JPS5849912Y2 - 空気管頭 - Google Patents

空気管頭

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JPS5849912Y2
JPS5849912Y2 JP12480978U JP12480978U JPS5849912Y2 JP S5849912 Y2 JPS5849912 Y2 JP S5849912Y2 JP 12480978 U JP12480978 U JP 12480978U JP 12480978 U JP12480978 U JP 12480978U JP S5849912 Y2 JPS5849912 Y2 JP S5849912Y2
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JP
Japan
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air
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trapezoidal base
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JP12480978U
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JPS5542607U (ja
Inventor
茂 奥山
順義 神山
Original Assignee
日本鋼管株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、各種船舶の燃料タンク、潤滑油タンク及び
水タンク等に設けられている空気管の甲板上開口部に取
付けられる空気管頭、更に詳しくはフロート型空気前頭
に係るものである。
船舶の諸タンクの空気管に用いられている前頭にはボン
ネット型とフロート型のものがある。
従来のフロート型空気前頭は双頭型をなしており、通気
孔は前頭(ヘッド)本体側面の両側に設けられている。
従来のフロート型空気前頭の例を図面に基いて説明する
第1図及び第2図はそれぞれ従来のフロート型空気前頭
の例を示すもので、各図のaは正面図(半部断面)、b
は側面図(半部断面)である。
これらの空気管頭はいずれも外套1と、外套1内に底板
が外套1と間隔を隔て閉鎖さへ一方の対向する側壁が外
套1と間隔が隔てられ、これに直角な側壁は外套1の側
壁と共通にさへ上面が外套1天板と間隔を隔てて、中央
に円形の開口9を有する天板にて覆われているフロート
室2よりなっている。
フロート室2の底板上中央にフロート支持軸3が立設さ
れ、フロート支持軸3には底板及び天板が欠球面をなし
ている短円筒型のフロート4が摺動可能に嵌合されであ
る。
外套1底板には空気管端に接続される排出管5を設けら
れである。
またフロート室2の外套1と共通とされている側壁には
通気孔6が設けらへ通気孔6の外側には若干の間隔を隔
てて防波板7が取付けられである。
空気管及び空気管頭を取付けたタンクに液体が積込まれ
ると、排出される空気は空気管より排出管5に到り、2
分されて外套1とフロート室2の側壁の間の立上り通路
8を通り、フロート室2の上側に到る。
つづいてフロート室2の天板の円形開口9を通り下降し
、通気孔6を通り、外套1と防波板7との上下の間隙よ
り大気中に放出される。
タンクより液体が荷揚さヘタツク中に空気が吸込まれる
場合は、空気は上述と逆の経路をとることは明白であろ
う。
従ってこの考案の装置の説明においても空気が排出され
る場合についてのみ説明する。
尚第1図及び第2図における10は吸気を濾過する為に
設けられる金あみである。
衆知の如く空気管頭は、非常の場合にタンク中に海水が
侵入することを防止する構造となっていなければならな
い。
即ち海水位が空気管頭にまで達すると、フロート4が浮
上し、フロート室天板開口部9縁に設けられた受座に密
着し、海水が更に立上り通路8、排出管5を通り、空気
青史にタンクに侵入することを防止する。
しかしながら、船舶の沈没等の非常の場合はフロート4
が浮上し空気管路を閉鎖するが、暴風雨の場合などは海
水が飛沫又は波状をなして空気管頭に進入し、フロート
を浮上せしめるに到らず、空気管に進入することが往々
にして起る。
特にこれら従来のフロート式空気前頭においては海水の
流入を防ぐ為に通気孔の外側に防波板が設けられである
が、この防波板は通気面積を保持するために防波板の周
囲または上下部に必要な間隙を有している。
防波板の周囲または上下部、特に上部に通気用間隙があ
ることは、暴風雨の場合などは極めて不利であり、第1
図及び第2図で矢印で示す如く、通気用間隙より進入し
た海水がフロート室2底板にぶつかり開口部9より立上
り通路8に落下し、タンク中に海水が侵入してしまうの
が現状である。
またタンクに液体特に油類を積載するとき過失によって
積みすぎると、空気管頭の防波板の周囲又は上下の通気
用間隙より溢出し四方へ飛散するので海上汚染の原因と
もなっている。
また従来の空気管頭に用いられているフロートは第3図
に示す如く、底板及び天板が欠球面をなしている短円筒
型である。
4aはフロート支持軸3に遊嵌さ札フロート4をフロー
ト支持軸3に沿って摺動せしめるガイド管である。
底板及び天板の欠球面の曲率は、空気管頭の大きさく呼
び寸法)毎にかえられ、底板及び天板は金型枠にてプレ
ス製造さヘガイド管及び側板と溶接してフロートが作成
されている。
この為に空気管頭の呼び寸法毎に金型が必要であり、金
型の償却費は空気管頭の製造費の多くの部分を占め、そ
の為に空気管頭の製造単価が割高となっている。
この考案の目的は、海水の侵入が制限され、製造価格の
低廉なフロート型空気前頭を提供するにある。
この考案によるフロート型空気前頭(ヘッド)は次の(
a)〜(h)にて構成される。
(a) 立方体にて形成される。
(b) 底板中央に空気管端に接続される排出管が設
けられである。
(c) 底板上には、排出管開口部を覆い、空気管よ
りの排気を2分してヘッドの両側へ排送する、両端が開
放せる台形基台が設けられである。
(d) 台形基台の開放両端に接して垂直に、ヘッド
を中央部のフロート室と、両側部の立上り通路に区分す
る側部隔壁が設けられである。
(e) 側部隔壁はヘッド天板に到る前で終り、前記
フロート室は中央に円形開口を有する上部隔壁にて閉鎖
されである。
(f) 上部隔壁の円形開口縁には後述のフロートの
受座が形成されである。
(g) 台形基台上中央にはフロート支持軸が立設さ
へ該支持軸にフロートが摺動可能に嵌合されである。
(h) 台形基台の側外方の底板には通気孔が設けら
れである。
この考案によるフロート型空気前頭の好ましい態様にお
いては、前述フロートの側縁が多角筒体とされている。
この考案によるフロート型空気前頭の他の好ましい態様
においては、上部隔壁とヘッド天板の間に、該上部隔壁
の円形開口を囲んで金あみが設けられである。
以下この考案によるフロート型空気前頭を実施例の図面
に基いて詳述する。
第4図はこの考案のフロート型空気前頭の一実施例を示
すもので、a図は正面図(半部断面)、b図は側面図(
半部断面)、C図はa図におけるA矢視断面図(上側)
及びE矢視断面図(下側)、d図はb図におけるC矢視
断面図(上側)及びF矢視断面図(下側)である。
この考案のフロート型空気前頭は底板21、天板22、
対向する一組の側板23,23及び対向する他の一組の
側板24,24よりなる立方体で形成されである。
11は空気管である。
底板21中夫に空気管11端に接続される排出管25が
設けられである。
底板21上には排出管25の開口部を覆い、両側方に延
び、空気管よりの排気を2分してヘッドの両側へ排送す
る、両端が開放せる台形基台26が設けられである。
基台26の開放両端に接して垂直に側部隔壁27.27
が設けられ、ヘッドを中央部のフロート室28と両側部
の立上り通路29.29に区分しである。
側部隔壁27.27はヘッド天板22に到る前で終り、
フロート室28は中央に円形開口30aを有する上部隔
壁30で閉鎖されである。
上部隔壁30の円形開口30a縁にはフロート受座30
bが形成されである。
また上部隔壁30と天板22の間には円形開口30aを
囲んで、吸弓空気を濾過する為の金あみ31が設けられ
である。
台形基台26上中央にはフロート支持軸32が立設され
、該支持軸にはフロート33が摺動可能に嵌合されであ
る。
フロート33については第5図に基いて詳細に後述する
台形基台26の側外方の底板21には矩形の通気孔34
.34が設けられている。
第5図にこの考案の空気骨頭に用いられるフロート33
の一実施例を示す。
第5図aはフロートの縦断面図、bはフロート天板の平
面図、Cはフロート底板及び側板の展開図である。
このフロート33は従来のフロートの如くガイド管33
aを有し、ガイド管33aがフロート支持軸32に遊嵌
され、フロート33が支持軸32に沿って摺動すること
ができる。
このフロート33は側縁33dが多角筒体(図示の実施
例においては8角筒体)をなしており、底板33cを平
板とし、底板33cと側板33dはC図の如く一体に作
成し、ナックルライン33eにて折り曲げられる。
一方天板33bに欠球面で形成されるが、周縁に折り曲
げ部を形成せず、直接側板と溶接される。
更に天板33bの曲率は前頭の呼び寸法に拘りなく一定
または2種としである。
このようにすることにより天板はフロートの大きさに拘
りなく1個または2個の金型にて加工可能となり、この
ようにして加工作成された天板と前述の側板及び側板相
互を溶接してフロート33が作成される。
天板33b及び底板33cの中央にガイド管33aを取
付けることは勿論である。
この考案のフロート33は以上の如く工作されるので、
低床な費用で作成することができる。
この考案の空気骨頭は以上の如く構成されている。
次にこの考案の空気骨頭の作動について説明する。
タンクに液体を積込むことにより排出される空気は空気
管11より排出管25に入る。
排出管25よりの空気は台形基台26により2分さ札側
板23,23に向けて排送さ札立上り通路29.29を
通り、更に金あみ31を通り、(金あみ31は排気の際
は特に必要ないが、吸気の際空気中の浮遊物を除くに役
立つ。
)、円形開口30aを通りフロート室23に入る。
フロート室28より更に2分されて通気孔34.34よ
り大気中に下方に向けて排出される。
タンクより液体を荷揚することにより空気が吸引される
場合は排気の際と逆の経路で空気が吸引される。
非常の場合、海水位が上昇することによりフロート33
が上部隔壁30の受座30bに密着し、海水のタンクへ
の侵入を防止する作動は従来のものにおけると同様であ
る。
この考案の空気骨頭は、暴風雨の場合などでも、通気孔
34が下方に向けてのみ設けられているので、海水飛沫
又は波が進入し難く、海水がフロート室28に進入して
も、フロート室28の底部が台形基台26の傾斜面で形
成さへその上部にフロート33の平らな底板33cが突
出して、上部隔壁の開口30aを遮蔽しているので、更
に立上り部29.29に進入することが防止される。
またタンクに油類等を積過ぎて空気骨頭より浴出する場
合も、通気孔34が下方に向いているので、四方に飛散
することなく、汚染の程度を軽減することができる。
この考案によるフロート型空気前頭は以上の如く構成さ
れ且つ作動するので、従来の空気骨頭に較べて著しく海
水の侵入を制限することができ、且つ低床な製造価格で
提供されるので実用価値が犬である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来のフロート型空気前頭の実施例
を示すもので、各々のa図は正面図(半部断面)、b図
は側面図(半部断面)である。 第3図は第1図及び第2図の空気管頭に用いられるフロ
ートの縦断面図である。 第4図はこの考案のフロート型空気前頭の一実施例を示
すもので、a図は正面図(半部断面)、b図は側面図(
半部断面)、C図はa図におけるA矢視断面図(上側)
及びE矢視断面図(下側)、d図はb図におけるC矢視
断面図(上側)及びF矢視断面図(下側)である。 第5図はこの考案の空気管頭に用いられるフロートの一
実施例で、a図は縦断面図、b図はフロートの天板の平
面図、C図はフロート底板及び側板の展開図である。 図面において、11は空気管、21は底板、22は天板
、25は排出管、26は台形基台、27は側部隔壁、2
8はフロート室、29は立上り通路、30は上部隔壁、
30aは円形開口、30bはフロート受座、31は金あ
み、32はフロート支持軸、33はフロート、34は通
気孔である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) (a) 立方体にて形成されたフロート型
    空気前頭(ヘッド)であり; (b) 底板中央に空気管頭に接続される排出管が設
    けられ; (c) 底板上には、排出管開口部を覆い、空気管よ
    りの排気を2分してヘッドの両側へ排送する、両端が開
    放せる台形基台が設けられ;(d)台形基台の開放両端
    に接して垂直に、ヘッドを中央部のフロート室と両側部
    の立上り通路に区分する側部隔壁が設けられ; (e) 該隔壁はヘッド天板に到る前で終り、前記フ
    ロート室は中央に円形開口を有する上部隔壁にて閉鎖さ
    れ; (f) 上部隔壁の円形開口縁に後述のフロート受座
    が形成され; (g) 台形基台上中央にはフロート支持軸が立設さ
    れ、該支持軸にフロートが摺動可能に嵌合され; (h) 台形基台の外側方の底板には通気孔が設けら
    れ; てなる空気管頭。
  2. (2)前記フロートの側縁が多角筒体をなしている実用
    新案登録請求の範囲第(1)項記載の空気管頭。
  3. (3)前記立上り通路は吸気を濾過するための金あみを
    含む実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の空気管頭
JP12480978U 1978-09-13 1978-09-13 空気管頭 Expired JPS5849912Y2 (ja)

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JPS5542607U JPS5542607U (ja) 1980-03-19
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