JPH0516457Y2 - - Google Patents

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JPH0516457Y2
JPH0516457Y2 JP1986005498U JP549886U JPH0516457Y2 JP H0516457 Y2 JPH0516457 Y2 JP H0516457Y2 JP 1986005498 U JP1986005498 U JP 1986005498U JP 549886 U JP549886 U JP 549886U JP H0516457 Y2 JPH0516457 Y2 JP H0516457Y2
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diaphragm
sheet
gas
rubber
gas permeability
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はダイアフラムに関し、特に、耐気体
透過性を向上させることのできるダイアフラムに
関するものである。
〔従来技術〕
一般に、ダイアフラムの耐気体透過性を向上さ
せる手段として、第3図〜第6図に示すように、
ゴム等の弾性体からなるダイアフラム本体23
と、耐気体透過性を有する金属箔または樹脂等か
らなるシート状部材22とでダイアフラムを構成
することが採用されていて、第3図に示すものは
ダイアフラム本体23の内側にシート状部材22
を設けるとともに、このシート状部材22をダイ
アフラム本体23のリツプ部23aでホルダ(図
示せず)により固定したり、あるいは、接着剤等
により接着して2重構造としたものであり、第4
図に示すものはダイアフラム本体の外側にシート
状部材22を設けるとともに、このシート状部材
22を前記ダイアフラム本体23の縁部23bで
ホルダにより固定したり、あるいは接着剤等によ
り接着して2重構造としたものであり、さらに、
第5図に示すものはシート状部材22をダイアフ
ラム本体23,23で挟持してサンドイツチ構造
としたものであり、また第6図に示すものはダイ
アフラム本体23の内側底面にシート状部材22
を接着剤等により接着したものであつて、それぞ
れ金属箔または樹脂膜等のシート状部材22の耐
気体透過性によつてダイアフラムを耐気体透過性
とするようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記のような従来のものにあつ
ては、金属箔または樹脂膜等のシート状部材22
は、ゴム等の弾性体からなるダイアフラム本体2
3と比較して伸び率が極めて小さいために、第3
図〜第5図に示すように、ダイアフラム本体23
の全面にシート状部材22を設けたものでは、シ
ート状部材22がダイアフラム本体23の伸び率
に制約を与えることとなり、結果的にダイアフラ
ムの変形範囲が小さい範囲に制約されてしまい、
さらに、第6図に示すようにダイアフラム本体2
3の内側底面にシート状部材22を接着したもの
では、ダイアフラム本体23のシート状部材22
の周面との段差部に変形時の応力が集中して亀裂
が生じる場合があり、耐久性に劣るなどの問題点
を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、耐気体透過性を向上
させることができるとともに、変形範囲をゴム等
の弾性体のみで構成したものと同様に大きくする
ことができ、さらに、耐久性を向上させることの
でのるダイアフラムを提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、全
体が椀状または円筒状をなすとともに、底面部を
形成する可撓性および耐気体透過性を有するシー
ト状部材と、側面部を形成するゴム等の弾性部材
とを、それらの間に段差が生じないように一体に
加硫接着して形成したことを特徴とするダイアフ
ラムを構成したものである。
〔作用〕
この考案は上記のように構成したことにより、
耐気体透過性を向上させることができるととも
に、変形範囲を大きくすることができ、さらに耐
久性を向上させることができることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図にはこの考案によるダイアフラムが示さ
れていて、このダイアフラム1は特に気体透過率
の高い底面部分を気体透過性のほとんど無い金属
箔または樹脂膜等のシート状部材2とし、側面部
をゴム等の弾性体からなるダイアフラム本体3と
して、これらを加硫接着等で一体に形成して全体
を椀状としたものである。
したがつて、このように構成したものを変形さ
せる際には、ゴム等の弾性体からなるダイアフラ
ム本体3が自在に変形できるので、伸び率が極め
て小さい金属箔または樹脂膜等のシート状部材2
によつて変形範囲に制約を受けることはなく、し
かも、シート状部材2は可撓性を有しているので
ゴム等の弾性体のみで形成したダイアフラムと比
較してもほぼ同一の変形範囲を得ることができる
こととなる。
また、気体透過率の特に底面部分に金属箔また
は樹脂膜等のシート状部材2を設けてあるので耐
気体透過性を向上させることができることとな
り、さらに、シート状部材2とダイアフラム本体
3との間に段差がないために、変形時の応力がダ
イアフラム本体3のシート状部材2の近傍部分に
集中することがなく、亀裂等による破損が生じる
ことがなくなるので、耐久性を大幅に向上させる
ことができることとなる。
そして、上記のようなダイアフラム1をアキユ
ムレータに使用した状態が第2図に示されてい
て、上、下ケーシング4,5間で形成される空所
内には、上ケーシング4の環状垂下部6を覆つた
状態でこの考案によるダイアフラム1が取付けら
れ、上ケーシング4とダイアフラム1との間でガ
ス室7が形成され、また、下ケーシング5とダイ
アフラム1の外面とは接触しているとともに、下
ケーシング5に穿設した複数の孔8は流体通路と
連通されるようになつている。
そして、前記上ケーシング4に、前記ガス室7
と連通するガス流入孔9が設けられ、このガス流
入孔9を介してガス室7内に所定圧力のガスが封
入された状態で保持されている。
一方、流体通路からの脈動はダイアフラム1が
ガス室7側に変形することで吸収されるようにな
つている。
この場合、既述のようにダイアフラム1はゴム
等の弾性体のみで形成したものとほぼ同様に変形
可能であることに加えて、ダイアフラム1自体は
耐気体透過性があるためにガス室7内に封入した
ガス圧が長期に渡つて一定に維持されることとな
る。
なお、前記実施例においては、ダイアフラムの
形状として椀状のものを示したが、これに限定す
ることなく、円筒状のものでもよく、要は、耐気
体透過性の高いシート状の部材と、ゴム等の弾性
体とを一体に形成したものであればどのような形
状であつても良いことは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
ゴム等の弾性体で形成した場合と比較してほぼ同
一の変形範囲を得ることができるとともに、耐気
体透過性を要求される部位を、耐気体透過性のシ
ート状部材で形成してあるので全体としての耐気
体透過性を高くすることができ、さらに、弾性部
材とシート状部材との間を加硫接着で段差がない
ように一体にしたので、接着部材に段差がなく、
したがつて、その部分に変形時の応力が集中する
ことがなく、全体の耐久性を著しく向上させるこ
とができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるダイアフラムの縦断面
図、第2図は第1図に示すものをアキユムレータ
に取付けた状態を示す概略図、第3図〜第6図は
従来のダイアフラムの縦断面図である。 1……ダイアフラム、2,22……シート状部
材、3,23……ダイアフラム本体、4……上ケ
ーシング、5……下ケーシング、6……環状垂下
部、7……ガス室、8……孔、9……ガス流入
孔、23a……リツプ部、23b……縁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 全体が椀状または円筒状をなすとともに、底面
    部を形成する可撓性および耐気体透過性を有する
    シート状部材2と、側面部を形成するゴム等の弾
    性部材3とを、それらの間に段差が生じないよう
    に一体に加硫接着して形成したことを特徴とする
    ダイアフラム。
JP1986005498U 1986-01-18 1986-01-18 Expired - Lifetime JPH0516457Y2 (ja)

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JP1986005498U JPH0516457Y2 (ja) 1986-01-18 1986-01-18

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JP1986005498U JPH0516457Y2 (ja) 1986-01-18 1986-01-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62117358U JPS62117358U (ja) 1987-07-25
JPH0516457Y2 true JPH0516457Y2 (ja) 1993-04-30

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ID=30787136

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JP1986005498U Expired - Lifetime JPH0516457Y2 (ja) 1986-01-18 1986-01-18

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JP (1) JPH0516457Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS434303Y1 (ja) * 1964-08-12 1968-02-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS434303Y1 (ja) * 1964-08-12 1968-02-23

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Publication number Publication date
JPS62117358U (ja) 1987-07-25

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