JPS6315050Y2 - - Google Patents

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JPS6315050Y2
JPS6315050Y2 JP1981182306U JP18230681U JPS6315050Y2 JP S6315050 Y2 JPS6315050 Y2 JP S6315050Y2 JP 1981182306 U JP1981182306 U JP 1981182306U JP 18230681 U JP18230681 U JP 18230681U JP S6315050 Y2 JPS6315050 Y2 JP S6315050Y2
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JP
Japan
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tank
ventilation
gas layer
float
liquid
Prior art date
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Expired
Application number
JP1981182306U
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English (en)
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JPS5887621U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は貯液が通気孔から漏洩することを確実
に防止し得る車両用タンク構造に関する。
考案の技術的背景とその問題点 従来の車両用タンク例えば自動車用タンクにお
いては、ラジエータのリザーブタンク、ブレー
キ、クラツチのオイルタンク、ウインドウオツシ
ヤータンクなど多くのタンクが用いられている。
ラジエータのリザーブタンクにあつては、エンジ
ン冷却用の冷却水の熱膨張分ないし収縮分を吸収
するためにタンクは大気開放型であることが必要
であり、またオイルタンク、ウインドウオツシヤ
ータンクにおいても、オイルや洗浄液を供給する
ことによりタンク内が負圧となつて供給が困難と
ならないように大気開放型となつている。すなわ
ち、従来のこの種タンクは、第1図に示すよう
に、タンク本体a上部の開口部を覆う蓋体bには
通気孔cが形成されている。
また、タンク本体aには、水、オイルなどの貯
液が貯留されるが、貯液が揺動したときに通
気孔cから貯液が洩れ出ることがないように、
タンク本体aと蓋体bとの間には、貯液面上を
密閉状に覆う内蓋dが設けられており、内蓋dに
は貫通孔eが形成されている。
従つて、自動車等の車両の振動や傾きが小さい
ときには、貯液の揺動は内蓋dによつて遮られ
るため、通気孔cから貯液が洩れ出ることはな
い。しかしながら、車両の振動や傾きが激しくな
ると、貯液は貫通孔eを通り通気孔cより洩れ
出してしまうという問題があつた。
考案の目的 本考案は以上の従来の問題点を有効に解決すべ
く創案されたものである。
本考案の目的は、タンク内の気体層とタンク外
部の外気との通気が図れると共に、貯液の漏洩を
確実に防止し得る車両用タンク構造を提供するに
ある。
考案の実施例 以下に本考案の好適一実施例を添付図面に従つ
て詳述する。
第2図において、1は自動車等の車両に設けら
れ、水、オイルなどの貯液を貯留する筒体状の
タンクである。タンク1の上端開口部には、これ
を覆う蓋体2が設けられ、貯液面上には蓋体2
によつて主に空気により成る気体層3が区画形成
されている。蓋体2とタンク1上端部との間に
は、これらの接合部をシールすると共に、気体層
3を上下に密閉状に区画する合成ゴム等よりなる
パツキン4が設けられている。蓋体2下面には、
パツキン4上昇を規制するストツパー2aが突設
されている。パツキン4は貯液の揺動を抑える
バツフルプレートとしても機能する。
タンク1外部と気体層3とを連通させるため
に、蓋体2には空気抜き孔5が設けられ、またパ
ツキン4には通気孔6が設けられている。空気抜
き孔5によりパツキン4上方の上部気体層3aと
外気との通気が、また通気孔6によりパツキン4
下方の下部気体層3bと上部気体層3aとの通気
が図られている。
一方、貯液面上には、その液面移動に従つて
浮動するフロート7が設けられている。フロート
7は、第3図に示すように、ほぼ直方体状をな
し、その中心より各面に至る放射状の通風路8…
…が形成されている。このフロート7の通風路8
とパツキン4の通気孔6との間には、貯液面上
の下部気体層3bとパツキン4上方の上部気体層
3aとを連通するための通気管9が設けられてい
る。通気管9の端部開口部は、第4図A,Bに示
すように、パツキン4の通気孔6とフロート7の
通風路8とにそれぞれ挿入されて接着されてい
る。
上述のように構成されているので、タンク1へ
の水、オイル等の給排によりタンク1内の貯液
が増減してその液面が昇降したり、あるいは車両
の振動や傾斜により貯液が揺動したりしても、
フロート7は、貯液の液面移動に追従して移動
しフロート7に形成された通風路8の導出口8a
は常に貯液面上に存在することになるため、通
風路8、通気管9、通気孔6による下部気体層3
bと上部気体層3aとの間の通気は維持され、貯
液が上部気体層3aに流入することはない。ま
た、車両の振動、傾斜が激しく貯液の揺動が大
きくフロート7が傾いたりしても、フロート7に
は複数の通風路8が設けられており、そのいずれ
かの導出口8aは貯液面上にあり通風路8の少
なくとも1つは通気管9と下部気体層3bとの連
通を保持できる。また、通風路8が放射状に設け
られているので、貯液の揺動が激しく1つの通
風路8から貯液が入り込んでも、残りの通風路
8の導出口8aから排出されてしまう。
また、貯液の揺動が激しく通風路8から通気
管9へ貯液が多少侵入することがあつたとして
も、貯液は通気管9を通つてパツキン4上の上
部気体層3aに至るにとどまり、空気抜き孔5か
らタンク1外に漏れることはない。なお、通気管
9の管長、管径は侵入した貯液が通気管9を通
つて上部気体層3aまで達することができないだ
けの充分な寸法を有しており、貯液の漏洩は阻
止される。
なお、上記実施例において、パツキン4を硬質
材料で形成したり、更にはタンク1と一体的に形
成してもよい。
考案の効果 以上の説明より明らかなように本考案によれ
ば、車両の振動等によりタンク内の貯液が激しく
揺動し、貯液がフロートの通風路に侵入しても、
放射状に形成したフロートの他の通風路から排出
され、更にフロートの通風路から通気管に侵入し
ても、貯液は通気管を通つてバツフルプレート上
の上部気体層に至るにとどまり、タンク上部の通
気孔からタンク外に貯液が漏れ出ることはなく、
タンク外への貯液の漏洩を確実に防止でき、しか
も構造簡単にして安価に提供でき実用性に富む等
の優れた効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車両用タンクの側断面図、第2
図は本考案に係る車両用タンクの一実施例を示す
側断面図、第3図は第2図のフロートの拡大斜視
図、第4図A,Bはそれぞれ第2図の通気管の接
続状況を示す拡大断面図である。 図中、1はタンク、2は蓋体、3は気体層、4
はパツキン、5は空気抜き孔、6は通気孔、7は
フロート、8は通風路、9は通気管、は貯液で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンク内部に貯留される貯液上方に形成される
    気体層を上・下気体層に気密に仕切るバツフルプ
    レートと、タンク上部に設けられ上部気体層を大
    気開放する通気孔と、貯液面上に浮上しその中心
    部より外表面に至る放射状の通風路を有するフロ
    ートと、上部気体層と下部気体層とを連通すべく
    バツフルプレートとフロートの通風路との間に介
    設された可撓性を有する通気管とを備えたことを
    特徴とする車両用タンク構造。
JP18230681U 1981-12-09 1981-12-09 車両用タンク構造 Granted JPS5887621U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18230681U JPS5887621U (ja) 1981-12-09 1981-12-09 車両用タンク構造

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JP18230681U JPS5887621U (ja) 1981-12-09 1981-12-09 車両用タンク構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5887621U JPS5887621U (ja) 1983-06-14
JPS6315050Y2 true JPS6315050Y2 (ja) 1988-04-27

Family

ID=29980558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18230681U Granted JPS5887621U (ja) 1981-12-09 1981-12-09 車両用タンク構造

Country Status (1)

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JP (1) JPS5887621U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5249211U (ja) * 1975-10-03 1977-04-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5887621U (ja) 1983-06-14

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