JPH047363Y2 - - Google Patents

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JPH047363Y2
JPH047363Y2 JP1985102558U JP10255885U JPH047363Y2 JP H047363 Y2 JPH047363 Y2 JP H047363Y2 JP 1985102558 U JP1985102558 U JP 1985102558U JP 10255885 U JP10255885 U JP 10255885U JP H047363 Y2 JPH047363 Y2 JP H047363Y2
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bladder
shell
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accumulator
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JP1985102558U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はアキユムレータに関し、特に、液体
室と気体室とを区画するブラダを樹脂、金属等で
構成した場合であつても両室間のシールを確実な
ものとすることのできるアキユムレータに関する
ものである。
〔従来技術〕
一般に、アキユムレータのブラダはゴムで製作
されているので、ブラダがホルダーによつてシエ
ル内に配設された際のシール性を高めるために、
ブラダのシエルとの当接部にリツプが設けられて
いて、ブラダの取付け時にリツプがシエルに圧接
してシール性が高められ、このリツプはゴム等の
弾性体からなるブラダの製作時に一体に製作され
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、ブラダを、その耐気体透過性を
高めるために樹脂、金属等で製作した場合にあつ
ては、それらはゴム等と同等の弾性を有していな
いために、たとえリツプを設けたとしてもゴム等
の弾性体で製作した場合と比較してシール性が悪
く、このためにブラダ自体の耐気体透過性を高め
たとしてもブラダとシエルとの間のシール性が悪
いために無意味なものとなつてしまうという問題
点を有していた。
この考案は前記のような問題点を解決して、ブ
ラダ自体を、その耐気体透過性を高めるために樹
脂、金属等で製作して場合であつても、ブラダと
シエルとの間のシール性を高めることのできるア
キユムレータを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、シ
エル内に、ホルダーによつてブラダを取付けて、
内部を液体室と気体室とに区画したアキユムレー
タにおいて、前記ブラダを気体透過性の低い樹
脂、金属等で形成するとともに、外周縁部を肉厚
に形成し、筒状をなすとともに、一方の端部の外
周面および他方の端部の内外周面にリツプ部が設
けられているシール部材をコ字状に屈曲して、前
記ブラダの外周縁部が両端部の外周面に設けたリ
ツプ部間に位置するように被覆し、この状態でホ
ルダーを用いて、該ホルダーと前記シエルの内面
との間で挟持し、この時、前記シール部材の他方
の端部の内周面に設けたリツプ部がシエルの内面
に押圧した状態で取付けることを特徴とするアキ
ユムレータを構成したものである。
〔作用〕
この考案は前記のような手段を採用したことに
より、ブラダ自体の気体透過性が低いことと、ブ
ラダとシエルとの間にシール部材を介在したこと
とが相俟つて、気体室と液体室との間のシール性
が著しく向上することとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図にはこの考案によるアキユムレータが示
されていて、球形状のシエル1内にはブラダ2が
配設されていて、このブラダ2の外周縁は断面が
コ字状をなすシール部材3で覆われているととも
に、シール部材3の内周縁および上縁はホルダー
4が当接し、かつ、このホルダー4が外方へ押圧
するために前記シール部材3の外周縁は前記シエ
ル1の内面に押圧されている。
そして、前記シエル1の内部は前記ブラダ2に
よつて2室に区画されていて、上室で気体室5
が、また、下室で液体室6がそれぞれ形成され、
そして、前記ブラダ2の液体室6側の中央部には
ポペツト7が配設され、さらに、前記シエル1の
液体室6の開口部8にはオイルポート部材9が、
また、前記気体室5の開口部10には、内部を密
封するためのガスプラグ11がそれぞれ配設され
ている。
前記ブラダ2とシール部材3とホルダー4とが
取付けられた状態の詳細は第2図に示されてい
て、第3図に示すように外周縁部に肉厚部2aが
形成されているとともに、樹脂、金属等の気体透
過性の低い材料により形成されたブラダ2の内径
部側に、その内径と同一若しくは若干大径の外径
を有する第4図に示すような弾性材料からなる薄
肉円筒形状のシール部材3を、第5図の如く位置
する。
このシール部材3は、その外周の両端縁部およ
びいずれか一方の内周縁部にそれぞれリツプ3
a,3b,3cが形成されていて、第5図のよう
にブラダ2に位置した際には外周に形成された一
方のリツプ3aが、ブラダ2の内周部のくびれ部
2bと係合する。
そして、第5図に示す状態から、シール部材3
を外方に折り曲げると、前記外周に形成された他
方のリツプ3cはブラダ2の外周側のくびれ部2
cに位置し、また、内周のリツプ3bはシエル1
との当接側に位置することとなり、こののちホル
ダー4を装着する。
したがつて、上記のように構成したものが作動
した際には、シール部材3の内周部に設けたリツ
プ3bがシエル1の内面に圧着されるので、液体
室6と気体室5との間のシール性が向上するとと
もに、ブラダ2のくびれ部2b,2c間はシール
部材3の外周縁の両端縁部に設けたリツプ3a,
3cで挟持されているので、ブラダ2はシエル1
内の所定の位置に確実に保持されることとなる。
また、薄肉円筒形状をなすシール部材3を、そ
のリツプ3aをブラダ2の内径側に装着したのち
に外方へ折り曲げて覆うようにしたために外径側
に装着して内方へ折り曲げた場合に生じる肉の余
りがなく、したがつて、ホルダー4によつてブラ
ダ2の内径とシール部材3とが確実に密着するこ
とができる。
さらに、前記実施例においては3つのリツプが
設けられたものを示したが、これに限定しないこ
とは勿論である。
したがつて、上記のようにブラダとシエルとの
間にシール部材を介在してホルダーで保持したこ
とにより、樹脂、金属等のゴムと同等の弾性を有
していない材料で形成されたブラダであつても気
体室と液体室との間のシールが可能であり、ま
た、シール部材にリツプを設けたことにより、O
リングと同様に高圧下でも充分なるシール機能を
発揮することができ、さらに、ブラダの外周縁部
を肉厚とすることによりシエルに装着した時、あ
るいは作動した時において、ブラダを所定の位置
に保持することが可能となる。また、シール部材
は、弾性材料からなる薄肉円筒形状としたので成
型が非常に容易となるものである。
〔考案の効果〕 この考案は前記のように構成したことにより、
ブラダ自体の気体透過性が低いことと、シール部
材によつて気体室と液体室との間の密封性を著し
く高めることかできる。この場合、シール部材と
ブラダとの取付けは、シール部材がブラダの外周
縁部をコ字状に被覆し、シール部材の両端部の外
周面に設けたリツプ部がブラダの肉厚の外周縁部
を被覆するようになつているので、ブラダが外れ
るのを確実に防止でき、さらに、シール部材の内
周面に設けたリツプ部がシエルに当接し、それら
でシール性が著しく高められるものである。さら
に、ブラダの外周縁部にシール部材をコ字状に被
覆したのちに、ホルダーを取付けるだけで良いの
で、組立て作業が容易であるという効果を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は全体
概略図、第2図は要部の拡大概略図、第3図はブ
ラダを示す概略図、第4図はシール部材を示す概
略図、第5図はブラダの内径側にシール部材を取
付けた状態を示す概略図である。 1……シエル、2……ブラダ、2a……肉厚
部、2b,2c……くびれ部、3……シール部
材、3a,3b,3c……リツプ、4……ホルダ
ー、5……気体室,6……液体室、7……ポペツ
ト、8,10……開口部、9……オイルポート部
材、11……ガスプラグ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シエル1内に、ホルダー4によつてブラダ2を
    取付けて、内部を液体室6と気体室5とに区画し
    たアキユムレータにおいて、前記ブラダ2を気体
    透過性の低い樹脂、金属等で形成するとともに、
    外周縁部を肉厚に形成し、筒状をなすとともに、
    一方の端部の外周面および他方の端部の内外周面
    にリツプ部3a,3b,3cが設けられているシ
    ール部材3をコ字状に屈曲して、前記ブラダ2の
    外周縁部が両端部の外周面に設けたリツプ部3
    a,3c間に位置するように被覆し、この状態で
    ホルダー4を用いて、該ホルダー4と前記シエル
    1の内面との間で挟持し、この時、前記シール部
    材3の他方の端部の内周面に設けたリツプ部3b
    がシエル1の内面に押圧した状態で取付けること
    を特徴とするアキユムレータ。
JP1985102558U 1985-07-05 1985-07-05 Expired JPH047363Y2 (ja)

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JPS6212001U JPS6212001U (ja) 1987-01-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2524490Y2 (ja) * 1990-07-31 1997-01-29 エヌオーケー株式会社 アキュムレータ用ブラダ
WO2008044522A1 (fr) * 2006-10-06 2008-04-17 Bosch Corporation Dispositif de frein de véhicule

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6340641Y2 (ja) * 1980-12-09 1988-10-24
JPS58135501U (ja) * 1982-03-10 1983-09-12 エヌオーケー株式会社 アキユムレ−タ

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