JPH0592049U - オイルタンク - Google Patents

オイルタンク

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JPH0592049U
JPH0592049U JP4105692U JP4105692U JPH0592049U JP H0592049 U JPH0592049 U JP H0592049U JP 4105692 U JP4105692 U JP 4105692U JP 4105692 U JP4105692 U JP 4105692U JP H0592049 U JPH0592049 U JP H0592049U
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JP
Japan
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oil
opening
tank
partition member
filter
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Pending
Application number
JP4105692U
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English (en)
Inventor
貴史 大畑
晶彦 椎名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 タンク本体2の上部に形成される給油口5か
ら給油されるオイルのフィルター30が、そのタンク本
体2の内部を上下に仕切る仕切部材36に形成される開
口36aに挿入されると共に、外周に形成されたフラン
ジ32aを介しその開口36aの周囲部により吊り下げ
状に支持される。その給油口5はキャップ6により開閉
され、その仕切部材36の上方にブリーザが形成され
る。そのフランジ32aの下面と開口36aの周囲部上
面との対向間および給油用オイルフィルター30の外周
面と開口36aの内周面との対向間に、その仕切り部材
36により仕切られる上部側空間と下部側空間とを連通
する通気用隙間が形成される。 【効果】 給油用オイルフィルターのメッシュの目を細
かくして異物除去効果を高めることができると共に、タ
ンク本体の内圧上昇を防止してオイルのタンク外部への
漏洩を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば油圧パワーステアリング装置の油圧回路中に設けられるオイ ルタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に示す従来のオイルタンク100は、オイルを貯留するタンク本体101 と、このタンク本体101の上部に形成される給油口102の開閉用キャップ1 03と、そのタンク本体101の内部を上下に仕切る仕切部材104と、この仕 切部材104に形成される開口105に挿入されると共に外周に形成されたフラ ンジ106aを介しその開口105の周囲部により吊り下げ状に支持される給油 用オイルフィルター106とを備えている。また、その仕切部材104の上方に 位置するキャップ103に、タンク本体の内部と外部とを通気可能な通気通路1 07が形成されることで、タンク本体の内圧上昇を防止するブリーザが構成され ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記構成のオイルタンク100にあっては、仕切部材104によりタンク本体 101の内部が上下に仕切られるため、その仕切部材104により仕切られる上 部側空間109と下部側空間110とは、給油用オイルフィルター106のメッ シュを介し図中矢印で示すように通気される。その給油用オイルフィルター10 6のメッシュの目は、オイル中の異物除去を効果的に行なう上では細かくするこ とが望まれる。
【0004】 しかし、給油用オイルフィルター106のメッシュの目を細かくすると上部側 空間109と下部側空間110との通気性が低下し、下部側空間110は密閉空 間となって周囲温度が上昇したような場合は内圧が上昇する。そのように下部側 空間110の内圧が上昇すると、タンク本体101に貯留された図中一点鎖線で 示すオイルの油面Sは、下部側空間110において低下すると共に上部側空間1 09において上昇する。この上部側空間109における油面の上昇により、ブリ ーザを構成する通気通路107やキャップ103と給油口102との隙間からオ イルがタンク外部に漏洩するという問題が生じる。
【0005】 そこで、図示のように仕切部材104に通気用開口108を設けることが考え らえる。しかし、その開口108を大きくすると、振動等により油面が波打った ような場合、その開口108からオイルが上部側空間109に飛散し、ブリーザ を構成する通気通路107やキャップ103と給油口102との隙間からオイル がタンク外部に漏洩したり、給油時にオイルがその開口108から給油用オイル フィルターでろ過されずにタンク内に流入するおそれがある。また、その開口1 08を小さくすると、油面が波打ったような場合、その開口108は油膜により 閉塞されてしまい、通気機能を奏することができない。
【0006】 本考案は上記技術的課題を解決することのできるオイルタンクを提供すること を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴とするところは、オイルを貯留するタンク本体と、このタンク本 体の上部に形成される給油口の開閉用キャップと、そのタンク本体の内部を上下 に仕切る仕切部材と、この仕切部材に形成される開口に挿入されると共に外周に 形成されたフランジを介しその開口の周囲部により吊り下げ状に支持される給油 用オイルフィルターとを備え、その仕切部材の上方にブリーザが形成されている オイルタンクにおいて、そのフランジの下面と開口の周囲部上面との対向間およ び給油用オイルフィルターの外周面と開口の内周面との対向間に、その仕切り部 材により仕切られる上部側空間と下部側空間とを連通する通気用隙間が形成され る点にある。
【0008】
【作用】 本考案の構成によれば、給油用オイルフィルターのメッシュの目を細かくして も、仕切部材により仕切られる上部側空間と下部側空間とは、給油用オイルフィ ルターのフランジの下面と開口の周囲部上面との対向間および給油フィルターの 外周面と開口の内周面との対向間の通気用隙間を介し通気される。よって、その 下部側空間はブリーザを介しタンクの外部空間と連通するので、密閉空間にはな らない。
【0009】 また、振動等により油面が波打ってその通気用隙間が油膜により閉塞されても 、給油用オイルフィルターはフランジを介し開口の周囲部により吊り下げ状に支 持されているのみで固定されていないので、油面が波打つような振動等が生じた 場合は給油用オイルフィルターは揺動する。これにより、そのフランジの下面と その開口の周囲部上面との対向間および給油用オイルフィルターの外周面と開口 の内周面との対向間隔が変化し、通気用隙間を閉塞する油膜を解消することがで きる。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0011】 図1、図5に示すオイルタンク1は例えば油圧パワーステアリング装置の油圧 回路中に設けられるものであって、オイルを貯留するタンク本体2と、このタン ク本体2の上部に形成された給油口5を開閉するキャップ6と、そのタンク本体 2へのオイルの流入口3を形成する流入用ホース接続筒7と、そのタンク本体2 からのオイルの流出口4を形成する流出用ホース接続筒8と、その給油口5と流 出口4との間に介在する給油用オイルフィルター30と、その流入口3と流出口 4との間に介在するリターン油用オイルフィルター60とを備えている。
【0012】 そのタンク本体2は合成樹脂製で、上部材2Aと下部材2Bとをバイブレーシ ョン溶接することで形成されている。そのタンク本体2の内部に、タンク本体の 側壁2aと、タンク本体2の底壁2bと、タンク本体2の内部の内部壁50とに より囲まれるオイル流入室51が形成され、その内部壁50の一部が前記オイル フィルター60により構成され、そのオイル流入室51に前記流入口3からオイ ルが流入する。
【0013】 その給油口5の下方に環状凸部35がタンク本体2と一体成形され、この環状 凸部35の下端に合成樹脂製の仕切部材36がバイブレーション溶接されている 。その仕切部材36は、タンク本体2の内部を上部側空間15と下部側空間16 とに仕切るものであって、図2、図3に示すように、その中心に開口36aが形 成されたリング状であって、その開口36aの周囲部上面に平面視円弧形の4つ の凸部36bが一体成形されている。また、その仕切部材36の上面外周に周溝 36cが形成され、この周溝36cに前記環状凸部35の下端が挿入されて溶接 されている。
【0014】 その給油用オイルフィルター30は、ナイロン製のメッシュにより構成される 筒状のフィルター本体31を、合成樹脂製の外枠32と内枠33とにより挟み込 むことで形成され、その外枠32の上端外周にフランジ32aが形成されている 。この給油用オイルフィルター30は、前記仕切部材36の開口36aに挿入さ れると共に、その開口36aの周囲部によりフランジ32aを介し吊り下げ状に 支持されている。
【0015】 図4に示すように、そのフランジ32の下面と開口36aの周囲部上面との対 向間および給油用オイルフィルター30の外周面と開口36aの内周面との対向 間に、その仕切部材36により仕切られる上部側空間15と下部側空間16とを 連通する通気用隙間40、41が形成されている。すなわち、その開口36aの 周囲部上面には前述のように凸部36bが形成されていることから、そのフラン ジ32の下面と開口36aの周囲部上面との対向間には、その凸部36bの高さ に応じた間隔の通気用隙間40が形成されている。また、その給油用オイルフィ ルター30の開口36aへの挿入部の外径は開口36aの内径よりも小さくされ 、これにより、その外径と内径の差に応じた間隔の通気用隙間41が形成されて いる。
【0016】 そのキャップ6は外周部材6aに内周部材6bを嵌め込むことで形成され、内 周部材6bにレベルケージ20が着脱可能に取り付けられている。また、内周部 材6bには板バネ22が取り付けられ、この板バネ22は給油口5を囲む内向フ ランジ25に形成された切欠23を介しタンク本体2内に挿入される。このタン ク本体2内への挿入後にキャップ6を回転させることで、板バネ22と内周部材 6bとにより内向フランジ25が挟まれ、これによりキャップ6が固定される。 また、内周部材6bと内向フランジ25との間にはシールリング21が介在され る。また、内周部材6bに形成される通孔6cと、外周部材6aと内周部材6b との対向間に形成される溝6dにより、タンク本体2の内部と外部とを連通する 通気通路が形成され、これにより仕切部材36の上方にブリーザが構成されてい る。また、内周部材6bには仕切部材36の開口36aの上方を覆うオイル飛散 阻止面6eが形成され、タンク本体2に貯留されたオイルの油面Sの波打ち時に 、オイルがブリーザや給油口5とキャップ6との隙間を介し漏洩するのを防止す る。
【0017】 そのタンク本体2の外周面に、オイルの油面Sの最高位置と最低位置とを規定 する目盛り45、46が形成され、その油面Sの規定最高位置は前記通気用隙間 40、41の下方とされる。
【0018】 なおレベルゲージ20は、本実施例では上端に挿入部20aが形成され、この 挿入部20aがキャップ6の内周部材6bに形成された凹部6fに嵌め込まれ、 その挿入部20aに形成された突起20bにより抜け止めされている。このよう にキャップ6とレベルゲージ20とを別体とすることで、タンク本体2の径や高 さに応じ油面Sの規準レベルが異なっても、レベルゲージ20のみ油面Sの規準 レベルに応じ異なるものを用いることができるので、キャップ6を共用化でき、 キャップ6の金型コストを低減できる。なお、レベルゲージ20はキャップ6に ねじ込むようにしてもよく、あるいは、図6に示すようにその上端に形成した環 状突起20cをキャップ6の底面に形成した周溝6gに挿入して溶接するように してもよい。
【0019】 上記構成によれば、仕切部材36により仕切られる上部側空間15と下部側空 間16とは通気用隙間40、41を介し互いに通気される。よって、その下部側 空間16はブリーザを介しタンクの外部空間と連通して図中矢印で示すように通 気されるので、フィルター本体31のメッシュの目が油膜により閉塞されても密 閉空間にはならず、内圧が上昇することはない。また、振動等により油面Sが波 打って通気用隙間40、41が油膜により閉塞されても、給油用オイルフィルタ ー30は吊り下げ状に支持されているのみで固定されていないので、油面Sが波 打つような振動等が生じた場合は給油用オイルフィルター30は揺動し、給油用 オイルフィルター30のフランジ32aと仕切部材36の開口36aの上面との 対向間隔、および、給油用オイルフィルター30の外周と仕切部材36の開口3 6aの内周との対向間隔が変化し、その通気用隙間40、41を閉塞する油膜を 解消することができる。これにより、フィルター本体31のメッシュの目を細か くして異物除去機能を向上し、かつ、ブリーザやキャップ6と給油口5との間か らのオイルの漏洩を防止できる。
【0020】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではない。例えば、上記実施例で はブリーザをキャップ6に形成したが、仕切部材の上方であればタンク本体2に 形成してもよい。また、上記実施例では開口36aの周囲部上面に凸部36bを 形成することで通気用隙間40を形成したが、給油用オイルフィルター30のフ ランジ32aの下面に凸部を形成して通気用隙間を形成してもよく、要は開口3 6aの周囲部上面とフランジ32aの下面の対向間に通気用隙間を形成すればよ い。
【0021】
【考案の効果】
本考案のオイルタンクによれば、給油用オイルフィルターのメッシュの目を細 かくして異物除去効果を高めることができると共に、タンク本体の内圧上昇を防 止することでオイルのタンク外部への漏洩を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のオイルタンクの断面図
【図2】図1のII‐II線断面図
【図3】図2のIII‐III線断面図
【図4】本考案の実施例のオイルタンクの要部の説明図
【図5】本考案の実施例のオイルタンクの平面図
【図6】オイルタンクのキャップの変形例を示す図
【図7】従来例のオイルイルタンクの断面図
【符号の説明】
1 オイルタンク 2 タンク本体 5 給油口 6 キャップ 30 給油用オイルフィルター 36 仕切部材 36a 開口 40、41 通気用隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルを貯留するタンク本体と、このタ
    ンク本体の上部に形成される給油口の開閉用キャップ
    と、そのタンク本体の内部を上下に仕切る仕切部材と、
    この仕切部材に形成される開口に挿入されると共に外周
    に形成されたフランジを介しその開口の周囲部により吊
    り下げ状に支持される給油用オイルフィルターとを備
    え、その仕切部材の上方にブリーザが形成されているオ
    イルタンクにおいて、そのフランジの下面と開口の周囲
    部上面との対向間および給油用オイルフィルターの外周
    面と開口の内周面との対向間に、その仕切り部材により
    仕切られる上部側空間と下部側空間とを連通する通気用
    隙間が形成されることを特徴とするオイルタンク。
JP4105692U 1992-05-21 1992-05-21 オイルタンク Pending JPH0592049U (ja)

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JP4105692U JPH0592049U (ja) 1992-05-21 1992-05-21 オイルタンク

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JP4105692U Pending JPH0592049U (ja) 1992-05-21 1992-05-21 オイルタンク

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006064092A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Kayaba Ind Co Ltd オイルタンク

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006064092A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Kayaba Ind Co Ltd オイルタンク
JP4592356B2 (ja) * 2004-08-27 2010-12-01 カヤバ工業株式会社 オイルタンク

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