JPH0627844Y2 - アキュムレータ用ブラダ - Google Patents

アキュムレータ用ブラダ

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JPH0627844Y2
JPH0627844Y2 JP1989001254U JP125489U JPH0627844Y2 JP H0627844 Y2 JPH0627844 Y2 JP H0627844Y2 JP 1989001254 U JP1989001254 U JP 1989001254U JP 125489 U JP125489 U JP 125489U JP H0627844 Y2 JPH0627844 Y2 JP H0627844Y2
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JP
Japan
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gas shielding
gas
accumulator
bladder
present
Prior art date
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JP1989001254U
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JPH0292101U (ja
Inventor
義之 栗田
秀夫 田名部
実 吉田
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (1)考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は、アキュムレータ用ブラダに関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、この種のアキュムレータ用ブラダでは、弾性材料
層の内部もしくは表面に対してガス遮蔽膜を配設して形
成されており、アキュムレータのシェル内部に配設され
シェルの内部空間をガス室と液体室とに区画したとき、
そのガス室から液体室に対してガスが透過されることを
阻止してなるものが提案されていた。
[解決すべき問題点] しかしながら、従来のアキュムレータ用ブラダでは、ガ
ス遮蔽膜が単一のガス遮蔽層によって形成されていたの
で、(i)ガスの透過を十分に阻止するためにはガス遮蔽
膜を厚肉としなければならない欠点があり、このため(i
i)柔軟性が低下してしまう欠点があり、ひいては(iii)
応答性が損なわれる欠点があり、また(iv)座屈を生じ易
く寿命が短縮される欠点もあった。
そこで本考案は、これらの欠点を除去すべく、ガス遮蔽
膜が、複数のガス遮蔽層と、前記複数のガス遮蔽層の間
に設けられた中間層とよりなり、前記中間層が、可撓性
を備えた接着剤よりなるアキュムレータ用ブラダを提供
せんとするものである。
(2)考案の構成 [問題点の解決手段] 本考案により提供される問題点の解決手段は、 「弾性材料層の内部または表面にガス遮蔽膜を設け、前
記ガス遮蔽膜が、複数のガス遮蔽層と、前記複数のガス
遮蔽層の間に設けられた中間層とよりなり、前記中間層
が、可撓性を備えた接着剤よりなるアキュムレータ用ブ
ラダ」 である。
[作用] 本考案にかかるアキュムレータ用ブラダは、上記構成を
有しているので、(i)ガス遮蔽能率を十分に確保する作
用をなし、併せて(ii)ガス遮蔽特性を高めるために厚肉
としても柔軟性を確保する作用をなし、ひいては(iii)
応答性を確保する作用をなし、また(iv)長期間にわたり
座屈を回避し寿命を延長する作用をなす。
[実施例] 次に本考案にかかるアキュムレータ用ブラダについて、
その好ましい実施例を挙げ具体的に説明する。しかしな
がら以下に説明する実施例は、本考案の理解を容易化な
いし促進化するために記載されるものであって、本考案
を限定するために記載されるものではない。換言すれ
ば、以下に説明される実施例において開示される各部材
は、本考案の精神ならびに技術的範囲に属する全ての設
計変更ならびに均等物置換を含むものである。
第1図は、本考案にかかるアキュムレータ用ブラダの一
実施例を示す断面図である。
第2図は、第1図実施例の一部を拡大して示す部分拡大
断面図である。
第3図は、第1図実施例の使用要領を示す部分断面図で
ある。
まず第1図ないし第3図を参照しつつ、本考案にかかる
アキュムレータ用ブラダの一実施例について、その構成
を詳細に説明する。
10は、本考案にかかるアキュムレータ用ブラダであっ
て、ガス遮蔽膜11と、ガス遮蔽膜11が内部または表面
(図はガス遮蔽膜11が内部に配設された場合を示してい
る)に配設されるとともにゴムなどの弾性材料からなる
弾性材料層12と、弾性材料層12の中央部に配設されたポ
ペット13とを備えている。
ガス遮蔽膜11は、複数のガス遮蔽層11Aと、この複数の
ガス遮蔽層11Aの間に配設されるとともに可撓性を備え
た接着剤よりなる中間層11Bとを備えている。ガス遮蔽
層11Aは、織布(たとえばメリアスなど)あるいは不織
布などの補強材(図示せず)の少なくとも一面に対し、
ポリビニルアルコール樹脂,ポリフッ化ビニル樹脂ある
いは塩化ビニリデン樹脂などでできたガス透過特性の低
い(すなわちガス遮蔽特性の高い)樹脂膜あるいは金属
箔からなる遮蔽膜を配設してなることによって通常形成
されており、補強材および遮蔽膜を少なくとも一層ずつ
備えている。しかしながらガス遮蔽層11Aは、補強材を
必ずしも備えている必要がなく、所望によってこれを除
去してもよい。
弾性材料層12の周縁部12aは後述のシェル21の内面に固
定部材22をもって取り付けられるのに際して十分なシー
ル性を確保するために、他の部分より厚肉に形成されて
おり、かつ周縁部12aのシェル21側の面には突部12bが形
成されている。
20は、アキュムレータであって、本考案にかかるアキュ
ムレータ用ブラダ10により、シェル21の、内部空間がガ
ス室21Aと液体室21Bとに区画されている。すなわち本考
案にかかるアキュムレータ用ブラダ10は、その周縁部を
シェル21の内面に当接させるように配設され、固定部材
22によってシェル21の内面に押し付けられることにより
固定部材22とともにシェル21の内面に固定されている。
シェル21のガス室21Aには、ガス供給口23aから供給され
た適宜のガス(たとえば窒素ガス)が、閉鎖部材23によ
ってそのガス供給口23aを閉鎖することにより、充填さ
れている。このとき閉鎖部材23による閉鎖を確保するた
めに、Oリング23bが配設されている。
またシェル21の液体室21Bには、ポペット13によって内
側開口が閉鎖可能な連絡部材24の連絡口24aを介して適
宜の液体供給源(図示せず)が連絡されており、その液
体供給源の圧力に応じて液体が供給されている。
更に第1図ないし第3図を参照しつつ、本考案にかかる
アキュムレータ用ブラダの一実施例について、その作用
を詳細に説明する。
本考案にかかるアキュムレータ用ブラダ10は、ガス遮蔽
膜11が複数のガス遮蔽層11Aとガス遮蔽層11Aの間に配設
された中間層11Bとを包有しているので、ガス遮蔽特性
を高めるために厚肉としても柔軟性を十分に確保でき、
ひいてはアキュムレータ20のシェル21内部に配設されシ
ェル21の内部空間をガス室21Aと液体室21Bとに区画した
ときに、ガス遮蔽能率および柔軟性を同時に確保でき
る。
したがって本考案にかかるアキュムレータ用ブラダ10
は、アキュムレータ20のシェル21内に配設されシェル21
の内部空間をガス室21Aと液体室21Bとに区画したとき、
液体供給源(図示せず)の液体圧力に対する応答性を良
好とでき、また長期間にわたり座屈を回避して寿命を延
長できる。
(3)考案の効果 上述より明らかなように、本考案にかかるアキュムレー
タ用ブラダは、弾性材料層の内部または表面にガス遮蔽
膜を設け、前記ガス遮蔽膜が、複数のガス遮蔽層と、前
記複数のガス遮蔽層の間に設けられた中間層とよりな
り、前記中間層が、可撓性を備えた接着剤よりなること
を特徴とするので、 (i)ガス遮蔽能率を十分に確保できる効果 を有し、併せて (ii)ガス遮蔽特性を高めるために厚肉としても柔軟性を
確保できる効果 を有し、ひいては (iii)応答性を確保できる効果 を有し、また (iv)長期間にわたり座屈を回避し寿命を延長できる効果 を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるアキュムレータ用ブラダの一実
施例を示す断面図、第2図は第1図実施例の一部を拡大
して示す部分拡大断面図、第3図は第1図実施例の使用
要領を示す部分断面図である。 10……アキュムレータ用ブラダ 11……ガス遮蔽膜 11A……ガス遮蔽層 11B……中間層 12……弾性材料層 12a……周縁部 12b……突部 13……ポペット 20……アキュムレータ 21……シェル 21A……ガス室 21B……液体室 22……取付部材 23……閉鎖部材 23a……ガス供給口 23b……Oリング 24……連絡部材 24a……連絡口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願昭62−52975号(実開昭63−160403 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性材料層(12)の内部または表面にガス遮
    蔽膜(11)を設け、前記ガス遮蔽膜(11)が、複数のガス遮
    蔽層(11A)と、前記複数のガス遮蔽層(11A)の間に設けら
    れた中間層(11B)とよりなり、前記中間層(11B)が、可撓
    性を備えた接着剤よりなるアキュムレータ用ブラダ。
JP1989001254U 1989-01-10 1989-01-10 アキュムレータ用ブラダ Expired - Lifetime JPH0627844Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JPH0292101U JPH0292101U (ja) 1990-07-23
JPH0627844Y2 true JPH0627844Y2 (ja) 1994-07-27

Family

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0786391B2 (ja) * 1986-06-13 1995-09-20 日本発条株式会社 圧力容器における気室と液室の隔離用仕切り膜
JPS6311338A (ja) * 1986-07-03 1988-01-18 三菱化成ポリテック株式会社 高ガスバリヤ性透明積層プラスチツクフイルム
JPH0417844Y2 (ja) * 1987-04-08 1992-04-21

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JPH0292101U (ja) 1990-07-23

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