JPH0352688Y2 - - Google Patents

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JPH0352688Y2
JPH0352688Y2 JP1984077587U JP7758784U JPH0352688Y2 JP H0352688 Y2 JPH0352688 Y2 JP H0352688Y2 JP 1984077587 U JP1984077587 U JP 1984077587U JP 7758784 U JP7758784 U JP 7758784U JP H0352688 Y2 JPH0352688 Y2 JP H0352688Y2
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JP
Japan
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cap
gasket
plate
seal wall
liquid container
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JP1984077587U
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JPS60190651U (ja
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、液体容器におけるキヤツプのシー
ル構造に関するものである。
(従来技術) 例えば、自動車用ブレーキオイルのリザーバタ
ンクにおいて、キヤツプのシール構造は第1図に
示すようになつている。同図によれば、リザーバ
タンクのキヤツプ2は、バツフルプレート8、パ
ツキン12、0リング6等が介在された下で、冠
着されており、これらシール部材によつてシール
性を保持せんとしていたのである。ところが、こ
の種キヤツプにあつては、タンク内外の通気を図
らねばならないため、上記バツフルプレート8、
パツキン12およびキヤツプ2にはそれぞれ通気
穴11,15,16,が貫通されているのが通常
である。
(考案が解決しようとする問題点) 従来のシール構造は、上述したとおりであるた
め、リザーバータンクの振動によつて、各通気穴
を通しオイル漏れを生じることとなつていた。ま
た、逆に外部からごみあるいは水分が侵入するこ
ともあり、このような場合にはオイルを短期間で
劣化させることにもなる等、各種の問題点があつ
た。
(考案の目的) そこで、本考案は液漏れを規制しかつごみや水
分の侵入を可及的に回避することのできるシール
構造を提供せんとしたのである。
(考案の構成) 上記の目的を達成するために、本考案は上面に
通気穴が形成されたキヤツプが注入口を取外し可
能に閉止してなる液体容器において、 前記キヤツプの下面には注入口の内壁にシール
状態で対向するシール壁が一体に垂下され、また このシール壁の内側には液漏れおよびごみの侵
入を抑制可能な通気用の切り込みが入れられた可
撓性パツキンが水平状に収納され、かつ 前記シール壁の下端部には前記パツキンの外周
側を前記キヤツプとの間で挟み付けて保持するバ
ツフルプレートが係脱可能に懸垂状に取付けられ
るとともに、このバツフルプレートの中央部には
パツキン側と液体容器の収納室側とを区画する仕
切板が形成されかつこの仕切板には前記パツキン
の切り込みが形成される範囲より外周側に通気穴
が形成される構成としたのである。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にした
がつて詳細に説明する。
図面において、1は自動車用ブレーキオイルの
リザーバータンクにおける注入口であり、その開
口縁にはフランジ縁1aが外向きに張り出し形成
されている。合成樹脂剤にて形成されたキヤツプ
2は、その上面の適所に通気穴3が貫通されると
ともに、その外周縁には係止縁4が一体に垂下形
成されていて、前記フランジ縁1aに対し係脱可
能に係合しうる。また、キヤツプ2の裏面であつ
て係止縁4より内側には、注入口1の内壁に密接
しうるシール壁5が一体に垂下されている。該シ
ール壁5の下端側は周方向に沿つて徐肉されてお
り、この徐肉された部分にはシール用Oリング6
が嵌着されている。さらに、シール壁5の下端縁
には爪縁7が形成されていて、ここに合成樹脂製
のバツフルプレート8の爪縁9が係脱可能に係合
されることにより、バツフルプレート8全体は懸
垂状態で取付けられている。バツフルプレート8
は、注入口1に対し同軸で嵌め込まれており、そ
の筒部8a内を区画する仕切り板10には適数個
の通気穴11が貫通されている。また、バツフル
プレート8の筒部8aの上端には軟質ゴム性のパ
ツキン12が乗載されており、パツキン12はキ
ヤツプ2の下面に突出された押え片13とによつ
て、挟圧保持されている。さらに、このパツキン
12の中央部には、第3図に示すように、十文字
状に切り込み14が入れられている。但し、この
切り込み14は通気性は発揮するものの、ごみあ
るいは水の侵入を可及的に回避しうるように、き
わめて細い筋状のものである。
本例のシール構造は、上記のように形成された
ものである。つまり、注入口1の内外をすべて通
気穴によつて連通させていた従来構造と異なり、
本例では、パツキン12に切り込みを入れること
としたため、注入口1の内外の通気性は、従来同
様に保持されるものの、ごみや水の侵入を可及的
に回避することができる。したがつて、リザーバ
タンクが振動されても、容易にはキヤツプ2から
オイルが溢れ出すこともなく、またごみ等の侵入
に伴うブレーキオイルの劣化も抑止される。
なお、本例では、ブレーキオイルのリザーバタ
ンクについて図示し説明したが、他の液体を封入
るタンクのキヤツプ構造についても広く適用する
ことができる。また、切り込みの形状について
は、各種の変更例が考えられ、決して図示のもの
に限定される性質のものではない。
(考案の効果) 本考案の効果は次のようである。
液漏れおよびごみの侵入による収納液体の劣
化を未然に抑制できるのは勿論のこと、バツフ
ルプレートをパツキンの下側に配置しパツキン
を仕切板にて覆うようにしたため、内部に収納
されている液体が振動しても、直接パツキンに
当たることがないため、この意味においても液
漏れ防止に寄与する。また、このことは液体容
器中にパツキンを変質させるような種類の液体
が収納されている場合にきわめて有意義であ
る。
仕切板の通気穴はパツキンの切り込みよりも
外側に配置されているため、上記したの効果
はより実効あるものとなつている。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシール構造を示す断面図、第2
図は本例シール構造を示す断面図、第3図はキヤ
ツプ部分の分解斜視図である。 2……キヤツプ、3……通気穴、8……バツフ
ルプレート、12……パツキン、シール部材、1
4……切り込み。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上面に通気穴が形成されたキヤツプが注入口を
    取外し可能に閉止してなる液体容器において、 前記キヤツプの下面には注入口の内壁にシール
    状態で対向するシール壁が一体に垂下され、また このシール壁の内側には液漏れおよびごみの侵
    入を抑制可能な通気用の切り込みが入れられた可
    撓性パツキンが水平状に収納され、かつ 前記シール壁の下端部には前記パツキンの外周
    側を前記キヤツプとの間で挟み付けて保持するバ
    ツフルプレートが係脱可能に懸垂状に取付けられ
    るとともに、このバツフルプレートの中央部には
    パツキン側と液体容器の収納室側とを区画する仕
    切板が形成されかつこの仕切板には前記パツキン
    の切り込みが形成される範囲より外周側に通気穴
    が形成されていることを特徴とする液体容器にお
    けるキヤツプのシール構造。
JP7758784U 1984-05-25 1984-05-25 液体容器におけるキヤツプのシ−ル構造 Granted JPS60190651U (ja)

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JPS60190651U JPS60190651U (ja) 1985-12-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103403333B (zh) 2011-02-10 2015-10-21 本田技研工业株式会社 燃料箱的密封结构及具备该燃料箱的密封结构的车辆

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JPS4929294U (ja) * 1972-06-13 1974-03-13

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