JPS639519Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS639519Y2 JPS639519Y2 JP4343083U JP4343083U JPS639519Y2 JP S639519 Y2 JPS639519 Y2 JP S639519Y2 JP 4343083 U JP4343083 U JP 4343083U JP 4343083 U JP4343083 U JP 4343083U JP S639519 Y2 JPS639519 Y2 JP S639519Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bell mouth
- stern
- liquid tank
- leg
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 29
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、船舶液槽内の油又は水を吸引排出
すべく、液槽底に対向状に開口配置する吸引管ベ
ルマウスに係り、特に船尾トリムを考慮したベル
マウスに関するものである。
すべく、液槽底に対向状に開口配置する吸引管ベ
ルマウスに係り、特に船尾トリムを考慮したベル
マウスに関するものである。
船舶液槽内の油又は水を吸引排出するために設
けられる吸引管ベルマウスは、第1〜3図に示す
ように、ベルマウス本体1′の開口部2′に脚3′
を付設し、この脚3′を液槽底4に着地して所定
間隔d′を距てた状態に、且つ開口部2′の端縁
5′と液槽底4とが平行状になるように配設して
いる。つまり、従来のベルマウスの脚3′,3′…
は全て同一長さだけ液槽底4側へ突出していたの
である。
けられる吸引管ベルマウスは、第1〜3図に示す
ように、ベルマウス本体1′の開口部2′に脚3′
を付設し、この脚3′を液槽底4に着地して所定
間隔d′を距てた状態に、且つ開口部2′の端縁
5′と液槽底4とが平行状になるように配設して
いる。つまり、従来のベルマウスの脚3′,3′…
は全て同一長さだけ液槽底4側へ突出していたの
である。
而して船舶の場合、液槽の液位H変化に伴つて
船体浮力のバランスが変化し、いわゆるトリムが
生じて通常船尾が沈む船尾トリムを生じ、液槽底
4が船尾側Bの下つた傾斜状態となる。
船体浮力のバランスが変化し、いわゆるトリムが
生じて通常船尾が沈む船尾トリムを生じ、液槽底
4が船尾側Bの下つた傾斜状態となる。
このため、液槽底4と平行状にあるベルマウス
本体1′の開口部2′の端縁5′が船首側Aにおい
て液面から露出し、空気を吸引するという事態を
生じ、多量の残留液が吸引不能に依つて液槽内に
残るという問題があつた。
本体1′の開口部2′の端縁5′が船首側Aにおい
て液面から露出し、空気を吸引するという事態を
生じ、多量の残留液が吸引不能に依つて液槽内に
残るという問題があつた。
本考案は上記実状に鑑み、残留液を可及的に少
なくならしめる船舶液槽用吸引管ベルマウスを提
供する目的でなされ、その特徴とするところは、
船舶の液槽底に対向状として開口部を対峙配設す
る吸引管ベルマウスであつて、ベルマウス本体の
開口部の形状を所定寸法関係の楕円形状に形成す
ると共に、該開口部には、予めトリム量を考慮し
て船首側に低い脚をそして船尾側に高い脚を備え
させ、船尾トリムに対応して残留液を可及的に少
くするように吸引する構成とした、点にある。こ
こで、「所定寸法関係」とは、従来のベルマウス
同様、「開口部端縁の囲繞面積を吸引排出管の断
面積の2倍以上とする」との意である。以下、第
4図〜第6図の例示図面に基いて本考案を詳述す
る。
なくならしめる船舶液槽用吸引管ベルマウスを提
供する目的でなされ、その特徴とするところは、
船舶の液槽底に対向状として開口部を対峙配設す
る吸引管ベルマウスであつて、ベルマウス本体の
開口部の形状を所定寸法関係の楕円形状に形成す
ると共に、該開口部には、予めトリム量を考慮し
て船首側に低い脚をそして船尾側に高い脚を備え
させ、船尾トリムに対応して残留液を可及的に少
くするように吸引する構成とした、点にある。こ
こで、「所定寸法関係」とは、従来のベルマウス
同様、「開口部端縁の囲繞面積を吸引排出管の断
面積の2倍以上とする」との意である。以下、第
4図〜第6図の例示図面に基いて本考案を詳述す
る。
第4図は本考案の一実施例を示す半断面図、第
5図は同平面図、第6図イ,ロは同作用説明図で
ある。
5図は同平面図、第6図イ,ロは同作用説明図で
ある。
図において、1はベルマウス本体、2は前記ベ
ルマウス本体1の開口部、5は開口部2の端縁、
3aは開口部2から液槽底4側に突設された船首
側の脚、3bは船尾側Bにおいて開口部2から液
槽底4側に突設された脚を示し、本考案ベルマウ
スの端縁5の形状は、第5図に示す如く楕円形状
とされ、吸引排出管6はベルマウス本体1の偏心
位置に接続されている。また、ベルマウス本体1
の開口部2に突設されている船首側Aの脚3aは
低くそして船尾側Bの脚3bは高く設定され、以
つて両脚3a,3bが液槽底4に着地配設された
際、第6図イに明示する如く船首側Aにおいて端
縁5と液槽底4との間に比較的小さな間隙daを、
そして船尾側Bにおいて端縁5と液槽底4との間
に比較的大きな間隙dbを形成する構成とされて
いる。
ルマウス本体1の開口部、5は開口部2の端縁、
3aは開口部2から液槽底4側に突設された船首
側の脚、3bは船尾側Bにおいて開口部2から液
槽底4側に突設された脚を示し、本考案ベルマウ
スの端縁5の形状は、第5図に示す如く楕円形状
とされ、吸引排出管6はベルマウス本体1の偏心
位置に接続されている。また、ベルマウス本体1
の開口部2に突設されている船首側Aの脚3aは
低くそして船尾側Bの脚3bは高く設定され、以
つて両脚3a,3bが液槽底4に着地配設された
際、第6図イに明示する如く船首側Aにおいて端
縁5と液槽底4との間に比較的小さな間隙daを、
そして船尾側Bにおいて端縁5と液槽底4との間
に比較的大きな間隙dbを形成する構成とされて
いる。
本考案は上記した如き構成であつて、その使用
態様は、従来の吸引管ベルマウスと何等変るとこ
ろがないが、本考案の吸引管ベルマウスは従来の
ものに比し、船尾トリムに対応性を有する。
態様は、従来の吸引管ベルマウスと何等変るとこ
ろがないが、本考案の吸引管ベルマウスは従来の
ものに比し、船尾トリムに対応性を有する。
すなわち、第6図ロは船尾トリムを生じた際の
状態を示し、同図に示すように本考案吸引管ベル
マウスは、予め傾斜した状態に液槽底4に付設さ
れるため、多少の船尾トリムが発生しても船首側
Aにおいて端縁5が液面から仲々露出せず、必然
的に残留液が可及的少ないものとなる。
状態を示し、同図に示すように本考案吸引管ベル
マウスは、予め傾斜した状態に液槽底4に付設さ
れるため、多少の船尾トリムが発生しても船首側
Aにおいて端縁5が液面から仲々露出せず、必然
的に残留液が可及的少ないものとなる。
勿論、液槽内に液が十分ある場合の吸引性能は
従来のもと何等変るところはない。
従来のもと何等変るところはない。
以上説明したように本考案は、船首側に低い脚
をそして船尾側に高い脚を備えた極めて構成簡易
なもので、すぐにでも実施できるものであり、な
によりも、傾斜状に配設されるゆえに船尾トリム
が生じた場合に従来のベルマウスに比し残留液を
少くなし得るという大きな効益をもたらす。
をそして船尾側に高い脚を備えた極めて構成簡易
なもので、すぐにでも実施できるものであり、な
によりも、傾斜状に配設されるゆえに船尾トリム
が生じた場合に従来のベルマウスに比し残留液を
少くなし得るという大きな効益をもたらす。
第1図から第3図は従来の吸引管ベルマウスの
説明図で、第1図は正面図、第2図は第1図にお
ける−矢視図、第3図は船尾トリム発生時の
状態図、第4図から第6図イ,ロは本考案の一実
施例を示し、第4図は半断面図、第5図は平面
図、第6図イは船尾トリム発生前の状態説明図、
第6図ロは船尾トリム発生時の状態説明図であ
る。 1はベルマウス本体、2は開口部、3aは船首
側の脚、3bは船尾側の脚、4は液槽底、5は端
縁。
説明図で、第1図は正面図、第2図は第1図にお
ける−矢視図、第3図は船尾トリム発生時の
状態図、第4図から第6図イ,ロは本考案の一実
施例を示し、第4図は半断面図、第5図は平面
図、第6図イは船尾トリム発生前の状態説明図、
第6図ロは船尾トリム発生時の状態説明図であ
る。 1はベルマウス本体、2は開口部、3aは船首
側の脚、3bは船尾側の脚、4は液槽底、5は端
縁。
Claims (1)
- 船舶の液槽底に対向状として開口部を対峙配設
する吸引管ベルマウスであつて、ベルマウス本体
の開口部の形状を所定寸法関係の楕円形状に形成
すると共に、該開口部には、予めトリム量を考慮
して船首側に低い脚をそして船尾側に高い脚を備
えさせ、船尾トリムに対応して残留液を可及的に
少なくするように吸引する構成としたことを特徴
とする船舶液槽用吸引管ベルマウス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4343083U JPS59147699U (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | 船舶液槽用吸引管ベルマウス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4343083U JPS59147699U (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | 船舶液槽用吸引管ベルマウス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59147699U JPS59147699U (ja) | 1984-10-02 |
JPS639519Y2 true JPS639519Y2 (ja) | 1988-03-22 |
Family
ID=30173965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4343083U Granted JPS59147699U (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | 船舶液槽用吸引管ベルマウス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59147699U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8556135B2 (en) * | 2009-11-05 | 2013-10-15 | Dometic Corporation | 360° dip tube pick-up adapter |
-
1983
- 1983-03-25 JP JP4343083U patent/JPS59147699U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59147699U (ja) | 1984-10-02 |
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