JPS5845243Y2 - 産業車両用フイラ・キヤツプ - Google Patents

産業車両用フイラ・キヤツプ

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Publication number
JPS5845243Y2
JPS5845243Y2 JP3837580U JP3837580U JPS5845243Y2 JP S5845243 Y2 JPS5845243 Y2 JP S5845243Y2 JP 3837580 U JP3837580 U JP 3837580U JP 3837580 U JP3837580 U JP 3837580U JP S5845243 Y2 JPS5845243 Y2 JP S5845243Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve seat
valve
cap
fuel
vent hole
Prior art date
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Expired
Application number
JP3837580U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56139625U (ja
Inventor
敏之 中村
Original Assignee
日産自動車株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日産自動車株式会社 filed Critical 日産自動車株式会社
Priority to JP3837580U priority Critical patent/JPS5845243Y2/ja
Publication of JPS56139625U publication Critical patent/JPS56139625U/ja
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Publication of JPS5845243Y2 publication Critical patent/JPS5845243Y2/ja
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、フォークリフトトラック等の産業車両に使
用されているライフ・キャップの改良に関する。
従来、産業車両例えばフォークリフトトラックにおける
燃料タンクや作動油タンクは車体の側部にフレームFの
一部を利用して形成され、その供給口を構成するライフ
・ネック1が第1図に示すようにフロアパネル2上に突
出するように設けられており、そのライフ・キャップと
しては例えば第2図のごとき構成のものが使用されてい
た。
即ち、このライフ・キャップはライフ・ネック1に螺合
されたキャップ本体3の外周壁に通気孔4,4を形成す
るとともに、同じく通気孔5,5を有するパツキン6を
キャップとライフ・ネックの端面との間に介挿して通気
性を持たせながら燃料洩れを防止していた。
ところが、このような構造の従来のライフ・キャップで
は、車両の急制動・登板等の際にタンク内で燃料、作動
油が波打ちを生じて上記通気孔4,4から吹き出してし
まう欠点があった。
このような問題を解決するのに実公昭41−9763号
公報や実開昭50−117409号公報にみられるよう
に可撓性弁体を用いて通気孔を閉塞するようにしたもの
があるが、弁体によるシール性を長期間確保するのは製
作誤差、取付誤差、弁体のへたり等により難しく、精度
管理に多大な工数を使ったり一定期使用後に交換を強制
したりするという実用上の問題がある。
この考案は上記のような問題点に着目してなされたもの
で、キャップ本体内にそれぞれ異なる位置に通気孔を有
する弁および弁座を、弁を下にして平行に配設し、燃料
、作動油が波打ったときに弁が弁座に密着されて通気孔
が閉塞されるように構成すると共に弁座上面には弁座の
通気孔とキャップ本体の通気孔との間に介在する隔壁を
突設することによって、基本物には弁の閉塞作用で燃料
、作動油の吹出しを防止できるようにする一方、仮に弁
の閉塞機能が損なわれたり、低下したりした場合でも、
確実に吹出しを防止できるようにした産業車両用ライフ
・キャップを提供することを目的とする。
以下図面に基づいてこの考案の実施例を説明する。
第3図において、1か゛燃料タンクに取り付けられたラ
イフ・ネック、3がこのライフ・ネックに螺合されたキ
ャップ本体で、このキャップ本体3の外周壁の適宜位置
に通気孔4,4が穿設されている。
また、上記キャップ本体3の内部の上記通気孔4よりも
開口部側の位置には、キャップの軸と直交するように円
板状のシールパツキン兼用弁座8が配設され、その外縁
部がキャップ本体3の内周壁に係合することにより弁座
8が係止されている。
この弁座8にはその半径の略÷の半径位置に複数個(実
施例では3個)の通気孔9が穿設されている。
また、上記弁座8の下面には係止片10が周縁に沿って
形成されており、この係止片10にはゴム等の弾性材か
らなる膜状の弁11の縁が係合され、保持されている。
上記係止片10に係合される上記弁11の周縁部には、
第4図のごとき段部11aがリング状に形成され、弁座
8と弁11とが適宜間隔を有し、密着しないようにして
いる。
更に、上記弁11の中央には上方へ突出する突起12が
形成され、この突起12は上記弁座8の中央に穿設され
ている取付孔13に挿入されて弁座8により係止されて
いる。
また、上記弁11には上記弁座8の通気孔9,9゜・・
・・・・と軸心が一致しないように通気孔14,14゜
・・・・・・が穿設されている。
一方、上記弁座8には上面に、上記キャップ本体の通気
孔4,4.・・・・・・と上記弁座の通気孔9,9.・
・・・・・との間を隔離するように平行な隔壁15.1
5が形成されていて、隔壁15.15の両側の空間は隔
壁上端とキャップ上壁との間隙A、Aを通じてのみ連通
されている。
なお、この隔壁15は上記通気孔9の外側に沿って円筒
状に形成してもよい。
上記のように構成されたフィシ・キャップによれば、通
常は第3図のように、通気孔4、間隙Aおよび通気孔9
,14を通ってタンク内と大気とが連通されている。
そして、急制動等によってタンク内の燃料が波打って液
面が上昇すると、第5図のように弁11が液面により押
し上げられて弁座8に密着するため、弁座8の通気孔9
が閉塞されて、隔壁15に囲まれたキャップ内の空気に
はほとんど燃料が侵入しなくなり、しかもこの隔壁15
に妨害されて通気孔4から燃料キャップ外へ吹き出すお
それはなくなる。
次に、フィシ・ネック内の液面が下がると、隔壁15の
内側に侵入した燃料が、弁11が弾性力で元の状態に戻
るときに生じる吸引力で下方へ吸引され、通気孔9,1
4を通ってタンク内へ滴下して、フィシ・キャップの通
気性が回復される。
しかも波打ちが激しい場合や弁11の機能が不完全な場
合に通気孔9から弁座8の上方へ燃料・作動油が侵入し
ても隔壁15により侵入した燃料・作動油がキャップ本
体3の通気孔4に至るのを確実に防止することができる
次に、第6図〜第9図は他の実施例を示すもので、弁と
弁座との密着を防止するために、弁座8の下面に溝を形
成しである。
即ち、弁座8の下面には第8図のように、通気孔9.・
・・・・・に対応して円形の溝21が形成され、また、
弁11の通気孔14.・・・・・・に対応して3本の放
射状の溝22が形成され、更にその外側に円形の溝23
が形成されている。
従って、この溝を有する弁座8によれば、燃料が波打っ
てフィシ・ネック内の液面が上昇すると、第9図のよう
に弁11が弁座8の溝21に係合して通気孔9を閉塞す
るため、燃料の通過が抑制される。
また、液面が下がると、弁11が弾性力で元に戻るとと
もに、溝の作用により通気性の回復が早くなる。
なお、弁座8の上方へ侵入した燃料・作動油のキャップ
本体3の通気孔4から洩れ防止性についても前述の実施
例と同様である。
以上説明したごとくこの考案に係るフィシ・キャップは
、キャップ本体の通気孔よりも開口部側に、通気孔を有
する円板状の弁座を配設し、がつこの弁座の下面にこれ
と平行に上記弁座の通気孔とは異なる位置に通気孔を有
する弾性膜からなる弁を取り付け、弁座の上面に隔壁を
突設してなるので、タンク内の燃料や作動油が波打って
液面が上昇しても、弁が弁座に密着して通気孔を閉塞す
るため、燃料、作動油の吹出しを防止することができる
だけでなく弁座の上面に、弁座の通気孔とキャップ本体
の通気孔との間に介在するように隔壁を形成しているの
で、弁座上方に侵入した燃料、作動油の吹出しをも防止
でき、確実な吹出防止性を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はフォークリフトトラックの側面図、第2図は従
来の産業車両用フィシ・キャップの一例を示す断面正面
図、第3図は本考案に係るフィシ・キャップの一例を示
す断面正面図、第4図はその要部の拡大図、第5図は燃
料の液面が上昇した状態を示す断面正面図、第6図は他
の実施例を示す断面正面図、第7図はその要部の拡大図
、第8図は第6図におけるB−B線断面底面図、第9図
は燃料波打ち時の弁の状態を示す要部断面図である。 3・・・・・・キャップ本体、4,9.14・・・・・
・通気孔、8・・・・・・弁座、11・・・・・・弁、
15・・・・・・隔壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外壁に通気孔を有するキャップ本体の該通気孔よりも開
    口部側に通気孔を有する円板状の弁座を配設し、この弁
    座の下面にこれと平行に上記弁座の通気孔とは異なる位
    置に通気孔を有する弾性膜からなる弁を取りつける一方
    、上記弁座の上面に弁座の通気孔とキャップ本体の通気
    孔との間に介在する隔壁を突設したことを特徴とする産
    業車両用ライフ・キャップ。
JP3837580U 1980-03-24 1980-03-24 産業車両用フイラ・キヤツプ Expired JPS5845243Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3837580U JPS5845243Y2 (ja) 1980-03-24 1980-03-24 産業車両用フイラ・キヤツプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3837580U JPS5845243Y2 (ja) 1980-03-24 1980-03-24 産業車両用フイラ・キヤツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56139625U JPS56139625U (ja) 1981-10-22
JPS5845243Y2 true JPS5845243Y2 (ja) 1983-10-14

Family

ID=29633888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3837580U Expired JPS5845243Y2 (ja) 1980-03-24 1980-03-24 産業車両用フイラ・キヤツプ

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JPS56139625U (ja) 1981-10-22

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