目的は、用紙及びベルトの搬送性を向上させ、用紙のしわ及び定着不良(したがって画像不良)を防止することを可能にする、新規な定着装置を提供することである。
本発明によれば、
熱ローラと、熱ローラの回転方向上流側に配置された上流側支持ローラと、該回転方向下流側に配置された下流側支持ローラと、上流側支持ローラ及び下流側支持ローラに巻き掛けられた無端状のベルトとを備え、少なくとも下流側支持ローラが該ベルトを介して熱ローラに圧接され、該ベルトの周方向における一部領域が熱ローラにニップされる定着装置において、
熱ローラ及び下流側支持ローラのうちの片方がクラウン形状をなしかつ、他方が逆クラウン形状をなすよう構成される、
ことを特徴とする定着装置、が提供される。
上流側支持ローラが下流側支持ローラに対し離隔する方向であって熱ローラの接線方向と一致する方向に付勢されて該ベルトに張力が付与され、下流側支持ローラが熱ローラの軸心に向って付勢されて該ベルトを介して熱ローラに圧接される、ことが好ましい。
熱ローラと、熱ローラの回転方向上流側に配置された上流側支持ローラと、該回転方向下流側に配置された下流側支持ローラと、上流側支持ローラ及び下流側支持ローラに巻き掛けられた無端状のベルトとを備え、少なくとも下流側支持ローラが該ベルトを介して熱ローラに圧接され、該ベルトの周方向における一部領域が熱ローラにニップされる定着装置において、
熱ローラ及び下流側支持ローラのうちの片方がクラウン形状をなしかつ、他方が逆クラウン形状をなすよう構成される、
ことを特徴とする定着装置、が提供される。
上流側支持ローラが下流側支持ローラに対し離隔する方向であって熱ローラの接線方向と一致する方向に付勢されて該ベルトに張力が付与され、下流側支持ローラが熱ローラの軸心に向って付勢されて該ベルトを介して熱ローラに圧接される、ことが好ましい。
以下、本発明に従って構成された定着装置の好適な実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照して、定着装置2は、熱ローラ4と、熱ローラ4の半径方向外側において相互に周方向に間隔をおいて配置された上流側支持ローラ6及び下流側支持ローラ8と、上流側支持ローラ6及び下流側支持ローラ8間に巻き掛けられた無端状のベルト10とを備えている。上流側支持ローラ6は、熱ローラ4の回転方向上流側に配置され、下流側支持ローラ8は熱ローラ4の回転方向下流側に配置されている。少なくとも下流側支持ローラ8、実施形態においては下流側支持ローラ8がベルト10を介して熱ローラ4に圧接され、ベルト10の周方向における一部領域、実施形態においては、ベルト10の、下流側支持ローラ8と熱ローラ4とのニップ部から上流側の一部領域が熱ローラ4にニップされている。上流側支持ローラ6の、ベルト10が巻き掛けられた周方向領域であって、熱ローラ4に対向する領域は、熱ローラ4に対し、ベルト10が巻き掛けられた状態で、隙間をおいて位置付けられている。
熱ローラ4は、アルミニウムなどの金属からなる円筒状本体12と、円筒状本体12の外周面に配設された、シリコンゴムなどからなる弾性層14とを備えている。熱ローラ4の円筒状本体12の両端には、円筒状本体12よりも小径の円筒状の軸部16が、両端から軸方向の両側に延び出すよう一体に形成されている。熱ローラ4の軸部16の各々は、定着装置2の、図示しない一対の側壁に、それぞれ図示しない軸受を介して回転自在に支持されている。熱ローラ4の中心部には熱源であるハロゲンヒータHが配設されている。ハロゲンヒータHの両端部は、定着装置2の、図示しない側壁の各々の外側に離脱自在に装着される側カバー(不図示)に静止状態で支持される。
相互に実質的に同じ構成を有している上流側支持ローラ6及び下流側支持ローラ8は、それぞれ、アルミニウムなどの金属からなる円筒状本体20を備えている。円筒状本体20の両端には、円筒状本体20よりも小径の円筒状の軸部22が、両端から軸方向の両側に延び出すよう一体に形成されている。上流側支持ローラ6の軸部22の各々は、それぞれ、定着装置2の、図示しない側壁の各々に形成された長穴24に、図示しない軸受部材を介して回動自在にかつ、長穴24に沿って摺動可能に支持されている。長穴24の各々は、熱ローラ4の接線方向であって、下流側支持ローラ8に対し接近及び離隔する方向に長く延在するよう形成されている。下流側支持ローラ8の軸部22の各々は、それぞれ、該側壁の各々に形成された長穴26に、図示しない軸受部材を介して回動自在にかつ、長穴26に沿って摺動可能に支持されている。長穴26の各々は、熱ローラ4の半径方向に長く延在するよう形成されている。
該側壁の各々と、上流側支持ローラ6の、対応する軸部22との間には図示しない圧力付与手段、例えば圧縮コイルばねが配設され、軸部22の各々を、矢印A方向に付勢している。これにより、上流側支持ローラ6は、下流側支持ローラ8に対し離隔する方向であって、熱ローラ4の接線方向と一致する方向に付勢され、ベルト10に張力が付与される。該側壁の各々と、下流側支持ローラ8の、対応する軸部22との間には図示しない圧力付与手段、例えば圧縮コイルばねが配設され、軸部22の各々を、矢印B方向に付勢している。これにより、下流側支持ローラ8は、熱ローラ4の半径方向に軸心に向って付勢され、ベルト10を介して熱ローラ4に圧接させられる。ベルト10は、ポリイミド樹脂から形成されている。
熱ローラ4は、ギヤなどの動力伝達機構を介して、例えば駆動原である電動モータに駆動連結されている(いずれも図示せず)。熱ローラ4が電動モータにより図1において時計方向に回転駆動されると、上流側支持ローラ6及び下流側支持ローラ8は、ベルト10と共に反時計方向に従動回転させられる。ハロゲンヒータHが通電され、発熱が開始されると、熱ローラ4の昇温が開始される。熱ローラ4に伝達された熱は、ベルト10及び、ベルト10を介して下流側支持ローラ8及び上流側支持ローラ6にも伝達される。熱ローラ4の表面温度が常温から所定の温度に達した後、片面(上面)にトナーが転写された用紙Pが図1において右から左に向かって搬送され、熱ローラ4とベルト10とのニップ部を通過すると、用紙Pの片面に転写された未定着トナーは、熱ローラ4によって用紙Pの片面に溶融定着される。
本発明による上記定着装置2においては、熱ローラ4及び下流側支持ローラ8のうちの片方がクラウン形状をなしかつ、他方が逆クラウン形状をなすよう構成される。図2には、熱ローラ4の外周面、すなわち弾性層14の外周面がクラウン形状(軸方向中央の直径が軸方向両端の直径よりも大きい形状)をなし、下流側支持ローラ8の外周面、すなわち円筒状本体20の外周面が逆クラウン形状(軸方向中央の直径が軸方向両端の直径よりも小さい形状)をなすよう形成されている。また、図3には、熱ローラ4の外周面、すなわち弾性層14の外周面が逆クラウン形状をなし、下流側支持ローラ8の外周面、すなわち円筒状本体20の外周面がクラウン形状をなすよう形成されている。
本発明による定着装置2において、熱ローラ4及び下流側支持ローラ8が上記のように構成されているので、熱ローラ4と、ベルト10を介して圧接される下流側支持ローラ8とのニップ部には、ベルト10及び搬送される用紙Pを軸方向外方に広げる機能が付与されるので、用紙Pの搬送性及びベルト10自身の搬送性が向上される。すなわち、該ニップ部に、用紙Pが軸方向に波打った状態で搬送されてくると、用紙Pが軸方向外方に広げられながら通過するので、用紙Pにしわが発生することなく搬送される。また、ベルト10が該ニップ部を通過するに際しても軸方向外方に広げられるので、該ニップ部の直前においてベルト10にたるみが生ずることが抑制され、部分的な定着不良、したがって画像不良の発生が防止される。
本発明者は、本発明の効果を確認するための実験を行った。実験は、図1に示す定着装置を備えた画像形成装置を使用して、連続印字(したがって連続定着)を10K枚行い、10K枚耐刷後の画像品質の評価を行った。画像品質の評価は、画像の状態として、画像ずれが発生したか否かを確認することによって行った。実験結果を示す図4及び図5(後述する)において、×印は、画像ずれが発生した結果を示し、○印は、画像ずれが発生しなかった結果を示している。なお、実験に使用した定着装置における主要な構成部材の寸法は次のとおりである。
熱ローラの直径:36mm
熱ローラを被覆する弾性体であるシリコンゴムの厚さ:0.75mm
上流側支持ローラの直径:17mm
下流側支持ローラの直径:17mm
熱ローラの直径:36mm
熱ローラを被覆する弾性体であるシリコンゴムの厚さ:0.75mm
上流側支持ローラの直径:17mm
下流側支持ローラの直径:17mm
図4には、比較例1〜5の実験結果が示されている。
比較例1は、熱ローラ、上流側支持ローラ及び下流側支持ローラの各々を、直径のクラウン量が0mmの、直径が一端から他端まで一定の形状とした定着装置の実験結果である。
比較例2〜5は、熱ローラを、クラウン量が正の値で示されるクラウン形状又はクラウン量が負の値で示される逆クラウン形状としかつ、上流側支持ローラ及び下流側支持ローラの各々を、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置の実験結果である。すなわち、
比較例2は、熱ローラを、クラウン量が0.05mmのクラウン形状とした定着装置の実験結果である。
比較例3は、熱ローラを、クラウン量が0.1mmのクラウン形状とした定着装置の実験結果である。
比較例4は、熱ローラを、クラウン量が−0.05mmの逆クラウン形状とした定着装置の実験結果である。
比較例5は、熱ローラを、クラウン量が−0.1mmの逆クラウン形状とした定着装置の実験結果である。
図4に示す実験結果によれば、熱ローラと上流側支持ローラ及び下流側支持ローラの全てを、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置及び、熱ローラを、クラウン形状又は逆クラウン形状とし、上流側支持ローラ及び下流側支持ローラの各々を、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置、においては、いずれも、画像ずれが発生することが確認された。
比較例1は、熱ローラ、上流側支持ローラ及び下流側支持ローラの各々を、直径のクラウン量が0mmの、直径が一端から他端まで一定の形状とした定着装置の実験結果である。
比較例2〜5は、熱ローラを、クラウン量が正の値で示されるクラウン形状又はクラウン量が負の値で示される逆クラウン形状としかつ、上流側支持ローラ及び下流側支持ローラの各々を、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置の実験結果である。すなわち、
比較例2は、熱ローラを、クラウン量が0.05mmのクラウン形状とした定着装置の実験結果である。
比較例3は、熱ローラを、クラウン量が0.1mmのクラウン形状とした定着装置の実験結果である。
比較例4は、熱ローラを、クラウン量が−0.05mmの逆クラウン形状とした定着装置の実験結果である。
比較例5は、熱ローラを、クラウン量が−0.1mmの逆クラウン形状とした定着装置の実験結果である。
図4に示す実験結果によれば、熱ローラと上流側支持ローラ及び下流側支持ローラの全てを、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置及び、熱ローラを、クラウン形状又は逆クラウン形状とし、上流側支持ローラ及び下流側支持ローラの各々を、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置、においては、いずれも、画像ずれが発生することが確認された。
図5には、実施例1〜8の実験結果が示されている。
実施例1〜8は、熱ローラをクラウン形状又は逆クラウン形状とし、下流側支持ローラを、熱ローラの形状にほぼ対応して逆クラウン形状又はクラウン形状とし、上流側支持ローラを直径が一定の形状又は逆クラウン形状又はクラウン形状とした定着装置の実験結果である。すなわち、
実施例1は、熱ローラを、クラウン量が0.1mmのクラウン形状とし、下流側支持ローラを、クラウン量が−0.1mmの逆クラウン形状とし、上流側支持ローラを、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置の実験結果である。
実施例2は、熱ローラを、クラウン量が0.1mmのクラウン形状とし、下流側支持ローラを、クラウン量が−0.05mmの逆クラウン形状とし、上流側支持ローラを、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置の実験結果である。
実施例3は、熱ローラを、クラウン量が0.05mmのクラウン形状とし、下流側支持ローラを、クラウン量が−0.05mmの逆クラウン形状とし、上流側支持ローラを、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置の実験結果である。
実施例4は、熱ローラを、クラウン量が0.05mmのクラウン形状とし、下流側支持ローラを、クラウン量が−0.05mmの逆クラウン形状とし、上流側支持ローラを、クラウン量が−0.03mmの逆クラウン形状とした定着装置の実験結果である。
実施例5は、熱ローラを、クラウン量が−0.1mmの逆クラウン形状とし、下流側支持ローラを、クラウン量が0.1mmのクラウン形状とし、上流側支持ローラを、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置の実験結果である。
実施例6は、熱ローラを、クラウン量が−0.1mmの逆クラウン形状とし、下流側支持ローラを、クラウン量が0.05mmのクラウン形状とし、上流側支持ローラを、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置の実験結果である。
実施例7は、熱ローラを、クラウン量が−0.05mmの逆クラウン形状とし、下流側支持ローラを、クラウン量が0.05mmのクラウン形状とし、上流側支持ローラを、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置の実験結果である。
実施例8は、熱ローラを、クラウン量が−0.05mmの逆クラウン形状とし、下流側支持ローラを、クラウン量が0.05mmのクラウン形状とし、上流側支持ローラを、クラウン量が0.03mmのクラウン形状とした定着装置の実験結果である。
図5に示す実験結果によれば、熱ローラ及び下流側支持ローラのうちの片方をクラウン形状とし、熱ローラ及び下流側支持ローラのうちの他方を逆クラウン形状とした定着装置においては、上流側支持ローラにおける直径の形状のいかんにかかわりなく、画像ずれが発生しないことが確認された。
実施例1〜8は、熱ローラをクラウン形状又は逆クラウン形状とし、下流側支持ローラを、熱ローラの形状にほぼ対応して逆クラウン形状又はクラウン形状とし、上流側支持ローラを直径が一定の形状又は逆クラウン形状又はクラウン形状とした定着装置の実験結果である。すなわち、
実施例1は、熱ローラを、クラウン量が0.1mmのクラウン形状とし、下流側支持ローラを、クラウン量が−0.1mmの逆クラウン形状とし、上流側支持ローラを、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置の実験結果である。
実施例2は、熱ローラを、クラウン量が0.1mmのクラウン形状とし、下流側支持ローラを、クラウン量が−0.05mmの逆クラウン形状とし、上流側支持ローラを、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置の実験結果である。
実施例3は、熱ローラを、クラウン量が0.05mmのクラウン形状とし、下流側支持ローラを、クラウン量が−0.05mmの逆クラウン形状とし、上流側支持ローラを、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置の実験結果である。
実施例4は、熱ローラを、クラウン量が0.05mmのクラウン形状とし、下流側支持ローラを、クラウン量が−0.05mmの逆クラウン形状とし、上流側支持ローラを、クラウン量が−0.03mmの逆クラウン形状とした定着装置の実験結果である。
実施例5は、熱ローラを、クラウン量が−0.1mmの逆クラウン形状とし、下流側支持ローラを、クラウン量が0.1mmのクラウン形状とし、上流側支持ローラを、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置の実験結果である。
実施例6は、熱ローラを、クラウン量が−0.1mmの逆クラウン形状とし、下流側支持ローラを、クラウン量が0.05mmのクラウン形状とし、上流側支持ローラを、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置の実験結果である。
実施例7は、熱ローラを、クラウン量が−0.05mmの逆クラウン形状とし、下流側支持ローラを、クラウン量が0.05mmのクラウン形状とし、上流側支持ローラを、クラウン量が0mmの、直径が一定の形状とした定着装置の実験結果である。
実施例8は、熱ローラを、クラウン量が−0.05mmの逆クラウン形状とし、下流側支持ローラを、クラウン量が0.05mmのクラウン形状とし、上流側支持ローラを、クラウン量が0.03mmのクラウン形状とした定着装置の実験結果である。
図5に示す実験結果によれば、熱ローラ及び下流側支持ローラのうちの片方をクラウン形状とし、熱ローラ及び下流側支持ローラのうちの他方を逆クラウン形状とした定着装置においては、上流側支持ローラにおける直径の形状のいかんにかかわりなく、画像ずれが発生しないことが確認された。
本発明による上記定着装置2において、下流側支持ローラ8がベルト10を介して熱ローラ4に圧接されるよう構成されているが、下流側支持ローラ8と共に上流側支持ローラ6がベルト10を介して熱ローラ4に圧接されるよう構成される他の実施形態もある。この実施形態においても、本発明による上記効果の達成は可能である。
2:定着装置
4:熱ローラ
6:上流側支持ローラ
8:下流側支持ローラ
10:無端状のベルト
12、20:円筒状本体
14:弾性層
16、22:軸部
24、26:長穴
H:ハロゲンヒータ
P:用紙
4:熱ローラ
6:上流側支持ローラ
8:下流側支持ローラ
10:無端状のベルト
12、20:円筒状本体
14:弾性層
16、22:軸部
24、26:長穴
H:ハロゲンヒータ
P:用紙
Claims (2)
- 熱ローラと、熱ローラの回転方向上流側に配置された上流側支持ローラと、該回転方向下流側に配置された下流側支持ローラと、上流側支持ローラ及び下流側支持ローラに巻き掛けられた無端状のベルトとを備え、少なくとも下流側支持ローラが該ベルトを介して熱ローラに圧接され、該ベルトの周方向における一部領域が熱ローラにニップされる定着装置において、
熱ローラ及び下流側支持ローラのうちの片方がクラウン形状をなしかつ、他方が逆クラウン形状をなすよう構成される、
ことを特徴とする定着装置。 - 上流側支持ローラが下流側支持ローラに対し離隔する方向であって熱ローラの接線方向と一致する方向に付勢されて該ベルトに張力が付与され、下流側支持ローラが熱ローラの軸心に向って付勢されて該ベルトを介して熱ローラに圧接される、請求項1記載の定着装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012102380A1 (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-02 | 三菱重工印刷紙工機械株式会社 | 定着装置、電子印刷機および定着方法 |
JP2015108747A (ja) * | 2013-12-05 | 2015-06-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
-
2005
- 2005-06-30 JP JP2005191933A patent/JP2007010999A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012102380A1 (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-02 | 三菱重工印刷紙工機械株式会社 | 定着装置、電子印刷機および定着方法 |
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Legal Events
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