JP4722450B2 - レンジ検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動変速機のレンジ検出装置に関する。
従来、自動変速機では、レンジセレクタの操作により選択されたレンジを検出するためにレンジ検出装置が用いられている(例えば特許文献1参照)。このようなレンジ検出装置では、レンジの選択に応じて往復移動する可動部を案内部の摺動面により摺動案内しつつ、可動部の移動位置に基づくレンジ検出を検出部により実施している。
特開2002−175744号公報
しかし、従来のレンジ検出装置においてレンジの選択状態では、その選択されているレンジに対応した位置に可動部が定位することになるため、定位時間が長くなると、摺動面における可動部の非接触部分に粉塵が付着する。特に特許文献1の如く自動変速機内に配置されるレンジ検出装置では、定位した可動部周辺に作動流体が滞留するため、摩擦要素やギアの摩耗によって発生し作動流体に混入した金属粉等の粉塵が摺動面に付着し易い。このように摺動面に付着した粉塵は除去されずに堆積していくため、その堆積した粉塵が移動中の可動部と摺動面との間に噛み込まれて、大きな摺動抵抗が発生することがある。その場合、可動部がスムーズに移動し得なくなるため、可動部や案内部、検出部の破損が生じ、装置の作動不良が招来される。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、レンジ検出装置の作動不良を防止することにある。
請求項1に記載の発明によると、可動部を摺動案内する案内部の摺動面に孔部が開口している。また、本発明では、所定レンジの選択状態において可動部は、所定位置に達する直前の移動方向の前側端部と孔部とが略一致する形態で、上記所定位置に定位する。そのため、摺動面における可動部の非接触部分に粉塵が付着しても、可動部は摺動面に摺動案内されつつ移動することで、粉塵を移動方向の前側端部で掻き寄せて孔部内に排出することができる。このようにして粉塵が摺動面から除去されることにより摺動面への粉塵の堆積が抑制されるので、移動中の可動部と摺動面との間に粉塵が噛み込まれる事態を回避できる。したがって、可動部の移動がスムーズになるので、可動部や案内部等の破損、ひいてはレンジ検出装置の作動不良を防止できる。
請求項2に記載の発明であるレンジ検出装置は自動変速機内に収容されているので、可動部周辺に滞留した作動流体中の粉塵が摺動面に付着し易い。しかし、摺動面に付着した粉塵は、可動部の移動に伴って除去されるので、可動部の移動を阻害しない。したがって、自動変速機内に収容されたレンジ検出装置であっても、作動不良が確実に防止されることとなる。
請求項3に記載の発明によると、摺動面は上方を向けて配置されているので、摺動面に開口する孔部は上方に向かって開口することとなる。上方を向く摺動面には粉塵が付着し易いが、その付着した粉塵は、可動部の移動に伴って掻き寄せられた後、上方に向かって開口する孔部内に重力作用によって落下し易い。このように孔部内への粉塵の排出が重力作用を利用して実現されることにより、その排出に必要な構成は比較的簡素になるので、コストを低減できる。
可動部によって掻き寄せられる粉塵は、その移動速度によっては可動部の移動方向前側端部に担持されることがあるが、可動部が停止することによってその前側端部から自然に剥離する。
そこで、請求項4に記載の発明によると、所定レンジの選択状態において可動部は、所定位置に達する直前の移動方向前側端部に接する仮想平面に対して孔部が当該前側端部とは反対側から隣接する形態で、上記所定位置に定位する。また、請求項5に記載の発明によると、所定レンジの選択状態において可動部は、所定位置に達する直前の移動方向前側端部に接する仮想平面上に孔部が位置する形態で、上記所定位置に定位する。このような請求項4,5に記載の発明によれば、可動部の移動方向前側端部に粉塵が担持されることがあっても、可動部が上記所定位置に達して定位することで可動部の移動方向前側端部から自然に剥離する粉塵を孔部内へと確実に落下させることができる。したがって、孔部内への粉塵の排出効率が向上する。
一般に駐車レンジ及び前進レンジは、選択頻度が高く、また選択状態が長時間維持され易い。そのため、可動部は、駐車レンジ又は前進レンジに対応する位置への移動頻度が高く、また当該レンジ対応位置での定位状態が長時間維持され易い。
そこで、請求項6に記載の発明によると、上記所定レンジは駐車レンジ及び前進レンジの少なくとも一方を含む。これにより、粉塵が移動中の可動部に担持されることがあっても、駐車レンジ又は前進レンジに対応する上記所定位置への移動頻度が高い可動部は、当該所定位置に長時間定位して粉塵の自然剥離及び孔部内への落下を促進することができる。したがって、孔部内への粉塵の排出効率がさらに向上する。
尚、孔部は、請求項7に記載の発明のように、可動部の移動方向に互いに離間し且つ請求項4又は5に記載の形態を実現する複数箇所に設けられていてもよい。あるいは孔部は、請求項8に記載の発明のように、可動部の移動方向に延伸し且つ当該延伸方向の複数箇所で請求項4又は5に記載の形態を実現するように設けられていてもよい。
請求項9に記載の発明によると、可動部の移動方向の軸線に対する直交方向において可動部の幅は孔部の内法よりも大きいので、可動部が孔部内に進入して移動不能となる事態を回避できる。
請求項10に記載の発明によると、孔部において摺動面とは反対側端部は開放されているので、孔部内に排出された粉塵を当該開放端部からさらに孔部外へと排出できる。これにより、粉塵が孔部内に蓄積され難くなるので、可動部により掻き寄せられた粉塵が孔部内に進入し得なくなる事態を回避できる。
請求項11に記載の発明によると、孔部において摺動面とは反対側端部は、作動流体を濾過する濾過装置の流体入口が配置された自動変速機内に開口している。これにより粉塵は、自動変速機内の作動流体が孔部内を流動すること等によって摺動面とは反対側端部から孔部外に排出され、その後、流体入口から濾過装置内に取り込まれて除去される。したがって、孔部外に排出された粉塵が再び摺動面に付着することを抑制できる。
請求項12に記載の発明によると、孔部において摺動面とは反対側端部は、磁石が配置された自動変速機内に開口している。これにより、自動変速機内の作動流体が孔部内を流動すること等によって粉塵が摺動面とは反対側端部から孔部外に排出され、当該排出粉塵のうち金属成分が磁石に吸着捕集されることになる。したがって、孔部外に排出された粉塵のうち金属成分が再び摺動面に付着することを抑制できる。
尚、孔部は、請求項13に記載の発明のように、摺動面とは反対側端部が閉塞されたものであってもよい。
ところで検出部は、請求項14に記載の発明のように、可動部に接触しない非接触式センサにより可動部の位置を検出し、その検出結果に基づいてレンジを特定回路により特定するものであってもよい。あるいは検出部は、請求項15に記載の発明のように、可動部に接触する接触式センサにより可動部の位置を検出し、その検出結果に基づいてレンジを特定回路により特定するものであってもよい。尚、それらいずれの場合でも、検出部を支持する案内部の摺動面に付着した粉塵は、可動部の移動に伴って孔部内に排出されることで、検出部の近傍に達し難くなる。したがって、粉塵による検出部の検出不良、故障等といった不具合の発生を抑制できる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
図2は、本発明の第一実施形態による自動変速機2を示している。自動変速機2は、ハウジング10、油圧制御装置20及びレンジ検出装置30を備えた所謂電子制御式の自動変速機であり、車両に搭載されて使用される。
ハウジング10は、変速機ケース12とオイルパン14とを組み合わせて構成されている。変速機ケース12内には、油圧制御装置20から供給される油圧に応じて係合又は解放される複数の摩擦要素が収容されており、各摩擦要素の係合及び解放の組み合わせに従ってレンジが切り換わるものである。本実施形態では自動変速機2のレンジとして、駐車(P)レンジ、後進(R)レンジ、中立(N)レンジ及び前進(D)レンジが用意されている。オイルパン14は、自動変速機2で使用する作動油を内部に蓄える。このオイルパン14内には、油圧制御装置20及びレンジ検出装置30が収容されている。
油圧制御装置20は、マニュアルバルブ22等の複数のバルブ及び複数の油路からなる油圧回路を有しており、オイルパン14内の作動油を用いて各摩擦要素への供給油圧を制御する。ここでマニュアルバルブ22は、図2〜図4に示すように、他のバルブと共通のバルブボディ23にスプール24が嵌入されることにより構成されている。変速機ケース12に固定されたバルブボディ23には、スプール24を往復直線移動可能に支持するスプール孔25が形成されている。また、図3に示すようにバルブボディ23には、スプール孔25の一端部側から他端部側に向かって順にDレンジ圧ポート26、ライン圧ポート27、Rレンジ圧ポート28、ドレン圧ポート29が形成されている。ライン圧ポート27は、ライン圧を生成するポンプ又はバルブと接続された油路に連通している。Dレンジ圧ポート26は、Dレンジで係合する摩擦要素への供給油圧を調整するバルブと接続された油路に連通している。Rレンジ圧ポート28は、Rレンジで係合する摩擦要素への供給油圧を調整するバルブと接続された油路に連通している。尚、D及びRレンジ圧ポート26,28の各連通油路に接続されるバルブは、対応するポートからライン圧を供給されるとき当該ライン圧を元圧として油圧調整を行うものである。ドレン圧ポート29とスプール孔25のDレンジ圧ポート26側端部は、ドレンとしてのオイルパン14内に連通している。
各ポート26〜29はスプール24の移動位置に応じて開閉され、それにより自動変速機2のレンジが切り換わるようになっている。具体的には、スプール24が図5(a)に示す位置Pに移動して定位するときには、ライン圧ポート27が他のポート26,28,29に対し非連通となり、ライン圧がD及びRレンジ圧ポート26,28に供給されないことによって、Pレンジが実現される。スプール24が図5(b)に示す位置Rに移動して定位するときには、ライン圧ポート27がRレンジ圧ポート28と連通し、ライン圧がRレンジ圧ポート28に供給されることによって、Rレンジが実現される。スプール24が図5(c)に示す位置Nに移動して定位するときには、ライン圧ポート27が他のポート26,28,29に対し非連通となり、ライン圧がD及びRレンジ圧ポート26,28に供給されないことによって、Nレンジが実現される。スプール24が図5(d)に示す位置Dに移動して定位するときには、ライン圧ポート27がDレンジ圧ポート26と連通し、ライン圧がDレンジ圧ポート26に供給されることによって、Dレンジが実現される。このような本実施形態では、スプール24が方向Xlに移動するに従ってP,R,N,Dの各レンジがこの順で実現され、またスプール24が方向Ylに移動するに従ってP,R,N,Dの各レンジがこの逆順で実現される。
図2及び図3に示すようにレンジ検出装置30は、ディテント機構31とインヒビタスイッチ40とを組み合わせて構成されている。
ディテント機構31は、ディテントプレート32及びディテントスプリング33を有している。平板状のディテントプレート32には、その板面に対し略垂直に延びる回動軸34が一体に設けられている。回動軸34はオイルパン14に軸支されており、これによりディテントプレート32は、回動軸34の中心線周りに回動可能となっている。この回動軸34は、リンク機構35を介して車両のレンジセレクタ36に接続されている。尚、レンジセレクタ36は例えばセレクトレバー(図3参照)であり、P,R,N,Dの四つのレンジ位置がユーザにより選択可能に構成されている。
スプール24の移動方向の軸線Avに対し略平行に配置されたディテントプレート32には、その板面に対し略垂直に延びる出力軸37が一体に設けられている。出力軸37は、スプール孔25から露出したスプール24の一端部38に係合している。これによりディテントプレート32は、レンジセレクタ36によるレンジ位置の選択に応じて間欠回動することで、スプール24を往復駆動する。本実施形態では、レンジ位置P,R,N,Dがこの順で選択されるときには、ディテントプレート32が方向Xrに回動することでスプール24が方向Xlに移動し、またレンジ位置P,R,N,Dがこの逆順で選択されるときには、ディテントプレート32が方向Yrに回動することでスプール24が方向Ylに移動する。これによりスプール24は、レンジ位置Pの選択状態では位置Pに、レンジ位置Rの選択状態では位置Rに、レンジ位置Nの選択状態では位置Nに、レンジ位置Dの選択状態では位置Dにそれぞれ定位するようになっている。
ディテントプレート32の外周縁には、複数の溝39が形成されている。ディテントスプリング33は、ディテントプレート32の回動位置に応じていずれかの溝39に嵌合することで、レンジセレクタ36の非操作時にディテントプレート32が回動することを防止する。
図2〜図4に示すようにインヒビタスイッチ40は、案内部42、可動部44及び検出部46を有している。案内部42は、バルブボディ23を介して変速機ケース12に固定されている。図6及び図7に示すように案内部42は、一体形成されたベース48と案内レール49,50とからなる。平板状のベース48は、スプール24の移動方向の軸線Avに対し略平行に配置されている。本実施形態では、自動変速機2が搭載される車両が水平面上にある場合、ベース48の板面は水平面に対し略垂直となる。そこで、以下では、図6及び図7の上下方向が鉛直方向に略一致するものとして説明する。
上側案内レール49はベース48の上端部側に設けられ、下側案内レール50はベース48の下端部側に設けられている。各案内レール49,50はスプール24の移動方向の軸線Avに対し略平行に延伸しており、軸線Avに垂直な断面において互いの開口が向き合うU字状を呈している。下側案内レール50の底壁52には、それを略鉛直方向に貫通する複数の孔部53〜60が設けられている。各孔部53〜60は断面矩形の筒孔状に形成され、軸線Avに沿う方向に互いに間隔をあけて並んでいる。底壁52において各孔部53〜60の上端部が開口する内壁面61は、後述するように可動部44を摺動案内する摺動面を形成する。ここで内壁面61は上方を向いているので、各孔部53〜60の上端部は上方に向かって開口する形となっている。内壁面61とは反対側となる各孔部53〜60の下端部は、オイルパン14内に露出した底壁52の外壁面62に開口している。即ち各孔部53〜60の下端部は開放されてオイルパン14内に連通している。
図3に示すように可動部44は、一体形成されたスライダ63と入力軸64とからなる。平板状のスライダ63は、スプール24の移動方向の軸線Av及びベース48に対し略平行に配置されている。図6及び図7に示すように、スライダ63の上端部は上側案内レール49の凹所内に嵌入され、スライダ63の下端部は下側案内レール50の凹所内に嵌入されている。これによりスライダ63は、軸線Avに略平行な軸線As上を往復直線移動可能に案内レール49,50に支持されている。したがって、スライダ63の移動時には、スライダ63の上端部が上側案内レール49の内壁面65により摺動案内され、またスライダ63の下端部が下側案内レール50のうち上記内壁面61を含む内壁面66により摺動案内される。尚、可動部44の移動方向の軸線Asに対する直交方向において、スライダ63の幅(即ち厚さ)Wsは各孔部53〜60の内法幅Whよりも大きくなっている。そのため、可動部44は、各孔部53〜60内に進入して移動不能とならない。
スライダ63には、それの移動方向の軸線Asに沿って延伸し鉛直方向に互いに間隔をあけて並ぶ三列の磁石パターンM1,M2,M3が埋設されている。各磁石パターンM1,M2,M3は、ベース48側の表面に形成される磁極(以下、単に磁極という)がスライダ63の移動方向において図8の如く遷移するように形成されている。
図3に示すように、入力軸64はスライダ63の板面に対し略垂直に延伸し、出力軸37が係合するスプール24の一端部38に係合している。これにより可動部44は、レンジセレクタ36によるレンジ位置の選択に応じてスプール24と同期的に往復駆動される。本実施形態では、レンジ位置P,R,N,Dがこの順で選択されるときには、可動部44がスプール24と共に方向Xlに移動し、またレンジ位置P,R,N,Dがこの逆順で選択されるときには、可動部44がスプール24と共に方向Ylに移動する。これにより可動部44は、レンジ位置Pの選択状態では図1(a)に示す位置Pに、レンジ位置Rの選択状態では図1(b)に示す位置Rに、レンジ位置Nの選択状態では図1(c)に示す位置Nに、レンジ位置Dの選択状態では図1(d)に示す位置Dにそれぞれ定位するようになっている。
本実施形態において、図1(a)の如く可動部44が位置Pに定位するときには、スライダ63の両端部68,69に接する仮想平面S,Tに対し孔部53,57がそれぞれ端部68,69とは反対側から隣接する形態となる。また、図1(b)の如く可動部44が位置Rに定位するときには、スライダ63の両端部68,69に接する仮想平面S,Tに対し孔部54,58がそれぞれ端部68,69とは反対側から隣接する形態となる。さらに、図1(c)の如く可動部44が位置Nに定位するときには、スライダ63の両端部68,69に接する仮想平面S,Tに対し孔部55,59がそれぞれ端部68,69とは反対側から隣接する形態となる。またさらに、図1(d)の如く可動部44が位置Dに定位するときには、スライダ63の両端部68,69に接する仮想平面S,Tに対し孔部56,60がそれぞれ端部68,69とは反対側から隣接する形態となる。
図9に示すように検出部46は、互いに電気接続された位置センサ70と特定回路71とからなる。図10に示すように、位置センサ70はベース48に内包されて支持されており、可動部44とは直接接触せずに可動部44の移動位置を検出する非接触式センサを構成している。具体的に位置センサ70は、三つのホール素子H1,H2,H3を有している。各ホール素子H1,H2,H3は、スライダ63の移動方向の軸線Asに対し略垂直となるように案内部42に固定して定義された仮想基準平面B上に配置され、鉛直方向に互いに間隔をあけて並んでいる。図7に示すようにホール素子H1,H2,H3は、それぞれ磁石パターンM1,M2,M3と水平方向において相対している。これにより各ホール素子H1,H2,H3は、相対する磁石パターンM1,M2,M3の仮想基準平面B上における磁極がS極となるときオン電圧を出力し、また当該磁極がN極となるときオフ電圧を出力する。ここで本実施形態の磁石パターンM1,M2,M3は、図8に模式的に示すように、仮想基準平面B上における磁極の組み合わせが可動部44の移動位置に応じて変化するように形成されている。そのため、各ホール素子H1,H2,H3の出力の組み合わせは、図11に示すように、可動部44の移動位置に応じて変化する。したがって、各ホール素子H1,H2,H3の出力は可動部44の移動位置の検出結果を表していると考えることができる。
特定回路71はマイクロコンピュータ等で構成されている。特定回路71は、可動部44及びスプール24の移動位置に対応して実現されるレンジを各ホール素子H1,H2,H3の出力に基づいて特定する。上述したように本実施形態では、磁石パターンM1,M2,M3の仮想基準平面B上における磁極の組み合わせが可動部44の移動位置に応じて変化するので、特定回路71は、当該組み合わせを監視することでレンジ位置を特定することができる。
以上説明した第一実施形態によると、P,R,N,Dの各レンジの選択状態では、その選択レンジP,R,N,Dに対応した位置に可動部44が定位し、可動部44の周辺にオイルパン14内の作動油が滞留する。そのため、上方を向く下側案内レール50の内壁面61のうち可動部44の非接触部位には、作動油に混入したコンタミナントとしての粉塵が付着し易い。しかし、レンジセレクタ36の操作によってレンジの切り換えが実施されると、可動部44のスライダ63は内壁面61等に摺動案内されつつ移動するため、内壁面61に付着した粉塵はスライダ63の移動方向の前側端部68又は69で掻き寄せられる。このような粉塵の掻き寄せ作用を発揮するスライダ63は、切換先のレンジに対応する位置に到達すると、到達直前の移動方向前側端部68又は69に接する仮想平面S又はTに対して孔部53〜60のいずれかが当該前側端部とは反対側から隣接する形態で、定位する。そのため、スライダ63により掻き寄せられた粉塵は、スライダ63がレンジ対応位置に達することで、上方に向かって開口する孔部53〜60内のいずれかに重力作用によって落下する。しかも、スライダ63の高速移動時等に粉塵がスライダ63に担持されたとしても、スライダがレンジ対応位置で定位することでスライダ63から粉塵が自然に剥離し、その剥離した粉塵が孔部53〜60内のいずれかに落下することとなる。
このように第一実施形態によれば、可動部44の移動に伴って粉塵が内壁面61から除去されて孔部53〜60内のいずかに排出されるので、内壁面61への粉塵の堆積が抑制され、移動中の可動部44のスライダ63と内壁面61の間に粉塵が噛み込まれ難くなる。したがって、可動部44の移動がスムーズになるので、可動部44や案内部42等の破損、ひいてはインヒビタスイッチ40の作動不良を防止できる。
さらに、第一実施形態によると、各孔部53〜60の下端部は開放されてオイルパン14内に連通しているので、オイルパン14内の作動油が各孔部53〜60内を流動すること等によって、各孔部53〜60内に排出された粉塵がさらに各孔部53〜60外へと排出される。これにより、粉塵が各孔部53〜60内に蓄積され難くなるので、可動部44により掻き寄せられた粉塵が各孔部53〜60内に進入し得なくなる事態を回避できる。
(第二実施形態)
図12に示すように本発明の第二実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付すことで説明を省略する。
第二実施形態による自動変速機100において下側案内レール101の底壁102には、第一実施形態の孔部53〜60とは異なる間隔で孔部103〜110が設けられている。これにより本実施形態では、図12(a)の如く可動部44が位置Pに定位するとき、スライダ63の両端部68,69に接する仮想平面S,T上に孔部103,107がそれぞれ位置する形態となる。また、図12(b)の如く可動部44が位置Rに定位するときには、スライダ63の両端部68,69に接する仮想平面S,T上に孔部104,108がそれぞれ位置する形態となる。さらに、図12(c)の如く可動部44が位置Nに定位するときには、スライダ63の両端部68,69に接する仮想平面S,T上に孔部105,109がそれぞれ位置する形態となる。またさらに、図12(d)の如く可動部44が位置Dに定位するときには、スライダ63の両端部68,69に接する仮想平面S,T上に孔部106,110がそれぞれ位置する形態となる。尚、孔部103〜110は、その配設間隔以外の点については第一実施形態の孔部53〜60と同様に構成されている。
このような第二実施形態によると、可動部44のスライダ63は、切換先のレンジに対応する位置に到達すると、到達直前の移動方向前側端部68又は69に接する仮想平面S又はT上に孔部103〜110のいずれかが位置する形態で、定位する。そのため、スライダ63により掻き寄せられた粉塵は、スライダ63による担持の有無に拘わらず、孔部103〜110内のいずれかへと落下する。したがって、第一実施形態と同様の原理により、インヒビタスイッチ40の作動不良が防止される。また、第二実施形態においても各孔部103〜110の下端部は開放されてオイルパン14内に連通しているので、第一実施形態と同様の原理により、粉塵が各孔部103〜110内に進入し得なくなる事態が回避される。
(第三実施形態)
図13及び図14に示すように本発明の第三実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付すことで説明を省略する。
第三実施形態による自動変速機150において下側案内レール151の底壁152には、第一実施形態の孔部53〜60の代わりに、孔部160が設けられている。この孔部160は、凹孔161とそれに連通する分割孔163〜170とからなる。凹孔161は、底壁152の内壁面61に開口し、底面162を上方に向けている。凹孔161は、可動部44の移動方向の軸線Asに沿って下側案内レール151の両端部間の全域に亘り延伸する長孔状に形成されている。軸線Asに沿う方向において、凹孔161の長さは可動部44の移動範囲よりも長く、また軸線Asに対する直交方向において、凹孔161の内法幅は可動部44の幅よりも小さい。
各分割孔163〜170は、底壁152を略鉛直方向に貫く断面矩形の筒孔状に形成されており、第一実施形態の孔部53〜60の場合と同じ間隔で並んでいる。各分割孔163〜170の上端部は凹孔161の底面162に開口している。各分割孔163〜170の下端部は、オイルパン14内に露出した底壁152の外壁面62に開口している。即ち、孔部160において内壁面61とは反対側端部となる各分割孔163〜170の下端部は開放されてオイルパン14内に連通している。
このような本実施形態では、図13(a)〜(d)に示すように、可動部44が位置P,R,N,Dのいずれに定位するときにも、スライダ63の両端部68,69に接する仮想平面S,T上に凹孔161が位置する形態となる。また、図13(a)〜(d)に示すように可動部44が位置P,R,N,Dに定位するときには、第一実施形態の孔部53〜60に準じて分割孔163〜170のうち所定の二つがそれぞれ、スライダ63の両端部68,69に接する仮想平面S,Tに対し当該端部68,69とは反対側から隣接する形態となる。
以上説明した第三実施形態によると、可動部44のスライダ63は、切換先のレンジに対応する位置に到達すると、到達直前の移動方向前側端部68又は69に接する仮想平面S又はT上に凹孔161の延伸方向の所定箇所が位置する形態で、定位する。そのため、スライダ63により掻き寄せられた粉塵は、スライダ63による担持の有無に拘わらず、凹孔161内へと落下する。したがって、第一実施形態と同様の原理により、インヒビタスイッチ40の作動不良が防止される。
しかも第三実施形態においてスライダ63は、切換先のレンジに対応する位置に到達すると、到達直前の移動方向前側端部68又は69に接する仮想平面S又はT上に分割孔163〜170のいずれかが位置する形態で、定位する。そのため、凹孔161内に落下した粉塵はさらに、分割孔163〜170内のいずれかへと落下し易い。上述したように各分割孔163〜170の下端部は開放されてオイルパン14内に連通しているので、各分割孔163〜170内に落下した粉塵は、作動油の流動等によってそれら各分割孔163〜170外へと排出される。これにより、粉塵が孔部160内に蓄積され難くなるので、可動部44により掻き寄せられた粉塵が孔部160内に進入し得なくなる事態を回避できる。
(第四実施形態)
図15に示すように本発明の第四実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付すことで説明を省略する。
第四実施形態による自動変速機200において下側案内レール201の底壁202には、第一実施形態の孔部53〜60の各下端部を閉塞してなる孔部203〜210が設けられている。即ち各孔部203〜210は底壁202を貫通しておらず、底壁202の内壁面61のみに開口している。尚、孔部203〜210は、下端部が閉塞されている以外の点については第一実施形態の孔部53〜60と同様に構成されている。したがって、図15(a)〜(d)に示すように、可動部44が位置P,R,N,Dに定位するときには、第一実施形態の孔部53〜60に準じて孔部203〜210のうち所定の二つがそれぞれ、スライダ63の両端部68,69に接する仮想平面S,Tに対し当該端部68,69とは反対側から隣接する形態となる。
このような第四実施形態によってもスライダ63は、切換先のレンジに対応する位置に到達すると、到達直前の移動方向前側端部68又は69に接する仮想平面S又はTに対して孔部203〜210のいずれかが当該前側端部とは反対側から隣接する形態で、定位する。したがって、第一実施形態と同様の原理によって、インヒビタスイッチ40の作動不良が防止される。
(第五実施形態)
図16に示すように本発明の第五実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付すことで説明を省略する。
第五実施形態による自動変速機250においてオイルパン14内には、濾過装置260が配置されている。濾過装置260は、ケース262,263、フィルタエレメント264、並びに図示しないオイルポンプを組み合わせて構成されている。ダスティサイドケース262とクリーンサイドケース263はそれぞれ皿状乃至はカップ状に形成され、フィルタエレメント264を介して互いに接合されている。ダスティサイドケース262に設けられた流体入口としての流入口266はオイルパン14内に連通しており、オイルパン14内の作動油が当該流入口266からダスティサイドケース262内に流入する。フィルタエレメント264は不織布、濾紙等で平板状に形成されており、ダスティサイドケース262側からクリーンサイドケース263側へと通過する作動油を濾過する。クリーンサイドケース263に設けられた流出口267は、バルブボディ23の形成油路268を介してオイルポンプの吸入口に連通しており、フィルタエレメント264を通過した作動油が当該流出口267から流出してオイルポンプ内に吸入される。オイルポンプは油圧制御装置20と共通に設けられており、例えばライン圧の生成ポンプとして機能する。
このような第五実施形態では、オイルポンプが作動するとき、オイルパン14内の作動油がオイルポンプの吸入圧によって流入口266からダスティサイドケース262内に吸入され、フィルタエレメント264を通過する。したがって、各孔部53〜60から排出されて作動油に混入したコンタミナントとしての粉塵は、作動油と共にフィルタエレメント264まで導かれることで当該フィルタエレメント264に吸着される。したがって、孔部53〜60外に排出された粉塵が再び下側案内レール50の内壁面61に付着することを抑制できる。また、孔部53〜60外に排出された粉塵が位置センサ70の近傍に達して検出不良の要因となることも抑制できる。
(第六実施形態)
図17に示すように本発明の第六実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付すことで説明を省略する。
第六実施形態による自動変速機300のオイルパン14内には、孔部53〜60の直下となる位置に永久磁石302が配置されている。このような第六実施形態では、各孔部53〜60から排出されて作動油に混入したコンタミナントとしての粉塵のうち、自動変速機の摩擦要素やその他のギアの摩耗等によって生じた金属成分が、永久磁石302に引きつけられて吸着される。したがって、孔部53〜60外に排出された粉塵の多くを占める金属成分が再び下側案内レール50の内壁面61に付着することを抑制できる。また、孔部53〜60外に排出された粉塵が位置センサ70の近傍に達して検出不良の要因となることも抑制できる。
(第七実施形態)
図18に示すように本発明の第七実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付すことで説明を省略する。
図18及び図19に示すように、第六実施形態による自動変速機350において可動部352のスライダ353には、第一実施形態の磁石パターンM1,M2,M3が埋設される代わりに、四つのターミナルT1,T2,T3,T4が装着されている。各ターミナルT1,T2,T3,T4は、案内部370のベース372と向き合うスライダ353の板面に基端部側を固着されており、鉛直方向に互いに間隔をあけて並んでいる。各ターミナルT1,T2,T3,T4の先端部は、スライダ353の移動方向の軸線Asに対し略垂直となるように可動部352に固定して定義された仮想基準平面B上に位置している。
また、自動変速機350において検出部362は、図20に示すように互いに電気接続された位置センサ364と特定回路366とからなる。
図21に示すように位置センサ364は、その一部が露出するように案内部370のベース372に埋設されて支持されており、可動部352に直接接触して可動部352の移動位置を検出する接触式センサを構成している。具体的に位置センサ364は、四つの電極パターンE1,E2,E3,E4を有している。各電極パターンE1,E2,E3,E4は、スライダ353の移動方向の軸線Asに沿って延伸し、鉛直方向に互いに間隔をあけて並んでいる。ここで電極パターンE1,E2,E3は、導通部Cと絶縁部Iとから構成され、スライダ353の移動方向における各部C,Iの長さ及び位置について図21の如く設定されている。また一方、電極パターンE4は導通部Cのみから構成され、図21の如くスライダ353の移動方向において連続的に延びている。
図18に示すように電極パターンE1,E2,E3,E4はそれぞれ、ターミナルT1,T2,T3,T4の先端部と接触している。即ち各ターミナルT1,T2,T3,T4は、スライダ353に固定して定義された仮想基準平面B上において電極パターンE1,E2,E3,E4と接触するようになっている。かかる接触により電極パターンE1,E2,E3,E4の各出力は、対応するターミナルT1,T2,T3,T4が導通部Cに接触するときオン電圧となる。また、電極パターンE1,E2,E3の各出力は、対応するターミナルT1,T2,T3が絶縁部Iに接触するときオフ電圧となる。ここで本実施形態の電極パターンE1,E2,E3,E4は、図21に模式的に示すように、仮想基準平面B上における部C,Iの組み合わせが可動部352の移動位置に応じて変化するように形成されている。そのため、各電極パターンE1,E2,E3,E4の出力の組み合わせは、図22に示すように、可動部352の移動位置に応じて変化する。したがって、各電極パターンE1,E2,E3,E4の出力は可動部352の移動位置の検出結果を表していると考えることができる。
特定回路366は、可動部352及びスプール24の移動位置に対応して実現されるレンジを各電極パターンE1,E2,E3,E4の出力に基づいて特定する。上述したように本実施形態では、電極パターンE1,E2,E3,E4の仮想基準平面B上における部C,Iの組み合わせが可動部352の移動位置に応じて変化するので、特定回路366は、当組み合わせを監視することでレンジ位置を特定することができる。
このように非接触式の位置センサ364を用いた第七実施形態によっても、スライダ353と孔部53〜60による作用、効果が第一実施形態と同様に奏される。
(第八実施形態)
図23に示すように本発明の第八実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付すことで説明を省略する。
第八実施形態による自動変速機400においてレンジセレクタ36とディテントプレート32とは、第一実施形態の如き機械的なリンク機構35ではなく、電気的なシフトバイワイヤシステム402を介して接続されている。
シフトバイワイヤシステム402は、セレクタセンサ404とシフトアクチュエータ406とを組み合わせて構成されている。セレクタセンサ404はレンジセレクタ36に付設され、ユーザにより選択されたレンジ位置を検出する。セレクタセンサ404はシフトアクチュエータ406と電気的に接続されており、レンジ位置の検出結果を表す信号をシフトアクチュエータ406に出力する。シフトアクチュエータ406は、モータ及びそれを制御する制御回路等から構成され、セレクタセンサ404の出力信号が表すレンジ位置に応じてディテントプレート32を間欠回転駆動する。したがって、ディテントプレート32により駆動されるスプール24は、第一実施形態と同様にして、レンジ位置Pの選択状態では位置Pに、レンジ位置Rの選択状態では位置Rに、レンジ位置Nの選択状態では位置Nに、レンジ位置Dの選択状態では位置Dにそれぞれ定位することとなる。
このようにシフトバイワイヤシステム402を用いた第八実施形態によっても、スライダ63と孔部53〜60による作用、効果が第一実施形態と同様に奏される。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。
例えば第一〜第八実施形態においては、孔部53,60の少なくとも一方又は孔部103,110の少なくとも一方又は分割孔163,170の少なくとも一方又は孔部203,210の少なくとも一方のみを設けるようにしてもよい。これは、可動部44又は352がP又はDレンジに対応する位置への移動頻度が高く、また当該対応位置での定位状態が長時間維持され易いため、P又はDレンジへの切換時に移動方向前側端部68又は69に接する仮想平面S又Tに対し上述の位置関係となる孔部又は分割孔を設ければ、インヒビタスイッチ40の作動不良の防止効果がある程度得られるからである。
また、第一〜第六及び第八実施形態においては、可動部44の移動位置を検出する位置センサ70として、ホール素子の代わりに磁気抵抗素子を有する非接触式センサを使用するようにしてもよい。
さらに、第三〜第八実施形態においては、分割孔163〜170又は孔部203〜210又は孔部53〜60の配設間隔を第二実施形態の孔部103〜110に準ずる間隔に設定してもよい。
またさらに、第五〜第八実施形態においては、孔部53〜60の代わりに第三実施形態の孔部160を設けるようにしてもよいし、あるいは孔部53〜60の代わりに第四実施形態の孔部203〜210を設けるようにしてもよい。
さらにまた、第六〜第八実施形態においては、第五実施形態の濾過装置260を設けるようにしてもよい。
加えて、第六実施形態においては、粉塵中の金属成分を吸着捕集する磁石として、永久磁石302の代わりに電磁石を使用するようにしてもよい。
さらに加えて、第七及び第八実施形態においては、第六実施形態の永久磁石302を設けるようにしてもよい。
またさらに加えて、第八実施形態においては、非接触式の位置センサ70の代わりに第七実施形態による接触式の位置センサ364を使用するようにしてもよい。
第一実施形態によるインヒビタスイッチの作動を説明するための断面図である。 第一実施形態による自動変速機を示す断面図である。 第一実施形態による自動変速機を示す部分断面図である。 第一実施形態による自動変速機の分解斜視図である。 第一実施形態によるマニュアルバルブの作動を説明するための断面図である。 第一実施形態によるインヒビタスイッチを示す断面図である。 図6のVII−VII断面図である。 第一実施形態によるインヒビタスイッチの可動部を示す断面模式図である。 第一実施形態によるインヒビタスイッチの検出部を示すブロック図である。 第一実施形態によるインヒビタスイッチの案内部及び検出部を示す部分断面図である。 第一実施形態によるインヒビタスイッチの作動を説明するための特性図である。 第二実施形態によるインヒビタスイッチの作動を説明するための断面図である。 第三実施形態によるインヒビタスイッチの作動を説明するための断面図である。 第三実施形態による自動変速機を示す部分断面図である。 第四実施形態によるインヒビタスイッチの作動を説明するための断面図である。 第五実施形態による自動変速機を示す断面図である。 第六実施形態による自動変速機を示す断面図である。 第七実施形態によるインヒビタスイッチを示す断面図である。 第七実施形態によるインヒビタスイッチの可動部を示す断面図(a)及び(a)のXIX−XIX断面図である。 第七実施形態によるインヒビタスイッチの検出部を示すブロック図である。 第七実施形態によるインヒビタスイッチの案内部及び検出部を示す部分断面模式図である。 第七実施形態によるインヒビタスイッチの作動を説明するための特性図である。 第八実施形態による自動変速機を示す部分断面図である。
符号の説明
2 自動変速機、10 ハウジング、14 オイルパン、20 油圧制御装置、22 マニュアルバルブ、30 レンジ検出装置、31 ディテント機構、35 リンク機構、36 レンジセレクタ、40 インヒビタスイッチ、42 案内部、44 可動部、46 検出部、48 ベース、49 上側案内レール、50 下側案内レール、52 底壁、53,54,56,57,58,59,60 孔部、61 内壁面(摺動面)、63 スライダ、64 入力軸、68,69 端部(前側端部)、70 位置センサ(非接触式センサ)、71 特定回路、100 自動変速機、101 下側案内レール、102 底壁、103,104,105,106,107,108,109,110 孔部、150 自動変速機、151 下側案内レール、152 底壁、160 孔部、161 凹孔、162 底面、163,164,165,166,167,168,169,170 分割孔、200 自動変速機、201 下側案内レール、202 底壁、203,204,205,206,207,208,209,210 孔部、250 自動変速機、260 濾過装置、262 ダスティサイドケース、263 クリーンサイドケース、264 フィルタエレメント、266 流入口(流体入口)、300 自動変速機、302 永久磁石(磁石)、350 自動変速機、352 可動部、353 スライダ、362 検出部、364 位置センサ(接触式センサ)、366 特定回路、370 案内部、372 ベース、400 自動変速機、402 シフトバイワイヤシステム、404 セレクタセンサ、406 シフトアクチュエータ、S,T 仮想平面

Claims (15)

  1. 自動変速機のレンジの選択に応じて往復移動する可動部と、
    摺動面により前記可動部を摺動案内する案内部と、
    前記摺動面に開口する孔部と、
    前記案内部に支持され、前記可動部の移動位置に基づいてレンジを検出する検出部と、を備え
    所定レンジの選択状態において前記可動部は、所定位置に達する直前の移動方向の前側端部と前記孔部とが略一致する形態で、前記所定位置に定位することを特徴とするレンジ検出装置。
  2. 前記自動変速機内に収容されていることを特徴とする請求項1に記載のレンジ検出装置。
  3. 前記摺動面は、上方を向けて配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンジ検出装置。
  4. 所定レンジの選択状態において前記可動部は、所定位置に達する直前の移動方向の前側端部に接する仮想平面に対して前記孔部が前記前側端部とは反対側から隣接する形態で、前記所定位置に定位することを特徴とする請求項3に記載のレンジ検出装置。
  5. 所定レンジの選択状態において前記可動部は、所定位置に達する直前の移動方向の前側端部に接する仮想平面上に前記孔部が位置する形態で、前記所定位置に定位することを特徴とする請求項3に記載のレンジ検出装置。
  6. 前記所定レンジは、駐車レンジ及び前進レンジの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項4又は5に記載のレンジ検出装置。
  7. 前記孔部は、前記可動部の移動方向に互いに離間し且つ前記形態を実現する複数箇所に設けられていることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載のレンジ検出装置。
  8. 前記孔部は、前記可動部の移動方向に延伸し且つ当該延伸方向の複数箇所で前記形態を実現するように設けられていることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載のレンジ検出装置。
  9. 前記可動部の移動方向の軸線に対する直交方向において、前記可動部の幅は前記孔部の内法よりも大きいことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のレンジ検出装置。
  10. 前記孔部において前記摺動面とは反対側端部は開放されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のレンジ検出装置。
  11. 前記孔部において前記摺動面とは反対側端部は、作動流体を濾過する濾過装置の流体入口が配置された前記自動変速機内に開口していることを特徴とする請求項10に記載のレンジ検出装置。
  12. 前記孔部において前記摺動面とは反対側端部は、磁石が配置された前記自動変速機内に開口していることを特徴とする請求項10又は11に記載のレンジ検出装置。
  13. 前記孔部において前記摺動面とは反対側端部は閉塞されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のレンジ検出装置。
  14. 前記検出部は、前記可動部に接触しないで前記可動部の位置を検出する非接触式センサと、前記非接触式センサの検出結果に基づいてレンジを特定する特定回路とを有することを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載のレンジ検出装置。
  15. 前記検出部は、前記可動部に接触して前記可動部の位置を検出する接触式センサと、前記接触式センサの検出結果に基づいてレンジを特定する特定回路とを有することを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載のレンジ検出装置。
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