JPH0218874Y2 - - Google Patents

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JPH0218874Y2
JPH0218874Y2 JP1984104585U JP10458584U JPH0218874Y2 JP H0218874 Y2 JPH0218874 Y2 JP H0218874Y2 JP 1984104585 U JP1984104585 U JP 1984104585U JP 10458584 U JP10458584 U JP 10458584U JP H0218874 Y2 JPH0218874 Y2 JP H0218874Y2
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JP
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protection plate
inner cylinder
elastic
communication hole
pressure
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JP1984104585U
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Description

【考案の詳細な説明】 考案上の利用分野 この考案は、各種の油圧装置及び水圧装置等の
液圧装置に関するもので、更に述べると、液圧装
置における騒音や脈動を防止するための内筒を包
蔵する脈動吸収器に関するものである。
従来の技術 この種の装置としては、筒状の圧力容器の両端
に夫々圧力液の入口と出口を設け、該筒状圧力容
器の内部にその周囲から順次筒状の弾性隔膜、周
囲に複数の連通孔を穿設せる内筒を夫々同心的に
設け、内筒内を圧力液の通路とし、その弾性隔膜
と内筒との間における前記連通孔の位置に円弧状
の弾性保護板を起伏自在に設けて連通孔に蓋をし
て、前記弾性隔膜が連通孔の中に押し込まれて損
傷することを防止するものがある。(特公昭52−
40442号公報参照) 考案が解決しようとする問題点 しかし、この円弧状の弾性保護板は、前記弾性
隔膜によつて連通孔に向けて押された際、連通孔
に入り込まない厚さにすることが必要であるが、
それが厚すぎると、弾性保護板が変形しにくくな
り、弾性隔膜で押されても連通孔に完全に蓋をす
ることができず、ここから弾性隔膜が入り込ん
で、それを損傷するおそれがある。そこで上述の
要求を満たす厚さの弾性保護板を用いることにな
るが、第6図に示す様に、この弾性保護板1は、
内筒2の連通孔3から矢印A3方向に流体が流れ
ると、栓4により、支持されながら、その両端1
a,1bは、跳ね上げられた状態となるので栓4
周辺部の弾性保護板1には大きな力が集中してか
かり、大きく変形して、弾性保護板1を損傷せし
めるおそれがある。
問題点を解決するための手段 この考案は、筒状の圧力容器の内部に筒状の弾
性隔膜及び、周囲に連通孔を穿設させる内筒を
夫々同心的に設け、該内筒の外面に沿つて前記連
通孔の位置に円弧状の弾性保護板を設け、該保護
板の背骨部にピンを挿着し、該背骨部とピン頭部
との間に、曲率半径が前記保護板のそれより小さ
く、かつ、前記背骨部に対向する円弧状の板ばね
を起伏自在に設けて上記の問題点を解決せんとす
るものである。
作 用 この考案は、筒状の圧力容器の筒壁中央付近に
設けた給気口から、圧力気体を、液体圧力に見合
う圧力を封入し弾性隔膜をその外側から内筒に向
かつて押圧し、前記圧力容器の一端に形成した液
体入口から、他端の液体出口に向つて圧力液体を
流すと、圧力液体の一部分を、内筒の連通孔を経
て、弾性隔膜の内側に流入し、その内側から圧力
容器に向つて押圧し、これらの圧力気体と液体の
圧力を弾性隔膜を介して平衡させておき、液体に
脈動等の圧力変化が生じたときは、弾性隔膜を介
して気体室内の気体を圧縮又は膨張し、その液体
の脈動等による圧力変化を緩和し、騒楽、脈動を
防止するものであるが、この間に於いて液圧が大
きく減少すれば気体側は膨張し、弾性隔膜が内筒
に密着する際は、その前に弾性隔膜が、円弧状の
板ばねを押圧して、円弧状の弾性保護板を円筒外
周に向つて押圧し、その円弧を拡がる方向に変形
して連通孔に蓋をし、又逆に液体が大きく増加す
れば連通孔からの流力により弾性保護板が押圧さ
れるが、弾性保護板は、円弧状の板ばねにより、
応力を分散されるので、変形量が小ない。
実施例 この考案の実施例を添附図面により説明する。
筒状の圧力容器11の一端に入口筒12、他端に
出口筒13を螺合し、それらの入口筒12と出口
筒13とで内筒14をその両端から挾持し、又、
内筒14の外周にゴム等の弾性材で形成した円筒
形の弾性隔膜15を円心的に設け、その両端のフ
ランジ部16を押えリング17と前記入口筒12
の間及び押えリング17を出口筒13とで夫々挾
着する。
内筒14の周囲に複数の連通孔21を穿設し、
これらの連通孔21と前記弾性隔膜15との間に
円弧状の弾性保護板22を設け、その保護板22
を内筒14に対して、その半径方向に摺動可能な
ピン24で取り付けると共に、弾性保護板22
と、ピン24の頭部24aとの間に、弾性保護板
22の長手方向に沿つて、曲率半径が前記保護板
22のそれより小さく、かつ、前記保護板22の
背骨部22Cに対向する円弧状の板ばね25を設
け、板ばね25の両側縁25a,25bを弾性保
護板22の外周面に接触せしめ、又、弾性保護板
22の弾力により、該保護板22の背骨部22C
を内筒14の表面から常時離間し更に、弾性保護
板22の両側縁22a,22bを内筒14の外周
面に接触せしめる。
入口筒12から出口筒13に向つて流れる液体
の圧力が低下し、弾性保護膜15と圧力容器11
との間に形成された気体室27内の気体の圧力の
方が大きくなつて、その弾性隔膜15が内筒14
の中心方向に圧縮されると、ピン24の頭部24
aが弾性隔膜15により、同方向に押圧されるの
で、板ばねの両側縁25a,25b、弾性保護板
の両側縁22a,22bは、矢印A23方向に滑
り、全体として円弧を拡げる様に変形し、遂には
第2図の状態から第5図の状態となり、円筒14
の連通孔21は弾性保護板22により、完全に蓋
をされる。
次に内筒14内の液圧が上昇し、気体室27内
の気圧より大きくなると、液体が連通孔21から
矢印A21方向に流れ、弾性保護板22を内筒1
4から離間せしめると共に、弾性隔膜15を押し
拡げる。この時弾性保護板22は、矢印A21方
向の流力を受けるが、この保護板22は、円弧状
の板ばねの両側縁25a,25bにより支えられ
ながら変形し、第5図の状態から第4図の状態と
なり、円筒14の連通孔21は完全に開成され
る。
なお、30は圧力液体の流路、31は気体注入
口、であり、ここから予め窒素などの気体を圧力
容器11内に封入し、気体室27内を所定の圧力
にしておく。
又、32は、内筒14に、先の連通孔21とは
別に穿設されたピン孔、24bはピン24の後部
であり、ピン24の頭部24aと後部24bは、
ストツパの役割をもつ。
考案の効果 この考案は、以上のように弾性保護板の背骨部
にピンを挿着し、該背骨部とピンとの間に、曲率
半径が前記保護板のそれより小さく、かつ、前記
背骨部に対向する円弧状の板ばねを起伏自在に設
けたので、弾性保護板が前記連通孔に蓋をした
り、或は開成したりして弾性変形する際、弾性保
護板に加わる力は板ばねの両側縁又は板ばね全体
により分散されるので、従来の様に1個所に応力
が集中することがない。
従つて弾性保護板の変形量を小なくすることが
できるので、該保護板の損傷を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示す縦断面図、第
2図は第1図の−線断面図の要部拡大図、第
3図は第1図、第2図の一部分の斜視図、第4
図、第5図は第2図の部分の他の状態を示す図、
第6図は従来例を示す図である。 11……圧力容器、14……内筒、15……弾
性隔膜、21……連通孔、22……弾性保護板、
25……板ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状の圧力容器の内部に筒状の弾性隔膜及び周
    囲に連通孔を穿設せる内筒を夫々同心的に設け、
    該内筒の外面に沿つて前記連通孔の位置に円弧状
    の弾性保護板を設け、該保護板の背骨部にピンを
    挿着し、該背骨部とピン頭部との間に曲率半径が
    前記保護板のそれより小さく、かつ、前記背骨部
    に対向する円弧状の板ばねを起伏自在に設けたこ
    とを特徴とする内筒を包蔵する脈動吸収器。
JP1984104585U 1984-07-11 1984-07-11 Expired JPH0218874Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984104585U JPH0218874Y2 (ja) 1984-07-11 1984-07-11

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JP1984104585U JPH0218874Y2 (ja) 1984-07-11 1984-07-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6150891U JPS6150891U (ja) 1986-04-05
JPH0218874Y2 true JPH0218874Y2 (ja) 1990-05-25

Family

ID=30663925

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JP1984104585U Expired JPH0218874Y2 (ja) 1984-07-11 1984-07-11

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JP (1) JPH0218874Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5240442A (en) * 1975-09-26 1977-03-29 Citizen Watch Co Ltd Surface hardening of titanium and titanium alloy

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5240442A (en) * 1975-09-26 1977-03-29 Citizen Watch Co Ltd Surface hardening of titanium and titanium alloy

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6150891U (ja) 1986-04-05

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