JPS5810316B2 - 可燃性液体の海上備蓄タンク - Google Patents
可燃性液体の海上備蓄タンクInfo
- Publication number
- JPS5810316B2 JPS5810316B2 JP54170070A JP17007079A JPS5810316B2 JP S5810316 B2 JPS5810316 B2 JP S5810316B2 JP 54170070 A JP54170070 A JP 54170070A JP 17007079 A JP17007079 A JP 17007079A JP S5810316 B2 JPS5810316 B2 JP S5810316B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- storage chamber
- tank body
- chamber
- flammable liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、海上に浮かべて設置される、可燃性液体の
海上備蓄タンクに関する。
海上備蓄タンクに関する。
近年、石油の安定持続的な供給および安全な貯蔵を企図
して、石油の海上備蓄が考えられており、この目的で使
用される海上備蓄タンクとして、飴状のタンクを海面に
浮かべたものが知られている。
して、石油の海上備蓄が考えられており、この目的で使
用される海上備蓄タンクとして、飴状のタンクを海面に
浮かべたものが知られている。
ところが、このような従来の海上備蓄タンクにおいては
、タンク内の石油量の増減によって載支(吃水線からタ
ンク上面までの高さをいう)が変化し、とくに石油量の
少ないときに載支が高く、タンクの受ける風荷重が大き
くなるとともにタンク自身の動揺も大きくなり、このた
めタンクの係留装置の能力を大きくする必要がある。
、タンク内の石油量の増減によって載支(吃水線からタ
ンク上面までの高さをいう)が変化し、とくに石油量の
少ないときに載支が高く、タンクの受ける風荷重が大き
くなるとともにタンク自身の動揺も大きくなり、このた
めタンクの係留装置の能力を大きくする必要がある。
また、石油満載時以外にはタンク内の空間にガスが充満
し、危険である。
し、危険である。
この発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであって
、タンク内の可燃性液体の量の増減によって載支が変化
することがなく、かつタンク内にガスが充満することの
ない可燃性液体の海上備蓄タンクを提供することを目的
とする。
、タンク内の可燃性液体の量の増減によって載支が変化
することがなく、かつタンク内にガスが充満することの
ない可燃性液体の海上備蓄タンクを提供することを目的
とする。
以下この発明を図面に示す実施例により詳細に説明する
。
。
海上備蓄タンクは、海面に浮かべられたタンク上部本体
(第1のタンク本体)1と、上部本体1内に下方から嵌
め入れられたタンク下部本体(第2のタンク本体)2と
からなる。
(第1のタンク本体)1と、上部本体1内に下方から嵌
め入れられたタンク下部本体(第2のタンク本体)2と
からなる。
上部本体1は、底部が開口した底無し円筒状をなし、外
側周壁3の内側に、この周壁3より低い内側周壁4およ
び底壁5が設けられて、下方突出部6が形成されている
。
側周壁3の内側に、この周壁3より低い内側周壁4およ
び底壁5が設けられて、下方突出部6が形成されている
。
外側および内側周壁3゜4間の環状の空間は浮力室7と
なっており、その頂壁8に弁付きの空気給入管9および
空気排出管10が設けられている。
なっており、その頂壁8に弁付きの空気給入管9および
空気排出管10が設けられている。
上部本体1には、突出部6の下部にも浮力室11が設け
られており、その上に消火用水槽12が設けられている
。
られており、その上に消火用水槽12が設けられている
。
また、突出部6には、これを上下に貫通して弁付きの石
油給入管13および空気抜き兼用の石油排出管14が設
けられている。
油給入管13および空気抜き兼用の石油排出管14が設
けられている。
上部本体1は、係留鎖15に接続され、上端部がわずか
に海面上に突出するようになされている。
に海面上に突出するようになされている。
下部本体2は、底壁16を備え、頂部が開口した円筒状
をなし、その下部に水平仕切壁17が設けられ、この仕
切壁17の下側が浮力タンク18となり、その上側が石
油貯蔵室(可燃性液体貯蔵室19となっている。
をなし、その下部に水平仕切壁17が設けられ、この仕
切壁17の下側が浮力タンク18となり、その上側が石
油貯蔵室(可燃性液体貯蔵室19となっている。
そして、この貯蔵室19内に上部本体1の突出部6が嵌
ってその底壁5が貯蔵室19の上面を形成するように、
貯蔵室19の周壁20が上部本体1の浮力室γ内に上下
動自在に嵌め入れられている。
ってその底壁5が貯蔵室19の上面を形成するように、
貯蔵室19の周壁20が上部本体1の浮力室γ内に上下
動自在に嵌め入れられている。
また、上部および下部本体1,2には、下部本体2の落
下を防止するためのストッパ21.22がそれぞれ設け
られている。
下を防止するためのストッパ21.22がそれぞれ設け
られている。
上記において、上部本体1の環状の浮力室7には常に所
定量の空気が入れられており、下部本体2の周壁20の
内側にある石油と外側にある海水とが、この空気層によ
って分離され、互いに接触、混合することがない。
定量の空気が入れられており、下部本体2の周壁20の
内側にある石油と外側にある海水とが、この空気層によ
って分離され、互いに接触、混合することがない。
なお図示は省略したが、上部本体1には、浮力室7内に
浸入した海水のレベル検出器が設けられ、この信号によ
り浮力室7内の空気量が調節される。
浸入した海水のレベル検出器が設けられ、この信号によ
り浮力室7内の空気量が調節される。
また、貯蔵室19内に常に石油だけが満たされており、
貯蔵室19内の石油量が増加すると、下部本体2が浮力
に抗して下方に押し下げられ、貯蔵室19内の石油量が
減少すると下部本体2が浮力により上方に移動するよう
に、下部本体2の浮力が予め調節されている。
貯蔵室19内の石油量が増加すると、下部本体2が浮力
に抗して下方に押し下げられ、貯蔵室19内の石油量が
減少すると下部本体2が浮力により上方に移動するよう
に、下部本体2の浮力が予め調節されている。
したがって、貯蔵室19内の石油量が変化しても、上部
本体1はほとんど上下動せず、しかも貯蔵室19内にガ
スが充満することもない。
本体1はほとんど上下動せず、しかも貯蔵室19内にガ
スが充満することもない。
2つのタンク本体の形状は適宜変更可能であり、例えば
平面から見て方形状のもの等であってもよい。
平面から見て方形状のもの等であってもよい。
さらには、第1のタンク本体に複数組の下方突出部およ
び環状の浮力タンクを一体に形成し、複数の第2のタン
ク本体をこれらにそれぞれ嵌め入れるようにしてもよい
。
び環状の浮力タンクを一体に形成し、複数の第2のタン
ク本体をこれらにそれぞれ嵌め入れるようにしてもよい
。
この発明による海上備蓄タンクは、下方突出部6の周囲
に底部が開口した環状の浮力室7が形成され、かつ海面
に浮かべられた第1のタンク本体1と、頂部が開口した
可燃性液体貯蔵室19を備え、かつ第1のタンク本体1
の下方突出部6の底壁5が貯蔵室19の上面を形成する
ように、貯蔵室19の周壁20が第1のタンク本体1の
浮力室7内に嵌め入れられた第2のタンク本体2とから
なり、貯蔵室19内の可燃性液体の量が増加すると、第
2のタンク本体2が浮力に抗して下方に押し下げられ、
貯蔵室19内の可燃性液体の量が減少すると、第2のタ
ンク本体2が浮力によって上方に移動し、これにより貯
蔵室19内に可燃性液体だけが満たされるようになされ
ているので、タンク内の可燃性液体の量の増減によって
載支が変化することがなく、かつタンク内にガスが充満
することもない。
に底部が開口した環状の浮力室7が形成され、かつ海面
に浮かべられた第1のタンク本体1と、頂部が開口した
可燃性液体貯蔵室19を備え、かつ第1のタンク本体1
の下方突出部6の底壁5が貯蔵室19の上面を形成する
ように、貯蔵室19の周壁20が第1のタンク本体1の
浮力室7内に嵌め入れられた第2のタンク本体2とから
なり、貯蔵室19内の可燃性液体の量が増加すると、第
2のタンク本体2が浮力に抗して下方に押し下げられ、
貯蔵室19内の可燃性液体の量が減少すると、第2のタ
ンク本体2が浮力によって上方に移動し、これにより貯
蔵室19内に可燃性液体だけが満たされるようになされ
ているので、タンク内の可燃性液体の量の増減によって
載支が変化することがなく、かつタンク内にガスが充満
することもない。
したがって、載支を予め小さく設定しておくことにより
、タンクの受ける風荷重を減少させ、係留装置を小形化
することが可能である。
、タンクの受ける風荷重を減少させ、係留装置を小形化
することが可能である。
また、第1のタンク本体1の浮力室7内の空気により、
貯蔵室19内の可燃性液体と外部の海水とを分離するこ
とができるため、可燃性液体と海水とが互いに接触、混
合することがない。
貯蔵室19内の可燃性液体と外部の海水とを分離するこ
とができるため、可燃性液体と海水とが互いに接触、混
合することがない。
図面はこの発明の実施例を示す垂直断面図である。
1……タンク上部本体(第1のタンク本体)、2……タ
ンク下部本体(第2のタンク本体)、5……底壁、6…
…下方突出部、7……浮力室、19……石油貯蔵室(可
燃性液体貯蔵室)、20……周壁。
ンク下部本体(第2のタンク本体)、5……底壁、6…
…下方突出部、7……浮力室、19……石油貯蔵室(可
燃性液体貯蔵室)、20……周壁。
Claims (1)
- 1 下方突出部6の周囲に底部が開口した環状の浮力室
7が形成され、かつ海面に浮かべられた第1のタンク本
体1と、頂部が開口した可燃性液体貯蔵室19を備え、
かつ第1のタンク本体1の下方突出部6の底壁5が貯蔵
室19の上面を形成するように、貯蔵室19の周壁20
が第1のタンク本体1の浮力室7内に嵌め入れられた第
2のタンク本体2とからなり、貯蔵室19内の可燃性液
体の量が増加すると、第2のタンク本体2が浮力に抗し
て下方に押し下げられ、貯蔵室19内の可燃性液体の量
が減少すると、第2のタンク本体2が浮力によって上方
に移動し、これにより貯蔵室19内に可燃性液体だけが
満たされるようになされている、可燃性液体の海上備蓄
タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54170070A JPS5810316B2 (ja) | 1979-12-25 | 1979-12-25 | 可燃性液体の海上備蓄タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54170070A JPS5810316B2 (ja) | 1979-12-25 | 1979-12-25 | 可燃性液体の海上備蓄タンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5695882A JPS5695882A (en) | 1981-08-03 |
JPS5810316B2 true JPS5810316B2 (ja) | 1983-02-25 |
Family
ID=15898070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54170070A Expired JPS5810316B2 (ja) | 1979-12-25 | 1979-12-25 | 可燃性液体の海上備蓄タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5810316B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH021806U (ja) * | 1988-06-16 | 1990-01-09 | ||
JPH0229109U (ja) * | 1988-08-15 | 1990-02-26 | ||
JPH0286008U (ja) * | 1988-12-23 | 1990-07-06 | ||
JPH0394715U (ja) * | 1990-01-12 | 1991-09-26 |
-
1979
- 1979-12-25 JP JP54170070A patent/JPS5810316B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH021806U (ja) * | 1988-06-16 | 1990-01-09 | ||
JPH0229109U (ja) * | 1988-08-15 | 1990-02-26 | ||
JPH0286008U (ja) * | 1988-12-23 | 1990-07-06 | ||
JPH0394715U (ja) * | 1990-01-12 | 1991-09-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5695882A (en) | 1981-08-03 |
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