JPH0565753U - リザーバタンク - Google Patents

リザーバタンク

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JPH0565753U
JPH0565753U JP1455992U JP1455992U JPH0565753U JP H0565753 U JPH0565753 U JP H0565753U JP 1455992 U JP1455992 U JP 1455992U JP 1455992 U JP1455992 U JP 1455992U JP H0565753 U JPH0565753 U JP H0565753U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank body
oil
discharge port
housing
suction port
Prior art date
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Pending
Application number
JP1455992U
Other languages
English (en)
Inventor
永朗 赤松
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユニシアジェックス filed Critical 株式会社ユニシアジェックス
Priority to JP1455992U priority Critical patent/JPH0565753U/ja
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タンク本体内のエア圧を安定させることがで
きると共に、タンク本体の外部へのオイル漏れを完全に
防止することができる簡単なリザーバタンクを提供す
る。 【構成】 タンク本体1の上部に吸込口5と排出口6を
形成し、これら吸込口5と排出口6とを、逆止弁A、B
を構成するように舌状片7、9でそれぞれ蓋被した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のパワーステアリング装置用ポンプ等ポンプのリザーバタ ンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のパワーステアリング装置では、パワーシリンダに流量制御弁を介して ポンプの吐出側が接続され、このポンプの吸込側にはリザーバタンクを介して前 記パワーシリンダが接続されている。
【0003】 リザーバタンクは、タンク本体の外部に、パワーシリンダとの接続用リターン パイプと、ポンプとの接続用サプライパイプと、オイルキャップで蓋被された注 油用口部とをそれぞれ突設する一方、タンク本体の内部に、パワーシリンダから 戻る作動油を濾過するフィルターを設けている。
【0004】 従来、上記のようなリザーバタンクでは、例えば実開昭60−95204号公 報に記載されたオイルキャップが使用されている。このオイルキャップは、図2 に示すように、タンク本体20の口部20aを蓋被する蓋体21と、該口部20 aに嵌入される下端が閉塞された筒状のハウジング22とで構成され、ハウジン グ22の上部には、蓋体21の下面に取り付ける取付フランジ体22aが形成さ れている。ハウジング22の内部には、タンク本体20内から仕切られたエア室 23が形成され、このエア室23を大気に連通させる外部通気孔24が前記蓋体 21と取付フランジ体22aとの間に形成されている。また、ハウジング22の 下端閉塞部22bの中心部には、該下端閉塞部22bと間隔をおき対向して口部 20a内に位置する円板状のバッフル板25が連結され、このバッフル板25で 覆われるようにハウジング22の下端閉塞部22bには、エア室23をタンク本 体20内に連通させる図示しない内部通気孔が形成されている。更に、ハウジン グ22の外周部には、口部20aの内面と当接するOリング26が装着されてい る。そして、車両の振動時等でタンク本体20内のオイル面が大きく跳ね上がっ た時、オイルが直接内部通気孔を介してエア室23に浸入しないようにバッフル 板25により防止する一方、オイルが膨脹してオイル面が上昇した時はタンク本 体20内のエアを内部通気孔、エア室23及び外部通気孔24を経て逃がし、ま たオイルが収縮してオイル面が下降した時はタンク本体20の外部からエアが外 部通気孔24、エア室23及び内部通気孔を経てタンク本体20内に供給される ようにしてタンク本体20内のエア圧をほぼ一定にしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のリザーバタンクでは、外部通気孔24を、オイルキ ャップの蓋体21と取付フランジ体22aで構成して、ハウジング22内のエア 室23を常時大気に連通させており、このためバッフル板25により抑え切れな かった一部のオイルがエア室23に浸入して車両の振動等による加振で外部に漏 れるおそれがあった。
【0006】 そこで、外部通気孔24をオイル漏れが生じないように塞ぐことも考えられる が、この場合、オイルの膨脹・収縮に伴うエアの出入りを阻害するおそれがある 。
【0007】 この考案は前記課題を解決するためになしたもので、オイルの膨脹・収縮に伴 うエアの出入りを阻害することなく、タンク本体の外部へのオイル漏れを確実に 防止することができる簡単なリザーバタンクを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案に係るリザーバタンクは、タンク本体 の上部に吸込口と排出口を形成し、これら吸込口と排出口とを、逆止弁を構成す るように舌状片でそれぞれ蓋被したものである。
【0009】
【作用】 車両の振動時等でタンク本体内のオイル面が大きく変動し、オイルが跳ね上が っても、舌状片で閉塞された吸込口と排出口から、オイルが大気中に洩れること はない。
【0010】 また、タンク本体内のオイルの膨脹でオイル面が上昇しタンク本体内のエア圧 力が上昇すると、このエア圧力で排出口を蓋被した舌状片が押されて排出口が開 く。このため、タンク本体内からエアが大気中に押し出される。逆に、オイルの 収縮でオイル面が下降してタンク本体内のエア圧力が低下すると、このエア圧力 で吸込口を蓋被した舌状片が引かれて吸込口が開く。このため、大気中からエア がタンク本体内に吸引される。このように、タンク本体内のエア圧力の変化に伴 って2つの逆止弁のうちの一方が開くことで、タンク本体内のエア圧は安定する 。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1により説明する。
【0012】 図1はリザーバタンクの縦断面図である。
【0013】 この図において1はタンク本体で、このタンク本体1の上部には、オイルキャ ップ2で蓋被される注油用口部3と、上方に延在する筒状の弁取付け用ハウジン グ4とが並べて突設されている。
【0014】 このハウジング4の上部(実施例では頂壁部4a)には吸込口5と排出口6が 形成されている。
【0015】 ハウジング4の上部内面には、吸込口5を蓋被する弾性材料からなる舌状片7 がボルト8等で取り付けられて、逆止弁A(実施例ではリードバルブ)が構成さ れている。また、ハウジング4の上部外面には、排出口6を蓋被する弾性材料か らなる舌状片9が図示しないボルト等で取り付けられて、逆止弁B(実施例では リードバルブ)が構成されている。
【0016】 タンク本体1の上部には、該タンク本体1と前記ハウジング4の内部どうしを 連通させる連通孔10が穿設されている。
【0017】 以上の構成において、車両の振動時等でタンク本体1内のオイル面が大きく変 動し、オイルが跳ね上がっても、オイルが連通孔10を経てハウジング4内に浸 入する際、その勢いが弱められる。たとえオイルがハウジング4の上部に達して も、吸込口5と排出口6はそれぞれ舌状片7、9で閉塞されているから、オイル がハウジング4の内部に浸入しても大気中に洩れることはない。
【0018】 また、タンク本体1内のオイルの膨脹でオイル面が上昇しタンク本体1内のエ ア圧力が上昇すると、ハウジング4内のエア圧力も上昇し、このエア圧力で排出 口6を蓋被した舌状片9が押され、排出口6が開く。このため、タンク本体1内 からエアが連通孔10、ハウジング4内及び排出口6を経て大気中に押し出され る。逆に、オイルの収縮でオイル面が下降してタンク本体1内のエア圧力が低下 すると、ハウジング4内のエア圧力も下降し、このエア圧力で吸込口5を蓋被し た舌状片7が引かれ、吸込口5が開く。このため、大気中からエアが吸込口5、 ハウジング4内及び連通孔10を経てタンク本体1内に吸引される。このように 、タンク本体1内のエア圧力の変化に伴って2つの逆止弁A、Bのうちの一方が 開くことで、タンク本体1内のエア圧は安定する。
【0019】 尚、吸込側逆止弁Aと排出側逆止弁Bをオイルキャップ2とは別に弁取付け用 ハウジング4を設け、このハウジング4の頂壁部4aに設けたが、該ハウジング 4の側壁部4bの上部に設けても良いし、或いはオイルキャップ2に設けても良 い。
【0020】 また、逆止弁A、Bの舌状片7、9をそれ自体の変形で吸込口5と排出口6を 開閉できるように弾性材料で形成してボルト等で取り付けたが、変形しない金属 材料等で形成してピン着し、スプリングにより吸込口5と排出口6を塞ぐ方向に 付勢しても良い。
【0021】
【考案の効果】
以上の通り、この考案は、タンク本体の上部に、吸込口と排出口を形成し、こ れら吸込口と排出口とを、逆止弁を構成するように舌状片でそれぞれ蓋被してい るため、車両の振動時等でタンク本体内のオイルが跳ね上がっても、このオイル が大気中に洩れるはない。また、タンク本体内のオイルの膨脹・収縮に伴うタン ク本体内のエア圧力の変化に対して吸込口と排出口にそれぞれ設けた逆止弁のう ちの一方の逆止弁を開き、タンク本体内に対してエアを出入りさせることができ る。従って、タンク本体の外部へのオイル漏れを確実に防止できると共に、オイ ルの膨脹・収縮にかかわらずタンク本体内のエア圧を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例であるリザーバタンクを示
す断面図である。
【図2】従来例であるリザーバタンクを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 タンク本体 4 ハウジング 5 吸込口 6 排出口 7、9 舌状片 10 連通孔 A、B 逆止弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク本体の上部に吸込口と排出口を形
    成し、これら吸込口と排出口とを、逆止弁を構成するよ
    うに舌状片でそれぞれ蓋被したことを特徴とするリザー
    バタンク。
JP1455992U 1992-02-17 1992-02-17 リザーバタンク Pending JPH0565753U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1455992U JPH0565753U (ja) 1992-02-17 1992-02-17 リザーバタンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1455992U JPH0565753U (ja) 1992-02-17 1992-02-17 リザーバタンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0565753U true JPH0565753U (ja) 1993-08-31

Family

ID=11864515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1455992U Pending JPH0565753U (ja) 1992-02-17 1992-02-17 リザーバタンク

Country Status (1)

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JP (1) JPH0565753U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996011145A1 (fr) * 1994-10-11 1996-04-18 Masayosi Mazda Recipient en accordeon
CN1042618C (zh) * 1994-10-11 1999-03-24 松田正善 波纹容器
US8596481B2 (en) 2007-08-17 2013-12-03 Hyundai Motor Company Clutch oil reservoir cap

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5234160A (en) * 1975-09-11 1977-03-15 Daido Steel Co Ltd Breather valve

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