JPH10305772A - 作動液リザーバ - Google Patents

作動液リザーバ

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JPH10305772A
JPH10305772A JP13438297A JP13438297A JPH10305772A JP H10305772 A JPH10305772 A JP H10305772A JP 13438297 A JP13438297 A JP 13438297A JP 13438297 A JP13438297 A JP 13438297A JP H10305772 A JPH10305772 A JP H10305772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buffer
cap
hydraulic fluid
main body
fluid reservoir
Prior art date
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Pending
Application number
JP13438297A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Takahashi
俊幸 高橋
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Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10305772A publication Critical patent/JPH10305772A/ja
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップ取り外し時の作動液の液だれを防止
することができる作動液リザーバを提供すること。 【解決手段】 本体21の開口部21aに着脱可能に取
り付けられるキャップ22側に貯留部31内の作動液が
飛散するのを防止するバッファ29を、キャップ22と
は別に本体21に対して着脱可能とする。これにより作
動液注入時にキャップ22を取り外したときの作動液の
液だれを防止することができる。また、作動液の注入
は、バッファ29にスリット状の挿通部34に作動液注
入用の専用治具を挿通させることによって行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の液圧式ブレ
ーキシステムや液圧式クラッチシステムに使用される作
動液リザーバに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、例えば実開昭
59−112754号公報に記載のものが挙げられる。
以下、これについて図4を参照して説明する。
【0003】リザーバ本体1の開口部1aに対して着脱
可能に取り付けられるキャップ2は外蓋3と内蓋4とか
ら成り、その内蓋4の外周部に環状のシール部材6を配
設してキャップ2と開口部1aとの間を密封している。
外蓋3と内蓋4との間にはゴムで成るダイヤフラムバル
ブ5が設けられ、このバルブ5の開閉により本体内部の
貯留部11と大気との間を連通孔8および通孔7を介し
て連絡するようにしている。この連通孔8に対向した位
置にはキャップ2側への作動液の飛散を防止するバッフ
ァ9が内蓋4と一体的に形成されている。なお、リザー
バ本体1の内部にはフィルタ10が納められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
る従来の作動液リザーバでは、例えば作動液を貯留部1
1に注入するときなどキャップ2を開口部1aから取り
外した際、このキャップ2と一体的に形成されたバッフ
ァ9も共に本体1の外部へ取り出される。このとき、バ
ッファ9の貯留部11側の面に付着していた作動液が垂
れて周囲の他の機器や車体の一部を汚したり、作動液の
もつ化学的性質によりこれらの塗装を剥がしたりすると
いう問題がある。
【0005】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、キャ
ップ取り外し時の作動液の液だれを防止することができ
る作動液リザーバを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、内部に作
動液を貯留する貯留部を有する本体と、この本体に連接
され前記作動液を注入する開口部と、この開口部を覆う
着脱可能なキャップと、このキャップと前記開口部との
間に位置し両者の間を密封するシール部材と前記キャッ
プに形成され大気と前記貯留部との間を連絡する呼吸通
路と、この呼吸通路の前記貯留部側に対向し前記本体内
に配設されたバッファとを備えた作動液リザーバにおい
て、前記バッファは前記本体に対して、前記キャップと
は別に着脱可能としたことを特徴とする作動液リザー
バ、によって解決される。
【0007】本発明は、貯留部内の作動液がキャップ側
へ飛散するのを防止するバッファをキャップとは別に設
けることにより、キャップ2を本体の開口部から取り外
したときに作動液が周辺の機器等に付着するのを防止す
ることができる。作動液の注入にあっては、バッファに
直接専用治具を挿通することにより行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
作動液リザーバについて図1から図3を参照して説明す
る。
【0009】図1は本実施の形態による作動液リザーバ
を示し、その全体は20で示される。本体21は内部に
作動液を貯留する貯留部31と、この貯留部31に作動
液を注入するための開口部21aが形成されている。キ
ャップ22は開口部21aに対し着脱自在に取り付けら
れ、あいだに円板状のシール部材26を介在させること
によりこれら開口部21aとキャップ22との間を密封
するようにしている。なお図示せずとも、本体21の下
部にはマスタシリンダが接続されているものとする。
【0010】本体21の開口部21aの周辺について更
に詳しく説明すると、キャップ22と開口部21aとの
間に位置するシール部材26の中央部にはスリット28
が形成されており、このスリット28とキャップ22の
裏面に形成された通孔27を介して本体21の内部(貯
留部31)と大気との間を連絡するようにしている。こ
れにより、作動液の貯留量の低減あるいは周囲の熱によ
る影響で本体21の内圧が変動したときでも、本体21
の内部が常に大気圧に保たれるようになっている。ま
た、このスリット28に作動液が飛散するのを防止する
バッファ29が、シール部材21よりも貯留部31側に
配設されている。
【0011】本発明に係るバッファ29はゴムなどの弾
性材料で成り、図示するようにキャップ22とは別に、
本体21の開口部21aと貯留部31との間の筒状部3
2の内周に弾着させて取り付けられている。本実施の形
態におけるバッファ29は、図3にも示すように上下対
称の形状を呈しており、その上面(キャップ22側に臨
む面)および下面(貯留部31側に臨む面)に形成され
た傾斜面38aおよび38bを介して、中央部の厚さが
周縁部よりも少なくなっている。つまり中央部の方がそ
の周縁部よりも薄く形成されている。さらに、本実施の
形態ではバッファ29の周縁部から中央部にかけて補強
用のリブ37a、37b、37c及び37dが一体的に
形成されている。
【0012】バッファ29の外周縁部には切欠部36
a、36b、36c及び36dが4箇所等角度間隔で形
成されており、これによりバッファ29の外周部の弾性
変形を容易にしている。またバッファ29の中央部に
は、貯留部31に作動液を注入するための管(チュー
ブ)状の専用治具が挿通可能にスリット状の挿通部34
が形成されており、通常は図2に示すように閉じた状態
となっている。さらに、バッファ29の上面および下面
を貫通する小孔35a、35bが、挿通部34の周囲に
2箇所形成されている。
【0013】以上のように構成されるバッファ29は、
上述したようにキャップとは別に、本体21の筒状部3
2の内周に対して着脱可能になっており、その取り付け
状態は、筒状部32の内部に係止されたフィルタ30の
上端面に係合している。
【0014】次に、本実施の形態による作動液リザーバ
20の作用について説明する。
【0015】キャップ22が取り付けられる開口部21
aと、作動液を貯留する貯留部31との間に位置するバ
ッファ29は、車体の振動等によって作動液がキャップ
22側に飛散するのを防ぎ、作動液がスリット28及び
通孔27を介して外部に漏洩するのを防止する。また、
このとき、バッファ29に付着した作動液は、その傾斜
面38bに沿って下方の貯留部31側へと戻され、挿通
部34あるいは小孔35a、35bからキャップ22側
への作動液の侵入が低減される。なお、上述した貯留部
31と大気との間の空気の流通は、バッファ29の小孔
35a、35bを介して行われる。
【0016】貯留部31に作動液を注入する場合につい
て説明すると、先ずキャップ22を本体21の開口部2
1aから取り外す。このとき、本実施の形態によればキ
ャップ22を取り外したときにバッファ29も一緒に本
体21の外部へ取り外されることはないので、キャップ
22の取り外しに伴う作動液の液だれを防止することが
できる。なお、シール部材26はキャップと一体的に取
り付けられているのでキャップ22と共に取り外され
る。次いで、作動液注入用の専用治具をバッファ29の
挿通部34に挿通させ(すなわち挿通部34を弾性変形
させて開放し)、フィルタ30を介して貯留部31に作
動液を注入する。このとき貯留部31内の空気はバッフ
ァ29の小孔35a、35bを介して大気に開放される
ので、これにより作動液の注入時間が長くなることはな
い。
【0017】したがって本実施の形態によれば、作動液
を注入するためキャップ22を本体21から取り外しと
きに、作動液の液だれにより周囲の機器や車体の一部が
汚されるのを防止することができると共に、作動液の注
入は、専用治具をバッファ29の挿通部34に挿通させ
て行うことができ、このためにバッファ29をあらため
て本体21から取り外す必要もない。
【0018】また本実施の形態によれば、バッファ29
の貯留部31側の面だけでなくキャップ22側の面にも
傾斜面38aを形成しているので、リザーバ20の組み
立て工程において本体21に対するバッファ29の組付
け方向を考慮する必要をなくすことができ、作業性を向
上させることができる。さらに、バッファ29を本体2
1の筒部32に取り付ける際、フィルタ30の上端面を
ストッパとして働かせるようにしているので、バッファ
29の位置決めを確実に行うことができる。
【0019】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0020】例えば以上の実施の形態では、作動液注入
用の専用治具が挿通されるバッファ29の挿通部34を
図2に示すように一筋のスリット状に形成したが、これ
に限られず、例えば図2を参照して、小孔35a、35
bを結ぶようにスリットをもう一本形成して、十字形状
の挿通部としてもよい。
【0021】また、バッファ29に形成する小孔35
a、35bは2つだけに限らず、場合によってはその数
を更に増やしてもよい。この場合、リブ37aと37c
の間、およびリブ37aと37dの間にも小孔を形成し
て、全体として4つの小孔を形成することができる。ま
たバッファ29の中心部(挿通部34の中央部)に小孔
を形成するようにしてもよい。
【0022】さらに、バッファ29の上面および下面と
もに傾斜面38a、38bを形成する必要性は必ずしも
ないが、少なくとも下面、すなわち貯留部31側に臨む
面に傾斜面を形成するようにすれば、上述と同様な効果
を得ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の作動液リザ
ーバによれば、キャップ側への作動液の飛散を防止する
バッファをキャップとは別に本体に対して着脱可能に設
けたので、キャップを本体の開口部から取り外したと
き、作動液の液だれによって周囲の機器や車体の一部が
汚れるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による作動液リザーバを示
す側断面図である。
【図2】本発明に係るバッファの詳細を示す拡大平面図
である。
【図3】図2における[3]−[3]線方向の断面図で
ある。
【図4】従来の作動液リザーバの要部を示す側断面図で
ある。
【符号の説明】 20 作動液リザーバ 21 本体 21a 開口部 22 キャップ 26 シール部材 29 バッファ 30 フィルタ 31 貯留部 32 筒状部 34 挿通部 35a 小孔 35b 小孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に作動液を貯留する貯留部を有する
    本体と、この本体に連接され前記作動液を注入する開口
    部と、この開口部を覆う着脱可能なキャップと、このキ
    ャップと前記開口部との間に位置し両者の間を密封する
    シール部材と前記キャップに形成され大気と前記貯留部
    との間を連絡する呼吸通路と、この呼吸通路の前記貯留
    部側に対向し前記本体内に配設されたバッファとを備え
    た作動液リザーバにおいて、 前記バッファは前記本体に対して、前記キャップとは別
    に着脱可能としたことを特徴とする作動液リザーバ。
  2. 【請求項2】 前記バッファは、前記開口部と貯留部と
    の間の筒状部の内周に弾着させて取り付けたことを特徴
    とする請求項1に記載の作動液リザーバ。
  3. 【請求項3】 前記筒状部の内部には、フィルタが係止
    されており、前記バッファはそのフィルタの上端面に係
    合していることを特徴とする請求項2に記載の作動液リ
    ザーバ。
  4. 【請求項4】 前記バッファは、少なくとも前記貯留部
    側に臨む面に傾斜面を備えていることを特徴とする請求
    項1から請求項3のいずれかに記載の作動液リザーバ。
  5. 【請求項5】 前記バッファには、常時は閉じ、作動液
    を注入するための専用治具を挿通可能な挿通部を形成す
    ると共に、両面を貫通する小孔を形成していることを特
    徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の作動
    液リザーバ。
JP13438297A 1997-05-07 1997-05-07 作動液リザーバ Pending JPH10305772A (ja)

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JP (1) JPH10305772A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005531453A (ja) * 2002-06-28 2005-10-20 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 液圧流体タンク
JP2012148748A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Mitsubishi Motors Corp 車両搭載タンク

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