JPH0512518Y2 - - Google Patents

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JPH0512518Y2
JPH0512518Y2 JP1986005497U JP549786U JPH0512518Y2 JP H0512518 Y2 JPH0512518 Y2 JP H0512518Y2 JP 1986005497 U JP1986005497 U JP 1986005497U JP 549786 U JP549786 U JP 549786U JP H0512518 Y2 JPH0512518 Y2 JP H0512518Y2
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diaphragm
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gas
sheet
rubber
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はダイアフラムに関し、特に、耐気体
透過性を向上させることのできるとともに、圧力
に対する応答性を高めることのできるダイアフラ
ムに関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
一般に、ダイアフラムの耐気体透過性を向上さ
せる手段として、第4図および第5図に示すよう
にゴム等の弾性体からなるダイアフラム本体20
と、このダイアフラム本体20の内側あるいは外
側に設けられた金属箔または樹脂膜等のシート状
部材21との2重構造となつていて、金属箔また
は樹脂膜等のシート状部材21をダイアフラム本
体20に接着することでダイアフラム22を構成
することや、第6図に示すようにダイアフラム本
体23の底部内面に金属箔または樹脂膜等のシー
ト状部材24を接着することでダイアフラム22
を構成することが採用されており、金属箔または
樹脂膜等のシート状部材21,24の耐気体透過
性によつてダイアフラム22を耐気体透過性とし
たものが存在するが、金属箔または樹脂膜等のシ
ート状部材21,24はゴム等の弾性体からなる
ダイアフラム本体20,23と比較して伸び率が
極めて小さかつたためにダイアフラム本体20,
23の伸び率に制約を与えることとなり、結果的
にダイアフラムの変形範囲が小さい範囲に制約さ
れるという問題点を有し、さらに、圧力に対する
応答性も低いという問題点も有していた。
また、第6図に示すものは上記の問題点に加え
てシート状部材24の周縁部のダイアフラム本体
23の部分に応力集中を生じて亀裂が生じたりし
てしまい耐久性に劣るという問題点も有してい
た。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、耐気体透過性を向上
させることができるとともに、変形範囲をゴム等
の弾性体のみで構成したものとほぼ同様に大きく
することのでき、さらに耐久性も良好とすること
ができるとともに、圧力に対する応答性の速いダ
イアフラムを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、外
側のダイアフラム本体の内側に、気体透過性のな
いシート状部材を配設するとともに、この気体透
過性のないシート状部材の内側に、内側のダイア
フラム本体を配設し、前記外側のダイアフラム本
体と内側のダイアフラム本体の周縁接触部どうし
を接着したことを特徴とするダイアフラムを構成
したものである。
〔作用〕
この考案は上記のように構成したことにより、
耐気体透過性を向上させることができるととも
に、全体の伸び率をゴム等の弾性体の伸び率と同
一とすることができ、さらに、圧力に対する応答
性を高めることができるとともに、耐久性を向上
させることができることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図にはこの考案によるダイアフラムが示さ
れていて、このダイアフラム1は、気体透過性の
ほとんど無い金属箔または樹脂膜等のシート状部
材2の両側にゴム等のシート状の弾性体であるダ
イアフラム本体3,4をそれぞれ配設し、このダ
イアフラム3,4は前記シート状部材2より大き
くなつていて、シート状の部材の外側で両ダイア
フラム本体3,4の周縁部を接触させ、この接触
部aにおいて両ダイアフラム本体3,4どうしを
加硫接着等で接着させてある。
したがつて、ダイアフラム1が変形、たとえ
ば、膨張した場合に、前記弾性体であるダイアフ
ラム本体3,4に対して前記シート状部材2の伸
び率は小さいが、ダイアフラム本体3,4の膨張
時に、シート状部材2は両ダイアフラム本体3,
4とは接着されているわけでないので、ダイアフ
ラム本体3,4の伸び率、すなわち、ダイアフラ
ム1の伸び率に何ら影響を与えることがないもの
である。
そして、上記のようなダイアフラム1をアキユ
ムレータに使用した状態が第2図に示されてい
て、上、下ケーシング5,6間で形成される空所
内には、上ケーシング5の環状垂下部7を覆つた
状態でこの考案によるダイアフラム1が取付けら
れ、上ケーシング5とダイアフラム1との間でガ
ス室8が形成され、また、下ケーシング6の内面
とダイアフラム1の外面とは接触しているととも
に、下ケーシング6に穿設した複数の孔10は流
体通路と連通されるようになつている。
そして、前記上ケーシング5に、前記ガス室8
と連通するガス流入孔11が設けられ、このガス
流入孔11を介してガス室8内に所定圧力のガス
が封入された状態で保持されている。
一方、流体通路からの脈動はダイアフラム1が
ガス室8側に変形することで吸収されるようにな
つている。
この場合、既述のようにダイアフラム1はゴム
等の弾性体のみで形成したものと同様に変形可能
であることに加えて、ダイアフラム自体は耐気体
透過性があり、しかも、ダイアフラム1が内方に
変形した場合にはダイアフラム本体3,4の接触
部aと、シート状部材2の縁部との間隔が広くな
るが、この部分は下ケーシング6に接触している
ために、その部分のダイアフラム本体3,4の耐
気体透過性が高められることになり、これらによ
つてガス室8内に封入したガス圧が長期に渡つて
一定に維持されることとなる。
第3図にはこの考案によるダイアフラム12の
他の実施例が示されていて、この実施例によるも
のは、金属箔または樹脂膜等の耐気体透過性の高
いシート状部材13を半球状に形成し、これが挟
持されるように、大きい2つの半球状のゴム等の
弾性体であるダイアフラム本体14,15を両面
側に位置したのちにダイアフラム本体14,15
の周縁接触部bを接着したものであり、前記実施
例のものと同様な作用を奏することができるもの
である。
なお、前記実施例においては、一端が閉塞した
円筒状のものと、半球状のものとを示したが、こ
れに限定することなく種々の形状、たとえば、円
筒状とすることもでき、要は、ゴム等に比べて伸
びが小さく、かつ、耐気体透過性の高いシート状
部材の両面側を、それよりも大きいゴム等の弾性
体で覆つて両弾性体の接触部を接着して両弾性体
間でシート状部材を移動可能に挟持したものであ
ればどのようなものであつても良いものである。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
2つのダイアフラム本体間に気体透過性のないシ
ート状部材を挟持して配設したのでゴム等の弾性
体のみで形成した場合と比較して同一の変形範囲
を得ることができるとともに、圧力応答性を高め
ることができ、しかも、耐気体透過性を極めて高
くすることができるなどのすぐれた効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるものの第1実施例を示
す一部を切断した状態を示す概略図、第2図はこ
の考案によるものをアキユムレータに取付けた状
態を示す概略図、第3図はこの考案によるものの
第2実施例の一部を切断した状態を示す概略図、
第4図〜第6図は従来のものを示す概略図であ
る。 1,12,22……ダイアフラム、2,13,
21,24……シート状部材、3,4,14,1
5,20,23……ダイアフラム本体、5……上
ケーシング、6……下ケーシング、7……環状垂
下部、8……ガス室、10……孔、11……ガス
流入孔、a,b……接触部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外側のダイアフラム本体4,15の内側に、気
    体透過性のないシート状部材2,13を配設する
    とともに、該気体透過性のないシート状部材2,
    13の内側に、内側のダイアフラム本体3,14
    を配設し、前記外側のダイアフラム本体4,15
    と内側のダイアフラム本体3,14の周縁接触部
    a,bどうしを接着したことを特徴とするダイア
    フラム。
JP1986005497U 1986-01-18 1986-01-18 Expired - Lifetime JPH0512518Y2 (ja)

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JP1986005497U JPH0512518Y2 (ja) 1986-01-18 1986-01-18

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JP1986005497U JPH0512518Y2 (ja) 1986-01-18 1986-01-18

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JPS62117357U JPS62117357U (ja) 1987-07-25
JPH0512518Y2 true JPH0512518Y2 (ja) 1993-03-31

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS434303Y1 (ja) * 1964-08-12 1968-02-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS434303Y1 (ja) * 1964-08-12 1968-02-23

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Publication number Publication date
JPS62117357U (ja) 1987-07-25

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