JPH11278240A - 作動液リザーバ - Google Patents

作動液リザーバ

Info

Publication number
JPH11278240A
JPH11278240A JP9675798A JP9675798A JPH11278240A JP H11278240 A JPH11278240 A JP H11278240A JP 9675798 A JP9675798 A JP 9675798A JP 9675798 A JP9675798 A JP 9675798A JP H11278240 A JPH11278240 A JP H11278240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
hydraulic fluid
filter
outer edge
fluid reservoir
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9675798A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Tanaka
昭 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabco Ltd filed Critical Nabco Ltd
Priority to JP9675798A priority Critical patent/JPH11278240A/ja
Publication of JPH11278240A publication Critical patent/JPH11278240A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 注入された作動液が全てフィルタを通過する
ようにして、異物が侵入することがない作動液リザーバ
を提供すること 【解決手段】 フィルタ15の外縁部16が、上本体1
1aと下本体11bの両本体の溶着部17に溶着される
ので、リザーバ本体11とフィルタ15との間に隙間が
生じず、注入された作動液が全てフィルタ15を通過す
るようにでき、異物の侵入を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等のブレーキ
またはクラッチ用の作動液を蓄える作動液リザーバに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、例えば先に本
出願人が提案している実公平8−10063号公報があ
る。従来の作動液リザーバを図5に示すが、リザーバ本
体1は、上本体1aと下本体1bとを溶着することによ
り形成され、上本体1aには作動液を注入する注入口3
が設けられ、下本体1bにはマスタシリンダ等の外部機
器に接続される接続口4a、4bが設けられている。リ
ザーバ本体1の内部空間7には注入口3から注入される
作動液内に含まれる異物を除去するためのフィルタ5が
配置されている。従来の作動液リザーバでは、フィルタ
5は、上本体1aと下本体1bとを溶着した後、注入口
3よりフィルタ5を挿入して、注入口3の下方に設けら
れて、リザーバ本体1に一体的に形成されている円筒形
状のフィルタ支持部6に配設される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような構成の
従来の作動液リザーバでは、フィルタ5とリザーバ本体
1とを別体としており、フィルタ5を注入口3から挿入
したのみであるので、フィルタ5の外周とフィルタ支持
部6の内周との間に隙間を生じることがあり、作動液を
注入口3より注入する際に、この隙間から異物が侵入す
るといった問題を有する。
【0004】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、注入
された作動液が全てフィルタを通過するようにして異物
が侵入することがない作動液リザーバを提供することを
課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、各々が合
成樹脂より形成される上本体と下本体とを溶着すること
により作動液が蓄えられる内部空間を形成し、前記上本
体には前記内部空間に作動液を注入する注入口が形成さ
れ、前記下本体には外部機器に接続される接続口が形成
され、前記内部空間には前記注入口から前記接続口に向
かう作動液中の異物を除去するフィルタが配置される作
動液リザーバにおいて、前記フィルタの少なくとも外縁
部が合成樹脂材料より形成され、この外縁部が前記両本
体の溶着部に溶着される作動液リザーバ、によって解決
される。
【0006】すなわち本発明は、フィルタの外縁部が、
上本体と下本体の両本体の溶着部に溶着されるので、リ
ザーバ本体とフィルタとの間に隙間が生じず、注入され
た作動液が全てフィルタを通過するようにでき、異物の
侵入を防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0008】図1は本発明の第1の実施の形態による作
動液リザーバのリザーバ本体11を示す。リザーバ本体
11は、各々が合成樹脂より形成される上本体11a、
下本体11bとから構成される。上本体11aと下本体
11bとを溶着することにより、リザーバ本体11の内
部には作動液が蓄えられる内部空間12が形成される。
上本体11aには内部空間12に作動液を注入する注入
口13が形成され、下本体11bには、接続口14a、
14bが形成されている。この、リザーバ本体11は外
部機器としてのブレーキマスタシリンダ(図示せず)と
は別の位置に配設され、接続口14a、14bは、図示
しない連絡管を介してブレーキマスタシリンダの2つの
液圧室に連絡される。
【0009】更に、下本体11bには、内部空間12内
の作動液の量に応じて移動可能であり、合成樹脂材料よ
り形成される液面検出用のフロート18が配置されてい
る。そして、下本体11bの内周壁面には、下本体11
bの底部から上方へ向かって延びるガイド片20が形成
されており、フロート18は、その側周部に形成したガ
イド溝をガイド片20に嵌合させて、上下移動可能とな
っている。フロート18の底部には永久磁石21が設け
られ、この永久磁石21の磁束により作動するリードス
イッチ22が下本体11bの底部に配置されている。
【0010】内部空間12には、注入口13から注入さ
れ接続口14a、14bに向かう作動液中の異物を除去
するフィルタ15が配置されている。フィルタ15は合
成樹脂材料より形成され、外縁部16とフィルタ部10
とからなる。外縁部16の外周形状は、下本体11bの
内周形状に沿うように筒状を呈している。フィルタ部1
0の下面側には、フロート18の上本体11a側への移
動量を規定するストッパ19が形成されている。
【0011】フィルタ15は、図2に示すように、上本
体11aと下本体11bとの溶着前に、その外縁部16
が下本体11bに圧入されるが、図3に示すように、外
縁部16の端部16aが溶け代tをもつように、ストッ
パ19の側周部に形成されている凹部19aが、ガイド
片20に係合することにより、フィルタ15は下本体1
1bに対して位置決めされて、取りつけられる。
【0012】そして、上本体11aと下本体11bとを
溶着するとき、図1に示すように、この両本体の溶着部
17に、フィルタ15の外縁部16の端部16aが溶着
されリザーバ本体11と一体化されて、フィルタ15は
内部空間12内に配置される。
【0013】本発明の第1の実施の形態は以上のように
構成され、次にこの作用について説明する。
【0014】フィルタ15の外縁部16は下本体11b
に圧入されて、溶け代tをもって下本体11bに対して
位置決めされて、外縁部16の端部16aが、上下両本
体11a、11bの溶着部17に溶着される。これによ
り、フィルタ15の外縁部16と下本体11bとの間が
完全に塞がれ、隙間が生じず、注入された作動液がすべ
てフィルタ15(フィルタ部10)を通過して、異物の
侵入を防止できる。
【0015】また、合成樹脂材料より形成されるフィル
タ部10を、溶着される端部16aの他端側に設けてい
るので、溶着時、フィルタ部10が熱によって損傷する
ことがない。
【0016】また、フィルタ15の外縁部16の外周形
状は、下本体11bの内周形状に沿うように筒状を呈し
ているので、作動液を圧送する際に内圧がかかっても、
リザーバ本体11が変形することを防止できる。
【0017】更に、フィルタ部10には、フロート18
の上本体11a側への移動量を規定するストッパ19が
形成されているので、溶着時に振動等によりフロート1
8が上本体11a側、つまり、溶着部17に接近するこ
とはなく、よって、フロート18が熱により損傷を受け
ることがない。
【0018】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同一な構成部分に
ついては同一の符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0019】図4に示す、本第2の実施の形態によるフ
ィルタ15’は第1の実施の形態と同様に、その外縁部
16’は筒状を呈しているが、外縁部16’の一端に
は、フランジ状の係合部16a’が形成されている。そ
して、下本体11b’に形成されている段部11c’に
係合させることにより、下本体11b’に対して位置決
めされて、取りつけられる。そして、上下両本体11
a、11b’が溶着されるとき、フィルタ15’の係合
部16a’は両本体の溶着部に溶着される。
【0020】以上のように構成される本第2の実施の形
態においても、第1の実施の形態と同様な作用効果を奏
するが、本第2の実施の形態によるフィルタ15’は係
合部16a’によって、下本体11b’に対して位置決
めされるので、図1に示す、第1の実施の形態のように
フィルタ15を下本体11bに圧入する必要がなく、組
立作業性が向上する。
【0021】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、
本発明の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0022】例えば、以上の各実施の形態では、作動液
リザーバをブレーキ用の作動液を蓄える作動液リザーバ
として説明したが、クラッチマスタシリンダと接続され
る接続口を有するクラッチ用の作動液リザーバとしても
よい。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の作動液リザ
ーバによれば、フィルタの外縁部が、上本体と下本体の
両本体の溶着部に溶着されるので、リザーバ本体とフィ
ルタとの間に隙間が生じず、注入された作動液が全てフ
ィルタを通過するようにでき、異物の侵入を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるリザーバ本体
を示す側断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による溶着前の下本
体とフィルタを示す側断面図である。
【図3】図2における要部の拡大図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態によるフィルタと下
本体との係合を示す要部の拡大側断面図である。
【図5】従来の作動液リザーバを示す側断面図である。
【符号の説明】
11 リザーバ本体 11a 上本体 11b 下本体 12 内部空間 13 注入口 14a 接続口 14b 接続口 15 フィルタ 16 外縁部 17 溶着部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が合成樹脂より形成される上本体と
    下本体とを溶着することにより作動液が蓄えられる内部
    空間を形成し、前記上本体には前記内部空間に作動液を
    注入する注入口が形成され、前記下本体には外部機器に
    接続される接続口が形成され、前記内部空間には前記注
    入口から前記接続口に向かう作動液中の異物を除去する
    フィルタが配置される作動液リザーバにおいて、前記フ
    ィルタの少なくとも外縁部が合成樹脂材料より形成さ
    れ、この外縁部が前記両本体の溶着部に溶着される作動
    液リザーバ。
  2. 【請求項2】 前記外縁部は前記下本体内周に挿入され
    る筒状を呈し、この筒状の外縁部の一端が溶着部とさ
    れ、他端側に合成樹脂材料より形成されるフィルタ部が
    設けられる請求項1に記載の作動液リザーバ。
  3. 【請求項3】 前記外縁部外周形状が前記下本体の内周
    形状に沿う請求項2に記載の作動液リザーバ。
  4. 【請求項4】 前記外縁部が前記下本体に圧入されて前
    記フィルタの前記下本体に対する位置決めがなされる請
    求項3に記載の作動液リザーバ。
  5. 【請求項5】 前記外縁部が前記下本体に対して溶着時
    の溶け代をもって位置決めされる請求項4に記載の作動
    液リザーバ。
  6. 【請求項6】 前記外縁部の一端には前記下本体に係合
    する係合部が形成される請求項2に記載の作動液リザー
    バ。
  7. 【請求項7】 前記下本体には前記内部空間内の作動液
    の量に応じて移動可能なフロートが配置され、前記フィ
    ルタ部には前記フロートの前記上本体側への移動量を規
    定するストッパが形成される請求項2乃至請求項6の何
    れかに記載の作動液リザーバ。
JP9675798A 1998-03-25 1998-03-25 作動液リザーバ Pending JPH11278240A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9675798A JPH11278240A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 作動液リザーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9675798A JPH11278240A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 作動液リザーバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11278240A true JPH11278240A (ja) 1999-10-12

Family

ID=14173536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9675798A Pending JPH11278240A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 作動液リザーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11278240A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006035879A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Advics:Kk 車両ブレーキシステム用リザーバタンク
CN102556028A (zh) * 2010-12-22 2012-07-11 罗伯特·博世有限公司 用于车辆的制动液容器
WO2015174484A1 (ja) * 2014-05-14 2015-11-19 株式会社アドヴィックス リザーバタンク
IT202200007433A1 (it) * 2022-04-14 2023-10-14 Brembo Spa Serbatoio per fluido frenante

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006035879A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Advics:Kk 車両ブレーキシステム用リザーバタンク
JP4576915B2 (ja) * 2004-07-22 2010-11-10 株式会社アドヴィックス 車両ブレーキシステム用リザーバタンク
US8037898B2 (en) 2004-07-22 2011-10-18 Advics Co., Ltd. Reservoir tank for vehicle brake system
CN102556028A (zh) * 2010-12-22 2012-07-11 罗伯特·博世有限公司 用于车辆的制动液容器
WO2015174484A1 (ja) * 2014-05-14 2015-11-19 株式会社アドヴィックス リザーバタンク
IT202200007433A1 (it) * 2022-04-14 2023-10-14 Brembo Spa Serbatoio per fluido frenante
WO2023199277A1 (en) * 2022-04-14 2023-10-19 Brembo S.P.A. Brake fluid reservoir

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11278240A (ja) 作動液リザーバ
JP3836053B2 (ja) オートバイ枠体
JPS59124760U (ja) マスタシリンダのリザ−バタンク構造
JP4608859B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
KR101061804B1 (ko) 유압식 동력 보조 조향장치의 리저버 캡 및 오일 리저버탱크
JP3906400B2 (ja) マスタシリンダ
JPH0322895Y2 (ja)
JP2005047419A (ja) リザーバ一体型のマスタシリンダ
JPH0327017Y2 (ja)
JPH0143346Y2 (ja)
JPH0236776Y2 (ja)
JPS638527Y2 (ja)
JPS6030201Y2 (ja) 燃料タンクキヤツプ
KR960007788Y1 (ko) 오일 리저버용 메쉬
JP2000507525A (ja) ブレーキ流体リザーバのフロートチャンバ用閉成vスロット
JPH10157604A (ja) リザーバ
KR200155942Y1 (ko) 핀치 롤 감속기
JP3167575B2 (ja) ブレーキ液リザーバタンク
JPH07315202A (ja) 車両用油圧マスタシリンダ
JPH10305772A (ja) 作動液リザーバ
JP2507325Y2 (ja) 燃料弁
JPH1134851A (ja) 作動液リザーバ
KR0129049Y1 (ko) 오일 리저버의 오일실
KR19990037730U (ko) 마스터 실린더의 리저버 캡
JPS61116017A (ja) ラジエ−タのリザ−バタンク