JPH0125816Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0125816Y2 JPH0125816Y2 JP18706284U JP18706284U JPH0125816Y2 JP H0125816 Y2 JPH0125816 Y2 JP H0125816Y2 JP 18706284 U JP18706284 U JP 18706284U JP 18706284 U JP18706284 U JP 18706284U JP H0125816 Y2 JPH0125816 Y2 JP H0125816Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- ring
- valve
- seat ring
- shaft hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 11
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 11
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 10
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、バタフライ弁のシール装置、特に
シートリングと弁棒との間の密封性を向上するよ
うにしたシール装置に関する。
シートリングと弁棒との間の密封性を向上するよ
うにしたシール装置に関する。
流体の流過方向に延びる中空円筒形の本体内周
面に弾性密封材からなるシートリングを定着し、
該シートリングに外周面が接離する円板状の弁体
を弁棒に取り付け、本体外から弁棒を駆動回転す
ることにより弁体を回転させて弁の開閉を行うよ
うにしたバタフライ弁は従来公知である。
面に弾性密封材からなるシートリングを定着し、
該シートリングに外周面が接離する円板状の弁体
を弁棒に取り付け、本体外から弁棒を駆動回転す
ることにより弁体を回転させて弁の開閉を行うよ
うにしたバタフライ弁は従来公知である。
かかるバタフライ弁においては、弁棒は本体及
びシートリングを貫通して弁体に固定されてお
り、弁棒部においては弁体とシートリングとの密
着により、弁棒に沿つた本体側へ流体の漏洩防止
が図られているが、シートリングの弾性変形によ
りシートリングの軸孔が変形し、弁棒部における
弁体とシートリングとのシール性が低下して来る
おそれがあつた。
びシートリングを貫通して弁体に固定されてお
り、弁棒部においては弁体とシートリングとの密
着により、弁棒に沿つた本体側へ流体の漏洩防止
が図られているが、シートリングの弾性変形によ
りシートリングの軸孔が変形し、弁棒部における
弁体とシートリングとのシール性が低下して来る
おそれがあつた。
そこで、第7図に示すように軸孔1に近接して
シートリング2の外周面すなわち本体3との接触
面側に環状の溝4を形成し、該溝4に剛性のリン
グ5を挿設して軸孔1の変形を防止するようにし
たものが提案されており、例えば実開昭55−
144255号公報に開示されている。
シートリング2の外周面すなわち本体3との接触
面側に環状の溝4を形成し、該溝4に剛性のリン
グ5を挿設して軸孔1の変形を防止するようにし
たものが提案されており、例えば実開昭55−
144255号公報に開示されている。
しかしながら、実開昭55−144255号公報に開示
の考案にあつては、本体3のフランジ部側から外
力や圧力が掛かると、シートリング2全体が移動
するため、第8図に示すように弁棒6と軸孔1と
が偏心して来て、シール性が低下し、高圧では流
体がリークし易い欠点がみられた。又、リング5
は第9図に示すような平坦な形状を有し、本体3
の内周面の弧形状に做つた形状ではないために、
弁体7がシートリング2を押す力で変形して第1
0図に示すように、弓形に変形してしまいシール
性が低下して来る欠点があつた。このような変形
はリング5をプラスチツク製とした場合、特に顕
著となるため、リング5をプラスチツクで成形す
ることが出来なかつた。
の考案にあつては、本体3のフランジ部側から外
力や圧力が掛かると、シートリング2全体が移動
するため、第8図に示すように弁棒6と軸孔1と
が偏心して来て、シール性が低下し、高圧では流
体がリークし易い欠点がみられた。又、リング5
は第9図に示すような平坦な形状を有し、本体3
の内周面の弧形状に做つた形状ではないために、
弁体7がシートリング2を押す力で変形して第1
0図に示すように、弓形に変形してしまいシール
性が低下して来る欠点があつた。このような変形
はリング5をプラスチツク製とした場合、特に顕
著となるため、リング5をプラスチツクで成形す
ることが出来なかつた。
この考案は、従来のものにみられたかかる欠点
を解消し、シールリングに対する外力や圧力によ
つて、軸孔が弁棒に対して移動せず同心性を保持
すると共に弁体からの反力によつてリングが変形
することのないようにしたものである。
を解消し、シールリングに対する外力や圧力によ
つて、軸孔が弁棒に対して移動せず同心性を保持
すると共に弁体からの反力によつてリングが変形
することのないようにしたものである。
上記問題点を解決するために、この考案が採つ
た手段は、中空円筒状のバタフライ弁の本体内周
面に定着されるシートリングの軸孔に近接して同
心の環状の溝を形成し、該環状の溝内に剛性のリ
ングを挿設し、該リングの本体と接する面を本体
内周面と同一の円弧面に形成すると共に、本体と
フランジ方向から作用する力に対する抵抗となる
爪片を形成して本体に係合したことを特徴とす
る。
た手段は、中空円筒状のバタフライ弁の本体内周
面に定着されるシートリングの軸孔に近接して同
心の環状の溝を形成し、該環状の溝内に剛性のリ
ングを挿設し、該リングの本体と接する面を本体
内周面と同一の円弧面に形成すると共に、本体と
フランジ方向から作用する力に対する抵抗となる
爪片を形成して本体に係合したことを特徴とす
る。
リングの爪片が本体に係入していることにより
本体のフランジ方向からの外力や圧力によりリン
グが移動するのを防止して、軸孔と弁棒との同心
性を保持すると共に円弧面によりリングを本体内
周面に密接させて、弁体からの反力によりリング
が変形するのを防止する。
本体のフランジ方向からの外力や圧力によりリン
グが移動するのを防止して、軸孔と弁棒との同心
性を保持すると共に円弧面によりリングを本体内
周面に密接させて、弁体からの反力によりリング
が変形するのを防止する。
以下に図面を参照しつつ、この考案の好ましい
実施例について説明する。第1〜5図を参照し
て、図において10はは中空円筒状のバタフライ
弁本体であつて、内周面にシートリング11が定
着される。12は本体10内に回転自在に配置さ
れた円板状の弁体であり、外周面がシートリング
11に密着するとき、閉弁態勢となり、流体の流
過を停止する。13は弁体12を回動自在に支持
する弁棒であつて、シートリング11の軸孔14
及び本体10を通つて外部に延び出しており、本
体外部から駆動可能である。
実施例について説明する。第1〜5図を参照し
て、図において10はは中空円筒状のバタフライ
弁本体であつて、内周面にシートリング11が定
着される。12は本体10内に回転自在に配置さ
れた円板状の弁体であり、外周面がシートリング
11に密着するとき、閉弁態勢となり、流体の流
過を停止する。13は弁体12を回動自在に支持
する弁棒であつて、シートリング11の軸孔14
及び本体10を通つて外部に延び出しており、本
体外部から駆動可能である。
シートリング11の軸孔14の外周に、シート
リング11の外周面すなわち本体10との接触面
側に環状の溝15が形成され、該環状溝15内に
剛性のリング16が挿設される。該リング16は
第4,5図に示すように、本体10に向かつて延
び出す平板状の爪片17を有し、且本体10と接
する面は本体10の内径と同一径の円弧面18に
形成されている。
リング11の外周面すなわち本体10との接触面
側に環状の溝15が形成され、該環状溝15内に
剛性のリング16が挿設される。該リング16は
第4,5図に示すように、本体10に向かつて延
び出す平板状の爪片17を有し、且本体10と接
する面は本体10の内径と同一径の円弧面18に
形成されている。
本体10の内周面には、前記リング16の爪片
17が係入する溝19が形成される。爪片17と
溝19はシートリング11に掛かるフランジ方向
からの外力や圧力に対する抵抗体として働き、リ
ング16が外力や圧力によつてシートリング11
と共に移動するのを阻止する。この結果、シート
リング11に形成された軸孔14と弁棒13とは
第6図に示すように正確な同心性が保たれる。
又、リング16の円弧面18は、リング16が本
体10の内周面に密接することを保障し、弁体1
2の反力によるリング16の変形を防止してい
る。
17が係入する溝19が形成される。爪片17と
溝19はシートリング11に掛かるフランジ方向
からの外力や圧力に対する抵抗体として働き、リ
ング16が外力や圧力によつてシートリング11
と共に移動するのを阻止する。この結果、シート
リング11に形成された軸孔14と弁棒13とは
第6図に示すように正確な同心性が保たれる。
又、リング16の円弧面18は、リング16が本
体10の内周面に密接することを保障し、弁体1
2の反力によるリング16の変形を防止してい
る。
図示の実施例においては、シートリング11の
外周面中央に本体10の内周面の溝に係入する突
条19を突設し、爪片17の幅及び高さをこの突
条19と同一に形成してあるが、これに限られる
ものではない。又、爪片17は図示の板状のもの
に限られず、棒形状のものであつても良い。
外周面中央に本体10の内周面の溝に係入する突
条19を突設し、爪片17の幅及び高さをこの突
条19と同一に形成してあるが、これに限られる
ものではない。又、爪片17は図示の板状のもの
に限られず、棒形状のものであつても良い。
この考案のバタフライ弁のシール装置によれ
ば、中空円筒状のバタフライ弁の本体内周面に定
着されるシートリングの軸孔に近接して同心の環
状の溝を形成し、該環状の溝内に剛性のリングを
挿設し、該リングの本体と接する面を本体内周面
と同一の円弧面に形成すると共に、本体とフラン
ジ方向から作用する力に対する抵抗となる爪片を
形成して本体に係合してあるので、本体のフラン
ジ方向から加わる外力や圧力によりリングが移動
することがないため、軸孔を弁棒と常に同心に保
つことが出来、シール性が低下するおそれがない
と共に、リングは円弧面により本体の内周面に密
接しているため、弁体からの反力によつてリング
が変形しシール性が低下して来るようなおそれも
なく、したがつてバタフライ弁のシート装置とし
てきわめてすぐれたものを提供することが出来る
のである。
ば、中空円筒状のバタフライ弁の本体内周面に定
着されるシートリングの軸孔に近接して同心の環
状の溝を形成し、該環状の溝内に剛性のリングを
挿設し、該リングの本体と接する面を本体内周面
と同一の円弧面に形成すると共に、本体とフラン
ジ方向から作用する力に対する抵抗となる爪片を
形成して本体に係合してあるので、本体のフラン
ジ方向から加わる外力や圧力によりリングが移動
することがないため、軸孔を弁棒と常に同心に保
つことが出来、シール性が低下するおそれがない
と共に、リングは円弧面により本体の内周面に密
接しているため、弁体からの反力によつてリング
が変形しシール性が低下して来るようなおそれも
なく、したがつてバタフライ弁のシート装置とし
てきわめてすぐれたものを提供することが出来る
のである。
第1図は本考案のシール装置を備えたバタフラ
イ弁の縦断面図、第2図は同要部の拡大断面図、
第3図はシートリングの斜視図、第4図はリング
の斜視図、第5図は同断面図、第6図は軸孔と弁
棒との関連を示す横断面図、第7図は従来のシー
ル装置の拡大断面図、第8図は同軸孔と弁棒との
関連を示す横断面図、第9図は同弁体からの反力
による影響を示す断面図、第10図は変形したリ
ングの縦断面図である。 10……本体、11……シートリング、12…
…弁体、13……弁棒、14……軸孔、15……
環状溝、16……リング、17……爪片、18…
…円弧面、19……溝、20……突条。
イ弁の縦断面図、第2図は同要部の拡大断面図、
第3図はシートリングの斜視図、第4図はリング
の斜視図、第5図は同断面図、第6図は軸孔と弁
棒との関連を示す横断面図、第7図は従来のシー
ル装置の拡大断面図、第8図は同軸孔と弁棒との
関連を示す横断面図、第9図は同弁体からの反力
による影響を示す断面図、第10図は変形したリ
ングの縦断面図である。 10……本体、11……シートリング、12…
…弁体、13……弁棒、14……軸孔、15……
環状溝、16……リング、17……爪片、18…
…円弧面、19……溝、20……突条。
Claims (1)
- 中空円筒状のバタフライ弁の本体内周面に定着
されるシートリングの軸孔に近接して同心の環状
の溝を形成し、該環状の溝内に剛性のリングを挿
設し、該リングの本体と接する面を本体内周面と
同一の円弧面に形成すると共に、本体のフランジ
方向から作用する力に対する抵抗となる爪片を形
成して本体に係合したことを特徴とするバタフラ
イ弁のシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18706284U JPH0125816Y2 (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18706284U JPH0125816Y2 (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61101153U JPS61101153U (ja) | 1986-06-27 |
JPH0125816Y2 true JPH0125816Y2 (ja) | 1989-08-02 |
Family
ID=30744530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18706284U Expired JPH0125816Y2 (ja) | 1984-12-07 | 1984-12-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0125816Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-12-07 JP JP18706284U patent/JPH0125816Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61101153U (ja) | 1986-06-27 |
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