JP6925739B2 - 変速機におけるセンサ保持構造および配線処理構造 - Google Patents

変速機におけるセンサ保持構造および配線処理構造 Download PDF

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Description

本発明は、変速機におけるセンサ保持構造および配線処理構造に関する。
車両に搭載される自動変速機では、その外殻をなすトランスミッションケースの底部に、オイルを貯留するオイルパンが取り付けられている。そして、オイルポンプにより、オイルパンに貯留されているオイルがストレーナを介して吸い上げられ、油圧回路を形成するバルブボディを通して、オイルの供給を必要とする各部に作動油または潤滑油として供給される。
オイルの温度を検出するため、油温センサがオイルパン内のオイルに浸漬されている。オイルは、温度によって粘性が変化するので、自動変速機の各部に供給される油圧を制御する制御装置は、温度センサにより検出されるオイルの温度に基づいて、油圧回路に含まれるソレノイドバルブなどを制御することにより、自動変速機の各部を良好に動作させることができる。
特開2017−67161号公報
油温センサは、バルブボディに固定されている。油温センサは、樹脂モールド品であるため、そのままバルブボディにボルトで締め付けると、樹脂部分が割れてしまう。そのため、板金からなる保持部品により油温センサを保持させて、その保持部品をボルトによりバルブボディに締結するなどの対策が必要である。しかしながら、保持部品を設ける場合、部品点数の増加に伴い、センサを組み付ける際の作業工数の増加および自動変速機のコストの増大を招く。
また、油温センサから延びる配線などの余長の取り扱いに工夫が必要である。
本発明の目的は、保持部品などの別部品を設けずに、オイルパン内でセンサを保持できる、変速機におけるセンサ保持構造を提供することである。
また、本発明の他の目的は、オイルパン内に配索される配線の余長を良好に処理できる、変速機における配線処理構造を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係る変速機におけるセンサ保持構造は、バルブボディに取り付けられたストレーナを収容するようにオイルパンが設けられる変速機におけるセンサ保持構造であって、ストレーナに、センサを保持するセンサ保持部が一体的に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、ストレーナにセンサ保持部が一体的に設けられているので、保持部材などの別部品を設けずに、センサ保持部によりセンサをオイルパン内で保持することができる。そのため、従来と比較して、部品点数を削減することができる。そして、部品点数の削減に伴い、センサを組み付ける際の作業工数を低減することができ、また、変速機のコストを低減することができる。
前記の他の目的を達成するため、本発明の他の局面に係る変速機における配線処理構造は、バルブボディに取り付けられたストレーナを収容するようにオイルパンが設けられる変速機において、オイルパン内で配索される配線を処理する配線処理構造であって、ストレーナに、配線を止めるための配線止め部が一体的に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、ストレーナに配線止め部が一体的に設けられているので、配線を配線止め部に止めることにより、配線をストレーナに沿わせて配索することができる。そのため、配線が余長を有していても、その余長を良好に処理することができる。
本発明によれば、別部品を設けずにオイルパン内でのセンサの保持が可能となり、従来よりも部品点数を削減でき、ひいては、センサ組み付けの作業工数および変速機のコストを低減できる。また、オイルパン内に配索される配線が余長を有していても、その余長を良好に処理することができる。
本発明の一実施形態に係る自動変速機の底面図であり、オイルパンが取り外された状態を示す。 ストレーナの斜視図である。 ストレーナの斜視図であり、図2と角度を変えて見た斜視図である。 ストレーナの一部を示す断面図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<自動変速機>
図1は、本発明の一実施形態に係る自動変速機1の底面図であり、オイルパンが取り外された状態を示す。
自動変速機1は、有段式の自動変速機(AT:Automatic Transmission)であってもよいし、無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)であってもよい。また、自動変速機1は、動力分割式無段変速機であってもよい。動力分割式無段変速機は、たとえば、変速比の変更により動力を無段階に変速するベルト式の無段変速機構を備え、インプット軸とアウトプット軸との間で動力を2つの経路に分岐して伝達可能な変速機である。
自動変速機1は、トランスミッションケース2を備えている。トランスミッションケース2内の底部には、バルブボディ3が設けられている。バルブボディ3には、自動変速機1の各部への油圧(作動油または潤滑油)の供給を制御するための各種のバルブを含む油圧回路が形成されている。バルブボディ3には、ストレーナ4が下側から取り付けられている。トランスミッションケース2には、オイルを貯留するオイルパン(図示せず)が下側から複数のボルトで固定される。ストレーナ4は、オイルパンに収容されて、オイルパン内に貯留されるオイルに浸漬される。
<ストレーナ>
図2および図3は、ストレーナ4の斜視図である。図4は、ストレーナ4の一部を示す断面図である。
ストレーナ4は、合成樹脂製のアッパケース11と、アッパケース11に下側から重なる合成樹脂製のロアケース12とを備えている。アッパケース11とロアケース12との間には、図4に示されるように、たとえば、不織布からなる濾過材13がその周縁部をアッパケース11の外周部とロアケース12の外周部とに挟まれて保持されている。
アッパケース11には、図2および図3に示されるように、オイルポンプの吸込口と連通する連通口14が形成されている。一方、ロアケース12には、オイルパン内に貯留されているオイルをストレーナ4に取り込むための取込口15とが形成されている。
オイルポンプが駆動されると、オイルパン内のオイルが取込口15からストレーナ4内に取り込まれる。ストレーナ4内に取り込まれたオイルは、濾過材13を通過することにより異物が除去されて、連通口14を通してオイルポンプに吸い込まれる。
ストレーナ4の外周部には、センサ保持部21が設けられている。センサ保持部21は、アッパケース11と一体に形成された上保持部22と、ロアケース12と一体に形成された下保持部23とを含む。上保持部22は、アッパケース11の外周縁に沿う方向に幅を有し、アッパケース11の外周縁から側方に延び、上側に膨出するように円弧状に湾曲している。下保持部23は、上保持部22に対して下側から対向している。下保持部23は、ロアケース12の外周縁に沿う方向に幅を有し、ロアケース12の外周縁から側方に延び、下側に膨出するように円弧状に湾曲している。
センサ保持部21には、図1および図4に示されるように、油温センサ24が保持される。油温センサ24は、樹脂モールド品であり、略円柱状の外形を有している。油温センサ24は、センサ保持部21の上保持部22の先端と下保持部23の先端との間に、それらの先端間が拡がるように上保持部22および下保持部23をそれぞれ弾性変形させつつ押し込まれる。そして、油温センサ24が上保持部22および下保持部23の各湾曲部分まで押し込まれると、上保持部22および下保持部23が復元して、上保持部22および下保持部23の各湾曲部分により油温センサ24が包まれるように保持される。
また、ストレーナ4の外周部には、センサ保持部21と間隔を空けて、ストッパ25が設けられている。ストッパ25は、上下方向に幅を有する板状をなし、ロアケース12の外周縁から側方に延びている。図1に示されるように、センサ保持部21に保持された油温センサ24がストッパ25に当接することにより、油温センサ24がセンサ保持部21から抜けて脱落することを抑制できる。
さらに、ストレーナ4の外周部には、図2および図3に示されるように、複数の配線止め部31がストレーナ4の外周に沿う方向に間隔を空けて設けられている。配線止め部31は、アッパケース11と一体に形成され、アッパケース11の外周縁に沿う方向に幅を有する板状をなし、アッパケース11の外周縁から側方に延びている。配線止め部31には、円形の挿入孔32が厚さ方向に貫通して形成されている。
油温センサ24から延びる配線33は、その途中部分が複数の結束具34で結束されている。結束具34には、挿入ピン(図示せず)が形成されており、その挿入ピンが配線止め部31の挿入孔32に上側から挿入されることによって、配線33の途中部分が配線止め部31に止められる。これにより、配線33は、ストレーナ4の外周に沿うように配索される。そのため、配線33が配索作業を容易にするために余長を有していても、配線33が弛むことを抑制できる。よって、オイルパンがトランスミッションケース2に取り付けられるときに、オイルパンの外周部とトランスミッションケース2の外周部との間に配線33が挟まれることを抑制できる。
また、配線33が余長を有していれば、バルブボディ3の動作チェックを行うときに、配線33を配索しやすく、動作チェックの作業を楽に行うことができる。
<作用効果>
以上のように、ストレーナ4にセンサ保持部21が一体的に設けられているので、保持部材などの別部品を設けずに、センサ保持部21により油温センサ24をオイルパン内で保持することができる。そのため、従来と比較して、部品点数を削減することができる。そして、部品点数の削減に伴い、油温センサ24を組み付ける際の作業工数を低減することができ、また、自動変速機1のコストを低減することができる。
しかも、油温センサ24がセンサ保持部21に保持されることにより、ストレーナ4の取込口15の近傍に油温センサ24が配置される。そのため、取込口15からストレーナ4に取り込まれるオイルの油温を油温センサ24で検出することができる。その結果、オイルポンプからバルブボディ3に供給されるオイルの油温を精度よく検出することができるので、油温に基づくソレノイドバルブなどの制御により、自動変速機1の各部に供給される油圧を精度よく調圧することができる。
さらには、油温センサ24の取付位置がバルブボディ3の形状に左右されないという利点もある。
また、ストレーナ4に配線止め部31が一体的に設けられているので、配線33を配線止め部31に止めることにより、配線33をストレーナ4の外周に沿わせて配索することができる。そのため、配線33が余長を有していても、その余長を良好に処理することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、配線止め部31は、アッパケース11と一体に形成されているとしたが、ロアケース12と一体に形成されていてもよい。
また、本発明は、自動変速機1に限らず、手動変速機(MT:Manual Transmission)に適用することもできる。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:自動変速機(変速機)
3:バルブボディ
4:ストレーナ
21:センサ保持部
24:油温センサ(センサ)
31:配線止め部
33:配線

Claims (1)

  1. バルブボディに取り付けられたストレーナを収容するようにオイルパンが設けられる変速機におけるセンサ保持構造であって、
    前記ストレーナの外周部に、センサを保持するセンサ保持部と、前記センサ保持部に保持された前記センサが当接して前記センサの脱落を抑制するストッパと、前記センサから延びる配線を止めるための配線止め部とが設けられ
    前記センサ保持部は、前記ストレーナのアッパケースと一体に形成された上保持部と、前記ストレーナのロアケースと一体に形成された下保持部とを含み、前記上保持部と前記下保持部との間に前記センサを保持し、
    前記ストッパは、前記センサ保持部に対して前記センサ保持部に保持された前記センサから前記配線が延びる側に設けられている、センサ保持構造。
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