JPH039550Y2 - - Google Patents

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JPH039550Y2
JPH039550Y2 JP1986057250U JP5725086U JPH039550Y2 JP H039550 Y2 JPH039550 Y2 JP H039550Y2 JP 1986057250 U JP1986057250 U JP 1986057250U JP 5725086 U JP5725086 U JP 5725086U JP H039550 Y2 JPH039550 Y2 JP H039550Y2
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JP
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sealed container
packing
sealing
moisture
circumferential surface
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JP1986057250U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はパツキンに関し、特に、密封容器の
内部の水分を除去することのできるパツキンに関
するものである。
〔従来技術〕
一般にこの種のパツキンは、防水型のコネクタ
等のような密封容器と、この密封容器に配設され
るリード線あるいはワイヤ等との間の密封部材と
して用いられるもので、クロロプレンゴムあるい
はシリコンゴム等の材料により形成され、また、
最近では密封性をさらに向上するために、含油ゴ
ム等の密封性の高い材料により形成されていて、
密封容器の内部へ水等が侵入するのを防止するよ
うになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記のような従来のパツキンに
あつては、密封容器の内部へ外部から水等が侵入
するのを防止することは可能であるが、密封容器
の組立て時に、密封容器の内部に残留する空気中
の水分を除去することは不可能なために、密封容
器の内部の空気中の水分が結露した場合に、水滴
が密封容器の内部に配設された接点端子等の金属
部分に付着し、この金属部分に錆が発生すること
によつて通電不良等の不都合が生じてしまうとい
う問題点を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、パツキン自体の密封
性は低下することなく、密封容器の内部の空気中
の水分を除去することのできるパツキンを提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、密
封容器と、この密封容器の内部に導入される条体
との間を密封するパツキンであつて、このパツキ
ンは、筒状をなすとともに、内周面および外周面
の対応した位置にそれぞれ周方向に連続した突起
を有する含油ゴムからなる密封部と、この密封部
の一側縁部に連設される筒状をなす吸湿ゴムから
なる吸湿部とからなり、前記条体を、前記密封部
と吸湿部とを挿通して前記密封部の内周面の突起
で挟持した状態とし、この状態で前記密封容器の
内部と外部とを連通する孔内に、前記密封部が外
方側に、また、前記吸湿部が内方側に位置した状
態で位置し、この時前記密封部の外周面の突起が
前記孔の内周面と圧接することを特徴とするパツ
キンを構成したものである。
〔作用〕
上記のように構成したこの考案によるパツキン
にあつては、パツキン自体の密封性は低下するこ
となく、密封容器の内部の空気中の水分を除去す
ることができることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図にはこの考案によるパツキンの実施例が
示されていて、パツキン1は、含油ゴム等により
円筒状に形成されて内周面および外周面にそれぞ
れ2つずつ環状の突起4を有する密封部2と、吸
湿ゴム等により円筒状に形成された吸湿部3と
を、一体成形あるいは接着により一体に形成して
構成されている。
第2図には前記パツキン1が密封容器5に装着
された状態が示されていて、パツキン1は密封容
器5の内部と外部とを連通する孔6内に、密封部
2が密封容器5の外方側に、また、吸湿部3が密
封容器5の内方側にそれぞれ位置するように挿嵌
されるとともに、前記パツキン1には先端部に接
点端子8が設けられたリード線7が挿通され、さ
らに、前記密封部2の外周面に設けられた2つの
突起4は孔6の内周面に、また、密封部2の内周
面に設けられた2つの突起4は前記リード線7の
外周面にそれぞれ圧接されている。
次に前記のものの作用について説明する。
第1図に示すこの考案のパツキンにあつては、
前述の如く構成したことにより、密封容器5の内
部と外部とを連通する孔6の内周面とパツキン1
との間の密封性は、パツキン1の密封部2の外周
面に設けられた2つの突起4が孔6の内周面に圧
接していることにより充分保たれ、また、パツキ
ン1とこのパツキン1に挿通されたリード線7と
の間の密封性は、密封部2の内周面に設けられた
2つの突起4がリード線7の外周面に圧接してい
ることにより充分保たれているので、密封容器5
の内部へ水等が侵入するのを防止することができ
る。この場合、前記密封部2の内周面に設けられ
てリード線7の外周面に圧接している突起4は、
この突起4に対応する外周面に密封容器5の孔6
の内周面に圧接する突起4が設けられているの
で、孔6への取付け時に内方に押圧され、前記リ
ード線7の外周面の圧接がさらに高められる。ま
た、密封容器5の内部の空気中の水分は、密封容
器5の内方側に位置する吸湿部3により確実に除
去することができるので、接点端子8等の金属部
分に水滴が付着し、錆がが発生して通電不良等の
不都合が生じるのを防止することができることと
なる。
また、前記パツキン1を装着する密封容器5の
構成および組立工程等は従来のものと同様で良
く、さらに、特別な吸湿機器およびその取付け場
所を不要とすることとができることとなる。
第3図にはこの考案によるパツキンの他の実施
例が示されていて、前記実施例と同一の部材には
同一の番号を付して説明は省略するが、この実施
例に示すものは、パツキン1aが、含油ゴム等に
より円筒状に形成されて内周面および外周面にそ
れぞれ2つずつ環状の突起4を有し、かつ、一側
縁部に接合用突起9が設けられた密封部2aと、
吸湿ゴム等により円筒状に形成され、かつ、一側
縁部に前記接合用突起9と対応する接合用突起1
0が設けられた吸湿部3aとを、前記接合用突起
9,10を接合することにより一体に形成されて
いる。
そして、このパツキン1aを、密封容器5の内
部と外部とを連通する孔6内に、密封部2aが密
封容器5の内方側に、また、吸湿部3aが密封容
器5の外方側にそれぞれ位置するように挿嵌す
る。
この場合、前記パツキン1aには先端部に接点
端子8が設けられたリード線7が挿通され、さら
に、前記密封部2aの外周面に設けられた2つの
突起4は孔6の内周面に、また、密封部2aの内
周面に設けられた2つの突起4は、前記リード線
7の外周面にそれぞれ圧接されているので、この
実施例に示すものにあつても前記実施例と同様
に、孔6の内周面とパツキン1aとの間の密封性
は、パツキン1aの密封部2aの外周面に設けら
れた2つの突起4が孔6の内周面に圧接している
ことにより充分保たれている。
また、パツキン1aと、このパツキン1aに挿
通されたリード線7との間の密封性は、密封部2
aの内周面に設けられた2つの突起4がリード線
7の外周面に圧接していることにより充分保たれ
ているので、密封容器5の内部へ水等が侵入する
のを防止することができ、さらに、密封容器5の
内部の空気中の水分は、密封容器5の内方側に位
置する吸湿部3aにより確実に除去することがで
きるので、接点端子8等の金属部分に水滴が付着
し、錆が発生して通電不良等の不都合が生じるの
を防止することができることとなる。
なお、前記実施例および他の実施例において
は、パツキンが、含油ゴム等により形成された密
封部と吸湿ゴム等により形成された吸湿部とを、
一体成形、接着あるいは接合により一体に形成し
て構成されるようにしたが、これに限定すること
なく、密封部と吸湿部とは別体でも良く、要はパ
ツキンが、筒状に形成されて内周面および外周面
に、それぞれ連続した突起を有する密封部と、こ
の密封部に列設される筒状に形成された吸湿部と
で構成されるとともに、密封容器の内部と外部と
を連通する孔内に、密封部が密封容器の外方側
に、また、吸湿部が密封容器の内方側にそれぞれ
位置するように挿嵌されるものであればどのよう
なものであつても良いことは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
パツキン自体の密封性は低下することなく、密封
容器の内部の空気中の水分を除去することができ
て、接点端子等の金属部分に水滴により発生する
錆によつて通電不良等の不都合が生じるのを防止
することができるなどのすぐれた効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるパツキンの実施例を示
す断面図、第2図は第1図に示すものを密封容器
の孔内に挿嵌した状態を示す概略断面図、第3図
はこの考案によるパツキンの他の実施例を示す断
面図である。 1,1a……パツキン、2,2a……密封部、
3,3a……吸湿部、4……突起、5……密封容
器、6……孔、7……リード線、8……接点端
子、9,10……接合用突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密封容器5と、該密封容器5の内部に導入され
    る条体7との間を密封するパツキン1,1aであ
    つて、該パツキン1,1aは、筒状をなすととも
    に、内周面および外周面の対応した位置にそれぞ
    れ周方向に連続した突起4を有する含油ゴムから
    なる密封部2,2aと、該密封部2,2aの一側
    縁部に連設される筒状をなす吸湿ゴムからなる吸
    湿部3,3aとからなり、前記条体7を、前記密
    封部2,2aと吸湿部3,3aとを挿通して前記
    密封部2,2aの内周面の突起4で挟持した状態
    とし、この状態で前記密封容器5の内部と外部と
    を連通する孔6内に、前記密封部2,2aが外方
    側に、また、前記吸湿部3,3aが内方側に位置
    した状態で位置し、この時前記密封部2,2aの
    外周面の突起4が前記孔6の内周面と圧接するこ
    とを特徴とするパツキン。
JP1986057250U 1986-04-16 1986-04-16 Expired JPH039550Y2 (ja)

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JP1986057250U JPH039550Y2 (ja) 1986-04-16 1986-04-16

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JP1986057250U JPH039550Y2 (ja) 1986-04-16 1986-04-16

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JPS62170448U JPS62170448U (ja) 1987-10-29
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018155531A1 (ja) 2017-02-23 2018-08-30 古河電気工業株式会社 アルミニウム合金材並びにこれを用いた締結部品、構造用部品、バネ用部品、導電部材および電池用部材

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5532937U (ja) * 1978-08-23 1980-03-03
JPS5745665U (ja) * 1980-08-29 1982-03-13

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JPS5532937U (ja) * 1978-08-23 1980-03-03
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