JPS6315607Y2 - - Google Patents

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JPS6315607Y2
JPS6315607Y2 JP13513782U JP13513782U JPS6315607Y2 JP S6315607 Y2 JPS6315607 Y2 JP S6315607Y2 JP 13513782 U JP13513782 U JP 13513782U JP 13513782 U JP13513782 U JP 13513782U JP S6315607 Y2 JPS6315607 Y2 JP S6315607Y2
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JP
Japan
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oil
reservoir tank
oil reservoir
valve
temperature
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JP13513782U
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JPS5939301U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、パワーステアリングのオイルリザー
バタンクの改良に関し、更に詳しくは、オイルポ
ンプ本体に取り付けたオイルリザーバタンクの通
気孔からオイルが洩れることを防止したオイルリ
ザーバタンクに係るものである。
【従来の技術】
従来からパワーステアリング搭載車両におい
て、そのオイルリザーバタンクをオイルポンプ本
体に直接取り付けたものが知られている。 パワーステアリングのオイルリザーバタンクに
は、そのオイルリザーバタンク内の圧力を外気圧
と同圧とするため、オイルリザーバタンクの内部
と外部とを連通する小径の通気孔が設けられてい
る。そして、この通気孔は、オイルリザーバタン
ク内のオイル洩れを防止する目的から同タンク内
の上方位置に一般に設けられている。 しかしながら、従来のオイルリザーバタンクで
は、リザーバタンク内部のオイルが通気孔を介し
て外部へ洩れ、オイル損失およびタンク外壁への
ちりの付着といつた不具合が生じている。 そこで、オイルリザーバタンク内部にオイルセ
パレータを設けてオイル洩れを防止したオイルリ
ザーバタンク(例えば、実公昭58−615号公報)
や、オイルリザーバタンク内部にオイルバツフル
を設けたオイルリザーバタンク(例えば、実公昭
57−56933号公報)、および迷路を構成したタンク
キヤツプ(例えば、実公昭55−14209号公報)が
提案されている。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、上述した構成のオイルリザーバ
タンクにおいても、特にオイル温度が高いときに
は依然として通気孔からオイルが洩れ出すといつ
た問題があつた。 すなわち、エンジンからの駆動トルクがオイル
ポンプ内で熱に変わり、オイル温度を上昇させ
る。また、オイルポンプはエンジンブロツクに取
り付けられており、そのオイルポンプ本体にオイ
ルリザーバタンクが直接取り付けられる関係か
ら、エンジンの熱影響を受け易い。それ故、オイ
ルリザーバタンク内のオイルが高温になり易い。 また、エンジンオイルオイルポンプの振動の影
響も受け易い。 オイル温度が高くなるとオイル粘度が低くな
り、オイルが飛散し易い状態となる。そして、油
面から油球が飛び出し、温度の上昇に伴つて油球
が増加する。更に、オイル温度が高くなると、油
球が無数に発生して見掛け上、体積膨張して油面
が上昇したようになる。その際、オイルリザーバ
タンクの内部と外部とが常に通気孔により連通し
ているため、エンジンおよびオイルポンプからの
振動により通気孔からオイルが洩れ出る。 なお、オイルリザーバタンクをオイルポンプか
ら分離し、車体におけるエンジンの熱影響が少な
い場所に配設した別置式オイルリザーバタンクと
すれば、上記オイル洩れを防止することができ
る。しかし、別置式オイルリザーバタンクにあつ
ては、エンジンルーム内のスペースが極めて制約
される場合には採用することができない。また、
新たにオイルリザーバタンクを車体に取り付ける
ブラケツトや、オイルポンプとオイルリザーバタ
ンクとを連通する配管等が必要であり、大幅なコ
ストアツプを招く。 従つて、本考案の目的は、上記したオイルポン
プに取り付けられたパワーステアリングのオイル
リザーバタンクにおいて、高温時における通気孔
からのオイル洩れを防止することにある。
【問題点を解決するための手段】
そこで本考案は、上述の問題点を解決するため
の手段として、次のような構成を採用したもので
ある。 すなわち、本考案は、前記したオイルポンプ本
体に取り付けられたパワーステアリングのオイル
リザーバタンクにおいて、通気孔に高温時に閉じ
る開閉弁を設けたことを特徴とする。 具体的には、第1図〜第3図を例にとつて説明
すると、パワーステアリングのオイルリザーバタ
ンク12はオイルポンプ本体10に取り付けられ
ている。そして、オイルリザーバタンク12の内
部と外部とを連通する通気孔36,37が設けら
れている。 更に、通気孔には温度によつて制御される開閉
弁35が設けられており、その開閉弁35は温度
が低いときは開弁状態、温度が高いときは閉弁状
態に制御されるように構成されている。
【作用】
上記手段によれば、オイルリザーバタンク12
内のオイルが常温状態(比較的低い状態)では、
開閉弁35は第2図に示すうに開弁状態にある。 それ故、オイルリザーバタンク12の内部と外
部とは通気孔36,37によつて連通しており、
従来と同様にオイルリザーバタンク12の内部は
外気圧に維持される。 オイルリザーバタンク12内部のオイルが高温
となると、開閉弁35は第3図に示すように閉弁
状態となる。 従つて、オイルが飛散し易い状態にある高温時
においては、通気孔36,37が遮断され、オイ
ルリザーバタンク12内は密封状態となる。
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。 〔第1実施例〕 第1図〜第3図は本考案の第1実施例に係るパ
ワーステアリングのオイルリザーバタンクを示し
ており、第1図はオイルポンプとオイルリザーバ
タンクを示す全体図、第2図および第3図は第1
図のA部を拡大した図で、それぞれ開閉弁の開弁
状態および閉弁状態を示す断面図である。 第1図において、10はおよびポンプ本体、1
1は図示しないエンジンからの動力伝達を受ける
プーリ、12はオイルリザーバタンク本体(以
下、リザーバタンクと称する)である。 リザーバタンク12の上部にはオイル20を注
入するためのキヤツプ30が設けられている。こ
のキヤツプ30は、第2図に詳細構造を示すよう
に外部キヤツプ30aと内部キヤツプ30bとか
ら構成され、両者の間には空間部Bが形成されて
いる。内部キヤツプ30bには、中央部が図示上
方に向かつてへこまされた円筒状の凹部31が設
けられており、この凹部31の周壁に通気孔36
が穿設されている。また、内部キヤツプ30bの
上方に位置する外部キヤツプ30aの図示右側部
には通気孔37が穿設されている。こうして、両
通気孔36、37によりリザーバタンク12の内
部と外部とが連通している。 前記凹部31にはスプリング33を介して開閉
弁35が配置されている。この開閉弁35は、取
付棒34を介してバイメタル32により内部キヤ
ツプ30bに取り付けられている。バイメタル3
2は温度によつてその取付棒34の支持端部が図
で上下に湾曲移動し、温度の低いときは下方に、
温度が高いときは上方に移動するように構成され
ている。 しかして、リザーバタンク12内部のオイルが
常温状態(比較的低い状態)では、第2図に示す
ようにバイメタル32はスプリング33のばね力
によつて押し下げられた平板状の状態にある。そ
の結果、開閉弁35を凹部31から下がつた開弁
状態として、通気孔36、37によるリザーバタ
ンク12の内部と外部との流通を許容し、従来と
同様にリザーバタンク12内部を外気圧に維持す
る作用をなす。なお、開閉弁35はオイルバツフ
ルとしての機能も有する。 次に、リザーバタンク12内部のオイルが高温
となつたときには、第3図に示すようにスプリン
グ33に抗してバイメタル32が上方に湾曲した
状態となり、開閉弁35により凹部31を閉じた
閉弁状態となる。その結果、通気孔36、37が
遮断されてリザーバタンク12内に密封状態とな
る。 従つて、オイルが飛散し易い状態にある高温時
において、通気孔36、37からのオイルの洩れ
出しを確実に防止することができる。 〔第2実施例〕 第4図は、本考案の第2実施例に係るパワース
テアリングのオイルリザーバタンクを示す前記第
2図に相当する断面図である。 なお、第4図において前記第2図に対応する部
分は、第2図と同一の符号を用いてその詳細な説
明を省略する。 この実施例は、開閉弁の構造を簡素化したもの
である。 すなわち、内部キヤツプ30bの底壁に穿設し
た通気孔37に弁座40を設け、この弁座40に
バイメタル32を直接当接させて開閉弁を構成し
たものである。このバイメタル32は、温度が低
いときには図示したように上方に湾曲した開放状
態にあり、温度が高くなると下方に湾曲して閉弁
状態となる。 この実施例によれば、前記第1実施例と同様な
作用効果が得られると共に、加えて部品点数を低
減することができ、安価に製作することができる
ものである。 〔第3実施例〕 第5図は、本考案の第3実施例に係るパワース
テアリングのオイルリザーバタンクを示す前記第
2図に相当する断面図である。 なお、第5図においても前記第2図に対応する
部分は、同様に同一の符号を用いてその詳細な説
明を省略する。 この実施例は、オイル温度変化の検知手段とし
て前記実施例のバイメタル32に代えてサーモワ
ツクスを利用したものである。 すなわち、内部キヤツプ30bの底壁に穿設し
た通気孔37に弁座40を設けると共に、この弁
座40の上方に位置する外部キヤツプ30aの内
壁にサーモワツクスを内蔵したベローズ50を一
体的に取り付けて開閉弁を構成したものである。
このベローズ50は、温度が低いときには図示し
たように上方に縮小して弁座40との間に隙間を
有する開弁状態にあり、温度が高くなると下方に
伸長して弁座40を閉じた閉弁状態となる。 この実施例においても、部品点数を低減するこ
とができ、安価に製作することができる。 以上、本考案を特定の実施例について説明した
が、本考案は、上記実施例に限定されるものでは
なく、実用新案登録請求の範囲に記載の範囲で
種々の実施態様が包含されるものであり、例え
ば、通気孔はキヤツプ以外のオイルリザーバタン
クに設けることもできる。
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、オイルリザーバ
タンクの内部と外部とを連通する通気孔に開閉弁
設けて、オイル温度が高いときに開閉弁によつて
通気孔を遮断してオイルリザーバタンク内を密封
状態とするため、従来のように高温状態において
通気孔からオイルが外部に洩れ出す虞があつたの
を完全に防止することができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の第1実施例に係るパ
ワーステアリングのオイルリザーバタンクを示す
ものであり、第1図はオイルポンプとオイルリザ
ーバタンクを示す全体図、第2図は第1図のA部
を拡大した開閉弁の開弁状態を示す断面図、第3
図は第1図のA部を拡大した開閉弁の閉弁状態を
示す断面図、第4図は本考案の第2実施例に係る
パワーステアリングのオイルリザーバタンクを示
す前記第2図に相当する断面図、第5図は本考案
の第3実施例に係るパワーステアリングのオイル
リザーバタンクを示す前記第2図に相当する断面
図である。 符号の説明、10……オイルポンプ本体、11
……プーリ、12……オイルリザーバタンク本
体、20……オイル、30……キヤツプ、32…
…バイメタル、33……スプリング、34……取
付棒、35……開閉弁、36、37……通気孔、
40……弁座、50……サーモワツクスを内蔵し
たベローズ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) オイルポンプ本体に取り付けられたオイルリ
    ザーバタンクの内部と外部とを連通する通気孔
    を設けたパワーステアリングのオイルリザーバ
    タンクにおいて、 前記通気孔に温度によつて制御される開閉弁
    を設け、該開閉弁を温度が低いときは開弁状
    態、温度が高いときは閉弁状態に制御される構
    成としたことを特徴とするパワーステアリング
    のオイルリザーバタンク。 (2) 前記開閉弁がバイメタルで構成されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のパワーステアリングのオイルリザーバタ
    ンク。 (3) 前記開閉弁がサーモワツクスを内蔵したベロ
    ーズで構成されていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のパワーステアリ
    ングのオイルリザーバタンク。
JP13513782U 1982-09-06 1982-09-06 パワ−ステアリングのオイルリザ−バタンク Granted JPS5939301U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13513782U JPS5939301U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 パワ−ステアリングのオイルリザ−バタンク

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13513782U JPS5939301U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 パワ−ステアリングのオイルリザ−バタンク

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Publication Number Publication Date
JPS5939301U JPS5939301U (ja) 1984-03-13
JPS6315607Y2 true JPS6315607Y2 (ja) 1988-05-02

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ID=30304264

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JP13513782U Granted JPS5939301U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 パワ−ステアリングのオイルリザ−バタンク

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