JPH029656Y2 - - Google Patents

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JPH029656Y2
JPH029656Y2 JP13406384U JP13406384U JPH029656Y2 JP H029656 Y2 JPH029656 Y2 JP H029656Y2 JP 13406384 U JP13406384 U JP 13406384U JP 13406384 U JP13406384 U JP 13406384U JP H029656 Y2 JPH029656 Y2 JP H029656Y2
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fish
net
tank
air
pump
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  • Mechanical Means For Catching Fish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は定置網、養殖生簀網或は囲網等に設置
して使用されるフイツシユポンプの集魚装置に関
するものである。
(従来技術) 一般に網で囲つた魚をフイツシユポンプで吸上
げて魚獲する手段は公知である。この場合に、網
で囲つた魚群の中にフイツシユポンプの吸入口を
投入して吸上げ作業を行うのであるが、魚群の密
度と網内の空間とによつて吸上げの能率が異な
る。特に網内の空間に対し魚群が少ない場合に
は、魚群の運動性が大でフイツシユポンプによる
吸上げが困難である。従つて、一般的には網を
徐々に捲上げて絞り、その状態を保持しながら網
内の空間を狭くして吸上げ作業を行わなければな
らず、網を捲上げて絞り保持するための余分な船
及び作業員が必要であり、しかも全部の魚を吸上
げるために更に四方からの均等な絞り作業を徐々
に続けなければならず作業性が悪いばかりでな
く、漁獲手段が大げさなものとなつて実用性に乏
しい欠点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案においては、従来例のような余分な船及
び作業員を必要とする効率の悪い点、及び網を絞
つて魚群の密度を高くする際の網の絞り保持の作
業性の悪い点を解決しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するための具体的手
段として、容器状の網体の上辺に枠体と浮子とが
取付けられると共に下辺に内部が複数室に仕切ら
れたドーナツ型のタンクが取付けられ、該タンク
の下面に斗部を設け、該斗部にフイツシユポ
ンプに接続した吸入パイプの吸入口を開口させ、
前記タンクの各室下面に排水バルブを設けると共
に上面にエアパイプが接続され、これらエアパイ
プをエア吸排気装置に接続させたことを特徴とす
るフイツシユポンプの集魚装置を要旨とするもの
であり、前記タンクにエアを供給することにより
徐々に浮上させて網体の内部を狭め、魚群の密度
を高くして漁獲すると共に、タンク内のエアを排
気して沈降させるものであり、エアを吸排気する
だけであるため余分な船及び作業員を必要とせ
ず、作業性も良好となるのである。
(実施例) 次に本考案を図示の実施例により更に詳しく説
明すると、1は船上に設置されたフイツシユポン
プ、2は吸排気装置である。3はドーナツ状を呈
する鋼製又は樹脂製タンクであつて、該タンク内
は仕切壁4により複数室5,6,7,8に仕切ら
れ、各室の下部には船上で操作できる排水バルブ
9,10,11,12が設けられている。更にこ
のタンク3の下部には網製、鋼製又は樹脂製の
斗部13が取付けられ、該斗部の略中央部に前
記フイツシユポンプ1に連結される吸入パイプ1
4の吸入口15を開口させている。この吸入パイ
プ14はフイツシユポンプ1との間において、コ
ネクター16によつて着脱自在に連結されるよう
になつている。又前記タンク3の上面側には各室
に連通するエアパイプ17,18,19,20が
取付けられ、これらエアパイプは分配器21及び
主エアパイプ22を介して船上に設置した吸排気
装置2に接続されている。この主エアパイプ22
もコネクター23を介してエア吸排気装置2に着
脱自在に連結されるようになつている。
前記タンク3の上部には円筒状又は角筒状を呈
する容器状の網体24が配設され、該網体の下辺
をタンク3に取付けると共に、上辺には網体形状
に合つた枠体25が取付けられ、該枠体に適宜数
の浮子26が取付けてある。
前記網体24には魚群aが誘導されるための開
口部27が設けられており、該開口部に障子網2
8が取付けられ、一度網体24内に誘導された魚
群が外部に逃げ出さないようになつている。又、
この障子網28に代つて、第1図に仮想線で示し
たように斗網29が連設されても良く、この場
合も網体内に入つた魚群が逃げ出さないようにな
る。これら障子網28又は斗網29は使用され
る網の種類によつて適宜選択される。
(作用) このように構成された本考案に係るフイツシユ
ポンプの集魚装置は、第4図及び第5図に示した
ように定置網30又は囲網31に取付けて使用さ
れるものであつて、第2図に示した通り、タンク
3の各室5〜8内に夫々海水を満した状態で沈め
ておき、網体24全体が筒状に拡網した状態にあ
る。この網体24内に魚群aが誘導された場合に
障子網28又は斗網29を閉めてから、船上よ
り排水バルブ9〜12を開け、エア吸排気装置2
を駆動し、各エアパイプ17〜20を介して各室
5〜8に空気を送り込み、内部の海水を排水バル
ブ9〜12から追い出し、各室に均等に空気が入
ることによつてタンク3に浮力が生ずる。この場
合に徐々に空気が入ることによつてタンク3が
徐々に浮上し、網体24の内部容積が徐々に狭め
られることになるため魚群の密度が高くなる。こ
の状態でフイツシユポンプ1を駆動し斗部13
に開口した吸入口15から魚を吸上げる。タンク
3が完全に浮上しなくても、網体24の容積が狭
められ魚群が吸上げられる状態になれば良いので
ある。網体24内の魚群が吸上げられた後に、フ
イツシユポンプ1の駆動を停止し、エア吸排気装
置2を逆に作用させてタンク3内の空気を抜き取
ると、排水バルブ9〜12から海水が導入され、
タンク3が徐々に沈降して再び網体24が拡網す
る。この状態において、エア吸排気装置2を停止
し、障子網28又は斗網29を開いて魚群の誘
導に備える。尚、前記タンク3がゴム等の柔軟な
材料で形成された場合には、内部の空気を排気す
ることで全体が慣れて強い浮力がなくなるため排
水及び注水の必要がなく、従つて排水バルブ9〜
12を設ける必要がない。又、この排水バルブ9
〜12は開閉の操作ができなくても、下向きにチ
ユーブ状に突出させておき海水が自由に出入でき
るように形成しても良い。何故ならば、設置状態
において海水が充満し、浮上させる時にのみ空気
が吹込まれて海水が追い出されるのであるから、
空気を吹込まない限り浮上は考えられず、設置状
態において空気等が入つて傾くことがなく安定し
ているからである。
更に、使用状態に関して第4図及び第5図に基
き説明すると、定置網30に取付けて使用する場
合には、魚捕部32の一部に斗網29を介して
連設され、魚捕部32から魚群が斗網29に誘
導されて網体24に入り、ここで前記した操作に
より漁獲がなされるが、定置網の場合、魚捕部3
2を運動部33側から起して来ると追詰められた
魚群が全部網体24に入り、ここで前記した通り
の操作により漁獲するのである。
又、第5図に示した囲網31の場合には囲網3
1を網体24として使用する場合と、囲網31に
仮想線で示したように隣接状態で使用する場合と
がある。隣接状態で使用する場合は前記定置網の
場合と同じようになるのでその説明は略省し、囲
網そのものを網体24として使用する場合には、
網体24に障子網28が取付けられ、燈火等によ
つて垣網34に沿つて誘導された魚群aが網体2
4内に入つた時に前記した操作を繰返し行うこと
により漁獲するものである。
(考案の効果) 以上説明したように本考案に係るフイツシユポ
ンプの集魚装置は種々の構造の網に取付けて使用
され、容器状の網体の上辺に枠体と浮子とが取付
けられると共に、下辺に内部が複数室に仕切られ
且つ海水と空気とが入れ換えできるドーナツ型の
タンクが取付けられ、更に該タンクの下面に斗
部とフイツシユポンプの吸入口を開口させ、前記
各室にエアパイプを接続してエア吸排気装置によ
りエアを吸排気できるものであるため、漁獲時に
タンクに対してエアを吹込むことにより海水が追
い出されて徐々に浮上し、網体内を狭めて魚群の
密度を高くできるので漁獲が極めて能率良く行え
ると共に、フイツシユポンプとエア吸排気装置と
を操作するだけで良いので作業人員が少なくて済
むと共に、作業性が極めて良好であるという優れ
た効果を奏する。
更に連設される網の種類によつては、集魚装置
のみを操作するだけで能率良く漁獲ができるとい
う優れた効果も奏する。
又、前記タンクは内部を複数室に仕切つてある
ので海水及びエアの吸排気においても各室が均等
になり、傾斜することがないので網成が良好な状
態で操漁できるという優れた効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るフイツシユポンプの集魚
装置を一部切欠いて示した平面図、第2図は同装
置の沈設状態における略示的側面図、第3図は同
装置の操業時におけるタンクの浮上途上を示す略
示的側面図、第4図は同装置を定置網に連設した
状態の一例を示す略示的平面図、第5図は同装置
を囲網に利用した場合の略示的平面図である。 1……フイツシユポンプ、2……エア吸排気装
置、3……タンク、4……仕切壁、5〜8……
室、9〜12……排水バルブ、13……斗部、
14……吸入パイプ、15……吸入口、16,2
3……コネクター、17〜20……エアパイプ、
21……分配器、22……主エアパイプ、24…
…網体、25……枠体、26……浮子、27……
開口部、28……障子網、29……斗網。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器状の網体の上辺に枠体と浮子とが取付けら
    れると共に下辺に内部が複数室に仕切られたドー
    ナツ型のタンクが取付けられ、該タンクの下面に
    斗部を設け、該斗部にフイツシユポンプに接
    続した吸入パイプの吸入口を開口させ、前記タン
    クの各室下面に排水バルブを設けると共に上面に
    エアパイプが接続され、これらエアパイプをエア
    吸排気装置に接続させたことを特徴とするフイツ
    シユポンプの集魚装置。
JP13406384U 1984-09-04 1984-09-04 Expired JPH029656Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13406384U JPH029656Y2 (ja) 1984-09-04 1984-09-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13406384U JPH029656Y2 (ja) 1984-09-04 1984-09-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6150573U JPS6150573U (ja) 1986-04-04
JPH029656Y2 true JPH029656Y2 (ja) 1990-03-09

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JP13406384U Expired JPH029656Y2 (ja) 1984-09-04 1984-09-04

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JPS6150573U (ja) 1986-04-04

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