JPS5924717Y2 - 浮屋根式貯槽におけるエア−抜ベント - Google Patents

浮屋根式貯槽におけるエア−抜ベント

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JPS5924717Y2
JPS5924717Y2 JP6090281U JP6090281U JPS5924717Y2 JP S5924717 Y2 JPS5924717 Y2 JP S5924717Y2 JP 6090281 U JP6090281 U JP 6090281U JP 6090281 U JP6090281 U JP 6090281U JP S5924717 Y2 JPS5924717 Y2 JP S5924717Y2
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JP
Japan
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vent
storage tank
air
floating roof
chamber
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Expired
Application number
JP6090281U
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JPS5729596U (ja
Inventor
三郎 青木
Original Assignee
株式会社新潟鐵工所
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、浮屋根式貯槽において、貯槽内に混入した空
気を外部に排出するためのエア一法ベントに関するもの
である。
一般に浮屋根式貯槽は、第1図に示すように、貯槽1内
の貯液2の面上に、浮屋根3を浮かべた構成となってお
り、石油、ガソリン等の揮発性の液体を貯蔵するのに適
している。
上記貯槽1内に石油等の貯液2を貯蔵する場合には、貯
槽1の側壁に設けた供給ノズル4を介して貯液2を貯槽
1内に送っている。
このとき、貯液2と共に空気が貯槽1内に混入するが、
これは気泡となって浮上し、浮屋根の周縁部に設けたソ
フトシール部5と貯槽1の内壁面との間から外部に排出
される。
しかしながら、貯槽1内に混入した空気が多量にあると
、空気が外部に排出されるとき、空気ともに貯液2も外
部に吹き出てしまう問題がある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、貯槽内に混入した空気が多量にあっても
空気のみが外部に排出されるようにした浮屋根式貯槽に
おけるエア一法ベントを提供する点にある。
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第2図中6は貯槽で、上面が開口した有底円筒状に形成
されており、その内部に石油等の貯液7が貯蔵されてい
る。
この貯槽6の上面開口部は貯液7の液面に浮かべた浮屋
根8によって閉口されていて、貯液7が蒸発するのを防
止しているが、これは従来と同じである。
そして、上記貯槽6の側壁部6a下方位置には、供給ノ
ズル9が設けられ、該供給ノズル9の貯槽6内に突出し
た先端部には、デイフユーザーパイプ10(分散パイプ
)が設けられている。
このティフユーザ−パイプ10は、貯槽6の底部6bに
設けた支台11に支持されて、該底部6bに対し平行に
底部6b中央位置まで延ひており、その先端大径部10
aの外周面には、多数の小孔12が穿設されていて、
そしてこの小孔12から前記貯液7が貯槽6内に流入す
るようになっており、またこの小孔12により、貯液7
を貯槽6内に送入する際に混入した空気が細かい気泡に
されて、分散するようになっている。
一方、上記浮屋根8の下面中央位置には、リング状に形
成された堰板13が同心円状に設けられており、前記テ
゛イフユーザパイプ10により細がくされた気泡が浮屋
根8の下面位置まで浮上したとき、これを集めて気泡が
浮屋根8の周縁部に設けたソフトシール部14側に行か
ないようにしている。
そして、上記浮屋根8の上面には、リング状に形成され
た堰板13内の適宜の位置に本考案のエア一法ベント1
5が設けられていて、前記堰板13によって集められた
気泡を空気と貯液7とに分離して空気のみを外部に排出
するようになっている。
このエア一法ベント15を第3図を参照して説明すると
、浮屋根8の上面にベント管が接続されており、このベ
ント管は、浮屋根8に立設されたベントノズルネック1
6 aと、このベントノズルネック16aの下に連通し
て一体に設けられた、上記ベントノズルネック16 a
より小径のベント本体17 aとで構成され、そしてこ
のベント本体17 aの上面開口部18aに、フランジ
継手19 aを介してブリーザ−バルブ20 aが設け
られ、隔壁26により、前記ベントノズルネック16a
は部屋27と部屋28に、また前記ベント本体17 a
は部屋29と部屋30にそれぞれ仕切られている。
ベント本体17Hの部屋29内には、互いに対向する内
面に邪魔板31が段違いに設けられており、またベント
ノズルネック16 aの部屋28の下部には貯液7内に
浸漬する液戻しパイプ32が垂設されている。
なお前記ブリーザ−バルブ20 aは、内部の圧力と外
部の圧力との差がある値に達すると作動して必要量の換
気を行うものである。
また33 aは火焔進入防止器である。
次に作用について説明すると、貯液7を供給ノズル9を
介して貯槽6内に送入するときに、該貯液7に混入した
空気は、テ゛イフユーザーパイプ10の小孔によって細
かい気泡となり、貯液7中を浮上し、堰板13により浮
屋根8の下面の堰板13内に集められる。
そしてこの気泡がエア一法ベント15のベントノズルネ
ック16 a内の部屋27からベント本体17 aの部
屋29内に流入して、邪魔板31を通る間に空気と貯液
7とに分離されて、空気は、上面開口部18 aからブ
リーザ−バルブ20 aを通って外部に排出され、また
貯液7はベント本体17aの部屋29から部屋30に移
り、ペン1〜ノズルネツク16 aの部屋28から該部
屋28に貯液7内に浸漬するように垂設された液戻しパ
イプ32を通って貯槽6内に戻る。
したがって、貯槽6内に混入した空気を排出するとき、
貯液7は完全に分離され、空気のみが外部に排出される
なお、前記ブリーザバルブ20は、槽内圧力がある値に
達したときのみ内部の空気を排出するので、通常は閉塞
されており、このことは気泡が空気と貯液とに分離され
るために効果的で、気泡がそのまま外部に排出されるこ
とはきわめて少ない しかして、上記実施例によれば、貯液7に混入した空気
を、テ゛イフユーザーパイプ10の小孔12によって細
かい気泡にするから、該気泡が貯液7中を浮上するに伴
なって膨張しても、気泡はそれほど大きくならず、エア
一法ベント15から効率よく外部に排出されることにな
る。
また浮屋根8の下面に設けた堰板13により、貯液7中
を浮上した気泡が浮屋根8の下面の堰板13に集められ
て、浮屋根8周縁部のソフトシーり部14に行くことが
なく、エア一法ベント15から外部に排出されて、該ソ
フトシール部14と貯槽6の側壁部6a内面との間から
空気ととひに貯液7が吹き出るような問題はなくなる。
なお、以上の実施例においそベント管は、第3図に示す
ように、ベントノズルネック16aと、これより大径の
ベント本体17 aとで構成されているが、これに限ら
ず、一本の筒状のものとしてもよく、またその断面形状
も円形、四角形その他の形状でもよい。
また、邪魔板も第3図に示す構造のものに限らず、要す
るに、ベント管内に設けられて、気泡を直線的に上面開
口部18 aに逃がすことなく、気泡が上昇する際の障
害となって気泡を空気と貯液に分離させることができる
ものであれハヨい。
また、ブリーサ゛−バルブ20 aには各種のものがあ
るが、要は槽内圧力と大気圧との差がある値に達すると
作動して必要量の換気を行うものであればよい。
また、浮屋根の外周のポンツーン8aの内周部8bの下
端部がデツキ板8Cの下面より下方に大きく突出してい
る場合には、該ポンツーン内周部8bが堰板13と同等
の効果を奏するので、該堰板13を省略することか゛で
きる。
以上説明したように本考案のエア一法ベントは、浮屋根
の上面にベント管を接続するとともに、このペン1〜管
の上端にブリーザ−バルブを設け、さらに上記ベン1〜
管内部に隔壁を設けて2つの部屋に仕切り、一方の部屋
には邪魔板を設け、他方の部屋の下部には貯液内に浸漬
するように液戻しパイプを垂設し、さらに上記2つの部
屋はベント管上部位置において連通させているので、貯
液を貯槽内に入れるときに空気が混入して生じた気泡は
、このエア一法ベントにおいて空気と貯液とに分離され
、空気のみが排出される。
したがつそ混入した空気の量が多くて気泡が激しく浮上
するような場合でも、貯液が外部に吹き出るような問題
がなくなり、また空気の排出効率が良くなって、貯液の
貯蔵作業能率が向上する等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の浮屋根式貯槽の断面図、第2図は、本考
案のエア一法ベンI・を設置した浮屋根式貯槽の断面図
、第3図は本考案のエア一法ベンI・の断面図である。 6・・・・・・貯槽、8・・・・・・浮屋根、16 a
・・・・・・ベントノズルネック、17 a・・・・・
・ベント本体、20 a・・・・・・ブ1−ザバルブ、
26・・・・・・隔壁、27.28.29.30・・・
・・・部屋、31・・・・・・邪魔深扱、32・・・・
・・液戻しパイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベント本体17 aの下にベントノズルネック16aが
    設けられたベント管が貯槽6に上記ベントノズルネック
    16aを連通して浮屋根8の上面に取り付けられ、上記
    ベント本体17 aの上部にはベント管の内部圧力が一
    定値以上になったときに開となるブリーザバルブ20
    aが取り付けられるとともに、上記ベント本体17aと
    ベントノズルネック16aにはベント本体17a内を二
    つの部屋29.30に区画し、またベントノズルネック
    16 a内を上記一方の部屋29に連ななる部屋27と
    上記他方の部屋30に連らなる部屋28に区画し、かつ
    ベント本体17 aの二つの部屋29.30を上部位置
    で相互に連通して隔壁26が設けられる一方、上記ベン
    ト本体17Hの一方の部屋29には邪魔板31が段違い
    状に設けられ、上記邪魔板31が設けられた部屋29と
    異なる他方の部屋30に連ねられた、ベントノズルネッ
    ク16 aの部屋28に液戻しパイプ32が垂設されて
    成ることを特徴とする浮屋根式貯槽におけるエア一法ベ
    ント。
JP6090281U 1981-04-27 1981-04-27 浮屋根式貯槽におけるエア−抜ベント Expired JPS5924717Y2 (ja)

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JPS5729596U JPS5729596U (ja) 1982-02-16
JPS5924717Y2 true JPS5924717Y2 (ja) 1984-07-21

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JP6090281U Expired JPS5924717Y2 (ja) 1981-04-27 1981-04-27 浮屋根式貯槽におけるエア−抜ベント

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