JPH0511408Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0511408Y2 JPH0511408Y2 JP1985151708U JP15170885U JPH0511408Y2 JP H0511408 Y2 JPH0511408 Y2 JP H0511408Y2 JP 1985151708 U JP1985151708 U JP 1985151708U JP 15170885 U JP15170885 U JP 15170885U JP H0511408 Y2 JPH0511408 Y2 JP H0511408Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve body
- synthetic resin
- resin ring
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Lift Valve (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この考案はバタフライ弁のシール構造を簡易化
し、組立を容易にすることを目的としたバタフラ
イ弁のシール装置に関する。
し、組立を容易にすることを目的としたバタフラ
イ弁のシール装置に関する。
（従来の技術）
従来知られているバタフライ弁のシール装置
は、弁匣の流体通路内壁に、芯板入りゴムシート
を環状に設置し、前記ゴムシートを押え板で固定
していた。また弁棒と匣体との間にグランドパツ
キングを介装するなどの手段によつて気密を保持
していた。更に、弁座にゴムパツキングを嵌め、
これを押え板で締着固定した構造も知られていた
（実公昭48−43612号）。
は、弁匣の流体通路内壁に、芯板入りゴムシート
を環状に設置し、前記ゴムシートを押え板で固定
していた。また弁棒と匣体との間にグランドパツ
キングを介装するなどの手段によつて気密を保持
していた。更に、弁座にゴムパツキングを嵌め、
これを押え板で締着固定した構造も知られていた
（実公昭48−43612号）。
（考案により解決すべき課題）
前記従来のシール装置によれば、芯板入りゴム
シートを用いていたので、製造上複雑になり易い
のみならず、押え板を必要とするので、部品点数
が増加し、かつ組立工数も増加するなどの問題点
があつた。
シートを用いていたので、製造上複雑になり易い
のみならず、押え板を必要とするので、部品点数
が増加し、かつ組立工数も増加するなどの問題点
があつた。
（課題を解決すべき手段）
然るにこの考案は、弁匣の流体通路内で円盤状
の弁体を回動させて開閉させ、前記弁体の外周壁
と弁匣周壁のシール材とによりシールさせるよう
にした弁装置において、前記弁匣の流体通路内に
合成樹脂リングが全面に亘つて嵌着されており、
該合成樹脂リングには弁棒および支軸の外壁に密
接する挿通孔が設けられ、前記弁匣へ偏心して回
動可能に取付けられた弁体の外周壁が、弁閉鎖時
に前記合成樹脂リングの内周壁に密接すべく構成
し、前記合成樹脂リングが弁体と当接する内周壁
には、弁体の外周壁凸弧面より小さい半径の凹弧
面を形成してなるバタフライ弁のシール装置であ
る。前記において、合成樹脂リングは、弗素樹
脂、ナイロン又はベークライトのような耐熱性に
優れた強靱な合成樹脂を用いて製造する。この考
案の弁体は、弁棒へ偏心して固定されている為
に、弁体の僅かな回動により弁体周壁と、合成樹
脂リングとが離れることになり、弁体が合成樹脂
リングに圧着されたまま回動するようなおそれは
ない。
の弁体を回動させて開閉させ、前記弁体の外周壁
と弁匣周壁のシール材とによりシールさせるよう
にした弁装置において、前記弁匣の流体通路内に
合成樹脂リングが全面に亘つて嵌着されており、
該合成樹脂リングには弁棒および支軸の外壁に密
接する挿通孔が設けられ、前記弁匣へ偏心して回
動可能に取付けられた弁体の外周壁が、弁閉鎖時
に前記合成樹脂リングの内周壁に密接すべく構成
し、前記合成樹脂リングが弁体と当接する内周壁
には、弁体の外周壁凸弧面より小さい半径の凹弧
面を形成してなるバタフライ弁のシール装置であ
る。前記において、合成樹脂リングは、弗素樹
脂、ナイロン又はベークライトのような耐熱性に
優れた強靱な合成樹脂を用いて製造する。この考
案の弁体は、弁棒へ偏心して固定されている為
に、弁体の僅かな回動により弁体周壁と、合成樹
脂リングとが離れることになり、弁体が合成樹脂
リングに圧着されたまま回動するようなおそれは
ない。
（作用）
この考案は弁匣の流体通路内に合成樹脂リング
が嵌着されているので、弁体は閉鎖時に前記合成
樹脂リングの内周壁と密接して、該部をシールす
る。また弁体は偏心して弁棒へ取付けられている
為に、僅かの回動によつて、合成樹脂リングとの
圧接状態が解除できる。
が嵌着されているので、弁体は閉鎖時に前記合成
樹脂リングの内周壁と密接して、該部をシールす
る。また弁体は偏心して弁棒へ取付けられている
為に、僅かの回動によつて、合成樹脂リングとの
圧接状態が解除できる。
また、合成樹脂リングが当接する内周壁は、弁
体の外周壁凸弧面より小さい半径の凹弧面とした
ので、シール面は比較的変形し易く、かつ弾性に
より強く当接し、シールの完全性を期待できる。
体の外周壁凸弧面より小さい半径の凹弧面とした
ので、シール面は比較的変形し易く、かつ弾性に
より強く当接し、シールの完全性を期待できる。
（実施例）
次にこの考案を第１図および第２図の実施例に
ついて説明する。弁匣１の流体通路内へ、全面に
亘り弗素樹脂リング（筒状）２を嵌着固定し、弗
素樹脂リング２の一側内壁へ弁座３を環状に突設
する。前記弗素樹脂２の側壁中央部へ、弁棒４の
挿通孔５と、支軸６の挿通孔７とが直径対称的に
設けてある。前記弗素樹脂リング２により弁棒４
および支軸６の水密は保持される。図中８は弁
体、９は弁体の突片、９ａは支軸６の嵌挿する
孔、１０は弁体８の突片で、その孔に弁棒４の下
端部４ａを挿通し、ピン１１で固定している。前
記弁座３は第３図のように弁体８の外周壁凸弧面
より小さい半径の凹弧面の縁３ａ，３ｂが形成し
てある。
ついて説明する。弁匣１の流体通路内へ、全面に
亘り弗素樹脂リング（筒状）２を嵌着固定し、弗
素樹脂リング２の一側内壁へ弁座３を環状に突設
する。前記弗素樹脂２の側壁中央部へ、弁棒４の
挿通孔５と、支軸６の挿通孔７とが直径対称的に
設けてある。前記弗素樹脂リング２により弁棒４
および支軸６の水密は保持される。図中８は弁
体、９は弁体の突片、９ａは支軸６の嵌挿する
孔、１０は弁体８の突片で、その孔に弁棒４の下
端部４ａを挿通し、ピン１１で固定している。前
記弁座３は第３図のように弁体８の外周壁凸弧面
より小さい半径の凹弧面の縁３ａ，３ｂが形成し
てある。
前記において、弁棒４を回転すると、弁体８が
回転し、流体通路を開閉することができる。前記
において、弁体８の外周壁が弁座３の内周壁に当
接すると、弁座３の両縁３ａ，３ｂが弾性変形し
て弁体８の外周壁に圧接されるので、流体通路は
確実に密閉される。
回転し、流体通路を開閉することができる。前記
において、弁体８の外周壁が弁座３の内周壁に当
接すると、弁座３の両縁３ａ，３ｂが弾性変形し
て弁体８の外周壁に圧接されるので、流体通路は
確実に密閉される。
（考案の効果）
即ちこの考案によれば、弁匣の流体通路内全面
に亘り合成樹脂リングを嵌着し、該リングの内壁
に弁座を形成したので、芯板を設けることなく、
シール材を形成し得ると共に、成形が容易であ
り、かつ押え板が不必要になるので、部品点数が
少なく、作業性を著しく向上させる効果がある。
また弁座に設けた断面凹弧状部の半径は、弁体の
断面凸弧状部の半径より小さくしたので、弁座部
の両縁は、弾性変形して弁体に圧接され、かつ遮
断される水の圧力もシール材の当接部を加圧当接
させる側へ働くので、益々水密を確実にする効果
がある。
に亘り合成樹脂リングを嵌着し、該リングの内壁
に弁座を形成したので、芯板を設けることなく、
シール材を形成し得ると共に、成形が容易であ
り、かつ押え板が不必要になるので、部品点数が
少なく、作業性を著しく向上させる効果がある。
また弁座に設けた断面凹弧状部の半径は、弁体の
断面凸弧状部の半径より小さくしたので、弁座部
の両縁は、弾性変形して弁体に圧接され、かつ遮
断される水の圧力もシール材の当接部を加圧当接
させる側へ働くので、益々水密を確実にする効果
がある。
第１図はこの考案の実施例の縦断正面図、第２
図は同じく側面図、第３図は同じく弗素樹脂リン
グと弁体当接部との一部断面拡大図である。 １……弁匣、２……弗素樹脂リング、３……弁
座、４……弁棒、８……弁体、６……支軸。
図は同じく側面図、第３図は同じく弗素樹脂リン
グと弁体当接部との一部断面拡大図である。 １……弁匣、２……弗素樹脂リング、３……弁
座、４……弁棒、８……弁体、６……支軸。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ 弁匣の流体通路内で円盤状の弁体を回動させ
て開閉させ、前記弁体の外周壁と弁匣周壁のシ
ール材とによりシールさせるようにした弁装置
において、前記弁匣の流体通路内に合成樹脂リ
ングが全面に亘つて嵌着されており、該合成樹
脂リングには弁棒および支軸の外壁に密接する
挿通孔が設けられ、前記弁匣へ偏心して回動可
能に取付けられた弁体の外周壁が、弁閉鎖時に
前記合成樹脂リングの内周壁に密接すべく構成
し、前記合成樹脂リングが弁体と当接する内周
壁には、弁体の外周壁凸弧面より小さい半径の
凹弧面を形成してなるバタフライ弁のシール装
置。 ２ 合成樹脂リングの材料は弗素樹脂、ナイロン
又はベークライトとした実用新案登録請求の範
囲第１項に記載したバタフライ弁のシール装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985151708U JPH0511408Y2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985151708U JPH0511408Y2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6260769U JPS6260769U (ja) | 1987-04-15 |
| JPH0511408Y2 true JPH0511408Y2 (ja) | 1993-03-22 |
Family
ID=31069023
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985151708U Expired - Lifetime JPH0511408Y2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0511408Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4843612U (ja) * | 1971-09-23 | 1973-06-06 |
-
1985
- 1985-10-03 JP JP1985151708U patent/JPH0511408Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4843612U (ja) * | 1971-09-23 | 1973-06-06 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6260769U (ja) | 1987-04-15 |
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