JPH0325361Y2 - - Google Patents

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JPH0325361Y2
JPH0325361Y2 JP1984166915U JP16691584U JPH0325361Y2 JP H0325361 Y2 JPH0325361 Y2 JP H0325361Y2 JP 1984166915 U JP1984166915 U JP 1984166915U JP 16691584 U JP16691584 U JP 16691584U JP H0325361 Y2 JPH0325361 Y2 JP H0325361Y2
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JP
Japan
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case
sealant
opening
electronic component
bonding
Prior art date
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JP1984166915U
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JPS6181101U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、電子部品ケースに係り、特にケー
スの開口部をシール剤で封口するための構造に関
するものである。
〈従来の技術〉 第8図はケースを使用した電子部品の一般的な
構造を示しており、樹脂ケース1内に電子部品2
を収納し、そのリード端子3をケース1の開口部
から外部に引出すと共に、リード端子3に挿入し
たシール止め4をケース1の開口部内周に設けた
段部5の位置に嵌合させ、この後ケース1の開口
部をシール剤6の充填により閉塞している。
ところで、ケース1を封口するシール剤6は、
ケース1内への空気や湿気、水等の浸入を防ぎ、
電子部品の特性維持及び保護を行なうものである
が、一般的に樹脂製ケース1における最も接合力
の弱い部分がこのシール剤6との接着部分であ
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、従来のケース1は、第8図で示
したように、その開口部の内周面をストレートの
平滑面に形成していたので、シール剤6のケース
1に対する接触面積が極めて少なく、接触面のケ
ース内外周の距離が短いため、密封性に劣り、空
気、湿気、水等の内部への浸入を有効に防止する
ことができないだけでなく、接合強度も弱いとい
う問題がある。
この考案は、上記のような問題を解消するため
になされたものであり、ケースとシール剤の接着
面積が広く、開口部のシール性と接合強度の優れ
た電子部品のケースを提供することを目的とす
る。
〈問題点を解決するための手段〉 上記のような問題点を解決するため、この考案
は、ケースの開口部内周にシール剤との接合面積
をケース深さ方向に対して増大させるような凹凸
面を形成したものである。
〈作用〉 ケースの内部に収納した電子部品のリード端子
にシール止めを挿入し、このシール止めをケース
の開口部内に嵌合せ、この後ケース開口部内にシ
ール剤を充填する。
ケースの開口部周面は凹凸面に形成されている
ため、シール剤のケースに対する接合面積を増大
させ、ケース内外間の接合距離を長くする。
〈実施例〉 以下、この考案の実施例を添付図面の第1図な
いし第7図にもとづいて説明する。
第1図と第2図のように、合成樹脂を用いて一
端が開口するように形成されたケース11の内部
に電子部品12が収納され、ケース11の開口部
から外部に引出されたリード端子13に厚紙や合
成樹脂等を用いたシール止め14を挿入し、この
シール止め14が開口部の内側段部15に当接す
る位置に嵌め込まれ、ケース11の開口部がシー
ル止め14上に充填した熱硬化性合成樹脂等のシ
ール剤16によつて封口されている。
前記ケース11における開口部の内周でシール
剤16が接合する部分が凹凸面17に形成され、
シール剤16のケース11に対する接合面積の増
大と、接合面のケース内外間における距離の長大
化をはかつている。
この凹凸面17は、上記のような目的を達成す
るものであれば、種々の形状を採用することがで
き、第1図ないし第5図に示す第1グループの例
は、ケースの開口面側に起立する凸起17aをケ
ースの厚み方向に並べることによつて形成したも
のであり、ケース11の成形性に有利である。
また、第6図と第7図に示す第2グループの例
は、ケースの内周面に凸起17aと凹部17bを
交互に周設して凹凸面17を形成している。
この考案のケースは上記のような構成であり、
ケース11内に電子部品12を収納してシール止
め14を嵌め込んだ後、シール剤16を開口部内
に充填して封口すると、シール剤16をケース1
1に対して凹凸面17の全面に接合し、凹凸面1
7の表面積だけの接合面積が得られる。
従つて、シール剤16のケース11に対する接
合面の面積がストレートの平滑面に比べて大幅に
増大し、シール部分におけるケース内外間の距離
が長くなるので、ケース内部の密封性が向上し、
ケース11とシール剤16の接合部分における強
度も向上する。
〈効果〉 以上のように、この考案によると、ケースに対
するシール剤の接合面積が増大し、ケース内外間
の接合面の距離が長くなり、接合面からの空気や
湿気、水等の浸入を防ぐ密封性が向上し、湿気等
の浸入による電子部品の特性劣化やマイグレーシ
ヨン等が防止できる。
また、ケースとシール剤の接合面における強度
が向上するので、熱的、機械的ストレスに強くな
り、取扱いが容易になつて信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る電子部品ケースの使用
例を示す縦断正面図、第2図は同上の一部切欠平
面図、第3図ないし第7図の各々はケースにおけ
る凹凸面の異なつた例を示す拡大断面図、第8図
は従来の電子部品ケースの使用例を示す縦断面図
である。 11……ケース、12……電子部品、13……
リード端子、14……シール止め、16……シー
ル剤、17……凹凸面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に電子部品を収納し、その開口部をシール
    剤で閉塞するようにした電子部品ケースにおい
    て、ケースの開口部内周にシール剤との接合面積
    をケース深さ方向に対して増大させるような凹凸
    面を形成したことを特徴とする電子部品ケース。
JP1984166915U 1984-11-01 1984-11-01 Expired JPH0325361Y2 (ja)

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JPS6181101U JPS6181101U (ja) 1986-05-29
JPH0325361Y2 true JPH0325361Y2 (ja) 1991-06-03

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Publication number Publication date
JPS6181101U (ja) 1986-05-29

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