JP2014002120A - 無接点センサ及びシフトレバー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出ばらつきを抑制することができる無接点センサ及びシフトレバー装置を提供する。
【解決手段】基板6に面方向に沿って切り欠き孔7を設け、この切り欠き孔7の幅方向両側に一対のパターンコイル8を設け、シフトレバーと連動する導電性の材料からなる被検出部14を切り欠き孔7の内部に設ける。そして、シフトレバーの操作に伴い、一対のパターンコイル8の間に被検出部14が入り込むと、パターンコイル対の間の磁気結合率が変化することを利用して、被検出部14の位置、つまりシフトレバーの操作位置を検出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、無接点により変位量を検出する無接点センサ及びシフトレバー装置に関する。
従来から周知のように、種々の装置や機器には、非接触により検出対象を検出することができる無接点センサが搭載されているものが数多くある。この種の無接点センサとしては、例えば特許文献1,2等に示すように、導電性の材料よりなる操作部材(アクチュエータ)と、複数のセンサコイルとを備えたセンサがある。このタイプのセンサは、操作部材がセンサコイルを覆うと、そのセンサコイルのインダクタンスが変化することを利用し、操作部材の位置、つまり検出対象の位置を検出する。
特許第4146490号公報 特開2008−256693号公報
ところで、特許文献1,2の無接点センサのセンサ出力、つまりセンサコイルの出力は、操作部材及びセンサコイルの間の距離に依存することになる。よって、仮にセンサ部材及びセンサコイルの間の距離がばらついてしまうと、センサコイルの出力が所望の値をとらなくなってしまうので、これが検出誤差に繋がる問題があった。
本発明の目的は、検出ばらつきを抑制することができる無接点センサ及びシフトレバー装置を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、検出対象の変位量を無接点により検出する無接点センサにおいて、基材に面方向に沿って形成された凹部と、前記凹部の幅方向両側に対向するように一対設けられた一対のパターンコイルと、前記検出対象に連動して前記凹部内を移動可能であり、前記一対のパターンコイルの間の磁気結合率を変化させる被検出部と、前記パターンコイルの出力値を基に、前記被検出部の変位量を求める信号処理部とを備えたことを要旨とする。
本発明の構成によれば、基材に面方向に沿って凹部を設け、この凹部の幅方向両側に対向するようにパターンコイルを設け、検出対象と連動可能な被検出部を凹部内に設ける。そして、一対のパターンコイルの間に被検出部が入り込むと、パターンコイル対の間の磁気結合率が変化することを利用して、被検出部の位置、つまり検出対象の位置を検出する。ところで、一対のパターンコイルの間の磁気結合率は、仮に被検出部が一方のパターンコイル側に寄っても又は他方のパターンコイル側に寄っても変化しない特性がある。よって、被検出部の凹部内での位置が検出精度に影響を及ぼさないので、検出ばらつきの抑制に効果が高くなる。
本発明では、前記一対のパターンコイルは、前記凹部の長さ方向に沿って複数設けられていることを要旨とする。この構成によれば、パターンコイル対を複数設けたので、検出対象の検出位置を多くとることが可能となる。
本発明では、前記基材は、基板であることを要旨とする。この構成によれば、基板を用いて無接点センサを設けるので、既存部品の配置スペースを利用して、無接点センサを配設することが可能となる。
本発明では、前記パターンコイルは、前記基板の表面に形成された表面側配線パターンと、当該基板の裏面に形成された裏面側配線パターンとを、当該基板のスルーホールにより繋ぎ、この環状部を複数繋ぎ合わせることによりコイル状に形成されていることを要旨とする。この構成によれば、より実現性の高い方法で、基板にパターンコイルを設けることが可能となる。
本発明では、シフトレバーの操作位置を検出するシフトレバー装置において、基材に面方向に沿って形成された凹部と、前記シフトレバーに連動して前記凹部内を移動可能な可動式の被検出部と、前記凹部の幅方向両側に対向するように一対設けられ、間に前記被検出部が位置すると磁気結合率が変化するパターンコイルと、前記パターンコイルの出力値を基に、前記シフトレバーの操作位置を求める信号処理部とを備えたことを要旨とする。
本発明によれば、検出ばらつきを抑制することができる。
一実施形態のシフトレバー装置の外観を示す斜視図。 無接点センサが設けられた基板の断面図。 無接点センサが設けられた基板の外観を示す斜視図。 操作位置検出装置の電気構成図。 パターンコイルに発生する磁気抵抗率がどの箇所で大小となるかを示す説明図。 パターンコイル対が順次切り替えられていく様子を示す説明図。 磁気結合から発生する出力信号の処理の遷移を示す説明図。 (a),(b)は被検出部が偏り配置された状態を示す説明図。 別例の無接点センサが設けられた基板の断面図。 他の別例の被検出部の断面図。 他の別例の被検出部の模式図。 (a),(b)は他の別例の被検出部の模式図。
以下、本発明を具体化した無接点センサ及びシフトレバー装置の一実施形態を図1〜図8に従って説明する。
図1に示すように、変速機(オートマチックトランスミッション)を有する車両には、変速機の駆動状態を切り替える際に操作するシフトレバー装置1が搭載されている。シフトレバー装置1は、シフトレバー2の操作位置に対応する電気信号を変速機に出力して、変速機の駆動状態を切り替えるシフトバイワイヤ型である。また、シフトレバー装置1は、シフトレバー2がゲート3に沿って操作位置に操作されると、その位置に保持されるステーショナリ型でもある。なお、シフトレバー2が検出対象に相当する。
本例のシフトレバー装置1は、シフトレバー2を直線方向に操作してレンジ位置の切り替えを行うタイプに、シフトレバー2でのシーケンシャル操作も可能な機能が付いたストレート型となっている。レンジ位置には、P(パーキング)位置、R(リバース)位置、N(ニュートラル)位置、D(ドライブ)位置がある。シフトレバー2は、同図左側のゲート3aにおいてレンジ位置切り替え操作が可能であり、同図右側のゲート3bにおいてシーケンシャル操作が可能である。
シフトレバー装置1には、シフトレバー2の操作位置を検出する操作位置検出装置4が設けられている。操作位置検出装置4は、シフトレバー2がP位置、R位置、N位置、D位置、M位置、+位置、−位置のいずれにあるのかを検出し、検出した操作位置を操作位置検出信号Dpsとして変速機や他のECU等に出力する。変速機や他のECUは、操作位置検出装置4から得た操作位置検出信号Dpsを基に、各種動作を実行する。
図3に示すように、操作位置検出装置4には、シフトレバー2のシーケンシャル操作を検出する無接点センサ5が設けられている。無接点センサ5には、シフトレバー装置1用の基板6に貫設された切り欠き孔7が設けられている。切り欠き孔7は、基板6の面方向に細長く延びる孔である。また、基板6は、板厚が1mm以上あることが好ましい。シフトレバー2が回転軸を有する円弧操作式の場合、切り欠き孔7は、図3に示すようなレバー操作に対応した円弧状をとる。なお、基板6が基材に相当し、切り欠き孔7が凹部に相当する。
本例の無接点センサ5は、磁気結合式のコイルセンサが使用されている。例えば、切り欠き孔7の幅方向の両側には、互いに対向するように並べられた一対のパターンコイル8、つまりパターンコイル対が、切り欠き孔7の長手方向(図3の矢印A方向)に等間隔に複数設けられている。各パターンコイル8は、配線を環状に複数巻回した形状をなす。例えば、基板6の表面6aに、例えば金属からなる直線状の表面側配線パターン(プリント配線)9を設け、基板6の裏面6bにも、同様に裏面側配線パターン(プリント配線)10を設け、これらを基板6のスルーホール11により繋げて環状部12にする。そして、この環状部12を基板6の面方向に並べるとともに、これらを順に繋げる形状とすることにより、配線がコイル状をとるパターンコイル8として形成する。なお、裏面側配線パターン10は、パターンコイル8の巻き始め及び巻き終わりに位置して表側配線パターン9と平行する第1裏面側配線パターン13aと、隣の環状部12同士を繋げる斜め向きの第2裏面側配線パターン13bとからなる。また、パターンコイル8のコイル軸Laは、切り欠き孔7の長手方向に対して交差する向きをとる。
切り欠き孔7の内部には、対向するパターンコイル8の間の磁気結合率を変化させる可動式の被検出部14が、切り欠き孔7の長手方向に沿って往復動可能に取り付けられている。被検出部14は、例えば全体が金属製の直方体からなる。被検出部14の移動方向の長さL1は、切り欠き孔7の長手方向に隣り合う2つのパターンコイル8と同時に対向できる長さに形成されている。被検出部14が対向する一対のパターンコイル8の間に入り込むと、この箇所における磁気結合率が変化する。
シフトレバー2がゲート3aからゲート3bに倒し操作(セレクト操作)されると、シフトレバー2に設けられた係止突(図示略)が被検出部14の凹部(図示略)に係止し、被検出部14がシフトレバー2と連動可能となる。このように、被検出部14は、シーケンシャル操作されるシフトレバー2に連動することにより、切り欠き孔7を長手方向に往復動する。
図2に示すように、本例の基板6は、表面6a及び裏面6bの2面が実装面として使用できる2層基板である。よって、本例の場合、基板6の表裏の2面において配線パターンを行き来させることで、コイル状のパターンコイル8を形成することになる。
図4に、無接点センサ5を使用した操作位置検出装置4の電気構成を示す。なお、図4では、切り欠き孔7として直線状のものを図示しているが、シフトレバー2がスライド操作式の場合、切り欠き孔7は同図に示すような直線状をとる。操作位置検出装置4には、この操作位置検出装置4の動作を制御するECU(Electronic Control Unit)15が設けられている。ECU15には、発振回路16及びセレクタ回路17を介して入力側パターンコイル8aが接続されている。ECU15は、ある周期を持った入力信号Sin(交流電流)を、発振回路16からセレクタ回路17を介して入力側パターンコイル8aに供給する。セレクタ回路17は、ECU15からの指令に基づき、入力信号Sinを複数の入力側パターンコイル8aのうちの特定の1つに選択的に供給する。入力側パターンコイル8aに交流電流が流されると、その入力側パターンコイル8aから切り欠き孔7内に交流磁場が生成される。なお、ECU15が信号処理部に相当する。
出力側パターンコイル8bは、セレクタ回路18、整流回路19及び増幅回路20を介してECU15に接続されている。セレクタ回路18は、ECU15からの指令に基づき、複数の出力側パターンコイル8bのうちの特定の1つを、選択的に整流回路19に接続する。出力側パターンコイル8bは、対向する入力側パターンコイル8aから受けた磁場を信号(交流電流)に変換し、これを出力信号(出力値)Soutとしてセレクタ回路18に出力する。対向するパターンコイル8a,8bの間に被検出部14があるかないかで、その間の磁気結合率が変化するので、出力側パターンコイル8bからは、このときの磁気結合率に応じた交流電流がECU15に出力される。出力側パターンコイル8bの出力信号Soutは、整流回路19で整流され、増幅回路20で増幅された後、ECU15に入力される。
図5に示すように、間に被検出部14が入り込んだパターンコイル対では、磁気結合率が「小さく」なり、間に被検出部14が存在しないパターンコイル対では、磁気結合率が変化しない。よって、間に被検出部14があるかないかで、入力側パターンコイル8aへの入力信号Sinと、出力側パターンコイル8bからの出力信号Soutとの間には差が発生する。ECU15は、この入出力の差を基に、被検出部14の位置、つまりシフトレバー2の操作位置を判定する。
次に、本例の無接点センサ5の動作を、図6〜図8を用いて説明する。
図6に示すように、ECU15は、発振回路16を発振させ、所定の波形(高周波/低周波のどちらでも可)を有する信号(交流電流)を、入力信号Sinとしてセレクタ回路17を介して入力側パターンコイル8aに入力する。このとき、ECU15は、セレクタ回路17,18の切り替えにより、入力側パターンコイル8aへの信号供給、つまりパターンコイル対の駆動を順番に切り替えていき、これを繰り返す動作を実行する。
シフトレバー2がゲート3bに切り替えられた後、シーケンシャル操作されると、この操作に連動して被検出部14が切り欠き孔7内を動く。このとき、被検出部14は、対向するパターンコイル8a,8bの間を、シフトレバー2のシーケンシャル操作に連動して、ある1つのパターンコイル対から隣のパターンコイル対へ、順に通過していく。
図7に示すように、間に被検出部14が存在するパターンコイル対では、対向するパターンコイル8a,8bの間に導電率が高い部材が位置するため、入力側パターンコイル8aから出力された磁場のうち、対向する出力側パターンコイル8bで受けとれる量が減る。このとき、2者間の磁気結合率が下がり、入力側パターンコイル8aに供給した電流量のうち、出力側パターンコイル8bで回収できる電流量が少なくなる。一方、間に被検出部14が存在するパターンコイル対では、対向するパターンコイルの間に、磁界を遮蔽する部材が存在しないため、入力側パターンコイル8aから出力された磁場のうち、対向する出力側パターンコイル8bで受けとれる量は変化しない。よって、2者間の磁気結合率が維持され、入力側パターンコイル8aに供給した電流量のほとんどを、対向する出力側パターンコイル8bで回収できることになる。
出力側パターンコイル8bの出力信号Soutは、整流回路19で半波整流されるとともに平滑化される。平滑後の一定値をとる検出信号(電圧信号)Svは、増幅回路20によって増幅され、ECU15に出力される。
ECU15は、セレクタ回路17,18の切り替えを管理しているので、いまどのパターンコイル対がアクティブとなっているのかは認識できている。よって、ECU15は、各パターンコイル対から、どのような波形の検出信号Svを取得しているのか確認する。そして、ECU15は、検出信号Svが閾値以下となっているパターンコイル対に被検出部14が存在すると認識し、そこをレバー位置と判定する。ECU15は、レバー位置を通知するために、この位置情報を他のECUに出力する。
以上により、本例においては、基板6に切り欠き孔7を設け、この切り欠き孔7の幅方向両側に一対のパターンコイル8a,8bを設け、このパターンコイル対を、切り欠き孔7の長手方向に複数設ける。そして、切り欠き孔7の内部に、シフトレバー2と連動する被検出部14を配置し、被検出部14のあるなしで変動するパターンコイル8a,8bの磁気結合率の変化を検出することにより、シフトレバー2の操作位置を判定する。
ところで、図8(a),(b)に示すように、対向するパターンコイル8a,8bの間の磁気結合率は、被検出部14及び入力側パターンコイル8aの間の距離Waと、被検出部14及び出力側パターンコイル8bの間の距離Wbとの総和「Wa+Wb」により決まる。よって、図8(a)のように被検出部14が入力側パターンコイル8a側に寄っても、逆に図8(b)に示すように被検出部14が出力側パターンコイル8b側によっても、結局のところ「Wa+Wb」が同じであるので、磁気結合率は変化せず、一義的に求まる。このため、被検出部14にきっちりとした位置合わせが不要となるので、被検出部14の位置が無接点センサ5の検出精度に影響を及ぼさないことになる。従って、本例の無接点センサ5は、検出ばらつきに強いセンサであると言える。
また、本例の場合、固定側である基板6にパターンコイル8a,8bを設けているので、可動側であるシフトレバー2には、単なる固形片からなる被検出部14を取り付けるだけでよい。よって、無接点センサ5の構造が簡素で済み、部品コストの抑制にも効果が高くなると言える。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)基板6に面方向に沿って切り欠き孔7を設け、この切り欠き孔7の幅方向両側に一対のパターンコイル8を設け、シフトレバー2と連動する導電性の材料からなる被検出部14を切り欠き孔7の内部に設ける。そして、シフトレバー2の操作に伴い、一対のパターンコイル8の間に被検出部14が入り込むと、パターンコイル対の間の磁気結合率が変化することを利用して、被検出部14の位置、つまりシフトレバー2の操作位置を検出する。ところで、一対のパターンコイル8の間の磁気結合率は、仮に被検出部14が入力側パターンコイル8a側に寄っても又は出力側パターンコイル8b側に寄っても変化しない特性がある。よって、被検出部14の切り欠き孔7内での位置が無接点センサ5の検出精度に影響を及ぼさないので、無接点センサ5の検出ばらつきを少なく抑えることができる。
(2)パターンコイル対を基板6に複数設けたので、シフトレバー2の検出位置を1位置ではなく、複数位置(M位置、+位置、−位置)で検出することができる。
(3)基板6を用いて無接点センサ5を設けるので、既存部品の配置スペースを利用して、無接点センサ5を配設することができる。よって、装置サイズの大型化を抑制することができる。
(4)基板6の表面6aにプリント配線等により表面側配線パターン9を設け、基板6の裏面6bにもプリント配線等により裏面側配線パターン10を設け、これらを基板6のスルーホール11により環状に繋げ、これを複数繋げていくことによりパターンコイル8とする。よって、より実現性の高い方法で、基板6にパターンコイル8を設けることができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・図9に示すように、基板6は2層基板に限定されない。例えば、基板6を4層基板とし、基板6の表面6aの配線パターン31と基板6の裏面6bの配線パターン32とをスルーホール33により繋げ、裏面6bの配線パターン32と基板6内の配線パターン34とをスルーホール35により繋げ、配線パターン34と基板6内のもう1つの配線パターン36とをスルーホール37により繋げることで、パターンコイル8を形成してもよい。また、図示はしないが、基板6を6層基板として、同様にパターンコイル8を形成することも可能である。
・図10に示すように、被検出部14は、表面のみ金属層(金属膜)38でコーティングされた部材でもよい。
・図11に示すように、被検出部14は、発生させる磁気結合率の変化量が異なる素材を複数組み合わせた部材でもよい。
・被検出部14は、図12(a)に示すように、途中で厚さ(板厚)が変わる形状でもよい。また、被検出部14は、図12(b)に示すように、両端が尖った略楕円形状でもよい。さらに、被検出部14は、球形状にも変更可能である。
・セレクタ回路17,18は、入力側及び出力側の両方に設けることに限定されず、一方を省略してもよい。
・セレクタ回路17,18を省略し、発振回路16、整流回路19及び増幅回路20の組を、パターンコイル対ごとに設ける回路構成をとることも可能である。
・凹部は、貫通する孔に限定されず、底を有する穴でもよい。
・基板6は、シフトレバー装置1に予め搭載された基板であることに限定されず、無接点センサ5専用に設けた基板でもよい。
・基材は、基板6に限定されず、基板以外の他の部材を使用してもよい。
・無接点センサ5を複数設けて、多重系としてもよい。
・シフトレバー装置1は、ステーショナリ型に限定されず、モーメンタリ型に変更してもよい。また、ゲート3の形状は、必要なレンジ位置に合わせて、適宜変更することが可能である。
・パターンコイル8は、入力側と出力側とで巻数が異なってもよい。
・パターンコイル8の基板6への形成は、基板6にコイル状のパターンを形成することができれば、種々の配線構造を採用可能である。
・パターンコイル対は、少なくとも1つあればよい。
・無接点センサ5は、シーケンシャル操作を検出するためのセンサに限定されず、レンジ位置切り替え操作(P位置、R位置、N位置、D位置)を検出するためのセンサとして使用してもよい。
・無接点センサ5は、シーケンシャル操作側のみに設けることに限定されない。例えば、無接点センサ5をゲート3a,3bの両方に設けて、シーケンシャル操作及びレンジ位置切り替え操作の両方を検出するようにしてもよい。
・無接点センサ5は、シフトレバー装置1に搭載されることに限定されず、例えばレバーコンビネーションスイッチ等の他の機器や装置に変更可能である。よって、検出対象もシフトレバー2に限定されず、他の物品に変更可能である。
1…シフトレバー装置、2…検出対象としてのシフトレバー、5…無接点センサ、6…基材としての基板、6a…表面、6b…裏面、7…凹部としての切り欠き孔、8(8a,8b)…パターンコイル、9…表面側配線パターン、10…裏面側配線パターン、11,33,35,37…スルーホール、12…環状部、14…被検出部、15…信号処理部としてのECU、31,32,36…配線パターン、Sout…出力値としての出力信号。

Claims (5)

  1. 検出対象の変位量を無接点により検出する無接点センサにおいて、
    基材に面方向に沿って形成された凹部と、
    前記凹部の幅方向両側に対向するように一対設けられた一対のパターンコイルと、
    前記検出対象に連動して前記凹部内を移動可能であり、前記一対のパターンコイルの間の磁気結合率を変化させる被検出部と、
    前記パターンコイルの出力値を基に、前記被検出部の変位量を求める信号処理部と
    を備えたことを特徴とする無接点センサ。
  2. 前記一対のパターンコイルは、前記凹部の長さ方向に沿って複数設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の無接点センサ。
  3. 前記基材は、基板である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無接点センサ。
  4. 前記パターンコイルは、前記基板の表面に形成された表面側配線パターンと、当該基板の裏面に形成された裏面側配線パターンとを、当該基板のスルーホールにより繋ぎ、この環状部を複数繋ぎ合わせることによりコイル状に形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の無接点センサ。
  5. シフトレバーの操作位置を検出するシフトレバー装置において、
    基材に面方向に沿って形成された凹部と、
    前記シフトレバーに連動して前記凹部内を移動可能な可動式の被検出部と、
    前記凹部の幅方向両側に対向するように一対設けられ、間に前記被検出部が位置すると磁気結合率が変化するパターンコイルと、
    前記パターンコイルの出力値を基に、前記シフトレバーの操作位置を求める信号処理部と
    を備えたことを特徴とするシフトレバー装置。
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