JPS621097Y2 - - Google Patents

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JPS621097Y2
JPS621097Y2 JP2574182U JP2574182U JPS621097Y2 JP S621097 Y2 JPS621097 Y2 JP S621097Y2 JP 2574182 U JP2574182 U JP 2574182U JP 2574182 U JP2574182 U JP 2574182U JP S621097 Y2 JPS621097 Y2 JP S621097Y2
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JP
Japan
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tank
elastic plate
tank body
valve
cap
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JP2574182U
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JPS58130954U (ja
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  • Closures For Containers (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば自動車等のブレーキ液のオ
イルタンクや、ラジエータのリザーブタンク等の
液体タンクに使用されるキヤツプ構造に関するも
のである。
従来、オイルタンク等に装着されるキヤツプ
は、車体の振動等によりオイルが洩れるのを防止
するため、構造が複雑になつているのが一般的で
ある。しかしながら構造の複雑化に伴つてコスト
アツプとなる不具合が生じ、また完全なシール性
を期待することはできなかつた。
また、一方、キヤツプの構造として、例えばキ
ヤツプの内側にスリツトの入つたゴム膜を張設
し、オイルタンクの内圧と外気との圧力差に応じ
てスリツトを開閉するタイプのものが知られてい
るが、スリツト部でのゴムの“ヘタリ”が生じ耐
久性等において問題がある。
更に、上記ゴム膜を使用したタイプとして、完
全密閉型のモイスチヤーシールがあるが、オイル
タンク内の差圧に応じてゴム膜をストロークさせ
るスペースの確保が必要となり、構造的に問題が
あつた。
この考案は、かかる従来の諸問題に着目して創
案されたもので、その目的とするところは、タン
ク本体の振動時においても、そのタンク内の液体
が外部に洩れるのを有効に防止すると同時に、タ
ンク内の圧力変動に対応できるようにした液体タ
ンクにおけるキヤツプ構造を提供するものであ
る。
この考案は上記目的を達成するため、通気孔を
備えたキヤツプの内側に、タンク内室と大気室と
を水密的に区画形成し、かつタンク内の圧力変動
に応じて変動する弾性プレートを摺動自在に張設
し、前記弾性プレートの摺動部に、タンク内の圧
力変動に応じて弾性プレートが変形した際、タン
ク内室と大気室とを連通させるバルブ兼係合部を
設けて、タンク内圧を常に一定圧状態に保つよう
にしたことを要旨とするものである。
以下、この考案の実施例を第1図〜第7図に基
づいて説明する。
第1図〜第4図a〜cは、この考案の第1実施
例を示し、図において1は自動車等に使用される
ブレーキ液を収容するオイルタンクやラジエータ
のリザーブタンク等の液体を収容するタンク本体
を示し、このタンク本体1の開口縁1aには、例
えばポリプロピレン等の合成樹脂材で一体成形さ
れたキヤツプ3が着脱自在に螺嵌されている。
前記キヤツプ3の上面には、大気と連通する通
気孔5が形成され、またキヤツプ3の内側には、
通気孔5を介して大気と連通する大気室7と、タ
ンク本体1の内室9とを水密的に区画形成するゴ
ムまたはポリプロピレン等の合成樹脂により円板
状に一体成形された弾性プレート11が張設され
ている。
また、前記キヤツプ3の内周壁には、上記弾性
プレート11を摺動自在に保持するための環状溝
状の摺動部13が穿設され、この摺動部13の一
部上下面には、大気室7とタンク本体1の内室9
とを連通する通路15a,15bが穿設されてい
る。
また、一方、前記弾性プレート11の周縁部に
は、弾性変形可能な断面C字状のバルブ兼係合部
17が形成されており、このバルブ兼係合部17
が前記環状溝状の摺動部13に弾性的に摺接する
ものである。なお、19はキヤツプ3の内壁に埋
設されたゴム製のグロメツトであつて、大気室7
とタンク本体1の内室9とをシールするものであ
る。また21はタンク本体1内に収容されたブレ
ーキ液等の液体である。
以上のように、この考案の構成によればキヤツ
プ3内の大気室7とタンク本体1内の内室9と
は、摺動部13に係合するバルブ兼係合部17に
より連通を遮断され、また外気と内室9とはタン
ク本体1とキヤツプ3との嵌合部に介設されたグ
ロメツト19によりシールされるものである。
次に、作用について説明する。
弾性プレート11の周縁部に形成された断面C
字状のバルブ兼係合部17は、キヤツプ3の環状
溝状の摺動部13に嵌合させる前は第4図aの二
点鎖線に示すように拡開した状態になつており、
このような状態からバルブ兼係合部17を弾性変
形させて摺動部13内に嵌め込んで同図の実線に
示すように装着する。
このような状態では、タンク本体1の内室9と
外気とは完全に密閉されるものとなつているが、
一般にオイルタンク内が外気と密閉された状態に
あると、タンク本体1内の液体21の水位変動、
タンク本体1の内室9と外気との温度差等により
タンク本体1内に差圧が生じ、タンク本体1から
の液体21の補給性、タンク本体1への液体21
の回収性が低下するものである。
このような前提の下に、この考案の作動を第4
図b及び第4図cに基づいて説明すると、例えば
タンク本体1の内室9の圧力が上昇して、弾性プ
レート11の底壁が矢印方向から押圧されると弾
性プレート11は円弧状にたわみ、これと同時に
弾性プレート11の周縁部のバルブ兼係合部17
が摺動部13からタンク本体1の中心側に引き出
され、バルブ兼係合部17の上面17aが摺動部
13の上壁面と通路15aのコーナ部Xとに弾性
変形した状態で当接する(第4図b参照)。
このような状態で弾性プレート11が更にたわ
み続けると、バルブ兼係合部17の上面17aが
通路15a内に移行し(第4図c参照)、該上面
17aの初期たわみが開放されて、元の状態に弾
性復帰するとともに、バルブ兼係合部17の下面
17bも通路15b上に移行する。この状態で、
タンク本体1の内室9と大気室7とは、通路15
b→摺動部13→通路15aを介して連通接続
し、タンク本体1内の圧力が大気室7を通つて外
気に放出されるものである。
また、タンク本体1内の圧力が外気に放出され
た後は、弾性プレート11には圧力が作用しなく
なるため円弧状にたわんでいた弾性プレート11
は、その弾性力により元の状態に復帰し、大気室
7と内室9とは遮断されるものである。
また逆に、タンク本体1内が負圧になつた場合
には、弾性プレート11が下方にたわんで、バル
ブ兼係合部17の下面17bが弾性変形した後通
路15bに移行して、前述と同様にタンク本体1
の内室9と大気室7とが連通接続し、タンク本体
1内の負圧が外気に開放されるものである。
次に、第5図〜第7図はこの考案の第2実施例
を示し、この実施例は上記第1実施例の弾性プレ
ート11のバルブ兼係合部17と摺動部13との
変形例を示すものである。
即ち、弾性プレート11の周縁部をキヤツプ3
の内周壁に埋設した状態で固定すると共に、中心
部に環状で、かつ断面C字状のバルブ兼係合部1
7を形成する。そして、このバルブ兼係合部17
に、環状溝状の摺動部13を形成した断面略H状
の環状バルブ本体23を嵌合させたものである。
このバルブ本体23における摺動部13の上下面
の一部にも前述と同様な通路15a,15bが形
成されている。そして、この実施例の場合には、
タンク本体1内が高圧になつた場合、上記第1実
施例のバルブ兼係合部17の作動と逆作動して圧
力を外気に解放する。
即ち、第7図に示すように、内室9の圧力が上
昇すると、弾性プレート11が上方に押し上げら
れて円弧状にたわむとともに、バルブ兼係合部1
7の下面17bが先ず弾性変形する。そして、下
側の通路15b側に移行した段階で元の状態に弾
性復帰し、この時、内室9→通路15b→摺動部
13→通路15a→大気室7が連通して、圧力が
外気中に開放されるものである。
なお、その他の構成並びに作用については、上
記第1実施例と同様なので、同一符号を附して説
明は省略する。
この考案は上記のように、通気孔を備えたキヤ
ツプの内側に、タンク内室と大気室とを水密的に
区画形成し、かつタンク内の圧力変動に応じて変
動する弾性プレートを摺動自在に張設し、前記弾
性プレートの摺動部に、タンク内の圧力変動に応
じて弾性プレートが変形した際、タンク内室と大
気室とを連通させるバルブ兼係合部を設けたた
め、タンク本体の振動時においても、そのタンク
内の液体が外部に洩れ出るのを有効に防止すると
同時に、タンク内の圧力変動を十分吸収すること
ができ、更に構成が簡単であるため安価に製作で
きるとともに、メンテナンスも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施した液体タンクの縦断
正面図、第2図は第1図の−線に沿う横断平
面図、第3図は弾性プレートの作動状態図、第4
図a〜第4図cは弾性プレートの変形に伴なうバ
ルブ兼係合部の作動状態図、第5図は他の実施例
の縦断正面図、第6図は第5図の−線に沿う
横断平面図、第7図はバルブ兼係合部の作動状態
図である。 1……タンク本体、3……キヤツプ、5……通
気孔、7……大気室、9……内室、11……弾性
プレート、13……摺動部、15a,15b……
通路、17……バルブ兼係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンク本体と、このタンク本体に着脱自在に被
    嵌される通気孔を備えたキヤツプとから成り、前
    記キヤツプの内側に、タンク内室と大気室とを水
    密的に区画形成し、かつタンク内の圧力変動に応
    じて変形する弾性プレートを摺動自在に張設し、
    前記弾性プレートの摺動部に、タンク内の圧力変
    動に応じて弾性プレートが変形した際、タンク内
    室と大気室とを連通させるバルブ兼係合部を設け
    たことを特徴とする液体タンクにおけるキヤツプ
    構造。
JP2574182U 1982-02-26 1982-02-26 液体タンクにおけるキヤツプ構造 Granted JPS58130954U (ja)

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JP2574182U JPS58130954U (ja) 1982-02-26 1982-02-26 液体タンクにおけるキヤツプ構造

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JP2574182U JPS58130954U (ja) 1982-02-26 1982-02-26 液体タンクにおけるキヤツプ構造

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Publication Number Publication Date
JPS58130954U JPS58130954U (ja) 1983-09-03
JPS621097Y2 true JPS621097Y2 (ja) 1987-01-12

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ID=30037708

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JP2574182U Granted JPS58130954U (ja) 1982-02-26 1982-02-26 液体タンクにおけるキヤツプ構造

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JPH0424847Y2 (ja) * 1984-10-03 1992-06-12
JPH0424853Y2 (ja) * 1984-10-27 1992-06-12

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JPS58130954U (ja) 1983-09-03

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