JPH0547283Y2 - - Google Patents

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JPH0547283Y2
JPH0547283Y2 JP1989001255U JP125589U JPH0547283Y2 JP H0547283 Y2 JPH0547283 Y2 JP H0547283Y2 JP 1989001255 U JP1989001255 U JP 1989001255U JP 125589 U JP125589 U JP 125589U JP H0547283 Y2 JPH0547283 Y2 JP H0547283Y2
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gas shielding
liquid
gas
accumulator
layer
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は、アキユムレータ用ブラダに関し、特
に弾性材料層の内部もしくは表面に対して配設さ
れたガス遮蔽膜が液体室側に配置された少なくと
も一層の耐液体性ガス遮蔽層と耐液体性ガス遮蔽
層に対して中間層を介して積層された少なくとも
一層の他のガス遮蔽層とを包有してなるアキユム
レータ用ブラダに関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のアキユムレータ用ブラダでは、
弾性材料層の内部もしくは表面に対してガス遮蔽
膜を配設して形成されており、アキユムレータの
シエル内部に配設されシエルの内部空間をガス室
と液体室とに区画したとき、そのガス室から液体
室に対してガスが透過されることを阻止してなる
ものが提案されていた。
[解決すべき問題点] しかしながら、従来のアキユムレータ用ブラダ
では、ガス遮蔽膜が単一のガス遮蔽層によつて形
成されていたので、()ガスの透過を十分に阻
止するためにはガス遮蔽膜を厚肉としなければな
らない欠点があり、このため()柔軟性および
耐圧性が低下してしまう欠点があり、ひいては
()応答性が損なわれる欠点があり、また()
座屈を生じ易く寿命が短縮される欠点もあつた。
そこで本考案は、これらの欠点を除去すべく、
ガス遮蔽膜が液体室側に配置された少なくとも一
層の耐液体性ガス遮蔽層と耐液体性ガス遮蔽層に
対して中間層を介して積層された少なくとも一層
の他のガス遮蔽層とを包有してなるアキユムレー
タ用ブラダを提供せんとするものである。
(2)考案の構成 [問題点の解決手段] 本考案により提供される問題点の解決手段は、 「弾性材料層の内部もしくは表面に対してガス
遮蔽膜を配設することによつて形成されており、
アキユムレータのシエル内部に対して配設されシ
エルの内部空間をガス室と液体室とに区画するア
キユムレータ用ブラダにおいて、ガス遮断膜11
が液体室側に配置された少なくとも一層の耐液体
性ガス遮蔽層11Aと耐液体性ガス遮蔽層11A
に対して中間層11Bを介し積層された少なくと
も一層の他のガス遮蔽層11Cとを包有してなる
ことを特徴とするアキユムレータ用ブラダ」 である。
[作用] 本考案にかかるアキユムレータ用ブラダは、弾
性材料層の内部もしくは表面に対してガス遮蔽膜
を配設することによつて形成されており、アキユ
ムレータのシエル内部に対して配設されシエルの
内部空間をガス室と液体室とに区画するアキユム
レータ用ブラダにおいて、ガス遮断膜11が液体
室側に配置された少なくとも一層の耐液体性ガス
遮蔽層11Aと耐液体性ガス遮蔽層11Aに対し
て中間層11Bを介し積層された少なくとも一層
の他のガス遮蔽層11Cとを包有してなることを
特徴とするので、()ガス遮蔽特性および耐液
体特性をそれぞれ異なる遮蔽層によつて確保する
作用をなし、ひいては()ガス遮蔽特性を確保
するために厚肉となつても柔軟性および耐圧性を
確保する作用をなし、結果的に()応答性を確
保する作用をなし、また()長期間にわたり座
屈が生じることを回避し寿命を延長する作用をな
す。
[実施例] 次に本考案にかかるアキユムレータ用ブラダに
ついて、その好ましい実施例を挙げ具体的に説明
する。しかしながら以下に説明する実施例は、本
考案の理解を容易化ないし促進化するために記載
されるものであつて、本考案を限定するために記
載されるものではない。換言すれば、以下に説明
される実施例において開示される各部材は、本考
案の精神ならびに技術的範囲に属する全ての設計
変更ならびに均等物置換を含むものである。
第1図は、本考案にかかるアキユムレータ用ブ
ラダの一実施例を示す断面図であつて、ガス遮蔽
膜11の両面に対してそれぞれ弾性材料層12が
配設されている場合を示している。
第2図は、第1図実施例の一部を拡大して示す
部分拡大断面図である。
第3図は、第1図実施例の使用要領を示す部分
断面図である。
まず第1図ないし第3図を参照しつつ、本考案
にかかるアキユムレータ用ブラダの一実施例につ
いて、その構成を詳細に説明する。
10は、本考案にかかるアキユムレータ用ブラ
ダであつて、ガス遮蔽膜11と、ガス遮蔽膜11
が内部もしくは表面に対して配設されておりゴム
などの弾性材料からなる弾性材料層12と、弾性
材料層12の外周面中央部に対して配設されたポ
ペツト13とを備えている。
ガス遮蔽膜11は、後述の液体室21B側に配
置された少なくとも一層の耐液体性ガス遮蔽層1
1Aと、耐液体性ガス遮蔽層11Aに対して接着
剤あるいはゴムなどの弾性材料によつて形成され
た中間層11Bを介して積層された少なくとも一
層の他のガス遮蔽層11Cとを包有している。こ
こで耐液体性ガス遮蔽層11Aは、後述のガス室
21A側にも少なくとも一層配設されておれば、
ガス遮蔽層11Cを構成する材料(たとえば後述
のポリビニルアルコール樹脂)中に含まれる可塑
剤の気散を抑制でき、ガス遮蔽膜11ひいてはア
キユムレータ用ブラダの柔軟性を確保できる。
耐液体性ガス遮蔽層11Aは、織布(たとえば
メリアスなど)あるいは不織布などの補強材(図
示せず)の少なくとも一面に対し、ガス遮蔽特性
に若干劣るが耐液体特性(たとえば耐ブレーキ油
特性)が良好であるポリフツ化ビニル樹脂などで
できた樹脂膜あるいは金属箔からなる遮蔽膜を配
設してなることによつて通常形成されており、補
強材および遮蔽膜を少なくとも一層ずつ備えてい
る。しかしながら耐液体性ガス遮蔽層11Aは、
補強材を必ずしも備えている必要がなく、所望に
よつてこれを除去してもよい。ここで耐液体性ガ
ス遮蔽層11Aは、ガス遮蔽層11Cに比べて耐
液体特性が良好であれば特に好ましく、ガス遮蔽
層11Cの耐液体特性を補完できれば好ましい。
ガス遮蔽層11Cは、織布(たとえばメリアス
など)あるいは不織布などの補強材(図示せず)
の少なくとも一面に対し、耐液体特性(たとえば
耐ブレーキ油特性)に若干劣るがガス遮蔽特性が
良好であるポリビニルアルコール樹脂あるいは塩
化ビニリデン樹脂などでできた樹脂膜あるいは金
属箔からなる遮蔽膜を配設してなることによつて
通常形成されており、補強材および遮蔽膜を少な
くとも一層ずつ備えている。しかしながらガス遮
蔽層11Cは、補強材を必ずしも備えている必要
がなく、所望によつてこれを除去してもよい。こ
こでガス遮蔽層11Cは、耐液体性ガス遮蔽層1
1Aに比べてガス遮蔽特性が良好であれば特に好
ましく、耐液体性ガス遮蔽層11Aのガス遮蔽特
性を補完できれば好ましい。ポリビニルアルコー
ル樹脂は、少なくともビニルアルコールが60重量
%以上でかつエチレンもしくは酢酸ビニルの共重
合体を包含していてもよく、また完全ケン化物で
あつてもよい。
弾性材料層12の周縁部内周面には、後述のシ
エル21の内周面に対し取付部材22によつて取
付けるに際し、十分の弾性によつてシールを確保
するために、ゴムなどの弾性材料からなる厚肉の
弾性取付部12aが形成されている。また弾性材
料層12の周縁部外周面には、後述のシエル21
に対して取付けるに際し、シエル21の内周面に
接触して十分のシールを確保するための突部12
bが形成されている。
20は、アキユムレータであつて、本考案にか
かるアキユムレータ用ブラダ10により、シエル
21の内部空間がガス室21Aと液体室21Bと
に区画されている。すなわち本考案にかかるアキ
ユムレータ用ブラダ10は、その周縁部外周面を
シエル21の内周面に対して当接せしめるように
配設されたのち、取付部材22によつて弾性取付
け部12aをシエル21の内周面に向けて押圧せ
しめられることにより、シエル21の内周面に対
して固定されている。
シエル21のガス室21Aには、ガス供給口2
3aから供給された適宜のガス(たとえば窒素ガ
ス)が、閉鎖部材23によつてそのガス供給孔2
3aを閉鎖することにより、充填されている。こ
のとき閉鎖部材23による閉鎖を確保するため
に、Oリング23bは配設されている。
またシエル21の液体室21Bには、ポペツト
13によつて内側開口が閉鎖可能な連絡部材24
の連絡口24aを介して適宜の液体供給源(図示
せず)が連絡されており、その液体供給源の圧力
に応じて液体が供給されている。
更に第1図ないし第3図を参照しつつ、本考案
にかかるアキユムレータ用ブラダの一実施例につ
いて、その作用を詳細に説明する。
本考案にかかるアキユムレータ用ブラダ10
は、ガス遮蔽膜11が液体室21B側に配置され
た少なくとも一層の耐液体性ガス遮蔽層11Aと
耐液体性ガス遮蔽層11Aに対し中間層11Bを
介して積層された少なくとも一層の他のガス遮蔽
層11Cとを包有しているので、アキユムレータ
20のシエル21内部に配設されシエル21の内
部空間をガス室21Aと液体室21Bとに区画し
たときに、ガス遮蔽特性と耐液体特性とをそれぞ
れ異なる遮蔽層によつて分担して確保でき、ひい
てはガス遮蔽能率ならびに柔軟性および耐圧性を
同時に確保できる。本考案にかかるアキユムレー
タ用ブラダ10は、特にガス遮蔽膜11が、耐液
体性ガス遮蔽層11Aをガス室21A側にも包有
しておれば、ガス遮蔽層11Cを構成する材料
(たとえばポリブニルアルコール樹脂)中に含ま
れる可塑剤の気散を抑制でき、柔軟性を確保でき
る。
したがつて本考案にかかるアキユムレータ用ブ
ラダ10は、アキユムレータ20のシエル21内
部に配設されシエル21の内部空間をガス室21
Aと液体室21Bとに区画したとき、液体供給源
(図示せず)の圧力に対する応答性を良好とでき、
また長期間にわたり座屈を回避して寿命を延長で
きる。
(3)考案の効果 上述より明らかなように、本考案にかかるアキ
ユムレータ用ブラダは、弾性材料層の内部もしく
は表面に対してガス遮蔽膜を配設することによつ
て形成されており、アキユムレータのシエル内部
に対して配設されシエルの内部空間をガス室と液
体室とに区画するアキユムレータ用ブラダにおい
て、 ガス遮蔽膜11が液体室側に配置された少なく
とも一層の耐液体性ガス遮蔽層11Aと耐液体性
ガス遮蔽層11Aに対して中間層11Bを介し積
層された少なくとも一層の他のガス遮蔽層11C
とを包有し てなることを特徴とするので () ガス遮蔽特性および耐液体特性をそれぞ
れ異なる遮蔽層によつて分担して確保できる効
果 を有し、ひいては () ガス遮蔽特性を確保するために厚肉とな
つても柔軟性および耐圧性を確保できる効果 を有し、結果的に () 応答性を確保できる効果 を有し、また () 長期間にわたり座屈が生じることを回避
し寿命を延長できる効果 を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるアキユムレータ用ブラ
ダの一実施例を示す断面図、第2図は第1図実施
例の一部を拡大して示す部分拡大断面図、第3図
は第1図実施例の使用要領を示す部分断面図であ
る。 10……アキユムレータ用ブラダ、11……ガ
ス遮蔽膜、11A……耐液体性ガス遮蔽層、11
B……中間層、11C……ガス遮蔽層、12……
弾性材料層、12a……弾性取付部、12b……
突部、13……ポペツト、20……アキユムレー
タ、21……シエル、21A……ガス室、21B
……液体室、22……取付部材、23……閉鎖部
材、23a……ガス供給口、23b……Oリン
グ、24……連絡部材、24a……連絡口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性材料層の内部もしくは表面に対してガス遮
    蔽膜を配設することによつて形成されており、ア
    キユムレータのシエル内部に対して配設されシエ
    ルの内部空間をガス室と液体室とに区画するアキ
    ユムレータ用ブラダにおいて、ガス遮蔽膜11が
    液体室側に配置された少なくとも一層の耐液体性
    ガス遮蔽層11Aと耐液体性ガス遮蔽層11Aに
    対して中間層11Bを介し積層された少なくとも
    一層の他のガス遮蔽層11Cとを包有してなるこ
    とを特徴とするアキユムレータ用ブラダ。
JP1989001255U 1989-01-10 1989-01-10 Expired - Lifetime JPH0547283Y2 (ja)

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JPH0292102U JPH0292102U (ja) 1990-07-23
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JPS62292965A (ja) * 1986-06-13 1987-12-19 Nhk Spring Co Ltd 圧力容器における気室と液室の隔離用仕切り膜

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