JP3635753B2 - 自動変速機の油温検出装置取付構造 - Google Patents
自動変速機の油温検出装置取付構造 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機の油温検出装置の取付構造、特にオイルパン内における油温検出装置の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車に搭載される自動変速機は、エンジン出力が入力されるトルクコンバータと、該トルクコンバータの出力によって駆動される変速歯車機構とを組み合わせ、この変速歯車機構の動力伝達経路を油圧で制御される複数の摩擦要素の選択的締結によって切り換えるようにしたもので、上記トルクコンバータの作動用及び摩擦要素の締結用等として作動油が必要とされる。
【0003】
この作動油は、変速機ケースの下部に取り付けられたオイルパン内に貯留され、該オイルパン内からオイルポンプによりオイルストレーナを介して吸い上げられて、油圧制御回路を構成するコントロールバルブユニットに供給されると共に、該ユニットで圧力の調整等が行われた上で、摩擦要素やトルクコンバータに供給されるようになっている。
【0004】
その場合に、この作動油は温度によって粘度が異なり、それが摩擦要素に対する作動圧の供給制御等に影響を与えるので、例えば実開昭61−20958号公報に開示されているように、作動油の温度を検出する油温検出装置を備え、該装置で検出した作動油の温度を考慮して上記摩擦要素の締結制御等を行うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記油温検出装置は、上記公報に記載されているように、変速機ケースに取り付けられるのが通例であるが、この場合、変速機ケースにその取り付けスペースを確保する必要があり、それだけ該変速機ケースの設計やその周辺に配置される機器のレイアウトの自由度が損なわれることになる。
【0006】
また、自動変速機のオイルパン内にはコントロールバルブユニットが収納されるので、油温検出装置をこのコントロールバルブユニットに取り付けることも考えられるが、コントロールバルブユニットには多数のソレノイドバルブが備えられて、該バルブからの発熱により作動油の温度が局部的に高くなっており、そのため油温検出装置がコントロールバルブユニットに供給される作動油の温度よりも高い油温を誤検出することになるのである。
【0007】
そこで、本発明は、自動変速機にオイルパン内の作動油の温度を検出する油温検出装置を備えるに当たって、その取り付けスペースの問題を解消すると共に、油温を精度よく検出して摩擦要素に対する作動圧の供給制御等を良好に行い得るようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のような手段を用いたことを特徴とする。
【0011】
まず、本願の請求項1に係る発明(以下、第1発明という)は、自動変速機のオイルパン内に貯留された作動油の温度を検出する油温検出装置の取付構造であって、上記オイルパン内に、その底面に対向する下面に作動油の入口が設けられたオイルストレーナが収納されていると共に、該オイルストレーナとオイルパンの底面との間に、上記油温検出装置が配置されており、該油温検出装置は、オイルストレーナとオイルパンの底面との間で、オイルストレーナに取り付けられており、かつ、オイルストレーナと油温検出装置とには互いに嵌合する軸部と穴部とが設けられていると共に、該軸部と穴部の少なくとも一方は弾性変形可能な材料で形成されて、軸部を穴部に差し込むことにより油温検出装置がオイルストレーナに取り付けられていることを特徴とする。
【0012】
そして、請求項2に係る発明(以下、第2発明という)は、上記第1発明において、穴部への軸部の差し込み寸法は、油温検出装置の下端部とその下方に位置するオイルパンの底面との間の間隔より長く設定されていることを特徴とする。
【0013】
また、請求項3に係る発明(以下、第3発明という)は、上記第1発明において、オイルストレーナを、下面に作動油の入口が、上面に作動油の出口がそれぞれ設けられた本体と、該本体内に収納されて上記入口から本体内に流入する作動油が内部に導入される袋状のろ過体とで構成すると共に、該オイルストレーナの本体に穴部を、油温検出装置に該穴部に差し込まれる軸部を形成し、かつ、上記オイルストレーナの本体における上記穴部を構成するボス部を該本体内に突出させ、その突出部により上記ろ過体を保持するように構成したことを特徴とする。
【0014】
一方、請求項4に係る発明(以下、第4発明という)は、自動変速機のオイルパン内に貯留された作動油の温度を検出する油温検出装置の取付構造であって、上記オイルパン内に、その底面に対向する下面に作動油の入口が設けられたオイルストレーナが収納されていると共に、該オイルストレーナとオイルパンの底面との間に、上記油温検出装置が配置されており、オイルストレーナの下面に設けられた凹部に、その下方に位置するオイルパンの底面によって該凹部からの脱落が阻止されるように、油温検出装置が係合されていることを特徴とする。
【0015】
上記の各発明によれば、それぞれ次のような作用が得られる。
【0016】
まず、第1発明によれば、オイルパン内に貯留された作動油の温度を検出する油温検出装置が該オイルパン内に収納されたオイルストレーナと該オイルパンの底面との間に配置されるので、該油温検出装置がオイルパン内のデッドスペースを利用して取り付けられることになり、変速機ケース等に該油温検出装置を取り付けるためのスペースを確保する必要がなくなる。
【0017】
また、オイルストレーナは、オイルポンプにより吸入されてコントロールバルブユニットに供給される作動油の吸い上げ部に備えられるものであるから、油温検出装置がこのオイルストレーナの近傍に配置されることによって、コントロールバルブユニットに供給される作動油の温度が、その直前で精度よく検出されることになる。
【0018】
そして、油温検出装置が、上記デッドスペースにおいて、オイルストレーナに取り付けられるので、コントロールバルブユニットに供給される作動油の温度が一層精度よく検出されることになる。
【0019】
さらに、オイルストレーナに油温検出装置を取り付ける場合に、該オイルストレーナと油温検出装置のいずれか一方に設けた軸部を他方に設けた穴部に差し込むことにより、該オイルストレーナに油温検出装置が取り付けられることになる。その場合に、上記軸部と穴部の少なくとも一方は弾性変形可能な材料で形成されているので、軸部を穴部に差し込む際に弾性変形が生じて、軸部を穴部に差し込むだけのワンタッチの操作で、油温検出装置がオイルストレーナに脱落しないように取り付けられることになる。
【0020】
また、第2発明によれば、上記第1発明において、穴部への軸部の差し込み寸法が油温検出装置の下端部とその下方に位置するオイルパンの底面との間の間隔より長く設定されるので、予め変速機ケースに取り付けられているオイルストレーナに、上記穴部への軸部の差し込みにより油温検出装置を取り付け、その後オイルパンを変速機ケースに取り付ければ、仮に上記の差し込み部において緩みが生じても、軸部が穴部から完全に抜け出ることが防止され、別途油温検出装置の固定手段等を設けることなく、該油温検出装置のオイルストレーナからの脱落が防止されることになる。
【0021】
さらに、第3発明によれば、オイルストレーナが、下面及び上面に作動油の入口及び出口がそれぞれ設けられた本体と、該本体内に収納されて上記入口から本体内に流入する作動油が内部に導入される袋状のろ過体とで構成される場合に、第1発明における穴部をオイルストレーナ側に、軸部を油温検出装置側にそれぞれ設けて、上記穴部を構成するボス部をオイルストレーナ本体内に突出させ、その突出部により上記ろ過体を保持するようにしたので、この穴部ないしボス部が有効に利用されて、ろ過体を保持するためのストレーナ本体の加工が不要となり、もしくは加工量が削減されることになる。
【0022】
一方、第4発明によれば、上記第1発明と同様に、油温検出装置がオイルストレーナとオイルパンとの間のデッドスペースが利用されて取り付けられると共に、予め変速機ケースに取り付けられたオイルストレーナの下面の凹部に油温検出装置を係合させ、その後オイルパンを変速機ケースに取り付ければ、別途油温検出装置の固定手段等を設けることなく、該オイルパンの底面によって油温検出装置の脱落が阻止され、上記凹部に係合された状態に保持されることになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0024】
図1に示すように、自動変速機1のケース10内には、動力伝達機構を構成する各種の回転部材及び摩擦要素2や、シフトレバーの操作に連動してパーキング機構等を作動させるマニュアル操作機構3等が収納されており、また、該ケース10の内面所定位置にはバンドブレーキ締結用のアクチュエータ4が設けられている。
【0025】
また、該変速機ケース10の下端面は開口され、その開口部にオイルパン20が取り付けられている。このオイルパン20は、上端面の周囲にフランジ部21が設けられ、該フランジ部21が変速機ケース10の下端面に複数のボルト22…22を用いて結合されている。そして、このオイルパン20内に、トルクコンバータ用及び摩擦要素の油圧制御用等の作動油が貯留されるようになっている。
【0026】
さらに、変速機ケース10の下面には、上記オイルパン20内に収納されるように、複数のボルト31…31を用いてコントロールバルブユニット30が取り付けられている。このコントロールバルブユニット30は、アッパボディ32と、その下面の一側部よりに結合されたロアボディ33とで構成され、その内部には、図示しないが、各種のバルブや各バルブを連結する油路、及びその他の油圧回路構成部材が設けられており、また、上記ロアボディ33には、油圧回路を構成する複数のソレノイドバルブ34…34が取り付けられている。
【0027】
また、上記アッパボディ32の下面の他側部よりには、オイルストレーナ40が取り付けられている。このオイルストレーナ40の構成を図2及び図3により説明すると、該ストレーナ40の本体41は、いずれも合成樹脂製の上部部材42と下部部材43とを重ね合わせて周辺部を金属製のカシメ部材44で締結することにより中空状に形成したもので、下部部材43には下方への突出部43aが設けられて、その先端に作動油の入口43bが開口され、また、上部部材42には上方に突出する筒状部42aが設けられて、その先端が作動油の出口42bとされている。
【0028】
そして、上記入口43bは、オイルパン20の底面23に所定の間隔を設けて対向しており、また、出口42bを構成する筒状部42aは、コントロールバルブユニット30のアッパボディ32に設けられた円孔34にオーリング45を介して嵌合されて、変速機ケース10内のオイルポンプ(図示せず)の吸入側に連通されている。
【0029】
また、このオイルストレーナ40の本体41内には、不織布でなる袋状のろ過体46が収納されている。このろ過体46は下面に入口46aを有し、この入口46aが上記本体の入口43bの内側に重合されて止着され、本体41の入口43bから吸入された作動油がこのろ過体46内に導入されるようになっている。そして、このろ過体46を透過することにより異物を除去された作動油が、該ろ過体46の外面と本体41の内面との間の空間から該本体41の出口42bを経てオイルポンプに吸入されるようになっており、その場合に、上記空間を確保するために、本体41を構成する上部部材42の下面と下部部材43の上面には、ろ過体46を上下から保持するリブ42c,43cが設けられている。
【0030】
さらに、このオイルストレーナ40における本体下部部材43の下面の一つのコーナ部には、斜め下方を向くセンサ取り付け座部43dが突出状に設けられ、該座部43dにオイルパン20内に貯留された作動油の温度を検出する油温センサ50が取り付けられている。
【0031】
すなわち、上記座部43dには斜め上方に延びるセンサ取り付け穴部43eが設けられていると共に、油温センサ50には、直方体状の本体51の一つの面から延びる合成樹脂製の取り付け軸部52が設けられている。そして、図4に拡大して示すように、この取り付け軸部52には傘状の係止部52a…52aが複数層にわたって設けられており、該軸部52を上記穴部43eに差し込んだときに、係止部52a…52aと穴部43eの内面とが弾性変形して互いに食い込むように係合し、これにより、油温センサ50がオイルストレーナ40とその下方に位置するオイルパン20の底面23との間の空間において、オイルストレーナ40に保持されるようになっている。
【0032】
そして、図3に示すように、この油温センサ50の取り付け軸部52の上記穴部43eへの差し込み寸法L1が、その差し込み方向に沿う直線上での該センサ50の端部とその下方に位置するオイルパン20の底面23との間の寸法L2より長くなるように、オイルパン20の底面23には上方への膨出部24が設けられている。
【0033】
また、上記オイルストレーナ40の本体下部部材43におけるセンサ取り付け穴部43eは、取り付け座部43dから該本体41内に斜め上方に突出するボス部43fを設けることにより形成されているが、このボス部43fの上端が、前述のリブ43cと同様に、本体41内のろ過体46を下方から支えるようになっている。
【0034】
なお、図1に示すように、オイルストレーナ40の本体下部部材43には、下方に延びる脚部43gが設けられており、この脚部43gがオイルパン20の底面23上に備えられた受部材25上に位置するようになっている。
【0035】
上記の構成によれば、変速機ケース10内における図示しないオイルポンプが作動すると、その吸引力により、オイルパン20内に貯留されている作動油が、オイルストレーナ40の入口43bから該オイルストレーナ40の本体41内に吸入されて、袋状のろ過体46内に導入されると共に、該ろ過体46により異物を除去された上で、本体41の出口42bからコントロールバルブユニット30のアッパボディ32に設けられた円孔34を経て上記オイルポンプに吸入される。そして、この作動油は上記コントロールバルブユニット30に供給され、当該自動車のその時の運転状態等に応じて所定の摩擦要素に作動圧として供給され、また、トルクコンバータの作動油として供給されることになる。
【0036】
その場合に、上記オイルパン20内の作動油の温度は、オイルストレーナ40に取り付けられた油温センサ50によって検出され、その温度を考慮して上記の摩擦要素に対する作動圧の供給制御等が行われることにより、この種の制御が精度よく行われることになる。
【0037】
そして、特に上記油温センサ50は、オイルストレーナ40の下面とオイルパン20の底面23との間のデッドスペースとなっていた場所に位置することになるので、このデッドスペースが有効利用されると共に、オイルストレーナ40における作動油の入口43bが開口する下面に取り付けられることにより、オイルポンプにより吸入されてコントロールバルブユニット30に供給される直前の作動油の温度が検出されることになり、上記の摩擦要素に対する作動圧の供給制御等が一層精度よく行われることになる。
【0038】
また、油温センサ50は、その本体51に設けられた取り付け軸部52をオイルストレーナ40の取り付け座部43dに設けられた取り付け穴部43eに差し込むことにより取り付けられるので、その取り付けをワンタッチで行うことができ、しかも、上記軸部52及び穴部43eが弾性変形可能な合成樹脂で形成され、かつ、軸部52には傘状の係止部52aが設けられているので、該軸部52が穴部43eから容易には抜け出さず、したがって、油温センサ50がオイルストレーナ40に強固に取り付けられることになる。
【0039】
そして、上記穴部43eへの軸部52の差し込み寸法L1が該油温センサ50の端部とその下方に位置するオイルパン21の底面23に設けられた膨出部24との間の間隔L2よりも長いので、予めコントロールバルブユニット30のアッパボディ31を介して変速機ケース10に取り付けられているオイルストレーナ40に、上記穴部43eへの軸部52の差し込みにより油温センサ50を取り付け、その後オイルパン20を変速機ケース10に取り付ければ、仮に上記の差し込み部において緩みが生じても、軸部52が穴部43eから完全に抜け出る前に油温センサ50の端部がオイルパン20の膨出部24に当接して、該油温センサ50がオイルストレーナ40から脱落することが確実に防止されることになる。
【0040】
さらに、油温センサ50の軸部52が差し込まれるオイルストレーナ40の本体下部部材43における穴部43dを該本体41内に突出するボス部43fによって形成すると共に、このボス部43fによりろ過体46を下方から保持するようにしたので、該ボス部43fが有効に利用されて、それだけ、ろ過体46を保持するためのリブ43cの加工量が削減されることになる。
【0041】
なお、図5は本発明の他の実施形態を示すもので、この実施形態においては、オイルストレーナ140の下面に凹部141が設けられて、該凹部141に油温センサ150が係合されると共に、その下方に位置するオイルパン120の底面121により該油温センサ150の脱落を阻止するようになっている。
【0042】
したがって、この実施形態によっても、オイルストレーナ140とオイルパン120との間のデッドスペースが有効利用され、かつ、オイルポンプに吸入される直前の作動油の温度が検出されることになり、また、上記凹部141に油温センサ150を係合させた後、オイルパン120を変速機ケース110に取り付ければ、別途油温センサ150の固定手段等を設けることなく、該センサ150が保持されることになる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、オイルパン内に貯留された作動油の温度を検出する油温検出装置が備えられる自動変速機において、上記油温検出装置をオイルパン内に収納されたオイルストレーナと該オイルパンの底面との間に配置したので、該油温検出装置がオイルパン内のデッドスペースを利用して取り付けられることになって、変速機ケース等に該油温検出装置を取り付けのためのスペースを確保する必要がなくなる。したがって、それだけ該変速機ケースの設計やその周辺に配置される機器のレイアウトの自由度が拡大されることになる。
【0044】
また、油温検出装置はオイルストレーナの近傍におけるオイルポンプによって吸入される直前の作動油の温度を検出することになり、したがって、この温度を考慮して行われる摩擦要素に対する作動圧の供給制御等が精度よく行われることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る自動変速機の要部断面図である。
【図2】 図1のA−A矢視によるオイルストレーナの底面図である。
【図3】 図2のB−B線による同オイルストレーナの断面図である。
【図4】 油温センサの単体斜視図である。
【図5】 本発明の他の実施形態に係る油温センサの取り付け構造を示す該略図である。
【符号の説明】
10,110 変速機ケース
20,120 オイルパン
23,121 底面
40,140 オイルストレーナ
41 本体
141 凹部
43e 穴部
43f ボス部
46 ろ過体
50,150 油温検出装置(油温センサ)
52 軸部
Claims (4)
- 自動変速機のオイルパン内に貯留された作動油の温度を検出する油温検出装置の取付構造であって、上記オイルパン内に、その底面に対向する下面に作動油の入口が設けられたオイルストレーナが収納されていると共に、該オイルストレーナとオイルパンの底面との間に、上記油温検出装置が配置されており、該油温検出装置は、オイルストレーナとオイルパンの底面との間で、オイルストレーナに取り付けられており、かつ、オイルストレーナと油温検出装置とには互いに嵌合する軸部と穴部とが設けられていると共に、該軸部と穴部の少なくとも一方は弾性変形可能な材料で形成されて、軸部を穴部に差し込むことにより油温検出装置がオイルストレーナに取り付けられていることを特徴とする自動変速機の油温検出装置取付構造。
- 穴部への軸部の差し込み寸法は、油温検出装置の下端部とその下方に位置するオイルパンの底面との間の間隔より長く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の油温検出装置取付構造。
- オイルストレーナは、下面に作動油の入口を、上面に作動油の出口をそれぞれ有する本体と、該本体内に収納されて上記入口から本体内に流入する作動油が内部に導入される袋状のろ過体とで構成されていると共に、該オイルストレーナの本体に穴部が、油温検出装置に該穴部に差し込まれる軸部が形成されており、かつ、上記オイルストレーナの本体における上記穴部を構成するボス部が該本体内に突出し、その突出部により上記ろ過体を保持するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の油温検出装置取付構造。
- 自動変速機のオイルパン内に貯留された作動油の温度を検出する油温検出装置の取付構造であって、上記オイルパン内に、その底面に対向する下面に作動油の入口が設けられたオイルストレーナが収納されていると共に、該オイルストレーナとオイルパンの底面との間に、上記油温検出装置が配置されており、オイルストレーナの下面に設けられた凹部に、その下方に位置するオイルパンの底面によって該凹部からの脱落が阻止されるように、油温検出装置が係合されていることを特徴とする自動変速機の油温検出装置取付構造。
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