JPS5927394Y2 - 燃料タンクのキヤツプ - Google Patents
燃料タンクのキヤツプInfo
- Publication number
- JPS5927394Y2 JPS5927394Y2 JP11931979U JP11931979U JPS5927394Y2 JP S5927394 Y2 JPS5927394 Y2 JP S5927394Y2 JP 11931979 U JP11931979 U JP 11931979U JP 11931979 U JP11931979 U JP 11931979U JP S5927394 Y2 JPS5927394 Y2 JP S5927394Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- tank
- valve seat
- cylindrical cavity
- fuel tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は燃料タンクのキャップに関するものである。
内燃機関の燃料タンクのキャップは常にタンク内部を大
気と連通させて液体タンク内の圧力が上昇した場合にこ
れを外部に放出することができ、またその反対に液体タ
ンク内が負圧になった場合は外部から該タンク内へ大気
を吸込むことができるように構成されている。
気と連通させて液体タンク内の圧力が上昇した場合にこ
れを外部に放出することができ、またその反対に液体タ
ンク内が負圧になった場合は外部から該タンク内へ大気
を吸込むことができるように構成されている。
しかしこの種の燃料タンクのキャップは車両自体が一時
的に傾斜したり転倒するとタンク内の燃料が外部へ漏出
するおそれがある。
的に傾斜したり転倒するとタンク内の燃料が外部へ漏出
するおそれがある。
この燃料の漏出を防止するため例えば実公昭54−21
615号公報に示されているように、通気路を有するキ
ャップ本体に、円筒空洞部からタンク内部に通じる第1
通気孔入口に第1弁座を備えたタンク側弁体と、前記円
筒空洞部に通じる第2通気孔入口に第2弁座を備えた大
気側弁体とを設け、前記円筒空洞部内に設けた弁球がキ
ャップ本体の姿勢によって上下動して第1弁座又は第2
弁座に着座し通気孔を閉塞してタンク内の燃料の漏出を
防止しているが、弁球は自重に作動するものであるから
、液体燃料の波立ちなどの急激な作用時又はキャップ本
体が90°以上傾斜した場合のみにしか弁球は大気側の
第2通気孔を閉塞することができず、弁球に対して柔か
い波立ち作用が働く場合や傾斜が90°以下の場合は燃
料の漏出を防止することができない欠点を有していた。
615号公報に示されているように、通気路を有するキ
ャップ本体に、円筒空洞部からタンク内部に通じる第1
通気孔入口に第1弁座を備えたタンク側弁体と、前記円
筒空洞部に通じる第2通気孔入口に第2弁座を備えた大
気側弁体とを設け、前記円筒空洞部内に設けた弁球がキ
ャップ本体の姿勢によって上下動して第1弁座又は第2
弁座に着座し通気孔を閉塞してタンク内の燃料の漏出を
防止しているが、弁球は自重に作動するものであるから
、液体燃料の波立ちなどの急激な作用時又はキャップ本
体が90°以上傾斜した場合のみにしか弁球は大気側の
第2通気孔を閉塞することができず、弁球に対して柔か
い波立ち作用が働く場合や傾斜が90°以下の場合は燃
料の漏出を防止することができない欠点を有していた。
そこで本考案は軸部の先端に弁受を下端にフロートを設
けた弁球押動部材を第1通気孔に該軸部を貫通させてタ
ンク側弁体に昇降可能に設け、該弁球押動部材により弁
球を押し上げ前記大気側弁体の第2弁座を閉塞するよう
になすと共に前記弁受によってタンク側弁体の第1弁座
を閉塞するようになしたことを特徴とし、その目的は簡
単な構造で前記の欠点を有しない燃料タンクのキャップ
を提供するにある。
けた弁球押動部材を第1通気孔に該軸部を貫通させてタ
ンク側弁体に昇降可能に設け、該弁球押動部材により弁
球を押し上げ前記大気側弁体の第2弁座を閉塞するよう
になすと共に前記弁受によってタンク側弁体の第1弁座
を閉塞するようになしたことを特徴とし、その目的は簡
単な構造で前記の欠点を有しない燃料タンクのキャップ
を提供するにある。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
1はキャップ本体で、このキャップ本体1の内側には中
央部を突出形成した現状突部2により突部内側に大気圧
室3を突部外側に環状凹溝4が夫々形成されている。
央部を突出形成した現状突部2により突部内側に大気圧
室3を突部外側に環状凹溝4が夫々形成されている。
5は中央部に大気圧室3に通じる開口部6が形威された
リテーナで、ガスケット7を介して環状凹溝4を覆うよ
うにして環状突部2に取付られ、キャップ本体1の内側
に形成した溝とガスケット7又はリテーナ5によって大
気に通しる通気路8が形成される。
リテーナで、ガスケット7を介して環状凹溝4を覆うよ
うにして環状突部2に取付られ、キャップ本体1の内側
に形成した溝とガスケット7又はリテーナ5によって大
気に通しる通気路8が形成される。
9は円筒空洞部10と円筒空洞部10からタンク内部に
通じる第1通気孔11を備えたタンク側弁体で、該タン
ク側弁体9のフランジ部12に螺合したネジ13により
タンク本体に係止される掛止め片14及びリテーナ5を
介して環状突部2に螺着固定される。
通じる第1通気孔11を備えたタンク側弁体で、該タン
ク側弁体9のフランジ部12に螺合したネジ13により
タンク本体に係止される掛止め片14及びリテーナ5を
介して環状突部2に螺着固定される。
15は円筒空洞部10の底部に形成した通気溝で、第1
通気孔11に通じている。
通気孔11に通じている。
16はリテーナ5とタンク側弁体9との間に挟持されて
設けられた大気側弁体で、この大気側弁体16にはキャ
ップ本体1の大気圧室3とタンク側弁体9の円筒空洞部
10とに通じる第2通気孔17がスリット状に形成され
、この第2通気孔17の円筒空洞部10側と入口には弁
座18が形成されている。
設けられた大気側弁体で、この大気側弁体16にはキャ
ップ本体1の大気圧室3とタンク側弁体9の円筒空洞部
10とに通じる第2通気孔17がスリット状に形成され
、この第2通気孔17の円筒空洞部10側と入口には弁
座18が形成されている。
19はタンク側弁体9の円筒空洞部10内に移動自在に
設けられた弁球、20は軸部21の先端に弁受22を一
体に形成し、軸部21の下端にフロート23をサークリ
ップ24等により止着してなる弁球押動部材で、この弁
球押動部材20は弁受22で弁球19を受け、軸部21
を第1通気孔11に貫通してタンク側弁体9に昇降可能
に設けられている。
設けられた弁球、20は軸部21の先端に弁受22を一
体に形成し、軸部21の下端にフロート23をサークリ
ップ24等により止着してなる弁球押動部材で、この弁
球押動部材20は弁受22で弁球19を受け、軸部21
を第1通気孔11に貫通してタンク側弁体9に昇降可能
に設けられている。
そして弁球19が大気側弁体16の弁座18を閉塞する
最大移動量aと、フロート23とタンク側弁体9との間
隙すとの関係は僅かにbを大きくする。
最大移動量aと、フロート23とタンク側弁体9との間
隙すとの関係は僅かにbを大きくする。
又弁受22の側部と円筒空洞部10との間には通気路と
なる間隙25を存している。
なる間隙25を存している。
26はリテーナ5の環状凹部27にはめ込まれたシール
である。
である。
次に本考案の作動を説明すると、液体タンク内の圧力が
上昇し、またその反対に液体タンク内が負圧になり外部
と液体タンク内とに圧力差が生じると大気側弁体16の
スリット状の第2通気孔17はこの圧力差により開閉し
燃料タンク内部は第1通気孔11.通気溝15、間隙2
5、円筒空洞部10、第2通気孔17、大気圧室3、通
気路8を通じて大気に連通して常に大気圧を維持するこ
とができる。
上昇し、またその反対に液体タンク内が負圧になり外部
と液体タンク内とに圧力差が生じると大気側弁体16の
スリット状の第2通気孔17はこの圧力差により開閉し
燃料タンク内部は第1通気孔11.通気溝15、間隙2
5、円筒空洞部10、第2通気孔17、大気圧室3、通
気路8を通じて大気に連通して常に大気圧を維持するこ
とができる。
そして燃料タンクが傾斜したり、また車体等の振動によ
りタンク内の燃料が波立つと液面に浮遊している弁球押
動部材20のフロート23はこれに応じて上昇する。
りタンク内の燃料が波立つと液面に浮遊している弁球押
動部材20のフロート23はこれに応じて上昇する。
これによって弁球押動部材20は上昇し弁球19を押上
げ大気側弁体16の弁座18に圧接し第2通気孔17を
閉塞して、燃料の漏出を防止することができる。
げ大気側弁体16の弁座18に圧接し第2通気孔17を
閉塞して、燃料の漏出を防止することができる。
更に若し車両が転倒して燃料タンクが90°以上傾斜す
ると弁球19は自重にて円筒空洞部10内を移動して弁
座18に着座して第2通気孔17を閉塞する。
ると弁球19は自重にて円筒空洞部10内を移動して弁
座18に着座して第2通気孔17を閉塞する。
本考案は前記のように構成したから、車両が傾斜すると
フロートの上昇により弁球押動部材が弁球を押上げて第
2通気孔を閉じ、また転倒等により燃料タンクが逆さに
なると弁球は自重により前記第2通気孔を閉じ、キャッ
プの姿勢に関係なく燃料タンク内部の液体が外部に漏出
することを確実に防止することができ、また第2通気孔
がスリット状に形成されていると車体の振動等により液
体が弁球の側面を通りぬけた場合でも大気圧室まで到達
することはないと共に第2通気孔はタンク内と大気圧室
との圧力差によって開閉し、簡単な構造で二方向の通気
作用が可能である等実益多大な考案である。
フロートの上昇により弁球押動部材が弁球を押上げて第
2通気孔を閉じ、また転倒等により燃料タンクが逆さに
なると弁球は自重により前記第2通気孔を閉じ、キャッ
プの姿勢に関係なく燃料タンク内部の液体が外部に漏出
することを確実に防止することができ、また第2通気孔
がスリット状に形成されていると車体の振動等により液
体が弁球の側面を通りぬけた場合でも大気圧室まで到達
することはないと共に第2通気孔はタンク内と大気圧室
との圧力差によって開閉し、簡単な構造で二方向の通気
作用が可能である等実益多大な考案である。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は断面正
面図、第2図は底面図である。 1はキャップ本体、9はタンク側弁体、10は円筒空洞
部、11は第1通気孔、16は大気側弁体、17は第2
通気孔、18は弁座、19は弁球、20は弁球押動部材
で、21はその軸部、22はその弁受、23はそのフロ
ートである。
面図、第2図は底面図である。 1はキャップ本体、9はタンク側弁体、10は円筒空洞
部、11は第1通気孔、16は大気側弁体、17は第2
通気孔、18は弁座、19は弁球、20は弁球押動部材
で、21はその軸部、22はその弁受、23はそのフロ
ートである。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 10円筒空洞部からタンク内部に通じる第1通気孔入口
に第1弁座を備えたタンク側弁体と、前記円筒空洞部に
通じる第2通気孔入口に第2弁座を備えた大気側弁体と
を通気路と該通気路と連通ずる大気圧室を有するキャッ
プ本体に設け、円筒空洞部内に設けた弁球を第1弁座又
は第2弁座に着座せしめタンク内の燃料の漏洩を防止す
る燃料タンクのキャップにおいて、軸部の先端に弁受を
下端にフロートを設けた弁球押動部材を第1通気孔に該
軸部を貫通させてタンク側弁体を昇降可能に設け、該弁
球押動部材により弁球を押し上げ前記大気側弁体の第2
弁座を閉塞するようになすと共に前記弁受によって第1
弁座を閉塞するようになしたことを特徴とする燃料タン
クのキャップ。 2、第2通気孔をスリット状に形成した実用新案登録請
求の範囲第1項記載の燃料タンクのキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11931979U JPS5927394Y2 (ja) | 1979-08-30 | 1979-08-30 | 燃料タンクのキヤツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11931979U JPS5927394Y2 (ja) | 1979-08-30 | 1979-08-30 | 燃料タンクのキヤツプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5636520U JPS5636520U (ja) | 1981-04-08 |
JPS5927394Y2 true JPS5927394Y2 (ja) | 1984-08-08 |
Family
ID=29351524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11931979U Expired JPS5927394Y2 (ja) | 1979-08-30 | 1979-08-30 | 燃料タンクのキヤツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927394Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6116171U (ja) * | 1984-06-30 | 1986-01-30 | 株式会社ゴーセン | ラケツト用はとめ材 |
JPS62111054U (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-15 |
-
1979
- 1979-08-30 JP JP11931979U patent/JPS5927394Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5636520U (ja) | 1981-04-08 |
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